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子どものレモネード売店に武装強盗、現金箱奪い逃走 米ボストン

事件は10日の午後4時45分ごろ、ボストン南部のサウスボストン地区で発生した。
2026年6月10日/米マサチューセッツ州ボストン、武装強盗事件に関与したとされる容疑者(ABCニュース)

マサチューセッツ州ボストンで子どもたちが運営していたレモネードスタンドが武装強盗の被害に遭う事件が発生し、地域社会に衝撃が広がっている。地元警察が12日、明らかにした。それによると、事件は10日の午後4時45分ごろ、ボストン南部のサウスボストン地区で発生した。

被害に遭ったのは11歳の少女と12歳の少年で、夏休みのお小遣い稼ぎのために自宅近くでレモネードスタンドを開いていた。2人によると、不審な少年2人が現場周辺を何度も行き来した後、屋台に近づき、「Apple Payは使えるか」と尋ねたという。子どもたちが返答する前に、容疑者の1人が現金の入った箱を奪い取り、もう1人が腰に差した黒色の拳銃を見せつけた。2人組はそのまま徒歩で逃走した。奪われた現金は約50ドルだったという。

事件後、子どもたちは父親に連絡し、父親が警察に通報した。母親は地元メディアの取材に対し、娘から「誰かが銃を向けてお金を奪った」と泣きながら電話を受けたと語った。娘は犯人から「全部もらうぞ」と言われた際、「持って行って」と両手を上げて応じたという。突然の出来事に家族は大きな精神的ショックを受けている。

近隣住民の1人は、容疑者が現金箱を持って逃げる様子を目撃し、呼び止めようとした。しかし、2人組は一度現金箱を落とした後、中の現金だけを回収して逃走したという。

ボストン警察は現在、公開した防犯カメラ映像や写真をもとに容疑者の行方を追っている。警察によると、容疑者は未成年とみられ、1人は10~11歳程度の小柄な少年、もう1人はそれより年上で、黒色の服装と顔を覆うマスクを着用していた。捜査当局は市民に対し、情報提供を呼びかけている。

この事件を受け、地元住民や地域団体は被害に遭った子どもたちを支援するため、新たなレモネードスタンドの開催を計画している。地域住民からは励ましの声が相次いでおり、奪われた売上以上の支援が寄せられる見通しだ。市議会議員も声明を発表し、「子どもたちが安心して活動できる地域社会を作らなければならない」と述べ、警察活動の強化を訴えた。事件は子どもたちのささやかな商売を狙った悪質な犯行として、地域社会に大きな波紋を広げている。

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