◎トランプ氏は2021年1月の議会暴動を扇動したとして、両SNSムのアカウントを失った。
トランプ(Donald Trump)前米大統領のフェイスブックとインスタアカウントが9日、復活した。
トランプ氏は2021年1月の議会暴動を扇動したとして、両SNSムのアカウントを失った。
米IT大手メタ・プラットフォームズは当時、トランプ氏は連邦議会で暴力行為に及んだ人々を称賛したと非難していた。
メタ社は先月、両アカウントの凍結を解除すると発表したが、トランプ氏が規則を破った場合は再凍結もあり得ると警告している。
2020年の大統領選結果に異議を唱える投稿はそのまま残っている。
共和党支持者はトランプアカウント復活を歓迎するメッセージをトランプ氏の写真や動画付きで投稿した。「俺たちの大統領が帰ってきた!USA!」「2020年の不正選挙で勝利した民主党の老人を追放しよう!」
トランプ氏はメタ社から無期限凍結処分を受けたが、その後、メタ社のヘイトクライムやアカウントの凍結などを審査する委員会はこの処分に異議を唱え、2年間の凍結処分が下された。
トランプ氏はこの決定を批判し、「メタ社は2020年大統領選で自分に投票した数千万人を侮辱した」と主張した。
メタ社のクレッグ(Nick Clegg)国際問題担当プレジデントは先月、「国民は政治家の発言を聞くことができるはずだ」と述べ、凍結解除を発表した。
またクレッグ氏は、「審査の結果、委員会はトランプ氏のアカウントはもはや公共の安全に対する深刻なリスクとは認められないと判断した」と説明した。
トランプ氏は昨年11月に大統領選出馬を表明。各地で活動を本格化させている。同氏のフェイスブックフォロワーは約3400万人、インスタは2300万人。
7日に一般教書演説を行ったバイデン(Joe Biden)大統領も数日中に立候補を表明する可能性があると伝えられている。