◎疾病予防管理センター（CDC）によると、最近の死亡者の約99％、入院患者の約97％はワクチンを接種していなかったという。
7月16日、ジョー・バイデン大統領はコロナウイルスに関する誤った情報が国内の新規陽性者数と死亡者数の増加につながっていると懸念を表明した。
バイデン大統領はサウスローンの記者団に対し、「ソーシャルメディアはコロナウイルスの誤った情報を拡散し、人々を殺している」と述べた。
ホワイトハウスはソーシャルメディア企業に対し、コロナを含む偽情報を適切に管理するよう圧力をかけている。ビベック・マーシー医務総監は15日の会見で、「フェイスブックのようなプラットフォームはコロナワクチンの誤った情報を拡散し、公衆衛生上のリスクをもたらしている」と警告した。
しかし、フェイスブックは公衆衛生を保護するために積極的な行動を取っていると主張している。
バイデン大統領は記者団に、「彼らは（ソーシャルメディア企業の誤情報）人々を殺している」と述べた。「現実を見てください。今アメリカで起きているパンデミックはワクチン未接種者が引き起こしています」
疾病予防管理センター（CDC）のロシェル・ワレンスキー所長は16日、現在の症例および死亡者の急増は、ワクチン接種率の低い地域に限定されていると指摘した。
CDCによると、過去1週間の新規症例の約40％はワクチン接種率の低い4つの州で確認され、そのうち半数がフロリダ州だったという。
アメリカのワクチン接種数はここ数週間伸び悩んでいるが、少なくとも1回ワクチンを接種した人の割合は人口の約55％、接種を終えた人は16日時点で1億6,000万人を超えた。
ワレンスキー所長は症例が増加している低ワクチン接種地域の州政府に対し、マスクの着用義務化を含む予防対策を検討しなければならないと述べた。
ロサンゼルス郡当局は15日、ワクチン接種の有無に関係なくほとんどの屋内施設でマスク着用を求める制限を再発出した。ラスベガスも16日の声明で、観光施設のスタッフおよび利用者は屋内でマスクを着用するよう推奨した。
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は16日の定例会見で、フェイスブックや他のプラットフォームはコロナに関する誤った情報を管理できていないと非難した。「彼らは戦っていません。誤った情報と戦うことは企業の使命です。彼らは仕事を放棄しています。できることはたくさんあるはずです...」
しかし、フェイスブックは声明で、「1,800万を超えるコロナの誤った情報を削除し、これらの規則に繰り返し違反するアカウントを凍結した」と反論した。
バイデン大統領は現在、16歳以下の国民に焦点を合わせている。歌手としても活動している女優のオリヴィア・ロドリゴ氏（18歳）は14日にホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領、カマラ・ハリス副大統領、アンソニー・ファウチ博士を含む政権高官と懇談した。
専門家によると、若者たちはソーシャルメディアで広がっているコロナやワクチンの誤った情報に惑わされるリスクが最も低く、そして、ワクチンを接種する可能性が最も高いことが証明されたという。
しかし、最大の問題は共和党と数千万人の支持者であることも証明されている。ホワイトハウスは現在の深刻な分裂状態が偽情報の大量拡散につながったことを考慮すると、共和党支持者の説得はほとんど成功しないと暗黙のうちに認めてきた。説得を事実上諦めた当局は、共和党の間でコロナ関連の偽情報が広まっていると非難し、ソーシャルメディア企業への圧力を強めた。
CDCによると、最近の死亡者の約99％、入院患者の約97％はワクチンを接種していなかったという。ホワイトハウスのジェフ・ザイエンツ コロナ対策調整官は16日、「現在の感染拡大は主にワクチン未接種者を脅かしている」と警告した。
＜接種数／少なくとも1回接種した人の割合(全人口)／7月17日時点＞
アメリカ：3億3,600万回／55％
イギリス：8,200万回／68％
ドイツ：8,500万回／59％
イタリア：6,000万回／60％
フランス：6,300万回／54％
カナダ：4,400万回／70％
日本：6,700万回／32％
中国：14億3,000万回／47～52％（推定）
インド：3億9,100万回／23％
イスラエル：1,100万回／66％
世界：35億8,000万回／26％
アジア：22億4,000万回／26％
北米：4億6,200万回／45％
ヨーロッパ：5億8,000万回／45％
EU：4億2,000万回／55％
南米：2億2,400万回／37％
アフリカ大陸：5,900万回／3％
