◎これが事実であれば、ロシア政府が世界最高と自負するスホイ57がウクライナ軍に初めて破壊されたケースとなる。
ロシア、モスクワ郊外、旧ソ連製戦闘機ミグ29(Misha Japaridze/AP通信)

ウクライナ軍は8日、東部ハルキウ州の前線から600キロほど離れたロシア領内で、最新鋭のステルス戦闘機スホイ57を2機破壊したと明らかにした。

軍の情報機関は空軍基地攻撃後の衛星写真を公開。これが事実であれば、ロシア政府が世界最高と自負するスホイ57がウクライナ軍に初めて破壊されたケースとなる。

衛星写真の1枚には基地の滑走路にできた小さなクレーターと黒いすすのような跡が映っていた。

情報機関によると、ウクライナ戦争に投入されたスホイ57はごくわずか。同機関は今回の攻撃について、「ロシア空軍に大きな衝撃を与えた」と評価した。

ロシアメディアによると、昨年空軍に納入されたスホイ57は10機以上。28年までに合計76機の納入を予定しているという。

一部の欧米諸国はウクライナ軍がハルキウ州を標的とするようなロシア領内からの攻撃に対応するため、「西側が供与した兵器を使用することができる」という立場を示している。

最大の支援国である米国もハルキウ防衛限定で、米製兵器をロシア領内への攻撃に使用することを認めた。

ウクライナの国営テレビは関係者の話しとして、「スホイ57の攻撃にはドローンが使われた」と伝えている。

ロシア国防省はこの攻撃に関するコメントを出しておらず、スホイ57が破壊されたかどうかは不明である。

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