目次
ロシア・ウクライナ戦争
▽2023年
・11月1日~15日
・10月16日~31日
・10月1日~15日
・9月16日~30日
・9月1日~15日
・8月16日~31日
・8月1日~15日
・7月16日~31日
・7月1日~15日
・6月16日~30日
・6月1日~15日
・5月16日~31日
・5月1日~15日
・4月16日~30日
・4月1日~15日
・3月16日~31日
・3月1日~15日
・2月16日~28日
・2月1日~15日
・1月16日~31日
・1月1日~15日
▽2022年
・12月16日~31日
・12月1日~15日
・11月16日~30日
・11月1日~15日
・10月16日~31日
・10月1月~15日
・9月16日~30日
・9月1日~15日
・8月16日~31日
・8月1日~15日
・7月16日~31日
・7月1日~15日
・6月16日~30日
・6月1日~15日
・5月26日~31日
ロシア・ウクライナ戦争
2023年
11月1日~15日
<11月15日>
▽ゼレンスキー氏、定例の動画演説でアウディーウカを含む東部ドネツク州へのロシアの攻撃は非常に激しいと報告。ロ軍は既にアウディーウカ近辺でバフムート近辺よりも急速かつ大規模に兵士と装備を失いつつあるとした。
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州アウディーウカの防衛が同国の戦略上、鍵を握っており、この地域を攻撃するロシア軍が大量の兵力を失えば、ロシアの戦闘遂行能力は全般に弱まると指摘。
▽EUの執行機関である欧州委員会、第12弾の対ロシア制裁案を提示。ロシアからのダイヤモンドと液化石油ガス(LPG)の輸入禁止のほか、ロシア産原油取引の価格上限の実施強化などが盛り込まれている。
▽南部へルソン州のロシア当局、ロ軍の支配下にあるドニプロ川東岸にウ軍の複数の小グループが拠点を築いたと初めて認めた。
▽ロシア外務省、ウクライナのNATO加盟は「部分的であれ、いかなる形であれ、容認できない」と表明。
<11月14日>
▽ゼレンスキー大統領、ドネツク州アウディーウカを含む東部戦線で戦闘が激化していると報告を受けたと発表。「ウ軍は攻撃作戦を続けている」と述べた。
▽ウクライナ大統領府、ウ軍は南部のドニエプル川の左岸(東岸)に足場を築いたと報告。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州の要衝アウディーウカ周辺で戦闘が続いており、ロシア軍が空爆を強化し、地上部隊を前進させようとしていると報告。ロ軍に多大な損害が出ているほか、ウ軍は前線の他の地域でロの攻撃を撃退したという。
▽ウクライナのシルスキー陸軍司令官、ロシア軍は東部の広い範囲でウ軍に同時を仕掛けているとし、ドローンによる攻撃を増加させていると報告。
▽ドイツ国防相、ウクライナに対し来年3月までに砲弾100万発を供与するというEUの目標は達成できないという見方示す。EU加盟国がこれまでに既存の備蓄から供与できたのは約30万発にとどまっている。
▽ロシアでイラン設計の自爆ドローン「シャヘド136」を大量生産する工場の建設が進んでいることが衛星画像で判明。米シンクタンク科学国際安全保障研究所が報告した。
▽EU、ダイヤモンド規制を含む第12弾の対ロシア制裁案について最終調整していると報告。
▽プーチン大統領、大統領選に関する法律の改正を承認。メディア報道に新たな制限を設けた。
<11月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍がエネルギーインフラを標的にした攻撃を実施する可能性があるとして、厳しい冬に備えるよう国民に呼び掛けた。
▽独ショルツ政権の3政党、ウクライナへの軍事支援予算案を来年80億ユーロに倍増させることで合意。
▽米国のブリンケン国務長官とイギリスのキャメロン新外相が電話会談。イスラエルとイスラム組織ハマスとの紛争、中国情勢、ウクライナに対する支援などについて協議した。
▽ロシア国営メディア、ロシア軍がウクライナのドニエプル川東のより有利な位置に部隊を移動させていると報じ、すぐにこれを撤回した。
<11月12日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部ドネツク州の要衝アウディーウカに対する包囲作戦を数週間にわたって続けていると報告。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が東部ドネツク州バフムートの前線付近で攻撃を強化していると報告。
▽ウクライナ情報機関、東部ドネツク州アウディーウカ周辺に対するウ軍の攻撃により、ロシア軍の将校少なくとも3人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲弾が住宅を直撃し、64歳の男性が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、直近24時間でロシア軍がヘルソン市とその周辺を62回砲撃し、民間人4人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、自軍が東部ドネツク州バフムートの南方にある2つの集落でウクライナ軍の攻撃を5回撃退したと発表。
<11月11日>
▽南部ヘルソン市、ロシア軍撃退から1年を記念して政府庁舎に巨大な国旗を掲揚。
▽ロシア大統領府、受刑者がウクライナの戦場に送られ、恩赦を与えられている問題について、「受刑者は血で罪をあがなっている」と動員を正当化。
▽パレスチナの在ジュネーブ国連大使、西側諸国はロシアによる国際法違反を指摘することでウクライナを支援する一方、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃を国際法違反と指摘していないと非難。
<11月10日>
▽ウクライナ当局、東部ドネツク州や南部ヘルソン州などの前線でロシア軍との激しい戦闘が続いていると報告。
▽米ホワイトハウス、11月15日にバイデン大統領と中国の習近平 国家主席がカリフォルニア州で会談すると発表。
▽米国務省、北極圏の液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」を対ロシア制裁に追加指定したことについて、同盟国と緊密に連携していると表明。
▽ロシア軍、ドニエプル川東岸とその近隣諸島で橋頭堡を築こうとするウクライナ軍の試みを阻止し、この1週間でウ兵約500人を殺害したと主張。
▽ロシア非常事態省、パレスチナ・ガザ地区向けの人道支援物資25トンをエジプトに送ったと発表。
<11月9日>
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍が11の町や村を砲撃し、民間人2人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部ヘルソン市の住宅地を砲撃し、民間人1人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が原発近くの町を砲撃し、民間人1人が負傷、インフラ、送電線、14の家屋が損傷したと発表。
▽ブリンケン米国務長官、訪問先の韓国で朴振外相と会談。「両国は北朝鮮とロシアの軍事協力拡大について深い懸念を共有している」と表明した。
▽プーチン大統領、カザフスタンを訪問。トカエフ大統領と会談した。
▽トルコのエルドアン大統領、ウズベキスタンの首都タシケントで開催される経済協力機構(ECO)首脳会議に出席するため同国を訪問。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、同国軍の今年の新規志願兵は41万人に達し、入隊希望者が着実に増加していると報告。
<11月8日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアとの戦いでウクライナは年内に戦果をあげることをなお目指しているとし、前線で困難な状況が続いているにもかわらず、ウクライナは最終的に成功すると確信していると表明。
▽ゼレンスキー大統領、2024年の戦場計画を策定していると表明。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ当局、南部オデーサ州の港に入港していたリベリア船籍の民間船の上部にロシア軍のミサイルが命中し、1人が死亡、フィリピン人乗組員3人と港湾職員1人が負傷したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲弾が前線近くの集落に着弾し、住民3人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の地雷に接触したトラクターの運転手が死亡したと発表。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人1人が死亡したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍がザポリージャ原発周辺をドローンで空爆し、女性が負傷、民家27軒と送電線が被害を受けたと報告。
▽東部ルハンシク州、親ロシア派の政治家が自動車に仕掛けられた爆弾により死亡。ウクライナ情報機関が事件への関与を主張した。
▽ウクライナ最高会議、2024年の国家予算案を承認。歳入は1兆7700億フリブナ、歳出は3兆3500億フリブナ。
▽米国務省、ロシア政府が中南米全域で虚偽情報を拡散させる取り組みに資金を提供していると指摘。
▽米ホワイトハウス国家安全保障会議、米政府はウクライナ支援に割り当てた予算の96%をすでに執行したと報告。
▽欧州委員会、ウクライナのEU加盟交渉について、最終的な条件が満たされ次第、開始するよう提言。ウクライナは現在、正式な加盟交渉を開始するための7つの条件のうち4つを満たしているという。
▽ゼレンスキー大統領、EUの執行機関である欧州委員会がウクライナのEU加盟交渉を条件が満たされ次第開始するよう提言したことについて、「歴史的な一歩」と歓迎。必要な改革の実施を確約した。
▽国連のグテレス事務総長、黒海経由のウクライナ産穀物の輸出に関する合意を復活させるのは難しいという見方示す。
▽ロシア軍事裁判所、同国の支配下にあったウクライナ・マリウポリで民間人を殺害した罪で起訴されたウクライナ兵に対し、懲役19年を言い渡した。
▽カザフスタンのトカエフ大統領、世界各地で紛争が発生する中、多極的世界秩序の基盤づくりが極めて難しくなっているという見方示す。
<11月7日>
▽ゼレンスキー大統領、国民に対して結束を保つよう要請。ロシアとの戦闘が激化する中、ウクライナ大統領府と同国軍のザルジニー総司令官との間で不協和音が生じていることが背景にあるとみられる。
▽米財務省、国防総省、国務省のトップら、バイデン大統領の歳出補正要求の一部として、ウクライナ支援に118億ドルの資金を拠出するよう連邦議会指導部に要請。
▽ロシア政府、東西対立の緩和を目的とした冷戦後の軍縮条約「欧州通常戦力(CFE)条約」から正式に脱退。
<11月6日>
▽ゼレンスキー大統領、来年大統領選を行うかどうか議論が高まっていることについて、ロシアとの戦いが続いていることから実施に否定的な考え示す。
▽ウクライナ軍、ロシア軍の空爆で先週兵士19人が死亡したと発表。国内メディアは南部ザポリージャ州の最前線で3日に行われた表彰式で19人が死亡したと報じており、政府調査機関は前線に近い場所でイベントを開催した軍司令部の決定について調査している。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で77歳の男性が死亡、少なくとも16人が負傷したと発表。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が先週ウクライナ東部および南部で前線突破を試みたものの、失敗に終わったと発表。
▽ウクライナ軍報道官、国営テレビのインタビューで、「敵は複数の方面に同時攻撃を行っている」と説明。ウ側は東部ドネツク州バフムートの南方で独自の攻撃作戦を実施しているという。
▽ウクライナ軍総司令官の側近、誕生日プレゼントに入っていた手りゅう弾の爆発により死亡。警察は手りゅう弾を贈った同僚の兵士を特定、捜査に着手したとしている。
▽日本政府、今月7~8日に東京で開催されるG7外相会合でイスラエル・パレスチナ情勢について改めて突っ込んだ意見交換が行われるという見解示す。
▽プーチン大統領、来年3月に予定されている大統領選への出馬決める。ロイター通信が関係筋の話しとして報じた。
▽ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長、ロシアの民間軍事会社ワグネルの元戦闘員による大部隊の一つが同首長指揮下の特殊部隊アフマトと集中合同軍事訓練を実施していると報告。
<11月5日>
▽ゼレンスキー大統領、米NBCテレビ報道番組ミート・ザ・プレスのインタビューで、ロシア軍と戦うウクライナ軍支援のため、米国に資金供給の拡大を要請。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍による3日遅くのミサイル攻撃で南部ザポリージャ州に展開していた兵士1人が死亡、民間人が負傷したと発表。
▽ウクライナ空軍、南部クリミア半島のロシア軍拠点になっている造船所を巡航ミサイルで攻撃したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍がクリミア半島東部の造船所に巡航ミサイル15発を発射したと発表。うち13発を撃墜したが、残り2発が造船所に命中したという。
▽ロシア国防省、最新型の戦略原子力潜水艦アレクサンドル3世が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ブラバ」の発射実験に成功したと発表。アレクサンドル3世はロシアのICBM搭載原潜ボレイ型の7番艦。ボレイ型原潜はブラバを16発搭載する。ブラバは全長12メートル、射程距離は約8000キロ。
▽ロシア国防省、南部ザポリージャ州ロボティネ付近でウクライナの攻撃を撃退したと発表。
<11月4日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウで欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアとの戦況がこう着状態に陥っているという見方を否定。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも14人が負傷したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍によるロケット弾攻撃で民間人9人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍による住宅地への砲撃で民間人5人が負傷したと報告。
▽クリミア半島のロシア当局、防空システムがウクライナ軍のミサイルを撃墜し、その破片が造船所に落下したと報告。負傷者の有無は不明。
<11月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が厳しい冬に先立ち、ミサイル・ドローンを使って公共インフラ(主に送電網)への攻撃を強化していると非難。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が10地域に夜間ドローン・ミサイル攻撃を繰り返し、電力・ガスインフラを破壊しようとしていると報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したイラン製ドローン38機のうち24機と巡航ミサイル1発を撃墜したと発表。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナに対し、1億2500万ドル相当の軍備品を追加供与すると表明。
▽米政府、ウクライナ安全保障支援イニシアティブ基金を利用し、同国に対し4億2500万ドルの追加軍事支援を実施すると発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の攻撃により、住宅や公共施設で火災が発生したと報告。民間人少なくとも2人が負傷した。
▽ウクライナのクレバ外相、ゼレンスキー大統領がロシアによる侵攻を考慮しつつ、来年大統領選を実施できるかどうかを検討していると明らかにした。
▽プーチン大統領、西側諸国がウクライナに供与した兵器の一部が違法な武器市場を通じて中東に流れ、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンに売られていると主張。
<11月2日>
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃により81歳の女性と60歳の男性が死亡したと発表。
▽ウクライナ軍、ロシアによる侵攻でこれまでに地雷などの爆発物を踏んで死亡した民間人が260人を超えたと報告。国土の3分の1に相当する推計17万4000平方キロに地雷などの危険物が散在している恐れがあるとしている。
▽ウクライナ軍のザルジニー総司令官、ロシアとの戦争が一進一退の消耗戦に移行しつつあり、このままではロ側に兵力再建の時間を与えてしまうと危機感を表明。
▽ウクライナのクレバ外相、EUに対し、新規加盟の受け入れに関して、より機敏なアプローチを採用するよう要請。
▽プーチン大統領、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を撤回する法案に署名。
▽韓国の国家情報院、北朝鮮がロシアに100万発以上の砲弾だけでなくミサイルも供与した可能性が高いと発表。
▽米政府、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁を発表。ロシアの将来のエネルギー能力や制裁逃れ、自爆ドローンなどを標的に数百の個人・団体を制裁対象に加えた。
▽米連邦議会下院、イスラエルに143億ドルの支援を提供し内国歳入庁の予算を削減する共和党の法案を可決。民主党が過半数を握る上院は反発しており、成立の見込みは薄い。
<11月1日>
▽ウクライナのクリメンコ内相、ロシア軍が過去24時間に100以上の集落に対し砲撃を行ったと発表。24時間で行われた攻撃としては今年最大規模だという。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が夜間に多数のドローンとミサイルを発射し、軍事施設と主要なインフラを攻撃したと発表。地元当局によると、中部ポルタワ州の製油所が被害を受けた。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したイラン製ドローン20機のうち18機とミサイルを撃墜したと報告。
▽ウクライナ当局、ロシア軍による東部ハルキウ州と南部ヘルソン州への砲撃でそれぞれ1人が死亡したと報告。
▽東部ドニプロペトロウシク州政府、ロシア軍によるニコポリへのドローン攻撃で女性1人が死亡し、4人が負傷したと報告。
▽韓国の国家情報院、北朝鮮がロシアに100万発以上の砲弾を供与し、その見返りとして衛星技術に関する助言を受けていると発表。
▽米連邦議会上院、ウクライナ支援を盛り込まず、内国歳入庁の予算を削減することでイスラエル支援に143億ドルを充てるという下院共和党の予算案をめぐり、与野党から疑問の声が上がった。
10月16日~31日(目次に戻る
<10月31日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア海軍の黒海艦隊に対するウクライナ軍の攻撃でロシアの戦力が低下しているという見方を示したうえで、早急な成功を期待すべきではないと表明。
▽ウクライナ当局、黒海の新たな穀物輸出回廊が機能しており、南部オデーサ州の港湾に穀物を輸送する貨物車が急増していると報告。貨物車はこの1週間で50%増加し、2676両から4032両になった。
▽ハリス米副大統領、今週訪英しスナク首相と会談予定。イスラエル・ハマス紛争のほか、ウクライナ支援の次の段階について協議するという。
▽米下院共和党、イスラエル支援に143億ドルを充てる緊急予算案を公表。バイデン大統領はイスラエルとウクライナ、国境警備の予算1060億ドルを一括で扱うよう求めているが、下院共和党はイスラエル単独の補正予算案を提出した。
▽オースティン米国防長官、「米国のウクライナ支援がなければプーチン大統領は成功を収める」と上院公聴会で報告。
<10月30日>
▽ウクライナ軍、ロシアが併合した南部クリミア半島に設置されているロ軍の防空システムの一部への攻撃に成功したと発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍が住宅地を砲撃し、91歳の女性が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲弾が公共バスに命中し、少なくとも7人が負傷したと報告。
▽南部オデーサ州政府、ロシア軍のミサイルが市内の船舶修理工場に着弾し、2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムート周辺で戦闘が激化し、ウ軍はロ軍防衛ラインを攻撃していると報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したイラン製ドローン12機すべてと誘導ミサイル2発を撃墜したと発表。
▽ロシアのショイグ国防相、中国・北京で開催中の安全保障会議・香山フォーラムで、「西側はウクライナ戦争をアジア太平洋地域に拡大しようとしている」と主張。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアによるウクライナ侵攻について、「前線がこう着状態に陥っており、両国はいったん腰を据えて戦争終結に向けた交渉を行う必要がある」という認識示す。
▽ロシア軍系テレグラムチャンネル、ウクライナ軍による南部クリミア半島への複合的攻撃が確認されたと報告。
▽ロシア内務省、南部ダゲスタン共和国・首都マハチカラの空港に数百人の反イスラエルデモ隊が侵入し、イスラエルから到着した飛行機を襲撃しようとしたと発表。襲撃に関与した60人を拘束したという。
▽プーチン大当郎、南部ダゲスタン共和国の空港で29日に発生した反イスラエル暴動について、ウクライナと米国の諜報機関が関与していると主張。
<10月29日>
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲弾がパトカーを直撃し、警察官4人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したイラン製ドローン5機を撃墜したと発表。
▽首都キーウで戦争の犠牲者を称えるランニングイベント開催。約2000人が亡くなった家族・友人・同僚らの写真・遺品などを持って参加した。
▽ロシア防空省、黒海とクリミア半島上空で同国の防空部隊がウクライナ軍のドローンを30機以上撃墜したと発表。
▽ロシア南部クラスノダール地方当局、市内の製油所で火災が発生したと発表。原因は明らかにしていない。
▽ロシア連邦議会下院議長、EUがウクライナの戦後復興を支援するために凍結しているロシア資金を流用するのであれば、ロシアは敵対的とみなすEU加盟国の資産を差し押さえる可能性があると警告。
<10月28日>
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍による砲撃で民間人少なくとも8人が負傷、建物15棟が損壊したと発表。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が中部ドニプロペトロウシク州に向けて巡航ミサイル4発を発射し、うち3発を撃墜したと報告。
▽ウクライナ国防相、オースティン米国防長官と会談。ロシア軍は東部ドネツク州アヴディーウカで兵士約4000人を失ったと明らかにした。
▽ウクライナ公共放送、ロシア軍が南部ヘルソン州のドニエプル川沿いの町ベリスラフを砲撃し、民間人少なくとも1人が負傷したと報じた。
▽ロシア当局、ウクライナ軍が西部クルスク州の原子力発電所にドローン攻撃を仕掛け、核廃棄物貯蔵施設に損害を与えたと非難。
▽ロシア国防省、同国の防空部隊がウクライナ製ドローン6機を撃墜したと発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍は10月10~20日にかけて、東部ドネツク州アウディーウカ近郊で少なくとも109台の軍用車両(戦車や装甲車など)を失ったことを衛星画像で確認できると指摘。
<10月27日>
▽ゼレンスキー大統領、東部の戦況について、ロシア軍はドネツク州アウディーウカに進攻しようとしたものの、少なくとも1旅団分の兵力を失ったと報告。
▽ゼレンスキー大統領、イギリスのスナク首相と電話会談。
▽首都キーウなどで兵役義務期間の見直しを求める集会。数百人が参加した。
▽ジョンソン米下院議長、ウクライナとイスラエルへの支援策は別々に扱うべきと指摘。バイデン大統領が要請している両国支援を盛り込んだ1060億ドル規模の予算案を支持しないと示唆した。
▽ウクライナ当局、黒海に新たに設置した穀物輸出回廊は機能していると表明。
▽ロシア国防省、南部クルスク州の原子力発電所付近でウクライナのドローン攻撃を阻止したと発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍は10月10日以降、東部地域で兵士約5000人と装甲車約400台を失ったと報告。
▽ハンガリーのオルバン首相、国営ラジオのインタビューで、「EUの対ウクライナ支援・戦略は失敗だった」と批判。EU執行部が提案している対ウクライナ追加財政支援に反対する考えを改めて表明した。
<10月26日>
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議でオンライン演説。軍事支援の継続・強化を改めて強く呼びかけた。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部と南部の前線で激戦が続いていると報告。
▽米国家安全保障会議、ウクライナ東部で攻勢を掛けるロシア軍が「命令に従わない兵士を処刑しているという情報がある」と明らかにした。
▽ウクライナ経済省、9月のGDP(国内総生産)は前年同期比約9.1%増だったと発表。
▽イスラエル政府、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスに拘束されたとみられる約220人の人質の半数以上が外国籍保有者だと発表。
▽ロシア大統領府、北朝鮮とあらゆる分野で緊密な関係を構築していくと表明。
▽ハンガリーのオルバン首相、ロシアと意思疎通できる関係を保っていることを誇りに思うと表明。
▽ハンガリーとスロバキア両首脳、EU首脳会議でEU執行部が提案している対ウクライナ追加財政支援に反対する考えを表明。
▽フィンランド政府、南東部イマトラのロシア国境沿いに試験的に設置したフェンスを報道陣に公開。
<10月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、自軍の防空部隊はロシアによるエネルギーインフラ攻撃への対策を進めていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、西部フメリニツキー州に対しロシア軍が行ったドローン攻撃は原子力発電所を狙った可能性が高いという見方示す。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、22人が負傷したと報告。
▽ウクライナ当局、空軍が西部地域に向けて発射されたロシア軍のドローン12機を撃墜したものの、その破片で原発近くの送電線が損傷し、数百世帯が停電したと発表。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したドローンをすべて撃墜したと発表。
▽米連邦議会下院、共和党のジョンソン議員を議長に選出。
▽ロシア大統領府、陸・海・空軍による大規模な報復核攻撃の演習を実施したと発表。大陸間弾道ミサイルのほか、原子力潜水艦から弾道ミサイル、長距離爆撃機から巡航ミサイル発射などの演習が行われたという。
▽ロシア軍、ショイグ国防相がウクライナ東部の軍司令部を視察し、高官と面会したと発表。
▽ロシア議会、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を撤回する法案を可決。下院に続き、上院も全会一致で通過した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍は冬に先立ち、ウクライナの重要インフラを攻撃するため、ドローン、ミサイル、誘導爆弾などの兵器を拡大・多様化しようとしている可能性が高いと報告。
▽ロシア西部ブリャンスク州当局、ウクライナ軍のドローン4機が撃墜されたと発表。
<10月24日>
▽ゼレンスキー大統領、チェコ・プラハの外交フォーラムでオンライン演説。最近のウクライナ軍の攻撃により、黒海などに展開するロシア艦隊とクリミア半島の海軍基地は輸送回廊を確保できなくなったと明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍は黒海とクリミア半島の海軍基地に展開するロシア艦隊をまだ撃破できていないが、目標達成に近づきつつあると報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による南部地域への攻撃で民間人2人が死亡、少なくとも20人が負傷したと発表。
▽ウクライナ空軍、23日深夜にロシア軍のドローン6機を中部と南部上空で撃墜したと発表。
▽ウクライナの農産物生産組合、新たな黒海回廊により、月に最大250万トンの食料輸出が可能になると報告。国連などが仲介した黒海経由の穀物輸出合意からロシアが離脱した影響をほぼ相殺できるとした。
▽米司法省、金融制裁対象のロシア新興財閥オルガリヒの富豪ケリモフ氏の所有物と判断した3億ドル相当の豪華ヨットの没収をニューヨーク・マンハッタン連邦裁判所に請求。
▽ロシア国防省、黒海に放たれたウクライナ軍の海上無人機3機を迎撃したと発表。
▽ドイツの防衛機器大手ラインメタルとウクライナ国防産業が共同出資会社を設立。
<10月23日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州アブディーウカと近郊の町マリンカの戦況について「特に厳しく、ロシア軍による多数の攻撃を受けているが、自軍は拠点を維持している」と報告。
▽ロシアのラブロフ外相、中東地域の紛争解決に向けた一方的な動きは状況を悪化させるだけで、米国は危機対処において新たな方策を提示していないと批判。
▽ロシア大統領府、新しい世界秩序の構築が必要というバイデン米大統領の認識に同意するものの、米国が新たな秩序を構築する能力については懐疑的な考え示す。
▽トルコのエルドアン大統領、スウェーデンのNATO加盟議定書に署名し、国会に提出。
▽ハンガリーのオルバン首相、EU執行機関を占領者と呼び、ハンガリー人にEUの民主主義モデルを押し付けようとしていると主張。
<10月22日>
▽ウクライナ軍参謀本部、東部・南部・北部の前線で激戦が続いていると報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも6人が死亡。数十人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、西側主要5カ国(英仏独伊加)の首脳とオンライン会談。イスラエルとパレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスの軍事衝突をめぐり協議した。
▽ロシア軍、東部ドネツク州アブディーウカと南部ヘルソン州への攻撃を強化したものとみられる。
<10月21日>
▽ウクライナ当局、東部ハルキウ州の郵便施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、職員少なくとも6人が死亡、16人が負傷したと発表。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が住宅地を砲撃し、男性1人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃により民間人1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍は東部ドネツク州アウディーウカの北部戦線で新たな攻撃を開始し、わずかに前進したと指摘。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州アヴディーウカ近郊の戦闘でロシア軍の戦車約50両と装甲車100台以上を破壊したと発表。
▽ウクライナ大統領府、今週初めにロシアの監禁から解放されたウクライナ人の子供4人が家族と再会したと報告。17歳の少女1人と9歳、6歳、3歳の男児3人。
▽ロシア国防省、自軍が中部クリビーリフの空港近くにあるウクライナ軍の燃料・弾薬庫を破壊したと主張。
▽ロシア西部ベルゴロド州政府、ウクライナ軍が前日、同州の2つの地区を迫撃砲などで攻撃したと報告。負傷者は出なかったという。
<10月20日>
▽ゼレンスキー大統領、同国軍が東部ドネツク州アブディーウカでロシア軍の新たな猛攻を退け、激しい戦闘の中で地歩を固めていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、軍幹部らと南部ヘルソン州を視察。兵士を激励し、北部・東部・南部の戦況などについて協議した。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナへの重要な支援策についてバイデン米大統領と電話で協議したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでショルツ独首相と会談。ショルツ氏はウクライナへの持続的かつ揺るぎない連帯を再確認した。
▽バイデン米大統領、ホワイトハウスで欧州理事会・ミシェル議長と欧州委員会・フォンデアライエン委員長と会談。ウクライナ情勢などについて協議した。
▽バイデン米大統領、支援物資を積んだトラックが今後24~48時間以内にパレスチナ・ガザ地区に到着すると確信していると表明。
▽ロシア外務省、バイデン米大統領がウクライナとイスラエルへの支援を投資と呼んだことに言及。「米国が思想のために戦っているのではなく、代理戦争から利益を得ていることを示すものだ」と批判した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が前線で圧力を継続できれば、すでに逼迫しているロシア軍の人員をさらに枯渇させることができると指摘。
<10月19日>
▽ウクライナのクレバ外相、米国から供与された長射程の地対地ミサイル「ATACMS」を今後も定期的に受け取る予定と明らかにした。
▽バイデン米大統領、ホワイトハウスで国民に向けて演説。イスラエルとウクライナに対する多額の追加支援の重要性を訴えた。
▽バイデン米大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談。米国の継続的な軍事支援について協議した。
▽バイデン米政権、ウクライナに対する600億ドルの追加支援とイスラエルへの100億ドルの支援を検討中。20日にも連邦議会に追加予算の承認を要請する見通し。
▽G7、ロシア産ダイヤモンドの輸入を来年1月1日から禁止する案について協議する今週協議する予定。
▽NATO加盟国とスウェーデンの在ハンガリー大使、同国の首都ブダペストでハンガリーがロシアとの関係を深めていることへの懸念が高まっていることについて協議。
▽ロシアのラブロフ、訪問先の北朝鮮で金正恩 党総書記と会談。両国の関係は質的に新たな戦略的水準に達したと表明した。
▽プーチン大統領、オリンピックは民族差別の道具になり得ると主張。国際オリンピック委員会(IOC)を非難した。
<10月18日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ザポリージャ州の集合住宅8戸がロシア軍の攻撃によって破壊され、捜索活動が続いていると報告。3人が行方不明になっているという。
▽ウクライナ当局、南部ザポリージャ市の集合住宅がロシア軍によるミサイル攻撃を受け、民間人少なくとも2人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ内務省、ロシア軍が中部ドニエプロペトロフスク州の住宅地を砲撃し、31歳の女性が死亡、4人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、イスラエル・テルアビブを訪問し、ネタニヤフ首相と会談。 パレスチナ・ガザ地区の病院で17日に発生した爆発について、バイデン氏はイスラム過激派によるものだとするイスラエル側の主張を支持した。
▽バイデン米大統領、イスラエル、ウクライナ、台湾への防衛支援を含む約1000億ドルの追加予算の要請を検討中。ロイター通信などが報じた。
▽プーチン大統領、中国・北京で開かれている広域経済圏構想「一帯一路」に関する国際フォーラムで演説。習近平 国家主席の取り組みを称賛した。
▽プーチン大統領、米国はウクライナに長射程の地対地ミサイルATACMSを供与するという過ちを犯しており、ウクライナ紛争に深入りしていると批判。
▽英国防省、ロシア軍は現在、ウクライナ東部の一部地域で進軍を試みていると報告。ウ軍はこの地域を堅固に守っており、ロ軍が大規模突破という目標を達成する可能性は非常に低いと評価した。
▽ロシア国防省、西部ベルゴロド州などに飛来したウクライナ軍のドローン28機をすべて撃墜したと主張。
▽ロシア下院、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を撤回する法案を全会一致で可決。
<10月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍が米国から供与された長射程の地対地ミサイル「ATACMS」を使用したと発表。
▽米CNN、米政府はウクライナにATACMSを秘密裏に引き渡したと報道。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルもウ軍が17日にロ軍に対し、初めてATACMSを使用したと報じた。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が制圧しているウクライナ東部と南部の飛行場を攻撃し、ヘリコプターや防空ミサイル発射装置などを破壊したと発表。ATACMSには言及していない。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍が東部ドネツク州アウディーウカに対する攻撃を継続し、過去24時間で10回攻撃を行ったと発表。
▽英国防省、シャップス国防相が中東およびウクライナでの紛争を巡る緊急協議のため米国を訪問すると発表。
▽ロシア大統領府、北朝鮮がロシアに武器を供与しているという西側諸国の主張について、証拠に基づいていないと否定。
▽ロシアのウォロジン下院議長、包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を撤回すると宣言。
▽英国防省、東部ドネツク州アウディーウカに対するロシア軍の侵攻速度は遅く、かなりの犠牲者を出している可能性が高いと報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍による東部ドネツク州アウディーウカへの攻撃について、この数日で攻撃のペースが落ち、厳重に要塞化されたウクライナ軍の防壁を突破できずにいると報告。
<10月16日>
▽ロシアによるウクライナ侵攻、開戦から600日。
▽ウクライナのシルスキー陸軍司令官、北東部ハルキウ州クピャンスクから東部ドネツク州リマンにかけての戦線で戦闘が激しさを増し、ロシア軍はこの前線を突破しようとしていると報告。
▽ウクライナ軍、北東部ハルキウ州クピャンスク周辺のほか、東部ドネツク州アブデーフカとマカリフカ近辺の東部戦線で戦闘が激化していると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州アウディーウカに対するロシア軍の攻撃を15回撃退したと報告。
▽イエレン米財務長官、ウクライナへの支援は米欧にとって引き続き最優先事項であり、ロシアの侵攻に対するウクライナの戦闘を支えるために極めて重要という認識示す。
▽ロシア検疫当局、東京電力 福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出をめぐり、全ての日本産水産物の輸入を停止する方針を表明。
▽ブリンケン米国務長官、パレスチナのイスラム組織ハマスによる対イスラエル攻撃について協議するためのアラブ6カ国の歴訪を終えた。
▽国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)、イスラエルがイスラム組織ハマスへの報復攻撃を開始して以来、パレスチナ・ガザ地区北部で約100万人のパレスチナ人が家を追われたと報告。
▽ロシアのシルアノフ財務相、現時点でロシアが使用するドローンは主に中国から調達していると明らかにした。
▽プーチン大統領、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルとの間の停戦確保に向け、イスラエルのネタニヤフ首相、イランのライシ大統領、シリアのアサド大統領、パレスチナ自治政府のアッバス議長、エジプトのシシ大統領と電話会談。民間人に対するいかなる暴力も容認できないと表明した。
▽中国の王毅外相、イスラエルでの流血の事態に歯止めをかけるため、紛争当事者に停戦を呼びかけた。
10月1日~15日(目次に戻る
<10月15日>
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも6人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の空爆で57歳の男性と54歳の女性が死亡したと報告。
▽ウクライナ内務省、南部ミコライウ州の畑で14歳の少年が地雷の爆発に巻き込まれ死亡したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部の戦線に対し、過去24時間で10回攻撃を仕掛けたと報告。ロ軍は東部ドネツク州アウディーウカの占領を目指しているものとみられる。
▽ロシア国防省、同国西部にウクライナ軍のドローン27機が飛来したと発表。うち20機を撃墜したという。
▽ウクライナ国営テレビ、自軍がウクライナ国境に近いロシアの変電所へのドローン攻撃を成功させたと報じた。
▽ロシア政府、同国の黒海国境付近で米空軍などが使用する無人機グローバルホークを迎撃したと発表。戦闘機をスクランブル発進させたが、グローバルホークは向きを変え、ロシア領空に入ることはなかったという。
<10月14日>
▽ウクライナ当局、ロシア軍が5日連続で東部ドネツク州アウディーウカに猛攻撃を仕掛け、激しい戦闘が続いていると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部ドネツク州アウディーウカを包囲するため、この地域に追加部隊を展開していると報告。市内には民間人約1600人がとどまっているものとみられる。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、この地域に対するロシア軍の直近24時間の砲撃で、民間人22人が負傷したと報告。
▽ウクライナのシルスキー陸軍司令官、東部と北部の戦況について、「ここ数日の戦闘で著しく悪化している」と発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で60歳と42歳の女性が死亡したと報告。
▽ロシア国防省、南部のリゾート都市ソチ近くの黒海上空に飛来したウクライナ軍のドローン2機を撃墜したと発表。
▽ロシア南部ベルゴロド州知事、ウクライナ軍のドローン1機が飛来し、防空システムによって撃墜されたと報告。
<10月13日>
▽ウクライナ軍参謀本部、東部と南部の戦線でロシア軍による激しい攻撃が続いていると報告。ウ軍は防衛ラインを堅守しているとした。
▽米ホワイトハウス国家安全保障会議、北朝鮮が最近ロシアに軍需品を提供したと発表。憂慮すべき事態であり、両国間の軍事関係拡大を巡る懸念を引き起こしていると非難した。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナのクレバ外相と電話会談。東部・南部の戦況などについて協議した。
▽オースティン米国防長官、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとの戦闘が激化するイスラエルを訪問。「米国はイスラエルに対し、一段の軍事支援を実施する用意がある」と表明した。
▽オースティン米国防長官、ロシアの侵攻を受けているウクライナの支援を継続すると表明。
▽イエレン米財務長官、国際通貨基金・世界銀行の年次総会の場で、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃を非難。
▽G20財務相・中央銀行総裁会議、共同声明を採択し閉幕。パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が激化する中で実施されたものの、共同声明にこの紛争に関する直接的な言及は盛り込まれなかった。
▽プーチン大統領、イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への地上侵攻も辞さない姿勢を強めていることについて、「実際に起これば容認できない民間人の犠牲につながる恐れがある」と警告。ロシア政府は仲介交渉を支援する用意があると表明した。
<10月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が猛攻を仕掛けているとみられる東部ドネツク州アウディーウカの戦況について、「ウクライナ軍は領土を堅持している」とSNSに投稿。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも10人が死亡、18人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシアが夜間に発射したイラン製ドローン33機のうち28機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が攻勢を強める東部ドネツク州アウディーウカの戦況について、自軍が堅守していると報告。
▽南部オデーサ州政府、ロシア軍がドナウ川沿いの港湾インフラを攻撃し、1人が負傷したと報告。
▽G7財務相・中央銀行総裁、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するハマスによるイスラエルに対する攻撃を非難。ロシアの侵攻を受けるウクライナへの揺るぎない支援を表明する共同声明を発表した。
▽G7、ロシア産石油価格の上限設定の実効性確保に向け、業界に対し7項目の勧告を実施。
▽ルーマニア当局、ウクライナ国境近くの領内で、ドローンが墜落した際にできたとみられるクレーターを発見したと発表。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ルーマニア領内でドローンが侵入した新たな兆候が見つかったため、同国の領空を監視する航空機の数を増やしたと発表。
▽チェコとデンマーク政府、ウクライナに追加の軍事支援を供与すると発表。
▽プーチン大統領、中央アジアのキルギスに到着。3月に国際刑事裁判所(ICC)からウクライナ占領地からの子供連れ去りに関与したとして逮捕状を出されて以来、初の国外訪問となる。
▽ロシア西部ベルゴロド州当局、ドローンの破片が民家に落ちて火事になり、子供1人を含む3人が死亡、2人が負傷したと発表。
▽米政府、G7が設けた価格上限を超えるロシア産原油を輸送していたタンカーの船主に制裁を科した。価格上限措置を巡る初の制裁となる。
<10月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ブリュッセルのNATO本部で開かれた国防相会合に出席。同盟諸国にさらなる武器の供与を改めて要請した。
▽ウクライナ当局、中部ドニエプロペトロフスク州ニコポリにある学校がロシア軍のミサイル攻撃を受け、少なくとも4人が死亡したと発表。
▽ウクライナのシュミハリ首相、同国は巨額の財政赤字を穴埋めし、ロシアの侵攻による壊滅的被害からの復興を進めるために、今年と来年で約420億ドルの財政支援を必要としていると報告。
▽ロシア国防省、東部ドネツク州アウディーウカの形勢が好転したと主張。
▽オースティン米国防長官、米国がハマスの攻撃を受けるイスラエルに軍事支援を送ることでウクライナ支援に遅れが生じるという懸念を一蹴。
▽プーチン大統領、12日に中央アジアのキルギスを訪問する予定。ウクライナ侵攻を巡る戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を出して以来、初の外遊となる。
▽ロシア連邦議会のウォロジン下院議長、ウクライナを支持するために外国へ逃亡したロシア人が帰国すれば反逆罪に問われ、寒冷地などの鉱山に送られて強制労働を強いられるという見解示す。
▽米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃について、「イスラエルに敵対的な他の勢力が攻撃を準備している兆候は現時点で確認していない」と報告。
<10月10日>
▽ゼレンスキー大統領、ベルギーの首都ブリュッセルにあるNATO本部を訪問。同盟諸国にさらなる武器の供与を要請した。
▽米国防総省、ウクライナに最大2億ドル相当の追加軍事支援を実施すると発表。
▽国連、人権理事会の理事国を決定する投票を実施。ロシアは復帰を目指していたものの落選し、人権理事会への復帰には至らなかった。
▽プーチン大統領、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルに大規模攻撃を仕掛け、イスラエルが報復した軍事衝突について、米国の中東政策の失敗を示していると非難。
▽ロシア大統領府、ウクライナ情勢にかかわらず、2024年大統領選と2026年議会選を予定通り実施するという考え示す。
▽プーチン大統領、イラクのスダニ首相とモスクワで11日に会談予定。2国間の問題や中東情勢について協議する模様。
<10月9日>
▽ウクライナ軍、東部と南部の両戦域で4カ月に及ぶ反攻が進展していると発表。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、世界の結束を弱めるため中東で戦争をあおることはロシアの利益になると警告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人数人が負傷したと報告。
▽ロシアのラブロフ外相、首都モスクワでアラブ連盟のアブルゲイト事務局長と会談。イスラエルとパレスチナ・ガザ地区における流血を阻止するため、ロシア政府は同連盟と協力していくと表明した。
▽中国の習近平 国家主席、北京を訪問した米上院議員団と会談。「米中関係は人類の運命を左右する」という認識を示した。
<10月8日>
▽ウクライナ当局、南部と東部の前線で戦闘が続いていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、イスラム原理主義組織ハマスの攻撃を受けたイスラエルについて、「議論の余地のない自衛権がある」と表明。
▽バイデン米大統領、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエルへの大規模な攻撃を受け、空母打撃群をイスラエルに近い東地中海に派遣するよう指示。追加の軍事支援を行う考えを表明した。
<10月7日>
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部と東部の広い範囲を砲撃し、ヘルソン州で52歳の男性が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州当局、5日のミサイル攻撃で死亡した民間人52人のうち48人の身元を特定したと発表。
▽東部ハルキウ州の村落に対する5日のミサイル攻撃で亡くなった市民の葬儀営まれる。
▽南部オデーサ州当局、ロシア軍がチョルノモルスク港にミサイルを撃ち込み、民間人4人が負傷したと発表。宿泊施設や穀物貯蔵庫が被害を受けたという。
▽ロシア当局、ウクライナ南部の支配地域で地域指導者の車が爆破され、死亡したと発表。
<10月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が東部ハルキウ州の民間施設を2日連続で空爆したと非難。ミサイル攻撃で死亡した10歳の少年とその遺族に哀悼の意を表した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人54人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽ウクライナ当局、東部ハルキウ州ハルキウ市の集合住宅にロシア軍のミサイルが着弾し、10歳の少年が死亡、乳児を含む27人が負傷したと発表。
▽ウクライナ政府、東部ハルキウ州の村落に対する5日のミサイル攻撃について、死者が1人増えて52人に上ったと発表。犠牲になったのは戦死した兵士の追悼式に参列するためカフェに集まっていた人々だった。
▽スウェーデン政府、22億スウェーデンクローナ相当の新たな軍事支援パッケージをウクライナに提供すると表明。戦闘機の供与も検討しているという。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部オデーサ州の穀物施設や港湾インフラを攻撃し、被害が出たと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が夜間に発射したドローン33機のうち25機を撃墜したと発表。
▽ノルウェーのノーベル賞委員会、2023年のノーベル平和賞をイランの女性人権活動家モハンマディ氏(51歳、服役中)に授与すると発表。
▽ロシアのウォロジン下院議長、包括的核実験禁止条約(CTBT)批准撤回の必要性を速やかに検討すると表明。プーチン大統領は撤回可能との認識を示している。
▽米商務省、米国製集積回路をロシアに供給し、同国の軍事・防衛産業を支援したとして、中国企業42社を輸出規制リストに追加。
<10月5日>
▽ゼレンスキー大統領、スペインのグラナダで開催された40カ国以上から成る協力促進フォーラム「欧州政治共同体(EPC)」の首脳会議で演説。欧州各国によるウクライナ支援が揺らいだ場合、ロシアは5年以内に軍事力を増強し、他国を攻撃する可能性があると警告した。
▽ウクライナのクリメンコ内相、北東部ハルキウ州の村落がロシア軍によるミサイル攻撃を受け、少なくとも51人が死亡したと報告。ロ軍は弾道ミサイル・イスカンデルを使用した可能性があるとしている。
▽ゼレンスキー大統領、50人以上が死亡したとみられるロシア軍による北東部ハルキウ州へのミサイル攻撃について、「テロ国家による民間人を狙ったテロ攻撃を阻止しなければならない」と糾弾。
▽ウクライナ内務省、昨年2月のロシアによる侵攻開始以降、民間人を含む2万6000人以上が行方不明になっていると発表。約1万1000人が民間人、1万5000人が軍関係者だという。
▽ゼレンスキー大統領、スペインのグラナダで開催された40カ国以上から成る協力促進フォーラム「欧州政治共同体(EPC)」の首脳会議に出席した際、アルメニアのパシニャン首相と会談。南コーカサスの治安情勢について協議した。
▽ゼレンスキー大統領、アルメニアのパシニャン首相と会談する前にアゼルバイジャンのアリエフ大統領と電話会談。南コーカサスの安全保障について協議したとみられる。
▽ウクライナ政府、3人の新たな国防次官を任命。同軍をNATO基準に近づけ、透明性と説明責任を高める狙いがある。
▽ウクライナ軍、南部の反転攻勢で一定の前進があったと報告。東部の前線でもロシア軍の攻撃に抵抗しているという。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が南部オデーサ州などに向けて発射したドローン29機のうち24機を撃墜したと報告。
▽南部ヘルソン州と東部ドネツク州でロシア軍による砲撃相次ぐ。民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネル、2022年11月に中国企業から観測衛星2基を購入する契約を結んでいたことが明らかになった。
▽プーチン大統領、国内で核実験再開を求める声があるとして、包括的核実験禁止条約(CTBT)批准撤回に言及。約30年ぶりに核実験を実施する可能性を否定しなかった。
▽プーチン大統領、ウクライナ軍は今年6月上旬に反攻を開始して以来、9万人以上の兵力を失ったと主張。
▽プーチン大統領、ウクライナによるNATO加盟はロシアの安全保障を脅かすため常に反対してきたが、ウクライナのEU加盟には反対しないと表明。
▽プーチン大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が搭乗機墜落により死亡したという主張について、「ミサイル攻撃ではなく、機内での手りゅう弾爆発が原因だった」という見方示す。
▽ロシア政府、ジョージアから分離独立を求めるアブハジア自治共和国の黒海沿岸に恒久的海軍基地を建設する合意を交わした。ロシアメディアが報じた。
▽ロシアの裁判所、国営テレビの生放送中にウクライナ戦争に対する抗議を行った元番組編集者オフシャンニコワさんに懲役8年6カ月の判決(欠席裁判)を言い渡した。
<10月4日>
▽バイデン米大統領、連邦議会下院における共和党内の内紛がウクライナ支援に支障を来すことを懸念し、米国がロシアとの戦争においてウクライナを支援し続ける必要がある理由を示す演説を近く行うと表明。
▽米国防総省、バイデン政権がウクライナに送った兵器を交換するために必要な予算が不足していると警告。
▽ウクライナ大統領府顧問、米連邦議会下院におけるマッカーシー下院議長の解任について、「一部の保守強硬派がウクライナへの武器供与に執拗に反対している」と懸念を表明。
▽米中央軍、イランから押収した弾薬をウクライナに供与したと発表。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が同国の国境地帯に向けて発射したドローン31機を撃墜したと主張。
▽ロシア国防省、同国の部隊がウクライナ南部クリミア半島の西側に海上から上陸を試みたウ兵部隊を迎え撃ち、撃破したと主張。
▽国際通貨基金、ウクライナは戦時下の環境に適応できており、来年も経済成長が見込めるという予想示す。
<10月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアとの戦闘が続く北東部の前線部隊を訪れ兵士らと面会。司令官らと戦況について協議した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、14人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、同国の防空部隊が東部と南部に向けて発射されたロシア軍のドローン31機のうち29機と巡航ミサイル1発を撃墜したと発表。
▽米連邦議会下院、共和党保守強硬派議員が提出したマッカーシー下院議長の解任動議を賛成216ー反対210で可決。下院議長の解任は史上初めて。
▽ポーランド・ウクライナ両政府、ウクライナ産穀物をポーランド経由で第3国に輸出する際、鉄道輸送を迅速化する合意を結んだと発表。
▽ポーランド・ウクライナ・リトアニアの3カ国、アフリカや中東に向けて輸送される穀物について、ウクライナ国境での検査は行わず、直接ポーランドを経由させることで合意。
▽ウクライナの農業業界団体UCAB、9月の農産物輸出が前月比10%減の210万トンだったと発表。
▽米ホワイトハウス、バイデン大統領と同盟諸国、EU、NATO首脳らがウクライナ支援継続を巡る協調について電話会談を行ったと発表。会談には日本、カナダ、ドイツ、イタリア、ポーランド、ルーマニア、イギリス、フランス、NATO、欧州委員会、欧州理事会の首脳らが参加した。
▽EU、ウクライナのEU加盟協議開始を含むウ支援に関してハンガリーの同意を得るため、ハンガリーへの補助金の凍結を解除することを検討。
▽ロシア西部ブリャンスク州知事、ウクライナ軍が州内のクリモボ村にクラスター弾を撃ち込み、複数の住宅が被害を受けたと主張。
▽ロシア国防省、同国の防空システムがウクライナ南部クリミア半島沖の黒海北西部上空でウ軍対艦巡航ミサイル・ネプチューンを撃墜したと発表。
▽ロシア大統領府、ロシアは核実験のモラトリアム(一時停止)を放棄していないと言明。
▽ロシアのショイグ国防相、ウクライナの戦闘で追加の動員は計画していないと表明。今年に入り33万5000人以上が軍や志願部隊で戦闘に参加する契約を交わしたと明らかにした。
<10月2日>
▽ゼレンスキー大統領、EUの執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談。ウクライナからの穀物輸出のための代替回廊の可能性について協議した。
▽ウクライナ最高会議、米実業家のマスク氏がゼレンスキー大統領について、「ロシアの攻撃に対抗するため西側諸国に軍事援助を繰り返し求めている」と揶揄したことに反発した。
▽EU、ウクライナの首都キーウで外相会合を開催。EUが域外で外相会合を開くのは初めて。ゼレンスキー大統領は「ロシアとの戦争における勝利はEUとの協力にかかっている」と強調した。
▽米ホワイトハウス、バイデン大統領がロシアのウクライナ侵攻を非難する同盟国140カ国以上と連携し、そのうち50カ国以上がウクライナ支援の継続を約束したと発表。
▽シャップス英国防相、米国の2024つなぎ予算からウクライナ支援が除外されたことについて、「米国がウクライナ支援から撤退するまでには長い長い道のりになる」と指摘。米英のコミットメントを再確認した。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、ウクライナに対し、欧州平和ファシリティーの来年度の新たな複数年枠として最大50億ユーロの支援を提案。
▽ロシア大統領府、米国が今後もウクライナ戦争に「直接関与」し続けることに疑いの余地はないと主張。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナの平和を確立する唯一の方法は「ロシアに明白な軍事的敗北を与え、その後、ウクライナを再建すること」と報告。
▽国連安全保障理事会、中米ハイチへのPKO部隊派遣を全会一致で採択。ケニアが部隊を率いる。
<10月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナの「防衛者の日」に当たる1日に公表した演説で、「ロシアに対する自国の戦いを弱めるものは何もない」と言明。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が直近24時間で11地域を砲撃し、民間人1人が死亡したと報告。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍が南部全域に向けてドローン30機を発射し、このうち16機を撃墜したと報告。
▽ウクライナ当局、ロシア軍による東部ハルキウ州などへの攻撃で民間人少なくとも5人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、11月半ばまでの45日間のつなぎ予算からウクライナ支援が除外されたことについて、「米国はウクライナへの支援を当面継続する」と表明。連邦議会に2024会計年度の予算成立を急ぐよう要請した。
▽米民主党上院、ウクライナ支援を含む新たなつなぎ予算を準備中。
▽シャップス英国防相、現在イギリス国内で行われているウクライナ兵の訓練について、訓練拠点をウクライナ西部に移す可能性があると示唆。
▽スナク英首相、ウクライナ兵向けの訓練拠点がウ西部に移される可能性があると国防相が発言したことについて、イギリス軍がウクライナ戦争に参加するわけではないと強調。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、米国のつなぎ予算からウクライナ支援が除外されたことについて、連邦議会に再考を促した。
▽ウクライナ支援に反対するスロバキアの左派政党が総選挙で第1党に躍進。単独過半数は獲得できず、連立政権樹立を目指す方針。
▽ロシア国防省、ウクライナのドローン5機を西部スモレンスク上空で撃墜したと発表。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、イギリス国内で行われているウクライナ兵の訓練拠点がウ西部に移される可能性があることについて、「イギリスは第三次世界大戦に向け突き進んでいる」と主張。
9月16日~30日(目次に戻る
<9月30日>
▽ロシアによるウクライナ東部・南部4州の一方的な併合宣言から1年。
▽米上下両院、連邦政府の2023会計年度末が迫る中、11月半ばまでの45日間のつなぎ予算案を可決。バイデン大統領の署名で成立するも、ウクライナ支援予算は除外された。
▽ウクライナ空軍、南部オデーサ州などを狙ったロシア軍のドローン40機のうち30機を撃墜したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍によるミサイル攻撃で民間人5人が負傷したと報告。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、南部オデーサ州を視察。ロシアによるウクライナ東部・南部4州の一方的な併合を非難し、ウクライナ政府への支持を改めて表明した。
▽ルーマニア国防省、ウクライナ国境近くで領空侵犯があった可能性があると発表。詳細は明らかにしていないが、領土内に物体が落下した可能性は低いとしている。
▽プーチン大統領、ウクライナ東部・南部4州の一方的な併合宣言から1年を迎えるにあたり、この日を「再統一の日」と宣言。
▽ロシア国防省、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州に向けて発射されたウ側のロケット弾9発を撃墜したと発表。
<9月29日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽米連邦議会下院、共和党のマッカーシー下院議長が提案した10月末までのつなぎ予算案を賛成198ー反対323で否決。共和党強硬派が反対に回った。これにより10月1日から政府機関の一部閉鎖がほぼ確実となった。
▽米国防総省、政府機関が10月1日に閉鎖された場合、公務員への給与支払い停止や行政サービスの停滞を招き、ウクライナ支援にも一部影響が出るという見方示す。民主党と共和党によるつなぎ予算の交渉は難航している。
▽英国防省、ロシアの民間軍事会社ワグネルの傭兵の一部がウクライナ東部ドネツク州バフムート周辺に集まっていると報告。「ロシア軍は昨冬の戦闘でウクライナ側の戦術に精通している傭兵の助けを必要としている」と指摘した。
▽ベラルーシの人権団体、ウクライナ国境付近に設置されたロシアの民間軍事会社ワグネルの野戦キャンプの撤去作業が進んでいると報告。
▽英政府、ロシアが占領・併合したウクライナ4州で今月初めに行われた国政選挙に関与した当局者を制裁リストに追加。
▽ノルウェー政府、10月2日からロシアで登録された自動車の入国を禁じると発表。
▽アゼルバイジャン外務省、国連派遣団が近日中にアルメニアとの係争地ナゴルノカラバフを訪問するよう招請したと発表。
▽アルメニア政府、係争地ナゴルノカラバフの人口の75%超に当たる9万3000人近くのアルメニア系住民がアルメニアに移動したと発表。
▽プーチン大統領、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の側近だったトロシェフ氏にウクライナ侵攻に参加する義勇兵を監督する任務を与えた。
▽プーチン大統領、秋の定期的な徴兵期間に13万人を徴集する法令に署名。
<9月28日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでNATOのストルテンベルグ事務総長と会談。その後の記者会見でウクライナがNATO加盟国になるのは時間の問題と表明した。
▽ゼレンスキー大統領、NATOのストルテンベルグ事務総長との共同記者会見で、ロシア軍が実施すると予想されているウクライナの電力網への攻撃が始まる前にNATOに防空システムの追加供与を要請したと明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡したと報告。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ウクライナの首都キーウを電撃訪問。ウクライナの反転攻勢は徐々に進展していると述べ、NATO同盟国に防空システムの納入を早めるよう働きかけていると明らかにした。
▽イギリスのシャップス国防相、先月の就任後初めてウクライナの首都キーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、防空強化について協議した。
▽フランスのルコルニュ国防相、ウクライナの首都キーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談した。その後の協議には産業界の代表約20人も参加した。
▽ウクライナ軍、南部戦線の部隊がアゾフ海に向けて順調に南下し、ザポリージャ州の主要な町トクマクを目指し前進していると報告。
▽モルドバ政府、ウクライナ国境近くの湖でロケットの残骸を発見し、出自を確認していると発表。
▽ベラルーシ政府、ポーランドのヘリコプターが領空を侵犯したと主張。ポーランド政府はこれを否定した。
<9月27日>
▽ウクライナ軍、ロシアの民間軍事会社ワグネルの傭兵数百人がウクライナ東部に戻り戦闘に参加していると報告。戦況に大きな影響は出ていないという。
▽ウクライナ軍、東部戦線でロシア軍による攻撃を撃退したと報告。ドネツク州バフムート近郊のアンドリーフカとクリシチウカ付近でロ軍の激しい攻撃を撃退し続けているとした。
▽米財務省、イランのドローン向け部品調達網を対象に制裁を課すと発表。
▽米国のウクライナ経済復興担当特別代表プリツカー氏、米国の民間企業はウクライナのエネルギー、住宅、インフラ、農業、運輸、鉱業部門に投資する意欲を示していると表明。
▽欧州復興開発銀行、2023年のロシアの経済成長率は原油価格上昇を受けて1.5%のプラス成長になるという見通しを公表。5月の時点では1.5%のマイナス成長と予測していた。
▽ポーランドのテルス農業相、ウクライナ産穀物禁輸を巡るウクライナ政府との対立について、解決に向けた協議が順調に進んでいると明らかにした。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部クリミア半島にある黒海艦隊司令部に対するウ軍のミサイル攻撃について、米国とイギリスがウクライナを支援したという見方示す。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ南部クリミア半島にある黒海艦隊司令部へのミサイル攻撃で死亡したとされるソコロフ司令官が任務を継続していると話す撮影日不明の映像を放送。
▽ロシアの液化石油ガス(LNG)生産業者、8年間停止していたウクライナ南部クリミア半島ケルチ港を経由するプロパンとブタンの定期輸出を再開。
▽プーチン大統領、内閣に対し、小売り燃料価格を確実に安定させるよう命じ、国内燃料市場を落ち着かせる追加措置を導入するよう求めた。
<9月26日>
▽ゼレンスキー大統領、定例のビデオ演説で、「前線から良い情報について報告があった」とし、ウクライナ軍はロシアに圧力をかけるべき場所を明確に把握していると述べた。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍による直近24時間の空爆で民間人少なくとも9人が死亡、15人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシアが夜間に発射したドローン38機のうち26機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部オデーサ州の港湾施設などを砲撃し、少なくとも2人が負傷したと報告。これにより、ウクライナとルーマニアを結ぶフェリーも運航を停止した。
▽アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフから脱出しアルメニアに到着した避難民が少なくとも1万3550人に達した。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が殺害したと発表した黒海艦隊の司令官が出席したとするビデオ会議の映像を公開。ウ軍は前日、クリミア半島のセバストポリ中心部にある海軍司令部を攻撃し、ソコロフ司令官を含む将校34人を殺害したと主張していた。
▽アントノフ駐米ロシア大使、「アルメニアの係争地ナゴルノカラバフで反ロシア感情を故意に高める、極めて危険な言動を慎むよう米政府に強く求める」とSNSに投稿。
▽米国務省、アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフで発生した戦闘とその後の難民危機について、「ロシアは頼れる安全保障上のパートナーではないことを示した」と指摘。
▽ロシア大統領府、ウクライナが受領した米国の主力戦車「エイブラムス」が戦況に影響を与えることはないと主張。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、米国がウクライナに主力戦車エイブラムスを送ったことについて、「ロシアとNATOの全面戦争が近づいている」と主張。
▽モスクワ地裁、野党指導者ナワリヌイ氏に懲役19年の有罪判決言い渡す。ナワリヌイ氏が実刑を言い渡されたのは5回目。
<9月25日>
▽ゼレンスキー大統領、米国の戦車「エイブラムス」がウクライナに到着したと発表。
▽ウクライナ特殊作戦部隊、南部クリミア半島のセバストポリにあるロシア黒海艦隊司令部に対する22日の攻撃で同艦隊のソコロフ司令官が死亡したと発表。
▽米政府、ウクライナの国内エネルギーシステムを強化するため、最大5億2200万ドルを支援する了解覚書に調印。
▽ウクライナ当局、南部オデーサ州の港がロシア軍による夜間のミサイル・ドローン攻撃を受け、港湾インフラと穀物貯蔵施設が大きな被害を受けたと発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍による空爆で民間人少なくとも6人が死亡したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が夜間に南部オデーサ州を中心とする地域に向けて発射したイラン製ドローン19機、巡航ミサイル11発、極超音速ミサイル2発を防空システムで撃墜したと発表。
▽国連のウクライナ調査委員会、ロシア軍が占拠した地域で残酷な拷問を行い、死者も出ていると報告。家族が近くにいる中で性的暴行を加えるケースもあったという。
▽アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフから脱出しアルメニアに到着した避難民が少なくとも6650人に達した。
▽ウクライナ農業食料省、9月1〜21日の穀物輸出量が145万トンとなり、前年同期の約294万トンから半減したと報告。
▽米国務省、ポーランド軍の近代化を支援するために対外軍事融資(FMF)の枠組みを利用して20億ドルの融資を行うと表明。
▽ロシア内務省、国際刑事裁判所(ICC)の所長を指名手配したと発表。ICCはプーチン大統領に逮捕状を出している。
▽ロシア国防省、防空システムが黒海北西部とクリミア半島上空でウクライナのドローン4機を撃墜したと発表。
<9月24日>
▽ゼレンスキー大統領、SNSに声明を投稿。「ポーランドとの連携が欧州全体の自由と安全を守る要になっている」として、ポーランド政府に謝意を示した。
▽ゼレンスキー大統領、国連総会などに合わせて訪米した際、ウクライナ復興のための投資について米実業家らと協議したと明らかにした。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の攻撃により民間人少なくとも2人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が住宅地を砲撃し、民間人5人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク人民共和国政府、平日午後11時~午前4時までの外出禁止、集会や抗議デモの禁止、通信・オンラインメッセージ・電話での会話を禁じる政令を発出。
▽ロシア当局、西部クルスク州の行政庁舎にウクライナのドローンが衝突したと報告。死傷者が出たかどうかは明らかにしていない。
<9月23日>
▽ウクライナ当局、ロシアの占領下に置かれている南部クリミア半島セバストポリのロシア黒海艦隊司令部に対する22日の攻撃について、少なくとも9人が死亡、16人が負傷したと発表。
▽ウクライナ空軍、南部クリミア半島セバストポリのロシア黒海艦隊司令部に対する22日の攻撃について、人員、軍事装備、武器が集中している地域を標的に計12回空爆したと発表。対空ミサイルシステム2基と砲兵部隊に損害を与えたとしている。
▽ロシア当局、ウクライナ軍が南部クリミア半島のセバストポリに2日連続でミサイル攻撃を仕掛けたと発表。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が南部ザポリージャ州などに向けてイラン製ドローン15機を発射し、そのうち14機を撃墜したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が同州内で86回砲撃を行い、民間人1人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で65歳の女性が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、直近24時間のロシア軍による砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽ロシアのラブロフ外相、国連総会で演説。西側諸国を繰り返し非難するも、ウクライナ侵攻には言及せず。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍はここ数週間、南部クリミア半島の海軍施設を標的にし、今夏の反転攻勢については、南部と東部で戦線が徐々に拡大していると指摘。
<9月22日>
▽ゼレンスキー大統領、訪問先のカナダでトルドー首相と会談。連邦議会でも演説し、これまでの支援に謝意を示した。
▽カナダのトルドー首相、ウクライナに対する6億5000万カナダドル相当の追加軍事支援を発表。
▽ウクライナ軍、ロシアの占領下に置かれている南部クリミア半島のセバストポリにあるロシア黒海艦隊司令部の攻撃に成功したと発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州知事、州内の14以上の集落がロシア軍の攻撃を受けたと報告。死傷者はいなかったという。
▽ウクライナ当局、中部クレメンチュクの住宅地がロシア軍の砲撃を受け、民間人少なくとも1人が死亡、子供3人を含む31人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領に対し、「米国はウクライナに長射程の地対地ミサイルATACNSを供与する」と伝えた。米NBCニュースが政府当局者の話しとして報じた。
▽ウクライナ南部クリミア半島のロシア黒海艦隊司令部、ウ軍によるミサイル攻撃を受け、兵士少なくとも1人が死亡したと発表。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部クリミア半島の黒海艦隊司令部がウ軍の攻撃を受け、兵士少なくとも1人が死亡。防空システムでミサイル5発を撃ち落としたという。
▽南部クリミア半島のロシア当局、大規模なサイバー攻撃によってクリミア半島のインターネットサービスが遮断されていると報告。
▽ポーランドのドゥダ大統領、穀物輸入を巡るウクライナとの対立は両国の良好な二国間関係に大きな影響を与えることはないと言明。
▽スイス国立銀行、ウクライナでの戦争が欧州全体の経済成長を低下させ、インフレ率を大幅に押し上げ、今後さらに悪影響を与えるという見通し示す。
▽北朝鮮・国営朝鮮中央通信、金正恩 党総書記が20日の党中央委員会政治局会議で先のロシア訪問について説明し、今後の方針を協議したと報じた。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が南部クリミア半島のセバストポリにあるロシア黒海艦隊司令部を攻撃したことについて、「この地域の通信を担う拠点が大きな被害を受けた」と指摘。
<9月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ワシントンD.C.の連邦議会で演説。議員に対し、ロシアの侵略に対抗するための支援継続を訴えた。
▽ゼレンスキー大統領、米ホワイトハウスでバイデン大統領と会談。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が一晩のうちに発射した巡行ミサイル43発のうち36発を撃墜したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア占領下のクリミア半島にあるサキ空軍基地を攻撃したと発表。詳細は明らかにしていないが、基地の設備が深刻な被害を受けたとしている。
▽バイデン米大統領、ゼレンスキー大統領との会談に合わせ、3億2500万ドルの追加軍事支援を発表。米国のウクライナ支援は400億ドルを超えている。ウ側が求めていた長射程の地対地ミサイルATACMSの供与は見送られた。
▽ウクライナ当局、ロシア軍による全土への大規模空爆で民間人少なくとも2人が死亡、9歳の少女を含む18人が負傷したと報告。
▽ウクライナのクリメンコ内相、早朝の大規模空爆でキーウ、チェルカスイ、ハルキウで負傷者が出たとテレグラムに投稿。
▽ロシア軍、ウクライナの首都キーウを含む各地に大規模な空爆を行い、全土でエネルギー・インフラ施設が被害を受けた。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ、ロシア軍による電力インフラへの空爆で西部と中部の施設が被害を受けたと報告。リブネ、ジトーミル、キーウ、ドニエプロペトロフスク、ハルキウの各地域で停電が発生したという。
▽西部リビウ州知事、ポーランド国境から約60キロのドロホビッチにロシア軍が発射したミサイル3発が着弾したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、夜間にヘルソン市の寮がロシア軍の砲撃を受け、2人が死亡したと報告。
▽米中央軍第9空軍の司令官、イランがロシアに提供しているとされるドローンについて、「ロシアが改造を行えば、イランのドローン開発における技術力を向上させ、さらにはシリア・アサド政権の支援強化にもつながる恐れがある」と指摘。
▽ロシアを訪問中の王毅 政治局員兼外相、プーチン大統領に対し、複雑な国際情勢に直面する中、両国は協力深化に努めなければならないと伝えた。中国国営メディアが報じた。
▽ロシア国防省、ウクライナ全土の軍事産業施設、無線情報施設、破壊工作グループの訓練センターを攻撃したと発表。
▽ロシア国防省、対空部隊が黒海とクリミア半島上空でウクライナのドローン19機を撃墜し、さらに他の地域上空でも3機を撃墜したと発表。
▽スウェーデン検察、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」で昨年確認された爆発について、「捜査は慎重な段階にあり、年内に起訴するかどうか決定する」という意向示す。
<9月20日>
▽ゼレンスキー大統領、国連安全保障理事会の特別会合に出席。国連憲章を守るための行動として、ウクライナの軍備、対ロシア制裁、国連決議支持の正当性を呼びかけた。
▽国連のグテレス事務総長、ウクライナに関する国連安全保障理事会の特別会合で演説。ロシアによるウクライナ侵攻で地政学的な緊張と分裂が悪化し、地域の安定が脅かされ、核の脅威が増大し、多極化しつつある世界に深い亀裂が生じていると深刻な懸念を表明した。
▽EUのミシェル大統領、ウクライナの公正な和平実現をロシアに働きかけるよう国連安保理で中国に直接要請。
▽アゼルバイジャン、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで開始した軍事行動について、米国が停止を求めている中でも作戦を継続していると表明。ロシアは両国に戦闘停止を呼びかけている。
▽アゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフにおける軍事行動について、「戦闘行為を停止し、ナゴルノカラバフの反体制派指導者と会談する用意がある」と表明。
▽中国の王毅 国務委員兼外相、ロシアの首都モスクワでプーチン大統領と会談。中国はロシアとのビジネス協力を継続し、共通の利益を保全する用意があると伝えた。
▽ロシアのショイグ国防相、訪問先のイランで、ロシアとイランに対する西側の制裁圧力は無益とし、両国の関係は新たな段階に達していると表明。
<9月19日>
▽ゼレンスキー大統領、米ニューヨーク州で国連総会の一般討論演説に臨み、昨年2月に始まったロシアによる侵攻への非難を改めて各国に呼び掛けた。
▽バイデン米大統領、国連総会で演説し、ロシアによる侵略に対しウクライナを支持するよう各国首脳に呼びかけた。
▽国連のグテレス事務総長、国連総会の冒頭演説で、ロシアによるウクライナ侵攻は国連憲章違反であり、この戦争によって恐怖の連鎖が解き放たれたと指摘。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも9人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州当局、ロシア軍がクピャンスクの住宅地を砲撃し、6人が死亡したと報告。
▽西部リビウ当局、ロシア軍のドローンによる攻撃で倉庫が炎上し、人道支援物資が焼失したと報告。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が西部リビア方面に向けて発射したドローン18機のうち15機を撃墜したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍がドローン計30機と短距離弾道ミサイル・イスカンデル1発を発射し、このうちドローン27機を撃墜したと報告。
▽ウクライナのゼレンスカ大統領夫人、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会の関連行事に出席。ロシアに連れ去られて洗脳を受け、国民としてのアイデンティティーを奪われているウクライナの子供たちが帰国できるよう、各国首脳に支援を要請した。
▽オースティン米国防長官、ウクライナへの供与を約束した主力戦車「エーブラムス」が間もなく引き渡されると発表。
▽米政府、G7はロシアがウクライナ侵攻の長期化を想定しており、ウクライナへの持続的な軍事的・経済的支援が必要なことを認識していると表明。
▽米紙ニューヨーク・タイムズ、今月6日にウクライナ東部ドネツク州コンスタンチノフカの繁華街で起きた爆発により少なくとも16人が死亡した件について、ウ軍が誤射したミサイルが原因であることを示す証拠があると報じた。
▽ロシア国営メディア、プーチン大統領が来月訪中し、習近平 国家主席と会談すると報じた。
<9月18日>
▽ゼレンスキー大統領、米ニューヨーク州に到着したとSNSに投稿。国連総会に出席した後、21日にバイデン大統領と会談する。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部オデーサ州などに向けて発射した巡航ミサイル17発すべてとドローン24機のうち18機を撃墜したと報告。
▽ウクライナ政府、同国産農産物の禁輸措置を巡り、ポーランド、ハンガリー、スロバキアの3カ国を世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表。
▽G7外相、ニューヨークで開いた会合後に共同声明を発表。中国に対し、ロシアにウクライナでの侵略阻止に向け圧力をかけるよう呼びかけた。
▽国連人権理事会、昨年2月のウクライナ侵攻開始以来、ロシアの人権状況が著しく悪化していると指摘。市民社会に対する組織的な弾圧が行われているとし、是正を求めた。
▽ウクライナ政府、国防次官6人を解任。国防相の交代に続く人事となる。解任の理由は明らかにされていない。対ロシア戦の戦況の公表をしていたマリャル国防次官も解任となった。
▽ウクライナのマリャル国防次官、解任前の声明で東部ドネツク州の前線の戦況について報告。ウ軍はバフムート周辺で奪還した地域に塹壕を張り巡らせているとした。
▽米民主党のケリー上院議員、首都キーウでウクライナ政府高官らと会談。ウ軍の現在のニーズを評価し、バイデン大統領が供与を検討している地対地ミサイルATACMSなどについて協議した。
▽ブリンケン米国務長官、ニューヨークの国連総会に先立ち、中国の韓正 国家副主席と会談。
▽ブルガリア国防省、領内で初めて爆発物を搭載したドローンが黒海に面した町で見つかり、海軍の専門班が爆破処理を行ったと発表。
▽ブラジル大統領府、ルラ大統領が20日に米ニューヨーク州でウクライナのゼレンスキー大統領と会談すると発表。
▽ロシア国防省、ウクライナの主要施設を空爆し、西側が供与したミサイルや劣化ウラン弾の保管庫、電子情報センターやウ軍偵察兵の訓練施設を破壊したと主張。
▽イランのライシ大統領、ロシアへのドローンや兵器供与を否定し、米国によるウクライナへの軍事支援を批判。
<9月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムート近郊の集落クリシチウカを奪還したと発表。過去3日間で2度目の大きな前進とみられ、前線の部隊を称賛した。
▽ウクライナ軍参謀本部、数カ月にわたる激しい戦闘の末、東部ドネツク州バフムート南方の集落クリシチウカを奪還したと発表。
▽ウクライナ空軍、南部オデーサ州にロシア軍の巡航ミサイル10発とイラン製ドローン6機が飛来したと報告。ミサイル6発とドローン全機を撃墜し、残りのミサイル4発は農業施設に着弾した。
▽ウクライナ当局、南部オデーサ州の港に黒海の暫定人道回廊を利用して、2隻の貨物船が先週初めて入港したと発表。
▽ウクライナ政府、南部オデーサ州の港に入港した貨物船2隻について、小麦約2万トンをアフリカやアジアの国々に届ける予定と発表。
▽ロシア当局、ウクライナ軍のドローンが南部クリミア半島とロシア本土に攻撃を仕掛けたと報告。
▽ロシア・モスクワ市長、首都郊外の防空部隊がドローンを2機撃墜したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナと国境を接する南西部の都市ボロネジにドローン1機が飛来し、防空部隊に撃墜されたと報告。
▽ロシア国防省、南部クリミア半島でウクライナのドローン6機を撃墜したと報告。
▽北朝鮮の金正恩 党総書記、ロシアから帰国の途に就く。
<9月16日>
▽ゼレンスキー大統領、EUが中東欧5カ国がウクライナ産穀物の輸入を禁じるのを認める措置を15日の期限切れをもって延長しなかったことについて、歓迎の意を示した。ただし、EU加盟国がその規則に従わない場合、ウクライナは文化的な方法で対応すると表明した。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部ヘルソン州の複数の集落を砲撃し、民間人少なくとも2人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ドネツク人民共和国当局、ウクライナ軍が住宅地を砲撃し、民間人5人が死亡したと発表。
▽米軍のミリー統合参謀本部議長、北朝鮮がロシアに兵器を供与しても、ウクライナ侵攻に大きな変化をもたらすことはないという見方示す。
▽ノルウェー首都オスロでNATOの国防相会合始まる。
▽ロシア・クルスク州知事、ウクライナ国境に近い集落が砲撃を受け、30歳の男性が死亡したと発表。
▽北朝鮮の金正恩 党総書記、ロシア東部ウラジオストク郊外の軍事施設を視察。
9月1日~15日(目次に戻る
<9月15日>
▽ウクライナ政府、同国産穀物に対する東欧諸国(ポーランド、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、スロバキア)の禁輸措置について、期限が切れる15日以降の延長は違法であり、共通の経済的利益を損なうと反発。
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン州に対するロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、6人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が住宅地にドローン攻撃を仕掛けたと報告。死傷者は出なかった模様。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州バフムート近郊の集落アンドリーフカを奪還したと発表。ロシア側に多数の犠牲者が出たとみられ、ロ軍は装備も失い、ウ軍は一部の地域を要塞化できたという。
▽ウクライナ軍、黒海の南西部でロシアのセルゲイ・コトフなど、パトロール艦2隻を攻撃し、クリミア半島西部ではロシアの防空システムを破壊したと報告。
▽ベルギー政府高官、G7は今後2~3週間以内にロシア産ダイヤモンドの禁輸を発表するという見通し示す。国内に世界最大のダイヤモンド取引拠点を持つベルギーはダイヤモンドの原石を追跡し、研磨された宝石と照合する計画を提案している。
▽ウクライナの海上無人偵察機(ドローン)が南部クリミア半島の港湾都市セバストポリの港湾入り口でロシアの小型ミサイル艦サムームを攻撃。大きな損傷を与えたとみられる。
▽ゼレンスキー大統領、来週の国連総会に出席した後、ワシントンD.C.の連邦議会を訪問し、民主・共和党の代表と会談予定。
▽米政府、バイデン大統領が来週21日にウクライナのゼレンスキー大統領とホワイトハウスで会談すると発表。
▽米ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩 党総書記の会談後、北朝鮮によるロシアへの武器提供を巡る協議が進展していると発表。
▽ロシアの軍事裁判所、ウクライナでの戦闘を回避するため脱走した兵士に対し、重警備の矯正労働収容所での懲役13年を言い渡した。
<9月14日>
▽ウクライナ政府、夜間にロシアのドローン22機の攻撃を受け、そのうち17機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ政府、南部ヘルソン州に対するロシア軍の砲撃で6歳の子供が死亡、4人が負傷したと発表。
▽ウクライナ軍、南部クリミア半島の西にある町エウパトリヤ付近のロシア防空システムに夜間に長距離攻撃を仕掛けたと発表。
▽ウクライナ空軍、南部と北部の複数の地域に対するロシア軍のドローン攻撃を迎撃したと報告。
▽南東部ドニエプロペトロフスク州知事、ロシア軍のドローン3機が同州の上空を通過し、複数の建物に損害を与えたと報告。
▽米ホワイトハウス、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が日本の秋葉 剛男国家安全保障局長および韓国の趙太庸 国家安保室長と電話会談し、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩 党総書記の首脳会談について協議したと発表。
▽ロシア外務省、外国の協力者として起訴されたロシア人と共謀したとして、米国の外交官2人に国外退去を要請したと発表。
▽ロシア国防省、南部クリミア半島上空でウクライナのドローン11機を撃墜したと発表。
▽北朝鮮の金正恩 党総書記、ロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地から移動した模様。ロシア国内にとどまっているものとみられる。
<9月13日>
▽ウクライナ政府、穀物輸出の代替ルートとなっている南部ドナウ川沿いの港がロシア軍のドローンによる大規模攻撃を受け、港湾インフラに被害が出たと報告。攻撃は4時間半にわたり続いたという。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したイラン製ドローン・シャヘド44機のうち32機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ軍、南部クリミア半島の港湾都市セバストポリにあるロシア海軍の資産および港湾インフラに対する攻撃を実施し、成功したと発表。ウ軍がロシア領やクリミア半島への攻撃を公式に表明するのは異例。
▽ロシア国防省、南部クリミア半島の港湾都市セバストポリがウクライナによるミサイル10発と高速ボート3隻の攻撃を受け、造船所で火災が発生。船舶2隻が損傷したと明らかにした。
▽南部クリミア半島のセバストポリ当局、ウクライナ軍の攻撃で少なくとも24人が負傷したと報告。
▽ハンガリー政府、EUが9月15日に期限を迎えるウクライナ産穀物の輸入制限措置を延長しない場合、ウクライナ産穀物の輸入を禁止することでルーマニア、スロバキア、ブルガリア政府と合意したと発表。
▽ルーマニア国防省、自国領内でドローンの破片が発見されたと発表。同国内でロシア軍のものとみられるドローンの破片が発見されたのはここ数日で3回目。
▽ルーマニア国防省、ウクライナとの国境付近で住民向けの防空壕の建設を開始したと発表。
▽北朝鮮の金正恩 党総書記、ロシア極東のボストーチヌイ宇宙基地でプーチン大統領と会談。
▽ロシアと北朝鮮の外相、極東のボストーチヌイ宇宙基地で会談。今年10月に北朝鮮で会談することに合意した。ロシア国営メディアが報じた。プーチン大統領の訪朝は予定されていないという。
▽中国外務省、ローマ教皇庁のズッピ枢機卿がウクライナ紛争解決に関する協議のため訪中すると発表。中国とバチカンは正式な国交を結んでいない。
<9月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍に対する反転攻勢に遅れが出ているという声が出る中、引き続き国の防衛に集中しなければならないと表明。
▽米政府、クラスター弾を搭載した、より長射程のミサイルなどをウクライナに供与するための調整段階に入ったとみられる。ロイター通信が報じた。
▽G7外相、ロシアが昨年一方的に併合を宣言したウクライナ東部・南部4州で統一地方選を実施したことについて、「ロシアが占領するウクライナ領内で見せかけの選挙が行われた」と非難する声明を発表。
▽ウクライナの軍事情報当局GUR、南部ザポリージャ原発の近くにあるエネルホダルに対するドローン攻撃の映像を公開。ロシアがパスポート発行に利用している建物のほか、ロシア人将校が駐在している場所などを攻撃したとしている。
▽ロシア国営原子力企業ロスアトム、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原発の近くにあるエネルホダルにウクライナ軍がドローンによる攻撃を行ったと報告。6機のドローンはすべて撃墜されたという。
▽北朝鮮の金正恩 党総書記を乗せた専用列車がロシア入り。13日にもプーチン大統領と会談するとみられる。
▽ロシア大統領府、米政府が北朝鮮によるロシアへの武器売却をけん制していることについて、「ロシアと北朝鮮は米国の声明に関心がない」と表明。
▽プーチン大統領、東方経済フォーラムで演説。ウクライナが和平交渉を開始するのは資源が尽きた場合のみで、戦闘を停止すれば西側の助けを借りて再軍備しようとするという見方を示した。
▽プーチン大統領、消費者物価指数の上昇により中央銀行は先月、主要政策金利を12%に利上げせざるを得なくなったと指摘。物価上昇が制御不能になればロシア経済は打撃を受けると警告した。
▽プーチン大統領、中国の張国清副首相と会談。両国の関係が歴史的に前例のないレベルに達しているという認識を示した。
<9月11日>
▽ゼレンスキー大統領、定例のビデオ演説で、2014年にロシアに併合したクリミア半島を取り戻すために全力を尽くすと改めて表明。同盟国にこの努力を支援するよう呼び掛けた。
▽ウクライナ国防省情報総局、2015年以降、ロシア側が支配していた黒海沿いの石油・天然ガスの採掘プラットフォームを奪還したと発表。
▽ウクライナ国防省、黒海沿いの石油・天然ガスの採掘プラットフォームを奪還する作戦の中で、船に乗ったウクライナ軍の特殊部隊とロシア軍の戦闘機スホイ30の間で戦闘が起き、スホイ30は被弾して退却を余儀なくされたと明らかにした。
▽ウクライナのマリャル国防次官、南部ザポリージャ州でウクライナ軍の主力反撃部隊がロシアの要塞と密集した地雷原を突破し、ロ軍の重要な兵站拠点、鉄道の接続点である要衝トクマクの奪還に向けて少しずつ前進していると報告。
▽ウクライナのクレバ外相、首都キーウでドイツのベーアボック外相と会談。
▽ドイツのベーアボック外相、ウクライナに対する軍事、経済、人道支援の継続を約束。これまでの支援総額が220億ユーロに達したと明らかにした。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が中部ドニプロペトロウシク州の住宅地にドローン攻撃を仕掛けたと報告。死傷者は出ていない模様。
▽米国務省、北朝鮮からロシアへの武器移転は複数の国連安保理決議に違反すると表明。
▽米中央情報局、ロシア人スパイ獲得を積極的に進める一環として、ロシア政府職員を標的に「真実」を明かす大切さを訴えかける動画を公開。
▽ロシアが占領したウクライナ4州の統一地方選の投開票。政権与党・統一ロシアが勝利した。
▽イギリス政府、ロシア軍が8月24日に黒海の港に停泊中の民間貨物船にミサイル攻撃を仕掛けたと非難。このミサイルはウクライナ軍によって撃墜された。
▽北朝鮮とロシア、金正恩 党総書記が近くロシアを訪問し、プーチン大統領と会談すると発表。
▽プーチン大統領、東方経済フォーラムに出席するため極東ウラジオストクに到着。北朝鮮の金正恩 党総書記とは12日に会談する可能性がある。
▽英国防省、ウクライナ軍がロシアに占領・併合されたいくつかの石油・天然ガス基地を攻撃し、その一部を奪還したと報告。
<9月10日>
▽ウクライナ当局、東部ドネツク州バフムートに向かっていた外国援助関係者を乗せたバンがロシア軍の砲撃を受け、少なくとも2人が死亡、2人が重傷を負ったと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、同国軍が南部ザポリージャ州ロボティネでさらに前進し、領土を1.5平方キロメートル奪還したと発表。南部戦線では激戦が続いているとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、フェイスブックの投稿で、自軍が南部ザポリージャ州ロボティネと東部ドネツク州バフムート近郊の集落からロシア軍を追い出したと報告。
▽ウクライナ軍、首都キーウとその周辺に一晩でドローン32機が飛来し、うち25機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ空軍、首都キーウとその周辺に飛来したドローン計33機うち26機を撃墜したと発表。その破片が市内のいくつかの地区に落下し、民間人少なくとも1人が負傷したという。
▽首都キーウ当局、まとまった数のドローンが多方向からキーウに飛来したと報告。防空部隊が20数機の撃墜に成功したと明らかにした。
▽ロシア国防省、ロシア占領下の南部クリミア半島に向けて航行していたウクライナ軍の高速艇3隻を撃沈したと発表。
▽ロシア国防省、同国の防空部隊が南部クリミア半島を狙ったウクライナのドローン8機と、西部ブリャンスク州上空を飛行したドローン1機を撃墜したと発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が南部ザポリージャ州とその東方に位置するドネツク州境界付近で前進したと報告。
<9月9日>
▽ゼレンスキー大統領、日本の林外相が首都キーウを訪問したことについて、「アジアにおける重要な同盟国であり、ウクライナを支援してくれる日本に感謝する」と表明。
▽日本の林外相、首都キーウを訪問し、クレバ外相と会談。キーウ郊外のブチャを視察し、犠牲者に哀悼の意を表した。
▽国際原子力機関、ウクライナ南部ザポリージャ原発がこの地域の戦闘に巻き込まれ、安全性が脅かされる可能性があると警告。
▽英国防省、ロシア軍が南部ザポリージャ州ロボティネをウクライナ軍から奪還すべく、この地域に増援部隊を送ったと報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍が指揮インフラを保護し、情報共有システムを改善するために、指揮統制機能に変更を加えたと指摘。
▽ロシア大統領府、西側諸国がロシアの農産物輸出に関する同政府の要求を完全に満たすまで、ロシアはウクライナが黒海を通って安全に穀物を輸出できる協定を再開しないと発表。
▽G20、アフリカ連合(AU)の加盟を全会一致で承認。
▽G20サミット、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、「あらゆる国家は領土獲得のための武力行使を控えなければならない」などとする首脳宣言を採択。ロシアを名指しして非難する文言は盛り込まれなかった。
<9月8日>
▽ゼレンスキー大統領、同盟国がロシアに対する制裁の手を緩めているとし、ロシア制裁を強化するよう求めた。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が死亡した背後にはプーチン大統領がいると主張。証拠は示さなかった。
▽ゼレンスキー大統領、定例のビデオ演説で東部・南部で活動する部隊の戦闘状況を報告。ロシア占領地奪還作戦で一定の成果を上げたとした。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部クリブイリフの住宅地を攻撃し、警察官1人が死亡、少なくとも73人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも3人が死亡したと報告。
▽国連、ロシアに対し、ロシア農業銀行がルクセンブルクにある子会社を通じて国際銀行間通信協会(SWIFT)の決済網に30日以内に実質的に接続できるようにすると伝えた。ロイター通信が報じた。
▽EUのミシェル大統領、週末に開催されるG20サミットで宣言を巡り、コンセンサスが得られるか予測することは難しいと表明。
▽ロシアに併合されたウクライナ4州(ドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポリージャ)とクリミア半島で統一地方選の投票始まる。
▽米起業家のイーロン・マスク氏、昨年、宇宙開発企業スペースXの衛星通信サービス・スターリンクをクリミアの港湾都市セバストポリで使用したいとするウクライナ側の要請を拒否していたことが分かった。
<9月7日>
▽ゼレンスキー大統領、イスラエルのネタニヤフ首相と会談。ロシアの侵攻を受けるウクライナをイスラエルがどのように支援できるかについて協議した。
▽ウクライナ当局、6日にロシア軍の攻撃を受けた東部ドネツク州コンスタンチノフカの犠牲者数を17人から16人に訂正。負傷者は33人としている。
▽ウクライナ当局、南部オデーサ州のドナウ川沿いにあるイズマイル港がロシア軍のドローン攻撃を受け、穀物貯蔵施設などが被害を受けたと発表。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したドローン33機のうち25機を撃墜したと発表。大部分は南部オデーサ州を標的としたものだったが、一部は北東部スムイ州に向かっていた。
▽北東部スムイ州政府、ロシア軍のドローン1機の攻撃で住宅地が被害を受けたと発表。死傷者は確認されていない。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、ロシア軍が同州オドラドカミャンカを砲撃し、男性1人が死亡したと報告。
▽国連のグテレス事務総長、ロシアに黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意に復帰してもらうため、ロシア産の穀物・肥料の輸出状況改善に向けて積極的な働きかけをしていると明らかにした。
▽ハリス米副大統領、北朝鮮がウクライナ侵攻を続けるロシアに軍事支援を提供することは「大きな間違い」とけん制。ハリス氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合出席のため、インドネシアのジャカルタを訪問中。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ルーマニア領内でロシア軍のドローンの破片が見つかったことについて、ロシアがルーマニアを意図的に攻撃した形跡はないと表明。
▽マクロン仏大統領、来年のパリ五輪について、ロシア国旗は掲げられるべきではないという見解示す。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナ北部の集落を視察。住民らと面会した。
▽ロシア当局、ウクライナ軍のドローン5機を撃墜し、そのうち1機は首都モスクワに向かっていたと発表。
<9月6日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでブリンケン米国務長官と会談。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでデンマークのフレデリクセン首相と会談。
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州コンスタンチノフカに対するロシア軍の攻撃を非難。戦場に近い工業都市の市場、商店、薬局が攻撃されたとし、「ロシアの悪事は一刻も早く打ち破られなければならない」と言明した。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が東部ドネツク州コンスタンチノフカを攻撃し、子供を含む少なくとも17人が死亡し、32人が負傷したと報告。
▽ブリンケン米国務長官、訪問先の首都キーウで総額10億ドル超のウクライナ追加支援策を発表。
▽米国防総省、ウクライナに対する最大1億7500万ドル相当の新たな安全保障支援策を発表。主力戦車エイブラムス向けの劣化ウラン弾が含まれる。
▽ウクライナ議会、更迭されたレズニコフ国防相の後任に国有財産基金のトップを務めていたウメロフ氏の起用を圧倒的賛成多数で承認。
▽ロシア外務省、トルコがカタールの財政支援を受け、ロシアがアフリカに輸出する予定の100万トンの穀物を割引価格で取り扱うことに基本的に合意したと発表。
▽ルーマニアのティルバル国防相、ロシア軍のドローンの部品がルーマニア領内に落下した可能性があると発表。
▽ルーマニアのヨハニス大統領、領内にロシアのドローンの破片が落下したとされる問題について、部品がロシアのものと確認されれば、そのような状況は容認できず、ルーマニアの主権と領土保全に対する重大な侵害になると指摘。「われわれは警戒態勢にあり、NATO加盟国と連絡を取り合っている」とした。
▽G7と同盟国、ロシア産原油価格に上限を設けた取り組みについて、世界的な原油高によりほとんどのロシア産原油が上限を超えて取引されているにもかかわらず、価格の定期的な見直しを棚上げにしている。ロイター通信が関係者の話しとして報じた。
▽トルコのエルドアン大統領、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、国連のグテレス事務総長と密に連絡を取っており、ニューヨークで今月開催される国連総会でグテレス氏と協議する予定。トルコメディアが報じた。
<9月5日>
▽ウクライナ政府、ゼレンスキー大統領が2つの前線地域を視察する中、ロシア軍への反攻により東部戦線でさらに多くの領土を奪還し、南部でも前進していると表明。
▽ウクライナ大統領府、黒海を通じたウ産穀物輸出合意を復活させるためにはウクライナが姿勢を軟化させるべきというトルコの提案を拒絶。ウ政府はロシアへの制裁緩和やロシアの宥和政策を支持しないとした。
▽米大統領府、バイデン大統領と中国の習近平 国家主席による首脳会談は予定されていないと言明。習主席はG20サミットを欠席するため、サミット中の会談は実現せず、米中首脳会談は今のところ予定されていないとした。
▽NGOクラスター弾連合、クラスター爆弾による死傷者が昨年の8倍に増加し、1000人を超えたという報告書を公表。クラスター爆弾の大半はウクライナ戦争で、特にロシアが使用しているという。昨年の被害者は1172人で、うち353人が死亡した。
▽プーチン大統領、西側諸国はナチズム賛美を隠蔽するために、ユダヤ人であるゼレンスキー氏をウクライナの大統領に据えたと主張。
▽ロシア外務省、ウクライナがオーストラリアのドローンを使ってロシア領内の標的を攻撃していると指摘。豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは先週、ウ軍が豪のドローンを使ってロシア・クルスクの飛行場を攻撃したと報じていた。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領と中国の習近平 国家主席が今週インドで開催されるG20サミットを欠席することについて、事前に調整したわけではないと説明。
▽ロシア大統領府、北朝鮮の金正恩 党総書記がロシアを訪問しプーチン大統領と会談する可能性があると米当局者が明らかにしたことについて、「ロシア政府としては発表することはない」と述べた。
▽ロシア国防省、首都モスクワに向けてウクライナが放った少なくとも3機のドローンを撃墜したと発表。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部ザポリージャ州が最近の戦闘の激戦地になっていると報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍の歩兵部隊が南部ザポリージャ州のロシア軍の対戦車壕と密集した地雷原の一部を越えて前進したと指摘。
▽ウクライナの農業業界団体UCAB、8月の農産物輸出が前月比16%増の430万トンだったと発表。
<9月4日>
▽ウクライナのレズニコフ国防相、議会議長宛てに辞表を提出したと発表。国防省の汚職疑惑で責任を取ったものとみられる。ロシアによる侵攻後、国防相の交代は初。
▽ウクライナ外務省、ロシア軍が夜間に南部オデーサ州イズマイル港を攻撃した際、ロシア側のイラン製ドローンがNATO加盟国である隣国ルーマニア領内に墜落・爆発したと発表。
▽ウクライナ国防省情報総局、ロシアによる侵攻に反対してウクライナに亡命したとするロシア軍のヘリコプター操縦士の氏名を公表。亡命はウ側が主導した長期間にわたる特殊作戦だったと明らかにした。
▽ルーマニア国防省、ウクライナ南部に攻撃を仕掛けたロシア軍のドローンがルーマニア領に墜落したというウ外務省の発表について、「ロシアが使用した攻撃手段がルーマニアの領土や領海に直接的な軍事的脅威を与えたことはない」と説明。ウ側の情報を全面的に否定した。
▽ウクライナ当局、南部オデーサ州の主要穀物輸出港として知られるドナウ川沿いのイズマイル港がロシアによるドローン攻撃を受け、倉庫が損壊、建物が炎上したと発表。
▽ウクライナ空軍、南部オデーサ州と中部ドニプロペトロウシク州を標的とするドローン32機のうち23機を迎撃したと発表。
▽首都キーウ当局、市内の全ての学校・大学に対し爆弾脅迫があったと報告。
▽ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領、ロシアのリゾート地ソチで会談。エルドアン氏は会談後の記者会見で、黒海を通じたウクライナ産穀物輸出合意は近く再開可能だという見方を示した。
▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領との会談後、「西側諸国が依然としてロシアの農産物輸出を制限している」と主張。そのうえで「我々は穀物取引を復活させる可能性を検討する用意があり、今日もエルドアン大統領にこの話をした。ロシア産農産物の輸出制限の撤廃に関する全ての合意が成立し次第、これを実行する」と強調した。
▽ウクライナのクレバ外相、ロシアが黒海の穀物協定から離脱する法的・政治的根拠はないと非難。協定への復帰を求めた。
▽ロシアのショイグ国防相、北朝鮮との合同軍事演習を検討していると表明。国営メディアが報じた。
▽米政府当局、北朝鮮の金正恩 党総書記が月内にロシアにわたり、プーチン大統領と会談する可能性があると明らかにした。ニューヨーク・タイムズ紙などが報じた。
<9月3日>
▽ゼレンスキー大統領、レズニコフ国防相を解任すると発表。国防省の汚職疑惑の責任を取ったものとみられる。後任は南部クリミアのイスラム系少数民タタール人で、国有財産基金のトップを務めるウメロフ氏。就任には国会の承認が必要。
▽ゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領とフランス国内におけるウクライナ兵のパイロット訓練について、「重要な合意に達した」と明らかにした。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部オデーサ州の南部を3時間半にわたってドローンで攻撃し、ドナウ川の港湾インフラが被害を受け、少なくとも2人が負傷したと発表。
▽国際オリンピック委員会、中国・杭州で今月行われる第19回アジア競技大会へのロシアとベラルーシの選手の出場について、実現不可能と結論付けた。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、今年これまでにロシア軍に約28万人が入隊したと発表。
<9月2日>
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人1人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽北東部スミ当局、ロシア軍の砲撃により警察官1人が死亡、民間人2人が負傷したと報告。
▽東部ドニプロ当局、ロシア軍の砲撃およびドローン攻撃により、民間人4人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が過去24時間に42回の多連装ロケットランチャーによる攻撃および、4回のミサイル攻撃と39回の空爆を行ったと発表。
▽東部ドネツク州のロシア当局、ウクライナ軍の砲撃で民間人4人が負傷したと報告。
▽ロシア軍、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋に攻撃を仕掛けたウ軍のドローン3機を撃墜したと発表。1機を1日遅く、残り2機を2日早朝に撃墜したという。
▽ロシア南部ベルゴロド州知事、ウクライナ軍の砲撃により民間人1人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ロシア西部クルスク州知事、ウクライナ軍の砲撃で女性1人が負傷したと報告。
▽英国防省、ウクライナ軍が南部地域で前進していることについて、ロシアはウ軍の前線突破を阻止するために、この地域に展開した部隊を2つに分けて行動させる可能性があると指摘。
<9月1日>
▽ウクライナ大統領府、ロシア国内でのドローン攻撃は増加していくという見方を示し、こうした攻撃が頻発していることはウクライナの戦争が徐々にロシア国内に移行していることを示していると指摘した。
▽ウクライナのブダノフ情報局長、先月末に発生したロシア西部プスコフ州の空港に対するドローン攻撃について、ロシア国内から実施されたものだったと発表。
▽ウクライナ全土の学校で新学期スタート。
▽米政府、劣化ウラン弾を含む徹甲弾をウクライナに初めて供与する見通し。ロイター通信が報じた。
▽アルバニアのホクシャ国連大使、9月18日からニューヨークで開催される国連年次総会にウクライナのゼレンスキー大統領が出席するほか、安保理のウクライナに関する会合(9月20日)に参加することが見込まれると発表。アルバニアは9月の安保理議長国。
▽米国家安全保障会議、ロシアが新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)サルマトを実戦配備したという情報について、米国は確認する立場にないと表明。
▽プーチン大統領、ウクライナ東部・南部4州の開発に向け、今後2年半で連邦予算から1兆9000億ルーブル(約200億ドル)を充てる方針を表明。
▽プーチン大統領、中国の習近平 国家主席と近く会談すると発表。会談場所は明らかにしなかった。
▽ロシア西部クルスク州知事、クルスク原子力発電所から数キロ離れた町クルチャトフがウクライナのドローン攻撃を受けたと報告。
▽ロシア大統領府、英防衛大手BAEシステムズがウクライナに現地法人を設立したと発表したことについて、「ロシアに対して使用される兵器を製造する施設はロシア軍の標的になる」とけん制。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領がリゾート地ソチで来週会談する予定と発表。
▽ロシア当局、同国西部の3地域に向かっていたドローンを防空部隊が撃墜したと発表。
8月16日~31日(目次に戻る
<8月31日>
▽ゼレンスキー大統領、同国が700キロ離れた標的を攻撃できる兵器を開発したと発表。詳細は明らかにしなかった。
▽ゼレンスキー大統領、英防衛大手BAEシステムズのウッドバーンCEOと会談。
▽ウクライナ政府、ロシアのエストニア・ラトビア国境近くにある空港が30日にドローン攻撃を受けたことについて、ウクライナの諜報機関が関与したことを認めた。
▽ウクライナのクレバ外相、ロシアの侵攻に対するウクライナ軍の反転攻勢への批判は兵士の顔に唾を吐く行為と非難。
▽英防衛大手BAEシステムズ、ウクライナに現地法人を設立し、同国政府と兵器・装備品の供給強化に向けた契約に調印したと発表。
▽トルコのエルドアン大統領、9月4日にロシアのリゾート地ソチでプーチン大統領と会談予定。黒海の穀物輸出が主な議題となる見通し。ロイター通信が報じた。
▽英シンクタンク国際戦略研究所、ロシア領内でドローン攻撃が相次いでいることについて、「ウクライナはロシア軍の士気を低下させ、司令官にかかる圧力を強めようとしている」と指摘。
▽ロシアが強制併合したウクライナ東部・南部4州(ドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州)で地方選挙始まる。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ポーランドとバルト3国がベラルーシに駐留するロシアの民間軍事会社ワグネルの即時追放を要請したことについて、「根拠のない要求」と一蹴した。
<8月30日>
▽ウクライナ政府、ロシア軍が首都キーウにミサイルとドローンによる集中攻撃をしかけ、民間人少なくとも2人が死亡、2人が負傷したと発表。夜間に20以上のミサイルとドローンが撃墜された。
▽ウクライナ軍のザルジニー総司令官、ロシア軍が発射したミサイル28発と16機のドローンのうち15機を撃墜したと報告。
▽米政府、プーチン大統領と北朝鮮の金正恩 党総書記が書簡を交換したことを示す情報を入手したと発表。ロシアは北にミサイルや砲弾などの物資を輸出するよう求めている。
▽ロシア国営メディア、エストニアとラトビア国境近くにある空港が攻撃を受け、火災が発生。軍用機4機が損傷したと伝えた。負傷者はいない模様。
▽ロシア大統領府、本土の空港が攻撃を受けたことについて、現地の状況を分析し、容疑者を特定すると発表。
▽ロシア外務省、本土の空港が攻撃を受けたことについて、「ウクライナ軍は西側の通信衛星を利用してロシアにドローン攻撃を仕掛けている」と主張。
▽ロシア国防省、ウクライナの指揮所や偵察所を多数攻撃したと発表。
▽南部クリミア半島のロシア当局、主要港を狙ったドローン攻撃を阻止したと発表。
<8月29日>
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍がクピャンスクの食肉加工工場を砲撃し、民間人1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍が州内の地域から撤退する際に残した地雷などの装置が爆発し、3人が死亡したと発表。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナに対する総額2億5000万ドルの新たな軍事支援を発表。医療車両や追加的な地雷除去装置のほか、防空用ミサイル、高機動ロケット砲システム・ハイマース向けの弾薬、300万発を超える小火器弾薬などが含まれる。
▽国連児童基金(ユニセフ)、ウクライナで学校への攻撃が続いているため、平常通り授業を受けている学齢期の子供は全体の3分の1にとどまり、多くの生徒が学習面で遅れをとっていると指摘。
▽ロシア大統領府、搭乗機の墜落で死亡した民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の葬儀について、プーチン大統領は参列しないと明らかにした。葬儀の日程や場所は公表されていない。
▽バチカン政府、ロシア帝国の領土を拡大した皇帝をたたえたフランシスコ教皇の発言について、ロシアの帝国主義を賛美する意図はなかったと釈明。
<8月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でウクライナ軍はロシア側の計画にロ軍が予期せぬ方法で確実に対応する策を用意していると表明。
▽ウクライナのクリメンコ内相、ロシア軍が中部ポルタワ州の産業施設を夜間に攻撃し、民間人少なくとも3人が死亡したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、戦略的に重要な南部ザポリージャ州ロボティネをロシア軍から奪還・解放したと発表。ウ軍は先週、ロボティネにウクライナ国旗を掲げたが、掃討作戦はまだ続いていると表明していた。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、ロシア軍が州内の集落を砲撃し、63歳の女性1人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃により自宅の外で働いていた男性1人が死亡と報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が夜間に黒海からミサイル4発を発射し、そのうち2発を撃墜したと報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ウ軍は現在、南部ザポリージャ州ロボティネ南東のほか、同じくザポリージャ州マラトクマチカの南方を移動していると報告。東部ドネツク州バフムート南方でも前進を続けていると明らかにした。
▽ウクライナのレズニコフ国防相、 ウ軍のザルジニー総司令官は同盟国の高官と組織的に会談しており、軍事戦略を巡るウクライナと米国の見解の相違(米メディア報道)は間違いであり、事実でないと指摘。全てが計画通りに進んでいると強調した。
▽ウクライナのクレバ外相、EUによる中東欧5カ国におけるウ産穀物の一時的な輸入禁止措置が9月15日に失効した後、近隣諸国がウ産穀物の輸入に制限を課すことに断固反対すると表明。
▽ポーランドとバルト三国、拠点をベラルーシに移したロシアの民間軍事会社ワグネルが関与する重大事件が発生した場合、ベラルーシとの国境を全面的に閉鎖すると表明。
▽ポーランドとバルト3国、隣国ベラルーシに対し、反乱失敗後に同国に身を寄せているロシアの民間軍事会社ワグネルの部隊を国外追放するよう要請。
▽ロシア当局、ウクライナ侵攻に関する情報を米外交官に渡した疑いで、在ウラジオストク・米国領事館に勤務していた元職員(自国民)を拘束したと発表。
▽ロシア国防省、南部ザポリージャ州ロボティネとベルボベ付近でウクライナ軍の攻撃を撃退したと主張。
<8月27日>
▽ゼレンスキー大統領、国内で選挙を実施する可能性について、「同盟国が費用を分担し、国会が承認し、国民が投票に行くのであれば戦時中でも実施することは可能」という見解示す。
▽ウクライナ空軍、防空部隊がロシアの巡航ミサイル4発を撃墜したと報告。
▽ウクライナ内務省、首都キーウ郊外に撃墜したロシア軍のミサイルの破片が落ち、民家10数軒が被害を受け、民間人2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、西部ジトーミル州上空でL39練習機同士が衝突し、パイロット3人が死亡した事故の調査を開始したと発表。
▽ウクライナのクブラコフ副首相、黒海西岸に臨時に設置した人道回廊を利用して、アフリカ向けの鉄鋼製品を積んだ貨物船が南部オデーサの港を出港したと発表。
▽ロシア連邦捜査委員会、23日の小型機墜落で死亡した搭乗者10人のDNA鑑定を行い、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が含まれることを確認したと発表。
▽ロシア国防省、首都キーウの飛行場への攻撃に成功したと発表。
▽ロシア国防省、ウクライナと国境を接する西部ブリャンスク州とクルスク州上空でドローン2機を撃墜したと報告。負傷者は出ていない模様。
<8月26日>
▽ウクライナ当局、東部クピャンスクのカフェにロシア軍の砲弾が直撃し、民間人少なくとも2人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したイラン製ドローン2機を夜間に同国北東部上空で撃墜したと報告。
▽ウクライナ空軍、西部ジトーミル州上空でL39練習機同士が衝突し、パイロット3人が死亡したと発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で83歳の女性が死亡したと報告。
▽英国防省、ウクライナ軍が東部と南部の前線で戦果を上げていることについて、ロシア軍はウ軍の圧力を分散するために東部クビャンスクと要衝リマンへの攻撃頻度を高める可能性があると指摘。
▽ロシア国防省、ロシア軍はクビャンスクで前線沿いの陣地を回復し、前日のウクライナによる5回の攻撃を撃退したと主張。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍は今週初めに東部の前線で進軍した後、南部ザポリージャ州の前線でも戦果を上げていると指摘。
▽ロシア国営メディア、首都モスクワに新たなドローンが飛来し、市内の3空港が一時閉鎖を余儀なくされたと報じた。
▽ロシア国防省、首都モスクワの赤の広場の西方約50kmにドローンが飛来し、まもなく撃墜されたと発表。死傷者は出ていない模様。
▽ロシア国防省、ウクライナ国境沿いのベルゴロド州に接近したドローンが撃墜されたと発表。死傷者や被害には言及せず。
▽ロシア南部ベルゴロド州知事、ウクライナ軍がクラスター弾で国境の村を攻撃し、民間人6人が負傷したと主張。
<8月25日>
▽ウクライナ陸軍のシルスキー司令官、ロシア軍は攻勢再開に向け、ロシアが支配するウクライナ東部で部隊を再編成していると報告。
▽英国防省、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が死亡したとみられることについて、ワグネル部隊が不安定化し、何かしらの混乱を引き起こす可能性があると指摘。
▽ロシアの反体制派武装集団、民間軍事会社ワグネルの兵士らに対し、創設者プリゴジン氏や司令官のウトキン氏の死に対する報復として、ウクライナ側に寝返るよう呼びかけた。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏と司令官のウトキン氏に対し、命を狙われる可能性があるので気をつけるよう警告していたと明らかにした。国営メディアが報じた。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部クリミア半島周辺でウ軍のドローン42機を撃墜したと発表。
▽ロシア大統領府、航空機事故で死亡したとされる民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏について、同氏の暗殺を政府が命じたとするうわさを強く否定。西側の報道や指摘を真っ赤なウソと非難した。
▽ロシア連邦保安局、ウクライナ政府がロシア国民を操作して国の施設に放火させていると非難。こうしたテロ行為には19年以下の懲役刑が科されると警告した。
▽オランダのビール大手ハイネケン、ロシア事業から完全撤退したと発表。同事業を現地のアーネスト・グループに1ユーロで売却した。
▽ロシア国防省、ウクライナが首都モスクワに向けてミサイル1発を発射したと発表。死傷者は出ていない模様。
<8月24日>
▽ゼレンスキー大統領、32回目となる自国の独立記念日に合わせて動画を公開。自由のために戦う国民を称賛した。
▽ウクライナ軍、ロシアの占領下にある南部クリミア半島に部隊が一時的に上陸したと発表。
▽米政府当局、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏らを乗せたジェット機が墜落したとされる事件について、まだ情報を精査しているものの、米国はロシア国内から発射された地対空ミサイルが同機を撃墜した公算が大きいとみていると明らかにした。
▽米国防総省、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏らを乗せたジェット機が地対空ミサイルによって撃墜されたと示唆する情報は今のところないと発表。
▽バイデン米大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領とオンライン会談。ウ軍パイロットに対するF16戦闘機訓練開始について協議した。
▽ノルウェーのストーレ首相、米製F16戦闘機をウクライナに供与すると発表。ゼレンスキー大統領との首脳会談で明らかにした。
▽米シンクタンク戦争研究所、南部クリミア半島の前線でウクライナ軍が前進したとされることについて、「ロシアの防衛線の構造から、戦術的に大きな意味を持つ可能性が高い」と指摘。
▽ロシア・サンクトペテルブルクのビル、通称ワグネル・センター前に創設者のプリゴジン氏を追悼する人々集まる。数百人が献花した。
▽プーチン大統領、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が搭乗したプライベートジェット機が墜落し乗員全員が死亡したとされる事件について初めて言及。プリゴジン氏の遺族らに哀悼の意を表した。
▽プーチン大統領、ロシアはアフリカ諸国との関係を深める意向があり、食料と燃料の供給で信頼できるパートナーであり続けると主張。南アフリカでの新興5カ国(BRICS)首脳会議にテレビ会議で出席し、アフリカと多面的な関係を発展させることに関心があると強調した。
▽北朝鮮、米国はウクライナ軍にF16戦闘機を供与することでウクライナ危機を世界的な核戦争に向かわせていると主張。北朝鮮とロシアの軍事協力を批判する権利はないと表明した。
<8月23日>
▽ロシア当局、首都モスクワの北方に墜落したプライベートジェット機の搭乗者リストにロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が記載されていたと発表。タス通信などが報じた。
▽ロシア民間航空局、首都モスクワの北方に墜落したとされるプライベートジェット機について、プリゴジン氏を含む乗客7人と乗組員3人が搭乗していたと認めた。生存者はいない模様。
▽バイデン米大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏がプライベートジェット機の墜落事故で死亡した可能性があることについて、「何が起きたかは分からないが、驚かない」と表明。「ロシアで起きることでプーチン大統領が関与していないことはあまりないようだ」という考えを示した。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアによる南部クリミア半島の併合について、占領に終止符を打つと改めて宣言。
▽ウクライナのクリメンコ内相、ロシア軍が北東部ロムヌイの学校を攻撃し、学校関係者4人が死亡、地元住民4人が負傷したと発表。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部の穀物輸出拠点となっているドナウ川流域にある穀物倉庫を夜間にドローンで攻撃したと報告。倉庫が燃え上がり、火はすぐに消し止められた。
▽南部オデーサ州知事、ロシア軍によるドローン攻撃が3時間にわたって続いたと報告。ウクライナ空軍がドローン9機を撃墜したと述べた。
▽ウクライナ空軍、ロシアが発射したドローン20機中11機を撃墜したと発表。
▽米国務省、ウクライナ軍によるロシア領内への攻撃を奨励したり可能にしたりすることはないと表明。
▽ウクライナ当局、占領下の南部クリミア半島でロシアの地対空ミサイル防衛システムS-400を破壊したと報告。
▽フィンランド、ポルトガル、リトアニアの首脳ら政府高官が首都キーウを訪問。
▽国営ロシア通信、航空宇宙軍のスロビキン総司令官が解任されたと報じた。
▽ブラジルのダシルバ大統領、新興5カ国(BRICS)はウクライナやロシアと戦争終結に向けた取り組みを行っていると指摘。国連安全保障理事会による対応の限界を批判した。
▽プーチン大統領、南アフリカで開かれている新興5カ国(BRICS)首脳会議でオンライン演説。ウクライナ侵攻を正当化した。
▽ロシア国防省、首都モスクワに飛来したドローン3機を撃墜したと発表。負傷者は出ていない模様。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、親ロシア派が分離独立を求めるジョージア領の南オセチアとアブハジアについて、ロシアが併合する可能性があると言及。
<8月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ギリシャの首都アテネでEU・バルカン諸国の首脳らと会談。
▽ウクライナのマリャル国防次官、自軍が南部ザポリージャ州の前線近くにある集落に入ったと報告。ロシア軍の砲撃が続いていると明らかにした。
▽ウクライナの破壊工作部隊がロシア領内の空軍基地に駐機していた爆撃機2機をドローンで破壊。ウクライナの国営メディアが報じた。
▽ロシア国防省、黒海の要衝ズメイヌイ島の東方沖でロシア戦闘機がウクライナ軍の隊員を乗せた米製軍用高速艇を破壊したと主張。
▽ロシア国防省、ロシアのガス採掘施設がある黒海の海域でロシア戦闘機がウクライナの偵察船を破壊したと主張。
▽ロシア当局、首都モスクワ近郊と西部ブリャンスク州上空でウクライナのドローン4機を撃墜したと発表。
▽プーチン大統領、南アで開幕した新興5カ国(BRICS)首脳会議にオンライン出席。ロシアに対する西側諸国の制裁を非難した。
<8月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ギリシャの首都アテネを訪問。ミツォタキス首相らと会談し、EUとバルカン半島の高官らによる非公開会合にも出席した。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ空軍パイロットの米製F16戦闘機の訓練にギリシャが参加すると発表。
▽ゼレンスキー大統領、訪問先のデンマークで米製F16戦闘機の供与が確約されたことについて、ウクライナがロシアによる侵攻を終わらせることができると確信していると表明。
▽ギリシャのミツォタキス首相、記者会見でウクライナを全面的に支持すると改めて表明し、ロシアを「戦争犯罪」で非難した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、25人が負傷したと報告。
▽ウクライナ農業連盟、黒海に新たに設置した人道回廊を通じて穀物を輸出することを検討中。ロイター通信が報じた。
▽ウクライナのマリャル国防次官、東部ハルキウ州の戦況が厳しいという認識示す。ただし、ロシアの攻撃を退けており、この1週間で数平方キロメートル奪還したと明らかにした。
▽英紙フィナンシャル・タイムズ、ウクライナのグリバン経済次官の話しとして、「黒海の港を発着する穀物船をカバーする保険の契約が近づいている」と報じた。
▽ロシア国防省、首都モスクワ西方でウクライナのドローン1機を迎撃したと報告。モスクワ郊外でもう1機撃墜したとしている。
<8月20日>
▽ゼレンスキー大統領、デンマークとオランダの軍事基地を訪問。両国の首脳と会談した。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、6歳の少女を含む7人が死亡した北部チェルニヒウの劇場に対するロシア軍のミサイル攻撃に言及。厳しい報復措置を取ると言明した。
▽ウクライナ内務省、ロシア軍による東部ハルキウ州への攻撃で男性1人が死亡したと報告。
▽デンマークのフレデリクセン首相、ウクライナに米製F16戦闘機19機を供与すると発表。そのうち6機は年明けに引き渡すことを望んでいるとした。
▽オランダのルッテ首相、ウクライナに米製F16戦闘機を供与すると表明。具体的な時期は明らかにせず、「パイロットの訓練とインフラの整備次第」と述べた。
▽ウクライナ北部チェルニヒウ当局、前日のロシア軍によるミサイル攻撃の負傷者が148人に増加したと報告。6歳の児童を含む少なくとも7人が死亡した。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃が1日中続き、民間人少なくとも11人が負傷したと報告。
▽ロシア当局、ウクライナのドローンがクルスク州の駅を攻撃し、民間人5人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナによる首都モスクワへのドローン攻撃を阻止したと発表。
<8月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が北部チェルニヒウの劇場にミサイルを撃ち込んだと非難。多くの民間人が死傷したと述べた。
▽ゼレンスキー大統領、NATO加盟候補国のスウェーデンを訪問。クリステション首相らと会談し、スウェーデンのCV90歩兵戦闘車の生産・訓練・整備に関して協力することで合意した。
▽ウクライナ北部チェルニヒウの劇場にロシア軍のミサイルが着弾。6歳の児童を含む少なくとも7人が死亡、144人が負傷した。
▽ウクライナ空軍、直近24時間でロシア軍のドローン17機のうち15機を撃墜したと報告。
▽ロシア当局、ウクライナのドローンが北西部ノブゴロド州の軍用飛行場に攻撃を仕掛け、火災が発生したと報告。負傷者はいなかったという。
▽ロシア国営メディア、プーチン大統領がウクライナ国境に近いロストフ州を訪問し、軍幹部らと会談したと報じた。
<8月18日>
▽ウクライナ大統領府、東部と南部の前線で激戦が続いていると報告。
▽米メリーランド州のキャンプデービッドで日米韓首脳会談。3首脳は安全保障と経済関係を拡大することなどで合意した。
▽米政府、ウクライナ避難民の保護資格を拡大すると発表。これにより、一時保護資格の対象が現在の2万6000人から16万6700人に拡大となり、その期間も2023年10月19日から2025年4月19日まで18カ月延長される。
▽ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、ロシア軍とウクライナ軍の死傷者数が約50万人に上ると推計された。米ニューヨーク・タイムズ紙が政府当局者の話しとして報じた。ロシア軍の死傷者は約30万人、このうち死者は最大12万人、負傷者は17~18万人に達した模様。ウクライナ軍の死者は約7万人、負傷者は10~12万人と推計。
▽米政府、ウクライナ軍が現在進めるロシア軍に対する反転攻勢について、南部ザポリージャ州の要衝メリトポリを奪還できる公算は小さいという見方示す。
▽ロシア国防省、防空部隊が首都モスクワ上空に飛来したウクライナのドローンを撃墜したと発表。
<8月17日>
▽ウクライナ軍、ロシア軍に対する反転攻勢について、南東部の戦線でさらに多くの戦果を収めたと発表。
▽米政府、ウクライナへの米製戦闘機F16供与について、導入に向けた訓練が終了した時点でデンマークとオランダから供与することを承認。
▽ウクライナのクレバ外相、自国軍はロシア軍に占領されている全ての領土をどれだけ時間がかかろうとも奪還すると表明。2014年に併合されたクリミア半島も奪還すると改めて強調した。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ロシアによるウクライナ侵攻を巡る和平交渉に参加する条件がいつ整うかはウクライナ次第と指摘。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ロシアの核戦力部隊に変化は見られず、これに対応するNATOの体制を見直す必要はないという認識示す。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアのプーチン大統領はベラルーシをウクライナ侵攻に参戦させようとしていないと表明。親ロシアメディアのインタビューで語った。
▽ロシアがイラン製の攻撃ドローン量産という目標に向け着実に前進していることが分かった。米紙ワシントン・ポストが報じた。
▽EU統計局、6月のユーロ圏の貿易収支について、季節調整前で230億ユーロの黒字と報告。ロシアからの輸入が急減した。
<8月16日>
▽ウクライナのマリャル国防次官、ロシア軍に対し反転攻勢を強める自国軍が東部ドネツク州の前線に位置する集落ウロジャイネを奪還したと発表。
▽ウクライナのシルスキー陸軍司令官、東部ハルキウ州クピャンスクの戦線の状況は厳しさを増していると表明。ロシア軍の防衛網を突破できずにいるとみられる。
▽南部オデーサ州政府、ロシア軍による夜間のドローン攻撃でドナウ川の港のひとつの穀物備蓄施設などが損傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、今秋もしくは冬までに米国製のF16戦闘機を運用することはできないという見通し示す。
▽ウクライナ政府、新しい黒海航路を初めて利用する貨物船が南部オデーサ州の港から出航したと発表。
▽米国務省、ウクライナの穀物輸出を確実にする代替経路を模索するために、同盟国などと協力していると明らかにした。
▽ウクライナ政府、同国を経由したロシア産天然ガスの欧州向け輸送について、2024年の契約満了に伴うロシアとの更新協議には応じない意向示す。
▽リトアニア政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる安全保障上のリスクを理由に挙げ、ベラルーシとの国境検問所6カ所のうち2カ所について、18日から一時的に閉鎖すると発表。
▽ベラルーシ政府、同国との国境検問所2か所を閉鎖するとリトアニアが決定したことについて、非友好的な措置と非難。
▽米政府、ロシア・北朝鮮間の武器取引に関与したとして、3団体を制裁リストに追加。
▽英フィナンシャル・タイムズ紙、米政府がイランとの緊張緩和に向けた協議の一環として、ロシアへの武装ドローン売却を停止するようイラン側に求めていると報じた。
8月1日~15日(目次に戻る
<8月15日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ザポリージャ州を訪問。ロシア軍に対する反転攻勢に参加している部隊を激励した。
▽西部リビウ州と北西ボリーニ州、ロシアによる大規模空爆を受け、民間人少なくとも3人が死亡、負傷者が多数出た。
▽ラトビア国防相、移民による不法入国の試みが過去24時間で96件発生したことを受け、ベラルーシとの国境警備を強化するよう軍隊に命じた。
▽ロシアのショイグ国防相、ウクライナの軍事資源について、西側諸国から支援を受けているにもかかわらずほぼ枯渇していると主張。
▽ロシア南部ダゲスタン共和国のマハチカラ市にあるガソリンスタンドで爆発発生。少なくとも35人が死亡、80人が負傷した。
▽プーチン大統領、北朝鮮で大日本帝国による統治が終了したことを記念する祖国解放記念日に合わせて金正恩 党総書記に送った祝辞で、ロシア、北朝鮮両政府の協力強化を呼び掛けた。
▽ロシア中央銀行、緊急会合を開催し、主要政策金利を3.5%ポイント引き上げ12%とした。
▽ロシア政府、中央銀行が発行するデジタル通貨「デジタル・ルーブル」の試験運用を開始。
▽ロシア西部ブリャンスク州政府、ウクライナの破壊工作グループによる越境を阻止したと報告。
<8月14日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州の前線部隊を訪問。兵士らと面会し、前線の作戦状況などについて協議した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも8人が死亡、23人が負傷したと報告。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部の港湾都市オデーサに向けドローン15機とミサイル8発を発射したと発表。いずれも撃墜に成功し、その破片が地上に落下したことで被害が出たという。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ロシア軍に対し反転攻勢を強める自国軍が先週、激戦地となっている東部ドネツク州バフムート付近でロシアに占領されていた3㎢の領土を奪還したと報告。バフムート一帯で解放した領土は計40㎢になったという。
▽ウクライナのマリャル国防次官、自国軍は南部ザポリージャ州にあるロシア軍占領下のメリトポリおよびベルジャンシク方面へ進撃しているほか、東部ドネツク州南部の前線の集落ウロジャイネでも戦闘が続いていると報告。
▽ウクライナ外務省、ロシアが前日、黒海を航行中の貨物船に威嚇射撃を行ったと発表したことについて、ロシアの挑発行為を非難し、国際社会に断固とした対応を取るよう要請。
▽EU、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援策として、砲弾22万3800発を提供したと発表。計100万発を供与する計画の一部。
▽米政府、ウクライナに2億ドル相当の新たな安全保障支援を行うと発表。防空用の弾薬、砲弾、地雷除去装置などが含まれる。
▽ノルウェー政府、同国の軍需企業が7億4000万クローネ相当の契約に基づき、新しく開発した対ドローンシステムをウクライナに提供すると発表。
▽ポーランド内務省、首都ワルシャワと主要都市クラクフでロシアの民間軍事会社ワグネルに関する「プロパガンダ用の印刷物を配布した」として、ロシア国籍の男2人をスパイ容疑で拘束したと発表。
▽イギリス政府、スコットランド北部のNATOが警備する空域内でロシアの海上哨戒爆撃機2機を迎撃するために同国の戦闘機タイフーンを緊急発進させたと発表。
▽オランダ王立空軍、NATO領空に接近するロシア爆撃機2機がデンマーク上空で確認され、デンマーク空軍がF16戦闘機を緊急発進させたと発表。
▽中国国防省、李尚福 国防相が今週、ロシアとベラルーシを訪問すると発表。
▽ロシアのショイグ国防相、ウクライナ侵攻で使用されているロシアの兵器は効果を発揮し、西側の兵器は完璧にほど遠いことが示されたと主張。
▽ロシア国防省、南部ベルゴロド州でウクライナのドローンを撃墜したと主張。
<8月13日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン州の集落が砲撃を受け、乳児を含む7人が死亡したことに言及。テロリストの攻撃を阻止しなければならないと言明した。
▽ウクライナ当局、南部ヘルソン州の集落にロシア軍の砲弾が直撃し、生後23日の乳児を含む7人が死亡、13人が負傷したと発表。
▽ドネツク州マリウポリのウクライナ当局、市内でロシア軍同士の戦闘が発生し、複数の民間人(ウクライナ人とみられる)が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、南部ザポリージャ州の前線で自軍が部分的な成功を収めたと報告。前進を続けているとした。
▽ロシア軍、ウクライナ南部・黒海を航行していたパラオ船籍の貨物船に威嚇射撃。被害は出ていないものとみられる。
▽ロシア当局、南部ベルゴロド州でドローン3機、隣のクルスク州でドローン1機を撃墜したと報告。
▽英国防省、ロシアの民間軍事会社ワグネルはウクライナ侵攻で重要な役割を果たしてきたが、ロシア政府はワグネルへの資金提供を停止する可能性があると指摘。
<8月12日>
▽ゼレンスキー大統領、生まれ故郷の中部クリビーリフで爆発が起きたものの、死傷者は出ていないと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイル攻撃で警察官1人が死亡、12人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、住宅地に対するロシア軍の砲撃で73歳の女性が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも2人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、占領下のウクライナ南部クリミア半島にウ軍のドローン20機が飛来し、全て撃墜したと主張。
▽クリミア半島のロシア知事、ロシア本島とクリミアを結ぶケルチ橋にウクライナのミサイル2発が撃ち込まれ、撃墜に成功したと主張。人的・物的損傷はなかったとしている。
▽ロシア軍、ウクライナ東部ルハンシク州郊外の集落をウクライナ側から奪還したと主張。
<8月11日>
▽ゼレンスキー大統領、30人を超える国家公務員が刑事告発される可能性があるとして、汚職に関与した地方当局者が解任されたことを認めた。
▽ゼレンスキー大統領、多くの国家公務員が汚職で解任されたことについて、「戦時中の汚職は大逆罪に当たる」と断じた。
▽ウクライナ大統領府、多くの国家公務員が汚職で解任され、刑事告発される可能性があることについて、「汚職は国家安全保障の脅威であり、信頼を損なう蛮行」と非難。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍のミサイルが西部のポーランド国境近くにある集落に着弾し、8歳の男児が死亡したと報告。
▽米国家安全保障会議、ウクライナのパイロットに対するF16戦闘機の訓練について、欧州で定員に達した場合、米国で訓練することに前向きと表明。
▽ロシア当局、首都モスクワに3日連続でドローンが飛来したと報告。死傷者はでなかったとみられる。
<8月10日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、27人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ハルキウ州の前線近くに位置する37の町や集落に避難命令。約1万2000人が対象。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の弾道ミサイル「イスカンデル」が南部ザポリージャ州のホテルに着弾し、少なくとも1人が死亡、子供2人を含む14人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、約400億ドルの追加予算を連邦議会に要請。ウクライナ支援に関連する240億ドルのほか、国境警備に40億ドル、災害援助に120億ドルとしている。
▽ウクライナのクレバ外相、サウジアラビア・ジッダで開かれたウクライナ和平に関する会合について、ゼレンスキー大統領が提案した10項目の和平計画への世界的な支持を集めることが可能なことが示され、ウクライナにとって画期的な会合だったと称賛。
▽ウクライナ海軍、黒海での新たな臨時人道回廊が稼働を開始したと報告。数日以内に最初の船舶が利用する予定だという。穀物や農産物を安定して輸出できるかどうかは不明。
▽ポーランド国防省、ベラルーシ国境に最大1万人の兵士を増派する計画を発表。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ロシア軍が東部クピャンスクへの進軍を目指し、この地域で部隊を結、前進を試みていると報告。
▽ロシア検索エンジン最大手ヤンデックスの創業者、同国によるウクライナ侵攻を「野蛮」と批判。
<8月9日>
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が南部ザポリージャ州のウクライナ管理地域を攻撃し、民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、東部の前線で激戦が続いていると報告。ウ軍はロシアの激しい抵抗を受けているとした。
▽ポーランド内務省、記録的な数の移民が入国を試みていることを受け、東部のベラルーシ国境に兵士2000人を追加派遣すると発表。
▽ラトビアのリンケービッチ大統領、同国東部のロシア・ベラルーシ国境を視察。
▽ロシア政府、同国の占領下にあるウクライナ南部ザポリージャ原発について、ウクライナが同原発の使用済み核燃料貯蔵施設をドローンで攻撃しようとしたと主張。
▽ウクライナ南部ドネツク人民共和国のプシーリン首長、ウクライナ軍の砲撃で民間人1人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ロシアのショイグ国防相、フィンランドのNATO加盟を受けて、西部国境の軍備を増強すると表明。
▽ロシア首都モスクワ郊外にある工場で爆発。少なくとも1人が死亡、60人が負傷した。国営メディアが報じた。
<8月8日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州ポクロフスクに対するロシア軍のミサイル攻撃(7日)について、犠牲者が9人に増加し、80人以上が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、定例のビデオ演説で、穀物などの輸送を可能にするため、黒海に展開しているロシア軍に反撃すると表明。
▽ウクライナ大統領府、東部ハルキウ州に対するロシア軍の空爆で民間人2人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽ウクライナ南部ドネツク人民共和国のプシーリン首長、ウクライナ軍の砲撃で民間人11人が負傷したと報告。
▽ウクライナ保安局、ロシアのハッカーによるウクライナ軍の戦闘情報システムへの不正アクセスの試みを阻止したと発表。「サンドワーム」と呼ばれるロシアのハッカー集団が関与したとしている。
▽中国税関総署、7月の貿易統計を公表。ロシアからの輸入が前年同月比8%減の92億ドルとなり、2022年2月以来のマイナスとなった。
▽プーチン大統領、農産物輸出のルーブル建て決済を可能にする法令に署名。ロシアはウクライナ侵攻を受けて国際銀行間通信協会(SWIFT)の決済システムから排除されており、友好国への制裁圧力を緩和する手段としてルーブル建て決済を推進している。
▽イギリス政府、ウクライナに侵攻したロシア軍に武器や部品を供給しているなどとして、イランのドローン製造企業をはじめとする外国企業と個人を制裁リストに追加。
<8月7日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州ポクロフスクに対するロシア軍のミサイル攻撃について、「ロシアは東部を焼け野原に変えようとしている」と非難。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍のミサイル2発が東部ドネツク州ポクロフスクの集合住宅に着弾し、民間人少なくとも5人が死亡、31人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍が9階建てアパートを砲撃し、少なくとも1人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃により57歳の女性が死亡、4人が負傷したと報告。
▽ウクライナのクレバ外相、ブリンケン米国務長官と電話会談。長距離ミサイル「ATACNS」の供与を要請したと明らかにした。
▽ウクライナ保安局、ゼレンスキー大統領の旅程に関する情報を事前に収集し、軍事施設に関する情報をロシアに提供しようとした疑いで女の容疑者を拘束したと発表。
▽ウクライナ軍のザルジニー総司令官、自軍は前進するための条件を一歩一歩整えており、主導権はロシアではなくウクライナ側にあると表明。
▽ウクライナ大統領府、サウジアラビア・ジッダで開かれたウクライナ和平に関する会合について、参加国が約6週間以内に政治顧問級の会合を開催することで合意したと発表。
▽米国務省、中国がサウジアラビア・ジッダで開かれたウクライナ和平に関する会合に出席したことは生産的だったという認識示す。
▽中国の王毅外相、ロシアのラブロフ外相と電話会談。ロシアが侵攻を続けるウクライナについて、独立した公平な立場を堅持するという考えを改めて伝えた。
▽中国外務省、サウジアラビア・ジッダで開かれたウクライナ和平に関する会合について、「中国は国際的なコンセンサスの強化に寄与した」とする声明を発表。
▽ロシア外務省、ウクライナ戦争で和平合意が結ばれるには、まずウクライナが戦闘を停止する必要があると主張。
<8月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で米国やドイツの防空システムが重要な結果をもたらしていると報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシアが直近24時間でミサイル30発を発射し、48回の空爆を行ったと発表。民間人が死傷し、住宅や民間インフラに被害が出たと明らかにした。
▽ウクライナ軍、南部クリミア半島と本土のロシア占領地域を結ぶ2本の橋を攻撃。
▽ウクライナ政府、サウジアラビア・ジッダで開かれたウクライナの和平に関する会合は生産的なものだったと評価。協議には中国、インド、米国、欧州諸国など40カ国以上が参加した。
▽ロシア政府、首都モスクワのブヌコボ空港でフライトが一時停止したと報告。モスクワ市長は南部でドローンが撃墜されたと明らかにした。モスクワへのドローン攻撃はここ1週間で3回目。
<8月5日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でサウジサミットに言及。「食糧安全保障などの問題において、アフリカ、アジア、その他世界の何百万もの人々の運命は世界がいかに早く平和の方程式を実行するかにかかっている」と表明した。
▽ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を挟むケルチ海峡、ロシアのタンカーがウクライナの水上ドローン攻撃を受けた。ロシア当局が明らかにした。
▽サウジアラビア・ジッダでロシアによるウクライナ侵攻を巡る会合始まる。ロシアは招待されていない。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を挟むケルチ海峡でロシアのタンカーが水上ドローンによる攻撃を受けたことについて、「ウクライナによるテロ攻撃」と非難。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、ウクライナが黒海のロシア艦艇を繰り返し攻撃していることについて、ウクライナの港湾拠点への攻撃を強化する必要があると示唆。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ルハンシク州の一部地域を占領したと主張。
<8月4日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でウクライナ保安庁から報告書を受け取ったと発表したが、その内容には言及しなかった。
▽ウクライナのイエルマーク大統領府長官、安全の保証を巡り、米国との協議を3日に開始したと発表。
▽米2024大統領予備選に立候補している共和党のクリスティー氏がウクライナを訪問。首都キーウでゼレンスキー大統領と会談した。
▽黒海に面するロシア・ノボロシースクの海軍基地がウクライナの水上ドローンによる攻撃を受け、軍艦1隻が大きな被害を受けた。ロイター通信が報じた。
▽ロシア軍、ショイグ国防相がウクライナ東部の戦闘地帯にある軍司令部を視察し、高官らと面会して報告を受けたと発表。訪問日は不明。
▽中国外務省、サウジアラビア・ジッダで今週末開かれるロシアによるウクライナ侵攻を巡る会合に、李輝 ユーラシア事務特別代表を派遣すると発表。ロシアは招待されていない。
▽ロシア政府、ウクライナ戦争の戦費が膨らんでいることを受け、今年の国防予算を9兆7000億ルーブルに倍増。国営テレビが報じた。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部クリミアに対するウクライナ軍のドローン攻撃を撃退したと発表。
<8月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でウクライナ軍の反転攻勢に言及。東部と南部の前線で困難に直面していものの、優勢に立っているという見解を示した。
▽ゼレンスキー大統領、南部オデーサ州の河川港イズマイルがロシア軍のドローン攻撃を受けたことについて、防空システムの改善が急務であることを示している指摘。防空システム増強に向け取り組んでいると明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡したと発表。
▽ウクライナ空軍、首都キーウ方面に向かっていたロシア軍のドローン15機をすべて撃墜したと発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも8人が負傷したと報告。
▽ブリンケン米国務長官、国連安全保障理事会の中で、全ての国連加盟国はロシアに黒海を脅迫に利用するのをやめるよう伝えるべきと訴えた。またウクライナ南部の黒海穀物輸出合意が復活した場合、米国はロシアを含む全ての国が自由かつ安全に食料と食品を輸出できるよう、必要なことをやり続けると表明した。
▽ウクライナ検事総長、7月以降激化しているロシア軍によるウクライナの農業インフラへの攻撃について、戦争犯罪の可能性があるとして調査していると表明。穀物や港湾インフラが100回以上攻撃を受けたという。
▽米ホワイトハウス、ロシアのショイグ国防相が先週の北朝鮮訪問で、ロシアへの軍需品販売を増やすよう北に提案したと指摘。
▽ロシアのカルーガ州知事、州内でドローン7機が撃墜されたと発表。死傷者はいなかったとしている。
▽ロシア地裁、ロシアが特別軍事作戦と称するウクライナ侵攻に関して、不正確なコンテンツを削除しなかったとして、米アップルに40万ルーブルの罰金を命じた。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、今年1月1日以降、23万1000人が兵士として入隊したと報告。
<8月2日>
▽ゼレンスキー大統領、南部オデーサ州の穀物輸出拠点がロシア軍のドローン攻撃を受けたことについて、ロシアは食糧市場の危機を通じて世界的な大惨事を引き起こそうとしていると非難。
▽ゼレンスキー大統領、今秋にも平和サミットが開催されることを望むと表明。サウジアラビアで今週開かれるウクライナ和平会議はその足がかりになるとした。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ハルキウ州に対するロシア軍の攻撃で91歳の女性が死亡したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人4人が負傷したと報告。
▽ウクライナ検事総長、2022年2月以降の戦闘で、ウクライナ市民少なくとも1万749人の死亡を確認、1万5599人が負傷したと発表。実際の死傷者数はこれをはるかに上回るという認識を示した。
▽ウクライナ検察当局、ロシア軍が南部オデーサ州イズマイルにある河川港のインフラにドローン攻撃を仕掛けと発表。穀物の大型貯蔵施設ほか、複数のサイロや倉庫が損壊した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍のドローン攻撃により、アフリカ諸国や中国、イスラエルに輸送されるはずだった約4万トンの穀物が被害を受けたと発表。
▽首都キーウ当局、ドローンによる攻撃があり、対空部隊が対応したと報告。ドローンの破片が3つの地区に落下したものの、負傷者は出なかったという。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したイラン製ドローン23機を南部オデーサ州と首都キーウで迎撃したと発表。
▽ロシア国防省、バルト海で軍事演習・オーシャン・シールド2023を開始したと発表。
▽ブラジル大統領、ウクライナの和平実現に取り組んでいるものの、ロシアとウクライナはいずれも和平について話し合う準備ができていないと表明。
▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。先月期限切れとなったウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意について、西側がロシアの穀物輸出に対する義務を果たせば直ちに復帰する用意があると伝えた。
<8月1日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも12人が死亡、104人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシアの首都モスクワは戦争に急速に慣れつつあるとツイート。モスクワにドローンが飛来したことには言及しなかった。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍が市内の病院を砲撃し、医師1人が死亡、医療従事者5人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のドローン攻撃で市内の建物に被害が出たと報告。少なくとも1人が負傷した。
▽米国家安全保障会議、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員がベラルーシに駐留していることで、ポーランドを含むNATO加盟国に具体的な脅威がもたらされているとは認識していないと表明。
▽ポーランド国防省、ベラルーシのヘリコプター2機が領空を侵犯したとして、国境に駐留する部隊を増強すると表明。
▽NATO、ベラルーシのヘリがポーランド領空に侵入したことについて、ベラルーシの臨時代理大使を呼び、状況説明を求めた。
▽米国のトーマスグリーンフィールド国連大使、米国はロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意に関する協議に復帰する意向を示しているという兆候を確認したと表明。
▽ロシア当局、首都モスクワがウクライナによるドローン攻撃を受け、先週末に被害を受けた市内のビルが再び攻撃されたと発表。
▽ウクライナ外務省、ポーランド大統領の外交顧問によるウクライナに関する容認できない発言を巡り、ポーランド大使を呼び出し抗議。
▽クリミア半島のロシア当局、ロ軍の黒海艦隊の本拠地であるセバストポリ上空でドローンを撃墜したと発表。
7月16日~31日(目次に戻る
<7月31日>
▽ゼレンスキー大統領、中部クリビーリフの集合住宅の外壁に大きく開いた穴から立ち上る黒煙を映した動画をフェイスブックに投稿。ロシアは平和的な街と市民を脅し続けていると非難した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍のミサイルが中部クリビーリフの中心部に着弾し、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、17人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍が12の都市と村を砲撃し、民間人少なくとも1人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、北東部地域がロシア軍の激しい攻撃にさらされているものの、ウ軍が抵抗を続け、一部地域では損失を出しながらもロ軍を押し返していると報告。
▽ウクライナのクレバ外相、クロアチアのラドマン外相と会談。ウクライナ産穀物の輸出にクロアチアの港を利用する可能性を巡り合意したと明らかにした。
▽東部ハルキウ州政府、市内の人口密集地域がドローン攻撃を受け、民間人少なくとも1人が負傷。大学の寮が一部破損した。
▽米国家安全保障会議、米政府はロシア国内への攻撃を奨励したり、可能にしたりしていないと表明。
▽米国務省、サウジアラビアが8月に開く予定のウクライナ和平に関する国際会議に米政府高官も出席すると発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ワグネルは現在、新たな戦闘員を募集していないとSNSに投稿。
▽ロシアのショイグ国防相、ウクライナのロシア支配地域への攻撃に対する報復として、軍事インフラへの攻撃を強化したと主張。
▽ロシアメディア、ウクライナ軍が南部ヘルソン州のロシア領にある集落を砲撃し、6人が死亡したと報じた。
▽ロシア大統領府、8月上旬にサウジアラビアで開催される予定のウクライナ和平に関する国際会議の目的を把握する必要があるという認識示す。
<7月30日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「戦争がロシアの領土、象徴的な中心地に徐々に戻りつつある」と表明。これを不可避かつ自然で完全に公正なプロセスとした。
▽ウクライナ空軍、南部ヘルソン州などにロシア軍のドローン4機が飛来したため、全機撃墜したと報告。
▽北東部スムイ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、20人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、首都モスクワにウクライナのドローン3機が飛来し、攻撃を受けたと報告。うち1機は郊外で撃ち落とし、残り2機も迎撃したが、オフィスビルに衝突した。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、仮にウクライナによる反転攻勢が成功すれば、ロシアは核兵器を使用せざるをえなくなるとSNSに投稿。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍がクリミア半島にドローン攻撃を仕掛けたと報告。16機を撃墜したとしている。
<7月29日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州の前線を訪問。特殊部隊の兵士らを激励した。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説の中で、ロシア軍が占領地で組織的に残虐行為を働き、その証拠を隠蔽していると非難。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部と南部の前線で激戦が続いていると報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が南部の前線でロシア軍の抵抗を受けていると指摘。ウ軍は思うように前進できていないとした。
▽プーチン大統領、ウクライナがクリスマスの祝日をロシア正教会と同じ1月7日から12月25日に変更したことについて、「何世紀にもわたる対立の象徴」という見方を示した。
▽プーチン大統領、1000km以上にわたるウクライナの前線におけるウ軍の攻撃の激しさは2日前に比べると低下していると指摘。ロ軍はあらゆる攻撃を撃退していると主張した。
<7月28日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウの修道院前広場で演説。世界の同盟国に結束を呼びかけ、ウクライナの主権を守り、ロシアに勝利すると誓った。
▽ゼレンスキー大統領、同国のクリスマスの祝日をロシア正教会と同じ1月7日から、12月25日に変更する法案に署名。
▽ウクライナ軍参謀本部、自軍が東部の前線でロシア軍の激しい抵抗を受けていると報告。
▽ウクライナ大統領府、中部ドニエプロペトロフスク州ドニプロの集合住宅がロシア軍のミサイル攻撃を受け、民間人少なくとも9人が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が中部ドニエプロペトロフスク州ドニプロの集合住宅にミサイルを撃ち込んだことについて、「民間人へのミサイルテロを許してはならない」と断じた。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネル、西アフリカ・ニジェールで起きたクーデターの試みを擁護する内容の音声メッセージを公開。創設者プリゴジン氏のものとみられる。
▽プーチン大統領、アフリカ諸国の一部首脳が提示したウクライナ戦争の終結案について、政府として慎重に検討していると表明。
▽ロシア軍、ウクライナ国境に近いロシア南部ロストフ州タガンログの上空でウクライナ軍のミサイルを迎撃したと発表。ミサイルの破片で民間人が負傷し、建物が損壊したという。
▽ロシア南西部サマラ州、国営石油会社ロスネフチが保有する石油精製所で爆発発生。爆発に関与したとされる容疑者が拘束された模様。
▽アフリカ連合議長を務めるコモロのアスマニ大統領、ロシアのプーチン大統領によるアフリカへの穀物提供の提案は十分ではないという見解示し、ウクライナ戦争の停戦が必要と表明。
▽ロシア国防省、ウクライナによる首都モスクワ付近へのドローン攻撃を阻止したと主張。
<7月27日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州・スタロマイオルスケ村をロシア軍から奪還したと表明するウクライナ軍兵士のビデオを公開。
▽ゼレンスキー大統領、南部ザポリージャ州北部・ドニエプル川沿いのドニエプル市を訪問。軍司令官らと会談し、防空、弾薬供給、徴兵について協議した。
▽ウクライナ大統領府、南部オデーサ州に対するロシア軍のミサイル攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、港湾インフラが被害を受けたと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍の戦略爆撃機が発射したミサイル36発を撃墜したと報告。
▽米国家情報長官室、中国がロシアによる欧米の制裁逃れに加担し、ウクライナで使用する軍事・軍民両用の技術をロシアに提供している可能性が高いと指摘。
▽ポーランド内相、隣国ベラルーシとの国境付近でロシアの民間軍事会社ワグネルが関与する深刻な事態が発生した場合、リトアニアおよびラトビアと共に国境を閉鎖する可能性があると表明。
▽ロシア、ウクライナ侵攻に関連してプーチン大統領に逮捕状を出した国際刑事裁判所の赤根 智子裁判官を指名手配リストに追加。
▽プーチン大統領、サンクトペテルブルクで開催されたロシア・アフリカ首脳会議で、ウクライナ産穀物のアフリカへの輸出をロシアが代替することは可能とし、3~4カ月以内にアフリカ6カ国への穀物の無償供給を開始する用意があると表明。
▽プーチン大統領、ウクライナ南東部で戦闘が激化していると表明。ロシア軍が敵を撃退していると主張した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が南部ザポリージャ州の西部で大規模な反攻作戦を開始し、ロシア軍の防衛陣地を突破したと報告。
<7月26日>
▽ゼレンスキー大統領、自軍が前線で非常に良い結果を上げていると表明。近く詳細を公表すると明らかにした。
▽米国家安全保障会議、ウクライナ軍のロシアに対する反転攻勢について、ペースが仮に十分でないとしても、膠着状態ではないという認識示す。
▽ウクライナ保安局のマリウク長官、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋で昨年10月に発生した爆発に関与したと初めて認めた。
▽NATO、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意からのロシアの離脱を改めて非難。黒海地域の監視を強化すると表明した。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ウクライナ軍はロシア軍の占領下にある南部メリトポリやベルジャンスクで前進しているほか、東部ドネツク州バフムートでも反転攻勢に成功していると報告。
▽ウクライナのフェドロフ副首相、反転攻勢支援に向けて、前線の部隊にドローン1700機を送ると発表。
▽スウェーデン政府、同国はNATO加盟候補国としてのイメージ悪化を狙ったロシアの支援を受けた者による偽情報キャンペーンの標的になっていると指摘。スウェーデンがイスラム教の聖典コーランを燃やすデモを支持しているとほのめかす偽情報が拡散されているという。
▽中国の王毅 新外相、トルコの首都アンカラを訪問し、フィダン外相とウクライナ情勢を巡り協議。エルドアン大統領とも会談した。
▽ウクライナのフトツァイト・スポーツ相、2024パリ五輪開幕まで約1年に迫る中、ウクライナ代表選手がロシア・ベラルーシ選手と対戦することを禁止する決定を堅持するかどうかを検討していると表明。
▽モルドバ外務省、同国に駐在するロシア外交官の数を削減すると表明。
▽プーチン大統領、エチオピアのアビー首相と会談。アビー氏は27日に開幕するロシア・アフリカサミット(サンクトペテルブルグ)にも出席する予定。
<7月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、公職者の汚職や裏切りを容認しないと表明。兵士採用担当の地方職員が多額の横領容疑で逮捕されたほか、議員にロシアに協力した容疑が浮上したことを受け、声明を出した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が首都キーウに向けて発射したイラン製ドローンを迎撃したと報告。死傷者と被害は報告されていない。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部ドネツク州でクラスター爆弾を使用したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の空爆で10歳の少年が死亡、5~12歳の子供4人が負傷したと報告。
▽米国防総省、ウクライナに対する4億ドル規模の追加支援を発表。防空ミサイルや装甲車ストライカー、高性能地対空ミサイルシステムNASAMS用弾薬、ドローンなどが含まれる。
▽EUの執行機関である欧州委員会のボイチェホフスキ委員、ウクライナ産穀物のほぼ全てを連帯レーンを通じて輸出し、コストを負担する用意があると表明。
▽プーチン大統領、28日に予定されるロシア・アフリカ首脳会議のワーキングディナーでウクライナ侵攻を巡りアフリカの首脳らと協議する予定。
▽ロシア国防省、同国軍がウクライナ東部ドネツク州方面の前線で最大2km進撃したと発表。
▽ロシア国防省、黒海で哨戒艇に対し夜間に行われたドローン攻撃を撃退したと発表。
▽ロシア国防省、ショイグ国防相率いるロシア代表団が北朝鮮に到着したと発表。外国の代表団が訪朝するのはコロナ・パンデミックが始まって以来初めて。
▽ベラルーシ、今年5月に新興5カ国(BRICS)への加盟を申請。ロシア国営メディアが報じた。
▽イギリスのウッドワード国連大使、黒海沿岸のウクライナの穀物施設を攻撃しているロシア軍が攻撃対象を黒海を航行する民間船舶にも拡大する可能性があるという情報をイギリスは入手していると表明。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が未明に首都キーウを空爆したと報告。防空システムが作動したという。
<7月24日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナに隣接する加盟5カ国が実施しているウクライナ産穀物の輸入制限措置について、「容認できず明らかに非欧州的」と非難。EUに対し、9月15日の期限内にこの制限を終了するよう求めた。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が夜間に行った南部オデーサ州に対するドローン攻撃で港湾エリアの穀物倉庫などが被害を受けたと発表。
▽ウクライナの国防当局、ロシアの首都モスクワで発生したドローン攻撃について、ウクライナ軍による特殊作戦だったと明らかにした。
▽米ホワイトハウス、ロシアの首都モスクワが早朝にウクライナ軍のドローン攻撃を受けたことについて、米国は原則、ロシア国内への攻撃を支持しないと表明。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ロシア軍に対する反転攻勢について、先週、南部と東部で合わせて16㎢の領土を新たに奪還したと報告。
▽国連のグテレス事務総長、グテレス氏がプーチン大統領に提案した内容に沿って、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意に復帰するようロシアに求めた。
▽ロシア国防省、首都モスクワでドローンを使ったウクライナによるテロ行為を阻止したと発表。
▽米財務省、ロシアの民間軍事会社ワグネルの活動拡大を促進したとして、アフリカ西部マリの国防相を含む高官3人を制裁リストに追加。
▽ロシア大統領府、ウクライナ南部ザポリージャ州のロシア支配地がウクライナ軍の攻撃を受け、国営メディアの記者が死亡したと主張。
▽ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記、米国がロシアの重要な情報インフラに対するサイバー攻撃を計画していると主張。
▽ロシア軍、ウクライナの穀物施設への攻撃を拡大し、ドローンでドナウ川沿いの穀物倉庫を破壊。ウクライナ当局は6人が負傷したと報告している。
▽ロシア軍、ウクライナ軍がクリミア半島のジャンコイにある弾薬庫をドローンで攻撃したと報告。
<7月23日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が南部の港湾都市オデーサにミサイル攻撃を仕掛け、民間人少なくとも1人が死亡、20人が負傷したと報告。ユネスコの世界遺産に登録された市内中心部にある大聖堂も大きな被害を受けた。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部の港湾都市オデーサに対し、夜間にミサイル19発を発射したと発表。この攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、22人が負傷した。
▽ウクライナ空軍、南部オデーサ州に対するロシア軍のミサイル攻撃について、さまざまな種類のミサイルを計19発発射し、そのうち9発を撃墜したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が人口密集地を攻撃し、民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽ブリンケン米国務長官、CNNのインタビューで、ウクライナがロシアに占領された地域の約50%を既に取り戻したと明らかにした。
▽プーチン大統領、サンクトペテルブルクでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。ウクライナ軍の反攻は失敗したという認識を示した。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部オデーサ州への攻撃について、同州でテロ攻撃が準備されていたとし、全ての目標を破壊したと主張。
<7月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの穀物協定離脱を受け、穀物回廊の安全を確保するための措置について話し合うため、NATOのストルテンベルグ事務総長と電話会談したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも8人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、南東部上空でイラン製ドローン5機を含むロシア軍のドローン14機を撃墜したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の空爆で52歳の女性が死亡したと報告。
▽北東部スムイ州政府、ロシア領内からの攻撃で市民少なくとも1人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍、クリミア半島の石油貯蔵所とロシア軍倉庫を破壊したと発表。詳細は明らかにしなかった。
▽クリミア半島のロシア当局、中部の弾薬庫などが攻撃を受けたと報告。民間の負傷者はいなかったという。
▽独放送局DW、ロシア軍が東部ドネツク州でクラスター爆弾を使用し、DWのカメラマンが負傷、ウクライナ兵1人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が南部ザポリージャ州のロシア領でクラスター爆弾を使用し、国営メディアのジャーナリスト1人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽ロシア外務省、ウクライナ軍が南部ザポリージャ州のロシア領でクラスター爆弾を使用したとされることについて、米国とその同盟国が関与していると主張。
<7月21日>
▽ゼレンスキー大統領、同氏について批判的な発言をしたプリスタイコ駐英大使を解任。理由は明らかにしていない。
▽国連安全保障理事会、ロシアによる黒海経由のウクライナ産穀物輸出に関する合意の停止による人道的影響について協議。西側の理事国はロシアの決定を非難した。
▽米政府、早ければ来週25日にもウクライナに対する最大4億ドル相当の追加軍事支援を発表予定。ロイター通信が報じた。
▽米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)、ロシアの民間軍事会社ワグネルは現在、ウクライナでの戦争に参加していないという見解示す。
▽プーチン大統領、NATO加盟国のポーランドが旧ソ連構成国に領土的野心を抱いていると主張。ロシアの隣国であるベラルーシへのいかなる攻撃もロシアに対する宣戦布告とみなすと警告した。
▽ロシアのベルシーニン外務次官、ウクライナが黒海の穀物輸出回廊を利用してロシアの国益に対するテロ攻撃を仕掛けていると主張。
<7月20日>
▽ゼレンスキー大統領、戦時中の政府の歳出を厳しく管理するよう関係閣僚に求めた。これを受け、費用のかかるプロジェクトを推進してきたトカチェンコ文化情報相が辞任を申し出た。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が南部オデーサ州を3夜連続で空爆し、民間人少なくとも3人が死亡、27人が負傷したと報告。港湾インフラへの新たな被害は確認されていない。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したミサイル19発のうち5発とドローン19機のうち13機を撃墜したと発表。
▽南部ミコライウ州政府、ロシア軍の空爆で民間人少なくとも2人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽ウクライナ国防省、首都キーウ時間21日午前0時以降、黒海沿岸の港やロシア支配地域の港に向かう全ての船舶を軍事関連物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと発表。
▽米国家安全保障会議、ウクライナ軍がロシアに対する反転攻勢で米国に供与されたクラスター爆弾の使用を開始したと発表。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、EU外相理事会で今後4年間のウクライナへの武器、弾薬など軍事支援に充てる200億ユーロの基金を設けることを提案。
▽ウクライナのシュミハリ首相、世界銀行から15億ドルの融資を受けると発表。日本政府が保証を提供するという。
▽国連安全保障理事会、21日に会合を開き、ロシアによる黒海経由のウクライナ産穀物輸出に関する合意の停止による人道的影響を巡り協議する予定。
▽国際原子力機関、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原発について、爆発物などが仕掛けられていないか確認するためにアクセスが必要とした施設の屋根などへの立ち入り調査をロシア当局がまだ承認していないと明らかにした。
▽ベラルーシ国防省、ロシアの民間軍事会社ワグネルの教官がベラルーシ特殊部隊に対する訓練を開始したと発表。
▽ロシア外務省、モスクワなどに駐在するイギリス外交官について、大使などの幹部を除き、半径120kmを超える移動を計画する場合は5営業日前までの届け出を義務付けると発表。
▽ロシアのアントノフ駐米大使、ロシア軍は黒海を航行する民間船舶を攻撃する準備はしていないと表明。
▽中国商務省、ウクライナから質の高い商品の輸入を拡大し、貿易自由化に向けた実行可能性調査を進める用意があると表明。
▽米財務省と国務省、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、約120の団体および個人を制裁リストの追加。
<7月19日>
▽ゼレンスキー大統領、南部オデーサ州の港湾施設が2夜連続でロシア軍の空爆を受けたことについて、「テロリストによる攻撃は我が国だけでなく世界の安定にも影響を与えている」と非難。港を守るためにはさらなる防空システムが必要と訴えた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、21人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシアが黒海経由の穀物輸出合意の履行を停止したことを受け、穀物輸出を維持するために臨時の輸送ルートを設定すると表明。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が南部の港湾都市オデーサを2夜連続で空爆したと報告。民間人少なくとも12人が負傷した。
▽ウクライナ農水省、同国が穀物を含む食料を輸出できなければ、最貧国は存亡の危に瀕すると警告。
▽米国防総省、ウクライナに対する約13億ドルの追加支援を発表。高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」4基のほか、152ミリ砲弾、地雷除去装置、ドローンなどが含まれる。
▽イギリスの対外情報機関MI6のムーア長官、先月のロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装蜂起はロシア大統領府を取り巻く環境に深い亀裂があることを示しているとし、ウクライナ侵攻に愕然としたロシア人に対し、イギリスのスパイ活動に協力するよう呼びかけた。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏がベラルーシでワグネルの兵士を歓迎し、ウクライナの戦争にはもはや参加しないと伝えている様子が映った動画がテレグラムに投稿された。
▽プーチン大統領、ロシアが延長に合意しなかったウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意について、西側諸国が自らの目的達成のために歪めていたと非難。ロシアが提示した条件の全てが満たされれば、ロシアは直ちに復帰すると表明した。
▽南アフリカ大統領府、同国で来月開催されるBRICS首脳会議にロシアのプーチン大統領は出席しないと発表。
▽ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長の甥が仏食品・飲料大手ダノンのロシア子会社トップに起用。
▽ロシア国防省、モスクワ時間20日午前0時から黒海沿岸のウクライナの港に航行する全ての船舶を軍事物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと表明。
▽国際通貨基金、ロシアがウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意の履行を停止したことで、世界の食料安全保障の見通しが悪化し、特に低所得国にとっては食料インフレを助長するリスクがあると警告。
▽ロシア外務省、ロシアの農産物輸出を促進する覚書を国連が3カ月以内に履行するなら、ウクライナなどとの黒海穀物輸出合意を巡る協議を再開できるという見解示す。
<7月18日>
▽ウクライナ軍参謀本部、南部の港湾都市オデーサがロシア軍のミサイル・ドローン攻撃を受け、港湾設備が被害を受けたと発表。
▽ウクライナ空軍、防空システムが黒海からオデーサに向けて撃ち込まれたロシア軍の巡航ミサイル・カリブル6発とイラン製自爆型ドローン・シャヘド21機を撃墜したと報告。
▽南部ミコライウ州当局、ロシア軍の攻撃で工業施設に被害が出たと報告。
▽ロシア軍、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋への攻撃計画に南部オデーサの港湾設備が関係していたとして、報復攻撃を行ったと発表。
▽ロシア軍、ウクライナ東部ハルキウ州クピャンスク近郊の前線で攻撃作戦に成功し、一部で前進があったと報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、東部ハルキウ州クピャンスク近郊の戦闘でウクライナ軍が主導権を握り、ロシア軍のクピャンスク方面への攻勢は現時点では成功していないと報告。
▽米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長、ウクライナのロシアに対する反転攻勢について、「失敗とは程遠い」と指摘。今後の戦闘は長く厳しいものになるという見方を示した。
▽国連、ロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出に関する合意の履行を停止したことを受け、ウクライナとロシアの穀物や肥料を世界市場に供給するための案が示されていると明らかにした。
▽ウクライナのクレバ外相、黒海穀物合意の代替策を見つける必要があるとしたうえで、「現在非常に活発な議論が行われている」と報告。
▽EU、道路と鉄道でウクライナ産穀物の輸送拡大を目指していると明らかにした。
▽米政府、ウクライナに対する13億ドル相当の追加軍事支援を近く発表予定。ロイター通信が報じた。
▽G20財務相・中央銀行総裁会議、一部の参加国がロシアによるウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意から事実上離脱したことを非難。
▽ロシア軍、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋の通行を部分的に再開したと発表。
<7月17日>
▽ゼレンスキー大統領、黒海経由で輸出されるウクライナ産穀物の安全を保証する合意「黒海穀物イニシアチブ」が一時停止したことについて、ロシア抜きでも穀物回廊を利用できるよう、あらゆることを行われなければならないと表明。
▽プーチン大統領、ロシア南部とクリミアを結ぶ橋が爆発により損傷したことについて、ウクライナによるテロという見方を示し、報復すると表明。
▽ロシア大統領府、黒海経由で輸出されるウクライナ産穀物の安全を保証する合意「黒海穀物イニシアチブ」について、17日の期限切れを待たずに停止したと発表。
▽ウクライナの治安当局者、ウクライナ保安局と同海軍が前夜、ロシア支配下のクリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋を攻撃したと主張。クリミア橋に対する攻撃は保安局と海軍の特別作戦で、水上ドローンによって行われたという。
▽クリミア半島のロシア当局、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋で緊急事態が発生し、通行禁止になっていると報告。2人が死亡、子供1人が負傷したと伝えられている。
▽米国際開発庁のパワー長官、ウクライナを訪問し、5億ドル以上の人道支援を実施すると発表。
▽イギリス政府、ロシアによるウクライナの子供たちの連れ去りに関連し、ロシアのクラフツォフ教育相らを制裁リストに追加。
▽米国家安全保障会議、ロシアがウクライナなどとの黒海穀物合意を停止したことについて、世界の食料安全保障を悪化させ、何百万人もの人々に損害を与えると非難。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、ロシアが黒海からウクライナ産穀物を安全に輸出させることを目的とする黒海穀物合意を停止したことについて、皮肉な行動と非難。EUは今後も貧しい国々の食料安全保障の確保に向けて取り組んでいくと表明した。
<7月16日>
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間でロシア軍がイラン製ドローン2機、巡航ミサイル2発、対空誘導ミサイル2発を発射したほか、40回の空爆と46回の砲撃を行ったと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は引き続き、東部の工業地帯に部隊を集中展開していると報告。ロシア軍が2日連続でハルキウ州郊外を積極的に攻撃し、ウクライナ軍は同地域で防衛に注力しているとした。
▽ウクライナのマリャル国防次官、東部での戦闘がやや激化していると報告。
▽ウクライナ検察庁、南部ヘルソン州でロシア軍が残した爆発物が爆発し、8歳と10歳の少年2人が負傷したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が同州の人口密集地少なくとも13カ所を攻撃し、民間人7人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、国営メディアのインタビューで、ロシア軍は十分な量のクラスター弾を備蓄しており、ウクライナがそれを使用した場合、ロシアは相応の行動を取る権利を留保していると主張。ロシア軍はすでに戦場でクラスター弾を使用している。
▽クリミア半島のロシア当局、黒海に展開するロシア艦隊を標的としたドローン攻撃が一晩中続いたと報告。全てのドローンを撃墜し、被害はなかったとしている。
▽ロシア南部ベルゴロド州知事、ウクライナ国境近くの町が砲撃を受け、女性1人が死亡したと報告。
7月1日~15日(目次に戻る
<7月15日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウで韓国の尹錫悦 大統領と会談。
▽ウクライナ空軍、直近24時間でロシア軍のドローンを10機撃墜したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、直近24時間でロシア軍の空爆と砲撃を45回確認したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、住宅地などに対するロシア軍の砲撃を70回確認したものの、負傷者は出ていないと報告。
▽韓国の尹錫悦 大統領、ウクライナを電撃訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナへの継続的な支援を約束した。
▽ロシア連邦保安局、国営メディアの編集長とジャーナリストの殺害を企てとされるネオナチの一団を逮捕したと発表。ウクライナ政府が関与していると主張した。
▽ロシア国防省、今春の徴兵が完了したと報告。昨年より約1万2500人多い14万7000人が新たに徴兵された。
<7月14日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「ウクライナ国民は東部および南部へのウクライナ軍の進軍を阻止するためにロシアがあらゆる手段を講じていることを理解しなければならない」と表明。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア南部の国境付近から発射されたイラン製ドローン16機を撃墜したと発表。
▽EU財務相、ウクライナへの長期的な追加財政支援案を全会一致で支持。他の予算案については見解の相違埋められず。
▽米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長、ロシアの指導部内には先月の民間軍事会社ワグネルによる武装蜂起以来、相当な摩擦と混乱が生じているという見方示す。
▽日本の鈴木 財務相、近く開催するG7財務相・中央銀行総裁会議で、ロシア産原油価格が対ロ制裁で設けた上限を突破したことについて、主要議題にする考えはないと明らかにした。
▽日本のいすゞ自動車、ロシア事業を12日に現地の自動車メーカー・ソラーズに譲渡したと発表。同事業の譲渡に関連し、今期に10~20億円の特別損失を計上する見込みとした。
▽プーチン大統領、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が武装蜂起後、戦闘員の指揮権の委譲を拒否していたと明かし、プリゴジン氏がこれに合意していれば、ワグネルの今後をめぐる問題が決着していた可能性があるという見方示す。
▽ベラルーシ政府、武装蜂起を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルがベラルーシ軍の訓練を行うことで合意したと発表。
▽ベラルーシ政府、武装蜂起を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員がベラルーシの首都ミンスク南東にある軍事訓練場で兵士の訓練に当たっていると報告。
▽ロシアのラブロフ外相、ASEAN関連の会合でウクライナからのロシア軍撤退を求める声を拒絶。
<7月13日>
▽ゼレンスキー大統領、NATO首脳会議がウクライナにかつてない安全保障の基盤を提供し、NATO加盟への道筋が示されたと表明。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、38人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウと周辺地域で3夜連続ドローンによる攻撃があり、対空部隊が対応したと報告。複数の地区で火災や無人機の破片落下があり、民間人少なくとも1人が死亡した。
▽ウクライナ軍、ロシアの巡航ミサイル3発のうち2発を迎撃したと発表。
▽米国防総省、米国が供与したクラスター爆弾をウクライナが受け取ったと発表。
▽米国防総省、武装蜂起を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルについて、現在はウクライナでの軍事作戦に重要な形で参加していないと指摘。
▽バイデン米大統領、武装蜂起に失敗したロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏について、毒物攻撃に注意すべきと指摘。
▽ウクライナのレズニコフ国防相、リトアニアで開かれたNATO首脳会議でパートナー国が確約したウクライナへの軍事支援が15億ユーロを超えたと発表。
▽ハンガリー政府、スウェーデンのNATO加盟について、秋の国会で批准される可能性を示唆。
▽バイデン米大統領、訪問先のフィンランドでNATOに対する米国のコミットメントを100%保証すると表明。
▽バイデン米大統領、ロシアで拘束されているウォールストリート・ジャーナル記者の捕虜交換を検討していると表明。
▽ロシアのラブロフ外相、ウクライナへの供与準備が進められている西側のF16戦闘機について、核兵器が搭載可能である以上、ウクライナに供与されれば核の脅威と見なすと警告。
▽ロシアのラブロフ外相、ASEAN関連会合が開かれているインドネシアのジャカルタで中国外交担当トップの王毅 政治局委員と会談。ウクライナ情勢などについて協議した。
▽プーチン大統領、民間軍事会社ワグネルの部隊に対し、正規軍内で戦闘を続ける機会を提供していたと地元メディアのインタビューでで明らかにした。
▽プーチン大統領、ウクライナがNATOに加盟すればロシアの安全保障を脅かすとして、反対する考えを改めて表明。
<7月12日>
▽ゼレンスキー大統領、リトアニアの首都ビリニュスで記者団の取材に応じ、ロシアとの冷戦は受け入れられないと表明。
▽ゼレンスキー大統領、G7が新たに提示する安全保証について、「歓迎はするものの、NATOへの将来的な加盟の代わりにはならない」という認識示す。
▽ゼレンスキー大統領、今回のNATO首脳会議について、ウクライナの正式加盟に向け明確な期限を設けて招待を受けられると期待していたと明らかにした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が占領する東部ドネツク州の要衝バフムート近郊の戦闘でウクライナ軍が一定の戦果を収めたと報告。
▽バイデン米大統領、NATO首脳会議後に演説。ロシアのプーチン大統領の領土や権力に対する欲望を非難し、米国主導のNATOがウクライナ支援でひるむことはないと言明した。
▽NATO、日本・東京に連絡事務所を新設する案について合意できず。マクロン仏大統領は首脳会談後の記者会見で、「NATOは北大西洋地域に重点を置くべき」と改めて表明。ストルテンベルグ事務総長は東京事務所の案について、将来検討されると述べた。
▽バイデン米大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談。二国間の安全保証を巡りウクライナと交渉を開始する米国の用意について協議した。
▽G7、ウクライナに対する永続的な安全保証支援に向けた国際的な枠組みを発表。ウクライナの防衛を強化し、ロシアによる将来の侵攻抑止を目指すとしている。
▽トルコのエルドアン大統領、スウェーデンのNATO加盟について、「トルコ議会が10月に再開された後に批准案を議会に提出する」と明らかにした。
▽ロシア大統領府、西側諸国がウクライナに提供しようとしている安全保証は危険な過ちであり、ロシアの安全保障を侵害し、今後何年にもわたって欧州をより大きなリスクにさらすことになると警告。
▽ロシア国防省、民間軍事会社ワグネルが保有する兵器のロシア正規軍への引き渡しが完了しつつあると明らかにした。
▽ロシアのラブロフ外相、西側諸国がロシア打倒を目指し続ける限り、ウクライナ侵攻が終結することはないという見解示す。
▽ロシア対外情報局、6月下旬に米中央情報局(CIA)のバーンズ長官とナルイシキン対外情報局長官が電話会談を行い、ウクライナ侵攻について協議したと発表。
<7月11日>
▽ゼレンスキー大統領、リトアニアで開幕したNATO首脳会議に合わせて声明を発表。自国の加盟をめぐるNATOの不確実性と弱さを指摘し、それがロシアの侵略を助長していると批判した。
▽NATO首脳会議、リトアニアの首都ビリニュスで開幕。
▽NATO、ウクライナの将来的な加盟を再確認するも、直ちにNATOに招待することは見送った。
▽NATO首脳、リトアニアで開幕した首脳会議でウクライナの未来はNATOにあるという見解で合意。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウと周辺地域に対しロシア軍が2夜連続でドローン攻撃を仕掛けたと報告。
▽マクロン仏大統領、長距離巡航ミサイル「スカルプ」をウクライナに供与すると発表。
▽イギリス政府、ウクライナの装備品修理や軍のリハビリ施設設置に充てる6470万ドルの支援パッケージを提供すると発表。
▽ウクライナの操縦士を対象としたF16戦闘機の訓練、8月にデンマークで開始予定。ロイター通信が報じた。
▽バイデン米大統領、リトアニアのナウセダ大統領と会談。二国間関係の強化やウクライナ侵攻などについて協議した。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、NATO加盟国がウクライナへの軍事支援を拡大した結果、第3次世界大戦に近づいたという見方示す。
▽ロシアのショイグ国防相、米国がウクライナにクラスター弾を供与すればロシアも同様の攻撃手段を使わざるを得なくなると主張。
▽ロシア大統領府、NATOがロシアを敵のように扱っていると非難。NATO首脳会議で下されるいかなる決定も注意深く監視し、ロシアの安全保障を守るために何らかの措置で対応すると表明した。
<7月10日>
▽ゼレンスキー大統領、リトアニアの首都ビリニュスで11日から開催されるNATO首脳会議でウクライナが事実上の加盟国であることを確認し、正式に加盟するための手順が策定されることを期待していると表明。
▽ウクライナ大統領府、ロシアに対し反転攻勢を強める自軍が先週、南部と東部で合わせて14㎢の領土を新たに奪還したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が前線の町オリヒウの住宅地を攻撃し、民間人少なくとも4人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽トルコのエルドアン大統領、スウェーデンのNATO加盟について、長年停滞しているトルコのEU加盟交渉が再開すれば支持すると表明。
▽トルコのエルドアン大統領、スウェーデンのNATO加盟に向けた批准手続きを進めることに同意。国会における批准手続きの日程には踏み込まなかった。
▽バイデン米大統領、訪問先のイギリス・ロンドンでスナク首相と会談。両国の堅固な関係を再確認するとともに、ウクライナ問題を中心に協議し、11日から始まるNATO首脳会議に向けた意見交換を行った。
▽バイデン米大統領、訪問先のイギリス・ロンドンのウィンザー城でチャールズ国王と面会。気候変動への取り組みを巡り協議した。
▽ロシア大統領府、民間軍事会社ワグネルの武装蜂起後の6月29日にプーチン大統領がワグネル創設者プリゴジン氏と首都モスクワの大統領府内で会談していたと明らかにした。
▽ロシア国防省、ゲラシモフ参謀総長が9日に行われたとされる軍の会議に出席した動画を公開。ゲラシモフ氏は民間軍事会社ワグネルの武装蜂起後、解任されたのではないかという憶測が広がっていた。
▽ロシア通信、来週17日に期限が切れる黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領の交渉が延長に向けた唯一の望みになっていると報じた。
<7月9日>
▽ゼレンスキー大統領、米ABCのインタビューでウクライナのNATO加盟申請に言及。「NATOはロシアを恐れていないという明確なメッセージを発信する必要がある」と述べた。
▽バイデン米大統領、9日に放送されたCNNのインタビューで、「ウクライナのNATO加盟準備が整ったとは思わない」と表明。「あらゆる問題をクリアし、資格を満たす必要がある」と述べた。
▽米共和党のマコネル上院院内総務、ウクライナのNATO加盟について、「あらゆる可能性を検討すべき」と指摘。
▽バイデン米大統領、ロンドンに向かうエアフォース湾の機内でトルコのエルドアン大統領と電話会談。できるだけ早くスウェーデンのNATO加盟を実現したいという願望を伝えた。
<7月8日>
▽ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍の抵抗の象徴となったズミイヌイ島(スネーク島)を視察した動画を公開。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領が訪問先のトルコからロシア軍の捕虜になっていた指揮官ら5人と共に帰国したと発表。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が東部ドネツク州の都市リマンにミサイルやドローン攻撃を仕掛け、民間人少なくとも8人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、自軍が東部ドネツク州バフムートの残存地域の南と北で反攻作戦を展開し、その大部分はまだロシアの支配下にあると報告。
▽ロシア大統領府、トルコからロシア軍の捕虜になっていた捕虜5人が帰国したことについて、「捕虜交換ではなく、ロシアは何の通知も受けていない」と主張。
▽トルコのエルドアン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談後、「トルコはウクライナとロシアの戦争を終結させ、ウクライナの再建を支援する取り組みを続ける」と改めて表明。
<7月7日>
▽ウクライナ侵攻、開戦から500日。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍と戦うためには米国製の長距離兵器が必要不可欠と改めて表明。追加の軍事支援を求めた。
▽ウクライナ政府、6日にロシア軍の攻撃を受けた西部リビウの捜索活動を打ち切ると発表。攻撃の死者は10人となった。
▽米政府、ウクライナへの追加軍事支援の一部として、殺傷力の高いクラスター爆弾を供与すると発表。クラスター弾は100カ国以上で使用などが禁止されているが、米国、ロシア、ウクライナはクラスター爆弾禁止条約を採択していない。
▽米政府、殺傷力の高いクラスター爆弾を含むウクライナへの追加軍事支援を発表。最大8億ドル規模になる見通し。
▽バイデン米大統領、ウクライナのNATO加盟について、「ロシアの侵攻が継続している現在、NATO加盟国に一致した見解はない」という見方示す。
▽トルコのエルドアン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談。トルコはウクライナとロシアの戦争を終結させ、ウクライナの再建を支援する取り組みを続けると改めて表明した。
▽米ホワイトハウス、来週リトアニアで開催されるNATO首脳会議について、バイデン大統領の主要議題はウクライナとスウェーデンの加盟になるという認識示す。
▽米国防総省、ウクライナのロシア軍に対する反転攻勢は予想よりゆっくり進んでいるという見方示す。
▽NATO加盟国、国防費のGDP比を少なくとも2%に増やすことで合意。主要メディアが報じた。
▽スナク英首相、トルコのエルドアン大統領と電話会談。スウェーデンがNATOに加盟することで大きな恩恵が得られるとし、早期加盟の実現を望むと伝えた。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、来週リトアニア・ビリニュスで開催するNATO首脳会議でウクライナの将来的な加盟を巡り、加盟国は結束するという認識示す。
▽日本の後藤 経済再生相、ウクライナがTPP(環太平洋連携協定)に加入要請したと発表。協定の寄託国であるニュージーランド政府が申請受領を公表した。
▽国連人権高等弁務官事務所、ロシアとウクライナ政府に対し、クラスター爆弾の使用を直ちに停止するよう要請。
<7月6日>
▽ゼレンスキー大統領、来週のNATO首脳会議でウクライナの加盟を巡り、実質的な内容や明確なシグナルに焦点を当てるべきと表明。
▽ゼレンスキー大統領、チェコの首都プラハを訪問。パベル大統領と会談した。
▽ゼレンスキー大統領、ブルガリアの首都ソフィアを訪問。ラデフ大統領ら政府高官と会談した。
▽ウクライナ政府、ブルガリアが条件が整い次第、ウクライナのNATO加盟を支持すると表明したと明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、7日にトルコを訪問し、エルドアン大統領と黒海経由の穀物輸出合意やウクライナでの情勢を巡り協議する見通し。トルコ国営アナトリア通信が報じた。
▽西部リビウ当局、ロシア軍のミサイルが住宅地に着弾し、民間人少なくとも6人が死亡、36人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が黒海から西部リビウ方面に向けて発射した巡航ミサイル10発のうち7発を撃墜したと発表。
▽米政府、殺傷力の高いクラスター爆弾をウクライナに供与する計画を7日にも発表予定。8億ドル規模の追加軍事支援になる見通し。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の所在について、今もロシア国内にいると明らかにした。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアがベラルーシに配備する戦術核兵器について、「いかなる使用に対してもベラルーシは拒否権を持っている」と表明。
▽国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ、ウクライナ国内でロシア、ウクライナ双方の軍がクラスター爆弾を使用し、民間人の死者を出していると報告。両国に使用中止を訴え、米国にはクラスター爆弾を供与しないよう求めた。
▽米紙ウォールストリート・ジャーナル、関係筋の話として、ブルガリア政府がロシア製の原子炉2基のほか、その他の重要な機器をウクライナの国営原子力会社エネルゴアトムに売却することで合意に近づいていると報じた。売却額は少なくとも6億ユーロにのぼる見通し。
▽ウクライナ国防省情報総局、南部ザポリージャ原発をロシア軍が攻撃するという脅威は収束しつつあるものの、ロシア軍が同原発を占拠している限り、このような脅威は再び高まる可能性があると警告。
▽スウェーデン政府、NATO加盟をめぐりトルコと協議するも、説得できず。
▽バイデン米大統領とトルコのエルドアン大統領、来週リトアニアで開催されるNATO首脳会議中に会談する見通し。主要メディアが報じた。
▽韓国大統領府、来週リトアニアで開催されるNATO首脳会議に合わせて尹錫悦 大統領と日本の岸田首相の首脳会談を開催する方向で日本側と調整していると明らかにした。
<7月5日>
▽国際原子力機関、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原発について、そこに地雷や爆発物が仕掛けられている兆候は確認できないと発表。確実に確かめるためには一段のアクセスが必要という見解を示した。
▽ウクライナ政府、首都キーウ中心部にある裁判所で爆発が起き、男が爆発物を爆発させた可能性があると発表。ロシアが関与しているかどうかには言及していない。男は爆発で死亡したと伝えられている。
▽バイデン米大統領、スウェーデンのクリステション首相とホワイトハウスで会談。スウェーデンのNATO加盟を支持すると改めて表明した。
▽トルコのエルドアン大統領、同国がテロリストとみなす組織の支持者による抗議活動がスウェーデンで続いていることについて、「スウェーデン政府のNATO加盟に向けた取り組みを台無しにしている」という認識示す。
▽ロシアの通貨ルーブル、5日の取引で「1ドル=91ルーブル」を突破。1年3カ月ぶりの安値を付けた。
▽ロシア政府系のハイテク複合企業ロステック、中国が半導体素材のガリウムやゲルマニウム関連製品の輸出を規制すると発表したことに関連し、「ロシアは国内需要を満たすために半導体や防衛産業で使用されるゲルマニウムの生産量を増やす用意がある」と表明。
▽ロシア軍、ウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊でウクライナ軍の3部隊を攻撃したと発表。東部の前線では激戦が続いているものとみられる。
▽ロシア大統領府、中国の習近平 国家主席がウクライナでの核兵器使用を巡り、プーチン大統領に警告していたという英紙フィナンシャル・タイムズの報道を「作り話」と否定。
▽ロシア大統領府、ロシアが掌握するウクライナ南部ザポリージャ原発をめぐり、ウクライナによる何らかの破壊工作の脅威が大きくなっているため、対策を講じていると発表。
▽S&Pグローバル、6月のロシアのサービス業購買担当者景気指数が56.8となり、5月の54.3から上昇し、好不況の分かれ目となる50を5カ月連続で上回ったと発表。
<7月4日>
▽ゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領と電話会談。南部ザポリージャ原発を占領するロシア軍が危険な挑発行為を準備していると警告した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が東部ハルキウ州の小都市ペルヴォマイスキーにミサイル攻撃を仕掛け、子供12人を含む少なくとも43人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、35人が負傷したと報告。
▽北東部スムイ州政府、ロシア軍の3日のドローン攻撃でアパート2棟が被害を受け、民間人少なくとも3人が死亡、21人が負傷したと報告。
▽NATO、ストルテンベルグ事務総長の任期を1年間延長すると発表。新たな任期は2023年10月1日まで。
▽バイデン米大統領、NATO・ストルテンベルグ事務総長の任期延長を歓迎。
▽バイデン米大統領、ショルツ独首相と電話会談。今月11~12日にリトアニアで予定されているNATO首脳会議に向けた準備事項について確認した。
▽ロシアとウクライナ、ロシア軍が占拠する南部ザポリージャ原発への攻撃を計画していると互いに非難。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が占拠する南部ザポリージャ原発の第3および第4原子炉の屋根に爆発物が仕掛けられたとし、近い将来、ロシアの攻撃を受ける可能性があると警告。
▽欧州安全保障協力機構、ロシアをテロ支援国家、民間軍事会社ワグネルをテロ組織に認定する決議案を採択。
▽ロシア外務省、国連などが仲介しているウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意について、延長する根拠がないとの見解を示し、7月17日の期限切れ前に対象となる全ての船舶が黒海の海域から出られるようあらゆる手段を尽くしていると表明。
▽英国防省、ロシア軍がウクライナ南部における同軍の反攻を遅らせることを目的とした戦術を展開していると報告。ロシアは猛攻を遅らせるために対戦車地雷の使用に重点を置いているとした。
▽ロシアの通貨ルーブル、4日の取引で対ドルで1年3カ月ぶりの安値を付けた。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が少なくともドローン5機を首都モスクワに送ったものの、全て撃墜したと主張。ウクライナ政府はこの主張に関する声明を出していない。
▽ロシア家電量販店大手M・ビデオエルドラド、中国製スマートフォンのロシア市場におけるシェアが今年上半期に70%を超えたと発表。昨年は約55%。
▽プーチン大統領、上海協力機構のオンライン首脳会議に出席。民間軍事会社ワグネルの武装蜂起を念頭に、「ロシア国民はこれまで以上に団結している」と表明した。
▽中国とロシアが主導する上海協力機構、イランの加盟を承認。9カ国目の加盟となった。ウクライナ侵攻には言及せず。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、ワグネルの武装蜂起後もウクライナで職業軍人として働きたいというロシア国民の態度は変わっていない主張。
<7月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ショルツ独首相と電話会談。ウクライナ南部における黒海経由の穀物輸出合意の延長を呼びかけた。
▽北部の都市スムイ当局、ロシア軍のドローン攻撃により民間人少なくとも2人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が夜間に発射したイラン製ドローン・シャヘド17機のうち13機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州の激戦地バフムート周辺でロシア軍と激しい戦闘を展開。南部ではメリトポリやベルジャンシク方面の前線で成功を収めた。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ロシア軍に対し反転攻勢を強める自国軍が先週37㎢の領土を奪還したと発表。
▽ロシアの下院国防委員会、反乱を企てウクライナの戦場を離脱した民間軍事会社ワグネル部隊の代わりを務めさせるために追加動員を行う必要はないという見方示す。
▽ロシア連邦保安局、ロシアを後ろ盾とするクリミア共和国のアクショノフ首長に対するウクライナの暗殺計画を阻止し、同氏の車を爆破しようとしたウクライナの工作員を拘束したと発表。
▽ロシア中央選挙管理委員会、ロシアが一方的に併合したウクライナの4州(ドネツク、ルハンシク、ヘルソン、ザポリージャ)で状況が悪化した場合、9月に予定している地方選挙を中止する可能性があると表明。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、ロシアと西側の対立は数十年続き、ウクライナとの戦争は永久に続く可能性があると主張。
▽6月のロシア製造業購買担当者景気指数52..6。5月の53.5から低下したものの、輸出受注が増加に転じて新規販売に寄与し、景況拡大と悪化の節目である50を14カ月連続で上回った。
▽ロシアのガチロフ駐ジュネーブ国際機関代表部大使、18日に期限切れとなるウクライナ南部黒海経由の穀物輸出に関する協定を巡り、現状を維持する根拠はないと表明。
<7月2日>
▽ゼレンスキー大統領、南部オデーサ州の港を視察。兵士らに勲章を授与し、激励した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアが12日ぶりに首都キーウとその周辺に対する夜間のドローン攻撃を仕掛けたものの、接近した全ての兵器を防空システムで撃墜したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部の工業地帯で激しい戦闘が続いており、ドネツク州の激戦地バフムートなどでロシア軍との戦闘が46回発生したと報告。
▽ウクライナ参謀本部、ロシア軍が直近24時間で東部や北部地域などに対し、27回の空爆、1回のミサイル攻撃、多連装ロケットランチャーによる攻撃を約80回行ったと発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で13歳の少年を含む民間人少なくとも4人が負傷したと報告。
▽首都キーウと周辺地域に空襲警報(現地時間午前2~3時頃)発令。
▽首都キーウ当局、撃墜したドローンの破片により、1人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が全土で巡航ミサイル8発と海上発射型巡航ミサイル・カリブル3発を発射したと発表。
▽ウクライナのマリャル国防次官、自軍が東部の前線でロシア軍の攻撃に抵抗し、北東部では厳しい戦況になっていると報告。東部ドネツク州の激戦地バフムートの周辺や南部では攻勢が進展していると明らかにした。
▽ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド州当局、防空システムがドローンを撃墜し、ウクライナ国境近くの町が砲撃を受けたと報告。
▽ポーランド政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルが隣国ベラルーシに移動したことを受け、ベラルーシ国境に警備隊5000人、陸軍兵士2000人、警察官500人を配備すると発表。
<7月1日>
▽ゼレンスキー大統領、スペインのサンチェス首相との共同記者会見で、西側諸国によるウクライナ兵の戦闘機訓練が遅れていると表明。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの占領下にある南部ザポリージャ原発について、ロシア軍が施設の爆発を計画・準備していると主張。
▽ゼレンスキー大統領、リトアニアで予定されているNATO首脳会議でNATO加盟への招待状を受け取ることを望んでいると表明。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、直近24時間のロシア軍による砲撃で民間人少なくとも3人が死亡、17人が負傷したと報告。
▽米中央情報局のバーンズ長官、ロシアによるウクライナ侵攻はプーチン大統領の指導力に深刻な影響を与えているという見方示す。
▽米中央情報局のバーンズ長官、米政府はロシアの民間軍事会社ワグネルの武装蜂起に関与していないと言明。バイデン大統領の発言を繰り返した。
▽米ワシントンポスト紙、CIAのバーンズ長官がウクライナを極秘訪問し、ロシアとの停戦交渉の可能性などについてゼレンスキー大統領ら政府高官と意見交換したと報道。
▽スペインのサンチェス首相、ウクライナの首都キーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談した。サンチェス氏はこの日、EUの輪番議長に就任した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員最大8000人が隣国ベラルーシに配備される可能性があると報告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネル、ベラルーシの首都ミンスクから約90km離れたアシポビーチ近郊の使っていない軍事施設に拠点を移したとみられる。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、同国に拠点を移したとされるロシアの民間軍事会社ワグネルについて、「自軍はワグネル部隊による訓練の恩恵を受ける」という見方示す。
▽ルーマニア外務省、在ロシア大使館の職員40人に国外退去を命じたと報告。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領がパレスチナのアッバス議長と電話会談を行ったと発表。アッバス氏はワグネルの武装蜂起について、ロシア指導部への全面的な支持を表明した。
▽米ホワイトハウス、バイデン大統領が来週、スウェーデンのクリステルソン首相と会談し、NATO加盟問題や安全保障協力などについて協議すると発表。
6月16日~30日(目次に戻る
<6月30日>
▽ゼレンスキー大統領、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏がベラルーシに到着したことを受け、ウクライナ北部における軍事態勢を強化するよう軍幹部らに命じた。
▽米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長、ウクライナのロシアに対する反転攻勢について、「予想より進展が遅いものの、着実に前進している」と指摘。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネル、ベラルーシの首都ミンスクから約90km離れたアシポビーチ近郊の使っていない軍事施設に新たな基地を設ける可能性。
▽ロシアのラブロフ外相、民間軍事会社ワグネルの武装反乱を経て自国はより強くなると主張。
▽モディ印首相、プーチン大統領と電話会談を行い、ウクライナを巡る情勢のほか、週末に起きたロシアの民間軍事会社ワグネルの武装蜂起などについて協議した。
▽国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ、ウクライナ軍がロシア軍に対し、禁止されている対人地雷を使用した新たな証拠を発見したと主張。
▽ロシアのラブロフ外相、反乱を起こした同国の民間軍事会社ワグネルのアフリカにおける活動について、各国の政府が同社との契約関係を維持すると判断すれば継続されるという認識示す。
<6月29日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでペンス前米副大統領と会談。「ウクライナに対する米国の支援は不可欠」と謝意を表明し、「ペンス氏と武器や兵士の能力、共通の価値観について話し合った」と明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも8人が死亡したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナの生態系への被害などについて協議する作業部会の関係者と会談。スウェーデンの環境活動家グレタさんも出席した。
▽南部ヘルソン州政府、ロシア軍がヘルソン市の避難所を砲撃し、民間人少なくとも2人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽米国防総省、ウクライナに対する長距離ミサイルATACMS供与を巡り、近く何らかの決定があるとは承知していないと発表。ウォールストリート・ジャーナル紙は長距離ミサイルシステム供与をめぐる承認が間近に迫っていると報じていた。
▽ウクライナ検察、同国内でロシアのミサイル攻撃を手助けしたとして、ガス輸送会社従業員の男を国家反逆容疑で逮捕したと発表。
▽ウクライナ大統領府、同国は7月11~12日に開催されるNATO首脳会議で加盟への招待を受け取りたいと考えており、首脳らが「勇気」を示さなければゼレンスキー大統領は出席しないと表明。
▽ウクライナ当局、ロシアの占領下にある南部ザポリージャ原発周辺で原子力災害対応訓練を実施。
▽国際通貨基金、ウクライナへの156億ドルの融資プログラムに関する最初の審査を完了。ウクライナは財政立て直しに向け8億9000万ドルの即時引き出しが可能となった。
▽ペンス前米副大統領、ウクライナを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。ペンス氏は会談後、「自由はウクライナで勝利しつつあり、我々はこれまで以上に、自由のために立ち上がりロシアの侵略を押し返すウクライナの勇敢な戦士たちを信じ続ける必要がある」と表明した。
▽トランプ前米大統領、ロイター通信のインタビューで、プーチン大統領は民間軍事会社ワグネルの反乱でやや弱体化したという見方を示し、今こそ米国がロシアとウクライナの交渉による和平を仲介する時だと表明。
▽南アフリカ政府、新興5カ国(BRICS)首脳会談を8月に予定通り同国で開催すると発表。プーチン大統領が出席するために開催地を中国に移すのではないかとの憶測が流れていた。
▽ロシア大統領府、民間軍事会社ワグネルの反乱計画を事前に認識したと報じられているウクライナにおけるロシアの軍事作戦副司令官スロビキン氏(アルマゲドン将軍)の消息について、詳細を明らかにしなかった。
<6月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナはロシアとの戦争が継続している間はNATOに加盟できないことを理解しているが、戦争終結後にはNATOに加盟できることを示すシグナルを受け取りたいと表明。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州クラマトルスクのレストランに対する27日のミサイル攻撃について、死者数が11人に増加したと報告。負傷者は60人超。
▽ウクライナ当局、東部ドネツク州クラマトルスクのレストランに対するロシア軍のミサイル攻撃を支援したとされる男を逮捕したと発表。
▽東部ハルキウ州、ロシア軍の砲撃により民間人3人が死亡したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでポーランドのドゥダ大統領とリトアニアのナウセーダ大統領と会談。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏がベラルーシに移動した後もウクライナ北部の治安情勢に変化はなく、完全に制御下にあると報告。
▽バイデン米大統領、ロシアのプーチン大統領について、「世界ののけ者になっているものの、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏による武装蜂起によって弱体化したかは分からない」という認識示す。
▽ブリンケン米国務長官、「和平交渉の最大の障害は政権を維持したいというプーチン大統領の信念である」という見方示す。
▽米国務省、ポーランドの防衛システム強化に向け、統合ミサイル防空戦闘(IAMD)指揮システム(IBCS)と関連備品を150億ドルで売却することを承認。
▽ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏、ソーシャルメディアに声明を投稿し、ロシアにとって最大の脅威はプーチン政権と表明。
▽米紙ウォールストリート・ジャーナル、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が先週起こした反乱で、ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の身柄拘束を計画していたと報じた。
▽リトアニア政府、ウクライナに供与するためにノルウェー製の地対空ミサイルシステム2基を購入したと発表。3か月以内にウクライナに到着する予定。
▽トルコのエルドアン大統領、ショルツ独首相と電話会談。ロシア情勢とスウェーデンのNATO加盟を巡り協議した。
▽ショルツ独首相、週末にロシアで起きた民間軍事会社ワグネルの武装蜂起について、プーチン大統領は弱体化したという見方示す。
▽ロシア大統領府、ロシア軍がウクライナで子供の権利を侵害しているという国連の主張を退け、ロシア軍は紛争地域から子供を救出していると主張。
▽ロシア国防省、自軍がウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの軍事施設を攻撃したと主張。レストランには言及しなかった。
▽バチカン・フランシスコ教皇がウクライナの戦争終結に向け特使に任命したズッピ枢機卿がロシアの首都モスクワに到着。大統領府の高官と会談したとみられる。
<6月27日>
▽ゼレンスキー大統領、自身のツイッターアカウントに声明を投稿。米国の追加軍事支援に謝意を示し、「ウクライナ軍の能力はブラッドレー歩兵戦闘車、ストライカー装甲車、ハイマース向け弾薬、地対空ミサイルシステム・パトリオットやスティンガーの追加供給によってさらに増す」とツイートした。
▽ゼレンスキー大統領、来月リトアニアで開催されるNATO首脳会議でウクライナがNATO加盟への政治的な招待を得られるよう改めて要請。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州クラマトルスクの飲食店にロシア軍のミサイル2発が着弾し、民間人少なくとも4人が死亡したと報告。
▽ウクライナ中部ポルタワ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃を受け、複数の建物が損壊したと報告。
▽ウクライナ国連人権監視団、ロシアが昨年2月にウクライナに侵攻を開始して以来、民間人864人を拘束し、うち77人を処刑したと発表。
▽ウクライナ大統領府、同国に対する米国製戦闘機F16の供与について、年末までの受領開始が現実的という見通し示す。
▽米国防総省、最大5億ドル相当の追加軍事支援をウクライナに提供すると発表。米国の支援は41回目。総額は400億ドルを超えている。
▽米政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルおよび創設者プリゴジン氏に関連する企業4社と個人1人を制裁リストに追加。
▽プーチン大統領、同国政府が先週末に反乱を起こした民間軍事会社ワグネルに対し、この1年で862億6200万ルーブルの資金を拠出していたを明らかにした。ワグネルが事実上の国家機関であることを認めたのは初めて。
▽ロシア国防省、反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの重装備を接収し、正規軍へ移転する準備を進めていると発表。
▽ロシア連邦保安局、ワグネル戦闘員らに対する刑事捜査を中止したと発表。
▽ロシア大統領府、民間軍事会社ワグネルによる軍指導部の打倒を目指した武装蜂起について、プーチン大統領の権威が弱体化したとする西側の見方を否定。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアで民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏による反乱が起きた際、自国軍に臨戦態勢を取るよう命じたと明らかにした。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ワグネルのプリゴジン氏が同国に到着したと発表。プリゴジン氏は今のところ、公の場に姿を見せていない。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、週末にロシアで起きた民間軍事会社ワグネルの武装蜂起について、指揮を執ったワグネル創設者プリゴジン氏に対し、モスクワへの進軍をやめるよう電話で数時間かけ説得したと明らかにした。
▽ラトビアとリトアニア政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルがベラルーシに新たな拠点を設置する可能性があるとして、NATOに安全保障体制を強化するよう要請。
▽バチカン政府、フランシスコ教皇がウクライナの戦争終結に向け特使に任命したズッピ枢機卿が28~29日にロシアの首都モスクワを訪問すると発表。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ワグネルのプリゴジン氏のベラルーシへの移動に伴い、その一部部隊がベラルーシに配置される公算は大きいとしながらも、その影響について最終的な判断を下すのは時期尚早と指摘。
▽南アフリカ政府、同国で8月に開催される新興5カ国(BRICS)首脳会議にロシアのプーチン大統領が出席するかどうかはまだ分からないと報告。
<6月26日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州の前線を視察。兵士らを激励した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの民間軍事会社ワグネルが前線から撤退したと表明した後も、東部ドネツク州バフムートなどで激戦が続いていると報告。
▽東部ドニプロペトロフスク州政府、同州南部の都市ニコポリに対するロシア軍の砲撃で民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽バイデン米大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装蜂起はロシア内の闘争の一部であり、米国とその同盟国は関与していないと言明。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、インターネット上に音声メッセージを公開。反乱の目的は同社の傭兵部隊の解体を防ぎ、ロシア軍指導部の欠陥を暴くことであり、政権転覆ではなかったと主張。自身の居場所は明らかにしなかった。
▽ウクライナのマリャル国防次官、南東部にあるリブノピル村の制圧に成功したと発表。ウクライナは今月に入り9集落を奪還したとみられる。
▽米政府、早ければ27日にもウクライナに対する5億ドル規模の追加軍事支援を発表する予定。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領のビデオ演説を公開。撮影日時は不明。
▽ロシア国営メディア、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏について、反乱を企図した罪で今も捜査対象となっていると報じた。
▽ロシアのショイグ国防相、民間軍事会社ワグネルの反乱後初めて公の場に姿を現す。同軍部隊を視察した。
▽英国防省、同国を含む西側10か国が訓練したウクライナ兵の数がこの1年間で1万7000人を超えたと発表。
▽ロシアの情報機関、民間軍事会社ワグネルの武装蜂起に西側の情報機関が関与していなかったか調査を進めている模様。国営メディアが報じた。
▽ドイツ国防省、ロシアのウクライナ侵攻を受けたNATOの防衛計画との連携策として、4000人規模の陸軍部隊をリトアニアに常駐させる用意があると表明。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ロシアの民間軍事会社ワグネルが週末に起こした武装蜂起について、「ロシア指導部の弱さとウクライナに戦争を仕掛けたロシア大統領府の戦略ミスの規模を浮き彫りにした」という認識示す。
▽EU、ウクライナ向けの軍事支援に利用されている基金「欧州平和ファシリティー(EPF)」の上限を35億ユーロ引き上げ、120億ユーロ超とすることで合意。
▽オーストラリア政府、ウクライナに対し、軍用車70台など総額1億1000万豪ドルの新たな支援を提供すると発表。
▽日本政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルをめぐる情勢について、引き続き重大な関心を持って注視すると表明。
▽ロシアのラブロフ外相、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の反乱後も、アフリカ西部マリと中央アフリカ共和国における同社の活動は続けられると表明。
<6月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの民間軍事会社ワグネルの武装反乱について、米国、カナダ、ポーランドの首脳とそれぞれ電話会談を行ったと発表。今回の反乱でプーチン大統領の弱さが露呈したと述べた。
▽米ホワイトハウス、バイデン大統領がゼレンスキー大統領と電話会談を行い、安全保障、経済、人道支援の継続などによる米国の揺るぎない支援を再確認したと発表。
▽ブリンケン米国務長官、ロシアの民間軍事会社ワグネルの武装反乱について、プーチン大統領の権力基盤に亀裂が入ったと指摘。その影響は数カ月続く可能性があるという見方を示した。
▽プーチン大統領、ロシア国営テレビが放送したインタビューで、ウクライナにおける特別軍事作戦に自信があると表明。このインタビューはワグネルの反乱前に収録されたとみられる。
▽北朝鮮の任天一 外務次官、ロシアの駐北朝鮮大使と面会し、民間軍事会社ワグネルの武装蜂起に対処するロシア指導部のいかなる決定も支持すると伝えた。
▽ロシア国防省、定例記者会見で、民間軍事会社ワグネルやその創設者プリゴジン氏の行動に言及せず。
▽ロシア首都モスクワに配備された正規軍、ワグネルの後退受け、撤退。
▽米シンクタンク戦争研究所、ワグネルの武装反乱について、「ロシア大統領府は非常に不安定な状況に置かれている」という見方示す。プリゴジン氏の刑事告訴取り下げについては、「プーチン大統領にとって屈辱的な決定であり、権威を失墜させた」と指摘した。
<6月24日>
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、流血を避けるため、モスクワに向け進軍していたワグネル部隊に引き揚げを命じた。テレグラムへの投稿で明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、ワグネルの反乱について、「ロシアの弱さを示すものである」とSNSに投稿。
▽バイデン米大統領、マクロン仏大統領・ショルツ独首相・スナク英首相とオンライン会談。ロシア情勢について協議し、ウクライナへの揺るぎない支持を再確認した。ワグネルの反乱については「誤解を招くようなコメントは避けたい」と述べるにとどめた。
▽ベラルーシ大統領府、ルカシェンコ大統領がプーチン大統領の了承の下、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏と協議し、事態の鎮静化で合意したと発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア南部ロストフ州ロストフナドヌーにある南部軍管区司令部に入ったと報告。ワグネル部隊が飛行場を含む市内の軍事施設を掌握したと主張した。
▽ロシアの元石油王で反政権派のホドルコフスキー氏、ロシア軍指導部の打倒を宣言したワグネルの創設者プリゴジン氏を支持すると表明。国民にワグネル部隊を支持するよう呼び掛けた。
▽ロシア大統領府、武装蜂起を呼びかけたプリゴジン氏に対する刑事告訴を取り下げると発表。それに同調したワグネル部隊の罪も問わないとした。
▽プーチン大統領、国民に向けたテレビ演説で、同国の民間軍事会社ワグネルの武装反乱は「反逆」であり、創設者プリゴジン氏はロシアを裏切ったとして、反逆者は全員処罰すると言明。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ワグネルの反乱について、ロシアの劣化を示すものであり、ウクライナに大きなチャンスを与えると指摘。
▽G7外相、ワグネルの反乱を受けオンラインで協議。動向を注視することで一致した。
▽モスクワ市長、対テロ非常事態宣言の一環として市内の交通が制限される可能性があると警告。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ワグネルの反乱について、「人類の歴史上、核兵器がテロリストによって管理されたことは一度もなく、ワグネルの武装蜂起は世界を破滅の危機に陥れる」と指摘。「このような事態は許さない」と非難した。
▽ロシア外務省、西側諸国に対し、ワグネルの反乱を対ロシア政策に利用しないよう警告。
▽トルコ大統領府、エルドアン大統領がプーチン大統領に対し、「トルコ政府はロシアにおけるワグネルの問題解決に向けた取り組みを支援する用意があると伝えた」と報告。
▽エストニアとラトビア、ワグネルの反乱を受け、ロシア国境の警備を強化したと発表。
<6月23日>
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア正規軍が同社部隊の拠点を攻撃し、膨大な数の隊員が死亡したと主張。報復を宣言した。
▽ゼレンスキー大統領、自軍はロシアが2014年に併合したクリミア半島や東部・南部戦線からロシア軍を追い出すために戦っていると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、同国南部へのロシア軍の攻撃により民間人少なくとも3人が死亡したと報告。
▽ウクライナ全土に空襲警報発令。広範な地域でロシア軍によるミサイルやドローン攻撃について警告が発せられた。
▽南部ヘルソン州政府、トロリーバス会社を標的としたロシア軍の攻撃により、民間人2人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州政府、マラトクマチカ村へのロシア軍による砲撃で男性1人が死亡、4人が負傷した報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、ロシア軍は初期の反攻に抵抗するため、ウクライナ南部の防衛力を強化し、東部でも陣地確保に向け体制を立て直していると報告。
▽米ホワイトハウス、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原発について、高レベルの放射能放出を検知していないとしつつも、状況を注視していると表明。
▽米英仏政府、ロシアがウクライナ戦争でイランのドローン数百機を使用したと報告。国連制裁に違反するとして、国連安保理に対し緊急調査を行うよう要請した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部・南部におけるウクライナ軍による反転攻勢を受け、ロシア正規軍が後退していると報告。
▽ロシア国防省、ウクライナに展開する同国の正規軍が民間軍事会社ワグネルの部隊を攻撃したとするプリゴジン氏の主張を否定。それを挑発と呼び、自国軍の部隊はウクライナでの戦闘任務を続けると表明した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った根拠について、軍上層部がでっち上げたうそによるものと糾弾。
▽英国防省・国防情報部、ロシアがウクライナ軍対策としてクリミア半島で軍用イルカを訓練しているとみられると報告。
▽ロシア連邦保安局、同国の民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が武装蜂起を呼びかけているとして、刑事事件として捜査に着手。
▽ロシアのリャプコフ外務次官、隣国ベラルーシに配備した戦術核兵器について、配備した数や実験などの詳細を米国に伝えないという意向示す。
▽ウクライナの国営エネルギー会社ナフトガズ、クリミア併合で違法に接収した同社の資産に対する賠償金50億ドルをロシアが支払わないため、米国で法的措置を取ったと発表。
<6月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が占拠している南部ザポリージャ原発でテロ攻撃を企てていると報告。ロシア大統領府は国際原子力機関のグロッシ事務局長が先週同原発を視察したことに触れ、ゼレンスキー氏の主張を否定した。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダム決壊で死亡した人々の遺体を回収・隠匿するため、特別部隊を結成したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダム決壊で被災した地域について、疫学的状況がかなり悪化し、特にA型肝炎ウイルスの感染が広がっていると明らかにした。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア国防省がウクライナ軍の反転攻勢をめぐり、自国民を欺いていると非難。実際にはウクライナ軍が進撃を続けていると指摘した。
▽ウクライナのマリャル国防次官、自軍は東部戦線でロシア軍を封じ込め、1mの前進も許していないと報告。この地域で戦果を上げたとするロシア軍の主張を否定した。
▽ロシア当局、クリミア半島とウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域を結ぶ橋がウクライナ軍のミサイル攻撃で損傷したと発表。
▽インドのロシア産石油輸入量、先月に日量約195万バレルとなり、過去最高を更新。
<6月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍のロシアに対する反転攻勢について、進展が期待していたより遅いと報告。
▽ウクライナ大統領府、7月に開かれるNATO首脳会議で、具体的な日程を決めずにウクライナのNATO加盟が招待されることを期待していると表明。
▽イギリス・ロンドンでウクライナ復興会議(21~22日)始まる。官民から1000人以上が参加する予定。
▽EU加盟27カ国、第三国や企業を通じた制裁回避に対抗することを目的とした新たな対ロシア制裁に合意。
▽国際原子力機関、ロシア軍が占領するウクライナ南部のザポリージャ原発について、2週間前に決壊したカホフカ水力発電所ダムの貯水池から冷却水の取水を再開すると発表。
▽日本の林外相、ウクライナの復興支援に向けて民間の投資を促す会議を年末か来年初めに日本で開催すると表明。
▽ロシアの憲法裁判所、ロシアによるウクライナ侵攻に反対する人々の声を抑え込む法律の廃止を求める人権団体OVD-infoなどの訴えを棄却。
▽ウォレス英国防相、9月に退任予定のNATOのストルテンベルグ事務総長の後任になるとは考えていないと表明。米国はストルテンベルグ氏の留任を望んでいると述べた。
▽ブリンケン米国務長官、トルコのフィダン外相と会談し、スウェーデンのNATO加盟を支持するよう要請。
▽ブリンケン米国務長官、ロンドンで開幕したウクライナ復興会議で13億ドルの追加支援を表明。
▽欧州中央銀行、制裁を受けるロシアは通貨ユーロへの依存度を下げたものの、ユーロが2022年に貿易、金融、準備高で使われた通貨として世界で2番目に多かったと報告。
▽ロシア政府、ウクライナ南部のロシア支配地域にあるカホフカ水力発電所ダムの決壊について、これまでに41人の死亡を確認したと報告。
▽プーチン大統領、ウクライナの反攻は小康状態となっており、ウ軍は南部で大きな損害を受けていると主張。ウ軍に勝ち目はないと述べた。
▽ロシア国防省、モスクワ州で21日にドローン3機を迎撃したと発表。ウクライナによる攻撃未遂と主張した。
▽ロシア当局、世界自然保護基金について、国内の経済安全保障を脅かしたとして好ましからざる団体に指定。
<6月20日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が南部ヘルソン州の洪水被災地を砲撃し、救助隊員1人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、ロンドンでウクライナ復興会議(6月21~22日)が開かれることに先立ち、「ウクライナの復興は安全保障の保証となるほか、ロシアの侵略が繰り返されないようにする手段になる」という見解示す。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、自軍は東部と南部でロシア軍を撃退していると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が早朝に発射した自爆ドローン35機のうち32機を撃墜したと報告。そのほとんどを首都キーウ周辺で確認した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍は直近24時間で東部ドネツク州の15の町と村を砲撃し、バフムート近郊で民間人少なくとも5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートなど、少なくとも4地域で激しい戦闘が続いていると報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、自軍は南部の前線で前進しているところもあるが、ロシア軍が前進しているところもあると報告。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍が南部ザポリージャ原発に冷却水を供給する貯水池周辺に地雷を敷設していると非難。
▽EU、ウクライナに対し2024~27年に500億ユーロの支援を提供すると表明。
▽EU、来週の首脳会合で中国に対し、ウクライナ戦争の終結のほか、気候変動などの地球規模の課題への取り組みやEUとの経済関係の再均衡を呼びかける予定。
▽ウクライナ国営軍事企業ウクルオボロンプロム、飛行距離1000kmの国産ドローンの配備に成功したと発表。実戦配備したかどうかは不明。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナのクレバ外相と会談。ウクライナの投資環境を整える改革を巡り協議した。
▽ブリンケン米国務長官、ロンドンで6月21~22日に開かれるウクライナ復興会議で、ウクライナに対する新たな支援策を打ち出すと表明。
▽ロシア軍事裁判所、同国とウクライナの二重国籍を持ちウクライナ側に付いて戦ったとされる男性に対し、テロ関連法違反の罪で懲役16年を宣告。
▽世界銀行、ウクライナの運輸・エネルギー・住宅分野を復興する緊急修復プロジェクトのための支援強化について検討していると明らかにした。
▽ショイグ露国防相、ロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島について、ウクライナ軍が米英が供与した長距離ミサイルで攻撃するという情報を得ていると主張。実際に攻撃が行われれば報復すると警告した。
▽ロシア議会下院、ウクライナ戦争に参加した受刑者に恩赦を与える法案を可決。
<6月19日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアが占領する南部ザポリージャ州ピャチハトキを奪還したと発表。
▽ウクライナのマリャル国防次官、軍事作戦における「最大の打撃」はまだ実行していないと表明。ロシアが攻勢を食い止めるためにあらゆる手段を講じており、作戦決行が困難になっているとした。
▽ブリンケン米国務長官、中国政府に対し、ウクライナで使用できる技術をロシアに提供している可能性のある民間企業について警戒するよう求めた。
▽ウクライナ政府、ドローンを含む兵器の生産を強化するため、同国内への生産拠点誘致を巡り、ドイツ、イタリア、フランスなどの軍需メーカーと交渉中と明らかにした。
▽英政府、対ロシア制裁に関する政策を強化する計画を公表。ロシアがウクライナへの賠償に合意するまで資産凍結を継続できるようにする法案を発表した。
▽ロシア対外情報局、放射性物質をまき散らすことを目的とした「汚い爆弾」をウクライナが製造している疑いがあるとして、国際原子力機関とEUの調査を望むと表明。
▽ロシア国防省、自軍がウクライナ軍による反転攻勢の多くを撃退したと主張。
<6月18日>
▽ウクライナ当局、南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダム決壊について、洪水による死者が16人に増加したと報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、同国軍が過去2週間で最大7km前進し、8つの集落を解放したとテレグラムに投稿。
▽ロシア当局、南部ヘルソン州のダム決壊について、これまでに29人の死亡を確認したと報告。
▽ ウクライナ内務省、南部ヘルソン州のダム決壊について、同州とミコライウ州の浸水地域から3600人以上が避難し、31人が依然行方不明で、約1300戸が浸水したままと発表。
▽ロシア政府、ウクライナの前線3カ所で激しい戦闘があったと発表。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部の前線3区間でウクライナの攻撃を撃退したと主張。
▽AP通信、南部ヘルソン州のダム決壊について、ロシアが爆破に関与した証拠があると報じた。ロシアはウクライナの犯行と主張している。
▽米シンクタンク戦争研究所、南部ヘルソン州のダム決壊について、「証拠、推論、プロパガンダなどを見る限り、ロシア軍が支配するダムにウクライナの特殊部隊が何トンもの爆発物を持って侵入できる可能性は極めて低い」と指摘。
▽欧州委員会、EUはウクライナの対ロシア反転攻勢を支援するために武器供与を加速させると表明。
<6月17日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で東部と南部戦線近くの町が被害を受けたと報告。
▽ウクライナ大統領府、ダム決壊による南部ヘルソン州の冠水地域について、被災地の平均水位は下がり続けているものの、水道を含むインフラの復旧見通しは全く立っておらず、ロシアの支配地域を含む住民数十万人が水の確保に苦労していると報告。
▽プーチン大統領、サンクトペテルブルクでアフリカ諸国の代表団と会談。
▽ラブロフ露外相、アフリカ諸国が提案した和平構想は非常に難しく、現時点で言えることは限られているが、プーチン大統領はその検討に興味を示していると表明。
▽南アのラマポーザ大統領、訪問先のロシアでプーチン大統領と会談。ウクライナ戦争の速やかな終結を訴えた。
<6月16日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアとの和平交渉仲介を目指して首都キーウを訪問中のアフリカ諸国代表団と会談。ゼレンスキー氏はロシアとの和平交渉について、ロシア軍がウクライナから撤退して初めて可能になるという見解を改めて示した。
▽ウクライナ大統領府、ダム決壊による南部ヘルソン州の冠水地域について、被災地の平均水位が先週の5mから1.67mまで低下したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が首都キーウと周辺地域に対して極超音速ミサイルなどによる大規模攻撃を行ったと発表。
▽ウクライナ空軍、首都キーウなどに向けて放たれたロシア軍の極超音速ミサイル「キンジャル」6発 、巡航ミサイル「カリブル」6発、偵察ドローン2機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、自軍は南部と東部の前線の3つの区域で戦果を上げていると報告。
▽南部ヘルソン州当局、ダム決壊で冠水した地域がロシア軍の砲撃を受け、民間人少なくとも2人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで演説。同国の戦術核兵器の第1弾がウクライナに隣接する同盟国ベラルーシに搬入されたと明らかにした。
▽プーチン大統領、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで、「ロシアは領土保全もしくは国家存立への脅威に対し理論的には核兵器を使用できる」としつつも、現時点でその必要はないという認識示す。
▽プーチン大統領、ロシアの経済的健全性を巡る肯定的なデータを示し、国家安全保障の強化に向けて国防費の急増が必要という認識示す。
▽米ホワイトハウス、核兵器使用の可能性に言及したプーチン大統領を非難。米国はプーチン氏の発言を受け、核態勢を調整していないと明らかにした。
▽ブリンケン米国務長官、ロシアが核兵器の使用を準備している兆候はみられず、米国が核態勢を調整する理由はないと表明。
▽NATO、加盟国の防衛担当閣僚による会合で冷戦終結後初となる新地域防衛計画の策定について協議。2日間に渡って議論したものの、合意できなかった。
▽アフリカ諸国の代表団、首都キーウ郊外のブチャを視察。
6月1日~15日(目次に戻る
<6月15日>
▽ゼレンスキー大統領、スイス議会両院に向けたビデオ演説で、スイス政府に対し、ウクライナへの武器再輸出を認可するように要求。ウクライナに侵攻したロシアを打ち破るためには極めて重要なことだと訴えた。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍に対する反転攻勢について、すでに100㎢もの領土を奪還したと発表。
▽ウクライナ国防省、進行中の反転攻勢について、自軍はロシアの力強い抵抗を受けながらも前進していると報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、南部戦線について、自軍は徐々にではあるが着実に前進していると報告。東部ドネツク州バフムート付近の前線についても「敵はウ軍の前進を全力で阻止しようとしているものの、3km以上前進した」と述べた。
▽国際原子力機関のグロッシ事務局長、ロシア軍が占拠しているウクライナ南部ザポリージャ原発を視察。同原発の状況は深刻ながらも、安定化の措置が取られているという見解示す。
▽米国務省、世界の人身売買に関する年次報告書でロシアによる動員兵の扱いのほか、ウクライナの子供たちの連れ去りを非難。
▽米国防総省、ウクライナはロシア軍に対する反攻で厳しい戦いに直面していると指摘。同盟国に対し、より多くの兵器と弾薬の提供に向け力を振り絞るよう要請した。
▽米紙ウォールストリート・ジャーナル、日本政府が米国への砲弾提供を検討していると報じた。米国はウクライナへの軍事支援を続けているが、その影響で砲弾などが不足している。
▽プーチン大統領、70歳を迎えた中国の習近平 国家主席に電報を送り、習氏を親愛なる友人と呼び、誕生日を祝った。
▽ロシア連邦統計局、2023第1四半期の実質GDPの改定値を発表。前年同期比で1.8%減、速報値は1.9%減だった。
▽ロシアのポリャンスキー国連次席大使、昨年9月にロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」が爆発損傷したことについて、国連安保理に調査を再度求めたと報告。
▽国際原子力機関、代表団によるウクライナ南部ザポリージャ原発の視察後、護送車がウクライナの管理地域に入る際、銃撃受けたと発表。ケガ人はおらず、差し迫った脅威はないとした。
▽ロシア外務省、カナダがトロント空港に駐機しているロシア籍の輸送機An-124を押収したことを巡り、モスクワの在カナダ大使館の副代表を呼び抗議したと発表。
▽南アフリカ大統領府、ラマポーザ大統領がウクライナとロシア訪問に向け出発し、ポーランドに到着したと発表。ウクライナの首都キーウに向かっているという。
▽ロシア中央選挙管理委員会、ロシアが併合したとするウクライナ4州(ドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソン)の地方選挙の日程を他の地域と同じ9月10日に設定。
▽ベラルーシ政府、先月下旬に国境地帯でウクライナのドローンを撃墜した発表。
<6月14日>
▽ウクライナ軍参謀本部、南部オデーサ州と東部ドネツク州でロシア軍のミサイル攻撃があり、民間人少なくとも6人が死亡したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間で東部ドネツクの前線に沿った10の町や村がロシア軍の攻撃を受けたと報告。
▽南部オデーサ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で食料倉庫の従業員3人が死亡、13人が負傷したと報告。市中心部の家屋、店舗、カフェにも被害が及んだとした。
▽ウクライナ大統領府、先週のダム決壊による南部ヘルソン州ドニプロ川西岸の被災地について、まだ28の集落が水没したままで、数千人が避難を余儀なくされたと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、直近24時間でロシア軍の砲撃を57回受けたと報告。死傷者の有無は明らかにしていない。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイル攻撃で民家7戸が全壊、数十戸が損壊し、民間人少なくとも3人が死亡したと報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、東部と南部地域に展開する自軍の部隊はゆっくり前進していると報告。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議でウクライナの未来はNATOにあると明確に示すと表明。
▽トルコのエルドアン大統領、スウェーデンが7月のNATO首脳会議までにNATOに加盟できる可能性は引くという認識示す。
▽ウクライナ統計局、同国の1~4月の貿易収支70億3900万ドルの赤字と報告。同期間のモノの輸出額は前年同期比19.6%減の133億3400万ドル。輸入額は21.5%増の203億7400万ドルだった。
▽ニュージーランド政府、NATOと新たな形のパートナーシップを交渉していると明らかにした。日本政府も国内にNATO事務所を開設する方針で協議を進めている。
▽英国防省、ウクライナ南部の前線における戦闘について、ロシア軍はこの地域の航空作戦を抑えているようにみえると指摘。
▽国際原子力機関のグロッシ事務局長、安全上の理由により、南部ザポリージャ原発の視察を延期。
<6月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、自国軍が東部ドネツク州バフムートと南部戦線で前進したと報告。兵士らを称賛した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも11人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が首都キーウと東部ハルキウ州をミサイルとドローンで攻撃したと報告。巡航ミサイル「Kh101」か「Kh555」を使用したと明らかにし、キーウ周辺を狙ったミサイルなどは全て検知・撃墜したとしている。死傷者の有無は明らかにしていない。
▽ウクライナのマリャル国防次官、自軍が東部と南部の4地域でロシア軍との戦闘を続けていると報告。
▽ウクライナ当局、中部クリビーリフに対するロシア軍の攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、25人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、ホワイトハウスでNATOのストルテンベルグ事務総長と会談。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、バイデン米大統領との会談で、ウクライナによる反転攻勢は進展していると評価。
▽米国防総省、ウクライナに3億2500万ドル相当の追加軍事支援を行うと発表。
▽国際原子力機関のグロッシ事務局長、ウクライナの首都キーウを訪問。ロシアの占領下にある南部ザポリージャ原発がウクライナによるロシアへの反攻に巻き込まれることを懸念していると表明した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ワグネル部隊が今後もウクライナでの戦闘を続けるかどうかはわからないと表明。
▽プーチン大統領、ウクライナを侵攻中のロシア軍が高精度弾薬や無人機などの軍装備品不足に直面していると認めた。
▽プーチン大統領、同国の侵攻を受けるウクライナの反転攻勢について、ウクライナ側は多大な損失を強いられており、死傷者数はロシア側の10倍にのぼると主張。
▽プーチン大統領、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意からの離脱を検討していると表明。
▽プーチン大統領、ウクライナ戦争における追加動員について、現時点では考えていないと表明。
▽ロシア国防省、独製戦車「レオパルト」や米国製の歩兵戦闘車「ブラッドレー」をウクライナで鹵獲したと主張。
▽石油輸出国機構(OPEC)と主要産油国で構成する「OPECプラス」、ロシアがシンクタンクなどと協力して原油生産量を見直すことに合意したため、同国の生産ベースライン引き上げを認めたと発表。ベースライン変更で2月のロシアの原油生産は日量982万8000バレルから994万8000バレルに修正。ベースライン引き上げで生産量は年間約600万トン増える見通し。
▽ユーロ圏の銀行監督を担う欧州中央銀行、ユーロ圏の銀行は迅速にロシアから撤退すべきと指摘。今もロシア国内で事業を継続する圏内銀行に異例の要請を行った。
▽ロシア当局、ウクライナ国境に近いロシア南西部クルスク州の2つの集落がウクライナ軍の砲撃を受け、複数の家屋が損壊したほか、ガスと電力の供給が遮断されたと報告。
<6月12日>
▽ゼレンスキー大統領、降雨や激しい戦闘にもかかわらず、自軍は戦場で前進し、ロシア軍に必要な損失を与えていると報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン州のダム決壊による洪水について、これまでに10人が死亡し、41人が行方不明になっていると発表。
▽ウクライナ環境保護・天然資源相、南部ヘルソン州カホフカ水力発電ダム決壊以降、カホフカ貯水池の水量は75%近く減少したが、近郊のザポリージャ原発の冷却池の水位は高水準で安定していると発表。
▽南部ザポリージャ州政府、同州オリヒウがロシア軍の攻撃を受け、民間人少なくとも1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州政府、カホフカ水力発電ダムの決壊で水没した地域について、水位は徐々に下がっていると報告。30を超える町が以前、冠水している。
▽ウクライナ軍参謀本部、過去1週間で東部と南部の7つの村をロシア軍から奪還したと発表。
▽米ホワイトハウス、バイデン大統領が前日に続き歯の根管治療を受けたと発表。同日予定されていた一連の公務は中止となり、NATOのストルテンベルグ事務総長との会談も13日に延期された。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナの反転攻勢について、どこに向かっているのか正確に語るには時期尚早としながらも、ウクライナはロシアから領土を取り戻すことに成功し続けると確信していると表明。
▽マクロン仏大統領は12日、ロシアの侵攻を受けるウクライナが開始した大規模反転攻勢について、数週間から数か月続くという見解示す。
▽北朝鮮の金正恩 党総書記、ロシアの祝日「ロシアの日」に合わせてプーチン大統領に祝辞を送り、全面的な支持と連帯を表明。
▽米国務省、米政府は北朝鮮がロシアに対するさらなる武器供給を計画していることを懸念していると表明。
▽仏独ポーランドの首脳がパリで会談。ウクライナのロシア軍に対する反転攻勢が始まったとし、ウクライナに対する一段の軍事支援を確約した。
▽イギリス食糧・農業相、ウクライナ産穀物の盗難に対応するために、G7が穀物の原産地に関する化学的な識別を用いた対策に取り組んでいると表明。
▽プーチン大統領、86歳で死去したベルルスコーニ元伊首相について、「親愛なる友人であり、優れた政治家だった」と哀悼の意を表した。
▽ロシア国防省、東部と南部の広い範囲で激戦が続いていると報告。自軍は占領地を堅持していると主張した。
<6月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部のダム決壊はロシア側に責任があると改めて主張。ロシア軍は浸水地域から避難しようとする住民を砲撃していると断じた。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州の3つの集落をロシア軍から奪還したと報告。ウクライナが集落の解放を発表するのは今月の反転攻勢開始以来初めて。
▽南部ヘルソン州政府、カホフカ水力発電所ダム決壊による洪水被害地域で高齢者を乗せて避難中の小型ボート3隻がロシア軍の砲撃を受け、3人が死亡、10人が負傷したと発表。
▽ウクライナのマリャル国防次官、カホフカ水力発電所ダム決壊について、南部ヘルソン州におけるウクライナの進軍を阻止するためにロシア軍が爆破したという見方示す。
▽ウクライナ国防省、自軍が東部ドネツク州の3つの集落をロシア軍から奪還し、南部戦線では2方向に300~1500m前進したと報告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグナルの創設者プリゴジン氏、ロシア国防省の命令を一蹴。ショイグ国防相は前日、全ての志願兵に対し、月末までに同省と契約を結ぶよう命じていた。
<6月10日>
▽ゼレンスキー大統領、記者会見でロシアへの反転攻勢を開始したと初めて明言。詳細は明かさなかったものの、ウクライナ軍の士気は高く、プーチン大統領にそう伝えてほしいと記者団に語った。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍によるドローン、ミサイル、大砲や迫撃砲などによる攻撃で民間人少なくとも6人が死亡したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が発射したドローン35機中20機を、様々な種類のミサイル8発のうち2発を撃墜したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでカナダのトルドー首相と会談。
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間に東部で34件の武力衝突があったと報告。ロシア軍は南部ザポリージャ州とヘルソン州で空爆などを行っているとした。
▽トルドー加首相、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談。南部のカホフカダム決壊について、1000万カナダドル相当の人道支援を。軍事支援については新たに5億カナダドル相当の兵器などを供与すると表明した。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートなどで激戦が続き、ロシア軍の攻撃を撃退したと報告。「ロシア軍は大きな損失を出し続け、それを隠そうとしている」と指摘した。
▽ウクライナ南部当局、カホフカダム決壊の決壊により浸水した地域の水位が低下していると報告。
▽ウクライナ環境省、カホフカダム決壊後の洪水により、ヘルソン地域の自然保護区の3分の1近くが消失する可能性があると警告。
▽英国防省、ウクライナ軍が過去48時間のうちに東部と南部の複数のエリアで重要な作戦を開始・展開したと報告。
▽米ウォール・ストリート・ジャーナル紙、ドイツの捜査当局が昨年9月に起きたロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」の爆発について、破壊工作を実施したグループがポーランドを活動拠点としていた可能性を示す証拠があり、検証作業を進めていると報じた。
<6月9日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、軍の指導者と戦術や成果について話し合ったと報告。詳細は明らかにしなかった。
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間に東部で27件の武力衝突があったと報告。ロシア軍による空爆が58回、砲撃が31回。民間人の死傷者が出ているほか、民家、病院、その他のインフラにも被害が出たとしたが、詳細は明らかにしなかった。
▽ウクライナ当局、ロシア軍による夜間の空爆で民間人少なくとも1人が死亡したと発表。
▽米国防総省、米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」向けの追加砲弾など、21億ドル相当のウクライナ向け追加軍事支援を発表。
▽ウクライナ保安局、南部のカホフカダム決壊について、ロシアの破壊工作グループが爆破したことを証明する通話を傍受したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、南部ザポリージャ州の戦闘について、ロシア軍は守勢に立たされていると報告。死傷者数には言及していない。
▽ウクライナのマリャル国防次官、東部ドネツク州ヴェリカノボシルカ付近で戦闘が続いており、ロシア軍は南部ザポリージャ州オリヒウで積極的な防衛を展開していると報告。
▽ウクライナ南部ザポリージャ州の親ロシア当局、州内で激しい戦闘が起きていると報告。
▽米国家安全保障会議、ロシアがイランとの軍事協力を深化させ、ウクライナへの攻撃で使用したドローン数百機をイランから受け取っていたと報告。
▽NATO、ロシアによる欧州通常戦力(CFE)条約の脱退を非難。プーチン氏は先月、CFEを破棄する法令に署名した。
▽プーチン大統領、リゾート地ソチでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。
▽プーチン大統領、ウクライナが予告していた反転攻勢が始まったという認識示す。
▽ロシア外務省、日本政府がウクライナに軍事装備を供給する決定を下したことについて、駐ロシア日本大使を呼び抗議したと発表。
▽ロシア国防省、南部ザポリージャ州オリヒウの南でウクライナ軍の攻撃を2回、東部ドネツク州ヴェリカノボシルカ付近で4回撃退したと報告。
▽ウクライナ東部国境に近いロシア西部ボロネジ、集合住宅がドローンによる攻撃を受け、3人が負傷したと報告。
▽ロシア南西部ベルゴロド州政府、オフィスビルや石油基地付近にドローンが飛来したと報告。
▽ロシア中央銀行、主要政策金利を7.50%に据え置く。
<6月8日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州バフムートにおけるロシア軍との戦闘で「結果が出た」と表明。兵士らを称賛した。
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン州のダム決壊で洪水被害に遭った被災地を視察。ヘルソン市中心部とその周辺がロシア軍の攻撃を受け、1人が死亡、救急隊員ら18人が負傷したと明らかにした。
▽ウクライナ南部ヘルソン州、ダム決壊による洪水被災地から避難していた人々や救助隊が砲撃を受け、3人が死亡。ウクライナとロシアは相手側が攻撃を行ったとして互いを非難した。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、ダム決壊による洪水について、州全体で600㎢が冠水し、うち68%はロシア軍の支配地域に当たると報告。
▽国際原子力機関、爆発により決壊したウクライナ南部のダムの貯水池からザポリージャ原発への給水は続いていると報告。
▽ウクライナ農業省、南部のカホフカダム決壊による洪水で数百万トンの作物が失われる可能性があるという見解示す。
▽国際通貨基金、ウクライナ南部のカホフカ水力発電所ダム決壊について、ウクライナ当局と緊密に連絡を取り合っていると表明。
▽世界保健機関、ウクライナ南部のカホフカ水力発電所ダム決壊で発生した洪水の被災地に緊急物資を輸送したほか、感染症などさまざまな健康リスクに対応する準備を進めていると表明。
▽赤十字国際委員会、ウクライナ南部のカホフカ水力発電ダム決壊について、埋まっていた地雷が洪水で拡散し、今後数十年にわたって市民に重大な危険をもたらす恐れがあると警告。
▽ブリンケン米国務長官、トルコのフィダン新外相と電話会談。スウェーデンのNATO早期加盟の必要性を強調した。
▽ロシアのショイグ国防相、ウクライナ南部ザポリージャ州への大規模攻撃によってウクライナ軍を撃退し、大きな損害を与えたと主張。
▽南アフリカ大統領府、ラマポーザ大統領がプーチン露大統領と電話会談し、ロシアとウクライナを訪問予定のアフリカ諸国首脳の平和使節団について説明。
<6月7日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部ヘルソン州のロシア軍占領地域で起きたダム決壊を受け、国際援助団体に支援を呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン州のカホウカ水力発電所ダムが決壊し被害が出ていることについて、国連や赤十字からの援助がないことに遺憾の意を表明。
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン州のダム破壊により、数十万人が通常通りに飲料水を手に入れることができなくなったと報告。国際社会に支援を呼びかけた。
▽ウクライナ軍参謀本部、過去24時間で東部ドネツク州バフムート近郊で最大1.1km前進したと報告。大規模反攻が始まったかどうかには言及しなかった。
▽世界銀行、ウクライナ南部ヘルソン州のロシア軍占領地域で起きたダム決壊を受け、被害とニーズの迅速な評価を実施することでウクライナを支援すると表明。
▽国際通貨基金、ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダム決壊による社会、経済、環境への影響について、深刻な懸念を表明。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ南部ヘルソン州のダム決壊がウ軍の反攻計画に影響を与える可能性は低いと指摘。ウ軍が活動するであろう場所と決壊したダムは160kmほど離れており、反攻に支障をきたすとは考えにくいとした。
▽南部ヘルソン州の親ロシア知事、6日に起きたダム決壊がロシア軍に戦術的優位をもたらしたと主張。
▽米ホワイトハウスのインド太平洋調整官、米政府はウクライナに関連するロシアと中国の関係を懸念しており、中国政府が責任ある外交的役割を担うことを望んでいると表明。
▽ウクライナのクレバ外相、ロシアとの戦争を解決するための協議は単に敵対行為を停止するだけでは始まらないと指摘。
▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。ウクライナ南部ヘルソン州で6日に起きたダム決壊を巡り協議した。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ロシアとの戦争後にウクライナに提供する安全保障の選択肢を巡り、同盟国などと討議する必要があるという認識示す。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領と南アのラマポーザ大統領が電話会談を行ったと発表。両首脳はウクライナ戦争の解決策を見出すため、アフリカのイニシアチブに関連する問題について議論した。
▽南部ヘルソン州のロシア支配地域で非常事態発令。
<6月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍の占領下にある南部ヘルソン州のカホウカ水力発電ダムが爆破され、下流の住民数千人が避難を余儀なくされていると報告。ロシアを糾弾した。
▽国際原子力機関、南部ヘルソン州のカホウカ水力発電ダムが爆破された問題について、「ザポリージャ原発は制御下にあり、現時点で安全上のリスクはない」と報告。
▽国際原子力機関、南部ヘルソン州のカホウカ水力発電ダムが爆破された問題について、ザポリージャ原発は貯水池の上にある別の池から数カ月は冷却水を取水できるという見方示す。
▽米国家安全保障会議、ロシアが強制併合したウクライナ南部ヘルソン州で発生したカホフカ水力発電所ダムの爆破について、実際に何が起きたか決定的な判断はできないものの、背後にロシアが存在する可能性があるという情報を精査していると報告。
▽国連安全保障理事会、ウクライナ南部の巨大ダム爆破を巡り、同国とロシアの要請を受けて緊急会合を開催。米国は責任の所在について、「現時点で分かっていることは限られており、明らかではない」とした。
▽ウクライナ公共放送、ドニプロ川以西のウクライナ領で1万7000人、ロシア支配地域(東側)で2万5000人が洪水に巻き込まれる可能性があると報じた。
▽ウクライナ検事総長事務所、南部ヘルソン州カホフカ水力発電所ダムが爆破されたことについて、戦争犯罪として捜査していると明らかにした。
▽首都キーウにミサイル攻撃。ウクライナ軍は防空システムによって20発以上の巡航ミサイルを全て撃墜したと報告、死傷者は出ていないとした。
▽ロシア大統領府、南部ヘルソン州のカホウカ水力発電ダムが爆破された問題について、ウクライナ側の意図的な破壊工作と主張。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、訪問先のスロバキアでウクライナの将来的なNATO加盟に関して、ロシアに拒否権はないと言明。
▽南部ヘルソン州にあるカホウカ水力発電ダムの一部が爆破される。ウクライナとロシア双方が相手側の攻撃によるものと非難。
▽東部ハリコフ州政府、ロシア軍が州内のアンモニアパイプラインに繰り返し砲撃を行ったと報告。流出は確認されていないとした。
▽フィンランド大統領府、諜報任務に携わっていたとして、首都ヘルシンキにあるロシア大使館の外交官9人を国外追放すると発表。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊のベルキフカが完全にロシア占領下にあると表明。ウクライナ軍が一部を奪還したとするロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の主張を否定した。
▽ロシアのショイグ国防相、ウクライナ南部のロシア支配地域にあるカホフカダム決壊について、ウクライナ軍がロシア軍による攻撃を阻止すると同時に部隊や装備を再配置するために爆破したと主張。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ドネツク州で再びウ軍の大規模攻撃を阻止し、多数の人的損失をもたらし、同軍の主力戦車レオパルトを8両破壊したと主張。
<6月5日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでクレバリー英外相と会談。7月にリトアニアで予定されているNATO首脳会議の準備やロシアによる侵攻を終わらせるための方策について協議した。
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州バフムートの部隊が良いニュースを届けてくれたと称賛。
▽ウクライナ陸軍のシルスキー司令官、部隊が東部ドネツク州バフムートに向かって前進しており、同市の前線付近に設置されたロシア軍陣地を破壊したと報告。
▽ウクライナのマリャル国防次官、東部ドネツク州の一部地域に展開した部隊が攻撃態勢に移行していると表明。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州で同軍の部隊を撃退したとするロシア国防省の主張を否定も肯定もせず、粛々と準備を進めると報告。
▽ウクライナ復興省、ロシアが黒海経由の穀物輸出合意に基づく船舶の登録を開始したものの、正規の順序で船舶検査を行っておらず、条件に違反していると非難。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートの北方にあるベルキフカの一部をウ軍が奪還したと報告。
▽EUの執行機関・欧州委員会、ウクライナに隣接する加盟5カ国がウクライナ産穀物の輸入を制限する措置を9月15日まで延長することに合意したと発表。
▽デンマークのフレデリクセン首相、訪問先の米ホワイトハウスで、自身はNATOの次期事務総長候補ではないと言明。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ドネツク州でウ国による大規模攻撃を阻止し、数百人の親ウクライナ部隊を殺害したと主張。
▽ロシア大統領府、ウクライナと国境を接する地域のラジオ放送局で5日に放送されたプーチン大統領のものとされる演説は偽物だったと発表。同地域のラジオ局がハッキングされたという。
▽ロシア財務省、石油・ガスからの連邦歳入が前年同月比36%減、前月比12%減だったと報告。
<6月4日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドニプロの住宅地に対する3日のロシア軍の砲撃について、重軽傷を負った25人のうち5人は子供だったと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ドニプロの住宅地に対する3日のロシア軍の砲撃について、2歳の女児が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウを含む全国各地でロシア軍のミサイル・ドローン攻撃を確認。
▽ウクライナ空軍、防空部隊がロシア軍の巡行ミサイル6発のうち4発、自爆ドローン8機のうち6機を撃墜したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は東部ドネツク州バフムートを制圧し、平穏が戻りつつあるという印象を与えようとしているが、実際は広い範囲で最盛期と同様の厳しい戦闘が続いていると報告。
▽首都キーウ当局、市内の避難所1078カ所の44%が閉鎖または使用不能になっていると報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシアの民間軍事会社ワグネルがウクライナ東部ドネツク州バフムートからの撤退を進めていると表明したことについて、「ロシア正規軍はますますバフムートに固執し、完全制圧が事実であれば、防衛はより困難になる」という見方示す。
▽ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の支持者、国内外でナワリヌイ氏への支持を示すデモを行うよう呼びかけた。
▽ロシア国防省、ウクライナの飛行場を攻撃し、戦闘機と弾薬庫を破壊したと主張。
<6月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドニプロの住宅地が砲撃を受けたと報告。ロシア軍は民間人を意図的に攻撃していると非難した。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアに占領された地域を奪還するための大規模な反転攻勢について、開始する準備が整ったと明らかにした。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が東部ドニプロの住宅地を砲撃し、民間人少なくとも20人が負傷したと報告。そのうち数人は重体とみられる。
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間で複数の地域がロシア軍の砲撃を受けたと報告。
▽北東部スムイ州政府、ロシア軍の砲撃による爆発を87回確認し、複数の負傷者が出ていると報告。
▽ロシア西部ベルゴロド州政府、ウクライナ国境付近への攻撃で民間人2人が死亡したと報告。
<6月2日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアがウクライナに戦争を仕掛けている間のNATO加盟は不可能であることを承知していると表明。
▽ウクライナ政府、首都キーウとその周辺地域に一晩で36回ロシアからの空爆があったが、全て撃墜したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が首都キーウ周辺に対し、夜間に36のミサイルやドローン攻撃を仕掛けたと報告。その全てを撃墜したものの、地上に落下した破片により子供を含む2人が負傷、住宅5棟が被害を受けたと明らかにした。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の攻撃を受け全土に空襲警報を発令したものの、その後、大半の地域で解除した。
▽ブリンケン米国務長官、訪問先のフィンランドで演説。ウクライナ侵攻はロシアにとって戦略的失敗となったと指摘し、真の平和に向けて不可欠となるのは強いウクライナだと強調した。
▽ブリンケン米国務長官、訪問先のフィンランドで演説。ロシアによるウクライナ領の占領を正当化するような和平構想に対する警戒感を示し、公正で耐久性のある和平に向けた取り組みは説明責任と復興に対応したものでなければならないという考え示す。
▽ロシア西部ベルゴロド州政府、ウクライナ軍が同州の国境付近の町を砲撃し、4人が死亡したと主張。ウクライナ政府は越境攻撃を否定している。
▽NATO、シンガポールで始まったアジア安全保障会議で、中国は世界的な大国として透明性を向上させる責任があると指摘。核戦力の増強について一段の情報開示を呼びかけた。
▽プーチン大統領、特定の悪意ある勢力がロシアの不安定化工作を強めていると指摘。閣僚に対し、いかなる状況下でもこれを許さないよう命じた。
▽中国の李輝 ユーラシア事務特別代表、ウクライナ和平を促進するために行った欧州歴訪について、結果はすぐには出ない可能性があるとしながらも、中国政府は代表団の再派遣を検討していると表明。
▽ロシア大統領府、ウクライナがNATOに加盟すればその後何年にもわたる問題が発生すると警告。
▽ロシア国防省、同国南部チェチェン共和国の特殊部隊「アフマート」がウクライナ東部ドネツク州マリンカ付近で攻勢をかけていると報告。
<6月1日>
▽ゼレンスキー大統領、モルドバのブルボアカを訪問し、欧州政治共同体(EPC)首脳会議に出席。ウクライナはNATOの一員となる用意があり、加盟承認を待っていると述べた。
▽モルドバ・ブルボアカで欧州政治共同体(EPC)首脳会議開催。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、27人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、首都キーウがロシア軍のミサイル攻撃を受け、子供を含む民間人少なくとも3人が死亡、16人が負傷したと報告。防空部隊は飛来したミサイル10発をすべて撃墜したが、落下した破片により被害が出た。
▽米国務省、ロシアによる新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止に対抗する措置として、新STARTで求められているミサイルや発射装置の位置などに関するロシアへの通知を停止すると発表。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、スウェーデンのNATO加盟について協議するため、近くトルコを訪問すると表明。
▽マクロン仏大統領、7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議で、ウクライナに明確かつ強力な安全保障を表明する必要があると述べた。
▽米国防総省、ウクライナ向けのインターネットサービス提供を巡り、起業家マスク氏率いるスペースXの衛星通信サービス「スターリンク」と契約したと発表。
▽ロシア政府、同国南西部ベルゴロド州に侵入を試みたウクライナ部隊を撃退したと主張。
▽ロシア連邦保安局、米国のスパイ行為により国内の数千台のアイフォンに高度な監視ソフトウエアが侵入する被害を受けたと発表。このスパイ行為はアップルと米国家安全保障局(NSA)の緊密な連携を示していると主張した。
▽南アフリカ政府、8月に開催する新興5カ国(BRICS)首脳会議について、国際刑事裁判所から逮捕状が出ているプーチン露大統領が出席する場合の法的な対応を検討していると明らかにした。
5月16日~31日(目次に戻る
<5月31日>
▽ゼレンスキー大統領、米政府が追加軍事支援を発表したことに謝意を表明。
▽米ホワイトハウス、ウクライナ向け追加軍事支援を発表。最大3億ドル相当の防空システム、弾薬、防衛装備品などを供与する。
▽米国家安全保障会議、今週発生したロシアの首都モスクワに対するドローン攻撃を実施した主体について、把握していないと表明。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア国防省の高官がウクライナ戦争の前または最中に何らかの犯罪を犯したかどうかを調査するよう検察に要請したとSNSで明らかにした。
▽ドイツ政府、国内5カ所にあるロシア領事館のうち4カ所を閉鎖するようロシア政府に要求。ロシアが取った同様の措置への対抗策としている。
▽ロシア軍、ウクライナ南部オデーサ州の港に停泊していたウクライナ海軍の最後の主要軍艦を破壊したと主張。
▽ロシア当局、南部ベルゴロド州の治安状況が悪化しているとして、ウクライナ国境の村から子供数百人を疎開させると発表。
▽ブラジルのダシルバ大統領、バチカンのフランシスコ教皇と電話会談。ウクライナ戦争や環境問題について協議した。
▽ロシア南部クラスノダール地方のイルスキー製油所にドローンが墜落。負傷者はおらず、インフラへの被害もなかった模様。
▽ロシア西部ベルゴロド州政府、同州シェベキノにウクライナ軍が過去1週間で3度目となる砲撃を実施し、4人が負傷、建物が損壊するなどの被害が出たと報告。
▽ロシアのアントノフ駐米大使、首都モスクワへのドローン攻撃について、「米国はこれを無視することによってウクライナを勇気付けている」と非難。
<5月30日>
▽ゼレンスキー大統領、英防衛大手BAEシステムズと協力し、戦車など兵器の製造・補修を担う施設をウクライナに設置すると表明。
▽ロシア大統領府、南アで8月に開催されるBRICS(新興5カ国)サミットにプーチン大統領が参加するかという質問に対し、「ロシアは適切なレベルで参加する」と表明。南アは国際刑事裁判所(ICC)の加盟国であり、ICCの逮捕状が出ているプーチン氏が入国した場合は逮捕する必要がある。
▽ウクライナ政府、同国がロシア産アンモニアのウクライナ領土通過を許可すれば、黒海経由の穀物輸出合意が正常に履行されるという保証をロシアおよび国連に求めていると報告。
▽米政府、ウクライナへの追加軍事支援3億ドルを数日中に発表予定。
▽ロシアのモスクワ市長、同市が未明にドローンによる攻撃を受けたと報告。
▽ロシア大統領府、首都モスクワが複数のドローンによる攻撃を受けたことについて、ロシア軍の最近の攻撃に対するウクライナの報復と主張。
▽米ホワイトハウス、ロシアの首都モスクワを狙ったとされるドローン攻撃について、情報収集中としたうえで、米政府はロシア国内における攻撃を支持しないと表明。
▽ロシア内務省、ウクライナ軍のザルジニー総司令官を指名手配リストに追加。
▽国際原子力機関、ロシアの占領下にあるウクライナ南部ザポリージャ原発を保護するための5つの基本原則について、ロシアとウクライナのどちらも尊重する立場を取っていないと非難。
▽ブリンケン米国務長官、スウェーデンのNATO加盟申請を直ちに批准するようトルコ政府に要請。
▽ウクライナのレズニコフ国防相、ドイツとイギリスに対し、主力戦闘機「ユーロファイター・タイフーン」を供与するよう改めて要請した。
▽世界保健機関、ロシアのウクライナ侵攻に伴うウクライナ国内の医療機関への攻撃が1000件を超え、WHOが紛争で記録した中で最多を更新したと発表。
▽ロシアのミシュスチン首相、ロシア軍が併合したウクライナのドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソンの4州について、昨年10月以来、この地域の住民約150万人にロシア国籍を付与したと報告。
▽ロシアのラブロフ外相、ゼレンスキー大統領の和平計画ではウクライナ東部およびクリミアにあるロシアの全てが破壊されると主張。西側諸国はこの和平計画への支持を通じてウクライナでのジェノサイド(大量虐殺)を支援していると非難した。
<5月29日>
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、同州トレツクに対するロシア軍の攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、戦後処理の一環として、ウクライナ国境沿いのロシア領100~200kmの範囲に非武装地帯を設置すべきと提案。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、「ロシアが交渉に応じるのはウクライナ戦争に勝利した場合のみ」という考え示す。
▽ロシア軍、首都キーウや西部地域を攻撃。穀物輸出の重要な拠点である南部オデーサ州が夜間にドローン攻撃を受け、一部の港湾インフラが破壊されたと伝えられている。
▽スウェーデン外務省、同国のNATO加盟を巡り、同国とトルコの外相が近日中に会談する予定と発表。
▽ロシア内務省、米共和党のグラム上院議員を指名手配。訪問先のウクライナでゼレンスキー大統領と会談した際、「ロシア人は死にかけている」「米国の支援は最良の金の使い方」などと発言したことについて、犯罪捜査に乗り出した。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、同国とロシアの連合国家に参加する国は、希望すれば核兵器を配備できると示唆。
▽ロシア西部ベルゴロド州政府、国境付近の一部の集落がウクライナ軍の砲撃を受けていると主張。
<5月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍による首都キーウへの最大規模のドローン攻撃を受け、自国の防空部隊を称賛。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、子供を含む32人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、国境警備の強化を命じ、ウクライナのロシア支配地域に軍や民間の車両や物資を迅速に移動させる必要があると表明。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍のドローン54機のうち52機を撃墜したと発表。キーウ上空に飛来した数は明らかにしていない。
▽ウクライナ軍参謀本部、空軍はロシアが発射したイラン製自爆ドローン59機のうち58機を撃墜したと発表。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ軍が国内の石油パイプライン施設をドローンで攻撃し報じた。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ軍の越境攻撃で民間人2人が死亡したと報じた。
<5月27日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部ドネツク州バフムート郊外で活動するウクライナ軍を砲撃したと報告。バフムートの戦いは終わっていないと強調した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ザポリージャ原発における国際原子力機関の常設監視ミッションの人員交代を妨害したと報告。
▽ウクライナ国家警察、ロシア国境に近い東部ハルキウ州クピャンスクの住宅地がロシア軍の砲撃を受け、60歳の男性が死亡したと報告。
▽ロシア当局、ウクライナと国境を接する南部ベルゴロド州などへの攻撃が増加し、少なくとも2人が死亡したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍への攻撃を継続していると表明。ウ軍参謀本部は敵の攻撃ぺースが落ちていると指摘している。
▽ウクライナのマリャル国防次官、テレグラムの投稿で「昨日今日は市街地でも郊外でも、活発な戦闘は報告されていない」と述べた。
▽ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記、英BBCのインタビューで、ウクライナ軍の反攻はまだ始まっていないが、明日、明後日、あるいは1週間以内に始まる可能性があると表明。
▽英国防省、ロシアの民間軍事会社ワグネルの部隊がウクライナ東部ドネツク州バフムート周辺の占領地から撤退する兆しを見せていると報告。
<5月26日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドニプロの医療施設がロシア軍のミサイル攻撃を受けたことについて、テロ国家の戦争犯罪と糾弾した。
▽ウクライナ政府、東部ドニプロの医療施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、少なくとも2人が死亡、子供2人を含む30人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアによるミサイル攻撃の危険性が高まったと報告。首都キーウを含む全土の防空システムは機能していると表明した。
▽米国務省、ブリンケン国務長官が来週、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの北欧3カ国を訪問し、ロシアの侵攻が続くウクライナの防衛・抑止力向上に向けた方策などを巡り協議すると発表。
▽日本の岸田内閣、閣議でロシアの個人・団体の資産凍結などを講じる追加の制裁措置を承認したと発表。
▽ロシア南部ベルゴロド州政府、同州へのウクライナ軍による攻撃が過去24時間で100回以上あったと主張。
▽ロシア外務省、ラブロフ外相が同国を訪問中の李輝 ユーラシア事務特別代表と会談し、ウクライナ戦争解決の見通しについて議論したと発表。
▽ブラジルのルラ大統領、プーチン大統領と電話会談。ウクライナ和平などについて協議した。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、ウクライナが核兵器を入手すればロシアは先制攻撃を仕掛けると表明。欧米はウクライナを巡る核戦争のリスクを著しく過小評価していると警告した。
▽ロシア国営メディア、ロシア軍の支配下にある東部ドネツク州マリウポリにミサイル2発が着弾したと報じた。イギリス政府がウクライナに供与した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」が使用されたとしている。
<5月25日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、同国全土でロシア軍による30回の空爆と39回のロケット攻撃が確認されたと報告。
▽米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長、以前からウクライナに対し、米が提供する軍備を使用してロシア領内で攻撃を行わないよう求めてきたと表明。
▽米政府、ウクライナに対する最大3億ドル相当の追加軍事支援を数日中に発表する予定。ロイター通信などが報じた。
▽米政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルがウクライナで使用する軍備の調達先を隠すため、西アフリカのマリなどを通じて入手を試みている可能性があるとし、マリの同社トップに制裁を科すと発表。
▽ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長、独誌のインタビューで、戦争で何が起きるか調整し決定するのはプーチン氏だとし、同氏の暗殺を望んでいると明らかにした。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、制圧を宣言したウクライナ東部ドネツク州バフムートについて、ロシア正規軍への引き渡しを開始したと発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネル、ウクライナ東部ドネツク州バフムートで戦死した米国人と爆破された建物内で発見されたトルコ人の遺体を返還すると発表。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアが核兵器をベラルーシに配備し始めたと発表。
▽ロシアとベラルーシ、ロシアの戦術核兵器をベラルーシ領内に配備することを正式決定する協定に調印。
▽ロシア検察当局、第2次世界大戦中にナチスがモスクワで犯した犯罪をジェノサイド(大量虐殺)と認め、約6兆4000億ルーブルの損害があったとみなすよう裁判所に要請したと発表。
▽ロシア外務省、スウェーデンの外交官5人をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定。国外追放すると発表した。
▽ウクライナ大統領府、ロシアとの捕虜交換で106人のウクライナ人が解放されたと発表。
<5月24日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナに米F16戦闘機を供与することはロシアが敗北するというシグナルになると指摘。決定は早ければ早いほど望ましいと表明した。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムート市内で激しい戦闘が続いていると報告。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟できないという考え示す。
▽ウクライナのクレバ外相、訪問先のエチオピア・首都アディスアベバで演説。アフリカ諸国に対し、ロシアに対する中立の立場を放棄するよう改めて要請した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、ロシアの政治エリートがウクライナ戦争に本気で取り組まなければ、1917年と同様の革命が起き戦争に敗れる可能性があると警告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦闘でロシア正規軍とワグネルの兵士合わせて2万人以上が死亡したと明らかにした。
▽米政府、露ワグネルがバフムートの戦いで露軍兵士2万人以上が死亡したと報告したことについて、米当局の見方と一致していると述べた。そのほとんどが軍事訓練をほとんど受けていない受刑者などとみられる。
▽ロシア大統領府、ウクライナと国境を接する南西部ベルゴロド州にウクライナ側から侵入してきた戦闘員らが米国製の軍用装備を使用していたと報告。
▽ロシアのショイグ国防相、ウクライナの武装勢力による越境襲撃には迅速かつ極めて厳しく対応すると表明。
▽中国の習近平 国家主席、同国を訪問したロシアのミシュスチン首相と会談。中国はロシアの核心的利益を支持すると表明した。
▽ロシア国防省、同国の中型偵察艦イワン・フルスが黒海のボスポラス海峡に近い海域でウクライナの無人高速艇3隻の攻撃を受けたと報告。
▽世界最大の空母である米海軍のジェラルド・R・フォード、初めてノルウェーの首都オスロの港に入港。
▽日本の岸田首相、参院本会議で同国がNATOの加盟国・準加盟国になる計画はないと説明。またNATOは日本に事務所設置を検討しているが、決定したとは承知していないと述べた。
▽日本政府、ウクライナに自衛隊の装甲車約100台を寄贈する式典を開催。日本はウクライナに70億ドル以上の支援を約束している。
▽中国外務省、NATOが日本に連絡事務所を設置する計画について、アジア太平洋地域は歓迎していないと批判。
<5月23日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州の前線を視察。兵士らを激励した。
▽ウクライナ大統領府、G7広島サミットから帰国したゼレンスキー大統領が東部ドネツク州の前線を視察し、地上部隊を率いる幹部らと面会したほか、兵士に勲章を授与したと発表。ゼレンスキー氏は新たに複数の旅団が創設され、近代的な装備や武器が配備されると述べたという。
▽ウクライナ政府、黒海経由でウクライナ産穀物を輸出できるようにする国連とトルコ仲介の合意で指定された輸出港のピウデンニ港について、ロシアが船舶の入港を認めないため稼働できずにいると報告。
▽米国務省、ロシア当局が同国南西部ベルゴロド州にウクライナの破壊工作部隊が侵入し戦闘が発生したと主張したことについて、米政府は一切関与していないと表明。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、ウクライナ軍パイロットに対する米国製F16戦闘機の操縦訓練がポーランドで始まったと明らかにした。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、EUはウクライナへの弾薬供給を強化するために2カ月前に開始した計画の下、これまでに合計22万発の砲弾を供与したと発表。
▽オランダ国防相、ウクライナへのF16戦闘機供与について、デンマーク、ベルギー、イギリスなどの友好国と協力して行う取り組みであり、調整が必要と表明。「米国の承認を得たので、調整を加速させる」と述べた。
▽ドイツ国防相、ウクライナへのF16戦闘機供与について、「独軍はそれを保有しておらず、操縦訓練を支援できないため、関与は最小限になる」と表明。
▽ロシア南西部ベルゴロド州に複数のドローンが飛来。攻撃を行ったとみられる。死傷者は出なかった模様。
▽ロシア政府、ウクライナと国境を接する南西部ベルゴロド州にウクライナ側から侵入してきたとするテロリスト集団を2日間にわたる戦闘の末に撃退したと発表。「自由ロシア軍団」と「ロシア義勇軍団」と名乗る2つのグループが攻撃に関与したと犯行声明を出したが、事実か否かは不明。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、西側がウクライナに供与する兵器の破壊力が強くなるほど「核によるアポカリプス」のリスクが高まると警告。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、西側が保有する米国製F16戦闘機でウクライナのパイロットに対する訓練を実施したとしても、NATOが紛争当事者になることはないという考え示す。
<5月22日>
▽ウクライナ大統領府、ロシア当局が同国南西部ベルゴロド州にウクライナの破壊工作部隊が侵入し、ロシア軍部隊との戦闘が発生していると主張したことについて、ウクライナ政府は一切関与していないと反論。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドニプロがロシア軍のミサイル16発とドローン20機による攻撃を受けたと発表。
▽ウクライナ空軍、領内に向けて発射されたロシア軍のミサイル16発のうち4発とドローン20機すべてを撃墜したと報告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、2日前に完全制圧を宣言したウクライナ東部ドネツク州バフムートから6月1日までに撤退し、同市をロシア正規軍に引き渡すと表明。ウクライナ政府はバフムート陥落を否定している。
▽ロシア当局、同国南西部ベルゴロド州にウクライナの破壊工作部隊が侵入し、ロシア軍部隊との戦闘が発生していると主張。ロシアの反政権組織「自由ロシア軍団」が犯行声明を出した。ウクライナ政府は関与を否定している。
▽米国務省、ロシアの民間軍事会社ワグネルがウクライナで使用する軍備の調達先を隠すため、西アフリカ・マリを経由して軍用品を調達しようとしていると指摘。
▽米国とパプアニューギニア、防衛協定に署名。これにより米軍はパプア国内の空港や港を利用できるようになる。
▽ブラジルのダシルバ大統領、G7広島サミットでウクライナのゼレンスキー大統領との会談が実現しなかったことについて、いらだったと表明。ゼレンスキー氏はダシルバ氏との会談を希望したが、スケジュールの調整がつかず実現しなかったとしている。
▽デンマーク外務省、ウクライナとロシアの和平を目指す各国による首脳会議を同国で開催したいという意向示す。
▽ロシアの占領下にある南部ザポリージャ原発、一時的に外部電源を失うものの、復旧した。
▽ロシアのアントノフ駐米大使、ウクライナに米製のF16戦闘機が供与されれば、NATOの関与が問題になると指摘。
<5月21日>
▽G7広島サミット閉幕。対面で討議に参加したウクライナのゼレンスキー大統領に支援の継続を約束するとともに、対ロシア制裁を強化することで一致した。
▽日本の岸田首相、G7広島サミット終了後の議長国会見で、ゼレンスキー大統領を招いてウクライナへの連帯を示し、法の支配に基づく国際秩序を守る決意を世界に示せたことは意義深いと表明。サミットの成果を強調した。
▽ゼレンスキー大統領は、広島市内で会見。ロシアに破壊された東部ドネツク州バフムートと被爆した当時の広島を重ね合わせ、ウクライナの復興を誓った。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍は東部ドネツク州バフムートを掌握しているのかという記者の質問に「そう思わない」と答え、同市が陥落したことを事実上認めたものの、その後、同市の陥落を否定した。
▽ゼレンスキー大統領、岸田首相と共に広島市の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花を行った。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が完全に制圧したと主張する東部ドネツク州バフムートの戦況について、郊外で進軍しており、ロシア軍を戦術的に包囲する取り組みが近づいていると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、自軍は東部ドネツク州バフムートの一部地域をまだ支配しており、戦況が変われば市内への進軍が可能になるという見方示す。
▽日本の岸田首相、ウクライナのゼレンスキー大統領と広島市内で会談。新たに自衛隊の車両100台規模を供与すると表明した。
▽バイデン米大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と広島市内で会談。3億7500万ドルの新たな軍事支援策と、ロシアからウクライナを防衛するために必要なあらゆる援助を確約した。
▽ロシア外務省、ウクライナのゼレンスキー大統領がG7広島サミットに出席したことについて、「G7首脳は反ロシア、反中国ヒステリーをあおり、サミットをプロパガンダのショーに変えた」と非難。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領がウクライナ東部ドネツク州バフムートの完全制圧を祝い、民間軍事会社ワグネルおよび正規軍双方を称賛したとする声明を発表。
<5月20日>
▽G7広島サミット2日目。
▽G7首脳、サミットの成果をまとめた首脳声明を発表。ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援継続を改めて表明した。
▽G7首脳、中国のアジア太平洋地域における軍事活動に警鐘を鳴らす一方、同国政府と建設的かつ安定的な関係を構築する用意があると表明。
▽ゼレンスキー大統領来日。G7広島サミットの21日セッションに出席予定。
▽ゼレンスキー大統領、広島のG7サミット会場でマクロン仏大統領、スナク英首相、メローニ伊首相、モディ印首相らと会談。
▽ゼレンスキー大統領、スナク英首相との会談後、「戦闘機供与の国際的な取り組みで主導的な役割を果たしてくれたことに謝意を伝えた」とツイート。
▽日米豪印4カ国による連携の枠組みクアッドの首脳会議開催。自由で開かれたインド太平洋構想への関与を再確認するとした共同声明を発表した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ワグネル部隊がウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートの全域を支配したと主張。
▽ウクライナ国防省、ロシアの民間軍事会社ワグネルが東部ドネツク州バフムートの全域を占領したという主張を否定。激戦が続いており、戦況は極めて厳しいという見方を示した。
▽ロシア国営メディア、国防省の声明を引用し、ワグネルがバフムートの制圧に成功したと報じた。
▽ロシア国防省、西側政府がF16を含む高性能な戦闘機のウクライナへの供与の可能性を高めたことについて、「西側はエスカレーションの道を歩み続けている」と非難。
▽ロシアのラブロフ外相、G7サミットは中国・ロシアを孤立させることを目的としていると非難。
<5月19日>
▽G7広島サミット開幕。
▽G7首脳、初日の協議を終え、ウクライナ支援に向けて対ロシア制裁を強化することなどで一致。
▽G7と欧州の首脳、サミットに先立ち、広島平和記念資料館を訪問。館内を視察後、原爆慰霊碑に献花を行った。
▽ゼレンスキー大統領、サウジアラビア・ジッダを訪問。アラブ連盟首脳会議で演説し、参加国に対してロシアの侵攻による戦争の終結に向けた和平案への支持を求めた。
▽ゼレンスキー大統領、サウジアラビアのサルマン皇太子と会談。
▽ゼレンスキー大統領、G7広島サミットに対面で出席へ。欧米の主要メディアが報じた。ゼレンスキー氏はサウジアラビア・ジッダからフランス政府専用機で日本へ向かう予定。
▽バイデン大統領、G7広島サミットでF16を含む高性能な戦闘機のウクライナへの供与と同国軍操縦士の訓練を支持すると表明。
▽ゼレンスキー大統領、ツイッターに声明を投稿。バイデン米大統領がウクライナにF16戦闘機を供与すると表明したことについて、「歴史的決定」と歓迎した。
▽ウクライナのクレバ外相、どの国でもロシアとウクライナの戦争を仲裁する役割を担うことができるが、基本原則(違法な併合を認めないことなど)には従わなければならないと表明。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領がG7広島サミットの中でバイデン米大統領と会談すると発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア正規軍が近日中にこの地域を落とす可能性は低いという見方を示した。
▽日本政府、新たな対ロシア制裁として、制裁の回避・迂回に関与したロシア関係者を含む約100の個人・団体の資産を凍結すると発表。
▽米政府、ロシアの制裁逃れや将来のエネルギー収入、軍需産業のサプライチェーンなどに関連する300以上の個人・団体を対象とする追加の対ロシア制裁を発表。
▽イギリス政府、ウクライナ産穀物の盗難に関係する企業やロシアのエネルギー輸送に関係する企業を対象とする追加の対ロシア制裁を発表。
▽ポーランド外務省、外務次官が中国の李輝 ユーラシア事務特別代表とワルシャワで会談し、ウクライナ戦争終結に向け、ロシアへの影響力を行使するよう中国に求めたことを明らかにした。
<5月18日>
▽G7首脳、サミット会場の広島に到着。
▽日本の外務省、ウクライナのゼレンスキー大統領が21日午前にオンラインでG7首脳らとの会合に参加すると発表。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島の解放は「確実に起こる」と表明。
▽ウクライナ全土で空襲警報発令。当初は西部の一部地域を除外していたが、その後拡大した。一部地域で爆発が報告され、当局によると複数の地域で防空部隊が作戦を遂行したという。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍機が領空内を飛行しており、極超音速ミサイル「キンジャル」で全土を攻撃する恐れがあると警告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で5歳男児を含む民間人少なくとも7人が死亡、18人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が夜間の空爆で発射したミサイル30発のうち29発を撃墜したと報告。南部オデーサ州の工業施設に対する攻撃で民間人1人が死亡、2人が負傷したと明らかにした。
▽米当局、G7広島サミットの開催を前に、G7各国はロシアを対象とした新たな制裁と輸出規制を課す準備を進めていると明らかにした。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍は予備軍の大部分を東部ドネツク州バフムートに集結させ、態勢を強化したと報告。ロシア軍はバフムートで一日中攻撃を続けたが、自軍はこれを撃退したと明らかにした。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、ワグネルの戦闘員が東部ドネツク州バフムート市内で前進しており、同市西部の郊外・一群の建物にある最後の拠点からウクライナ軍をまもなく撤退させると表明。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、ロシア正規軍が東部ドネツク州バフムートの北と南の拠点を放棄し、ウクライナ軍に包囲される危険性が高まっていると指摘。
▽ウクライナ政府、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意が2カ月延長されたにもかかわらず、黒海の穀物回廊での作業はまだ再開されていないと報告。
▽米国防総省、ウクライナに送った軍事支援の総計を少なくとも30億ドル過大に報告。ウォール・ストリート・ジャーナル紙などが報じた。米国はウクライナに約370億ドル相当の軍事支援を送っている。
▽クリミア半島の親ロシア政府、鉄道車両8両が爆発により脱線したと報告。ケガ人はいなかったとみられる。
▽ロシア西部ベルゴロド州政府、ウクライナ国境から10kmほど離れた集落がウクライナ軍の攻撃を受け、民間人2人が死亡したと報告。
<5月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシアの砲撃が複数の地域で続いていることに言及。国際社会はロシア政府への圧力を強める必要があると訴えた。
▽米政府、G7広島サミットにゼレンスキー大統領も何らかの形で参加する見込みと明らかにした。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムート周辺でさらに前進を遂げたと報告。ロシア側は空挺部隊を含む新たな兵士の投入を続けていると指摘した。
▽ウクライナ軍報道官、公共放送のインタビューで「自軍は防衛作戦を成功させ反撃しており、17日には一部地域で500m前進した」と報告。
▽トルコのエルドアン大統領、18日が期限となっている黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、関係国が2カ月間の延長に合意したと明らかにした。
▽欧州評議会、アイスランドで開いた首脳会議(2日目)で、ロシアにウクライナ侵攻の責任を問う方針を確認。ロシア軍が与えた損失と損害を記録する枠組みを創設することで合意した。
▽ウクライナ外務省、首都キーウを訪問している中国の李輝 ユーラシア事務特別代表に対し、ロシアとの停戦について、「ウクライナが領土を失うか、紛争が凍結されるような提案は受け入れられないと伝えた」と明らかにした。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、テレグラムの投稿で、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムートで優位に立っていると示唆。ロシア正規軍は厳しい戦いを強いられていると述べた。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、西部制圧に向け戦闘を続けていると報告。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、ウクライナ向け軍事支援で使用されている基金「欧州平和ファシリティー」に35億ユーロを追加することを加盟国に提案。EUはこの基金からすでに約46億ユーロを割り当てている。
▽ドイツのピストリウス国防相、ウクライナへの戦闘機供与を支援するイギリスの取り組みに関して、ドイツには積極的に貢献するための訓練能力も軍備もないと表明。
▽韓国政府、1億3000万ドルのウクライナ向け金融支援策について、ウクライナ側と合意文書に署名。
▽ロシアとキューバの政府・企業関係者、ロシアからキューバへの投資を促すための優遇措置を発表。
▽ロシアの2023第1四半期(1~3月)GDP、前年同期比1.9%減。
<5月16日>
▽ゼレンスキー大統領、46カ国が加盟する欧州評議会の首脳会議でオンライン演説。西側の支援によって新たに配備した防衛網がロシアの極超音速ミサイルを撃墜したと述べ、結束すればウクライナにできないことはないと訴えた。
▽ウクライナ国防省、自軍が東部ドネツク州バフムート周辺で約20㎢の領土をロシア軍から奪還したと発表。
▽ウクライナ空軍、首都キーウに向けて放たれたロシア軍の極超音速ミサイル「キンジャル」6発を撃墜したと発表。
▽米政府高官、ロシアによるウクライナの首都キーウへの攻撃で、米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」の一部が損傷した可能性が高いと明らかにした。
▽ロシア国防省、極超音速ミサイル「キンジャル」による攻撃でウクライナ軍のパトリオットを破壊したと主張。
▽欧州評議会、アイスランドで開いた首脳会議で、ロシアにウクライナ侵攻の責任を問う方針を表明。ロシア軍が与えた損失と損害を記録する枠組みを発表した。
▽日本の岸田首相、G7広島サミットに先立ちNHKのインタビューに応じ、中国に対して各国が共有する懸念を率直に伝える場にすると表明。また、対ロシア制裁についても第三国を通じて回避する動きを封じ、実効性を高める取り組みを議論すると明らかにした。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、インドがロシア産原油をディーゼルなどの精製燃料として欧州に転売していることを取り締まるべきと表明。
▽韓国のユン大統領、首都ソウルでウクライナ大統領夫人と会談。ウクライナへの支援を拡大すると表明した。
▽プーチン大統領、同国史上最高峰と評される中世の聖像画をロシア正教会に譲渡。
5月1日~15日(目次に戻る
<5月15日>
▽ゼレンスキー大統領、イギリスを訪問し、スナク首相と会談。スナク氏は防空ミサイルと長距離攻撃用ドローンを数百ずつ供与する方針を表明した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも9人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの防衛作戦で大きな戦果を上げたと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍がザポリージャ原発の対岸にある都市を砲撃したと報告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、自身がウクライナに対して、東部ドネツク州バフムートから撤退するのであればロシア正規軍の位置情報を提供すると持ちかけたとする米ワシントン・ポスト紙の報道について、馬鹿げていると一蹴。中傷が目的の可能性があると示唆した。
▽ロシア大統領府、マクロン仏大統領が「ロシアはウクライナ侵攻の結果、中国の属国に成り下がった」と発言したことについて、完全な誤解と反論。
▽マクロン仏大統領、同国がウクライナ軍の戦闘機パイロットを訓練すると発表。戦闘機供与には言及しなかった。
▽ベラルーシの反政権派指導者チハノフスカヤ氏、同国のルカシェンコ大統領の健康不安説が報じられたことについて、国民に対し政変に備えるよう呼び掛けた。
▽ベラルーシ国営ニュースチャンネル、ルカシェンコ大統領が軍司令部を訪問した際に撮影されたとする写真を公開。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、7月にリトアニア首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議でウクライナのNATO軍事基準への移行を支援するための複数年にわたる計画について合意することができると期待を表明。
▽中国政府、欧州アジア事務特別代表の李輝氏が15日からウクライナやロシアなどを訪問し、ウクライナ戦争の政治解決を各国と話し合うと明らかにした。
<5月14日>
▽ゼレンスキー大統領、訪問先のドイツ・ベルリンでショルツ首相と会談。大規模な反転攻勢を準備していると述べた。
▽ウクライナ政府、東部ドネツク州バフムート郊外でロシア軍の拠点10か所以上を制圧したと発表。
▽ショルツ独首相、ゼレンスキー大統領との共同記者会見で必要な限りウクライナを支援すると表明。27億ユーロ相当の追加軍事支援を約束した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、30人が負傷したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシアが発射した無人機25機と巡航ミサイル3発を撃墜したと発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州で13日にロシア軍の戦闘機とヘリが墜落したことについて、自軍の防空システムに撃墜された可能性があると示唆。
▽ゼレンスキー大統領、ドイツからフランスに移動し、マクロン大統領と会談。
▽フランス政府、ウクライナに対し、今後数週間以内に軽戦車と装輪装甲車「AMX10RC」など軍用車両数十台を追加供与すると発表。
▽ドイツ政府、ゼレンスキー大統領に欧州統合に貢献した人物を表彰する「カール大帝賞」を授与。
▽欧州国別対抗歌謡祭ユーロビジョン・ソング・コンテスト、スウェーデン代表のロリーンが優勝。今年は昨年の優勝国ウクライナで開催されるはずだったが、ロシアによる侵攻を受け、英リバプールで代替開催された。
▽東部ルハンシク州の親ロシア政府、ウクライナ軍の攻撃が増加し、一部地域のモバイルインターネットが停止したと報告。
<5月13日>
▽ゼレンスキー大統領、バチカン市国を訪問し、フランシスコ教皇と会談。ウクライナの悲劇に対する教皇の個人的な配慮に謝意を表明した。
▽ゼレンスキー大統領、イタリアの首都ローマでメローニ首相およびマッタレッラ大統領と会談。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況について、自軍は前進を続けていると報告。
▽ドイツ政府、ウクライナに戦車、対空システム、弾薬など27億ユーロ相当の追加軍事支援を行うと発表。ゼレンスキー大統領は14日にベルリンを訪問する予定。
▽首都キーウ当局、西部テルノピリの工業地帯が空爆を受けたと報告。死傷者は確認されていない。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍がバフムート西方の都市を砲撃し、15歳の少女を含む民間人2人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が英政府から供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」で東部ルハンシク州の民間施設を攻撃したと主張。
▽ロシア国営メディア、ウクライナと国境を接する西部ブリャンスク州でロシア軍のヘリ2機と戦闘機1機が墜落したと報じた。敵対勢力の攻撃を受けたと伝えているが、詳細は不明。
<5月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でシルスキー陸軍司令官軍らと会談し、その部隊が敵を阻止。いくつかの方向に大きく押し返したと報告した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、22人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍との激戦地となっている東部ドネツク州バフムート周辺の領土の一部を奪還したと発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシアの正規軍がウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊の拠点から逃亡していると報告。
▽ロシア国防省、東部ドネツク州バフムート北方の防御を強化するために部隊を配置転換したと発表。プリゴジン氏の報告を否定した。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が東部ドネツク州ソレダル方面で攻勢を強めたが、撃退したと発表。
▽イタリア大統領府、ウクライナのゼレンスキー大統領が13日に首都ローマを訪問し、マッタレッラ大統領と会談すると発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムート近郊における局地的反撃で、ロシア軍の前線の一部を突破した可能性が高いと指摘。
▽南アフリカ政府、制裁対象のロシア船が昨年12月にケープタウン近郊の海軍基地で武器を積載したとする米国の主張に反論。
▽プーチン大統領、南アのラマポーザ大統領と電話会談。ロシアはウクライナの紛争を解決するための外交路線を拒否したことはないと伝えた。
▽イエレン米財務長官、G7(主要7カ国)財務相・中央銀行総裁会議の合間にドイツのリントナー財務相と会談。
▽米国家安全保障会議、米国はウクライナ東部ドネツク州バフムートが依然として紛争地域であると評価していると指摘。
<5月11日>
▽ゼレンスキー大統領、英BBCのインタビューで、ロシアに対する反転攻勢に備えるにはさらなる時間が必要と表明。もう少し時間が必要という考えを示した。
▽ウクライナ、ロシア、トルコ、国連、イスタンブールで当局者会合を開き、 黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について協議。18日の期限切れ後の延長について話し合ったものの、ロシアの合意を得られないまま終了した。
▽ゼレンスキー大統領、13日にバチカンでフランシスコ教皇と面会予定。ロイター通信が報じた。メローニ首相とも会談する可能性がある。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムート周辺でワグネル部隊が追い詰められていると報告。ワグネル部隊が多大な犠牲を払って占拠した拠点が失われていると明らかにした。
▽英政府、ウクライナに長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を初めて供与したと報告。ストームシャドーは欧州のミサイルメーカーMBDAが製造した空中発射長距離ミサイル。重要インフラなどを攻撃する目的で使用され、射程は250km以上。
▽米国がウクライナに供与する主力戦車「M1エーブラムス」31両が当初の予定より2~3週間早くドイツに到着。AP通信が報じた。
▽米国のブリゲティ駐南アフリカ大使、南アがロシアに対して秘密裏に武器を供与していたと発表。
<5月10日>
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの前線地帯からロシア歩兵旅団を撃退したと報告。ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏も前日にロシア軍がこの地域の前線から撤退したと明らかにしていた。
▽ウクライナ国営原子力会社エネルゴアトム、南部ザポリージャ原発付近からロシア軍が3000人以上の労働者を避難させる計画で、同原発は壊滅的な人員不足に陥っていると警告。
▽トルコのチャブシオール外相、今月18日に期限が切れる黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、少なくとも2カ月は延長できるという見通し示す。
▽NATOのバウアー軍事委員長、ウクライナにおける今後の戦闘について、時代遅れの装備で訓練不足だが人数の多いロシア軍と、西側の優れた武器を持ち良く訓練された小規模なウクライナ軍との激しい戦いになるという認識示す。
▽ロシア大統領府、AFP通信のジャーナリストがウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊で死亡したことを受け、弔意を表した。死亡時の状況は不明としている。
▽プーチン大統領、欧州通常戦力条約(CFE)の破棄に向けた法令に署名。CFEは旧ソ連などで構成されたワルシャワ条約機構加盟国とNATO加盟国が配備できる通常兵器の上限を定める軍縮合意。
▽米国のガーランド司法長官、ロシアのオリガルヒから押収した資産を初めてウクライナ復興資金に充てたと発表。
<5月9日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で「欧州の日」を祝い、他の欧州諸国と共にナチスの敗北を祝うと宣言。「78年前に敗北した侵略者と同じように、現在の侵略者が負けるのも時間の問題であり、ロシアの権威主義はウクライナの戦士たちの勇気と自由世界の共同の力によって打ち砕かれることになる」と述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で北部、南部、東部の127の標的が被害を受け、民間人3人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が首都キーウに向けて約15発の巡航ミサイルを発射し、全て防空システムで撃ち落としたと報告。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。防衛問題、対ロシア制裁、ウクライナのEU加盟などについて協議した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア軍高官からウクライナ東部ドネツク州バフムートからワグネル部隊を撤退させれば、祖国に対する反逆と見なすと示唆されたと明らかにした。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊の拠点から逃亡したと非難。ロシア軍が弾薬を供給しないのであれば、ワグネル部隊はバフムートから撤退すると再び警告した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートに展開するワグネル部隊は政府から約束された弾薬をまだ受け取っていないと報告。前日の発言を撤回した。
▽プーチン大統領、対独戦勝記念日で演説。世界は転換点を迎えているとの見方を示し、ロシアに対して戦争が仕掛けられていると主張した。
▽英政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルをテロ組織として正式にブラックリストに掲載する予定。タイムズ紙が報じた。
▽米国防総省、ウクライナに防空システムや弾薬などを含む12億ドルの追加軍事支援を行うと発表。
▽中国外相、中国政府はウクライナ戦争の停戦を求めるうえで、ドイツを含むあらゆる関係国とのコミュニケーションラインを維持すると表明。
▽日本の冨田 駐米大使、日本政府は東京にNATOの連絡事務所を開設する方向で調整していると明らかにした。
▽駐日ウクライナ大使、来週広島で開催されるG7サミットについて、「核兵器使用の脅威を非難し、そうした動きに反対する断固とした行動を表明すべき」と提案。
▽北朝鮮の金正恩 党総書記、ロシアの対独戦勝記念日に合わせてプーチン大統領に祝電を送り、ロシアが帝国主義者との戦いで勝利するとの考えを示した。
▽フランス国会、ロシアの民間軍事会社ワグネルを「テロ組織」に正式に指定するようEUに要請する決議案を採択。
<5月8日>
▽ゼレンスキー大統領、欧州戦勝記念日の演説で、ロシアも第2次世界大戦におけるナチスと同様に打破されると強調。ロシアは侵略、併合、占領、国外追放に加え、大量殺人と拷問の責任を負うと指摘した。
▽ゼレンスキー大統領、他の欧州諸国と合わせて5月8日を対ナチス戦勝記念日に制定する法案を国会に提出。
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間でハルキウ州、ヘルソン州、ミコライウ州、オデーサ州にロシア軍のロケット弾16発が着弾したほか、ウクライナ軍の陣地や人口密集地に対し61回の攻撃と52回の集中砲火があったと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍のイラン製ドローン60機が飛来したが、全て撃墜したと報告。そのうち36機は首都キーウに飛来し、ドローンの残骸が住宅などに落ち、少なくとも5人が負傷した。
▽欧州委員会、フォンデアライエン委員長が9日の「欧州の日」に合わせてウクライナを訪問し、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談すると発表。
▽NATO、欧州対外国境管理協力機関のためにパトロールを行っていたポーランド機が黒海上空でロシア軍機とニアミスを起こしたと報告。航空監視隊の準備態勢を高めたと明らかにした。
▽南部ザポリージャ州のロシア当局、ウクライナ軍による挑発行為に備え、ザポリージャ原発の一部の稼働を停止していると発表。
▽南部オデーサ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で食料倉庫が炎上し、3人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の攻撃で9歳の少年を含む民間人8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ復興省、黒海経由の穀物輸出合意について、ロシアが入港する船舶の登録を拒否することで合意の履行を事実上停止していると指摘。
▽ウクライナの鉄鋼メーカー・アルセロール・ミタル・クリブイリフ、社員に対し9日は仕事を休むか遠隔勤務とするよう指示。
▽ロシアの首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクで対ドイツ戦勝記念日の軍事パレードのリハーサル。
<5月7日>
▽ウクライナ陸軍、ロシア軍が東部ドネツク州バフムートへの砲撃を激化させ、5月9日の戦勝記念日までに占領することを望んでいると指摘。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア政府がさらなる武器供給を約束したとSNSに投稿。ウクライナ東部ドネツク州バフムートから部隊を撤退させるという方針を転換する可能性があると示唆した。
▽ウクライナ政府、夜間に南部オデーサ州や首都キーウなどの複数地域にロシア軍のミサイルが飛来したと報告。防空システムが機能しているとした。
▽ウクライナ公共放送、南部オデーサ州とヘルソン州で爆発音が聞こえ、火災が発生したと報告。ロシア軍のミサイル攻撃とみられる。
▽南部ザポリージャ州のロシア当局、ザポリージャ原発周辺の住民に避難を命じる。
▽国際原子力機関、南部ザポリージャ原発で重大な核事故のリスクが高まっていると指摘。
▽ウクライナ軍参謀本部、南部ザポリージャ原発近くで生活する民間人が別の地域に避難していると報告。
<5月6日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部ドネツク州バフムートで白リン弾を使用したと報告。白リン弾は民間人への使用を禁じられている焼夷兵器。1980年の特定通常兵器使用禁止制限条約は軍事目標に対する使用を認めている。
▽ウクライナ空軍、米国製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」でロシアの極超音速ミサイル「キンジャル」を撃墜したと発表。
▽ウクライナ軍のザルジニー総司令官、米軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長と電話会談。軍事・人道支援に謝意を示した。
▽ロシア国防省、ウクライナと捕虜交換を行ったと発表。
<5月5日>
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、弾薬不足のためワグネルの戦闘員が無駄死にさせられているとして、5月10日にウクライナ東部ドネツク州バフムートの前線から撤退すると表明。ロシア国防省幹部らを批判した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの民間軍事会社ワグネルが東部ドネツク州バフムートから部隊を撤退させると表明したことについて、戦況に変化は見られず、激戦が続いていると報告。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍は5月9日までに東部ドネツク州バフムートを奪取したいと考え、猛攻を仕掛けていると報告。
▽米司法省、暗号資産取引所のバイナンス・ホールディングスについて、米国の対ロシア制裁を回避し資金を動かす手段として違法に利用されていたかどうかを調査。
▽ロシアのラブロフ外相、ドローンが首都モスクワの大統領府を攻撃したとされる問題について、米政府の入れ知恵がなければ実行不可能だったと主張。ロシアは具体的な行動で対応すると警告した。
<5月4日>
▽ゼレンスキー大統領、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所を訪問。ロシアの侵略罪を裁く特別法廷を設置しなければならないと要請した。
▽ウクライナ空参謀本部、ロシア軍のドローンが一晩で24機飛来し、うち18機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ空軍、首都キーウ上空で制御不能に陥った同軍の無人機を撃墜したと発表。
▽ロシア大統領府、前日のクレムリンに対する無人機攻撃について、米国の指示によりウクライナが実施したと主張。
▽米政府、ロシア大統領府が前日のクレムリンに対する無人機攻撃に米国が関与したと主張したことについて、馬鹿げたウソと一蹴。
▽ロシア南部の製油所がドローン攻撃を受け石油製品備蓄施設の一部が炎上。2時間ほどで鎮火した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナが夜間にドローンを使ってプーチン大統領暗殺を図ったとするロシア政府の主張について、ドローン2機が首都モスクワの外からクレムリンの防空網を突破できる可能性はゼロに等しいと指摘。
<5月3日>
▽ゼレンスキー大統領、フィンランドの首都ヘルシンキを電撃訪問。同国で開催される北欧5カ国の首脳会議に出席した。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナが夜間にドローンを使ってプーチン大統領暗殺を図ったとするロシア政府の主張を否定。
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン州に対するロシア軍の大規模攻撃で住宅などが被害を受け、民間人少なくとも21人が死亡したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、メッセージアプリ・テレグラムに声明を投稿。ロシア軍による南部ヘルソン州への攻撃で民間人48人が負傷したと書き込んだ。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、国営メディアのインタビューで東部ドネツク州バフムートの戦況に言及。ロシア軍の反撃が順調に進行していると「信じている」と述べた。
▽ロシア政府、同日未明に首都モスクワの大統領府を攻撃しようとしたドローン2機を撃墜したと発表。プーチン大統領の暗殺を狙ったウクライナによるテロ攻撃と主張した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア大統領府がウクライナによるドローン攻撃を受けたとロシア政府が主張したことについて、関与を否定し、ロシアの自作自演・偽旗作戦という見方を示した。
▽米政府、ウクライナが夜間にドローンを使ってプーチン大統領暗殺を図ったと主張したことについて、ロシアの主張をうのみにすべきではないと指摘。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、ロシア大統領府がウクライナによるドローン攻撃を受けたとロシア政府が主張していることを踏まえ、ウクライナのゼレンスキー大統領を抹殺するよう呼びかけた。
▽ロシア連邦保安局、ウクライナ南部クリミア半島で暗殺を含む一連の攻撃を計画していたウクライナ工作員7人を拘束したと発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナが夜間にドローンを使ってプーチン大統領暗殺を図ったとするロシア政府の主張について、「それがロシアの偽旗作戦であれば、ロシア政府は絶望的なレベルまで追い詰められていることを意味する」と指摘。
▽ロシア外務省、同国の農産物と肥料の世界市場へのアクセスに関するロシア・国連間の協議がモスクワで行われると発表。
<5月2日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍に対する反転攻勢を準備する中、ウクライナ軍は激しい戦闘が続く東部ドネツク州バフムートの防衛を継続すると表明。
▽米政府、ウクライナへの追加軍事支援3億ドルを準備中。まもなく公式発表する予定。AP通信などが報じた。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、東部ドネツク州バフムートの戦況について、自軍の兵士が一部地域で最大160m前進したと報告。
▽ロシア西部ブリャンスク州政府、線路上の爆発装置が原因で貨物列車が脱線したと発表。前日にも同様の事件が発生していた。
▽NATO、NATO軍機が先月末に北大西洋上空で航空安全規則に違反したロシアの海上哨戒機を追跡するために緊急発進したと発表。
▽プーチン大統領、ロシア企業が「非友好国」の株主に配当金を支払う手続きを明確にするよう閣僚に指示。配当金支払いに関する提案は「居住者がロシアで生産を拡大し、新技術に基づく事業を展開し、ロシア経済に投資することを条件とすべき」としている。
▽国際カヌー連盟、ウクライナへの軍事侵攻を支持しないロシアとベラルーシの選手について、中立選手としての国際大会への出場を認めると発表。卓球、五種競技、フェンシング、柔道、テコンドーなどの五輪競技も両国選手の国際大会復帰を認めている。
<5月1日>
▽ゼレンスキー大統領、中部ドニプロへのミサイル攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、40人が負傷したと発表。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、40人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートでウクライナ軍の反撃によりロシア軍が複数の陣地から撤退したと報告。ただし、状況は依然として困難とした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍がカスピ海地域から巡行ミサイルを18発発射し、そのうち15発を撃墜したと報告。
▽ウクライナ軍のザルジニー総司令官、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長と電話会談。防空システムの能力増強の必要性や部隊の人員確保のほか、十分な兵器、軍備、弾薬をウクライナにタイムリーに供与することの重要性を再確認した。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏、東部ドネツク州バフムートで戦っているワグネルの戦闘員に対する弾薬の供給を増やすよう政府に改めて呼びかけた。
▽米国家安全保障会議、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦闘について、昨年12月以降の5カ月間に死亡したロシア側の戦闘員は2万人以上、負傷者は8万人にのぼるという推計を公表。
▽ロシア西部ブリャンスク州政府、州内の線路上で爆発物が爆発し、貨物列車が脱線したと発表。死傷者はいないという。
▽ロシア・レニングラード州政府、爆発物によって州内の送電線が爆破されたと発表。
▽ロシア国防省、前夜から未明にかけてウクライナの武器庫や弾薬工場などの軍の拠点にミサイル攻撃を実施し、標的全てに命中したと発表。
▽ロシア軍、ウクライナ全土にこの3日間で2回目となるミサイル攻撃を実施。東部の地区で大規模な火災が発生し、民間人少なくとも34人が負傷、住宅数十戸が被害を受けた。
▽ウクライナ柔道連盟、現役兵士として従事するロシア選手の出場を理由に、今月7~14日までカタールの首都ドーハで開催される世界柔道選手権への選手団派遣を取りやめると発表。
4月16日~30日(目次に戻る
<4月30日>
▽ゼレンスキー大統領、大規模な反攻作戦の準備が整ったと示唆。
▽ゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領と電話会談。兵器供与に謝意を示し、ウクライナの領土と主権を守るというコミットメントを再確認した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽中部の都市ウマン、ロシア軍のミサイル攻撃で死亡した子供2人の葬儀執り行われる。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナの反転攻勢が始まればロシアにとって惨事になりかねないと警告。同部隊の弾薬不足に不満を表明した。
▽フランシスコ教皇、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた和平の取り組みにバチカン教皇庁が関与していると表明。詳細は明らかにしなかった。
▽ロシア南部ブリャンスク州政府、ウクライナ軍のロケット攻撃で民間人4人が死亡したと報告。
<4月29日>
▽ウクライナ政府、中部の都市ウマンの9階建てアパートにロシア軍のミサイルが直撃した件について、子供6人の死亡を確認し、回収した遺体23人のうち22人の身元を特定したと発表。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が郊外の集落を砲撃し、民間人少なくとも1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽ウクライナ南部クリミア半島の石油基地で大規模火災。ドローン攻撃が引き起こしたとみられる。
▽ウクライナ軍情報部報道官、地元メディアのインタビューでクリミア半島の石油基地で発生した火災に言及。「ウマンの民間人虐殺に対する神の罰である」と語った。
▽南部ヘルソン州のロシア当局、ウクライナ軍の砲撃で市内の電力網が遮断され、一部地域で停電が発生したと報告。
▽フランシスコ教皇、訪問先のハンガリーでウクライナの避難民と面会。
<4月28日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでスロバキアおよびチェコの大統領と会談。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍の巡航ミサイルと自爆ドローンによる無差別攻撃で民間人少なくとも25人が死亡、数十人が負傷したと発表。
▽中部の都市ウマン、9階建てアパートにロシア軍のミサイルが直撃。子供4人を含む少なくとも23人が死亡した。
▽ロシア国防省、未明のミサイル攻撃でウクライナ軍の予備部隊が駐留する施設をひとつ残らず破壊したと主張。
▽プーチン大統領、国家反逆罪に対する最高刑を終身刑とし、従来の懲役20年から引き上げる大統領令に署名。
▽ウクライナのクレバ外相、南部の都市オデーサでデンマーク、スウェーデン、アイスランド、ノルウェー、エストニア、ラトビア、リトアニアの外相と会談。同盟国に米国製戦闘機の供与を決断するよう改めて要請した。
▽ウクライナ国防省、西側諸国からの武器供与が進んでおり、ロシア軍に対する反攻の準備が完了しつつあると報告。
▽デンマークの日刊紙インフォマシオン、天然ガスをロシアからドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム1・2」で昨年発生した爆発について、その数日前に近海でロシア海軍の潜水艦救助用の船が撮影されていたと報じた。
<4月27日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が黒海から巡航ミサイル「カリブル」を4発発射し、南部ミコライウ州を攻撃したとSNSに投稿。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、33人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、南部ミコライウ州の住宅にロシア軍のミサイルが着弾し、少なくとも1人が死亡、23人が負傷したと報告。
▽ウクライナのシュミハリ首相、バチカンでフランシスコ教皇と面会。ゼレンスキー大統領と中国の習主席の電話会談は非常に生産的だったと述べた。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、NATOの加盟国およびパートナー国はこれまでに装甲車1550台と戦車230両をウクライナに供与したと報告。
▽米政府、ウォールストリート・ジャーナル紙の記者ら米国人を人質に取ったとして、ロシア連邦保安局(FSB)とイラン革命防衛隊(IRGC)を制裁リストに追加。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア軍が東部ドネツク州バフムートで激戦を繰り広げているワグネル部隊への弾薬補給を意図的に控えていると指摘。
▽ロシア大統領府、26日に行われた中国とウクライナ首脳の電話会談を受け、ロシアが望む形でウクライナ戦争を終結できるなら停戦交渉に臨む用意があると表明。
▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。国連とトルコが仲介した黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意やウクライナ情勢などについて協議した。
▽ロシア外務省、ウクライナを巡る西側諸国との対立について、ロシアは核兵器によるエスカレーションの道を選択するつもりはないとしながらも、ロシアの忍耐を試すようなことがあってはならないと警告。
<4月26日>
▽ゼレンスキー大統領、中国の習近平 国家主席と電話会談。「習主席と長く意義ある電話会談を行った」と述べ、この会談と駐中国・ウクライナ大使の任命により、2国間関係は大きな推進力を得るとした。
▽中国中央テレビ、習主席がゼレンスキー大統領に対し、終戦に向けた唯一の道は「対話と交渉」だと伝えたと報道。習主席はウクライナに特別代表を派遣し、全ての当事者と協議し危機の解決を目指す方針を示した。
▽バイデン大統領、ホワイトハウスで韓国の尹錫悦 大統領と会談。米軍による韓国防衛や米韓の情報共有の強化に関する「ワシントン宣言」を発表した。
▽ウクライナ政府、首都キーウで兵器展示会を開催。無人偵察機やその他の技術開発を推進する取り組みを開始した。
▽米欧州軍、米連邦議会の公聴会で「ウクライナ軍はロシア軍に対する反攻作戦に間に合うよう、必要な兵器を手に入れることができる」と報告。
▽ドイツ空軍、バルト海上空の国際空域をロシア軍の偵察機3機が飛行したことを受け、英空軍と共に迎撃態勢に入ったと発表。
▽米国家安全保障会議、ゼレンスキー大統領と中国の習近平 国家主席の電話会談を歓迎しつつも、和平交渉につながるかどうかを判断するには時期尚早と指摘。
▽ロシア外務省、中国とウクライナの首脳が電話で会談したことについて、「交渉プロセス確立に向けた取り組みが中国側にあることに留意する」と表明。
▽国連、5月18日に期限を迎える黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、ロシアが提起した問題の解決に実質的な進展は見られていないと報告。
▽米通商代表部、2023年版スペシャル301条報告書における監視国にベラルーシとブルガリアを追加。
▽イタリアでウクライナの復興に向けた会議開催。イタリア政府とウクライナ政府が主催し、イタリアの企業経営者などが参加した。
<4月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が東部ハルキウ州クピャンスクの中心部にある博物館を攻撃したことに言及。「テロリスト国家は我々の歴史、文化、国民を完全に破壊するためにあらゆることを行っている」と断じた。
▽ゼレンスキー大統領、軍幹部と会談し、戦況や兵器供与の見通しなどについて協議したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部ハルキウ州クピャンスクの中心部にある博物館を攻撃し、少なくとも2人が死亡、10人が負傷したと報告。複数人が瓦礫の下に取り残されているという。
▽ロシアのラブロフ外相、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意を巡る状況が暗礁に乗り上げたと表明。ロシアの輸出を阻む障害があるとして、西側諸国を非難した。
▽テニスのウィンブルドン選手権を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ、ウクライナの選手や大義のために追加の金銭的支援を行うと表明。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、世界は次の世界大戦の瀬戸際にいると警告。ロシアが危機に直面すれば核兵器の使用を躊躇しないと西側を威嚇した。
<4月24日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウ西部の都市ジトーミルでエストニアのカラス首相と会談。両首脳はロシアの侵攻を非難する共同声明に署名した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、13人が負傷したと報告。ドネツク州バフムートで2人、南部ヘルソン市で2人が死亡した。
▽エストニアのカラス首相、ゼレンスキー大統領との首脳会談でウクライナのNATO加盟を支持すると表明。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、EU加盟27カ国は近く、ウクライナに供与するための弾薬の購入計画を採択できると表明。
▽ウクライナ・サッカー協会、2024年欧州予選への出場を継続する意向を表明。ウクライナ政府は同国に侵攻するロシアおよび協力国ベラルーシが参加する大会に代表チームが出場することを禁じている。ユーロ予選にはベラルーシ代表が出場している。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦闘をめぐり、同市で戦闘任務に当たっている自社の戦闘員は今後、敵兵を全員殺害し、捕虜は取らないと表明。
▽中国外交部、駐フランス・中国大使が旧ソ連国家の主権に疑問を呈したことについて、「中国政府はすべての旧ソ連構成国の主権を尊重する」と宣言。
▽ロシア国営テレビ、プーチン大統領が2月に発表したドローン開発プロジェクトには5000億ルーブルが必要と報じた。
▽国連、グテレス事務総長がロシアのプーチン大統領に宛てた書簡で、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意の改善・延長・拡大を目指す方針を提案したと発表。
▽ロシア国防省、黒海にある同国の船舶にウクライナ軍が攻撃を仕掛けていると主張。穀物輸出合意を危険にさらす行為と非難した。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部クリミア半島のセバストポリ港に駐留する黒海艦隊に対する水上無人機による攻撃を撃退したと発表。
▽グテレス国連事務総長、ロシアのラブロフ外相と国連本部で会談。世界の大国間の紛争リスクは歴史的な高さにあると懸念を示した。
▽ロシア大統領府のペスコフ報道官、息子のニコライ氏がウクライナ侵攻に参加したと認めた。ニコライ氏は昨年、徴兵拒否の疑いで非難を浴びていた。
▽ロシア銀行最大手ズベルバンク、対話型人工知能(AI)のギガチャットの運用を開始すると発表。当面は招待者限定の試験モードで運用する。
<4月23日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、主要メディアが「ウクライナ軍がドニエプル川東岸に陣地を築き、反攻準備を進めている」と報じたことについて、事実か否かは明言せず、忍耐を求めた。
▽ウクライナ軍参謀本部、米国製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」の一部はすでに前線に配備されていると報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が少なくとも5発、州内にミサイルを撃ち込んだと報告。
▽G7農相、日本・宮崎県での2日間の会合を終え共同声明を発表。黒海経由のウクライナ産穀物輸出の延長、完全履行、拡大を求めた。
▽ウクライナ大統領府、駐フランス・中国大使が旧ソ連国家の主権に疑問を呈したことについて、「馬鹿げた歴史解釈」と断じた。
▽仏外務省、駐フランス・中国大使が旧ソ連国家の主権に疑問を呈したことに反発。旧ソ連の全ての同盟国との完全な結束を表明し、とりわけウクライナは1991年に中国を含む全ての国際社会によってクリミアを含めて国家承認されたと強調した。
▽ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長、G7がロシアへの全面禁輸に踏み切れば、対抗措置として黒海経由のウクライナ穀物輸出合意を打ち切ると示唆。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍がドニエプル川東岸に陣地を形成することに成功し、大規模反攻に向けた準備が本格化している可能性があると報告。
▽ロシア国防省、自軍がウクライナ東部ドネツク州バフムート西部の2つの地区を占領したと報告。
▽英国防省、ロシア政府がソーシャルメディアや国営メディアなどを使って契約軍人の募集を開始したと報告。
<4月22日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で複数の町の住宅地が被害を受けたと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシアのベルゴロド州から発射されたミサイル5発が州内に着弾したと報告。
▽ロシア当局、ウクライナ国境近くの西部ベルゴロド州上空を飛行中に自軍機が航空弾薬を紛失した事故について、新たな爆弾を発見し、市民を避難させたと発表。
▽ロシア外務省、ドイツ政府がベルリンの在ロシア大使館職員に国外退去を命じたと報告。これに対抗して、モスクワの在ドイツ大使館の職員を削減するとした。
<4月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で「ウクライナ軍は反転攻勢を準備している」と表明。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、6人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍がイラン製自爆ドローンによる攻撃を多用していると報告。ドローン10機を確認し、このうち8機を撃墜した。
▽NATO、独ラムシュタイン米空軍基地でウクライナ支援に関する関係国会合開催。ウクライナが反転攻勢で占領地を奪還できると確信していると表明し、出席した約50か国はウクライナへの揺るぎない支援を約束した。
▽オースティン米国防長官、ウクライナに供与する米製主力戦車「M1エイブラムス」のウクライナ兵向け操作訓練をまもなく開始すると発表。31両が5月末にドイツに到着し、数週間後に訓練を開始する予定。訓練期間は約10週間。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、テレグラムに投稿した音声メッセージでウクライナの反転攻勢に懸念を表明。
▽ロシア外務省、NATO会合を非難。西側の行動はウクライナ戦争への直接的な関与と、軍事作戦計画への参加を認めるものだと主張した。
▽ロシア大統領府、NATOはウクライナを自陣営に取り込もうとしていると主張。
▽ロシア大統領府、学生に対して招集令状が発送されているという報道を否定。ウクライナでの軍事作戦で新たな動員は計画していないという認識を示した。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ウクライナ軍がまだ保持しているバフムート西部でロシア軍部隊が攻撃を続けていると報告。
▽英国防省、ウクライナの広い範囲で地面が緩み、双方の作戦に影響を与えると指摘。
<4月20日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアによる侵攻後初めてメキシコ議会でオンライン演説。自身が昨年打ち出したロシア軍の全面撤収を含む和平条件に貢献することで中南米でリーダーシップを発揮するよう訴えた。
▽NATOのストルテンベルグ事務総長、ロシアによる侵攻後初めてウクライナの首都キーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談した。
▽ロシア大統領府、ウクライナのNATO加盟阻止は特別軍事作戦の一部と主張。
▽米国家安全保障会議、ロシアの民間軍事会社ワグネルについて、ウクライナ侵攻に加担しているものの、米政府は国際テロ組織の指定について「まだ決定していない」と明らかにした。
▽首都キーウのクリチコ市長、在ロシア大使館に対する土地の賃貸契約を打ち切ったと発表。ウクライナ領内にあるロシアの外交施設は返還される予定。現在、キーウ市内の在ロシア大使館に外交官はいない。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ政府が首都キーウの在ロシア大使館を国有化した場合、ウクライナはロシアにある在外公館の所有権を自動的に失うと報じた。
▽デンマーク国防省、オランダと14両の独製戦車「レオパルト2」を共同購入し、ウクライナに無償供与することで合意したと発表。費用1億6500万ユーロは両国で平等に分担する。
▽韓国大統領府、ウクライナに軍事支援を行うかどうかはロシアの行動次第との考え示す。民間人に対する大規模な攻撃が起きれば武器供与に踏み切る可能性があると示唆した。
▽宇宙で撮影された史上初の映画「挑戦(英代:The Challenge)」、ロシアで公開。
▽ロシアのラブロフ外相、キューバの首都ハバナを訪問し、ディアスカネル大統領らと会談。米国の対キューバ制裁を非難した。
▽ロシアのネベンジャ国連大使、24日にラブロフ外相がグテレス国連事務総長とニューヨークで会談すると発表。
<4月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ベラルーシとポーランドの国境地帯を視察。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で米国製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」が到着したことに言及。ロシアの攻撃に対する防衛能力はパトリオットによって大きく向上すると期待を表明した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、27人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、ウクライナに対する3億2500万ドルの追加軍事支援を発表。高機動ロケット砲システムハイマース用の弾薬ほか、先進ミサイルや対戦車地雷などを供与する。
▽ウクライナのレズニコフ国防相、米国製の地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を初めて受領したと発表。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍が直近24時間で住宅地などを繰り返し攻撃し、民間人1人が死亡したと報告。
▽オースティン米国防長官、7月に開催されるNATO首脳会議までにスウェーデンがNATOに加盟していることを期待していると表明。トルコとハンガリーに加盟申請を批准するよう呼びかけた。
▽ウクライナ軍参謀本部、フランスが供与した装輪装甲車「AMX10RC」が前線に配備されていることを明らかにした。
▽ハンガリー政府、ウクライナ産穀物をはじめとする一部食料の輸入禁止措置について、蜂蜜、ワイン、パン、肉類などを対象品目に追加すると発表。禁止期間は6月30日まで。禁止対象品目であってもハンガリーを「経由」した輸出は認められる。
▽欧州委員会、ウクライナと国境を接するポーランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、スロバキアの中東欧加盟5カ国へのウクライナ産穀物の流入を制限するとともに、これまでに打撃を受けた5カ国の農家に1億ユーロの補償を支払う緊急措置を実施すると発表。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、国軍と準軍組織との戦闘が激化しているアフリカ北東部スーダンで活動は行っておらず、戦闘にも関与していないと表明。
▽ロシア大統領府、韓国がウクライナに軍事支援を提供すれば、韓国はロシアとウクライナ間の紛争に関与することになると警告。
<4月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍の激しい攻撃にさらされている東部ドネツク州アウディーウカを訪問。兵士を激励した。
▽ゼレンスキー大統領、ツイッターに声明を投稿。米下院のマッカーシー議長と電話会談し、ウクライナが緊急に必要な兵器のほか、ロシア産石油・天然ガスなどへの制裁を通じたロシアへの圧力強化について協議したと明らかにした。
▽G7外相、長野県軽井沢町で3日間の会合を終え、ロシアによる核の威嚇を非難するとともに、中国の核戦力拡大に対する懸念などを盛り込んだ共同声明を発表。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽米政府、ブラジルのダシルバ大統領が欧米のウクライナ向け武器供給が戦争を長引かせているという見解を示したことについて、その論調は中立ではないと批判。
▽ブラジルのダシルバ大統領、ロシアによるウクライナの領土侵害を非難。戦争終結に向けた調停を改めて強く呼び掛けた。
▽ポーランド政府、ウクライナからの穀物やその他の食品の輸入禁止措置を解除することに合意。
▽国際バスケットボール連盟、ロシアとベラルーシの男子代表チームを2024パリ五輪出場に向けたプレ・クオリファイイング・トーナメントから除外すると発表。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国のプシーリン首長、ベラルーシの首都ミンスクでルカシェンコ大統領と会談。貿易拡大について協議した。
▽ロシアのネベンジャ国連大使、ラブロフ外相がグテレス国連事務総長と来週ニューヨークで会談し、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について議論すると発表。
▽ドイツ政府、この1週間でウクライナに供与した兵器の中に迎撃ミサイルシステム「パトリオット」が含まれると報告。
▽ロシア南部南部ブリャンスク州政府、ウクライナ軍のドローンが市内の軍施設を攻撃したと主張。ケガ人はいなかった模様。
<4月17日>
▽日本の林外相、ウクライナ情勢について、ロシア軍の即時かつ無条件の撤退を求めることでG7が一致したと発表。G7外相会合は長野県軽井沢町で16日から3日間の予定で行われている。
▽ウクライナのクレバ外相、訪問先のイラクで「ロシア軍がウクライナ領から撤退しない限り、いかなる和平交渉にも関与しない」という自国の立場を改めて表明。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部ヘルソン州と東部ルハンシク州を訪問。現地司令官から報告を受けた。
▽ポーランドとウクライナ当局、ウクライナ産穀物などの輸入禁止に関して協議。18日まで続く予定。
▽欧州委員会、ポーランドとハンガリーが自国の農業部門保護を目的にウクライナ産穀物やその他の食品の輸入禁止を発表したことについて、「容認できない」と非難。
▽ウクライナ農業食料省、ポーランドとハンガリーが自国の農業部門保護を目的にウクライナ産穀物やその他の食品の輸入禁止を発表したことに遺憾の意を表明。ポーランドの農家の苦境に理解を示したうえで、最も困難な状況に直面しているのはウクライナの農家だと指摘した。
▽スロバキア政府、自国の農業部門を保護するために、ウクライナ産穀物やその他の食品の輸入を禁じると発表。
▽スロバキア国防省、ウクライナへの供与を決めた旧ソ連製のミグ29戦闘機13機のうち、残り9機を引き渡したと発表。4機は先月引き渡している。
▽プーチン大統領、極東ウラジオストクにおける大規模な軍事演習について、「非常に高いレベルで行われている」と称賛。
▽ロシアのショイグ国防相、極東で行っている大規模な軍事演習について、軍関係者2万5000人以上、潜水艦12隻を含む軍艦など167隻、戦闘機やヘリコプターなど89機が参加していると報告。
▽ロシアのラブロフ外相、訪問先のブラジルで「ロシアはウクライナでの紛争ができるだけ早く終結することに関心を持っている」と発言。
▽ロシア大統領府、極東ウラジオストクを拠点とする太平洋艦隊の演習について、「ロシアはウクライナに焦点を当てながら地域のさまざまな脅威に警戒する必要がある」と説明。
▽ロシア地裁、政府に批判的なジャーナリストで活動家のカラムルザ氏に対し、国家反逆罪などで25年の禁錮刑を言い渡した。
▽インドとロシア政府、自由貿易協定(FTA)について協議中。ロイター通信が報じた。
<4月16日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で復活祭(イースター)休暇を祝い、ロシアに勝利すると宣言。復活祭は善・真実・人生の勝利を示すものとし、国民に団結を呼びかけた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州スラビャンスクの集合住宅に対するロシア軍のミサイル攻撃(14日)について、死者数が13人に増加したと発表。
▽ウクライナ政府、ロシアと捕虜交換を行い、100人以上のウクライナ兵が解放されたと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ザポリージャ原発近くの町にある教会がロシア軍の砲撃を受け、民間人2人が負傷したと報告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナの捕虜が解放されたことを示す動画をテレブラムに投稿。
▽ロシア国防省、民間軍事会社ワグネルの部隊が東部ドネツク州バフムートの2つの地区を占領したと主張。
▽欧州委員会、ポーランドとハンガリーが自国の農業部門保護を目的にウクライナ産穀物やその他の食品の輸入禁止を発表したことについて、一方的な行動は容認できないと警告。
▽プーチン大統領、首都モスクワにあるロシア正教会の救世主ハリストス大聖堂で行われた復活祭の礼拝に参加。
▽中国の李尚福 国防相、ロシアの首都モスクワでプーチン大統領と会談。両国の強固な関係を称賛した。
4月1日~15日(目次に戻る
<4月15日>
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州スラビャンスクの集合住宅に対するロシア軍のミサイル攻撃について、死者が11人に増加したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍の非人道的なミサイル攻撃を防ぐ西側の防空システムがまもなく納入されると報告。米国の迎撃ミサイルシステム「パトリオット」がまもなく到着するとした。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で女性2人が死亡したと報告。
▽英国防省、プーチン大統領が14日に署名した電子招集令状を導入する法律について、ウクライナ侵攻の長期化に対処する取り組みのひとつと指摘。
▽ロシア軍の徴兵部門、国内の男性5万2000人が春の定期召集令状を受け取ったと報告。
<4月14日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州スラビャンスクの集合住宅がミサイル攻撃を受けたことに言及。ロシア軍が住宅を容赦なく砲撃し、白昼堂々と市民を殺害していると糾弾した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍のミサイルが東部ドネツク州スラビャンスクの集合住宅を直撃し、民間人少なくとも8人が死亡、21人が負傷したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の地対空ミサイル「S300」7発が集合住宅に直撃し、少なくとも10棟が被害を受けたと報告。5階建ての建物の上部2階部分が倒壊したほか、火災が発生した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間でロシア軍が東部ドネツク州バフムートを繰り返し砲撃し、幼稚園2つと住宅を破壊したと報告。
▽ウクライナのシュミハリ首相、今週ワシントンD.C.で開かれた国際通貨基金・世界銀行の春季総会の会期中に、ウクライナに対し総額50億ドルの追加資金拠出が確約されたと明らかにした。
▽プーチン大統領、電子招集令状を導入する法案に署名。電子招集令状を受け取った男性は出国を禁じられ、徴兵逃れがほぼ不可能になる。
▽ベーアボック独外相、中国・北京で秦剛外相と会談。ロシアに侵略の停止を求めるよう中国に要請したと明らかにした。
▽ロシアのショイグ国防相、極東ウラジオストクの港を拠点とする太平洋艦隊が軍事演習を開始したと発表。
▽中国国防省、李尚福 国防相が16~19日までロシアを訪問すると発表。
▽英情報機関、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムートの一部地域からの撤退を余儀なくされているという見方示す。
▽中国の習近平 国家主席、ブラジルのダシルバ大統領と北京で会談。ウクライナ侵攻についても協議し、対話と交渉が危機を脱する唯一の実行可能な方法という見解で一致した。
<4月13日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は直近24時間で空爆32回、ミサイル攻撃2回、ロケット攻撃を40回行ったと報告。
▽米司法長官、ロシアのウクライナ侵攻関連の情報を含む米軍事機密文書がインターネット上に大量流出した問題について、FBIが空軍州兵の男を逮捕したと発表。逮捕されたのは21歳のジャック・テシェイラ容疑者。
▽ウクライナのクレバ外相、NATOは黒海の安全保障で大きな役割を果たすべきだとし、加盟国30カ国とウクライナの防空・ミサイル防衛システムを統合すべきと訴えた。
▽ウクライナのシュミハリ首相、イエレン米財務長官と会談。同国に対する米政府からの継続的かつ強固な支援に謝意を示し、国内の汚職問題に取り組むと約束した。
▽ロシア外務省、国連とトルコが仲介した黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、ロシアの農産物輸出への障害が取り除かれない限り、5月18日の期限は延長されないと表明。
▽ドイツ国防省、ウクライナの空軍強化に向けて旧ソ連製のミグ29戦闘機5機を供与するというポーランドの要請を承認。
▽ロシアの検事総長室、ロシア兵が捕虜となったウクライナ兵を斬首したように見える動画がインターネットで拡散したことについて、予備的な捜査を開始したと発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア兵が捕虜となったウクライナ兵を斬首したように見える動画がインターネットで拡散したことについて、犯人はワグネル部隊の戦闘員という告発を否定。
▽ウクライナ・ルーマニア・モルドバの外相、黒海地域の安全保障を強化する協定に署名。
▽ノルウェー外務省、首都オスロにあるロシア大使館の外交官15人をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定。国外退去を命じた。
▽中国外務省、秦剛外相とロシアのラブロフ外相がウズベキスタンのサマルカンドで行った会談でウクライナ問題について協議したと発表。
▽ウクライナ統計局、同国の2022年GDPを公表。29.1%減。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、南部ザポリージャ原発の発電機室近くで地雷が爆発したと報告。設備に被害は出ず、負傷者もいなかった。
<4月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ兵のように見える男性がロシア兵とみられる男に斬首される動画がソーシャルメディアで拡散したことを受け、「ロシアの獣の仕業」と非難した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの民間軍事会社ワグネルが東部ドネツク州バフムートの80%を支配したという主張を否定。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍によるクラスター爆弾攻撃で民間人少なくとも1人が負傷したと報告。
▽ウクライナのレズニコフ国防相、米政府の機密文書流出を巡り、ウクライナ軍に関し、事実と一致しない情報が多く混在していると指摘。マイナスの影響は限定的という見方を示した。
▽米政府、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する追加制裁を発表。民間軍事会社や国営原子力企業ロスアトムの関連企業、中国拠点の企業など、120を超える団体・個人が制裁リストに追加された。
▽イエレン米財務長官、国際通貨基金と世界銀行の春季総会に合わせて開かれたウクライナに関する閣僚会合の中で、ウクライナに対する支援継続を呼びかけた。
▽オースティン米国防長官、ワシントンD.C.国防総省でウクライナのシュミハリ首相と会談。
▽ロシアのリャプコフ外務次官、米政府の機密文書がインターネット上に流出したとされる問題について、ロシアを陥れるために米国が意図的に流出させた可能性があるという見方示す。
▽マクロン仏大統領、米国の同盟国は「属国」ではないと述べ、台湾対応をめぐって物議を醸した自らの発言を擁護した。
▽世界銀行、ウクライナのエネルギー関連インフラ再建に向け2億ドルを融資すると発表。
▽韓国政府、米国に155mm砲弾50万発を貸与することで先月合意。地元紙が報じた。
<4月11日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間の東部ドネツク州とヘルソン州に対するロシア軍の攻撃で民間人少なくとも7人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍のスホイ35戦闘機が南部ザポリージャ州の2つの町に対する空爆を開始したと発表。
▽国連人権高等弁務官事務所、ウクライナ侵攻で民間人8490人が死亡したことを確認したと発表。今月9日時点の集計。実際の死者数はさらに多いとしている。
▽ウクライナのクレバ外相、ブリンケン米国務長官と電話会談。「ブリンケン氏はウクライナを引き続き支援し、ウクライナの軍事力に疑いを投げかける試みを否定すると述べた」と明らかにした。
▽カナダのトルドー首相、トロントでウクライナのシュミハリ首相と会談。ウクライナへの追加軍事支援とロシアおよびベラルーシの個人・団体などに対する新たな制裁を発表した。
▽ポーランド首相、マクロン仏大統領が台湾情勢をめぐり、欧州は米中いずれにも追随すべきではないと発言したことに反発。米国との同盟は欧州安全保障の「絶対的基盤」と指摘した。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、激戦が続く東部ドネツク州バフムートについて、ワグネル部隊が80%以上を支配していると報告。
▽世界銀行のマルパス総裁、世銀はウクライナ復興に協力する用意があるが、国際金融機関だけで再建費用を負担することはできないとして、欧州諸国に協力を呼びかけた。
▽ロシア中央銀行、2023年第1四半期の経常収支が前年同期比で約73%減少し186億ドルになったと報告。エネルギー収入の大幅な減少が響いた。
▽国際通貨基金、2023年のロシアの財政赤字が大幅に拡大し、経常黒字は縮小するという見通し示す。
▽クリミア半島の親ロシア首長、ウクライナ軍の反転攻勢に備え、体制を強化していると報告。
<4月10日>
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州衝バフムートの戦況について、ロシア軍が焦土戦術に切り替え、空爆や砲撃で建物・拠点を破壊していると報告。
▽ウクライナ大統領府、米国防総省からウクライナ侵攻を含む機密情報が漏洩したとされる問題について、「戦略的な計画に変更はないが、具体的な戦術は常に変更される可能性がある」とした。
▽米国防総省、機密情報とみられる大量の文書がインターネットに漏洩したとされる問題について、ゲーマー向けのチャットルームから拡散した可能性があると報告。文書は改ざんされた可能性がある。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は東部ドネツク州バフムート周辺のウクライナ軍拠点やその他の都市などに対し空爆や砲撃を繰り返していると報告。
▽ロシア大統領府、米政府が機密情報を含む文書の流出に親ロシア派が関与していると示唆したことについて、全ての責任をロシアに転嫁しようとしていると批判。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国、プシーリン首長が激戦地バフムートを訪問したと発表。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国のプシーリン首長、ロシア軍がバフムートの75%以上を掌握したと主張。
▽トルコ外相、同国とロシア、イラン、シリアの外相が5月上旬にモスクワで会談する可能性があると発表。
▽ロシアとウクライナ、新たに200人超の捕虜を交換。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、首都ミンスクでロシアのショイグ国防相と会談。自国が攻撃された場合にロシアが防衛するという保証を求めた。
<4月9日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は直近24時間で様々な地域に対し、空爆40回、ミサイル攻撃4回、ロケット攻撃を58回行ったと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人3人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃が住宅地を直撃し、男性2人が死亡したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、直近24時間で18の町と村がロシア軍の攻撃を受け、3人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ東部軍、ロシア軍が精鋭部隊をドネツク州バフムートに移動させていると報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、東部地域に対するロシア軍の攻勢がピークに近づいているという見方示す。ロシア軍の攻撃は支配地域の拡大ではなく、ウクライナ軍の大規模反攻に備えることを目的としていると指摘した。
▽フランシスコ教皇、復活祭の演説でウクライナ侵攻に言及。戦争の早期終結を改めて訴え、亡くなったウクライナ市民に祈りを捧げるよう呼びかけた。
<4月8日>
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間インフラに被害が出たと報告。
▽ウクライナNGOセーブ・チルドレン、ロシアに連行されたウクライナの子供31人が首都キーウに8日中に戻ると発表。
▽英国防省、ミサイルとドローンによるロシア軍のエネルギーインフラ攻撃は失敗に終わった可能性が高いという見方示す。
▽英国防省、ロシア軍によるウクライナのエネルギーインフラへの攻撃は続いているが、重大な損害をもたらす大規模攻撃はほとんど行われなくなっていると指摘。ロシア軍の兵器不足は悪化しているという見方を示した。
<4月7日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウのモスクでイスラム教徒のウクライナ兵と面会。ラマダンの終わりを祝い、2014年に併合されたクリミア半島を取り戻すと誓った。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領と軍幹部が会談し、軍の情報の漏洩を防ぐ取り組みについて協議したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が直近24時間で空爆18回、ミサイル攻撃5回、ロケット攻撃53回を実施したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況が厳しくなっていると認めたうえで、ウクライナ軍は戦況をコントロールし、ロシア軍は深刻な損失を被っていると報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が負傷したと報告。
▽米司法省、ウクライナ軍の機密文書がインターネットで漏洩したとされる問題について、経緯を調査していると発表。米国とNATOの軍事援助なども含まれているように見える。
▽ロシアのラブロフ外相、ウクライナとの停戦協議が実現するのであれば、ロシアは新しい世界秩序の創造を焦点に置くことを望むと表明。
▽ロシア外務省、国連とトルコが仲介した黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について、ロシアの農産物輸出への障害が除かれない場合、離脱する可能性があると警告。
▽ロシア検察、米紙ウォールストリート・ジャーナルの米国人記者ゲルシコビッチ氏をスパイ罪で起訴。本人は容疑を否定している。
▽ロシア財務省、第1四半期の財政収支の速報値を公表。2兆4000億ルーブルの赤字。前年同期は1兆1300億ルーブルの黒字だった。
▽英情報機関、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍が中心部を占領した可能性が高く、ウクライナ軍の西からの補給路が危うくなっているという見方示す。
▽東部ドネツク人民共和国当局、ウクライナ軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、6人が負傷したと報告。
<4月6日>
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人数人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州バフムートで引き続き市街戦が繰り広げられていると報告。前線のウクライナ兵は天候が回復次第、反攻を開始する準備ができたと述べた。
▽ウクライナ大統領府顧問、ロシアがウクライナから全軍を撤退させるまで領土に関するロシアとの交渉は認めないという見解示す。大統領府の報道官は国内メディアのインタビューで、「和平交渉の可能性について語れるのはゼレンスキー大統領のみ」と述べている。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ侵攻で戦死した同社戦闘員の墓地を訪問。犠牲者が増え続けていると明らかにした。
▽マクロン仏大統領、訪問先の中国・北京で習近平 国家主席と会談。ウクライナ問題をめぐり「ロシアの目を覚まさせる」よう呼び掛けた。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、訪問先の中国・北京で習近平 国家主席と会談。習氏がゼレンスキー大統領との電話会談に前向きな姿勢を示したことを歓迎した。
▽プーチン大統領、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。ロシアの戦略核兵器である大陸間核ミサイル(ICBM)のベラルーシへの配備については議論されなかった。
▽世界銀行、東欧・中央アジアの2023年経済成長率予想をこれまでの0.1%から1.4に上方修正。ロシアとウクライナの見通し改善を理由に挙げた。
▽格付け会社S&Pグローバル、ウクライナの長期外貨建てソブリン格付けをCCCプラスから「CCC」に引き下げ。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ東部ドネツク州のロシア支配地域がウクライナ軍の砲撃を受け、民間人7人が死亡した報じた。
<4月5日>
▽ゼレンスキー大統領、訪問先のポーランドでドゥダ大統領と会談。歴史的な支援に謝意を表明し、ポーランドはロシアによる侵攻が終了した後にウクライナ復興の主要パートナーになるという考えを示した。ゼレンスキー氏はモラウィエツキ首相とも会談した
▽ゼレンスキー大統領、訪問先のポーランドで演説。激戦が続く東部ドネツク州バフムートから部隊を撤退させる可能性があると示唆した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ポーランドのドゥダ大統領、ウクライナに旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」を14機供与すると表明。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍は東部ドネツク州バフムートなどの奪取を幾度となく試みているが、前線の状況は完全にウクライナ軍の管理下にあると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間でロシア軍による攻撃を45回撃退したと報告。ウクライナ軍はロシア軍部隊や指揮所を7回空爆した。
▽NATO事務総長、ロシアがベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表したことについて、「国外に核兵器を配備すべきでないとしたロシア・中国の共同宣言が空約束にすぎなかったことを示している」と批判。
▽NATO事務総長、ウクライナは将来、NATOに加盟するという見方示す。
▽プーチン大統領、西側諸国の情報機関がロシア国内でのウクライナによるテロ攻撃を支援していると主張。
▽プーチン大統領、2日間の日程でロシアを訪問しているベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。両首脳はメディアに公開された会談の冒頭、ウクライナ侵攻に関する発言を避けた。
▽マクロン仏大統領、訪中。ロシアのウクライナ侵攻に対する中国の支援をけん制するとともに、重要な貿易相手国である中国との関係を強化する見通し。
▽フランス大統領府、マクロン大統領が中国訪問に先立ちバイデン米大統領と電話会談を行い、ウクライナ侵攻の終結に向けて中国の関与を求める立場で一致したと発表。
▽ドイツ保険大手アリアンツ、2023年末に期限を迎えるロシアからバルト海を経由してドイツに天然ガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム1」の保険契約を更新しない意向示す。
▽ロシア外務省、ラブロフ外相が6~7日にかけてトルコを訪問し、チャブシオール外相と会談すると発表。ウクライナ侵攻、エネルギー協力、黒海経由の穀物取引などについて協議するとした。
<4月4日>
▽ゼレンスキー大統領、NATOに加盟したフィンランドに祝辞を送り、「NATO加盟はこの地域の安全保障を確立する唯一の効果的な取り組みである」と述べた。
▽ゼレンスキー大統領、全米知事協会(NGA)にオンライン参加。「米国はウクライナを支援することでその価値を守ることができる」と述べ、これまでの支援に改めて謝意を示した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が夜間に発射したイラン製ドローン17機のうち14機を撃墜したと報告。
▽フィンランド、NATOに正式加盟。これで加盟国は31カ国となった。
▽ブリュッセルのNATO本部、入り口にフィンランドの国旗を掲揚。
▽バイデン米大統領、フィンランドのNATO加盟を歓迎。スウェーデンを可能な限り早期にNATO加盟国とするよう呼びかけ、トルコとハンガリーに批准手続きを滞りなく完了するよう求めた。
▽ロシア大統領府、フィンランドのNATO加盟に対抗措置を講じると示唆。詳細は明らかにしなかった。
▽米国防総省、ウクライナに対する26億ドルの軍事支援を発表。航空監視レーダー3台、対戦車ロケット、燃料トラックなどを供与し、ロシア軍に対する攻勢を支援するとした。これで米国の軍事支援は350億ドルを超えた。
▽ロシア当局、ウクライナ侵攻を支持していた軍事ブロガーがサンクトペテルブルクで爆殺された事件について、トレポワ容疑者をテロ行為の罪で起訴し、モスクワに移送した。被告は容疑を否認している。
▽国連人権理事会、ロシア軍によるウクライナでの戦争犯罪の可能性を調査する独立調査委員会の任務を延長する決議案を賛成多数で可決。
<4月3日>
▽ゼレンスキー大統領、北部チェルニヒウ州ヤヒドネ村を訪問。ドイツのハーベック副首相と欧州評議会のブリッチ事務局長が同行した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも10人が死亡したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州バフムートはロシアの民間軍事会社ワグネルの支配下には置かれていないとし、ワグネルがロシア国旗を掲げたと主張する行政庁舎の周辺で戦闘が激化していると報告。
▽ポンペオ前米国務長官、ウクライナを訪問し、米国のウクライナに対する支持を強調。米国のF16戦闘機と長距離ミサイルの供与に向け取り組むと表明した。
▽NATO事務総長、フィンランドが4日付でNATOに加盟すると発表。
▽ポーランド政府、ゼレンスキー大統領が5日に首都ワルシャワを公式訪問し、ドゥダ大統領およびモラウィエツキ首相とそれぞれ会談すると発表。
▽プーチン大統領、ウクライナで戦う兵士とその家族を支援するための特別基金を創設する大統領令に署名。
▽ポーランド、ウクライナへの供与を表明していた旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」について、一部をウクライナに送ったと明らかにした。
▽国際原子力機関、グロッシ事務局長が5日にバルト海沿岸にあるロシアの飛び地カリーニングラードを訪問すると発表。
▽ロシア連邦捜査委員会、サンクトペテルブルクのカフェで2日に起きた爆発で著名な戦場ブロガー、タタルスキー氏が死亡した事件について、26歳の女を逮捕したと発表。
▽ロシアのラブロフ外相、西側諸国が同国と中国の不平等な関係やロシアの中国依存を話題にして両国の友好関係に亀裂を生じさせようとしていると批判。
▽ロシアのラブロフ外相、EUが敵対的になり、ロシア(との友好関係)を失ったと主張。必要であれば厳しい態度で対処すると表明した。
▽ブラジルのダシルバ大統領、ロシアに特使を派遣し、プーチン大統領とウクライナ侵攻の終結に向けた和平交渉の可能性を巡り協議。
▽ドイツ、ルーマニア、モルドバの首脳が会談。安全保障、経済、エネルギー供給などについて協議した。
<4月2日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州バフムートの戦況に言及。その周辺で激戦が続いていると述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも10人が死亡、15人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人6人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナスポーツ省、ロシア選手の五輪および国際大会への出場を禁じるよう改めて国際社会に要請。これまでにウクライナ人アスリート少なくとも262人が戦死したと報告した。
▽ウクライナ安全保障会議、南部クリミア半島を奪還し、主権を取り戻した後の計画を概説。ロシア本土とクリミア半島を結ぶ橋を解体し、ロシアの支配下で行われた不動産や土地取引を無効にするなどとした。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの市庁舎をワグネル部隊が制圧し、法的な意味で同市を掌握したと主張。
▽ロシア内務省、第2の都市サンクトペテルブルクのカフェ爆発があり、著名な戦場ブロガーのタタルスキー氏が死亡したと発表。
<4月1日>
▽ゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領と電話会談。軍事支援などについて協議した。
▽ゼレンスキー大統領、国連安保理がロシアの議長国を認めたことを非難。安保理の議長国は輪番制で、15理事国の代表が毎月交代で務めている。
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン州と東部ハルキウ州で民間人がそれぞれ1人死亡したと報告。
▽ウクライナ地裁、ロシアの侵攻を支持したとされるロシア正教会の司祭を自宅軟禁下に置くよう命じた。
▽ロシアのショイグ国防相、同国の防衛産業が砲弾・弾薬の生産体制を大幅に増強したと発表。
▽英国防省、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が指揮する東部ドンバス地域への攻撃は失敗に終わったと指摘。
3月16日~31日(目次に戻る
<3月31日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウ郊外のブチャにおけるロシア軍の撤退から1年に合わせて声明を発表。「ブチャを占領したロシア軍を決して許さない」と言明した。
▽ゼレンスキー大統領、モルドバ大統領、クロアチア・スロベニア・スロバキアの首相と共に首都キーウ郊外のブチャを訪問。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍がウクライナの占領地に留まることを容認するいかなる停戦も行わないと言明。
▽バイデン米大統領、ロシアに対し、米紙ウォールストリート・ジャーナルの米国人記者ゲルシコビッチ氏を釈放するよう要求。
▽マクロン仏大統領、4月5日からの中国訪問で習近平 国家主席に対し、ウクライナに侵攻するロシアへの軍事支援を決断すれば悲惨な結果を招くと警告する意向示す。
▽国際通貨基金、理事会がウクライナに対する4年総額156億ドルの金融支援プログラムを承認したと発表。これにより、ウクライナへの約27億ドルの即時融資が決まった。
▽米政府、早ければ週明けにもウクライナに対する26億ドル規模の追加軍事支援を発表する見通し。
▽テニスのウィンブルドン選手権、今年の大会はロシアとベラルーシ選手の出場を認めると発表。
▽ウクライナのクレバ外相、テニスのウィンブルドン選手権がロシアとベラルーシ選手の出場を認めると発表したことに反発。決定を不道徳と批判した。
▽米国連大使、ロシアは国連安全保障理事会の常任理事国であるべきでないという認識示す。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、米国などの支援により核兵器使用を伴う第3次世界大戦が勃発する恐れがあるとして、ウクライナでの停戦および、ウクライナとロシアによる「無条件」の対話を呼び掛けた。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアは必要に応じてベラルーシに戦略核兵器である大陸間弾道核ミサイル(ICBM)を配備できると表明。ロシアは7月1日までにベラルーシに戦術核を配備するとしている。
▽国連人権高等弁務官事務所、ロシアが侵攻を続けるウクライナで重大な人権侵害が日常的に行われており、民間人の犠牲者数は公式発表よりもはるかに多いという認識示す。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、中国はウクライナに侵攻したロシアに傾倒しすぎているため、戦闘の調停はできないものの、ウクライナとロシアとの和平交渉を促進する役割は果たせるという見解示す。
▽スペインのサンチェス首相、訪問先の中国で習近平 国家主席と会談。ロシアのウクライナ侵攻に懸念を表明し、習主席にウクライナと話し合うよう促した。
<3月30日>
▽東部ハルキウ州政府、同地域にロシア軍のミサイル少なくとも6発が着弾したと報告。被害の有無は明らかにしていない。
▽トルコ議会、フィンランドのNATO加盟申請を批准。これでNATO加盟30カ国全ての批准手続きが完了し、フィンランドのNATO加盟が確定した。
▽ウクライナのクレバ外相、ロシアが4月1日から国連安保理の議長国を務めることについて、「悪い冗談」と批判。安保理の議長国は輪番制で、15理事国の代表が毎月交代で務めている。
▽米国家安全保障会議、ロシアが北朝鮮から追加の武器や弾薬などを積極的に獲得しようとしているという情報を得たと発表。
▽米商務省、ロシア向けに北朝鮮から武器や軍需品の販売を手配したとして、スロバキア国籍の男を貿易ブラックリストに追加。
▽ロシア国営メディア、連邦保安局が米紙ウォールストリート・ジャーナルの記者をスパイ行為の疑いで拘束したと報じた。
▽フィンランド首相、トルコ議会が同国のNATO加盟申請を批准したことについて、「フィンランドは現在も将来もスウェーデンと共に立ち、同国のNATO加盟を支持する」と表明。
▽ロシア国営メディア、プーチン大統領が春の徴兵期間に14万7000人を追加徴集する法令に署名したと報じた。
▽チャールズ英国王、ドイツ連邦議会で演説し、ロシアによるウクライナ侵攻を巡る英独の結束を称賛した。
▽米国務省、ブリンケン国務長官が4月3~5日にブリュッセルで開催されるNATO外相会合に出席すると発表。
<3月29日>
▽ゼレンスキー大統領、AP通信のインタビューで、中国の習近平 国家主席のウクライナ訪問を招請したと明らかにした。
▽ウクライナ政府、国際オリンピック委員会がロシアとベラルーシ選手の中立選手としての競技復帰を認める方針を示したことを非難。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートを巡る攻防について、ウクライナ軍だけでなくワグネルが派遣した部隊にも深刻な被害が出ていると報告。
▽国際原子力機関のグロッシ事務局長、ロシア軍の支配下にあるウクライナ南部のザポリージャ原発を視察。
▽ドイツ連邦議会、ウクライナ向けの新たな軍事支援120億ユーロを実施することで合意。
▽ロシア大統領府、2年目に入ったウクライナ侵攻をめぐり、西側との対立は長期化する可能性が高いという見方示す。
▽ロシア大統領府、国際オリンピック委員会が中立の個人資格などの条件付きで同国選手の国際大会復帰を認めると勧告したことについて、自国選手の利益を守ると表明。
▽スウェーデン外務省、駐ストックホルムのロシア大使がスウェーデンとフィンランド両国がNATOに加盟すれば、ロシアからの軍事措置を含む報復の正当な標的になると発言したことを受け、同大使を召喚すると発表。
▽ロシア連邦統計局、同国の1月の企業利益は2兆3400億ルーブルで、前年同月から21.3%減少したと発表。昨年の企業利益は2021年比で12.6%減だった。
<3月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍から奪還した北部スムイ州のオヒティルカとトロスティアネツを訪問。兵士を激励した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による無人機、空爆、砲撃で民間人少なくとも3人が死亡、43人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、州内の12の町と村がロシア軍の砲撃を受け、民間人少なくとも2人が死亡、34人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートとアブデーフカについて、ロシア軍による攻撃の矢面に立たされ続けていると報告。
▽米国家安全保障会議、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻で戦術核兵器を使用する兆しは見えないと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は直近24時間で東部ドネツク州バフムートを70回以上砲撃したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が27日遅くに発射した自爆ドローン15機のうち14機を撃墜したと報告。
▽ベラルーシ外務省、ロシアの戦術核兵器配備が決まったのは前例のない西側の圧力が原因と主張。その配備は国際的な合意(核拡散防止条約)には違反していないという認識を示した。
▽ロシア副首相、ウクライナ侵攻に伴って欧州がロシア産以外の石油調達に動いたことから、昨年のロシアのインドへの石油輸出量が22倍に急増したと報告。インドは割安なロシア産石油を大量調達している。
▽国際人権団体アムネスティ・インターナショナル、2022年の年報でロシアのウクライナ侵攻を受け各国は怒りの声を上げたものの、他の地域での人権侵害には沈黙しており、西側諸国の「二重基準」が鮮明になったと批判。
▽国際オリンピック委員会、国際スポーツから除外されているロシアとベラルーシの選手について、中立選手として大会に復帰させるよう勧告。
▽ロシア国防省、海軍が日本海で演習を行い、模擬標的に向けて対艦ミサイルを発射したと発表。
<3月27日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州スラビャンスクの住宅地がロシア軍を砲撃を受け、民間人30人以上が死傷したことについて、「ロシアは民間人に対するテロリズムを推進するテロ国家」と糾弾した。
▽ゼレンスキー大統領、IAEAのグロッシ事務局長と会談。両氏はザポリージャ原発北東のドニエプル川にある水力発電所を視察。ゼレンスキー氏はグロッシ氏に対し、同原発の職員がロシア軍の圧力を常に受けており、安全規則が守られていないと指摘し、ロシア軍が撤退しなければ、原発の安全性は保障されないと伝えた。
▽ゼレンスキー大統領、南東部ザポリージャ州近郊の前線を訪問。兵士を激励した。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍がスラビャンスク市内の住宅地を砲撃し、民間人少なくとも2人が死亡、29人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍による直近24時間の攻撃で民間人少なくとも4人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が直近24時間で10の都市と町を砲撃したと報告。
▽ロシア安全保障会議書記、ロシアは自国が存亡の危機に陥った場合には米国を含むあらゆる敵を破壊可能な武器を保有していると主張。米政府はロシアの「核の力」を過小評価していると警告した。
▽国際原子力機関のグロッシ事務局長、欧州最大級の原発があるウクライナ南部ザポリージャ州でゼレンスキー大統領と会談。原発の安全性確保をめぐり協議した。
▽ショルツ独首相、同国の主力戦車「レオパルト2」18両をウクライナに引き渡したと発表。
▽英政府、ウクライナ軍が受けていた陸軍の主力戦車「チャレンジャー2」の訓練が完了し、前線に配備する準備が整ったと発表。
▽ハンガリー議会、フィンランドのNATO加盟申請を批准。スウェーデンの加盟申請はまだ採決を予定していない。
▽EUとポーランド、ウクライナに対する20億ユーロ規模の兵器供与プログラムについて、砲弾の増産などについて協議した。
▽ポーランド地検、ロシアのスパイとみられる外国人を拘束したと発表。身元と国籍は明らかにしていない。
▽国連安全保障理事会、バルト海経由でロシアから欧州へ天然ガスを運ぶパイプライン「ノルドストリーム1・2」が昨年損壊した問題について、独立した調査を求めるロシアが提出した決議案を否決。
<3月26日>
▽ウクライナ政府、ロシアによるベラルーシへの戦術核兵器配備計画を強く非難し、国連安全保障理事会に緊急会合の開催を要請。
▽プーチン大統領、中国といかなる軍事同盟も結成していないと表明。両国の軍事技術面での協力についても透明性を確保し、何も隠していないと強調した。
▽ウクライナ国家安全保障国防会議、プーチン大統領がベラルーシへの戦術核兵器配備で合意したと明らかにしたことについて、「ロシアはベラルーシを核の人質として扱っている」と非難。
▽米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官、CBSテレビのインタビューで「ロシアが核兵器を移動させた兆候はない」と述べた。
▽NATO、ベラルーシへの戦術核配備計画を明らかにしたプーチン大統領を危険で無責任と非難。
▽ロシア国防省、首都モスクワの南方220kmに位置するトゥーラ州でウクライナ軍によるドローン攻撃を阻止したと発表。ドローンが墜落し、3人が負傷したほか、複数の家屋が損壊したという。
▽スペインの首都マドリード、ウクライナの平和を祈る世界同時開催の合唱イベント「平和のための合唱」が行われ、300人近くの歌手が参加した。
<3月25日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、6人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況について、自軍の防衛部隊はロシア軍を押し返していると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽プーチン大統領、同盟国ベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表。ウクライナへの軍事支援を強化する西側諸国を威嚇した。
▽米国家安全保障会議、プーチン大統領がベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表したことについて、「現時点でロシアが核戦力を調整する理由も、核兵器の使用を準備している兆候も見られない」と指摘。米国はNATO同盟国の防衛に引き続きコミットしているとした。
▽ベラルーシの野党指導者チハノフスカヤ氏、同国がロシアに戦術核兵器の配備を求めていたことについて、「欧州の安全保障に対するルカシェンコ政権の脅威が高まっている」と警告。
▽国際オリンピック委員会本部前でロシア選手の大会復帰を検討しているICCに抗議するデモ。ウクライナ人らが参加した。
▽英国防省、定例報告で「ロシア軍はドネツク州バフムートのウクライナ軍拠点を攻めあぐねており、占領作戦はほぼ完全に行き詰まっている」と指摘。ロシア軍はひどく損耗していると分析した。
<3月24日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも10人が死亡、20人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイル攻撃で民間人5人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、中国からロシアへの武器提供はまだ行われていないという見解示す。
▽国連のウクライナ人権監視団、ロシアの戦争捕虜に対する超法規的処刑、捕虜に対する拷問、人間の盾の使用、およびその他の虐待など、複数の戦争犯罪についてまとめた報告書を公表。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、中国のロシアとのパートナーシップには限界があり、欧州は中国がロシアによるウクライナ侵攻から距離を置くことを歓迎すべきと表明。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、「ロシア軍がウクライナで併合した地域周辺に非武装の緩衝地帯を設定することを望んでいる」と主張。
▽スペインのサンチェス首相、ウクライナ侵攻の打開策を模索するために、世界は中国の声に耳を傾けるべきと提案。
▽ロシア大統領府、昨年9月に爆破された独ロを結ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム2」近くで発見された物体を回収したいというデンマーク当局の提案を歓迎した。
<3月23日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン州を視察。ロシアの侵攻で家屋や民間インフラに被害を受けた集落を訪問し、地元住民と懇談、問題やニーズを聞いた。
▽ウクライナ大統領府、首都キーウ南方約80kmにある学校がロシア軍の自爆ドローン攻撃を受けたことについて、死者数が9人に増加したと報告。
▽ウクライナ陸軍司令官、ロシア軍の今冬の大規模攻勢は東部ドネツク州の要衝バフムートを陥落させられないまま失速しているとし、ウクライナ軍は極めて近いうちに反転攻勢に転じるとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が南部ヘルソン州第2の都市ノバ・カホフカから撤退したと発表したものの、その後、検証したデータに誤りがあったとしてこれを撤回した。
▽EU首脳会議開幕。初日の協議ではグテレス国連事務総長を交えて世界の食料安全保障や対ロシア制裁が話し合われ、ウクライナへの追加軍事支援が承認された。
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議にオンラインで参加。いかなる理由があろうと、対ロシア制裁の緩和は間違いと反対し、戦車、弾薬、航空機の供与を早めるよう改めて要請した。
▽スペインのサンチェス首相、来週予定している中国への公式訪問について、永続的な平和の達成を視野に入れ習近平 国家主席とウクライナ侵攻について協議すると発表。
▽ハンガリー首相府、国際刑事裁判所が逮捕状を出したプーチン大統領について、ハンガリーに入国しても逮捕しないと表明。
▽フィンランド大統領、NATOに加盟する法案に署名。これでNATO加盟国のトルコとハンガリーがフィンランドの加盟申請を批准すれば手続き完了となる。
▽スロバキア国防省、ウクライナへの戦闘機供与の第1弾として、旧ソ連製「ミグ29」戦闘機を4機引き渡したと発表。
▽日本の岸田首相、参院予算委員会でウクライナ訪問の報告を行い、「日本とウクライナの関係はより一層強固なものとなり、G7議長国を務める日本として、ウクライナ侵略への対応を主導する決意を示すことができた」という見方を示した。
<3月22日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州バフムート近郊の軍拠点を視察。兵士を激励した。
▽ゼレンスキー大統領、ソーシャルメディアに投稿した声明で、東部ドネツク州バフムートの戦況に言及。「私は今日、この地で、われらが英雄に勲章を授与し、握手を交わし、わが国の主権防衛への謝意を伝えられることを光栄に思う」と投稿した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも9人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウ南方約80kmにある学校がロシア軍の自爆ドローン攻撃を受け、民間人4人が死亡、数人が負傷したと発表。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍のイラン製自爆ドローン21機中16機を撃墜したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイルが9階建てアパートに着弾し、少なくとも1人が死亡、子供を含む25人が重軽傷を負い、そのうち3人が重体と報告。
▽ブリンケン米国務長官、中国政府はロシアによるウクライナ侵攻に米国のほか世界各国がどのように対応するか注視しているという見方示す。
▽国際刑事裁判所、同裁判所がプーチン大統領に戦争犯罪容疑で逮捕状を出したのに対し、ロシアから脅迫を受けていると遺憾の意を表明。ロシアのメドベージェフ前大統領は逮捕状発行への報復として、ICC本部があるオランダ・ハーグを極超音速ミサイルで攻撃すべきと語ったとされる。
▽ポーランドのモラウィエツキ首相、ワルシャワに日本の岸田首相を招き会談。中国とロシアの同盟関係は危険という見解を示した。
▽台湾外交部、中国とロシアが共同声明で「台湾は中国の不可分な一部」と確認したことを受け、ロシアが中国に加担しようとしていると非難。
▽中国の習近平 国家主席、3日間のロシア訪問を終え帰途に就いた。ウクライナ侵攻を終結させる突破口は見出せなかった。
▽ロシア外務次官、ロシアはウクライナ侵攻を巡り、米国と事実上の紛争状態にあるという見方を示し、核兵器を利用した紛争が勃発する確率は過去数十年で最も高まっていると指摘した。
▽国際通貨基金、ウクライナ向け融資156億ドルを承認。
<3月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、同国を訪問した日本の岸田首相との会談を非常に有意義と評価。
▽日本の岸田首相、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談。
▽日本の岸田首相、ロシア軍の攻撃で甚大な被害を受けた首都キーウ郊外のブチャを視察。
▽米政府、ウクライナ南部黒海の港から穀物を輸出する協定の延長について、ロシアが西側の制裁緩和を要求していることを批判。西側はロシア産の農産物や肥料を制裁対象から除外していると反論した。
▽米国家安全保障会議、中国がウクライナで建設的な役割を果たしたいのであれば、習近平 国家主席はロシアにウクライナ侵攻の終結を促すべきと指摘。
▽米国防総省、ウクライナへの主力戦車「エイブラムス」の供与を早める計画について、今秋にも実現する可能性があると明らかにした。
▽プーチン大統領、モスクワを訪問中の中国の習近平 国家主席と公式会談。両国の戦略に関する合意書に署名した。
▽中国の習近平 国家主席、ロシアのミシュスチン首相と会談。習氏は中露の関係について、「隣国の大国であると同時に戦略パートナーであり、中国はロシアとの関係を優先する」と表明した。
▽米共和党の有力議員4人、ホワイトハウスに宛てた書簡で、ウクライナにクラスター爆弾を送るようバイデン大統領に要請。クラスター爆弾は120カ国以上で使用が禁止されている。
▽国際通貨基金、ウクライナ向け融資プログラムについて、4年総額約156億ドルとすることで事務方が合意に達したと発表。
▽NATO事務総長、昨年NATOの国防費目標(GDP比2%)を達成したのは加盟30カ国中7カ国だったと報告。
<3月20日>
▽日本の岸田首相、ポーランドから列車でウクライナ入り。21日に首都キーウでゼレンスキー大統領と会談予定。これでG7の全首脳がウクライナ入りしたことになる。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州アウディーイウカがまもなく第2のバフムートになる可能性があると指摘。ロシア軍が攻勢を仕掛けていると述べた。
▽米国家安全保障会議、ウクライナの主権を尊重し侵攻を終わらせるようプーチン大統領に促すよう、ロシア訪問中の習近平 国家主席に呼びかけた。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナに対し追加で3億5000万ドル規模の軍事支援を認可すると発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ショイグ国防相に宛てた書簡で、ウクライナ東部のロシア軍本体からワグネル部隊を切り離すことを目的としたウクライナ軍による攻撃が差し迫っていると警告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの70%をワグネル部隊が制圧したと主張。
▽ロシア連邦捜査委員会、プーチン大統領に逮捕状を出した国際刑事裁判所のカーン主任検察官ら裁判官3人に対する捜査を始めたと発表。
▽ロシア大統領府、国際刑事裁判所がプーチン大統領に対してウクライナでの戦争犯罪の責任を問う逮捕状を発行したことについて、改めて不満を表明。
▽プーチン大統領、ロシア大統領府で中国の習近平 国家主席と非公式に会談。ウクライナ侵攻終結に向けた中国の和平案について協議する用意があると表明した。
▽中国の習近平 国家主席、ロシアの首都モスクワに到着。プーチン大統領と会談した。
▽EU、向こう1年間でウクライナに100万発の砲弾を供給すると発表。20億ユーロの計画に合意した。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部黒海経由の穀物取引の延長に関する条件を提示。ロシア農業銀行のSWIFT(国際銀行間通信協会)システムへのアクセス回復や農業機械の供給再開などを要求した。
<3月19日>
▽ゼレンスキー大統領、テレグラムの投稿でプーチン大統領のマリウポリ訪問を非難。ロシアに併合された領土をすべて取り戻すと改めて誓った。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートの支配権をめぐる激戦が続いていると報告。
▽ウクライナ国防省、プーチン大統領が東部ドネツク州マリウポリを訪れたことについて、「盗人らしく夜間に訪問した」と批判。
<3月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で2014年のクリミア併合に言及。ロシアに併合地から撤退するよう改めて要求した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が直近24時間で空爆34回、ミサイル攻撃1回、砲撃57回を行ったと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウや西部リビウなどにロシア軍の自爆ドローン16機が飛来し、11機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ政府、南部黒海経由の穀物輸出協定について、120日間延長されると発表。ロシアは60日間と主張した。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部クリミア半島を訪問。併合9周年を記念するイベントの一環として、市内の学校などを訪問した。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部の港湾都市マリウポリを電撃訪問。
▽トルコ大統領、ウクライナ南部黒海経由の穀物輸出協定の延長を発表。
▽ロシア最高裁、ウクライナ側に付いて戦うロシア人部隊「自由ロシア軍団」をテロ組織に指定。
<3月17日>
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍は完全包囲を狙い複数の方向からウクライナ軍の防衛線を突破しようとしていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で国際刑事裁判所(ICC)がプーチン大統領の逮捕状を発行したことを歓迎。ロシアの戦争犯罪を徹底的に捜査し、指導者らに責任を負わせるよう求めた。
▽国際刑事裁判所、ウクライナの子供の違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いでプーチン大統領の逮捕状を発行。ベロワ大統領全権代表(子どもの権利担当)に対しても同様の疑いで逮捕状を出した。
▽ロシア大統領府、ICCがプーチン大統領の逮捕状を発行したことについて、ロシアその管轄権を認めておらず、逮捕状は法的に無効という見解示す。
▽米国務省、ICCがプーチン大統領の逮捕状を発行したことについて、ロシアがウクライナで戦争犯罪を犯していることは間違いないと指摘。
▽スロバキア政府、ウクライナに旧ソ連の戦闘機「ミグ29」13機を供与すると発表。NATO加盟国の戦闘機供与はポーランドに次いで2カ国目。
▽中国外務省、習近平 国家主席が来週、国賓としてロシアを訪問する予定と発表。
▽米政府、中国がウクライナ侵攻において自国を停戦の仲裁役に位置付けようとしていることに深い懸念を抱ていると表明。
▽国連の調査委員会、ロシアがウクライナの子供を強制的に移送しているのは戦争犯罪に当たるという見解示す。
▽トルコのエルドアン大統領、議会がフィンランドのNATO加盟批准手続きを開始すると言明。スウェーデンについてはテロ関連の問題で対策を講じるか否かにかかっているという認識を示した。
▽ロシア中央銀行、主要政策金利を7.50%に据え置く。
▽ハンガリー与党、今月27日にフィンランドのNATO加盟批准申請を採決し、与党議員は全会一致で支持すると発表。
<3月16日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも3人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートと周辺地域で戦闘が続いていると報告。
▽ウクライナのクレバ外相、中国の秦剛外相と電話会談。領土保全の原則の重要性について協議したと明らかにした。
▽ポーランド政府、同国が保有する旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」4機を近日中にウクライナに供与すると発表。NATO加盟国によるウクライナへの戦闘機供与は初。
▽米政府、ポーランドがウクライナへの戦闘機供与を決めたことについて、「米製戦闘機の供与は行わないという立場に変わりはない」と表明。
▽米政府、黒海上空でロシア軍機が米軍の無人機に衝突した瞬間とされる映像を公開。
▽ロシア大統領府、NATO加盟を目指すフィンランドのニーニスト大統領がトルコを訪問するのに先立ち、「ロシアはフィンランドの脅威ではない」という考えを示した。
▽ショルツ独首相、ロシアの侵攻に対抗するために、ウクライナに可能な限り速やかに弾薬を供給することが重要と指摘。EUを上げて早期に対応すると約束した。
▽ロシア軍の犯罪行為を調査する国連の調査委員会、ウクライナの民間人に対する攻撃は「戦争犯罪」および「人道に対する罪」に当たる可能性があると報告。
3月1日~15日(目次に戻る
<3月15日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ルハンシク州など、複数州の知事を解任したと発表。理由は明らかにしていない。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、23人が負傷したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍が直近24時間で14の町と村を砲撃したと報告。バフムートとその周辺で激戦が続いているとした。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア国境近くの町がロシア軍の攻撃を受け、民間人1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が直近24時間で町を7回砲撃し、民間人4人が負傷、公共インフラと住宅地が被害を受けたと報告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、テレグラムの投稿で東部ドネツク州バフムートの戦況を報告。ロシア軍は包囲網を拡大していると主張した。
▽オースティン米国防長官、ロシアのショイグ国防相と電話会談。黒海で米軍無人機とロシア軍機が接触した問題について協議した。
▽ロシア安全保障会議、黒海に墜落した米軍の無人機MQ9リーパーについて、回収を試みると表明。
▽ウクライナ政府、公海上空で起きた米軍無人機とロシア軍機の接触について、ロシアがウクライナ侵攻に米国を巻き込もうとしている証拠と指摘。
▽ロシア政府、防衛産業で仕事に就くための無料の職業訓練を失業者に向けて開始すると発表。人手不足を補う措置のひとつ。
▽AFP通信、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊で白リン弾を使用したと報じた。白リン弾は民間人への使用が禁止されている焼夷兵器のひとつ。1980年の特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)は軍事目標への使用を認めている。
▽トルコ議会、5月の総選挙前にフィンランドのNATO加盟を批准する見通し。ロイター通信が報じた。
▽サッカーのロシア代表、6月9日~21日にかけて開催される中央アジア選手権に参加見通し。同国は欧州からアジア・サッカー連盟(AFC)に転籍するという噂が広がっている。
▽ロシア・中国・イラン、中東オマーン湾で合同海軍演習開始。
▽英国防省、ロシア軍機がエストニア領空に接近したため、この地域に派遣されている英独空軍の戦闘機がスクランブルをかけた発表。
<3月14日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州バフムートの攻防戦を巡り軍幹部と協議。防衛継続を再確認した。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの防衛について、「戦線全体の防衛の安定化に向けた鍵になる」とし、戦略的に最も重要という見方を示した。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイルがアパートを直撃し、民間人少なくとも1人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、昨年9月に発生したロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」の爆破は「国家レベル」で行われたという認識示す。デンマーク、ドイツ、スウェーデン当局が捜査を続けている。
▽プーチン大統領、訪問先の極東ブリヤート共和国の航空工場で演説。ロシアは国家存続をかけてウクライナで戦っていると述べ、西側諸国がロシア崩壊を企んでいるという主張を改めて展開した。
▽米欧州軍、米軍の無人機MQ9リーパーが黒海上空でロシア軍の戦闘機スホイ27と接触し、海上に墜落したと発表。
▽ロシア国防省、米軍の無人機が黒海上空でロシア軍の戦闘機と接触、墜落したとされる問題について、同軍が無人機を検知して戦闘機を緊急発進させたことを認めたうえで、接触が墜落原因だったとする米側の見方を否定した。
▽国連とトルコ、ウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意の延長について、協議を継続中と発表。ロシアは期間を60日に短縮した延長を提案、ウクライナは反対している。
▽ブラジルのルラ大統領、戦争を理由にロシアやウクライナを訪問しない方針を示し、引き続き平和的な紛争解決に尽力すると表明。
▽ポーランド政府、今後4~6週間以内に旧ソ連の戦闘機ミグ29をウクライナに供与する可能性があると示唆。
<3月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州バフムートの戦況に言及。「非常に困難な状況にある」という見方を示した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、7歳の児童を含む数人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの民間軍事会社ワグネルの攻撃部隊が東部ドネツク州バフムートの自軍防衛ラインの一部を突破し、市中心部に攻撃を仕掛けていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽国際刑事裁判所、ウクライナ侵攻に関連し、ロシア人数人に対する逮捕状を近く請求する見通し。
▽ロシアと国連、ウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意の延長についてジュネーブで協議。ロシアの外務次官は協議後、ロシアは延長に反対していないとしながらも、延長は60日間に限定すると表明した。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアの同盟国イランを訪問し、ライシ大統領と会談。両国の密接な関係を強調した。両国はウクライナ侵攻を支援し、西側と激しく対立している。
▽ロシア国防相、ロシアと中国の関係が世界的な安定を支える主な要因になっていると主張。
▽米ウォールストリート・ジャーナル紙、中国の習近平 国家主席が来週プーチン大統領と会談した後、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談する予定と報じた。
▽ロシア産業貿易省、並行輸入を認めるブランドのリストを拡大すると発表。
<3月12日>
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州と南部ヘルソン州に対するロシア軍の攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、7人が負傷したと発表。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア兵に公開処刑されたとみられるウクライナ兵に勲章を授与したと発表。この兵士が銃殺される映像はソーシャルメディアで拡散した。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民家人少なくとも2人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍がウクライナの陣地に攻め込んだという証拠は確認できないと指摘。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、バフムート市内で激戦が続いていると報告。ウクライナ兵が1m進むごとに攻撃を仕掛けてくるため、思うように前進できないとテレグラムに投稿した。
▽英国防省、ウクライナにおけるロシア軍の死者数は膨大としたうえで、「ロシア正規軍のエリート部隊はそれほど被害を受けていない」と指摘。前線で戦っているのは予備役やワグネルに参加した受刑者と示唆した。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部黒海の穀物協定の延長に関する交渉が13日からジュネーブで始まると発表。ロシアの代表団は国連の高官と会談する予定。協定の期限は3月18日。
<3月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部ヘルソン州に対するロシア軍のロケット攻撃で買い物中の市民3人が死亡したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が直近24時間で少なくとも34回ロケット攻撃を仕掛けたと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートを防衛すると宣言。ロシアの民間軍事会社ワグネルが大部分を占領したという主張を否定した。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍は西側を除く3方向から猛攻を仕掛けていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が州都ザポリージャ市に対して空爆を12回、ミサイル攻撃を2回仕掛け、民間インフラが被害を受けたと報告。死傷者はいなかった。
▽ウクライナ国営送電大手ウクルエネルゴ、2日前の大規模攻撃以来、4つの州の一部地域で電力供給の問題が続いていると報告。復旧作業を続けているとした。
▽ノルウェー国防相、ウクライナの首都キーウを訪問し、レズニコフ国防相と会談。ウクライナへの兵器やその他の援助のために、今後5年間で予算75億ドルを割り当てると発表した。
▽英国防省、ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州バフムートで一定の戦果を上げているものの、そこを完全に占領・維持することは難しく、占領に固執すれば取り返しのつかない損失を被る可能性があると指摘。
▽英国防省、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ウクライナ軍は西側ルートを要塞化し、狙撃兵を多数配置していると報告。ロシア軍は西側ルートの占領を目指しているが、そこを墜とすのは極めて難しいと指摘した。
<3月10日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでフィンランドのマリン首相と会談。戦争犯罪に関与したロシア指導者と兵士を国際法廷で裁くという西側の方針を再確認した。
▽ウクライナ国防省、東部ドネツク州バフムートの戦況がエスカレートしていると報告。
▽ウクライナ大統領府、首都キーウの電力供給がほぼ回復したと発表。
▽南部オデーサ州政府、州内の停電がほぼ復旧したと報告。東部ハルキウ州でもエネルギーインフラの復旧作業が続いている。
▽G7外相、オンライン形式の会合を開催し、ウクライナのエネルギー分野への支援継続を確認。
▽バイデン米大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長とホワイトハウスで会談。米国とEUのパートナーシップの強さを確認し、ウクライナ支援のほか、ロシアによる侵略の責任追及に取り組んでいくことで一致した。
▽ウクライナ保安局、ロシアによる侵攻開始直後に世界最大の航空機アントノフAN225「ムリーヤ」が破壊された件に関連して、同機製造元の幹部ら2人を拘束したと発表。
▽ロシア外相、旧ソ連の同盟国に対し、米国と協調することは危険と警告。旧ソ連の構成国ジョージアで起きたデモは西側諸国の支援を受けたクーデターと主張し、ウクライナの親ロシア大統領が追放された2014年のマイダン革命になぞらえた。
▽スナク英首相とマクロン仏大統領が会談。ウクライナに対する支援の継続を再確認し、不法移民阻止に向けた対応でも合意した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、42都市で戦闘員の募集センターを開設したと発表。ワグネルは激戦が続くウクライナ東部ドネツク州バフムートで大きな損失を出したとみられている。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍による9日の大規模ミサイル攻撃について、「前線の戦況に影響を与えることはなく、ロシアは貴重なミサイルを無駄に浪費し、さらに厳しい戦いを強いられることになる」と指摘。
▽英国防省、ロシア軍によるミサイル攻撃の間隔が広くなっていることについて、「在庫がなく、軍事企業に増産を命じているものの、思うように進んでいない」と指摘。
<3月9日>
▽ウクライナ大統領府、首都キーウを含む広い範囲でロシア軍のミサイル攻撃が確認されたと発表。80発以上のミサイルと自爆ドローン8機が飛来し、民家やエネルギーインフラを攻撃した。ウクライナ軍はミサイル34発とドローン4機を撃墜したとしている。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍による大規模ミサイル攻撃を戦争犯罪と非難。テロリスト国家による卑劣なテロ攻撃と断じた。
▽ウクライナ大統領府、未明から始まったロシア軍による大規模ミサイル攻撃について、首都キーウや西部リビウなどで被害が報告され、民間人少なくとも6人が死亡したと発表。
▽東部ハルキウ州と南部オデーサ州政府、ロシア軍からミサイルなどによる大規模攻撃を受けたと発表。一部地域で停電が発生したとしている。
▽ロシア国防省、ウクライナ全土に対する大規模ミサイル攻撃について、今月初めに起きたとされるウクライナ工作員によるロシア領侵犯に対する報復措置と発表。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム、南部のザポリージャ原発がロシア軍による大規模攻撃の影響で外部電源(送電線)を喪失したと報告。ディーゼル発電で電力を賄っているとした。
▽モルドバ東部の沿ドニエストル当局、ウクライナ政府が計画した高官襲撃計画を未然に阻止したと主張。
▽リトアニア軍情報部門、ロシアにはウクライナでの戦争を2年間継続するだけの資源があるという見解示す。
▽スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を巡るトルコとの協議、ブリュッセルのNATO本部で再開。両国のNATO加盟申請を批准していない国はトルコとハンガリーのみ。
▽ロシア政府、ウクライナ産穀物の黒海経由での輸出を可能にした国際合意について、半分しか履行されていないという見方示す。この合意は昨年11月に延長され、3月18日に期限切れとなる。ロシアは同国の輸出に影響する西側の制裁が解除された場合のみ、再延長に合意すると表明している。
▽ショルツ独首相、プーチン露大統領にはウクライナでの戦争の終結に向け交渉する用意はないように見えるという認識示す。
▽ロシア大統領府、昨年9月に起きたロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」爆破を巡り、国家の支援なしに実行された可能性は低いという見解示す。ウクライナ政府は関与を否定している。
<3月8日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州バフムートに言及。自軍は守り抜くつもりでいるものの、仮にロシア軍に制圧されれば、ウクライナ東部各地へ通じるルートが開けることになると警告した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が東部や南部の広い範囲を砲撃し、多くの町や村が被害を受けたと報告。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア当局、ウクライナ軍のドローンが川の堤防沿いに焼夷弾を投下し、火災が発生したと主張。送電線を危険にさらしたと非難した。
▽国連のグテレス事務総長、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。黒海経由の穀物輸出に関するロシアとの合意の延長を巡り協議し、その延長が世界の食料安全保障にとり重要かつ必要という見解で一致した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートについて、「東側の全域を掌握した」と主張。
▽ウクライナ国防相、天然ガスをロシアからドイツに輸送する改定パイプライン「ノルドストリーム1・2」で昨年起きた爆発について、爆破に関わった人物はまだ不明であり、破壊行為に関する各国の調査を継続・終了させる必要があると述べた。
▽ロシア政府、昨年9月のロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」に対する攻撃について、「西側メディアの報道は注意をそらすための組織的な試み」と指摘。公開調査を要求した。
▽NATO事務総長、昨年9月のロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」に対する攻撃について、結論を急ぐべきではないと警告。
▽国連、捕虜となったウクライナ兵がロシア軍によって処刑されたとされる動画について、本物の可能性があるという見方示す。
▽国連、貿易開発会議の事務局長が来週、ジュネーブでロシア高官と会談し、ウクライナ産穀物の黒海軽油での輸出を可能にした合意の延長について協議すると発表。
▽マッカーシー米下院議長(共和党)、ウクライナを訪問する計画はないとし、ゼレンスキー大統領からの招待を辞退した。
▽EU、国防相会合でウクライナ支援に向けた弾薬の供給加速と砲弾の追加購入で合意。どう実現させるかは継続審議となった。
▽米情報機関、ロシアによるウクライナ侵攻に対する国際的な懸念が高まる中でも、中国は米国に挑戦し続けるためにロシアとの協力関係を維持すると見通し示す。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、昨年9月のロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」に対する攻撃について、結論を急ぐべきではないと警告。
▽韓国防衛事業庁、ポーランドが昨年、韓国製部品を使用した自走式榴弾砲をウクライナに供与したことについて、韓国政府が輸出を許可したと初めて認めた。
<3月7日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ソーシャルメディアで拡散したウクライナ兵が射殺される映像について、兵士の身元を特定したと発表。
▽ロシア国防相、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートの掌握はより広い地域にさらなる攻勢を仕掛ける鍵になるという考え示す。米国を含む西側諸国はバフムートの重要性に疑問を呈している。
▽ベラルーシ国防省、世界の政治的緊張の激化に対応する新たな軍事ドクトリンを策定予定。ロシア国営メディアが報じた。詳細は不明。
▽昨年9月に発生したロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」への攻撃について、ウクライナ人またはロシア人で構成される親ウクライナ組織が実行した可能性があることが示唆された。
▽中国外相、ウクライナ危機は紛争を長期化しエスカレートさせる「見えざる手」によって操られているという見方示す。
▽ロシア大統領府、ウクライナでの戦争をけん引しているのは米国と非難。中国外相の「ウクライナ危機は見えざる手に操られている」という見解を否定した。
▽英国防省、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦闘について、「ウクライナ軍はこの地域にロシア兵を結集させ、兵力と兵器を削ぐことに成功した」と指摘。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦闘について、「ウクライナ軍はこの地域でロシア軍に弾薬と人員を費やせることに成功し、勝利に必要な準備を整え、多くの目的を達成した」と指摘。
▽ハンガリー議会の超党派、スウェーデンのNATO加盟申請を支持すると表明。スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請を批准していない国はハンガリーとトルコのみ。
▽ウクライナとロシア、捕虜交換を実施。ウクライナ政府は兵士130人がロシアから帰還、そのほとんどが重傷を負っていたと発表。ロシア国防省はロシア兵90人が帰還したと報告した。
▽モスクワ地裁、ロシア軍とウクライナ侵攻をSNSで批判した学生活動家に禁固8年半の実刑を言い渡した。
<3月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ソーシャルメディアで拡散したウクライナ兵が射殺される映像に言及。関与した者に責任を取らせると誓った。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドネツク州バフムートの部隊は後退せず、防衛を強化すると発表。軍参謀本部もこの方針を全会一致で支持したと明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州の激戦地バフムートを巡る軍司令官との協議で防衛継続を確認したと発表。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍との激戦が続く東部ドネツク州バフムートの防衛を強化すると表明。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムートから戦略的撤退を開始した可能性があると指摘。
▽ウクライナ軍司令官、ゼレンスキー大統領と会談。東部ドネツク州バフムートの防衛作戦を続け、陣地を強化することで一致した。
▽ウクライナ軍参謀本部、イラン製の自爆ドローンが中部および東部地域に飛来し、15機中13機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ検察、非武装のウクライナ人捕虜がロシア兵に処刑されたように見える動画がSNSで拡散したことについて、捜査を開始したと発表。
▽米国務省、G7と同盟国によるロシア産原油や石油製品に対する価格上限はうまく機能しているという見方示す。
▽オースティン米国防長官、ウクライナ東部ドネツク州バフム-トが仮に陥落しても、ロシア軍が戦争の主導権を取り戻したことを意味するわけではないという認識示す。
▽ロシア連邦保安局、プーチン大統領に近いとされるオリガルヒのマロフェーエフ氏に対する自動車爆弾による暗殺計画を阻止したと発表。ウクライナの情報機関が関与したと主張している。
▽ロシア外務省、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフで緊張が高まっていることに深刻な懸念を表明。両政府に自制を呼びかけた。
▽ウクライナを支援するロシア義勇軍、ロシア南部ブリャンスク州で先週発生したとされる攻撃を主導したと犯行声明を発表。この攻撃では民間人2人が死亡、2人が負傷したと報告されている。
<3月5日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ドネツク州バフムートを放棄するつもりはないと声明を発表。ロシア軍はバフムートを包囲しつつあると認めたうえで、過去24時間で100以上の攻撃を撃退したと述べ、徹底抗戦を続けると示唆した。
▽ウクライナ大統領府、2日に南部ザポリージャ州の5階建てアパートが砲撃を受けた件について、死者が13人に増加したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ヘルソン州郊外の集落に対するロシア軍の砲撃で女性と子供2人が死亡したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、要衝バフムートに対するロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃が民家に着弾し、民間人1人が死亡したと発表。
▽トルコ外相、ウクライナ南部からの黒海経由の穀物輸出に関する合意の延長について、国連事務総長と協議したと発表。
▽ショルツ独首相、米CNNニュースのインタビューで、中国がロシアに兵器を供与した場合、「結果が伴う」と警告。その影響力を行使してロシアに撤退を迫るよう求めた。
▽英国防省、ウクライナに派遣されたロシアの予備役について、「前線でシャベルを使って戦っている可能性が高い」という分析結果を公表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア兵は廃墟などに身を隠し、ウクライナ兵に接近戦を仕掛けていると指摘。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、テレグラムに投稿した声明で、弾薬の供給不足が続いているとしてロシア軍を非難。
<3月4日>
▽ゼレンスキー大統領、西部リビウで欧州議会のメツォラ議長と会談。プーチン大統領を含むウクライナでの戦争犯罪に関与した疑いのある全ての者を国際法廷で訴追しなければならないと述べた。
▽ウクライナ大統領府、2日に南部ザポリージャ州の5階建てアパートが砲撃を受けた件について、死者が11人に増加したと報告。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア知事、ウクライナ軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州郊外の橋を渡ろうとしていた市民が攻撃を受け、女性が死亡、男性2人が重傷を負ったと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、バフムートにとどまる市民の避難を進めているものの、危険すぎて車ではなく徒歩での移動を余儀なくされていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、要衝バフムートの戦況について、通りで地上戦が続いていると報告。白兵戦も繰り広げられているという。
▽英国防省、北東部ヘルソン州郊外のロシア軍が前進し、ドネツク州を三方から包囲する準備を進めているように見えると報告。
▽英国防省、ウクライナ軍が過去36時間のうちにバフムートにつながる2つの橋を破壊したと報告。ロシア軍の侵攻ルートを遮断し、計画的な撤退の準備を進めているように見えると指摘した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍がバフムートから計画的に撤退する準備を進めている可能性があると指摘。ウクライナ軍はバフムート東部のロシア軍の攻撃にさらされている地域から計画的に撤退する準備を進めているように見えるとした。
▽ロシア国防省、ショイグ国防相がウクライナ東部を視察し、部隊に勲章を授与したと発表。
<3月3日>
▽ゼレンスキー大統領、西部リビウで米司法省のガーランド司法長官や欧州の司法当局高官と会談。ロシアの戦争犯罪捜査と国際法廷による訴追手続きを進めるよう要請した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の攻撃によって国内のエネルギーネットワークが大きな被害を受けているものの、必要な電力は確保できていると報告。
▽米国務省、ウクライナに対する4億ドル規模の新たな軍事支援を発表。高機動ロケット砲システムハイマースや榴弾砲向け弾薬、歩兵戦闘車ブラッドレー向け弾薬、架橋戦車などを送る予定。これで米国のウクライナ向け軍事支援は320億ドルを超えた。
▽バイデン米大統領、ホワイトハウスでショルツ独首相と会談。ウクライナ侵攻や中国をめぐる共通の懸念などについて協議した。
▽ロシア大統領府、ウクライナの民族主義者とされる一団が南部ブリャンスク州に侵入したことを受け、ウクライナからの越境を阻止する方策を講じると発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートを実質的に包囲したと主張。
▽米司法省のガーランド司法長官、ウクライナ西部リビウを電撃訪問。
▽プーチン大統領、政府との防衛関連の契約を履行できなかった企業の幹部を停職処分とし、政府が任命する新たな外部管理者がこうした企業の運営を引き継ぐことを可能にする法令に署名。
▽米日豪印、4カ国の連携枠組み「クアッド」の外相会合後に共同声明を発表。ウクライナ侵攻におけるロシアの「核の脅し」は許容できないと非難した。
▽ロシア国防省、同国の潜水艦が日本海で実施した演習について、1000km以上離れた陸地の目標に巡航ミサイル「カリブル」を命中させたと発表。
<3月2日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「ロシア軍は民間人を標的にし、ウクライナを恐怖で支配しようとしている」と非難。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイルが5階建てアパートに着弾し、民間人3人が死亡、6人が負傷したと発表。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍のドローン攻撃で16歳の少年を含む9人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州の激戦地バフムートの戦況について、ロシア軍は前進を続け、民間人を攻撃し続けていると報告。
▽ウクライナ政府、EUに対し、先週承認された対ロシア制裁第10弾に次ぐ新たな制裁を早期に策定・承認するよう要請。
▽ウクライナとポーランド政府、ロシアがウクライナのエネルギーインフラに対する攻撃を続ければ、欧州全体のエネルギー安全保障と経済が打撃を受けるとして、国際社会にロシアの原子力エネルギー部門に制裁を科すよう呼びかけた。
▽米政府、3日にウクライナに対する新たな軍事支援策を発表すると報告。
▽ブリンケン米国務長官、G20外相会合でラブロフ露外相と10分程度会談。ウクライナ侵攻の終結を求めた。
▽G20外相会合、共同声明出せず。ロシアを非難する声明もロシアと中国が拒否した。
▽G20外相会合、ロシアがウクライナ侵攻をめぐり、西側諸国がロシアを脅迫したと非難。西側が一方的なやり方を押し付けていると主張し、紛糾した。
▽ロシア政府、ウクライナ軍の一団が南部ブリャンスク州に侵入したと主張。大統領府はテロ攻撃と非難した。ウクライナはこの主張を否定し、ロシアの偽旗作戦と指摘した。
▽プーチン大統領、ウクライナと国境を接する南部ブリャンスク州がウクライナ軍のテロ攻撃を受けた主張。民間人を標的にした破壊工作グループを粉砕すると表明した。
▽ロシア外相、G20外相会合で、西側が黒海経由のウクライナ産穀物輸出に関する合意を臆面なく葬り去ろうとしていると主張。
▽米国防総省、米政府はウクライナに対しロシア国内の標的に関する情報を提供していないと説明。ロシア外務次官の主張を否定した。
▽モルドバ議会、ロシアのウクライナ侵攻を非難する宣言を採択。
▽ロシア外務次官、米国との新戦略兵器削減条約(新START)について、米国が同条約をウクライナによるロシアの戦略都市攻撃支援に利用したため、ロシアは履行を停止せざるを得なかったと主張。
▽中国外相、G20外相会合で、中国はあらゆるレベルでロシアとのコミュニケーションと協調を維持していくと表明。
▽メローニ伊首相、インドのモディ首相と会談し、ウクライナの和平確立に向けた取り組みを促すよう要請。
▽ショルツ独首相、中国に対し、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの兵器供与を断念し、代わりに軍撤退を促すよう要請。
<3月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、厳しい冬を越して3月を迎えたものの、エネルギー供給システムは引き続きロシア軍による攻撃の脅威にさらされていると指摘。
▽ゼレンスキー大統領は、東部ドンバス地域の前線地域一帯について、ウクライナ軍のコントロール下にあるという認識示す。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも9人が死亡、12人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で1歳男児を含む3人が負傷したと報告。
▽ウクライナ外相、数カ月にわたって続いたロシア軍によるエネルギーインフラに対する攻撃に耐え、史上最も過酷な冬を乗り越えたと宣言。
▽ウクライナ軍参謀本部、激しい戦闘が続いている東部ドネツク州の要衝バフムートの戦況について、ロシア軍が進撃を続けていると報告。
▽ロシア政府、先月の失業率が過去最低の3.6%まで改善したと発表。国内の労働力不足が露わになった。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア軍によるバフムート包囲網にウクライナ軍が激しく抵抗しているとテレグラムに投稿。
▽G20外相会合、インドの首都ニューデリーで開幕。
▽ハンガリー議会、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟批准を巡る審議始まる。オルバン首相の与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」が批准を支持する意向を示した。
▽ロシア政府、自国の農業生産者の利益が考慮される場合のみ、ウクライナからの黒海経由の穀物輸出に関する合意の延長に同意すると表明。
▽中国の習近平 国家主席、ベラルーシのルカシェンコ大統領と北京で会談。両国の包括的なパートナーシップ強化に向けた一連の協定に署名した。
▽ロシア外務次官、米国がウクライナに関する政策を転換するまで、ロシアは新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止を見直すことはないと言明。
▽ロシア国防省、クリミア半島に対する大規模なドローン攻撃を阻止したと発表。ロシア国営メディアによると、防空システムがドローン6機、別の電子システムが4機を撃墜したという。
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<2月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナを支援してくれた米国の実業家に謝意を示し、戦後の再建に向けた支援が加速することへの期待を表明。「ウクライナは都市、産業、生産を含む数十万の被害を受けた場所を復旧するという巨大な仕事に直面している」と指摘した。
▽ウクライナ政府、国連とトルコに対し、黒海経由の穀物輸出に関する合意の延長交渉を開始するよう要請。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍による砲撃で民間人少なくとも4人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ブリンケン米国務長官、中国がロシアのウクライナ侵攻を巡り米国が科している対ロシア制裁に違反すれば、米政府は中国企業や個人への制裁措置をためらわないと言明。
▽米国務省、ウクライナの戦況は膠着しているとし、ロシア軍が短期的に大きな領土を獲得できるとは予想していないと指摘。
▽国際刑事裁判所のカーン主任検察官、ロシア軍によるウクライナのインフラ攻撃を調査するため、ウクライナを訪問。
▽ロシアのモスクワ州知事、民間インフラを狙った可能性の高いドローンがモスクワ近郊に墜落したと明らかにした。
▽ロシア国防省、同国南部でウクライナ軍のドローン2機を撃墜したと報告。
▽プーチン大統領、ウクライナと西側諸国によるロシアへのスパイ行為や破壊工作が増えていると指摘。連邦保安局に対応を強化するよう命じた。
▽ベラルーシ大統領、訪問先の中国・北京に到着。習国家主席と会談へ。
▽ウクライナ情報局長、米メディアのインタビューで、中国がロシアに武器供与を検討しているという米国の主張を否定し、議論の兆しもないと強調した。
▽ロシア財務省、友好的な地域などからの資金流入を促進するため、海外投資に関する資本規制の一部解除を検討していると発表。
▽ロシア国防省、米国がウクライナで有毒化学物質を使用した挑発行為を計画していると主張。
<2月27日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドネツク州の要衝バフムートの戦況について、複雑さを増していると警告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍がイラン製自爆ドローンで西部フメリニツキー市を攻撃し、少なくとも2人が死亡、3人が負傷したと報告。飛来したドローン14機中11機を撃墜したと発表した。インフラへの被害は確認されていない。
▽ウクライナ中央銀行のピシュニー総裁、国内商業銀行に対する健全性審査を4月に行うと発表。
▽イエレン米財務長官、ウクライナの首都キーウを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領らと会談。ウクライナに対する米国の支援を改めて確認した。
▽イエレン米財務長官、ウクライナ財務相と会談。国際通貨基金(IMF)による全額出資かつ適切な条件を付与したウクライナ向け融資プログラムを3月末までに取りまとめる取り組みを支持すると表明した。
▽米国務省、ウクライナに平和をもたらす取り組みについて、「中国は正直な仲介者ではない」と指摘。明らかにロシア側に立ってきたと批判した。
▽国連人権理事会、4月4日までの日程で会合を開始。トゥルク国連人権高等弁務官は冒頭のあいさつで、ロシアによるウクライナ侵攻を「無分別」と非難した。
▽トルコ外相、スウェーデンとフィンランドとのNATO加盟を巡る協議を来月9日からブリュッセルで再開すると発表。
▽ドネツク人民共和国の首長、ロシア国営メディアの取材に対し、バフムートに通じるすべての道路は親ロシア派の火器管制下にあると主張。
▽プーチン大統領、ロシアの市民権を持つ米俳優スティーブン・セガールさんに有効勲章を授与。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が21日に履行停止を発表した新戦略兵器削減条約(新START)について、米国がロシアの立場に耳を傾けるまで参加しないという考え示す。
▽ロシア大統領府、中国が示したウクライナを巡る和平案について、全ての関係国の利害を考慮し、詳細に分析する必要があるという考え示す。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、西側がウクライナへの武器供与を続ければ、世界的な核の大惨事を招く恐れがあると警告。
<2月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で2014年に強制併合されたクリミア半島を奪還すると改めて表明。
▽ゼレンスキー大統領、東部でロシア軍との戦闘を指揮する軍のエドアルド・モスカリョフ司令官を解任。理由は明らかにしていない。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートなどで激戦が続いていると報告。ロシア軍は東部ドンバスに兵力を結集しているとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍がクリミア半島に防衛ラインを建設中で、兵士150人体制で作業を続けていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州政府、ロシア軍の空爆(計78回)で民間人少なくとも2人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽米中央情報局のバーンズ長官、プーチン大統領はウクライナを屈服させることができると「自信を持ちすぎている」と指摘。「この自信過剰はロシアを弱体化させ、取り返しのつかない衰退を招く」と述べた。
▽プーチン大統領、国営テレビのインタビューで、NATO加盟国はウクライナ向けの兵器供与を通じて紛争に参加していると非難。西側はロシアの解体をもくろんでいると主張した。
▽米政府、中国について、ウクライナに侵攻したロシアに致死性のある支援を提供する方向には進んでいないという見方を示したうえで、「そのような動きを取れば深刻な結果を招くと米国は明確に伝えている」とした。
▽サウジ外相、首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。4億ドル相当の人道支援を提供すると発表した。
<2月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で西側の同盟国にさらなる対ロシア制裁を要求。強力な制裁はロシアの侵略に終止符を打つことができると述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部と南部のウクライナ軍部隊にミサイル攻撃を仕掛けたと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、要衝バフムート周辺で激戦が続いていると報告。ロシア軍はウクライナ軍を取り囲み、猛攻を仕掛けているとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は直近24時間でロケット攻撃を75回、空爆を27回実施したと報告。
▽EU、第10弾となる対ロシア制裁を発表。軍事用ドローンを製造しているロシア企業とイランの7つの「団体 (企業、機関、政党、その他の組織)」 の資産を凍結した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏、東部ドネツク州バフムート郊外の集落を占領したと主張。
▽マクロン仏大統領、4月に中国を訪問する際、ウクライナ侵攻について話し合うことを目指していると明らかにした。
▽ショルツ独首相、中国が提案したウクライナ和平案の一部を歓迎すると述べるも、多くに同意しかねると表明。
▽ショルツ独首相、訪問先のインドでモディ首相と会談。ロシアを孤立させる西側の取り組みを支持するか、少なくとも阻止しないよう求めた。
▽G20財務相・中央銀行総裁会議、ロシアを非難する最終文書に中国とロシアが反対。共同声明の採択を見送った。
<2月24日>
▽ロシア・ウクライナ戦争、開戦から1年。
▽世界中でウクライナ侵攻の犠牲者を悼む式典や集会が開催される。
▽ゼレンスキー大統領、中国が提案した停戦案について、領土保全に関する国際法を尊重しているのであれば、その点に関しては中国と連携できるという認識示す。ゼレンスキー氏は2014年に併合されたクリミア半島を含むウクライナの全領土の主権を確立し、1インチたりとも領土は割譲しないと誓っている。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍の侵略に反撃を続けてきた自国と国民を称賛し、勝利の決意を新たにした。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部の一部地域の戦況はかなり厳しく、東部も非常に厳しいという見方を示した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽G7・ウクライナ首脳によるオンライン会議開催。ロシアのウクライナ侵攻をほう助する国に対して警告を発し、ロシアへの経済的圧力を強めることを目的とする追加制裁を発表した。
▽米政府、G7各国と協調した大規模な追加制裁を発表。ロシアの個人・団体200以上に加え、制裁回避を試みたと欧州や中国の個人・企業30以上を制裁リストに追加した。
▽ブリンケン米国務長官、中国が提案した停戦案について、「公正で持続可能な和平を通してロシアに再侵攻を行うことを許してはならない」と指摘。提案に惑わされてはならないと警告した。
▽NATO事務総長、中国が提案した停戦案について、同国は仲裁役として信頼できないと指摘。距離を置く姿勢を示した。
▽ポーランド政府、独製戦車「レオパルト2」4両をウクライナに引き渡したと発表。欧米戦車のウクライナ供与は初。
▽ポーランド政府、ウクライナの首都キーウを訪問。さらなる戦車の供与を約束したうえで、ウクライナ軍に対して米防衛機器大手ロッキード・マーチンのF16戦闘機の飛行訓練を実施すると表明。
▽スウェーデン政府、ウクライナに対して独製戦車「レオパルト2」10両前後と防空システムを供与すると発表。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ロシア軍はウクライナ侵攻で勝利を収め、脅威に対処するためにポーランド国境まで進軍する用意があると主張。
▽チャールズ英国王、ウクライナ侵攻は「いわれなき全面攻撃」だったと非難。世界は団結してこの問題に立ち向かっていると述べた。
▽ロシア外務省、モルドバ東部の沿ドニエストルに駐留するロシアの平和維持軍に対するいかなる脅威・行動もロシアへの攻撃とみなすと警告。
▽イエレン米財務長官、G20財務相・中央銀行総裁会議で演説。ロシア政府高官に対し、ロシアがウクライナ侵攻で犯している残虐行為と戦争が世界経済に与えた損害に加担していると糾弾した。
<2月23日>
▽国連総会、ロシア軍の即時撤退とウクライナの永続的な平和を求める決議案を141か国の賛成で採択。 7か国が反対、中国やインドを含む32か国が棄権。決議に法的拘束力はない。
▽ゼレンスキー大統領、ソーシャルメディアへの投稿でロシア軍に勝利すると改めて表明。ウクライナに悪や戦争をもたらした全て者に責任を取らせると言明した。
▽ゼレンスキー大統領、中国とウクライナの代表団による会合の開催が望ましいと表明。ウクライナ政府はこうした意向を中国にすでに伝えていると明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部地域の自軍が直近24時間でロシア軍の攻撃を約90回撃退したと報告。
▽米政府、ウクライナ侵攻の開始から1年となる24日に新たな対ロシア制裁を発表へ。
▽ゼレンスキー大統領夫人、リトアニアの首都ビリニュスで開かれたイベントでビデオ演説。侵攻ではなく、ウクライナ人が侵略に抵抗した1年を記念すべきと強調した。
▽フィンランド政府、ウクライナに独製戦車「レオパルト2」を3両供与すると発表。
▽プーチン大統領、祖国防衛の日に合わせたビデオ演説で、ロシア軍を国家の安定の保証者と評し、兵器生産を増強すると表明。
▽G7、インドで開いた財務相・中央銀行総裁会議で、ウクライナに対する今年の経済支援を390億ドルに引き上げることで合意。さらに、ロシアに対する厳しい制裁措置を維持すると確約した。
▽EU、第10弾となる対ロシア制裁について協議するも、合意に至らず。
▽独シュピーゲル紙、ロシアがドローン100機の購入について中国企業と協議していると報じた。納入時期は4月を想定している。
▽ショルツ独首相、ウクライナへの戦闘機供与について、現時点では理にかなわないと述べた。
▽ブリンケン米国務長官、西側諸国に同調してロシアのウクライナ侵攻を非難していないインドや南アフリカのような国について、「ロシアから離れつつあるように見えるとしながらも、変化は一夜にして起こらない」という見通し示す。
▽NATO事務総長、NATOも中国がロシアに兵器供与を検討している兆候を確認したと発表。中国にこうした行動を取らないよう呼びかけた。
▽イエレン米財務長官、ウクライナに対し100億ドルの追加経済支援を行うと発表。
<2月22日>
▽バイデン米大統領、ポーランドの首都ワルシャワでウクライナを支援するNATOおよび中東欧諸国の首脳と会談。バルト海から黒海までの防衛を強化することで合意した。
▽プーチン大統領、首都モスクワで開かれたウクライナ侵攻を支持する集会に出席。「ロシアは歴史的領土のためにウクライナで戦っている」と主張し、侵攻を改めて正当化した。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイルが工業施設に着弾し、2人が負傷したと報告。
▽国連のグテレス事務総長、ロシアによるウクライナ侵攻は国連憲章および国際法に違反しているとしたほか、核兵器使用を巡る恫喝についてロシアを厳しく非難した。
▽NATO事務総長、ポーランドで開催された米欧首脳会議でウクライナ支援の継続を改めて要請。ロシアにこの地域の安全保障の弱体化を許してはならないと訴えた。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏、国民に宛てたメッセージで、ウクライナ入りしている同社の戦闘員に正規軍から弾薬の供給を受けられるよう、ロシア軍に圧力をかけてほしいと要請。ロシア政府はプリコジン氏の影響力が高まっていることに懸念を示している。
▽プーチン大統領、モスクワで中国の王毅 政治局委員と会談。「両国の協力は国際情勢の安定化に欠かせない」と述べた。
▽スナク英首相、ゼレンスキー大統領と電話会談。ウクライナの自国防衛に必要な能力を確実に保持することにコミットしていると伝えた。
▽モルドバ大統領、ポーランドを訪問中のバイデン米大統領をモルドバに招待したと発表。首脳会談が実現するかどうかは不明。モルドバはウクライナ南部と国境を接し、侵攻の影響を強く受けている。
▽EU、新たな対ロシア制裁を協議する会合を開くも、合意に至らず。23日も協議を続けるとしている。
▽ロシア外務省、ラブロフ外相と中国の王毅 政治局委員は「ウクライナ戦争を解決するための中国の計画について協議しなかった」と発表。
▽米国務省、ブリンケン国務長官とグテレス国連事務総長がウクライナへの継続的支援について協議すると発表。
<2月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、同盟国に兵器の供与を加速するよう改めて要請。供与の遅れはロシアの前進と死者数の増加に直結すると警告した。
▽バイデン米大統領、訪問先のポーランドで演説。ロシアはウクライナ侵攻で決して勝利しないと言明した。
▽バイデン米大統領、ウクライナに対するNATO同盟国による結束を訴え、ウクライナへの揺るぎない支援とコミットメント強化を表明。
▽バイデン米大統領、NATO創設75周年を迎える来年、米国がNATO首脳会議を主催すると発表。
▽プーチン大統領、首都モスクワで年次教書演説。米国との最後の核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」への参加を一時停止すると発表し、ウクライナ侵攻については、「一歩一歩、慎重に整然と直面する目標を攻略していく」と継続を強調した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、12人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍のロケット弾少なくとも4発が繁華街に着弾し、十数人が死傷したと発表。
▽ウクライナ大統領府、ベラルーシが攻撃的かつ軍国主義的な表現を強めていると警戒感示す。ベラルーシ政府はウクライナ軍が領内を攻撃した場合のみ、侵攻に参戦すると表明している。
▽ロシア外務省、プーチン大統領が履行停止を表明した米国との核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」について、発効期間中は戦略兵器の数量制限を厳密に順守すると表明。
▽中国外相、ウクライナ侵攻について、「激化し、制御不能になっている」と深刻な懸念を表明。国際社会は当事者間の対話を促していくべきと述べた。
▽米下院外交委員会のマコール委員長、ウクライナへの長距離ミサイルや戦闘機供与に向けた機運が政権内で高まりつつあると述べた。
▽米財務省、米国と同盟国が数日中にウクライナ侵攻を続けるロシアに追加制裁を科すほか、輸出規制措置を講じると発表。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長がワグネルへの弾薬供給を拒否し、ワグネルを崩壊させようとしていると批判。
▽ロシア国防省、「ロシア政府が民間軍事会社ワグネルへの弾薬供給を拒否している」というワグネル創設者の批判を否定。
▽デンマーク・ドイツ・スウェーデン政府、国連安保理に宛てた共同書簡で、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」で昨年9月に発生した爆発に関する調査は終了していないと報告。
▽中国の習近平 国家主席、数カ月以内にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談する準備を進めている模様。米ウォール・ストリート・ジャーナルが関係筋の話として報じた。
▽NATO事務総長、米国とロシアの核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」の履行停止で世界はより危険な状態に陥るという見方を示し、ロシアに履行再開を要請。
▽ベラルーシ国防省、国境付近にウクライナ軍の大規模部隊が集結し、安全保障上の脅威になっていると指摘。
▽EU、加盟国に対し、ウクライナにより多くの弾薬や砲弾を供与するよう要請。
<2月20日>
▽バイデン米大統領、キーウを電撃訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、4億6000万ドル規模の追加軍事支援とロシアのエリートや企業に対する追加制裁を今週発表すると明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、独ヴェルト紙のインタビューで、中国がロシアを支援すれば世界大戦を引き起こす可能性があると警告。中国に対し、ロシアに兵器を供与したり、その他の支援を提供しないよう求めた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、17人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍は過去24時間で合計15の町と村を砲撃したと報告。
▽バイデン米大統領、ゼレンスキー大統領との会談終え、電車でポーランドに移動。
▽岸田首相、日本国際問題研究所主催のイベントで講演。G7首脳会議をテレビ電話形式で24日に開くと発表した。ゼレンスキー大統領も出席予定。
▽サリバン米大統領補佐官、バイデン大統領のキーウ訪問について、衝突回避のために出発数時間前にロシアに通知したと明らかにした。
▽中国外相トップ、ロシア訪問に先立ち、敵対行為の即時停止を呼びかけた。
▽ロシア検察、民間人に対する武器使用など戦争行為について定める国内法に違反した罪でウクライナ当局者680人を訴追。
▽ロシア軍需企業、アブダビ(アラブ首長国連邦)の武器見本市に参加。ミサイルやヘリなどを出展した。米陸軍もシャベリンなどを出展。
<2月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ軍が東部ドンバスのウグレダル付近でロシア軍に極めて重大な損失を与えていると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムート近郊で激戦が続いていると報告。
▽ブリンケン米国務長官、中国がロシアへの兵器供与を検討しているという情報があると発表。
▽エストニア首相、ウクライナ侵攻が終結次第、ロシア指導部を裁く国際法廷を設置する必要があるという認識示す。
<2月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でミュンヘン安全保障会議に出席している各国首脳がロシアを糾弾していることに言及。ウクライナは侵略者に責任を負わせるというコミットメントを追求すると言明した。
▽ハリス米副大統領、ミュンヘン安全保障会議で演説。ロシアは「人道に対する罪」を犯したという認識を示した。
▽中国の王毅 政治局員、ミュンヘン安全保障会議で和平交渉によるウクライナ侵攻の終結を求めた。
▽ハンガリー首相、EUの誤った政策がウクライナ侵攻を長引かせていると主張。ハンガリーは侵攻の影響を最も強く受けているEU加盟国であり、インフレ率は25%を超え、通貨安に拍車をかけている。
<2月17日>
▽ドイツのミュンヘンで毎年恒例のミュンヘン安全保障会議始まる。世界の国家元首や閣僚ら100人超が出席する予定。米国からはハリス副大統領や上下両院の有力議員など、数十人が出席する。
▽ゼレンスキー大統領、ミュンヘン安全保障会議にオンラインで参加。同盟国にさらなる兵器供与と供与の加速を促した。
▽米国家安全保障会議、ロシアの民間軍事会社ワグネルはウクライナで3万人以上の犠牲者を出したとの推計を公表。
▽米政府、バイデン大統領が来週、イギリス・フランス・イタリアの首脳と電話会談を行うと発表。
▽NATO事務総長、中国とロシアが連携を強化しているとして、状況を注視していると述べた。
▽プーチン大統領、モスクワでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。安全保障や経済協力などについて協議した。
<2月16日>
▽ゼレンスキー大統領、第73回ベルリン国際映画祭のオープニングにビデオ形式で登場。映画界にロシアの侵攻を受けるウクライナへの連帯を呼び掛けた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が大規模ミサイル攻撃を実施し、ミサイル36発を発射したと報告。そのうち16発を撃墜したものの、各地で被害が報告された。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が弾頭を搭載していない「おとりミサイル」や気球を使ってウクライナの防空システムを欺いているという見方示す。
▽米政府、ショルツ独首相が3月3日にホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領と会談すると発表。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートの制圧にはさらに2か月かかる可能性があるという見方示し、その原因としてロシア軍上層部の官僚主義があると批判した。
▽ベラルーシ大統領、海外メディア向けのインタビューで、ウクライナ軍がベラルーシ領内に先に攻撃を仕掛けてきた場合のみ、侵攻に参戦すると表明。
▽ロシア大統領府、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏への言及を控えるようメディアに勧告したことを否定。
▽ロシアとウクライナ当局、新たに捕虜101人を交換したと発表。
2月1日~15日(目次に戻る
<2月15日>
▽ゼレンスキー大統領、スウェーデン首相との共同記者会見で、東部ドネツク州バフムート付近の戦況が最も厳しいと認めたうえで、ウクライナ軍はロシア軍の進撃を食い止めていると述べた。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでスウェーデンのクリステルソン首相と会談。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウ上空でロシアの気球6個が目撃され、大部分を撃墜したと発表。気球には偵察装置などが搭載されていた可能性があるとした。目撃・撃墜した時期は明らかにしていない。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍が東部ドンバス地方に絶え間なく攻撃を仕掛け、状況は緊迫していると発表。ドネツク州バフムート周辺で激戦が続いているとみられる。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、一部地域が3時間にわたってロケット攻撃を受け、民間人少なくとも12人が負傷したと報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍が重装備の部隊を前線に投入していると報告。大規模な砲撃が続いているとしたうえで、ウクライナ軍が撤退を余儀なくされているというロシアメディアの報道を否定した。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、「ウクライナはEU加盟に向け進展している」と政府の取り組みを称賛。EU加盟には通常数年を要し、10年以上かかることも珍しくない。
▽NATO、昨年9月に発生したロシア産天然ガスを欧州に輸出する海底パイプライン「ノルドストリーム1」での爆発を受け、重要な海底インフラに関する問題で産業界との連携を強化する部署をブリュッセルのNATO本部に設置すると発表。
▽NATO、ウクライナが西側諸国の製造能力をはるかに上回る速さで砲弾を消費しているため、NATO加盟国は砲弾製造を強化すると発表。
▽オースティン米国防長官、ウクライナ軍は戦場で主導権を握る可能性が十分にあるという見解示す。
▽ウクライナ国防相、欧米各国から戦闘機供与を受けることに絶対の自信を持っていると表明。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ルハンシク州の一部で、ロシア軍がウクライナの防衛線を突破したと発表。
▽英シンクタンク国際戦略研究所、年次報告書で、ロシア軍は侵攻開始から1年で戦車の約半数を失い、兵器の補充に苦労していると報告。空軍はほぼ無傷であり、侵攻開始から1年に合わせて大規模な空襲を展開する可能性があると指摘した。
▽米シンクタンク戦争研究所、東部ドネツク州バフムートの攻防はロシア軍の兵力と兵器を削り取り、ウクライナ軍に大きな利益をもたらしたという見方示す。
<2月14日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートの全地域がロシア軍の射程に入っており、安全なエリアは全くないと報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍による東部地域への攻撃が続いており、ドネツク州の前線付近で激戦が続いているとテレグラムに投稿。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍は直近24時間で13回街を砲撃し、鉄道インフラと住宅地で被害を確認したと報告。
▽ロシア軍、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートへの攻撃継続。
▽ブリュッセルのNATO本部で関係国会議開催。オースティン米国防長官やウクライナ政府高官など、54カ国の代表が出席した。
▽米国務省、ロシア政府が少なくともウクライナの児童6000人を政治的再教育を主目的として、ロシアやクリミア半島の施設に拘束してきたと報告。
▽オースティン米国防長官、ウクライナ軍は春にも大規模攻勢を仕掛けるという見方示す。
▽米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長、NATO本部の会議で「ロシアはウクライナの軍事侵攻で戦略的・作戦的・戦術的な敗北を喫した」という認識示す。
▽ロシア外務省、日本政府が今月7日の北方領土の日にロシア嫌いを前面に打ち出し、ウクライナ侵攻を巡りロシアに対する悪意のある攻撃を行っていると主張。
▽NATO事務総長、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請について、迅速に批准することが重要であり、両国同時加盟にこだわる必要はないという認識示す。申請を批准していないのはハンガリーとトルコの2カ国。
▽米政府、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍はここ数日で前進しているとしながらも、ロシア軍がバフムートを占領できるかどうかはまだ分からないという見方示す。
▽ロシア大統領府、モルドバ政府がロシアによる政権転覆計画の標的になったという主張を「事実無根」と一蹴。
<2月13日>
▽ゼレンスキー大統領、戦争がもたらした金融的影響を乗り切る助言を得るために、米金融大手JPモルガンチェースの幹部らと会談。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートへの攻撃が続いていると報告。ロシアの民間軍事会社ワグネルを含むロシア軍はバフムート制圧に向け周辺の町や集落を攻撃しているとみられる。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍は直近24時間で12の町と村を砲撃したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートとその周辺地域への砲撃が続いていると報告。戦況は混沌としているが、ウクライナ軍はどんな攻撃にも対処できるよう準備を進めているとした。
▽ウクライナ軍総司令官、NATO・EU軍最高司令官のカボリ米陸軍大将と電話会談。ウクライナ軍に対する支援と訓練について協議した。
▽独外相、ハンガリーとトルコ政府に対し、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請を遅滞なく批准するよう要請。
▽NATO事務総長、ウクライナに対するロシア軍の新たな大規模攻撃はすでに始まっており、NATOは枯渇しつつあるウクライナ軍の弾薬備蓄目標を引き上げると表明。
▽NATO事務総長、北米で中国のスパイ気球や未確認飛行物体が相次いで発見・撃墜されたことについて、NATOも同様の偵察や動きに警戒する必要があると指摘。
▽仏外務省、ベラルーシへの渡航警戒レベル引き上げ。ロシア軍が計画しているとされる大規模攻勢の影響がベラルーシにも及ぶ可能性があると警告した。
▽ロシア国防省、自軍がウクライナの東部戦線を巡る4日間の攻防で、西に2km前進することができたと発表。
▽独国防省、ウクライナ兵がレオパルト2戦車の訓練を開始したと発表。
▽英国防省、ロシア軍は東部ドンバスの占領に力を入れる一方、ザポリージャ州などの南部地域でも態勢を整えつつあると報告。
▽在ロシア・米大使館、ロシアに滞在する米国民に出国促す。渡航を計画している米国民には自粛するよう要請した。
▽ロシア大統領府、予備役の再動員が計画されているという報道を否定。
<2月12日>
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間のロシア軍による攻撃で住宅地やエネルギーインフラが被害を受けたと報告。ミサイル攻撃12回、空爆32回、ロケット攻撃は90回以上確認した。
▽ウクライナ軍参謀本部、南部ザポリージャ州と東部ドネツク州に飛来したドローン計5機を撃墜したと発表。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のロケット攻撃が夜通し続き、民間人少なくとも1人が負傷したと報告。
▽中部ドニプロペトロウシク州政府、ロシア軍の砲撃で民間人1人が死亡、1人が負傷したと報告。住宅4戸、専門学校、水処理施設が被害を受けた。
▽米シンクタンク戦争研究所、東部ドネツク州などで活動するロシア人ブロガーもロシア軍が東部地域に大規模攻勢を仕掛ける「体力」は残っていないと分析していると指摘。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、東部ドネツク州バフムートの北に位置する集落を占領したと報告。
<2月11日>
▽ゼレンスキー大統領、治安当局の高官を解任する法令に署名。政府の腐敗を一掃する取り組みを継続する方針を表明した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は9~10日にかけて巡航ミサイルを100発以上発射し、そのうち約70発とドローン20機を撃墜したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は開戦から1年に合わせて大規模攻勢を仕掛けようと準備しているが、攻撃に必要な資源がないと指摘。
▽ウクライナ軍のザルジニー総司令官、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長とオンライン会談。ロシア軍のエネルギーインフラ攻撃への懸念を共有した。
▽国営電力会社ウクルエネルゴ、東部・南部・西部の一部地域で停電が続いているものの、状況は制御されつつあると報告。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、ロシア軍がウクライナ東部ドンバスを完全に占領するためにはさらに18カ月~2年かかる可能性があると指摘。ドネツク州バフムートをめぐる激しい戦いが続いていると報告した。
▽ロシアのスポーツ相、ウクライナが2024パリ五輪からロシア選手を除外するよう呼び掛け、これに数か国が賛同していることについて、受け入れられないと表明。
▽ウクライナと国境を接するロシア・クルスク州政府、ウクライナ軍の砲撃で1人が死亡、1人が負傷したと発表。
<2月10日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、欧州訪問を通して重要な理解と良いシグナルを得たものの、必要とする兵器の供与を受けるには一段の取り組みが必要という認識示す。ロシアに勝利するためには戦闘機の供与が欠かせないと訴えた。
▽ゼレンスキー大統領、35カ国の担当閣僚による2024パリ五輪について協議するオンライン会議に参加。ロシアとベラルーシ代表の大会出場を禁じるよう強く要請した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が首都キーウを含む各地にミサイルとドローンによる大規模空爆を実施したと報告。エネルギーインフラへの被害が確認され、一部地域で停電が発生した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍のドローン5機と精密巡航ミサイル「カリブル」5発を迎撃したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が巡航ミサイル71発を発射し、このうち61発を撃墜したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍が前線に兵器や重機を送り込み、ウクライナの防御網に絶え間なく攻撃を仕掛けていると報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の空爆を報告。民間人少なくとも8人が負傷した。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ知事、ロシア軍のミサイル攻撃を報告。
▽国営電力会社ウクルエネルゴ、東部・南部・西部の発電所や送電施設が昨夜から断続的にドローンおよびミサイル攻撃を受けていると発表。
▽米政府、バイデン大統領が今月20~22日にポーランドを訪問し、ドゥダ大統領とウクライナ情勢について協議すると発表。他の東欧同盟国の首脳も参加する見通し、
▽フィンランド議会、NATO加盟に向けた条約を数週間以内に承認する可能性があると発表。同時加盟を目指すスウェーデンより先に加盟する可能性が出てくる。
▽モルドバ首相辞任。ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機、インフレ、東部の分離主義地域(沿ドニエストル)に関する問題などで難しいかじ取りを迫られた。
▽モルドバ外務省、ロシア軍がウクライナ軍に向けて発射したとみられるミサイルが領空を侵犯したと発表。駐ロシア大使を召還した。
▽米独豪など35カ国、2024パリ五輪からロシアとベラルーシ選手を除外するよう要請。リトアニアのスポーツ相が明らかにした。
▽ロシア中央銀行、主要政策金利を7.50%に据え置くと発表。
<2月9日>
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議で演説。ウクライナは現代社会で最も反欧州的な勢力の攻撃からウクライナ人自身と欧州を守っていると訴えた。
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議の演説で、一部の首脳が航空機を供与する用意があると表明したと明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州に対するロシア軍の攻撃頻度が増加し、バフムートを含む多くの前線で激戦が続いていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の最新の砲撃で幼稚園、医療機関、文化センター、工場、集合住宅が被害を受けたと報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍が広い範囲で攻撃態勢を強化していると報告。
▽東部ハルキウ州政府、直近24時間で23の市と町が砲撃を受け、集合住宅10棟で被害が確認されたと報告。
▽ウクライナ大統領府、テレグラムへの投稿でウクライナへの戦闘機供与を巡る問題は解決する可能性があるという見解示す。
▽国際原子力機関、ロシア軍の支配下にある南部ザポリージャ原発周辺を非武装地帯にするという提案について、ロシア側と協議。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、ウクライナのEU加盟交渉について、明確なタイムラインを示すことはできないと述べた。加盟には数十年かかる可能性がある。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、国内各地の刑務所で行っていた受刑者の採用を打ち切ったと発表。ワグネルは採用した受刑者をウクライナの前線に投入している。
▽イタリア国防省、ロシア軍は数日中にウクライナへの攻撃を強める兆候がみられると報告。
▽スロバキア政府、東部のウクライナ国境の警備を強化する取り組みの一環として、ドイツから短距離防空ミサイル「マンティス(MANTIS)」の供与を受けると発表。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、シベリアの都市オムスクの戦車工場を視察。ロシアはウクライナに対する西側の兵器供与に対抗して戦車の生産を増やすと表明した。
<2月8日>
▽ゼレンスキー大統領、英ウェストミンスター・ホールで演説。イギリスの支援に謝意を示したうえで、同盟国に戦闘機の供与を決断するよう改めて要請した。
▽ゼレンスキー大統領、イギリスを訪問。スナク首相と会談、チャールズ国王とも面会した。ゼレンスキー氏の外遊はウクライナ侵攻が始まって以降2度目。
▽ウクライナ大統領府、東部ドンバスの広い範囲でロシア軍の攻撃が続いていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、パリに移動し、マクロン大統領・ショルツ独首相と会談。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領は9日のEU首脳会議でさらなる兵器供与とウクライナのEU加盟手続きの迅速化を求めると明らかにした。
▽英政府、NATOの最新戦闘機でウクライナ軍パイロットを訓練すると表明。
▽在英・ロシア大使館、ウクライナへの戦闘機供与は軍事的・政治的に深刻な影響を及ぼすと警告。
▽ドイツ国防相、ウクライナに対する独製戦車「レオパルト2」の供与について、西側は約30両で構成される最初の大隊を3~4月に引き渡せるという見方示す。
<2月7日>
▽ゼレンスキー大統領、国防相人事を巡る混乱について、対ロシア戦争の結束を損なうようなうわさや偽情報の流布をやめるよう呼びかけた。
▽ウクライナ大統領府、いくつかの地域でロシア軍の砲撃が確認され、医療機関や民家が損傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの侵攻開始から1年を控え予想されるロシア軍の大規模攻勢について、東部ドネツク州とルハンシク州だけでなく、北東部ハルキウ州と南部ザポリージャ州も攻撃の対象に含まれる可能性があるという見方示す。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は東部ドネツク州バフムートや北東部ハルキウ州の一部地域に部隊を結集させていると報告。
▽ハーベック独副首相、訪問先のワシントンD.C.で、3月までにウクライナは数十両の独製戦車「レオパルト1」を自由に使えるようになる見込みと明らかにした。
▽仏パリ市長、ロシア代表のパリ五輪出場に反対表明。中立の立場であってもあり得ないと言明した。
▽北欧諸国の五輪委、国際オリンピック委員会に対し、ウクライナ侵攻を続けるロシアと隣国ベラルーシの選手の国際大会出場に反対する姿勢を改めて表明。
▽ドイツ・オランダ・デンマーク政府、旧型の独製戦車「レオパルト1」の在庫を産業界から集めて修復し、ウクライナに供与する資金を確保すると発表。
▽米国防総省、長距離ロケット発射装置と実弾、最大100億ドル相当をポーランドに売却する取引を国務省が承認したと発表。高機動ロケット砲システム「ハイマース」の発射装置18基、射程300kmの地対地ミサイル「エイタクムス」45発、誘導型多連装ロケット「GMLRS」1000発強がポーランドに売却される予定。
▽ロシア外務省、在モスクワ・米大使館に対し、ウクライナの軍事行動に関する偽情報の拡散を止めるよう要請。
▽ロシア国防相、欧米諸国によるウクライナへの軍事支援がNATOを実質的に紛争に引き込んでいると述べ、事態を予測できない次元にエスカレートさせる恐れがあると警告。
▽英国防省、ロシア軍は政治的圧力により、非現実的な目的を達成するために、経験の浅い部隊に頼らざるを得ない状況に陥っていると指摘。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍が大規模攻勢を仕掛けられるかどうかは不明だが、東部の一部地域に戦力を集中させれば、その地域に配備されたウクライナ兵は厳しい戦いを強いられるかもしれないと警告。
<2月6日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ドネツク州バフムートで激戦が続いていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、地元テレビ局のインタビューで、ロシア軍はバフムートなどに新しい部隊を集め、町を根絶やしにしようとしていると非難。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍は新たな大規模攻勢を仕掛けるために弾薬の使用を控えており、同州に対する攻撃は沈静化していると報告。
▽ウクライナ大統領府、週内に国防相交代の予定はないと発表。前日の発言を撤回した。レズニコフ国防相は退任する予定だが、ロシア軍が大規模攻勢を準備している中での交代は避けたとみられる。
▽米政府、ロシア産アルミニウムの関税率を200%に引き上げ検討。
▽EU常任議長、ゼレンスキー大統領をEU首脳会議に招待したと発表。ゼレンスキー氏は早ければ週内にもブリュッセルを訪問すると伝えられている。
▽ノルウェー議会、73億ドル規模のウクライナ向け支援法案を可決。
▽国連人道問題調整事務所、侵攻開始以来、ウクライナ市民約800万人が国外にとどまり、530万人が国内で避難生活を送っていると発表。人口の40%にあたる1760万人が人道支援を必要としている。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍は東部に部隊を集めているように「見せかけ」、南部への大規模攻勢準備を進めている可能性があると警告。
▽国際原子力機関、南部ザポリージャ原発周辺に非武装地帯を設置するという提案を実行に移すための協議を継続すると発表。IAEA代表団は今週、モスクワを訪問する予定。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートを自ら戦闘機で空爆したと主張。
▽プーチン大統領、M7.8の地震に見舞われたトルコとシリアに支援申し出る。
▽ロシア連邦捜査委員会、ウクライナ軍が東部ドネツク州ソレダルと要衝バフムートで化学兵器を使用した疑いについて調査していると発表。証拠は示していない。
<2月5日>
▽ゼレンスキー大統領、5日に公開した動画で、東部ドネツク州の要衝バフムートなどで激戦が続いていると報告。
▽ウクライナ国防相、今月末にロシア軍が大規模攻勢を仕掛けてくるという見方示す。西側の同盟国に戦闘機を含むより強力な軍事支援を供与するよう改めて要請した。
▽ウクライナ議会、人事異動を公表。レズニコフ国防相が退任し、後任に国防省のキリロ・ブダノフ情報局長が就任する予定。異動時期は明らかにされていない。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍のロケット攻撃で民間人5人が負傷したとテレグラムに投稿。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のロケット弾が市内のアパートを直撃し、民間人少なくとも5人が負傷したと発表。
▽独首相、地元紙のインタビューで、ゼレンスキー大統領は西側から供与された兵器について、ロシア領土の攻撃には使用しないことに同意していると明らかにした。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ドネツク州バフムートの一部地域で激戦が続いているとテレグラムに投稿。
▽英国防省、ロシア軍はドネツク州バフムート包囲に向けゆっくり前進しており、市内のウクライナ軍は孤立しつつあると報告。
▽ウクライナ国営電力会社ウクレエネルゴ、南部オデーサ州の広い範囲で停電が続いていると報告。復旧作業に全力を挙げていると述べた。
<2月4日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、14人が負傷したとテレグラムに投稿。民家34戸、幼稚園2棟、診療所、図書館、文化センター、その他の建物が被害を受けた。
▽ウクライナ大統領府、ロシアとの捕虜交換でウクライナ人116人が解放されたと発表。
▽ロシア大統領府、UAEの仲介により、囚人を含むロシア兵63人がウクライナから帰国したと発表。
▽ウクライナ国営電力会社ウクレエネルゴ、ロシア軍のインフラ攻撃により、南部オデーサ州の広い範囲で停電が発生したと発表。政府と協力して復旧作業に当たっているとした。
<2月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で西側の兵器が適切に供与されれば、ロシア軍が東部で準備している大規模攻撃を撃退するチャンスがあると表明。さらなる軍事支援を強く呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、キーウで欧州理事会のミシェル常任議長と欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談。ウクライナの早期EU加盟を改めて要請した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、20人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で60歳の男性が死亡、少なくとも6人が負傷したと報告。アパート18棟、病院2棟、学校1棟が被害を受けた。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が市内のアパートを砲撃し、民間人2人が死亡したと報告。
▽米国防総省、ウクライナに対する22億ドル規模の追加軍事支援の一環として、精密誘導ロケット弾「地上発射型小直径爆弾(GLSDB)」を供与すると発表。GLSDBの射程距離は最大150kmで、高軌道ロケット砲システム「ハイマース」のほぼ2倍。
▽ロシア大統領府、米国がウクライナに長距離ミサイルを供与すると発表したことについて、プーチン大統領がボルゴグラード(旧スターリングラード)で行った演説を忘れてはならないと警告。プーチン氏は核兵器の使用に言及していた。
▽独政府、ウクライナに供与する主力戦車「レオパルト2」とは別に、国内企業が保有する旧式の「レオパルト1」をウクライナに送ることを承認。
▽米国務長官、米領内に中国の偵察気球が侵入したことを受け、来週の訪中を延期。
▽NATO、米国とロシアが締結した新戦略兵器削減条約(新START)について、ロシアが順守していないと懸念表明。
▽G7と豪政府、海上輸送されるロシア産石油製品の価格に上限を設定することで合意。ディーゼルなどの石油製品の上限価格は1バレル=100ドル、重油やナフサなどディスカウントされる石油製品の上限価格は45ドルとした。
▽ノルウェー政府、新世代の独製戦車「レオパルト2A7型」54両を購入すると発表。納入時期は2026~31年予定。同政府はウクライナに「レオパルト2A型」34両を供与するとしている。
▽仏国防省、同国とイタリアが共同開発した地対空ミサイルシステム「SAMP/T-マンバ」について、今春にウクライナに供与するための協議を終えたと発表。
<2月2日>
▽ゼレンスキー大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長との会談で、ウクライナのEU加盟に向けた協議は年内に開始するのが妥当という見解示す。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも8人が死亡、29人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部クラマトルスクの住宅地にロシア軍のミサイルが着弾し、民間人少なくとも3人が死亡、21人が負傷したと発表。
▽米政府、ウクライナへの追加軍事支援として21億7000億ドル相当の兵器供与を準備。3日に発表する見通し。現地メディアはこの支援に長距離ミサイルが含まれると報じた。
▽プーチン大統領、南部ボルゴグラード(旧スターリングラード)で開かれたスターリングラード攻防戦から80年の記念行事で演説。ウクライナでの特別軍事作戦を第2次世界大戦中の対ナチス戦になぞらえ、核兵器を使用する可能性があると示唆した。
▽米CIA長官、中国の習近平国家主席はウクライナ侵攻におけるロシア軍のパフォーマンスの低さに驚き、動揺している可能性が高いという見方示す。
▽ウクライナ議会人権委員会、ウクライナの孤児らがロシア人によって誘拐され、児童ポルノ撮影のために売買されていると非難。
▽ロシア外相、西側諸国がロシアの永続的な敗北を目論んでいると批判。
▽ロシア外相、西側諸国がウクライナに長距離ミサイルを供与すれば、ロシア軍は安全地帯を確保するためにウクライナ軍をさらに後退させると主張。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長がキーウに到着。ゼレンスキー大統領と会談し、新たな対ロシア制裁を準備していると明らかにした。
▽英国防相、ウクライナへの戦闘機供与に慎重な姿勢示す。英軍の戦闘機の操縦訓練は最短でも35カ月かかるという。
▽フィンランドとスウェーデンの首脳、NATOへの同時加盟に引き続きコミットしていると表明。スウェーデンの加盟協議はトルコの反発で難航している。
▽ロシア大統領府、西側諸国がウクライナへの兵器受け渡しを進める中、ロシアは特別軍事作戦の過程において対応能力の活用を拡大すると言明。詳細は明らかにしなかった。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ロシア軍によるウクライナの完全敗北を支援するため、2023年には兵器の納入が大幅に増加すると主張。
▽日本政府、ロシアによるウクライナ侵攻から1年を迎える今月24日にG7首脳によるオンライン会議を開催する方向で検討していると明らかにした。
<2月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、腐敗との戦いに焦点を当て続け、ウクライナから汚職を撲滅すると改めて表明。
▽ゼレンスキー大統領、キーウでオーストリア大統領と会談。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部ルハンシク州とドネツク州に部隊を集めていると報告。ロシア軍はドネツク州の要衝バフムートの制圧を目指している。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃がアパートを直撃し、少なくとも2人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍撃退に向け、長距離ミサイルと戦闘機を同盟国から調達する方向で交渉を進めていると明らかにした。
▽ウクライナ当局、汚職撲滅対策の一環として、ゼレンスキー大統領の盟友であった新興財閥のコロモイスキー氏とアワコフ元内相の自宅、税務署などを家宅捜索した。
▽ロシア大統領府、西側諸国がウクライナに長距離兵器を供与したとしてもロシアの軍事目標や前線での形勢が変わることはないという認識示す。
▽プーチン大統領、ウクライナ軍のロシア領内に対する砲撃を阻止すべきと表明。強制併合したウクライナ4州とクリミア半島含む。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、ロシア軍が東部ドネツク州バフムートを包囲したという報道を否定。
▽ロシア西部ブリャンスク州政府、ウクライナ軍のロケット弾が石油関連施設近くに着弾したと報告。負傷者はいない模様。
▽トルコ大統領、スウェーデン政府がコーラン焼却デモを禁じない限り、同国のNATO加盟は支持しないと言明。
1月16日~31日(目次に戻る
<1月31日>
▽ウクライナ軍参謀本部、激戦が続く東部ドネツク州の要衝バフムートに続く道路に対するロシア軍の攻撃を退け、ウクライナ軍の補給ラインを維持したと発表。
▽ウクライナ大統領府、戦車供与の「第1弾」として、12カ国から120~140両の戦車を受け取ることになるという見通し示す。
▽プーチン大統領、外務・国防両省に対し、ベラルーシとの共同軍事訓練センターの設置に向けた協議を開始するよう指示。設置場所は不明。
▽米政府、ウクライナに対する22億ドル規模の追加軍事支援を用意。数日中に詳細を公表する見通し。
▽米政府、来月予定しているブリンケン国務長官の訪中でウクライナ侵攻についても中国側と協議すると明らかにした。
▽米政府、ロシアが新戦略兵器削減条約(新START)を危険にさらしていると非難。
▽ウクライナとフランスの国防相が会談。仏政府はウクライナへの軍事支援の一環として、自走式榴弾砲カエサル12門を追加供与し、さらにウクライナ兵に仏製戦闘機の操縦訓練を行うことを検討すると発表した。
▽米財務省、ウクライナで米国の資金が不正に使用された形跡はないと発表。ゼレンスキー大統領は汚職の撲滅を公約の一つに掲げ、EU加盟に向け汚職対策を強化すると宣言している。
▽ロシア国営パイプライン会社トランスネフチ、石油を欧州に輸送するドルジバ・パイプラインを通して、カザフスタンからドイツへの供給を今月開始すると発表。
▽国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ、ロシア軍がウクライナ東部イジュームを占領していた際、ウクライナ軍が同市周辺でロケット発射型対人地雷を使用した可能性について調査するようウクライナ政府に求めた。
▽NATO事務総長、日本の岸田首相と会談し、国際社会が直面する課題に対して連携を強化することで合意。
▽ロシア外相、NATOはウクライナへの兵器供与を通じて戦争に直接関与していると改めて表明。
▽ベラルーシ大統領、ロシアが必要とするのであれば、ベラルーシは必要な支援を提供する用意があると表明。ベラルーシはウクライナ国境に大隊を展開し、ロシアの侵攻をサポートしている。
▽ハンガリー外相、NATO加盟を目指すスウェーデンに対し、トルコ政府の懸念に対処する必要があると促す。
<1月30日>
▽ゼレンスキー大統領、南部オデーサ州で記者会見。ロシア軍は侵攻開始から1年を迎えるにあたり、攻勢を強める可能性があると指摘。ウクライナ軍は大規模な反攻作戦を準備すると述べた。
▽ゼレンスキー大統領、南部ミコライウ州でデンマークのフレデリクセン首相と会談。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムート周辺で激戦が続いていると報告。
▽バイデン米大統領、ウクライナへの軍事支援として米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン社のF-16戦闘機を供与することはないと言明。
▽バイデン米大統領、ウクライナ侵攻からまもなく1年を迎えるにあたり、ポーランド訪問を計画していると明らかにした。時期は未定。
▽ウクライナ大統領府、ドローン生産予算として今年約5億5000万ドルを拠出し、国内メーカーと16件の供給契約を締結したと発表。
▽ウクライナ国家国境庁、議員・上級公務員を対象に公務以外での出国を禁じる措置を導入。
▽マクロン仏大統領、ウクライナへの戦闘機供与の可能性を除外しないという見解示す。
▽ウクライナ大統領府、ロシアとベラルーシ選手の国際大会復帰を検討すると表明した国際オリンピック委員会(IOC)について、戦争を助長していると非難。
▽国際オリンピック委員会、ロシアとベラルーシ選手の国際大会復帰検討を批判するウクライナ政府に反論。
▽ジョンソン英元首相、BBCのドキュメンタリー番組の中で、ロシアのプーチン大統領との電話会談中、ミサイル攻撃の脅しを受けたと明らかにした。
▽ロシア大統領府、ジョンソン英元首相がプーチン大統領に脅しを受けたと発言したことについて、「でっち上げの大嘘」と一蹴した。
▽NATO事務総長、韓国政府に対し、ウクライナへの軍事支援を強化するよう要請。韓国は紛争当事国への武器輸出を法律で禁じており、ウクライナへは人道支援を提供している。
▽フィンランド外相、NATO加盟について、スウェーデンと同時に加盟する計画を堅持していると表明。スウェーデンの加盟交渉はトルコの反対で難航している。
▽トルコ外相、フィンランドのNATO加盟申請について、スウェーデンと分けて評価する可能性があると示唆。
▽フランスとオーストラリア、ウクライナに供給する砲弾を共同で製造すると発表。
▽クロアチア大統領、欧米各国のウクライナへの戦車供与を批判。クリミア半島は二度とウクライナ領にならないと発言した。
▽英国防省、ウクライナに供与する主力戦車「チャレンジャー2」14両が夏前には前線に投入される見通し示す。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部ザポリージャ原発周辺に非武装地帯を設置する交渉が難航しており、ウクライナ政府が時間稼ぎをしていると主張。ザポリージャ州の一部はロシアの占領下に置かれている。
▽ポーランド首相、ウクライナの防衛力をさらに強化する計画をNATO加盟国と協議していると明らかにした。
<1月29日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で同盟国に兵器供与のペースを維持することが重要だと指摘。戦闘機を含むさらなる供与を求めた。
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン市に対するロシア軍の砲撃で民間人少なくとも3人が死亡、6人が負傷したと報告。病院、学校、バス停、郵便局、銀行、住宅が被害を受けた。
▽ロシア外務省、ウクライナ軍が東部ルハンシク州のロシア領(ルガンスク人民共和国)で戦争犯罪を犯したと主張。
▽トルコ大統領、NATO加盟を目指す北欧2カ国について、フィンランドの加盟申請のみ批准する可能性があると示唆。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍はロシアの兵站と通信を混乱させるために、ロシア国境に近いルハンシク州のロシア軍陣地への攻撃を増やしている可能性が高いと指摘。
▽英国防省、チャレンジャー2戦車の訓練を受けるウクライナ兵がイギリスに到着したと発表。英政府はチャレンジャーを14両供与する予定。
▽独首相、地元紙のインタビューで、ウクライナへの戦闘機供与を否定。
▽ロシア外務省、北海道の北方領土周辺水域を巡る漁業権の問題について、日本政府との漁業交渉を行わないと表明。
<1月28日>
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、各地でロシア軍のミサイル攻撃が続いていると報告。直近24時間で民間人少なくとも3人が死亡、14人が負傷した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は東部ドネツク州、ルハンシク州、ハリコフ州、および南部ヘルソン州とザポリージャ州で占領地を守ろうとしていると報告。これらの地域で戦闘が続いているとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は直近24時間でウクライナ領に対し、ミサイル攻撃を10回、空爆を26回、砲撃を81回行ったと報告。
▽ウクライナ大統領府、西側諸国と長距離ミサイルおよび軍用機の供与について話し合っていると発表。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が東部ルハンシク州にある医療機関を攻撃し、民間人14人が死亡したと主張。
<1月27日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で前線の状況を説明。ロシア軍の攻撃が続いており、特に東部ドネツク州の戦況は「極めて侵攻」と述べた。
▽ゼレンスキー大統領、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長をドネツク州の最前線バフムートに招待すると表明。ロシアの2024パリ五輪招致を検討するIOCに中立など存在しないことをその目で見てほしいと述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも10人が死亡、20人が負傷したと発表。ドネツク州で6人、ヘルソン州で2人、ハルキウ州で2人の死亡が確認された。
▽ウクライナ大統領府、エネルギーインフラの修繕や地雷除去作業などのために、2023年に170億ドルの追加融資が必要になるという見方示す。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が首都キーウと南部ザポリージャ州へのエネルギーインフラ攻撃に極超音速弾道ミサイル「キンジャル」を使用したと報告。ウクライナ軍の現在の防空システムでキンジャルを撃墜することはできないと説明した。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ウクライナ軍の攻撃でロシア兵数十人が死亡した報告。
▽プーチン大統領、ホロコースト記念日を念頭に置き、「ウクライナではネオナチが活動している」と改めて主張。
▽ウクライナ外務省、駐ハンガリー大使を召還し協議すると発表。ハンガリーのオルバン首相は記者会見でウクライナをアフガニスタンと比較し、「ウクライナは無人地帯」と述べていた。
▽駐ウクライナ・フランス大使、ウクライナへの供与が決まった戦車が321両に達したと発表。国別の供与数は明らかにしなかった。
▽EU、大使級会合を開きロシアの同盟国であるベラルーシに対する制裁の強化について協議。
▽ロシア外務省、駐ラドビア大使に2週間以内に国外退去するよう命じたと発表。
▽ポーランド政府、ウクライナに対し独製戦車「レオパルト2」14両に加え、自国製の戦車を含む60両を追加供与すると発表。
▽在米・中国大使館、中国がロシアの民間軍事会社ワグネルを支援しているという疑いは事実無根と表明。疑惑を強く否定した。
▽NATO加盟国のルーマニア、フランス、オランダの外相、3カ国の関係を強化する協定に署名。
▽ロシア外務省、西側によるウクライナへの戦車供与について、戦況を変えることはできず、西側とロシアの対立を激化させると改めて批判。
<1月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、12カ国による「戦車連合」が形成されたと述べ、戦車供与を決断した同盟国に改めて謝意を示した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が首都キーウを含む複数の地域にミサイルを撃ち込み、民間人少なくとも11人が死亡、11人が負傷したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍がミサイルを55発発射し、そのうち47発を撃墜。20発はキーウを狙ったものだったと報告。
▽ウクライナ空軍、南部アゾフ海から飛び立ったイラン製自爆ドローンの一団を撃墜したと発表。
▽南部オデーサ州政府、ロシア軍が市内の電力設備2カ所を攻撃したと報告。
▽キーウ市長、ロシア軍のミサイルが住宅地を直撃し、55歳の男性が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府長官、戦時中に職務を怠った政府当局者は即刻解任すると警告。汚職や腐敗には厳しく対処すると言明した。
▽ロシア大統領府、西側諸国によるウクライナへの戦車供与は「戦争当事者」になったことを意味するという見方示す。
▽ドイツ国防省、レオパルト2はウクライナに3月下旬から4月上旬に到着する見通しと発表。
▽フランス外相、ウクライナ南部オデーサ州を視察。
▽イギリスの国家サイバーセキュリティーセンター、ロシアを拠点するハッカー集団「コールドリバー」が政治、学術、防衛、ジャーナリズムなど多様な分野を標的とした広範かつ継続的なサイバー攻撃を展開していると警告。
▽米政府、ロシアの民間軍事会社ワグネルを国際犯罪組織に指定。
▽ウクライナ民間電力事業者DTEK、ロシア軍のエネルギーインフラ攻撃で電力網に負荷がかかったため、一部地域で緊急停電を実施したと発表。
<1月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ツイッターに声明を投稿。米国が主力戦車「エイブラムス」の供与を決めたことに謝意を示した。
▽ゼレンスキー大統領、ショルツ独首相とオンライン会談を行い、独製戦車「レオパルト2」の供与が決まったことに謝意を示した。
▽ゼレンスキー大統領、兵士の命令拒否や脱走の罰則を強化する法案に署名。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州ソレダルから部隊を計画的に撤退させたと発表。ロシア軍は今月、東部の要衝バフムートに近いソレダルを制圧したと発表していた。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の攻撃は止む気配を見せず、各地で戦闘が続いていると報告。
▽バイデン米大統領、陸軍の主力戦車「エイブラムス」31両をウクライナに供与すると発表。供与には数カ月かかるとみられる。
▽ショルツ独首相、連邦議会の演説で主力戦車「レオパルト2」のウクライナへの供与を承認したと発表。14両を供与し、レオパルト2を保有する欧州各国の供与も認める方針を示した。
▽南部ヘルソン州の港に停泊していたトルコ船籍の貨物船にミサイルが着弾、火災が発生した。ロイター通信が報じた。負傷者は出ていない模様。
▽ユネスコ、ウクライナ南部オデーサ州の歴史地区を世界遺産に登録。存続が危ぶまれている「危機遺産」に指定した。
▽ 米ホワイトハウス、バイデン大統領がドイツ、フランス、イタリア、イギリスの首脳と電話会談を行い、ウクライナに対する支援で緊密に連携することを確認したと発表。
▽ウクライナ国防省、ウクライナは西側の戦車を確保した後、米ロッキード・マーチン製の戦闘機F16のような西側の第4世代戦闘機の供与を求めることになると表明。
▽ロシア外務省、ドイツがウクライナに「レオパルト2」の供与を決めたことについて、紛争をエスカレートさせると反発。第二次世界大戦に端を発するロシアへの歴史的責任を放棄していると非難した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍がソレダルから部隊を撤退させたと発表したことについて、「ロシアは戦略的に重要でないソレダルに固執しすぎており、部隊を疲弊させている」と指摘。
▽ルーマニアに駐留するNATO仏軍が軍事演習実施。約600人が参加した。
<1月24日>
▽ゼレンスキー大統領、記者会見で、ウクライナのロシアに対する防衛力を強化するために、同盟国は最新の戦車を供与するかどうかを決定する必要があると言明。
▽ウクライナ大統領府、西側の同盟国に戦車を数百両供与するよう改めて要請。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃によってエネルギーシステムの約40%が損害を受けたものの、状況は制御されており、残りの冬の期間を乗り切るために十分な石炭や天然ガスの備蓄があるという認識示す。
▽ゼレンスキー大統領、汚職対策の一環として、複数の政府高官を解任したと発表。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでフィンランドのニーニスト大統領と会談。
▽ゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領とのオンライン会談で、2024年パリ五輪からロシア選手を締め出すよう要請。
▽ドイツ政府、自国の主力戦車「レオパルト2」の供与を決断。地元紙が報じた。公式声明は出ていない。
▽ウクライナ政府、汚職に関与したとされる政府高官や州知事の辞任を発表。国防副大臣、大統領府副長官、副検事総長、ドニプロペトロウシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州などの知事が退任した。
▽フィンランド外相、NATO単独加盟を検討すべきと表明。マリン首相はスウェーデンと一緒に加盟する方針を示していた。
▽米政府、陸軍の主力戦車「エイブラムス」を供与する見方示す。地元紙が報じた。国防総省はエイブラムスについて、「複雑両を維持するのは難しい」という見解を示していた。
▽G7外相、ウクライナへの機材や他の人道的支援の提供など、ウクライナのエネルギー部門への支援維持を確約。
▽プーチン大統領、ウクライナ軍から定期的に攻撃を受けている南西部ベルゴロド州の知事とオンライン会談。ロシアの対空防御は世界最高水準と述べた。
▽IAEAのグロッシ事務局長、ウクライナ国内の原子力発電所を視察した結果、軍装備品は発見されなかった発表。ロシアはウクライナ軍が西側から供与された兵器を原発内に保管していると主張していた。
▽ポーランド政府、ドイツ政府に対し、独製戦車「レオパルト2」のウクライナへの供与を認めるよう正式に要請したと発表。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ロシアの武器在庫はウクライナでの戦闘を継続するのに十分と述べ、ミサイルなどが枯渇しつつあるという西側の報道を否定した。
<1月23日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍は24時間体制で前線のウクライナ軍拠点を攻撃していると報告。東部ドネツク州や南部地域で激戦が続いていると述べた。
▽東部ハルキウ州政府、直近24時間のロシア軍による攻撃でいくつかの町と村が標的となり、67歳の女性が死亡、1人が負傷したと報告。
▽米司法省、ロシアの富豪デリパスカ氏に対する制裁に違反して同氏を支援したとして、連邦捜査局(FBI)の元特別捜査官を逮捕・起訴したと発表。
▽ノルウェー当局、亡命を希望しているロシア民間軍事会社ワグネルの元幹部メドベージェフ氏を逮捕したと発表。
▽ポーランド政府、独製戦車「レオパルト2」のウクライナへの供与について、ドイツに対し正式に許可を申請すると発表。独外相はポーランドの決定を阻止するつもりはないと表明している。
▽独防衛大手ラインメタル、必要であればウクライナに「レオパルト2」を139両引き渡すことが可能と表明。地元紙が報じた。旧式のレオパルト1も供給できるとした。
▽ロシア軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長、新たに発表した軍改革について、NATOの勢力圏拡大やウクライナ情勢を口実にしたNATOのロシアへの対抗姿勢を考慮していると述べた。
▽トルコ大統領、スウェーデンのNATO加盟を支持しないと表明。スウェーデン国内が反トルコデモが続いていることに不満を表明した。
▽EU外相会合、ウクライナに対する5億ユーロの軍事支援を承認。
▽ロシア対外情報局、ウクライナ軍が西側から供与された兵器を国内の原子力発電所に保管していると主張。ウクライナ政府はこの主張を否定した。
▽欧州議会のミシェル議長、対ロシア制裁で没収したロシア中央銀行の資産3000億ドルをウクライナの再建に利用する方向で協議を進めるよう加盟27カ国の首脳に要請。
▽ロシア外相、ロシアはウクライナと交渉する意思があったが、米国と他の西側諸国がウクライナ政府に交渉に応じないよう助言したと主張。
<1月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシアに勝つと言明。「ウクライナは強く、完全に団結している」と述べた。
▽独外相、ポーランドがウクライナに独製戦車「レオパルト2」の供与を望めば、独政府は阻止しないという立場示す。
▽独仏首脳が会談。マクロン大統領は自国の戦車「ルクレール」をウクライナに供与する可能性を排除していないと表明した。
▽ロシア連邦議会下院議長、ウクライナにより強力な兵器を供与した国は悲劇に見舞われると主張。
▽米議会の有力議員、ウクライナに米陸軍の主力戦車「エイブラムス」を1両供与すれば、ドイツ陸軍の戦車「レオパルト2」の供与を促すことができるという見方示す。
▽ジョンソン元英首相、首都キーウを訪問しゼレンスキー大統領と会談。ウクライナが必要とする支援を継続することが重要だと改めて表明した。
<1月21日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウのヘリ墜落事故の犠牲者遺族と面会。告別式にも参列した。この事故ではヘリに搭乗していた内相や墜落地点近くの幼稚園の児童など、14人が死亡した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートでロシア軍部隊を撃退したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃が住宅を直撃し、60歳の女性が死亡したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ知事、ロシア軍は一晩で160回以上砲撃し、21の市と町が標的にされ、女性1人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽英国防省、東部ドネツク州ソレダルの戦況について、「ロシア軍は部隊を再編し、攻撃の準備を進めている可能性が高い」と報告。
▽ロシア国防省、首都モスクワ近郊でミサイルを撃墜する演習を実施したと発表。S-300移動式地対空ミサイルを使ったと述べたが、詳細は明らかにしなかった。ロシアの独立系メディアはモスクワ中心部に地対空ミサイルが配備されたと報じているものの、ロシア大統領府はこの報道に関するコメントを出していない。
<1月20日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で「戦車の代わりになるものはない」と強調。西側諸国に戦車の供与を改めて求めていくと表明した。
▽ドイツでウクライナ支援国会議開かれる。ドイツ政府は独製戦車「レオパルト2」の供与には言及しなかった。
▽ウクライナ大統領府、ロシアの支配下に置かれている南部ザポリージャ原発の状況が悪化していると報告。
▽トルコ大統領府、エルドアン大統領とゼレンスキー大統領が電話会談を行い、ロシアとの仲裁を申し出たと発表。
▽ウクライナ保安局、中部ドニプロペトロウシク州でロシアにミサイル攻撃の情報を提供していた疑いでロシアの工作員7人を拘束したと発表。
▽米国家安全保障会議、財務省がウクライナ侵攻に参加するロシアの民間軍事企業ワグネルを国際犯罪組織に指定すると発表。
▽フィンランド政府、ウクライナに対して過去最大となる4億ユーロの軍事支援を提供すると発表。
▽米財務省、G7当局者が今年3月にロシア産石油価格上限の見直しを行う方向で合意したと発表。
▽米上院の超党派3議員がウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。西側諸国の戦車供与が遅れていることを批判した。
▽NATO事務局、ウクライナへの戦車供与を巡る判断について、ロシアの侵攻を回避する取り組みを支援する各国が下すべきという認識示す。
▽ロシア大統領府、西側諸国がウクライナに追加の戦車を供与しても戦況は変わらず、「西側はウクライナが戦場で勝利できるという妄想を後悔することになる」と主張。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国当局、激戦が続く同州の要衝バフムートについて、ロシア軍が近郊の集落を制圧したと報告。
<1月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でドイツが戦車の供与を決定しないことに不満を表明。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、6人が負傷したと報告。
▽米独の国防相がベルリンで会談。オースティン米国防長官はピストリウス独国防相に対し、ウクライナへの独製戦車「レオパルト2」の供与を許可するよう迫った。
▽米国防総省、ウクライナへの追加軍事支援として最大25億ドル相当の兵器を供与すると発表。陸軍の主力戦車「エイブラムス」は含まれず。
▽米政府、CIAのバーンズ長官が先週ウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したと発表。
▽米ホワイトハウス、サリバン大統領補佐官がイスラエル首脳とウクライナ侵攻について協議したと発表。
▽ドイツ国防相、米国とドイツによるウクライナへの戦車供与について、双方が同時に供与する必要があるとの条件は認識していないと述べた。一部メディアは「ドイツは米国がエイブラムスを供与するのであればレオパルドを供与する用意がある」と報じていた。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、ロシア軍が数か月にわたって制圧を目指している東部ドネツク州バフムートについて、ウクライナ軍の戦いぶりから学ぶことができると主張。
▽オランダ国防省、ドイツや米国と共にウクライナに対し地対空ミサイルシステム「パトリオット」を供与する方向で最終調整を行っていると発表。
▽EUのミシェル議長、首都キーウを訪問し、ウクライナのEU加盟を支援するための努力を惜しまないと表明。
▽NATO加盟11カ国、ウクライナへの新たな軍事支援を確約。スウェーデンは戦闘車両や対戦車ミサイル、デンマークは自走榴弾砲を送る予定。
▽ロシア外相、NATOとEUの「酔い」を覚ますためにできる限りのことを行うと表明。
▽ドイツの軍需企業、独製戦車レオパルト2など、100台以上の戦車をウクライナに供給する用意があると表明。地元紙が報じた。
▽プーチン大統領、イランのライシ大統領と電話会談。先週11日にも電話会談を行っている。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、NATOに対し、ウクライナでロシア軍が敗北すれば、核戦争の引き金になる可能性があると警告。
<1月18日>
▽ゼレンスキー大統領、スイスの世界経済フォーラムでオンライン演説。ロシアが攻撃を仕掛けるよりも速いペースで西側の戦車や防空システムが供給されることを望んでいると改めて表明した。
▽ゼレンスキー大統領、キーウ近郊にモナスティルスキー内相らを乗せたヘリが墜落した事故について、「事故ではなく、戦争が引き起こしたものである」という認識示す。
▽ウクライナ大統領府、キーウ近郊の幼稚園近くにヘリコプターが墜落し、モナスティルスキー内相を含む14人が死亡したと発表。地上にいた民間人25人が負傷した。ヘリは東部ハルキウ州に向かっていた。
▽キーウ市長、ヘリ墜落事故の調査を進めていると報告。犠牲者の数はさらに増える可能性があると述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人2人が負傷したと報告。14の町と村が砲撃を受けた。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートとソレダル周辺で激戦が続いていると報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が住宅地を砲撃し、民間人4人が負傷したと報告。
▽ロシア国営メディア、当局がウクライナの軍事作戦に加わっていた脱走兵を発見、殺害したと報道。脱走兵は武装していたという。
▽ロシアの独立系人権団体OVDインフォ、ロシア軍によるウクライナ東部ドニプロの集合住宅への攻撃について、モスクワ市内で犠牲者を追悼した市民4人が警察に拘束されたと発表。
▽米国防総省、ウクライナへの新たな軍事支援によってウクライナ軍の攻勢を勢いづかせ、戦局を転換することを狙っていると表明。
▽ドイツ政府、米国が自国製の戦車「エイブラムス」をウクライナに供給することに合意しない限り、同盟国によるウクライナへの独製戦車「レオパルト」の供与を許可しない方針示す。
▽プーチン大統領、国内の軍産複合体が生産を拡大しており、ウクライナでロシアが勝利する要因のひとつになるという認識示す。
▽NATO事務総長、スイスの世界経済フォーラムで講演。ウクライナは大量の兵器供給を必要とし、「こうした支援がロシアとの交渉による平和的解決への唯一の道である」と述べた。
▽国際原子力機関、重大事故のリスク軽減を目指すためにウクライナにある4つの原子力発電所に専門家チームを配置したと発表。南部のザポリージャ原発にはIAEA専門家がすでに常駐している。
<1月17日>
▽ゼレンスキー大統領、シュタインマイヤー独大統領と電話会談。防衛支援拡大の必要性などについて協議した。ドイツ政府は独製戦車「レオパルト」の供与を許可するよう圧力を受けている。
▽ウクライナ当局、ロシア軍のミサイル攻撃で崩壊した東部ドニプロの集合住宅の救助活動を打ち切ると発表。45人の死亡が確認され、子供16人を含む79人が負傷。少なくとも20人が行方不明になっている。
▽ロシア国防省、ショイグ国防相がウクライナの軍事作戦を指揮する軍本部を視察したと発表。
▽米バイデン大統領、ホワイトハウスでオランダのルッテ首相と会談。ウクライナ支援やサプライチェーンの問題などについて協議した。
▽オランダ首相、ウクライナに迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を供与すると表明。これでパトリオットの供与を決めた国は米独オランダの3カ国となった。
▽NATO、東欧加盟国の防衛体制強化とロシア軍の活動を監視するため、ルーマニアの首都ブカレスト近郊にある空軍基地に早期警戒管制機「AWACS」を3機配備。
▽英政府、ウクライナを支援する国々に軍事支援を強化し、第一次世界大戦のような消耗戦を回避する必要があると訴えた。
▽ウクライナ軍、ザルジニー総司令官がポーランドで米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長と初めて対面で会談したと発表。緊急に必要な兵器・装備の概要を伝えたと明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、昨年ウクライナに対して行われたサイバー攻撃が2000件を超え、その大半がロシアによるものだったと発表。
▽プーチン大統領、ロシアの2022年GDPは2.5%縮小する可能性が高いものの、農作物の収穫が堅調で、専門家の予測ほど悪化しないという見方示す。
▽ウクライナ大統領夫人、世界経済フォーラム(ダボス会議)で講演。各国政府や企業に戦争終結に向け影響力を駆使するよう呼びかけた。
<1月16日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドニプロへの攻撃について、ウクライナへの兵器供与をより迅速に行う必要があることを示していると指摘。民間人を守るためには西側の「迅速な」兵器供与が欠かせないと述べた。
▽ウクライナ大統領府、東部ドニプロの集合住宅に対する攻撃について、死者が40人に達したと報告。ロシア大統領府は民間施設への攻撃を否定した。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、14人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ知事、ロシア軍のミサイル攻撃で5人が負傷したと報告。
▽ロシア大統領府、イギリスがウクライナに戦車を供与すると発表したことについて、戦場で燃やされる運命にあると主張。
▽ロシア当局、クリミア半島の港近くでドローン10機を撃墜したと発表。
▽ロシアとベラルーシの合同軍事演習始まる。2月1日までの予定。
▽ドイツ外相、ウクライナ侵攻を巡り、ロシア指導者を訴追するための特別な国際法廷の設置呼びかける。
▽英政府、ドイツに対し、独製戦車「レオパルト」のウクライナへの供与を許可するよう要請。
▽トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟手続きについて、「両国が最大130人のテロリストをトルコに送還もしくは引き渡せば批准される可能性がある」という認識示す。
▽国連人権高等弁務官事務所、ロシアが侵攻した昨年2月24日以降、ウクライナで殺害された民間人は確認できているだけで7000人以上にのぼると発表。
▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。ウクライナ情勢や捕虜交換などについて協議した。
▽ドイツのランブレヒト国防相が辞意表明。ショルツ首相が辞表を受理した。ランブレヒト氏は軍増強費として1000億ユーロもの予算が配分されたにもかかわらず、早期の増強に失敗したと批判されていた。
▽EU、ウクライナ東部ドニプロの集合住宅に対するロシア軍の攻撃を「非人道的」と糾弾。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシアとベラルーシの合同軍事演習について、「ロシア軍は航空部隊を再編し、ウクライナ軍の猛攻に立ち向かう準備を整えている」という見方示す。
▽ポーランド首相、ドイツ政府に独製戦車「レオパルト」を供与するよう促す。
1月1日~15日(目次に戻る
<1月15日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドニプロの救助活動について報告。15日午後の時点で39人が救助され、少なくとも73人が負傷したと述べた。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた東部ドニプロの集合住宅について、これまでに30人の死亡を確認し、数十人が行方不明と報告。
▽ロシア国防省、14日にウクライナ全域の軍事施設およびエネルギー施設にミサイル攻撃を行ったと発表。目的は達成されたと主張した。
▽東部ドニプロ当局、集合住宅へのミサイル攻撃について、少なくとも43人が行方不明と報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が住宅地を砲撃し、少なくとも2人が負傷したと報告。
▽モルドバ政府、北部の国境付近でウクライナ侵攻に関連するミサイルの破片が見つかった事件について、専門家チームが破片に含まれていた爆発物80kgを処理したと報告。
▽プーチン大統領、国営テレビのインタビューで「軍事作戦は順調に進んでおり、前線の兵士は戦果を上げている」と主張。
▽NATO事務総長、西側諸国はより多くの重火器をウクライナに供与する可能性があると表明。
▽米軍統合参謀本部議長、ウクライナ兵向けの訓練をドイツで開始し、5~8週間のうちに約500人をウクライナに戻すことを目指すと発表。
<1月14日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドニプロのアパートに対するロシア軍のミサイル攻撃を非難。救助作業は夜通し続くと報告した。
▽ゼレンスキー大統領、スナク英首相と電話会談。英政府が陸軍の戦車「チャレンジャー」の供与を決めたことに謝意を示した。
▽ウクライナ大統領府、東部ドニプロのアパートにロシア軍のミサイルが着弾し、少なくとも12人が死亡、73人が負傷したと発表。
▽ウクライナ国防省、東部ドネツク州ソレダルで激戦が続いていると報告。ロシア国防省はソレダル全域を制圧としたと主張しているが、ウクライナはこれを否定している。
▽ロシア軍が各地にミサイル攻撃。首都キーウ、西部リビウ、南部オデーサ州、南部ミコライウ州、東部ハルキウ州などのインフラが被害を受けたと報告されている。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が発射した巡航ミサイル33発のうち21発を撃墜したと報告。
▽英政府、ウクライナに陸軍の戦車「チャレンジャー」を供与すると表明。報道によると、4両を直ちに供与し、その後8両を追加供与する予定だという。
▽モルドバ政府、ウクライナ国境近くの集落でウクライナ侵攻に関連するミサイルの破片が見つかったと報告。
▽ウクライナ外務省、ゼレンスキー大統領が2月23日に予定されている国連総会で演説することを望んでいると明らかにした。AP通信が報じた。安保理は侵攻から1年となる2月24日にも閣僚級協議を予定している。
▽ウクライナ国営送電会社ウクルエネルゴ、ロシア軍のエネルギーインフラ攻撃を受け、全ての地域で電力の供給量を制限していると発表。
<1月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア軍によるドネツク州への激しい攻撃が続いていると報告。ウクライナ軍はバフムートやソレダルなどを防衛するために奮闘していると述べた。
▽ゼレンスキー大統領、リトアニア議会でオンライン演説。ロシア軍に息抜きする暇を与えるつもりはなく、今後数カ月は防衛に主眼を置いた戦いが続くという認識を示した。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州ソレダルで激戦が展開されていると報告。現地のウクライナ軍はロシアの猛攻を退けていると説明した。
▽ロシア国防省、ドネツク州ソレダルを制圧したと発表。
▽ウクライナ軍、ドネツク州ソレダルを制圧したというロシアの発表を否定。激戦が続いていると報告した。
▽ロシア連邦議会、国外に逃亡し、ロシア国家や軍隊を侮辱したロシア人の財産を差し押さえると示唆。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、EUはロシアへの圧力を強化し、ウクライナを支援し続ける必要があると表明。
▽ロシア外務省、ウクライナがロシアもしくはベラルーシに侵攻すれば、ベラルーシはウクライナ戦争に参戦する可能性があるという見解示す。
▽NATO、ロシアの軍事活動を監視するために、偵察機3機をルーマニアの空軍基地に配備すると発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍はソレダルを必死に攻めているが、そこを占領しても要衝バフムートを包囲できる可能性は低いという認識示す。ロシアはソレダルに固執し過ぎているように見えると指摘した。
▽米政府、ドネツク州バフムートとソレダルが仮に陥落しても、戦況に大きな影響を与えることはないという認識を改めて示す。
▽ウクライナ情報機関、ベラルーシ国境に沿って妨害工作を行っていると発表。詳細は明らかにしなかった。
<1月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州ソレダルの戦線に言及。ウクライナ軍は陣地を維持しており、ロシア軍に大きな損失を与えていると報告した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、8人が負傷したと報告。南部ヘルソン市やザポリージャ州でも砲撃が報告された。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、直近24時間のウクライナ軍によるソレダルへの攻撃でロシア兵100人以上が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州ソレダルに対するロシア軍の攻撃が直近24時間で90回以上に達したと報告。
▽ウクライナ大統領府、西側諸国が強力な長距離兵器を供与してくれれば、戦争は年内に終わるという見解示す。
▽ロシア裁判所、ウクライナにおける特別軍事作戦への参加を拒否したとして、24歳の職業軍人に懲役5年を宣告。
▽国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ、ロシアによるウクライナ侵攻に対する各国の対応を称賛。シリアやエチオピアなどの他の紛争地の難民にも同じような支援を提供するよう要請した。
▽米政府、ロシア軍がドネツク州の要衝バフムートとソレダルを占領しても、戦争に戦略的な影響を与えることはないという見方示す。
▽ロシア議会国防委員会、軍の要員を3割増やす計画の一環として、早ければ今春にも徴兵年齢の上限を引き上げる可能性があると発表。
▽米国防総省、ロシア軍がウクライナ侵攻の総司令官に制服組トップのゲラシモフ参謀総長を任命したことについて、軍の体系的な問題が司令官交代につながったという見方示す。
▽ロシア大統領府、ドネツク州ソレダルで活動する部隊を称賛。勇敢な兵士たちが道を切り開いていると主張した。
▽米国務省、ロシアの民間軍事企業ワグネルがセルビアなどで傭兵を募集している疑いがあることについて、深刻な懸念を表明した。
<1月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア民間軍事企業ワグネルがドネツク州ソレダル全域を制圧したという主張を否定し、戦闘は続いていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、西部リビウでポーランドのドゥダ大統領とリトアニアのナウセーダ大統領の会談。
▽ポーランド大統領、ウクライナにドイツ陸軍の主力戦車「レオパルト2」を供与する方針示す。同盟国の枠組みで供与する用意があると表明した。
▽ロシア国防省、ウクライナ侵攻の総司令官に制服組トップのワレリー・ゲラシモフ参謀総長を任命したと発表。総司令官の交代はこの3カ月で2度目。
▽米国防総省、ウクライナ兵に高軌道ロケット砲システム「パトリオット」の運用や維持管理に関する訓練を行うと発表。オクラホマ州の基地で実施する予定。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、東部ドネツク州ソレダル全域を制圧したと主張。ウクライナ政府はこの主張を否定し、激戦が続いていると報告した。
▽ロシア大統領府、民間軍事企業ワグネルが東部ドネツク州ソレダル全域を制圧したと報告したことについて、勝利宣言を急がないことが肝要という認識を示した。
▽NATOとEU、重要インフラを保護するための合同タスクフォース(作業部会)を立ち上げると発表。
▽ドイツ内務省、昨年同国に保護を求めた外国人の80%がウクライナ人だったと報告。
▽ロシア政府、ウクライナとそれぞれ40人の捕虜を交換することで合意したと発表。
▽プーチン大統領、イランのライシ大統領と電話会談。エネルギー問題や輸送プロジェクトについて協議した。
▽エストニア政府、ロシアに対し、首都タリンの在ロシア大使館の外交官の人数を2月までに減らすよう要請。
▽スウェーデン政府、ウクライナ侵攻の長期化に備え、ウクライナを最大限支援する方針示す。スウェーデンは2023年のEU議長国。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍がドネツク州ソレダルに猛攻を仕掛けていることについて、「これまでにロシアが失った兵士と兵器を考えれば、大きな成果とは言えない」という見方示す。ソレダルを制圧すれば、この地域の要衝バフムートを攻撃しやすくなる。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍はドネツク州バフムート周辺でウクライナ軍の激しい抵抗に直面し、ひどく疲弊していると報告。
<1月10日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドネツク州ソレダルの戦況について説明。ロシア軍の強力な攻勢に耐えていると報告した。
▽ウクライナ軍参本部、東部ドネツク州内で激戦が続いていると報告。ソレダルに攻め込んできたロシア軍をいったん撃退したものの、部隊を再編して戦術を変更し、再攻撃を仕掛けてきたという。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、ウクライナ東部ドネツク州ソレダルの制圧を目指し、流血の激戦を展開していると主張。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国の首長、ドネツク州ソレダルの戦況について、ロシア軍が有利と報告。
▽独ベーアボック外相、東部ヘルソン州を電撃訪問。ウクライナ市民への支援と結束を表明した。独政府は歩兵戦闘車「マルダー」の供与を発表している。
▽英国防省、ロシア軍と民間軍事企業ワグネルの部隊がウクライナ東部ソレダルの大半を制圧した可能性が高いという見方示す。
▽ロシア国防省、極超音速巡航ミサイルを搭載したフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」がノルウェー海で防空演習を実施したと発表。
▽ロシア大統領府、ウクライナ侵攻について、ロシアを世界から消し去ろうとする「NATOとの戦争」という見方示す。
<1月9日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドンバス地方に展開するロシア軍の攻撃を撃退したウクライナ軍の強靭さにより、ウクライナは貴重な時間と力を獲得したという見方示す。
▽イギリス政府、ウクライナへの戦車供与を検討。スカイニューズが報じた。
▽ロシア大統領府、米国などの西側諸国がウクライナに戦闘車などを給与すると表明したことについて、ウクライナ人の苦難を長引かせるだけだと非難。
▽米政府、ロシア軍によるイラン製自爆ドローン攻撃が相次いでいることについて、「イランも戦争犯罪に関与している」という認識示す。
▽米国務省、ロシアの戦争犯罪を調査しているウクライナおよび国際機関に必要な資金、専門知識、後方支援を提供していると報告。
▽ロシア当局、ウクライナ侵攻に批判的な有名俳優と野党を支持する実業家に対する犯罪捜査を開始すると発表。
<1月8日>
▽ウクライナ軍、東部ルハンシク州内にある医科大学の寮を襲撃し、ロシア兵14人を殺害したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が東部ドネツク州クラマトルスクの拠点を攻撃し、ウクライナ兵600人以上を殺害したと報告したことについて、「プロパガンダ」と一蹴した。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部クラマトルスクに報復攻撃を行い、ウクライナ兵600人以上を殺害したと主張。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍がクラマトルスクに7回ロケット攻撃を行ったと発表。教育機関、産業施設、協同組合が被害を受けたが、犠牲者は確認されなかった。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍のバフムートに対する攻撃で少なくとも1人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽セルビア系の国家内国家「セルビア人共和国(スルプスカ共和国)」政府がプーチン大統領に最高位の勲章である名誉勲章を授与。
<1月7日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、米政府の37億5000万ドル超の軍事支援に謝意を示した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で死傷者が出たと報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃が続いていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートとその周辺に対するロシア軍の攻撃により、民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、6日から始まったロシア軍の攻撃で住宅地が被害を受け、少なくとも1人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、東部ドニエプロペトロフスク州と南部ザポリージャ州でロシア軍の攻撃を確認したと報告。
▽ロシア国防省、ロシア軍は停戦命令を守っているが、ウクライナ軍の攻撃には反撃していると主張。
▽英国防省、ロシアの一方的な停戦は全く機能せず、各地で戦闘が続いていると報告。
<1月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ドイツのショルツ首相と電話会談。ロシア軍撃退と都市防衛に役立つ強力な軍事支援に謝意を示した。
▽ゼレンスキー大統領、キーウで米連邦議会のリード上院議員およびキング上院議員と会談。
▽ロシア国防省、ウクライナのロシア軍部隊が36時間の停戦に入ったと発表。
▽ウクライナ軍、ロシアの一方的な停戦が発効した後も各地で攻撃が続いていると報告。
▽ウクライナ大統領府、東部クラマトルスクや南部ヘルソン市でロシア軍による攻撃が確認され、複数の死傷者が出ていると報告。
▽米政府、ウクライナに対し、過去最大となる37億5000万ドル超の軍事支援を行うと発表。歩兵戦闘車「ブラッドレー」50台、耐地雷・待ち伏せ攻撃防護装甲車「MRAP」55台、装甲兵員輸送車「M113」100台、155ミリ自走榴弾砲18門などを供与する。
▽ロシア国防省、ロシア軍は停戦命令を守っており、砲撃を続けているのはウクライナ軍と主張。
▽米政府、ロシア軍にイラン製ドローンを供与したイラン人6人を制裁リストに追加。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシアはウクライナ軍の攻撃を抑えるために停戦を宣言し、態勢を立て直そうとしていると指摘。
<1月5日>
▽ゼレンスキー大統領、プーチン大統領の一方的な一時停戦命令を非難。ロシア兵がウクライナ領内にいる限り戦闘は続くと述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、激戦地バフムートの60%が廃墟になったと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍に占領されたウクライナ領をロシアが保持することを認めるような和平協定は拒絶すると改めて表明。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州の戦闘について、ロシア軍は1日約800人の兵士を失っていると推計。
▽ウクライナ政府、2022年のGDPが30.4%減少したと報告。
▽バイデン米大統領とショルツ独首相、ウクライナへの軍事支援として、両国が歩兵戦闘車を供与することで合意。米国は「ブラッドレー」、ドイツは「マルダー」を供与する。
▽プーチン大統領、ロシア正教会のクリスマスに合わせて、ウクライナで6日から36時間の停戦を一方的に宣言。ウクライナはこの主張を一蹴した。
▽米政府、プーチン大統領が36時間の停戦を宣言したことについて、「額面通りに受け止めることはできない」という見方示す。
▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。ウクライナがロシアが占領した領土の併合を認めるのであれば対話に臨む用意があると伝えた。
▽メドベージェフ前露大統領、極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」を搭載したフリゲート艦が大西洋に派遣されたことについて、NATO加盟国の沿岸近くにすぐに到達すると警告。
▽米政府、ロシアの民間軍事企業ワグネルがウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊で採掘される塩や石こうを掌握することに関心を示しているという見方示す。
▽仏大統領府、仏製装輪装甲車「AMX10RC」の供与についてウクライナ政府と協議すると発表。
▽米政府、ウクライナ侵攻の影響を強く受けているモルドバに3000万ドルの支援を提供すると発表。
<1月4日>
▽ロシア国防省、東部マキイフカに対するウクライナ軍の攻撃で大勢の死傷者が出たことについて、ロシア兵が携帯電話を使用したことが主な原因との見方示す。死者数は63人から89人に増加したという。
▽ウクライナ政府、黒海経由のウクライナ産穀物の輸出を増やす取り組みして、より多くの港をロシアとの合意対象に含めるよりも検査の迅速化が重要だと指摘。
▽米バイデン大統領、ウクライナへの新たな軍事支援として「M2ブラッドレー」歩兵戦闘車の供与を検討していることを明らかにした。
▽米政府、ウクライナ軍が東部マキイフカのロシア軍拠点を攻撃して多数の死者が出たことについて、ウクライナ領内におけるロシア軍の拠点は正当な軍事目標であるという見方を示した。
▽仏マクロン大統領、ゼレンスキー大統領と電話会談。仏製装輪装甲車「AMX10RC」をウクライナに供与する意向を表明した。
▽プーチン大統領、極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」を搭載したフリゲート艦を大西洋に派遣したと明らかにした。
▽セルビア大統領、EUの対ロシア制裁参加要請を拒否。内政干渉と批判した。
<1月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍は新たな大規模攻撃を計画していると警告。防衛体制を強化する必要があると述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、ウクライナ侵攻とネオナチ思想との闘争を描いたドキュメンタリー映画の製作を支援し、2月1日までに上映機会を確保するよう関係閣僚に指示。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が4日にトルコのエルドアン大統領と電話会談を行うと発表。
▽英スナク首相、ゼレンスキー大統領と電話会談を行い、長期かつ継続的な支援を継続すると改めて表明。
▽ロシア国防省、東部ドネツク州のウクライナ軍拠点を空爆し、高機動ロケット砲システム「ハイマース」を4機破壊したと主張。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍総司令官、米国の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長と電話会談を行ったと発表。
<1月2日>
▽ゼレンスキー大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長と電話会談。ウクライナ・EU首脳会議の詳細を詰めた。
▽ウクライナ大統領府、EUとの首脳会議を来月3日に首都キーウで開催すると発表。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人3人が死亡したと報告。
▽ロシア国防省、東部マキイフカに対するウクライナ軍の攻撃でロシア兵63人が死亡したと発表。ロシアが多数の戦死者が出たと公表するのは異例。
▽ウクライナ軍、12月31日に東部マキイフカのロシア軍拠点を攻撃したと発表。
<1月1日>
▽ゼレンスキー大統領、未明のビデオ演説で市民の団結力、勇気、協力を称賛。ロシアに勝利すると誓った。
▽キーウ市長、ロシア軍の攻撃に対して防空システムが起動したとテレグラムに投稿。
▽ウクライナ軍、直近24時間でイラン製自爆ドローン45機を撃墜したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍の空爆で少なくとも1人が死亡したと報告。
▽キーウの国立大学にミサイル着弾。建物に被害が出たものの、負傷者ゼロ。
▽南部ヘルソン市当局、市内の小児病院が砲撃を受け、民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽国営送電大手ウクルエネルゴ社、年末年始も24時間体制で送電設備の復旧作業に当たっていると報告。
▽NATO事務総長、加盟30カ国はウクライナへの兵器供与を維持しながら必要な備蓄を確保する必要があるとして、今後数カ月で兵器生産を増やす必要があるという見解示す。
2022年
12月16日~31日(目次に戻る
<12月31日>
▽ゼレンスキー大統領、大晦日のビデオ演説でロシア軍が大規模ミサイル攻撃を仕掛けてきたと報告。新年を迎えようとする市民への攻撃を糾弾し、「人間のやることではない」と断じた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、14人が負傷した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が31日午後にミサイルを20発発射し、そのうち12発を撃墜したと発表。
▽ウクライナ大統領夫人、大晦日の大規模ミサイル攻撃に怒り表明。
▽ウクライナ外相、ロシア軍の大晦日ミサイル攻撃でエネルギーインフラが被害を受けたと報告。
▽キーウ市長、ロシア軍のミサイル攻撃で6階建てホテルが被害を受け、日本人ジャーナリストを含む数人が負傷したと発表。
▽南部ミコライウ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも10人が負傷したと発表。
▽プーチン大統領、新年を祝うビデオ演説でウクライナ侵攻を称賛。西側諸国とウクライナ政府を非難し、ウクライナにおけるロシアの主権を回復すると主張した。
<12月30日>
▽ウクライナ軍、ロシア軍のドローン攻撃を退けたと発表。イラン製自爆ドローン16機が飛来したものの、全機撃墜した。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が毎年恒例の新年の祝辞を各国の首脳に送ったと発表。米日独などの西側首脳は含まれず。
▽ロシア大統領府、ウクライナに配属された兵士と国家公務員の所得税を免除すると発表。2月24日にさかのぼって適用される。
▽プーチン大統領、中国の習近平 国家主席とオンラインで会談。両国間の軍事協力の強化に意欲を示すとともに、西側諸国からの圧力に対抗する両国の努力を称賛した。
<12月29日>
▽首都キーウ当局、市内に向け発射されたロシア軍のミサイル16発をすべて撃墜したと発表。その破片で民家3軒が損傷した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が発射したミサイル69発中54発を防空システムで撃墜したと発表。大統領府は120発以上のミサイルが発射されたと報告していた。
▽ベラルーシ政府、ウクライナ領内から発射された地対空誘導ミサイルを迎撃したと発表。駐ウクライナ大使を召還し、抗議した。
▽ウクライナ国防省、ベラルーシがウクライナ領内から発射されたミサイルを撃墜したと発表したことについて、「ベラルーシの参戦を望むロシア軍の策略の可能性がある」と指摘。
▽プーチン大統領、新たに建造した原子力潜水艦などの軍艦の就役式にオンラインで出席。
▽ロシア外相、ウクライナのゼレンスキー大統領が望む和平の条件を交渉の土台にすることはないと改めて表明。
<12月28日>
▽ゼレンスキー大統領、議会演説で「ウクライナは全世界の勇気と不屈の精神の国際的なシンボルになっている」と表明。
▽ウクライナ大統領府、ヘルソン市に対するロシア軍のロケット攻撃を直近24時間で33回確認したと報告。
▽ウクライナ軍、早朝に全国を対象とする空襲警報を出したが、ミサイル攻撃は確認されず、その後警報を解除したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、バフムートおよびその周辺で激戦が続いていると報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ当局、スバトベとクレミンナ周辺で激しい攻防が続いていると報告。
▽フランス国防相がウクライナを訪問。
▽ウクライナ軍、フランスから供与された自走榴弾砲が実戦使用される様子を公開。AFP通信が報じた。
▽ロシア・トルコ・シリアの国防相がサプライズ会談。トルコとシリアの閣僚級が会談したのはシリア内戦開始以来初。
▽ロシア軍、南部ヘルソン州のウクライナ軍を砲撃。東部の前線でも攻勢を強めたと報告されている。
▽SNSにベラルーシ領内の基地(ウクライナ国境付近とみられる)からロシア軍機が飛び立ったという情報が多数寄せられる。
▽英国防省、東部戦線について、ロシア軍はルハンシク州クレミンナの前線立て直しを図った可能性があると報告。ウクライナ軍はこの地域で戦いを有利に進めているとみられる。
▽ロシア大統領府、ウクライナとの和平案について、「ウクライナ政府は4州(ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ルハンシク)がロシアに併合されたことを考慮する必要がある」と主張。
<12月27日>
▽ゼレンスキー大統領、イタリアのメローニ首相と電話会談を行ったと発表。イタリア政府の全面的な支援に謝意を示したうえで、「イタリアはウクライナへの防空システム供与を検討している」と明らかにした。
▽ウクライナ軍、直近24時間で東部ドネツク州の6つの集落とルハンシク州の2つの集落に対するロシア軍の攻撃を撃退したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の攻撃が続いていると報告。南部ザポリージャ州のウクライナ当局も戦闘が激化していると報告した。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア国境近くで戦闘が激化していると報告。
▽プーチン大統領、ロシア産原油の取引価格に上限を設定する国への原油・石油製品の輸出を禁じる大統領令に署名。期間は来年2月1日~7月1日。
▽イタリア首相府、メローニ首相がゼレンスキー大統領と電話会談を行い、ウクライナに対する全面的な支援を再確認したと発表。
▽英国防省、東部ドネツク州バフムートとルハンシク州スバトベ周辺で戦闘が激化していると報告。両軍は互いにほとんど前進せず、膠着状態が続いているとした。
▽ロシア財務省、2023年の財政赤字が政府が想定するGDP比2%を上回る可能性があると発表。
▽ロシア外相、米国、NATOおよびウクライナはロシアを破壊するために戦場でロシア軍を負かすことを望んでいるという認識示す。
<12月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部の前線の状況は非常に厳しく、一致団結して対応に当たる必要があると訴えた。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアによるエネルギーインフラへの攻撃が続いており、900万人近くが電気を使えない状態にあると報告。
▽ゼレンスキー大統領、インドのモディ首相と電話会談を行い、和平実現に向けインド政府に協力を求めたと報告。
▽ロシア軍、南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地に接近したウクライナの無人機を撃墜し、その破片にあたり3人が死亡したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地でウクライナの無人機が撃墜された事件について、直接関与したとは認めなかったものの、基地への攻撃を歓迎した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が負傷したと報告。ミサイル攻撃の頻度は大幅に低下した。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍は前線で膨大な損失を被っており、南部ヘルソン州の部隊をルハンシク州に配備していると報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、直近24時間でロシア軍による砲撃を少なくとも33回確認したと報告。死傷者は出なかったという。
▽ロシア外相、ウクライナが和平案を受け入れなければ、戦争で問題を解決すると表明。ウクライナにロシアSが提示した条件を受け入れるよう迫った。
▽ウクライナ外務省、国連からロシアを追放するよう呼びかけ。
▽ロシア連邦保安局、ウクライナ側からロシア領内への侵入を試みた破壊工作員の一団を殺害したと発表。
<12月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で国民に団結呼びかける。
▽ウクライナ軍、全国を対象とする空襲警報を2度発表。東部ドンバス地方で被害が報告された。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍が工業地帯をミサイルで攻撃したものの、死者は出なかったと報告。
▽南部ヘルソン市当局、直近24時間のロシア軍による砲撃が100回を超えたと報告。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン市で地雷除去に当たっていた作業員3人が死亡したと発表。
▽プーチン大統領、テレビインタビューで、ロシアはウクライナ戦争に関わる全ての当事者と交渉する用意があると表明。ウクライナと西側が交渉に関与することを拒否していると主張した。
▽ロシアと中国の外相がオンライン会談。中国はウクライナ戦争について、公平な立場を維持すると表明した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍が東部ドネツク州バフムートを含む前線で攻撃を維持することに苦労していると報告。
▽首都キーウなどの教会でウクライナ正教会のクリスマスミサが行われた。
<12月24日>
▽開戦から10カ月。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でヘルソン市に対するミサイル攻撃を非難。国民に忍耐を呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、テレグラムの投稿で南部ヘルソン市がロシア軍の空爆を受け、数十人が死傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が南部ヘルソン市の住宅地を空爆し、民間人少なくとも10人が死亡、55人が負傷したと報告。18人が重体とのこと。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州バフムート周辺で激戦が続いていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の攻撃で2人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ東部ルガンスク人民共和国内でクリスマスイベント開催。
<12月23日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でアフリカ、中南米、アジア諸国に対する外交努力を強化する方針示す。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、18人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州クラマトルスクにあるウクライナ軍地方拠点がロシア軍のミサイル攻撃を受けたと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ軍当局、バフムート周辺で激戦が続き、ロシア軍が700発以上のロケットを夜通し発射したと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍のロケット、大砲、迫撃砲による攻撃が続いていると報告。ロシア軍はドニエプル川東岸に防衛線を構築している。
▽東部ハルキウ州政府、北東部の医療機関がロシア軍の攻撃を受け、民間人5人が負傷したと報告。
▽米政府、プーチン大統領がウクライナ侵攻を初めて戦争と呼んだことを受け、現実を認めてウクライナから軍を撤退させるよう呼びかけた。
▽ロシアの地方議会議員、プーチン大統領が特別軍事作戦を戦争と呼んだことについて、「侵攻に関する誤った情報を拡散した」として訴追するようソーシャルメディアで呼びかけた。ロシア政府はウクライナ侵攻を特別軍事作戦と表現し、誤った情報を取り締まる法律も施行している。
▽リトアニア政府、ウクライナ軍の技術者一行がドイツの榴弾砲の修理に関する訓練を終え、出国したと発表。
▽プーチン大統領、軍需産業が集積している西部トゥーラ州を訪問。ウクライナ侵攻に必要な兵器・装備などを迅速に供給するよう責任者に指示した。
▽韓国外務省、北朝鮮によるロシア民間軍事企業ワグネルへの軍需品供与を非難。米国がこの問題を国連安全理に提起するのを支持すると表明した。
▽ロシア外務省、ロシア軍が特別軍事作戦で目標を達成すれば、交渉で戦いを終結させることができると改めて主張。
<12月22日>
▽ゼレンスキー大統領、米国の帰途にポーランドを訪問。ドゥダ大統領と会談した。
▽米政府、北朝鮮がロシアの民間軍事企業ワグネルに武器を売却したと発表。歩兵用ロケット弾とミサイルを売却したという。
▽米政府、ロシア民間軍事企業ワグネルについて、ウクライナ領内で要員5万人を動員し、1万人が請負業者、4万人が受刑者で構成されると評価した。
▽プーチン大統領、ウクライナ侵攻の完全終結を目指すと表明。終結時期は早ければ早いほどよく、全ての武力紛争は外交交渉で終結すると述べた。
▽ロシア大統領府、ゼレンスキー大統領がワシントンD.C.を訪問したことについて、米国とウクライナはロシアの懸念に耳を傾けていないと主張。
▽ロシア国営宇宙企業ロスコスモスの前社長、ウクライナ東部ドネツク州で負傷し、治療を受けることになったと報告。
▽ロシア国防相、ウクライナの前線を視察したと発表。場所や時期は明らかにしていない。
▽南部ヘルソン州のロシア当局、ウクライナが設置した自動車爆弾による攻撃で当局者が死亡したと発表。
▽ドイツ外相、G7はウクライナの防空強化に向け、より緊密に連携すると表明。
▽G7財務相・中央銀行総裁会議開催。来年はウクライナ支援に最大320ドルを拠出すると確約した。
▽ロシア軍参謀本部、ウクライナの前線は安定しており、来年は東部ドンバス地方の解放を完了させることに集中すると発表。
▽EU、ウクライナのゼレンスキー大統領が来年2月3日にEU加盟27カ国の首脳と会談すると発表。対面式の首脳会議を開くとしたが、場所は未定。
<12月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談。
▽ゼレンスキー大統領、米連邦議会で演説。ウクライナへの支援に対し、「すべての米国民に感謝する」と謝意を表明した。
▽ゼレンスキー大統領、ホワイトハウスの共同記者会見で、米政府が広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」の供与を表明したことについて、ウクライナの防空を大幅に強化すると歓迎した。
▽米バイデン大統領、ウクライナへの追加軍事支援として、広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」を含む18億5000万ドル相当の兵器や装備などを供与すると発表。
▽米バイデン大統領、ウクライナは決して孤立しないと表明。米国はロシアの侵略に対抗し、必要な限りウクライナを支援すると宣言した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、17人が負傷したと報告。東部ドネツク州と南部地域で戦闘続く。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が各地にミサイルやロケット弾など、計61発を撃ち込んだと報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、郊外の集落で集団墓地を発見したと報告。10代の少女を含む7人の遺体を収容した。この集落は先月解放された。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の占領中に殺害された民間人の死者数が500人近くに達したと報告。
▽プーチン大統領、国防省の軍事会議で演説し、防衛力拡大の一環として、核兵器部隊の戦闘即応性を強化する方針を示した。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、国内の刑務所で服役中の女性を採用し、ウクライナに派遣すると発表。狙撃手や看護師として採用すると主張した。
▽ロシア国防相、軍の要員を150万人に増強し、兵役義務年齢を現行法の18~27歳から21~30歳に引き上げると提案。
▽ロシア大統領府、ウクライナへの兵器の追加供与は戦争を悪化させるという見方示す。
▽米政府、ロシア民間軍事企業ワグネルに対し、新たな技術輸出規制を課すと発表
▽独政府、米国に続いてウクライナに広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」を供与することに原則依存はないと表明。ただし、現時点で供与できるパトリオットはないという。
<12月20日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドネツク州バフムートの兵士から受け取ったサイン入りのウクライナ国旗を米国に届けると示唆した。
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州バフムートを視察。軍幹部と面会し、兵士を激励した。
▽米メディア、ゼレンスキー大統領が21日に米国を訪問し、米議会で演説する予定と報じた。バイデン大統領とも会談するとみられる。安全上の問題で中止される可能性あり。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が21日に来年の軍事目標を設定し、ウクライナ侵攻の進捗状況を評価する会議を開くと発表。
▽プーチン大統領、併合したウクライナ4州の状況について、「極めて困難な状況にある」という認識を示した。
▽米国防総省、ロシア国内でウクライナに攻勢をかけたいという考えと、攻勢をかける能力がロシア軍にあるのか疑問視するふたつの見方が出ているという見解を示した。
▽EU、イラン政府に対し、ロシアへの軍事支援とイラン国内の弾圧を直ちに停止すべきと警告。
▽英国防省、ロシアはイランからドローン数百機を調達する見返りに、イランに高度な軍事部品を提供する計画であると報告。
▽英国防相、ウクライナ侵攻でロシア兵約10万人が死亡、負傷、または逃亡したという認識示す。米軍も双方の死傷者をそれぞれ10万人と推定している。
<12月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ラトビアで開催された英・北欧諸国参加の合同遠征軍(JEF)会合でオンライン演説。戦争の早期終結に向け幅広い兵器・システムを供与するよう改めて要請した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、首都圏、中部および東部の11地域に対する攻撃により、一部地域で停電が発生したと報告。
▽ウクライナ政府、首都キーウがドローン攻撃を受けたと報告。23機の飛来を確認し、18機を撃墜したと説明した。ドローンはイラン製のシャヘドとしている。
▽キーウ市長、市中心部と西部で複数の爆発があったと報告。インフラ施設が被害を受けたものの、負傷者は確認されていないとした。
▽ロシア国防省、西部ベルゴロド州上空で米国製のミサイルを撃墜したと発表。ウクライナ軍は声明を出していない。
▽プーチン大統領、ベラルーシの首都ミンスクでルカシェンコ大統領と会談。
▽プーチン大統領、ウクライナの併合地における国境警備の強化を指示。大規模集会を規制し、住民の安全を確保するよう特殊部隊に命じた。
▽国連事務総長、ロシアとウクライナの和平交渉が近い将来実現するとは思っておらず、当面は軍事的対立が続くという見方示す。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム、ロシア軍が南部ザポリージャ原発の上空に自爆ドローンを飛ばし、原発の安全性をないがしろにしたと非難。
▽モルドバ政府、ロシア軍が来年、同国東部の沿ドニエストルとウクライナ南部を結ぶ陸路を構築するために新たな攻撃を仕掛ける可能性があると警告。ロシアは沿ドニエストルに兵士約1500人を配備している。
▽ロシア国防省、ベラルーシで行われた合同軍事演習の映像を公開。
<12月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、16日のロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃以来、900万人への電力供給を再開したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、ユダヤ教の休日「ハヌカ」を祝う声明を発表。
▽首都キーウでユダヤ教の休日「ハヌカ」の開始を祝う式典催される。イスラエル、米国、日本、ポーランドなどの大使が出席した。
▽ウクライナ国営送電網運営会社ウクレネルゴ、送電網の復旧作業を続けていると報告。気温がさらに低下した影響で電力消費量が増加しているとし、国民に節電を呼びかけた。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が中心部の住宅地を砲撃したと報告。民間人3人が負傷した。
▽東部ドネツク人民共和国当局、ウクライナ軍が医療機関を攻撃し、1人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド州政府、ウクライナ軍の砲撃で1人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナの前線に軍楽団や歌手を派遣し、兵士の士気高揚を図ると発表。
▽ベラルーシ国営メディア、19日にロシアのプーチン大統領がベラルーシを訪問し、ルカシェンコ大統領にウクライナへの派兵を迫る可能性があると報じた。
<12月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍によるエネルギーインフラ攻撃がもたらした大規模停電について、復旧作業が順調に進み、この24時間で約600万人に電気を届けることができたと報告。
▽キーウ市長、暖房は市内の全世帯の4分の3、電力はおよそ3分の2で使用可能になったと報告。
▽ロシア国防省、16日のミサイル攻撃について、「高精度兵器でウクライナの軍・エネルギー関連施設を攻撃した」と報告。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で36歳の男性が死亡したと報告。
▽中部ドニプロペトロウシク州政府、市内の集合住宅で1歳男児の遺体を収容したと報告。この住宅は16日の空爆で破壊された。
▽中部クリヴィー・リフ当局、16日の空爆による死者が4人に増加したと報告。少年の遺体を新たに発見した。
▽モルドバ規制当局、ウクライナ侵攻に関する誤った情報を拡散したとして、6つのテレビ局の放送ライセンスを取り消したと発表。すべてロシア寄りのメディアで、政府は決定を歓迎した。
▽ロシア外務省、EUの新たな対ロシア制裁を非難。
▽南部ザポリージャ州のロシア首長、ザポリージャ原発の使用済み核燃料貯蔵施設を防護する取り組みが始まったと報告。
<12月16日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が放ったミサイル76発のうち60発を撃墜したと報告。各地でエネルギーインフラへの攻撃相次ぐ。
▽ウクライナ大統領府、首都キーウを含む複数の都市がミサイル攻撃を受け、少なくとも3人が死亡、エネルギーインフラ9カ所が被害を受け、各地で緊急停電を余儀なくされたと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が首都キーウのエネルギーインフラを攻撃し、全域で断水が発生していると報告。
▽キーウ市長、市内の60%が停電、70%が断水していると報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の攻撃で停電が発生したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイル攻撃で停電が発生したと報告。負傷者はいなかったという。
▽ウクライナ国営送電網運営会社ウクレネルゴ、ロシア軍のミサイル攻撃で多くの電力設備が破壊され、電力供給の再開にはかなりの時間がかかると発表。
▽EU首脳、新たな対ロシア制裁を承認。約200の個人および組織・企業・団体を制裁リストに追加した。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領がインドのモディ首相と電話会談を行い、二国間の関係拡大に満足感を示したと発表。インドはロシア産原油の主要輸入国である。
▽ベラルーシ大統領府、ロシアのプーチン大統領が19日に同国を訪問し、ルカシェンコ大統領と会談すると発表。
▽スウェーデン衣料品大手H&M、ロシアおよびベラルーシに残っていた最後の店舗を閉鎖したと発表。これにより、両国での事業をすべて完了したと報告した。
▽ロシア中央銀行、主要政策金利を7.50%に据え置くと発表。
▽モルドバの国営電力会社、ウクライナの送電網が損傷したことで停電のリスクがさらに高まったと警告。
12月1日~15日(目次に戻る
<12月15日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、米国の広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」に言及。その供与は非常に重要であり、発表は国防相が行うことになると述べた。
▽ウクライナ政府、米国がウクライナにパトリオットを供与する方向で調整を進めていることについて、「パトリオット供与はウクライナだけでなく同盟国の安全保障にもかかわる重要な問題」という見方示す。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽ウクライナ国営送電網運営会社ウクレネルゴ、ロシア軍のエネルギーインフラ攻撃で電力が大幅に不足し、一部地域で緊急停電を行ったと発表。復旧作業はロシア軍の攻撃と悪天候の影響で思うように進んでいない。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。市全域が停電した。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国当局、ウクライナ軍の大規模攻撃で1人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽米軍、ドイツで行っているウクライナ軍兵士の訓練を拡大すると発表。米国はウクライナに広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」を供与する方向で調整を進めている。
▽国連人権理事会、ロシアによるウクライナへのインフラ攻撃は人道状況を劇的に悪化させ、さらに多くの避難民が発生する恐れがあると警告。
▽米国、新たな対ロシア制裁を発表。大富豪ウラジーミル・ポターニン氏および金融サービス部門を制裁リストに追加した。
▽EU大使、新たな対ロシア制裁に合意。首脳会議で協議後、発動する予定。
▽プーチン大統領、西側の制裁に対抗するために新たなパートナーとの貿易関係を拡大し、中国への天然ガス輸出強化も含まれると述べた。
▽ウクライナ政府、ロシア軍がベラルーシ領内で戦闘準備と訓練を続けていると指摘。ベラルーシ政府はウクライナ国境付近に部隊を展開している。
▽ロシア外務省、ロシアの少数民族がウクライナ侵攻で最も残虐な行為を働いているとフランシスコ教皇が発言したことについて、バチカン政府から公式謝罪を受けたと報告。
<12月14日>
▽ゼレンスキー大統領、EUの最高人権賞「サフラン賞」の授賞式にオンラインで出席。ロシア指導部の戦争犯罪を裁く国際法廷の迅速な設置に協力するよう呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、首都キーウにイラン製自爆ドローン13機が飛来し、すべて撃墜したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が中部と南東部の10地域を攻撃し、高層マンションや医療機関が被害を受けたと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が一時的に占領した地域で子供が拷問を受けた証拠を発見したと報告。子供用の拷問部屋が見つかったという。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が市内の8つの町・村を砲撃したと報告。
▽キーウ当局、イラン製自爆ドローン13機を撃墜した際に政府庁舎や住宅に破片が落下し被害が出たものの、負傷者は確認されていないと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシアと捕虜交換を行い、ウクライナ兵64人と米国市民1人が解放されたと発表。
▽ロシア大統領府、ウクライナ側からクリスマスや新年の休暇期間中の停戦要請は受けておらず、議論もしていないと報告。
▽ロシア大統領府、米国がウクライナに広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」を供与した場合、それはロシア軍の攻撃目標になるという見方示す。
▽EUとASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳がブリュッセルで初の会合開く。経済関係の深化とウクライナの独立および領土の一体性を尊重することで一致した。ミャンマーは出席していない。
▽ウクライナ最高会議、EU加盟交渉開始に向けEU当局が求めていた法案をすべて可決したと発表。
▽国際原子力機関、ウクライナの原子力発電所に安全とセキュリティの専門家を配置すると報告。南部ザポリージャ原発はロシア軍の支配下に。その他の3原発はウクライナの管理下に置かれている。
<12月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ向けの越冬緊急支援を協議する会合でオンライン演説。市民約1200万人が厳しい寒さの中、暖房を使えずにいると述べた。
▽ゼレンスキー大統領、NZ議会でオンライン演説。ウクライナ領17万4000㎢が地雷と不発弾で汚染されていると述べ、NZ政府に地雷・不発弾処理への長期支援を要請した。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州の10地域でロシア軍を撃退したと報告。バフムートなどで激戦が続いているとみられる。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン市やザポリージャ州でも戦闘が激化していると報告。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、ロシア軍の攻撃で損傷した送電線の復旧作業を進めているが、悪天候の影響で思うように進んでいないと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍がインフラ攻撃を続ければ、同国の今年の経済成長率はマイナス50%に達するという見方示す。
▽米政府、ウクライナへの軍事支援として広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」を供与する方向で最終調整に入る。提供されるパトリオットの種類、射程距離、台数は明らかになっていない。
▽ウクライナ向けの越冬緊急支援を協議する会合、パリで開催。約70カ国および機関が10億ユーロを緊急的に支援することで一致した。
▽ベラルーシ国防省、大規模即応軍事演習を開始したと発表。ベラルーシはウクライナ国境付近に部隊を展開しているが、ウクライナへの派兵は否定している。
▽ロシア大統領府、ウクライナのゼレンスキー大統領が提案した和平案を却下。ウクライナは現実を受け入れる必要があると主張した。
▽ハンガリー政府、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟批准手続きを来年2月20日に開始すると発表。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国当局、一部の地域で部隊の前進が困難になっていると報告。ウクライナ軍に押されていると示唆した。
▽英国防省、ロシア軍はドネツク州のウクライナ領への侵攻を計画している可能性が高いと指摘。
▽イギリス政府、ウクライナへのインフラ攻撃に関連する新たな対ロシア制裁を発表。ロシア軍の高官を含む12人を制裁リストに追加した。
<12月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍はウクライナを空爆する計画を放棄しておらず、ウクライナからエネルギーインフラを奪うことが最後の「頼みの綱」になっていると指摘。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の攻撃で損傷したエネルギーインフラと暖房システムの復旧に緊急的に10億ドルの支援が必要と報告。同盟国に支援を要請した。
▽ウクライナ軍、東部ルハンシク州にあるロシア民間軍事企業ワグネルの本部(ホテル)を攻撃したと報告。同州知事も11日に明らかにしていた。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも2人が死亡、10人が負傷したと報告。バフムート周辺で戦闘が続いている模様。
▽南部ヘルソン州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃が民家を直撃し、少なくとも2人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、G7首脳オンライン会合でガスと兵器の追加供与を要請。
▽G7首脳がオンラインで会合。ゼレンスキー大統領も参加した。G7首脳は共同声明で、「ウクライナの防空システムの能力向上に焦点を当てる」と述べた。
▽米政府、ロシア軍はウクライナ侵攻で使用する弾薬やロケット弾を調達できなくなり、来年初めには信頼性の低い古い弾薬に切り替える可能性が高いという見方示す。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領の年末マラソン記者会見を行わないと発表。
▽オランダ外相、ロシア軍のウクライナ侵攻に関する罪を問う国際法廷が設置される場合、開催場所を提供すると表明。
▽EU、来年のウクライナ向け財政支援や最低法人税率導入などをめぐり、最後まで反対していたハンガリーと合意に達したと発表。ウクライナ支援予算は180億ユーロ。
▽ポーランド大統領、ウクライナ難民を保護する取り組みを強化する必要があると表明。ポーランドはウクライナの市民約300万人を受け入れている。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ南部ヘルソン州の親ロシア首長が暗殺未遂で軽傷を負ったと報じた。
<12月11日>
▽ゼレンスキー大統領、バイデン米大統領と電話会談を行い、前例のない支援に謝意を示したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍の攻撃を受けた南部オデーサ州などの電力復旧作業が続いていると報告。南部地域の150万人以上が停電の影響を受けている。
▽南部ヘルソン市当局、先月のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも41人が死亡、96人が入院したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、バフムート周辺で激戦が続いているとテレグラムに投稿。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ウクライナ軍が市内にあるロシア民間軍事企業ワグネルの本部を攻撃したと報告。
▽トルコ大統領府、エルドアン大統領がウクライナ南部の穀物輸出合意に関し、ロシアとウクライナの両首脳と個別に電話会談を行ったと発表。
▽ゼレンスキー大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談を行ったとツイッターに投稿。穀物輸出の拡大などについて協議した。
<12月10日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍のエネルギーインフラに対する攻撃により、南部オデーサ州とその周辺地域で大規模停電が発生したと報告。150万人以上が停電の影響を受けていると説明した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシアがイラン製ドローンを使ってエネルギー施設2カ所を攻撃し、オデーサ州の広い範囲で停電が発生したと報告。
▽ウクライナ軍司令部、ロシア軍は南部オデーサ州とミコライウ州にドローン15機を送ったが、このうち10機の撃墜に成功したと報告。
▽南部オデーサ州政府、市内で発生した大規模停電について、復旧には2~3カ月ほどかかる可能性があると警告。余力のある住民に避難を呼びかけた。
▽国営送電網運営会社ウクレネルゴ、ロシア軍が10日早朝に主要な送電線と変電設備を攻撃したと報告。
▽ノルウェーの首都オスロでノーベル平和賞授賞式執り行われる。ベラルーシの人権活動家ビアリアツキー氏、ロシアの人権団体「メモリアル」、ウクライナの人権団体「市民自由センター」が受賞した。
▽英国防省、ロシアは弾道ミサイルの購入を念頭に置き、イランへの軍事・技術支援を今後数カ月で強化する可能性があるという見方示す。
<12月9日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、東部と南部で激戦が続いていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍がバフムートに対する攻勢を強めていると報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ウクライナ軍がロシア軍の2つの拠点に攻撃を仕掛けていると報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも8人が負傷し、市内の小児病院と遺体安置所が攻撃を受けたと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ知事、ロシア軍がドニエプル川東岸のウクライナ拠点を砲撃したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、イギリスのスナク首相と電話会談。ロシアの不誠実な要求に応じないことなどで一致した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃が続いていることについて、電力システムは安定しつつあるものの、冬の間は電力不足が続くという見解示す。
▽米バイデン大統領、ウクライナに対する2億7500ドルの追加軍事支援を承認。高軌道ロケット砲システム「ハイマース」のロケット弾他。これで米国の対ウクライナ支援は193億ドルに達した。
▽ロシアで収監されていたWNBAのグライナー選手が帰国。
▽囚人取引でロシアに帰国したビクトル・ボウト元受刑者、国営メディアのインタビューで、「西側はロシアを破壊しようとしている」と主張。
▽英外務省、ロシアはイランから弾道ミサイルなどの兵器を入手するために、イランに過去に類を見ない規模の軍事・技術支援を提供していると報告。
▽ロシア裁判所、軍に関する偽情報を流したとして、野党政治家のイリヤ・ヤシン氏に懲役8年半の実刑判決を言い渡した。
▽米国防長官、ロシアが核兵器を拡大し、近代化していると報告。
▽プーチン大統領、ロシアは将来的にはウクライナに関する何らかの協定を結ぶ必要があるという認識示す。
▽プーチン大統領、世界制覇を目指す米欧の欲望が紛争のリスクを高めていると主張。
▽仏石油大手トタルエナジーズ、ロシアの天然ガス大手ノバテックの事業から撤退し、第4四半期に約37億ドルの評価損を計上すると発表。
▽米国、ロシアと中国に対する新たな制裁を発表する予定。
▽NATO事務総長、ノルウェーメディアのインタビューで「ウクライナ侵攻が制御不能状態に陥り、ロシアとNATOの戦争に発展する可能性がある」と警告。
<12月8日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも11人が死亡した報告。東部ドネツク州バフムート周辺で激戦が続いている。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ザポリージャ原発の構内にロケット発射装置を設置したと報告。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍がザポリージャ原発の原子炉近くに兵器を配備したと報告。
▽米国、ウクライナへの追加軍事支援を準備中。2億7500万ドル規模で、対無人機用の防空装備が含まれる予定。
▽プーチン大統領、ウクライナ侵攻に参加した兵士たちと面会。西側のメディアと国連を批判し、ウクライナを解放するという目標を必ず達成すると誓った。
▽ロシア大統領府、ウクライナ南部クリミア半島の都市近郊で無人機が撃墜されたことを受け、ウクライナ軍がクリミアを攻撃するリスクがあると認めた。
▽ロシア大統領府、併合を宣言したウクライナ東部・南部4州の一部から部隊を撤退させたことについて、「目標は変わっておらず、4州の全地域を完全掌握する」と主張。
▽ロシア大統領府、米WNBAのグライナー受刑者と米国で服役中の武器商人ビクトル・ボウト受刑者の囚人交換が成立したと発表。
▽米バイデン大統領、ロシアで刑に服していたWNBAのグライナー選手が帰国の途に就いたと発表。
▽赤十字国際委員会、ウクライナおよびロシアの捕虜と面会し、物資を届けたり、家族に消息を伝えたりしたと報告。
▽ウクライナ国立銀行(中銀)、主要政策金利25%に据え置く。
▽フィンランド政府、NATO加盟に向け、トルコに対する武器禁輸制裁の解除を検討すると発表。
▽米国務長官、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟批准について、トルコをめぐる問題は解決に向かっており、両国の加盟申請は近く批准されるという見通し示す。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部ザポリージャ原発とその周辺に非武装地帯を設ける主な目的は「ウクライナ軍による砲撃を止めること」と主張。
▽ロシア軍、ベラルーシの軍事演習に参加中と報告。ベラルーシはウクライナ国境付近に部隊を展開している。
<12月7日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍がヘルソン市内に設置した地雷が爆発し、警察官4人が死亡したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が東部と南部の9地域を攻撃し、イラン製自爆ドローンの使用も再開したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃が住宅地を直撃し、民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽キーウ市長、ロイター通信のインタビューで水と電力インフラが壊滅的な被害を受け、ハリウッド映画で描かれるような終末シナリオに直面する可能性があると警告。
▽ウクライナ国営送電網運営会社ウクレネルゴ、ロシア軍が同社の送電網に1000発以上のミサイルおよびロケット弾を撃ち込み、大きな被害が出ていると報告。
▽プーチン大統領、核兵器を使用するのは敵の攻撃に対応する場合のみと言明。先制核使用はないと強調した。
▽ロシア西部のウクライナ国境に面するクルスク州とベルゴロド州が防衛線を強化。ウクライナのドローン攻撃を想定。
▽ロシア当局、南部ロストフ州で民間軍事企業「ワグネル」の兵士が警察官を銃撃し、逮捕されたと発表。
▽国連人権事務所、ロシア軍がウクライナ侵攻初期に民間人少なくとも441人を殺害したとする報告書を公表。
▽米タイム氏、パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)にゼレンスキー大統領を選出。昨年はテスラ社のマスクCEOだった。
▽欧州委員会、約200のロシアの個人および団体を制裁リストに追加するようEU加盟国に提案。
▽米政府、ロシア領内の空軍基地で爆発が相次いだことを受け、ウクライナとロシアの戦闘が激化する可能性に懸念を示す一方、米国はウクライナの主権を尊重すると言明。
▽ベラルーシ国営メディア、同国軍の部隊および装備を移動させると報じた。ベラルーシ政府はウクライナ国境付近の警備を強化している。
▽ロシアの農業市場調査会社ソベコン、ロシアの2022年7月ー23年6月の小麦輸出量が4390万トンになるという見通し示す。
▽ウクライナ外相、同盟国の在ウクライナ大使館や領事館に30以上の「疑わしい小包」が届いたと報告。負傷者は報告されていない。
<12月6日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州スラビャンスクを視察。兵士を激励した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人数人が死傷したと報告。各地で停電が続いている。
▽ウクライナ軍、イラン製自爆ドローンによる攻撃をこの数日確認していないと報告。前線部隊はロシアのミサイルを効果的に撃墜しているとした。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア国境近くの集落にミサイルと砲弾が80発以上撃ち込まれたと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍の大規模攻撃が続いていると報告。
▽ウクライナ政府、国内の播種面積が予想以上に減少し、2023/24年シーズンの冬季穀物輸出が減少する可能性が高いと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が国内の飛行場2カ所に対しドローン空爆を試みたと発表。ウクライナはこの主張に関する声明を出していない。
▽ロシアのクルスク州知事、同州内の飛行場が無人機による攻撃を受けたと発表。ウクライナはこの主張に関する声明を出していない。
▽米国務省、米国はウクライナにロシア領内への攻撃を奨励したり、可能にしたりしていないと主張。ウクライナには自衛に必要な兵器を供与しているという方針を改めて示した。
▽米国務省、ウクライナ侵攻の終結にはロシア軍の完全撤退が必要不可欠であり、それが和平実現に向けた近道であるという認識示す。
▽米露、ウクライナの和平交渉に興味がないとお互いを非難。
▽欧州委員会、新たな対ロシア制裁として、ロシアの鉱業部門への新規投資の禁止を検討中。
▽英国防省、ロシア領内の空軍基地がドローン攻撃を受けたことについて、ロシア軍は戦力を分散する可能性が高いと指摘。
▽ドネツク人民共和国首長、ウクライナ軍のミサイル攻撃で6人が死亡したと報告。
<12月5日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、国民に忍耐と団結を呼びかけ、力を合わせて厳しい冬を乗り切るよう求めた。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が大規模ミサイル攻撃を仕掛けてきたものの、ミサイル70発中60発以上を撃墜したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が各地をミサイルで攻撃し、少なくとも4人が死亡したと発表。各地で停電が発生した。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、各地で送電線などの復旧作業を続けていると報告。以前の大規模攻撃に比べると被害は少ないという。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイル攻撃で民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍の指令所やエネルギー関連施設などに対する大規模攻撃を実施したと発表。
▽ロシア国防省、ウクライナの無人機がロシア南西部の飛行場を攻撃し、兵士3人が死亡、4人が負傷したと報告。ウクライナ政府はこの主張に関する声明を出していない。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋を視察。
▽ロシア大統領府、G7とEUによるロシア産石油の価格に上限を設定する制裁について、ウクライナ侵攻に影響を与えることはないという見解示す。
▽米政府、ロシア軍によるウクライナ全土へのミサイル攻撃を非難。
▽ロシア外相、NATOはロシアの最大の脅威であり、壊滅的な結果を引き起こす核保有国による衝突を招く可能性があると警告。米国を強くけん制した。
▽国際刑事裁判所(ICC)、ウクライナにおけるロシアの戦争犯罪を捜査・起訴する特別法廷を創設するというEUの提案を批判。戦争犯罪はICCの法廷で効果的に審議できるとした。
<12月4日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が住宅地を攻撃し、民家数戸を巻き込む火災が発生したと報告。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州バフムート近郊で戦闘が続いていると報告。
▽米国家情報長官、ウクライナにおける戦闘のスピードは減速しており、ウクライナ軍がより有利に見えるという見方示す。
▽OPECプラス、オンライン会合で日量200万バレルの大幅減産を維持することで合意。
▽英国防省、ロシア国内におけるウクライナ侵攻の支持率が低下している兆候がみられると報告。
▽ロシア大統領府、西側の石油価格上限設定について、「生産量をいくらか減らすことになっても、同盟国に石油を供給し続ける」と表明。
<12月3日>
▽ゼレンスキー大統領、G7・EUのロシア産石油の価格に上限(1バレル60ドル)を設ける制裁を弱いと批判。上限を30ドルに引き下げるよう求めた。
▽ウクライナ軍、直近24時間のロシア軍によるインフラ攻撃で複数の被害が出たと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃が各地で相次ぎ、送電鉄塔などのインフラに被害が出たと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽ロシア大統領府、G7とEUのロシア産石油の価格に上限を設ける制裁を受け入れないと表明。それに関与した国への原油輸出を停止すると改めて警告した。
▽ロシア国防相、ベラルーシの首都ミンスクでルカシェンコ大統領と会談。ベラルーシはウクライナ国境の警備を強化しているが、侵攻には参加していない。
<12月2日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、6人が負傷したと報告。東部ドネツク州バフムート近郊で激戦が続いている模様。
▽G7、ロシア産石油価格の上限を1バレル60ドルに設定し、市場価格を5%下回る水準に維持するための仕組みも設けることで正式合意。
▽EU、ロシア産石油価格の上限を1バレル60ドルに設定し、市場価格を5%下回る水準に維持するための仕組みも設けることで正式合意。
▽ウクライナ外務省、EUのウクライナ大使館宛てに動物の目などを入れた小包が相次いで送りつけられたと報告。周到に計画されたテロと非難した。
▽ドイツのショルツ首相とロシアのプーチン大統領が電話会談。ショルツ氏はウクライナ侵攻の終結に向け、外交的解決を模索するようプーチン氏に求めた。
▽南部ヘルソン州のロシア当局、ドニエプル川東岸の市民の移住を拡大する取り組みの一環として、移動困難者の避難を開始すると発表。この地域では激戦が繰り広げられているとみられる。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領は紛争解決を目指す協議に前向きだが、ウクライナ領におけるロシアの4州併合を認めない米国が妨げになっていると主張。
<12月1日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、6人が負傷したと報告。
▽キーウ市長、一部地域で停電が続いていることについて、可能であれば他の安全な地域に避難するよう市民に呼びかけた。
▽南部ヘルソン市内で停電発生。ロシア軍の攻撃続く。市内の3分の1が停電したと伝えられている。
▽ウクライナ軍、ロシアは核弾頭が搭載可能な巡航ミサイルをダミーの弾頭を搭載した状態で発射し、ウクライナ西部でその破片を発見したと報告。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州バフムートで戦闘が続いていると報告。
▽G7高官、ロシア産石油価格の上限を1バレル60ドルに設定し、市場価格を5%下回る水準に維持するための仕組みも設ける方針で合意する見通しと明らかにした。
▽EU高官、ロシア産石油価格の上限を1バレル60ドルに設定し、市場価格を5%下回る水準に維持するための仕組みも設ける方針で合意。
▽米仏首脳、ウクライナへの支援継続とロシアに和平を迫るために協力することで一致。
▽米バイデン大統領、ロシアのプーチン大統領とすぐに協議する予定はないが、ロシアが戦争終結に関心を示せば、NATOと協議したうえで協議に応じる用意があると表明。
▽ロシア大統領府、EUが提案したロシアの戦争犯罪を裁く専門裁判所(国際法廷)の設置について、正当性がなく受け入れないと表明。
▽ロシア外相、フランシスコ教皇がウクライナ侵攻で最も残虐なのはロシアの少数民族部隊と発言したことについて、非キリスト教的と批判。
▽ロシア外相、米国とNATOはウクライナに支援を提供することで戦争に直接参戦していると主張。
▽欧州議会のミシェル議長、中国の習近平 国家主席と会談。ウクライナ侵攻を続けるロシアに影響力をもたらすよう要請した。
▽ウクライナとロシアが捕虜交換。それぞれ50人ずつ解放した。
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<11月30日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、電力網とインターネット通信の問題を解決する新たな策を準備していると報告。
▽ゼレンスキー大統領、米NYタイムズ紙の会合にオンラインで参加。プーチン大統領は核兵器の使用を考えていないと述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、21人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍がエネルギーインフラへの新たな大規模攻撃を準備している兆候があると報告。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、全国の停電世帯数が27%まで低下したと報告。
▽チェチェン共和国首長、ローマ教皇はプロパガンダの餌食になったと主張。
▽在スペイン・ウクライナ大使館で封筒爆発。大使館職員1人が軽傷を負うも命に別状なし。警察が捜査を進めている。
▽独ショルツ首相、ロシアがウクライナで勝利することはないという見解示す。
▽EUの執行機関である欧州委員会、対ロシア制裁に基づき凍結されたロシアの資金を運用して得た収益をウクライナ支援に充てる計画を発表。
▽米NSC、ロシア軍はウクライナの民間インフラに対する攻撃を中止または減速させる兆候を見せておらず、軍事活動自体は縮小するかもしれないが、冬季も続くと指摘。
▽ロシア国防相、ウクライナにおける特別軍事作戦で新型の高度な兵器システムを使用すべきと発言。
▽ロシア外相、核兵器保有国の軍事対立を避けることが重要であり、通常兵器のみを使用するような事態も避けなければならないという見方示す。
▽ウクライナ外相、ドイツ政府に地上配備型迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を供与するよう要請。ドイツはポーランドにこれを配備すると申し出たが、ポーランドはロシア軍の空爆に直面しているウクライナに配備すべきと提案している。
▽ロシア外務省、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟はこの地域の緊張を著しく高める可能性があると警告。
▽米国務長官、NATO外相会合でロシア軍の民間インフラ攻撃を非難。それを攻撃してもウクライナを支援する西側の結束は揺るがないと強調した。
▽EUの執行機関である欧州委員会、ロシアがウクライナで犯した戦争犯罪の可能性を調査・起訴するため、国連の支援を受けて専門裁判所(国際法廷)の設立を目指すと発表。
<11月29日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が東部ドンバス地域とハルキウ州に前進を試み、前線は困難な状況にあると報告。東部ドネツク州とルハンシク州では数カ月にわたって激戦が続いているとみられる。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が南部と東部の7地域に対するミサイル、自爆ドローン、重砲による攻撃を続けていると報告。
▽キーウ市長、市内の一部地域で停電と断水が続いていると報告。政府はキーウを含む各地に暖房完備の避難所を数百カ所設置している。
▽米バイデン大統領、ホワイトハウスで共和・民主党の指導部と会談。ウクライナ支援とコロナ対策の資金確保が優先事項になると表明した。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、ロシアの刑務所で採用したザンビア出身の学生がウクライナで戦死したと認める。
▽米国防総省、NATO加盟目指すフィンランドに2億3000万ドル相当の兵器を売却すると発表。
▽米国務省、ウクライナの電力網復旧支援として5300万ドルを提供すると発表。
▽米軍幹部、ロシア軍はウクライナの防空装備の在庫を枯渇させるために、核弾頭を搭載できる巡航ミサイルを、弾頭を外した状態でウクライナに打ち込んでいると指摘。
▽露メドベージェフ前大統領、NATOに対し、ウクライナに地上配備型迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を供与しないよう警告。
▽ルーマニアの首都ブカレストでNATO外相会合始まる。初日の声明で、ウクライナへの支援強化やエネルギーインフラ復旧に向けた援助を提供すると表明した。
▽NATO事務総長、ウクリアナ支援を縮小することはなく、加盟国と協力して必要な支援を提供し続けると表明。
▽G7法相、ウクライナにおけるロシアの残虐行為を告発する取り組みの一環として、戦争犯罪調査を調整するネットワークを創設すると発表。
▽ロシア外務省、核軍縮の枠組みである新戦略兵器削減条約(新START)に関する米国との協議について、中止以外の選択肢はないという見方を示した。
▽カザフスタン政府、ロシア政府の部分動員令発令以来、ロシア人約40万人が入国したと報告。その大半が徴兵を避けるために入国した成人男性とみられる。
<11月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が過去1週間で南部ヘルソン州の30の集落を258回砲撃したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、11人が負傷したと報告。東部ドネツク州バフムート近辺で激戦が続いている模様。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、多くの地域で停電と断水が続いていると報告。
▽ウクライナ政府、ロシアのミサイル攻撃で破壊されたエネルギーインフラの復旧が進まず、全国各地で緊急停電を余儀なくされていると報告。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、首都キーウの電力需給が高まっていると報告。市民に節電を呼び掛けた。
▽ウクライナ国営ガス会社ナフトガス、米国際開発庁(USAID)に対し、天然ガスを追加供給するよう支援要請。
▽キーウ市長、ロシア軍のインフラ攻撃が続くようであれば、市内の住民の一部に避難を求める可能性があると警告。
▽EU加盟国の代表、ロシア産石油の価格上限設定で合意に至らず。
▽NATO事務総長、ロシア軍はウクライナのエネルギーインフラに対する攻撃を継続する可能性が高いと指摘。
▽ロシア大統領府、ウクライナ南部ザポリージャ原発からロシア軍が撤退の兆候を見せているというウクライナ側の観測を否定。
▽ロシア、新戦略兵器削減条約(新START)に関する米国との協議を延期すると発表。
▽米国防総省、ロケットに取り付けられた安価な小型精密爆弾をウクライナに供給するというボーイングの提案を検討中。
▽ウクライナ大統領夫人、性的暴力の防止に関する国際会議(ロンドン)に出席。スナク英首相夫人と会談した。
<11月27日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が新たなミサイル攻撃を仕掛けてくることは間違いないとし、軍と市民が協力して準備を進める必要があると述べた。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、ロシア軍が南部ザポリージャ原発から撤退する準備を進めている兆候がみられると報告。
▽キーウ市長、市内の大規模停電とその復旧作業に政府高官が不満を表明したことについて、「団結して問題に対処する必要がある」と指摘した。
▽ウクライナ検事総長、英BBCニュースのインタビューで、ロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃は「ジェノサイド(大量虐殺)」に等しいと非難。国際社会に支援を呼びかけた。
▽南部ヘルソン市当局、今月初めにロシア軍が撤退して以来、民間人少なくとも32人が殺害されたと報告。
▽中部ドニプロペトロウシク州政府、住宅地がロシア軍の砲撃を受け、民間人少なくとも1人が死亡、13人が負傷したと報告。
<11月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部の港からの穀物輸出が続いていると報告。貨物船60隻が食料危機に苦しむ国のために穀物を用意していると説明した。
▽キーウ市長、市内の停電復旧作業が24時間体制で進み、全世帯の90%以上が通電したと報告。水道もほぼ復旧した。
▽シュミハリ首相、イエメン、スーダン、ケニア、ナイジェリアなどの食料危機が進む国のために9億フリヴニャ相当のトウモロコシを割り当てたと報告。
▽南部ヘルソン市当局、住民の避難が本格化していると報告。
▽国境なき医師団、ウクライナ南部ヘルソン市にある精神病院の患者約400人の避難を進めていると報告。
▽多くのロシア人ブロガーが戦況に懸念表明。あるブロガーは「戦医が圧倒的に不足している」と主張した。
▽ベルギー首相がキーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談した。
▽独ショルツ首相、300万人以上が死亡したウクライナの「ホロドモール(スターリン飢饉)」から90年を迎えた式典でロシアを非難。
<11月25日>
▽南部ヘルソン市当局、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも10人が死亡、54人が負傷したと報告。
▽キーウ市長、市内の約半数の世帯で停電が続いていると報告。
▽プーチン大統領、ウクライナ従軍兵の家族と面会。侵攻で家族を失った人々の痛みを共有していると述べた。
▽イギリス外相がキーウ訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、救急車の供与や性暴力の被害者支援など、新たな支援策を発表した。
▽NATO事務総長、ポーランドがドイツに地上配備型迎撃ミサイルシステム「パトリオット」をウクライナに供与するよう要請したことについて、送るか否かはドイツ次第という認識を示した。米国はウクライナにパトリオットを供与している。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、電力設備の復旧作業を急いでいると報告。ロシア軍のミサイル攻撃による電力網の被害は「困難な時期を過ぎた」と評価した。
▽欧州委員会、ウクライナの電力と暖房供給の復旧に向けた支援を強化すると発表。リトアニアから中型変圧器200台と大型自動変圧器、ラトビアから中型自動変圧器、ルーマニアから大型発電機40台を送るとした。
▽IAEA、ウクライナ国内の4原発と外部電源(送電線)が再接続されたと報告。
▽国連、10月以降のウクライナのインフラに対する空爆で民間人少なくとも77人の死亡を確認し、数百万人が苦境に立たされていると警告。
<11月24日>
▽ゼレンスキー大統領、英メディアのインタビューで、ロシア軍に占領されたウクライナの全領土を奪還するという決意はエネルギーインフラを破壊されても決して揺らがず、ロシアが完全撤退しない限り、戦争の永続的な解決はないと改めて表明。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽ウクライナ国営電力会社ウクエネルゴ、国内電力需要の50%しか満たすことができず、完全復旧の目途は立っていないと報告。各地で停電が続いているものの、キーウの電力は一部回復し、水道も復旧しつつある。
▽キーウ市長、市内の70%が停電していると報告。電力設備の復旧作業進む。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍のミサイル攻撃で市民少なくとも4人が死亡したと報告。
▽ポーランド政府、ドイツに対し、ポーランド領内に配備予定の地上配備型迎撃ミサイルシステム「パトリオット」をウクライナに提供するよう要請
▽ハンガリー政府、ウクライナに1億8700万ユーロの財政支援を行うと発表した。
▽ロシア国防省、ウクライナの首都キーウにミサイル攻撃は行っておらず、キーウに対する攻撃は外国やウクライナの防空システムによるものと主張。
▽ロシア政府、強制併合したウクライナ4州の住民に対し、ロシアのパスポートを8万冊以上発給したと発表。
▽ロシア下院、LGBTQ+(性的少数者)に関する情報の発信を制限する法案を全会一致で可決。
▽国際行方不明者機関、ウクライナ侵攻の行方不明者は確認できているだけで1万5000人を超え、それよりはるかに多くの市民が行方不明になっていると報告。
▽ハンガリー首相、来年初めにスウェーデンとフィンランドのNATO加盟を批准すると発表。
▽ウクライナとロシアが捕虜交換。それぞれ50人を引き渡した。
<11月23日>
▽ゼレンスキー大統領、国連安保理の緊急会合でオンライン演説。ロシア軍による送電網への空爆を「人道に対する罪」と糾弾した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が首都キーウを含む複数の地域のエネルギーインフラを攻撃し、少なくとも6人が死亡したと報告。隣国モルドバでも停電が発生した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が全土の標的に向けミサイル70発を発射し、自爆ドローンも使用したと報告。停電地域が拡大したとみられる。
▽ウクライナ政府、南部と東部の医療施設がロシア軍の攻撃を受け、新生児1人と市民2人が死亡したと報告。ロシアを非難した。
▽キーウ市長、ロシア軍のミサイル攻撃で17歳の少女を含む少なくとも3人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が民家と医療施設を攻撃し、市民2人が死亡したと報告。
▽欧州議会、ロシアを「テロ支援国家」に認定する決議を採択。EU加盟国にも同様の措置を取るよう促した。この決議に法的拘束力はない。
▽米国防長官、ロシア軍の砲弾が著しく不足しており、ウクライナでの軍事作戦に支障をきたしていると報告。
▽モルドバ政府、ウクライナが同国への天然ガス供給を妨害しているというロシアの主張を否定。
▽NATO、ルーマニアでミサイル防衛システムを試験する軍事演習実施。
▽米国務省、対ウクライナ追加軍事支援4億ドルを承認。
▽カザフスタン大統領、ウクライナ侵攻の終結と和平を改めて呼びかけ。カザフはロシア政府の予備役動員に反対する市民数十万人を受け入れ、ウクライナ侵攻を非難している。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍の攻撃で3つの原発が外部の送電網から切り離れたと報告。放射線レベルに変化はないとした。
<11月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、電気、インターネット、水、暖房などを備える避難所を各地に設置すると発表。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシアは電力設備などのエネルギーインフラを攻撃することで寒さを「大量破壊兵器」として利用しようとしている非難。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも8人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、150以上の地域が緊急停電の対象になったと報告。ロシアのインフラ攻撃続く。
▽ウクライナ軍、南部ミコライフ州郊外のロシア軍拠点を攻撃をしていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、バフムート周辺で激戦が続いていると報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ウクライナ市民向けの配給所にロシア軍の砲弾が着弾し、1人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ保安局、ロシア諜報機関とのつながりがあるとして、首都キーウにあるキーウ洞窟大修道院を家宅捜索。この修道院はユネスコ世界遺産に登録され、ウクライナ正教会に属している。
▽独首相、ウクライナ情勢のエスカレーションに備える必要があると警告。
▽米財務省、数週間以内にウクライナ向け財政支援45億ドルの拠出を開始すると発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が南部ミコライフ州郊外のロシア軍拠点を攻撃していることについて、この地域を奪還できればウクライナ軍はドニエプル川東岸に攻め込みやすくなると指摘。
▽ウクライナ政府、領内で収容したロシア兵33人の遺体をロシアに返還。
<11月21日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ザポリージャ原発とその周辺で爆発が相次いだことを受け、NATOに同原発をロシアの破壊工作から保護することを保証するよう求めた。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃が続いていることを受け、首都キーウや南部オデーサ州などの住民に節電を呼びかけた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州バフムート近郊で激戦続く。ロシア支配地域の製油所で火災が発生した。
▽東部ルハンシク州のウクライナ当局、自軍がロシア支配地域に向け前進していると報告。ロシア軍は防衛線を構築しているものとみられる。
▽ウクライナ政府、計画停電や予告なしの停電は少なくとも来年3月まで続くと警告。電力供給が比較的安定している地域に高齢者や子供連れの母親などを退避させる可能性があるとした。
▽ウクライナ政府、南部ヘルソン市内でロシア軍が使用していた拷問施設が4カ所見つかったと報告。
▽ドイツ政府、ポーランドに地上配備型迎撃ミサイルシステム「パトリオット」を配備することで合意したと発表。戦闘機による防空強化を支援することでも合意した。
▽ロシア大統領府、ウクライナ国内で投降したロシア兵が処刑されたように見える怪しげな動画がインターネット上で拡散したことについて、加害者に裁きを与えると表明。ウクライナは関与を否定している。
▽米政府、ウクライナ軍が投降したロシア兵を処刑したように見える動画が拡散したことについて、調査を注視し、戦争犯罪を犯した者は全員責任を問われると指摘した。
▽NATO事務総長、加盟国に求めている国防費の目標を現在のGDP2%から引き上げる可能性があると発表。
▽WHO、ウクライナの市民数百万人がこの冬、深刻な電力、燃料、水不足に直面すると警告。
▽南部ヘルソン州のロシア当局、ウクライナ軍との戦闘が激化していることを受け、市民にドニエプル川東岸に近い地域から避難するよう呼びかけた。
▽英国防省、東部戦線について、ロシア軍の防衛力と攻撃力は兵器、資機材、要員不足により損なわれていると報告。
▽IAEA、ウクライナ南部ザポリージャ原発について、「6基の原子炉(停止中)に異常はみられず、放射性物質や使用済み燃料などにも問題がないことを確認した」と報告。
<11月20日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウを含む15の地域で20日夜に計画停電を実施する予定と報告。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍の攻撃が続いており、東部地域だけで20日に400回以上砲撃を受けたと報告。東部ドンバスで激戦が続いていると説明した。
▽IAEA、ウクライナ南部ザポリージャ原発の近くで爆発を数十回確認したと報告。同原発に対する攻撃停止と、周辺地域を非武装地帯にするよう改めて要請した。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍がザポリージャ原発を砲撃したと非難。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍がザポリージャ原発の施設とそこに電力を供給している送電線を攻撃したと主張。
▽ドイツ国防省、ポーランド領内にミサイルが着弾したことを受け、ポーランド領空の安全確保に向け迎撃ミサイル防衛システムの供与を申し出た。
▽ポーランド、ウクライナ国境付近のミサイル着弾で死亡した2人目の男性の葬儀執り行われる。
<11月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ツイッターに声明を投降。英政府の追加軍事支援に謝意を示した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍の大規模攻撃が続いていると報告。ミサイル10発、ロケット弾42発が撃ち込まれたとした。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の支配地域境界付近で激戦が続いていると報告。
▽南部ヘルソン市当局、市内の石油貯蔵施設がミサイル攻撃を受けたと報告。火災が発生したとみられる。
▽ウクライナ当局、首都キーウと南部ヘルソン市の鉄道が運行を再開したと報告。
▽スナク英首相がウクライナを電撃訪問。キーウでゼレンスキー大統領と会談し、5000万ポンド相当の追加軍事支援を供与すると発表した。
▽ポーランド、ウクライナ国境付近のミサイル着弾で死亡した2人のうち1人の葬儀執り行われる。62歳の男性。
▽米国防長官、ロシアと中国が核兵器を世界に拡散させる可能性があると警告。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、生活に余裕のある市民は電力網の負荷を減らすために国外に避難してほしいと表明。
▽英国防省、ロシア政府が1日としては過去最大の債権を発行し、136億ドルを調達したと報告。
<11月18日>
▽ゼレンスキー大統領、カナダで開かれた安全保障フォーラムに宛てたビデオ演説で、「平和を成し遂げるためにはロシアを止めるしかない」と述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、6人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍の攻撃で高層ビル、民家、送電線が破損したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍の大規模攻撃で国内のエネルギーインフラのほぼ半分が機能停止状態に陥っていると報告。
▽首都キーウ当局、ロシア軍の攻撃で市内の電力網が完全に停止する可能性があると警告。広い範囲で停電が続いている。
▽ウクライナ政府、ミサイルが着弾し2人が死亡したポーランド南東部の現場にウクライナの専門家が入り、調査を開始したと報告。
▽クリミア半島のロシア当局、同半島の要塞化を進め、防衛を強化していると報告。ゼレンスキー大統領はクリミア半島の奪還も目指すと表明している。
▽ベラルーシ大統領、自国からマクドナルド社が撤退し、代わりにロシアの会社がフランチャイズを引き継ぐと発表したことについて、「ありがたい」と発言。
▽スウェーデン検察、9月に発生したノルドストリーム1・2ガスパイプラインの損傷について、破壊工作が原因と発表。分析の結果、爆薬の痕跡があることが判明したという。ガス漏れはデンマークのEEZ内の2か所、スウェーデンのEEZ内の2か所で発生した。
▽ハンガリー首相、対ロシア制裁は戦争への一歩であり、EUの政策は危険という見方を示した。
▽プーチン大統領、カタールのタミム首長と電話会談。世界のガス市場の安定化に向け緊密に協力する意向を示した。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍がロシア人捕虜10人以上を処刑したと主張。
▽ロシア外務省、新戦略兵器削減条約(新START)に関する米国との協議について、さらなるハイレベル協議を拒まないと表明。
<11月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、全国各地で停電が続き、約1000万人が影響を受けていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、ポーランド領内にミサイルが着弾した問題について、現地で起こったことを完全には把握できていないと報告。着弾したミサイルがロシア製であることと、それがウクライナから発射されたものではないと確信していると述べた。
▽トルコとウクライナ当局、ウクライナ南部の穀物輸出合意について、120日間延長されたと発表。ロシア外務省も声明で延長を確認した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、20人以上が負傷したと報告。
▽ウクライナ当局、南部ヘルソン市でおぞましい規模の拷問が行われていたことが明らかになったと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍によるミサイル攻撃が各地で続いていると報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍がガス生産施設とミサイル工場に新たなミサイル攻撃を仕掛けたと報告。
▽ウクライナ外相、ポーランド領内にミサイルが着弾した問題について、その責任は全面的にロシアにあるという認識を同盟国と共有していると表明。
▽首都キーウで初雪。広い範囲で計画停電や予告なしの停電続く。
▽IAEA理事会、ロシアにウクライナ国内の核施設における活動を停止するよう求める決議を採択。
▽ポーランド政府、領内にミサイルが着弾した事故について、ウクライナ当局の事故現場への立ち入りを認める可能性が高いと報告。
▽米国務省、ロシアがウクライナ南部の穀物輸出合意の延長に合意したのは、延長を拒否しても世界が受け入れないと感じたことの表れと指摘。
▽ロシア大統領府、ロシアは核兵器の使用を検討しないと表明。
<11月16日>
▽ゼレンスキー大統領、G20サミットでオンライン演説。会場にテロ国家がいると述べ、ロシアを糾弾した。
▽ゼレンスキー大統領、ポーランド領内に着弾したミサイルについて、ロシアが発射したものと改めて主張。
▽ゼレンスキー大統領、キーウで米CIA長官と15日に会談したと報告。ロシアの核兵器などについて議論したと明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、領内におけるあらゆるミサイル事案の責任はロシアにあると指摘。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ社、ロシア軍によるインフラ攻撃を受け、予告なしで計画停電を実施する場合があると警告。
▽西部リビウ当局、ロシア軍の攻撃で破壊された送電網の復旧には最大1年かかるという見方を示した。
▽赤十字社、ウクライナ南部ヘルソン市に医療スタッフ、水道技術者、地雷除去の専門家などで構成されるチームを派遣したと発表。2000人を治療できる医療物資も届けた。
▽チェコ政府、ウクライナ兵最大4000人に訓練を提供する計画を承認。
▽米国防長官、ウクライナに対する兵器供与を冬の間も維持すると表明。米国は186億ドル相当の兵器と装備をウクライナに供与している。
▽IAEA、ウクライナ南部ザポリージャ原発周辺を非武装地帯にするという提案について、今週と来週、ロシアおよびウクライナと協議すると発表。
▽キーウ当局、69歳の女性が墓参り中にロシア軍のミサイル攻撃を受け死亡したと報告。
▽キーウ市長、ロシア軍のミサイル攻撃でエネルギーインフラが損傷したが、電力供給はある程度安定していると報告。
▽ポーランド大統領、ウクライナ国境近くに着弾したミサイルについて、ウクライナの防空ミサイルの可能性が高いと報告。
▽NATO事務総長、ポーランド領内に着弾したミサイルについて、ロシア軍が発射したという証拠はないと報告。調査中とした。
▽米政府、ポーランド領内に着弾したミサイルについて、究極の責任はロシアにあると批判。
▽ハンガリー政府、ポーランド領内にミサイルが着弾した問題について、ゼレンスキー大統領を批判。
▽ロシアの第3四半期(7月~9月)のGDP成長率、前年同期比マイナス4%。
▽ウクライナ政府、ポーランド領内にミサイルが着弾した問題について、ポーランド当局に現場への立ち入り許可を要請。
▽ドイツ政府、ポーランド領内にミサイルが着弾した問題について、自国の戦闘機を派遣する用意があると表明。
▽米ミリー統合参謀本部議長、ウクライナ軍が南部と東部で攻勢を強めていることに言及し、「ウクライナが短期間でロシアに勝利する可能性は低い」という見方を示した。
▽国連、ウクライナ南部の穀物輸出合意について、延長できると確信していると報告。期限は11月19日。
11月1日~15日(目次に戻る
<11月15日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍がNATO加盟国のポーランドを攻撃したと報告。証拠は示さなかった。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が各地のエネルギー施設を標的にミサイル85発を発射したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が各地をミサイルで攻撃し、700万世帯が停電したと報告。
▽首都キーウ市長、ロシア軍のミサイル攻撃で市内の半数の世帯が停電したと報告。
▽西部リビウ市長、ロシア軍のミサイル攻撃で市内の80%の世帯が停電したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃により、市内の広い範囲で停電が発生したと報告。
▽ポーランド外務省、ウクライナ国境近くのプシェボドゥフにロシア製ミサイル1発が着弾し、2人が死亡したと発表。現地時間午後3時40分に着弾した。
▽ロシア国防省、ポーランド領内にロシア軍のミサイルが着弾したという報道やウクライナの主張を「戦争のエスカレートを目的として挑発」と否定。
▽ウクライナ政府、ウクライナ領内から発射されたミサイルがポーランド領内に着弾したとロシアが主張していることついて、「陰謀論」と否定。
▽ポーランド大統領、ウクライナ国境近くの村にミサイルが着弾したことついて、「恐らくロシア製ミサイル」と報告。調査中とした。
▽米国防総省、ポーランド領内にミサイルが着弾したという報道を認識しているが、それが事実であることを示す証拠は確認できていないと発表。調査中とした。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、ウクライナで投稿しロシアに引き渡された傭兵が処刑された事件について、ワグネルの関与を否定した。
▽ロシア外相、ウクライナとの停戦協議について、ウクライナ側が提示している条件を非現実的と一蹴。
▽NATO、ポーランドの要請で16日に緊急協議を開く予定。
▽米政府、ロシア軍に自爆ドローンを供与したイランに対し、新たな制裁発動。軍需企業を含む複数の企業に制裁を科した。
▽国連事務総長、G20に合わせてロシアのラブロフ外相と会談。ウクライナ南部の穀物輸出合意の延長について協議した。
▽米バイデン大統領、連邦議会に対し、ウクライナ支援予算として370億ドル超を拠出するよう要請。
▽モルドバ政府、ロシア軍の攻撃でウクライナの送電線が破損し、広い範囲で停電が発生したと報告。
<11月14日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン市を視察。市中心部の国旗掲揚に参加し、兵士を激励した。
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン市で演説。同盟国の支援に謝意を示し、「ウクライナ軍は前進しており、ヘルソン奪還は戦争終結の始まりである」と述べた。
▽東部ルハンスク州政府、ウクライナ軍が12の集落を奪還したと報告。
▽ロシア大統領府、ウクライナ南部ヘルソン市について、「部隊の有無にかかわらず、ロシア領内であることに変わりはない」と主張。
▽ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴ、ロシア軍が先週ドニエプル川西岸から撤退した際、ヘルソン州とミコライウ州の主要な電力設備を破壊したと報告。
▽米中首脳会談、ウクライナ侵攻におけるロシアの核兵器使用への反対で一致。台湾問題では互いをけん制した。
▽国連総会、ロシアにウクライナ侵攻の責任を問い、ウクライナに対する賠償責任を認める決議を賛成多数で採択。法的拘束力はない。
▽インドネシア政府、G20バリサミットに出席する予定のラブロフ露外相が市内の医療機関で検査を受け、健康状態は良好と発表。ロシア外務省はラブロフ氏が入院したという西側の報道を「フェイク」と否定している。
▽米政府、G20サミットでロシアのウクライナ侵攻とそれがもたらした世界経済への影響を非難することを期待していると表明。文書の採択はロシアの反対で不可能。
▽米財務省、ロシアの個人14人と28団体を制裁リストに追加。
▽ウクライナ農務省、2022年/23年度(22年7月~23年6月)の穀物輸出が現時点で前年同期比30.6%減の1510万トンにとどまっていると報告。
▽EU外相、EUおよびEU加盟国がウクライナに供与した兵器・装備の合計が少なくとも80億ユーロに達したと報告。
▽米CIA(中央情報局)長官がトルコの首都アンカラを訪問。露SVR(対外情報局)長官にウクライナで核兵器を使用した場合の結果に関するメッセージを伝えるためと報じられているが、詳細は不明。
▽ロシア大統領府、ウクライナ南部の穀物輸出合意の延長交渉について、国連と建設的な協議を行えたと報告。期限は11月19日。
▽EU、ロシア軍に自爆ドローンを供与したとして、イランに追加制裁科す。
▽NATO事務総長、ロシア軍のヘルソン市撤退について、「ロシアを過小評価すべきではない」と警告。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ドネツク州郊外の集落を占領したと報告。同州ではこの数週間、激しい戦闘が続いている。
<11月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が南部ヘルソン州で戦争犯罪を犯し、市民を殺害したと報告。400件以上の戦争犯罪を記録し、市民や兵士の遺体が見つかっているとした。
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン市に取り残されたロシア兵と市内に潜伏している工作員を無力化する取り組みを進めていると報告。
▽南部ヘルソン州のドニエプル川周辺付近で戦闘続く。ロシア軍はドニエプル川東岸に防衛線を構築しているとみられる。
▽ウクライナ当局、南部ヘルソン市に夜間外出禁止令(17:00~8:00)発令。市内への出入りを制限した。市内にはロシア軍の地雷とブービートラップが多数設置されている模様。
▽南部ヘルソン市当局、13日から19日までドニエプル川の貨物輸送禁じる。
▽南部ヘルソン市当局、14日から軍による市内の地雷除去作業を開始すると発表。市民に混雑した場所を避け、市中心部に近づかないよう呼びかけた。
<11月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部ヘルソン州の60地域以上を解放し、軍や警察などを配備して安定化(地雷除去やインフラの復旧など)に向けた取り組みを進めていると報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、各地でヘルソン奪還を祝う集会が開かれていることについて、「ロシア軍の動きを注視し、戦争が終わるまで気を許してはならない」と国民に呼びかけた。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン市から撤退したロシア軍がドニエプル川東岸に防衛線を構築していると報告。ヘルソン州の5~7割がロシアの支配下に置かれている。
▽ウクライナ警察、南部ヘルソン市に入ったと報告。市内に警察官約200人を配備し、安定化に向けた取り組みを開始するとした。
▽南部ヘルソン市当局、近隣のミコライウ州から支援物資が届き始めていると報告。電気とガスインフラは破壊され、水道も使用できない状態だという。
▽米政府、ウクライナ軍がロシアから南部ヘルソン市を奪還したことについて、「大きな勝利」と称賛した。
▽ロシア国営メディア、ヘルソン州のロシア指導部が州都機能をヘルソン市からアゾフ海に面した別の都市に移したと報じた。
▽南部オデーサ州でヘルソン奪還を祝うイベント開催。数百人が乾杯した。
<11月11日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン市に自軍の特殊部隊が入ったと報告。ロシア軍が市内に地雷を設置しているため、それを除去した後、必要な要員を派遣するとした。
▽ウクライナ政府、自軍が南部ヘルソン州の州都ヘルソン市に入ったと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも14人が死亡したと報告。8地域が攻撃を受けた。
▽南部ミコライウ州政府、ロシア軍のミサイルが5階建て集合住宅を直撃し、少なくとも7人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、南部ヘルソン州のドニエプル川東岸に続く唯一の橋、「アントノフスキー橋」が崩落したと報告。ロシア軍が撤退後に爆破したとみられるが、詳細は不明。
▽ロシア国防相、ウクライナ南部ヘルソン州から兵士3万人と軍事機器や物資約5000個を撤退させたと報告。
▽ロシア大統領府、ウクライナ南部ヘルソン市から部隊を撤退させたことについて、ヘルソン州がロシア領であることに変わりはないと主張。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、ウクライナと国境を接する地域で民間人を対象とする訓練を開始したと発表。
▽IAEA、ウクライナ東部ハルキウ州の核研究施設を調査した結果、放射能漏れはなかったと発表。
▽国連とロシア、ウクライナ南部の穀物輸出合意の継続について協議。協議を継続することで合意した。期限は11月19日。
▽首都キーウで南部ヘルソン市の奪還を祝う集会開催される。数百人が参加した。
▽ウクライナ政府、ベラルーシ国境に有刺鉄線付きフェンスを設置する工事が始まったと報告。
<11月10日>
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍は南部ヘルソン市に大量の地雷を仕掛け、撤退直後に一斉砲撃を行うと警告。ヘルソン市を「死の街」にすることを企てていると非難した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍による南部ヘルソン州からの撤退表明以来、同州内の12集落を奪還したと報告。
▽ロシア国防相、ウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市からの部隊の撤退を開始したと報告。
▽米政府、ロシア軍がウクライナ南部ヘルソン市からの撤退を準備している複数の兆候を確認したと報告。
▽米国防総省、ウクライナに4億ドル相当の追加軍事支援を送ると発表。
▽リトアニア政府、米国から高機動ロケット砲システム「ハイマース」8基を4億9500万ドルで購入すると発表。
▽国際人権団体アムネスティ・インターナショナル、ロシアによるウクライナ市民の強制移住は人道に対する罪に当たる可能性があると非難。
▽欧州委員会、サイバー防衛の強化など、EU圏内における軍隊の国境を越えての移動を迅速に行えるようにする行動計画を加盟27カ国に提案。
▽日本の自動車大手マツダ、ロシアでの生産を終了すると発表。
▽インドネシア政府、G20にプーチン大統領が対面参加しないと発表。
▽米国、韓国の軍事企業から榴弾砲の弾薬10万発購入へ。AP通信などが報じた。
<11月9日>
▽ゼレンスキー大統領、9日に公開した動画でロシア軍がヘルソン市から撤退すると発表したことに言及。ロシア軍が撤退するか否かに関係なく、奪われた領土をすべて取り戻すと改めて表明した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で、民間人少なくとも9人が死亡、24人が負傷したと報告。ロシア軍はドローンやミサイルで8地域を攻撃した。
▽ロシア国防相、ウクライナ南部ヘルソン州の部隊に撤退命じる。ウクライナ側は懐疑的な見方を示し、ウクライナ軍を油断させる偽旗作戦の可能性があると指摘した。
▽米制服組トップ、ウクライナ侵攻におけるロシア軍の死者は10万人を超え、ウクライナ側も同程度の死傷者が出ているという見方を示した。
▽南部ヘルソン州の親ロシア当局、ロシア軍が設置した行政府の幹部が交通事故で死亡したと報告。
▽ロシアに違法薬物を持ち込み有罪判決を言い渡された米WNBAのグライナー選手、矯正労働収容所に移送される。
▽NATO事務総長、ウクライナが領土回復を進めていることを歓迎。
▽イギリス政府、ウクライナ軍への支援の一環として、寝袋1万2000個を供与すると発表。
▽国連、ウクライナ南部の穀物輸出合意の延長に関するロシア代表団との協議を11日にジュネーブで行うと発表。期限は19日。
▽ロシア政府、北朝鮮がロシアに兵器を供与しているという西側の報道を虚偽と否定。
▽ロシア外務省、米国とEUがロシア産穀物と肥料の輸出を妨害していると非難。
▽米バイデン大統領、ロシアが和平交渉に応じることを期待していると表明。
<11月8日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部戦線に言及。ロシア軍は活発に活動しているが、ウクライナ軍は1cmたりとも譲らないと誓った。
▽ゼレンスキー大統領、エジプトのCOP27に宛てたビデオメッセージで「平和なくして効果的な気候政策はあり得ない」と述べ、ロシアを非難した。
▽ゼレンスキー大統領、8日時点で国内の14地域と首都キーウで約400万人が停電の影響を受けていると報告。
▽ウクライナ政府、現時点で首都キーウから市民を避難させる必要はないという見解示す。
▽南部ヘルソン州の親ロシア当局、同州の停電が復旧したと報告。
▽米国務省、米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の履行を促進する2国間協議委員会の再開についてロシアと合意したと発表。近い将来会合を開くとした。
▽トルコとスウェーデンの首脳が会談。エルドアン大統領はスウェーデンがNATO加盟に向け、テロ対策の義務を果たすための具体的な措置を講じることを期待していると表明した。
▽米国のトーマスグリーンフィールド国連大使がキーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談した。
▽ロシア政府、まもなく期限切れを迎えるウクライナ南部の穀物輸出合意について、延長に合意するかどうかはまだ決めていないと表明。7月の輸出再開以来、1000万トン以上の穀物がアフリカやアジアなどに輸出された。
<11月7日>
▽ゼレンスキー大統領、東部地域で激戦が続いており、毎日ロシア兵数百人が戦死していると報告。東部ドネツク州バフムートとアウディーイウカが戦闘の中心地になっている。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の侵攻に対抗する物資を確保するため、エネルギーや製造分野の企業5社を徴用すると発表。5社の資産を国防省の管理下に置くと説明した。
▽ウクライナ政府、6地域で停電が発生したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部ヘルソン州の空き家を占拠し、市街戦の準備を進めていると報告。
▽ウクライナ国防省、高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」が初めて供与されたと報告。米国、スペイン、ノルウェーに謝意を表明した。
▽米政府、ロシアとリスク軽減について協議する高官級協議の権利を留保していると表明。
▽プーチン大統領、新たに動員された予備役5万人が戦地で戦っていると発表。
▽ロシア政府、ウクライナ東部でロシア軍の歩兵部隊が甚大な被害を被ったとするロシアの軍事ブロガーの報告を否定。ロシア軍が逆にウクライナ側に進撃したと主張した。
▽南部ヘルソン州のロシア当局、一部地域の停電が解消したと報告。
<11月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、約450万人が停電の影響を受けていると報告。国民に団結して寒さに立ち向かうよう呼びかけた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、6人が負傷したと報告。9つの地域の35集落が攻撃を受けた。
▽首都キーウ市長、ロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃が続いていることについて、この冬は最悪の事態(暖房が使えない)に備える必要があると警告した。
▽ロシア国営メディア、南部ヘルソン州の「ノバカホフカダム」の水門がウクライナ軍の砲撃を受け破損したと報じた。
▽首都キーウと周辺地域で停電続く。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア当局が避難を急ぐよう勧告するメッセージを市内の住民の携帯電話に一斉送信したと報告。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、ロシア南西部ベルゴロド州とクルスク州に民兵訓練センターを開設すると発表。
▽南部ザポリージャ原発当局者、同原発と外部の送電網が再接続されたと報告。
<11月5日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、イランがロシアへのドローン供与を認めたことに触れ、「イラン政府はロシア軍のテロに協力している」と非難した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で、民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍のエネルギーインフラに対する攻撃で首都キーウを含む7地域で停電が発生したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、バフムートなどの前線近くの8つの都市と村がロシア軍の砲撃を受けたと報告。死傷者には言及していない。
▽イラン外務省、ロシアへのドローン供与を初めて認めるも、ウクライナ侵攻が始まる数カ月前に供与したと主張。米政府は侵攻後に供与されたと信じるに足る証拠を確認したと報告している。
▽IAEA、南部ザポリージャ原発への電力供給が再開されたと報告。2日前に外部の送電線がロシア軍の攻撃で損傷し、ディーゼル発電に切り替えてきた。
▽IAEA事務局長、南部ザポリージャ原発の外部電源が復旧したことを歓迎。ロシアとウクライナに原発とその周辺地域を非武装地帯にするよう改めて要請した。
▽ロシアメディア、ウクライナ東部ドネツク人民共和国の裁判官が銃撃され、重傷を負ったと報道。
▽英国防省、ロシアが今回動員した予備役30万人について、うまく訓練を行えておらず、予備役が戦争に影響を与える可能性はほとんどないと指摘。戦闘経験のない「新兵」は戦地で役に立たず、死者の数を増やすだけと警告した。
<11月4日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が南部ヘルソン州からの撤退を示唆していることについて、「ウクライナ軍を誘い込むための罠」という見方を示した。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局者、ロシア軍が市内の民間施設に移動し、市街戦の準備を進めていると報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で、民間人少なくとも9人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽米国防総省、ウクライナに4億ドル相当の追加軍事支援を行うと発表。これで米国の軍事支援は182億ドルを超えた。
▽米国務長官、ロシアによるウクライナのエネルギーインフラ攻撃を改めて非難。ウクライナを武力で制圧できないと考え、凍えさせて降伏を迫ろうとしていると指摘した。
▽ロシア民間軍事企業ワグネル、ロシア初となる公式事務所をサンクトペテルブルクに開設。
▽ロシア軍、南部ヘルソン州から民間人を毎日5000人以上避難させていると報告。
▽プーチン大統領、モスクワで開催された民族統一の日の式典でウクライナ南部ヘルソン州で活動しているボランティアを危険地帯から避難させるべきと指摘。
▽独ショルツ首相が中国の習近平 国家主席と会談。両国はウクライナ侵攻におけるいかなる核兵器の使用にも反対すると表明した。
▽トルコ大統領、同国とロシアが食料危機に直面しているアフリカ諸国などに穀物を無償提供することで合意したと発表。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ウクライナ侵攻開始後に国外に逃亡したロシア人を裏切り者と非難。
▽米サリバン大統領補佐官がキーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、米国のウクライナ支援が揺らぐことはないと表明した。
▽G7外相会合、ウクライナのエネルギーインフラ復興に向けた支援を調整する方針で一致。新たな調整枠組みを構築するとした。
▽南部ヘルソン州の親ロシア指導部、州都ヘルソン市に24時間の外出禁止令を発令したと発表。
<11月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、人口の10%に相当する約450万人がロシア軍の攻撃による停電の影響を受けたと報告。首都キーウを含む10地域で停電が発生したと説明した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が撤退した東部ハルキウ州、ドネツク州、南部ヘルソン州の地域で児童24人を含む民間人868人の遺体を発見したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で、民間人少なくとも6人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ウクライナ外務省、ロシア軍の支配下に置かれている南部の2地域でウクライナ市民がロシア領内に強制移住させられていると非難。国際社会に制裁強化を呼びかけた。戦時下における市民の強制送還や移住は戦争犯罪である。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍の攻撃で南部ザポリージャ原発に電力を供給している送電線が損傷、外部電源が失われたと報告。ディーゼル発電で核燃料の冷却を行っているとした。
▽ウクライナ当局、穀物などを積んだ貨物船7隻が南部の港を出港したと報告。これで港から輸出された食料は1000万トンを超えた。
▽IAEA、ザポリージャ原発がディーゼル発電に移行したことに深刻な懸念表明。原発周辺を非武装地帯にするよう改めて要請した。
▽IAEA、ウクライナ国内の核施設3カ所を査察した結果、未申告の核活動の兆候は見られないと報告。ロシアはウクライナが放射性物質を拡散するダーティーボム(RDD)の準備を進めていると主張している。
▽ロシア外務省、駐ロ英大使を呼び出し、イギリスがウクライナ南部に展開している黒海艦隊に対する攻撃に関与したと抗議。
▽南部ヘルソン州のロシア首長、ロシア軍は同州西岸から撤退する可能性が高いと発言。ウクライナ政府は慎重な見方を示し、「偽旗作戦」の可能性もあると指摘している。
▽NATO事務総長、フィンランドとスウェーデンの加盟手続きが近いうちに完了すると示唆。
▽NATO事務総長、イランがロシアに弾道ミサイルの供与を検討していると明らかにした。
▽G7外相会合、ドイツのミュンスターで開幕。
▽米共和党と民主党の上院議員がキーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、来週の中間選挙後もウクライナ支援を継続すると確約した。
▽国連事務総長、ウクライナとロシアに対し、穀物輸出合意の延長に応じるよう要請。両国が延長に合意しなければ、11月19日に期限切れを迎える。
▽ウクライナとロシア、合わせて214人の捕虜を交換。
<11月2日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアが穀物輸出協定に復帰したことについて、プーチン大統領と電話会談を行ったトルコのエルドアン大統領に謝意を示した。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍機が発射したミサイル2発が黒海の穀物輸送回廊の上空を通過したと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡したと報告。
▽キーウ州政府、電力消費量の急増を受け、緊急停止に踏み切ったと報告。過負荷による電力設備の重大事故を回避する措置と説明した。
▽ロシア政府、国連・トルコ仲介によるウクライナ南部の穀物輸出合意に復帰すると発表。ウクライナ政府から黒海の穀物輸送回廊の非武装化に関する十分な保証が得られたとした。
▽トルコ大統領、自国およびロシアの国防相が電話会談を行い、ウクライナ南部の穀物輸出は2日も予定通り実施されると報告。
▽プーチン大統領、穀物輸出合意に復帰したことについて、ロシアは再度離脱する権利を有していると発言。ただし、離脱してもウクライナからトルコへの輸送を妨害することはないと約束した。
▽米政府、ウクライナでの核兵器使用を示唆するロシアの発言に懸念を深めていると表明。
▽米政府、北朝鮮が中東やアフリカへの輸出を装ってロシアに相当な量の砲弾を供給していると報告。
▽ポーランド政府、ロシア飛び地カリーニングラード国境にフェンスを設置すると発表。これに先立ち、かみそりワイヤーの敷設が始まっている。
▽ロシア外務省、核戦争防止に完全にコミットしており、核保有国間の衝突を回避することが最優先事項という見解を示した。
▽国連安保理、ウクライナが放射性物質を拡散するダーティーボム(RDD)を準備しているというロシアの主張を退け、それを調査する委員会を発足させるというロシアの決議案を反対多数で否決した。
<11月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部の穀物輸送回廊について、長期的な防衛が必要であり、それを阻害しようとするロシア軍の試みを断固として阻止しなければならないと訴えた。
▽ゼレンスキー大統領、南部黒海沿いの港から国連とトルコの協力により、食料を積んだウクライナの貨物船が出航したと報告。ロシアは穀物輸送合意を停止すると主張している。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が南部ザポリージャ原発近くへの砲撃を強化したと報告。
▽ウクライナ政府、直近24時間のロシア軍による攻撃で、民間人少なくとも4人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽キーウ市長、ロシア軍の攻撃に備える取り組みの一環として、市内に1000カ所以上の暖房完備拠点を準備しているとテレグラムに投稿。この拠点には水と発電設備も用意するとした。
▽ウクライナ政府、首都キーウの断水と停電が完全復旧したと報告。計画停電は予定通り行うとした。
▽スウェーデン首相、NATO加盟が実現した場合、自国内に核兵器を配備する用意があると表明。同じくNATO加盟を目指しているフィンランド首相も「配備しないと決めつけるつもりはない」とした。
▽EU議長国を務めるチェコのフィアラ首相、EUとしてベラルーシに追加制裁を検討していると報告。ゼレンスキー大統領との会談で明らかにした。
▽仏マクロン大統領、ゼレンスキー大統領と電話会談を行い、ウクライナの越冬を支援し、エネルギーインフラの修復に協力すると表明。
▽米国務省、ウクライナのエネルギーインフラに対するロシア軍の攻撃を非人道的と非難。
▽国連、ウクライナ南部の穀物輸送について、2日は実施しない方針と明らかにした。
▽プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談。エルドアン氏はウクライナ南部の穀物輸送をめぐる問題について、問題解決に向けて尽力すると表明した。
▽EU、ウクライナのエネルギー部門への支援を拡大する方法について検討していると報告。
▽ロシア裁判所、ウクライナ侵攻に関する記述をめぐり、ウィキペディアを運営するウィキペディア財団に罰金200万ルーブルの支払い命じる。
▽ロシア国防省、徴兵した予備役30万人について、8万7000人をウクライナに配備し、戦闘経験のある兵士3000人が訓練を行っていると報告。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア勢力が行っている市民の避難を「強制連行」と呼び、多くのウクライナ人がロシア領に連行されていると報告。
▽IAEA、ウクライナが放射性物質を拡散するダーティーボム(RDD)を準備しているというロシアの主張を確認するためのウクライナの核施設調査がまもなく完了すると報告。
10月16日~31日(目次に戻る
<10月31日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシアが南部の穀物輸送合意を停止しても、国連の監視の下、輸出を継続すると表明。
▽ロシア国防省、国連・トルコ仲介の穀物輸送合意は停止しており、貨物船の黒海通過は容認できないと警告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が各地に巡航ミサイルを50発以上撃ち込み、電力と水道施設が標的になったと報告。このうち44発を撃墜したとしている。
▽ロシア国防省、ウクライナの軍司令部とエネルギーインフラに対する長距離ミサイル攻撃を行い、すべての標的に命中させたと報告。
▽首都キーウ市長、ロシア軍のミサイル攻撃により、市内の一部地域で停電と断水が発生しているとテレグラムに投稿。人口の約80%が断水に直面し、給水を必要していると説明した。
▽ウクライナの水道・電力会社、キーウのインフラの復旧作業が進んでいると報告。停電世帯数は31日夕方時点で35万戸から27万戸に減少したという。
▽ウクライナ当局、南部の港から穀物を積んだ貨物船12隻が出航したと報告。トルコ当局は31日の輸送について、「ウクライナ、国連、トルコはこれに合意し、ロシアにも伝達済み」としている。
▽モルドバ政府、ウクライナ軍が撃墜したロシア軍のミサイルが自国北部の村に落下したと発表。死傷者はいなかった。
▽ドイツ政府、ショルツ首相がゼレンスキー大統領と電話会談を行い、ウクライナへの支援を継続すると確約したと発表。
▽プーチン大統領、国連・トルコ仲介の穀物輸送合意について、参加を停止しただけで終了するわけではないと発言。ロシアは黒海に展開しているロシア艦隊がウクライナのドローン攻撃を受けたと主張しているが、ウクライナは否定している。
▽IAEA事務局長、ウクライナ国内の2つの核施設に対する査察を開始したと報告。ロシアが主張しているダーティーボム(RDD)の調査を行うとした。
▽モルドバ外務省、在ロシア大使館職員を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定。
▽ロシア国防省、予備役の部分動員を完了したと報告。
<10月30日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で南部の穀物輸出が停止したことについて、ロシア軍を厳しく非難した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州政府、バフムート近郊で激戦が続いていると報告。
▽ロシア政府、国連とトルコ仲介によるウクライナ南部の穀物輸送協定を停止。人道回廊を封鎖した。
▽ウクライナ政府、南部黒海に面する港の貨物船218隻が行き場を失ったと報告。
▽国連とトルコ政府、ロシアがウクライナ南部の穀物輸送協定から撤退したことについて、31日に予定している貨物船16隻を予定通り出港させると報告。
▽クリミア半島のロシア首長、ウクライナ軍がクリミア半島沖に展開しているロシア軍艦隊少なくとも3隻に攻撃を仕掛けたと主張。ロシア国防相も同様の主張を繰り返した。
<10月29日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、国連とロシアを除くG20首脳に対ロシア制裁を強化するよう要請。
▽東部ドネツク州政府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ロシア政府、クリミア半島の港に停泊していたロシア軍艦隊の1隻がウクライナ軍のドローン攻撃を受けたと報告。ウクライナ政府はこれを否定し、ロシア艦隊は兵器の取り扱いを誤り自爆したと反論した。
▽ロシア政府、ウクライナ南部から穀物を輸出する国連・トルコ仲介の協定を直ちに停止すると発表。国連事務総長はこの取引でウクライナ産穀物900万トン以上が輸出された報告している。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアがウクライナ南部の穀物輸送を停止すると発表したことについて、遅かれ早かれこうなると分かっていたと報告。ゼレンスキー氏によると、ロシアは先月以降、穀物の輸送を妨害していたという。
▽ウクライナ外相、ロシア艦隊に対するドローン攻撃の主張を「偽旗作戦」と一蹴。ロシアは世界を人質に取っていると非難した。
▽ロシア国防相、ウクライナ軍が黒海に展開しているロシア艦艇にドローン攻撃を仕掛けたと主張。ウクライナはこれを否定している。
▽国連報道官、ロシアがウクライナ南部の穀物輸送を停止すると発表したことに深刻な懸念表明。
▽ロシア外務省、黒海のロシア艦隊に対するドローン攻撃について、イギリスの当局者が関与していると主張。イギリス政府はこの主張に関する声明を出していない。
▽ロシアとウクライナが捕虜交換。ウクライナ兵50人と民間人2人、ロシア兵50人が解放された。
<10月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部ヘルソン州から撤退しつつあるロシア軍が州内の医療機器や救急車などを大量に接収していると報告。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウを含むウクライナ全土で大規模な計画停電が行われると報告。約400万人が影響を受けるという見通しを示した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍が前線近くのバフムートなどへの攻撃を強化したと報告。
▽ウクライナ軍、東部ルハンシク州のロシア占領地に近い主要道路をほぼ掌握したと報告。ロシアもこの地域で激しい戦闘があったと報告している。
▽ウクライナ国営電力会社DTEK、ロシア軍の攻撃で国内の電力設備が甚大な被害を受けたとして、首都キーウとその周辺地域で前例のない計画停電を実施すると発表。
▽国連事務総長、ウクライナ南部の港から輸出された穀物が900万トンを超えたと報告。11月19日に期限を迎える協定の延長を要請した。
▽ウクライナ外相、イラン外相と電話会談し、ロシアへの武器供与を即時停止するよう要請。
▽南部ヘルソン州のロシア首長、住民の避難が完了したと報告。ウクライナ軍は同州の州都ヘルソン市の奪還を目指し攻勢を強めているとみられる。
▽ロシア国防相、プーチン大統領とのオンライン会議で、予備役の部分動員令による30万人の動員が完了したと報告。そのうち8万2000人がウクライナに派遣され、4万1000人が軍部隊に配備されたとした。残り21万8000人は国内で訓練中だという。
▽ロシア政府、制裁回避の疑いでイタリアで拘束された高官の息子を指名手配。罪状は明らかにしていない。
▽フィンランドとスウェーデンの両首脳、同時にNATOに加盟すると発表。
▽米国務省、ウクライナに2.75億ドルの追加軍事支援を行うと発表。武器や装備などを供与する。
<10月27日>
▽ゼレンスキー大統領、暗闇の中で撮影した演説を公開。ロシア軍の攻撃でエネルギーインフラが被害を受けているが、抵抗の意思を失うことはないと国民に呼びかけた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ内務省、東部ハルキウ州イジュームの郊外で新たな集団墓地を発見したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍がエネルギーインフラを再び攻撃したと報告。首都キーウなどで実施している計画停電は予定より長引く可能性があるとした。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部ザポリージャ原発で爆発攻撃を計画していると報告。詳細は明らかにしなかった。同原発はロシアの支配下に置かれている。
▽ウクライナ中央銀行、2022年の同国経済について、GDPは戦争の影響で32%縮小し、インフレ率は30%に達するとの見方を示した。
▽ロシア外務省、米国の商業衛星がウクライナ軍を支援した場合、標的になる可能性があると警告。
▽米政府、ロシアが米国の商業衛星を攻撃した場合、責任を取らせると警告。
▽プーチン大統領、国内外の専門家を集めて開かれるバルダイ会議で演説。向こう10年間は第二次世界大戦以降で最も危険な時代になるとし、西側諸国が世界を支配しようとしていると主張した。
▽プーチン大統領、ウクライナで核兵器を使うことはないと発言。
▽米バイデン大統領、プーチン大統領がウクライナで核兵器を使用することはないと発言したことについて、懐疑的な見方を示した。
▽ロシア連邦下院、前科者の徴兵などを認める法案を可決。上院追加後、プーチン大統領の署名を経て成立する見通し。
▽ロシア大統領府、ウクライナが3月に停戦交渉を切り上げたのは米国に命令されたためと主張。
▽ロシア当局、クリミア半島の火力発電所がドローン攻撃を受けたと報告。大きな損害はなかったとしている。
▽チェチェン共和国首長、ウクライナに派遣した兵士が今週攻撃を受け、23人が死亡、58人が負傷したと報告。南部ヘルソン州で砲撃を受けたという。
▽米政府、ウクライナへの追加軍事支援2億7500ドルを用意。28日にも公表する予定。
▽ウクライナ国営送電会社ウクレネルゴ社、ロシア軍が中部の送電網を夜間に攻撃したため、さらなる電力供給制限をかける可能性があると報告。
▽米国防長官、プーチン大統領がダーティーボム(RDD)の使用を計画している兆候は今のところ見られないと報告。
▽南部ヘルソン州のロシア首長、民間人7万人以上がウクライナの攻撃を避けるために避難したと報告。
<10月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドンバス地方の重要な2つの町周辺で激戦が続いている報告。ロシア軍は狂気じみた戦術を採用していると非難したが、詳細は明らかにしなかった。
▽ウクライナ政府、南部ヘルソン州における反攻作戦について、雨天と地域の特性により、東部地域より困難なことが示されたと報告。ヘルソン奪還は東部ハルキウ州より難しいと説明した。
▽ウクライナ政府、過去24時間のロシア軍による攻撃で少なくとも2人が死亡したと報告。ロシア軍は40以上の町を狙ったとした。
▽ウクライナ軍、過去24時間のロシア軍による空爆は30回に達し、ミサイルやロケット数百発が撃ち込まれたと報告。
▽捕虜交換でウクライナに戻った女性4人が首都キーウで記者会見開く。ロシア軍から身体的虐待や屈辱を受けたと語った。
▽スロベニア政府、ウクライナがダーティーボム(RDD)の使用準備を進めているというロシアの主張について、「ロシアはスロベニアで撮影された古い煙感知器の写真を流用し、虚偽の主張を展開している」と指摘。
▽プーチン大統領、核戦争の脅威に対処する戦略的核抑止部隊の訓練を指揮。
▽ロシア国防相、中国国防相とのオンライン会談でウクライナがダーティーボムの使用を計画していると伝達。インド国防相にも同様の懸念を伝えた。
▽日本政府、ウクライナがダーティーボムの使用を準備しているというロシアの主張について、「虚偽の主張は認められない」という認識を示した。
▽NATO事務総長、ウクライナがダーティーボムの使用を準備しているというロシアの主張を改めて拒否し、虚偽情報を利用して攻撃をエスカレートさせようとしていると非難した。
<10月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ドイツで開催されたウクライナ復興に関する国際会議にオンラインで参加。ロシアの侵攻に伴う経済損失は380億ドルに上る見通しと説明し、各国にこの不足分を埋め合わせる財政支援を要請した。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州に対するロシア軍の攻撃で民間人少なくとも7人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽ウクライナ外相、ウクライナが放射性物質をまき散らすダーティーボム(RDD)を準備しているというロシアの主張に対し、ウクライナはRDDの開発を計画したことがないと強調し、ロシアの主張を偽旗作戦と一蹴した。
▽ウクライナ政府、国外に避難した市民に冬の間は帰国しないよう要請。ロシア軍の攻撃でエネルギーインフラが大打撃を受けたことにより、経験したことのない厳しい冬になると警告した。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍が南部ザポリージャ原発で無許可の作業を行ったと警告。放射能漏れを含む核事故を引き起こす可能性があると警告した。
▽米バイデン大統領、ロシアがウクライナで核兵器を使用すれば戦争のエスカレーションにつながると警告。
▽ロシア裁判所、違法薬物を密輸したとして懲役9年の有罪判決を言い渡された米WNBAのグライナー選手の控訴を棄却。
▽英スナク新首相、ゼレンスキー大統領と電話会談。ウクライナへの支援は不動で、新政権はさらに強力な支援を提供すると約束した。
▽ロシア、国連安保理の非公開会合でウクライナが放射性物質をまき散らすダーティーボム(RDD)を使用する準備を進めていると改めて表明。
▽プーチン大統領、ウクライナ侵攻に必要な物資の調達の円滑化を進める会議を主催
▽IMF、ウクライナの対外資金需要が50億ドルに達する可能性があると報告。ロシアの攻撃次第とした。
▽米政府、ウクライナに旧式の防空装備「ホーク」の供与を検討していると報告。
▽チェチェン共和国の首長、ウクライナ軍のロシア領に対する攻撃の報復として、ウクライナ全土を一掃するよう要請。
▽ドイツ大統領、ウクライナの首都キーウを訪問。
<10月24日>
▽侵攻開始から8カ月。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシアの侵攻開始から8カ月間、ウクライナの独立を堅持し、占領地の奪還作戦が順調に進んでいると報告。今回の戦争で併合された4州だけでなく、2014年に併合されたクリミア半島も取り戻すと改めて国民に約束した。
▽ゼレンスキー大統領、イスラエルに防空システムの供与を改めて呼びかけ。
▽ウクライナ大統領府、過去24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が22日までに使用したイラン製自爆ドローン約330機の3分の2以上を撃墜したと報告。当局によると、ロシアは様々なタイプのドローン約1700機の購入を進めているという。
▽ウクライナ軍、東部ルハンシク州の3つの村とドネツク州の1つの村をロシア軍から奪還したと報告。
▽ウクライナ政府、今年のGDP成長見通しをマイナス30%と予想。
▽米政府、ロシアがウクライナで核兵器を使用すれば重大な結果を招くと警告。
▽ロシア政府、ウクライナが放射性物質をまき散らす「ダーティーボム(RDD」」の製造をほぼ完了したと主張。ウクライナはRDDの存在を否定し、ロシア軍がそれを使用する可能性があると警告している。
▽NATO事務総長、ウクライナが放射性物質をまき散らすダーティーボムの使用を計画しているとロシアが主張していることについて、虚偽の主張を攻撃強化の口実に使わないよう警告した。
▽ロシア国営テレビRT、番組内で「ウクライナの子供を焼き殺せ」と発言した司会者の出演を停止。
▽ウクライナ政府、シェフチェンコ前中銀総裁を含む3人を指名手配。2億フリブナ以上を横領した疑い。
▽IAEA、ウクライナ政府の要請を受け、ウクライナ国内の核施設2カ所に査察官を派遣する準備を進めていると報告。ウクライナがダーティーボムを使用する準備を進めているというロシアの主張を受けての対応とみられる。
▽米外食大手ヤム・ブランズ、ロシア国内で展開しているケンタッキー・フライド・チキンについて、現地の運営会社への売却で合意したと発表。これにより、ヤム社はロシアから完全撤退することとなった。
▽キーウ国際社会学研究所、先週行った世論調査で、回答者の86%がロシアとの戦争を続けるべきと回答したと報告。ロシア語を話す住民が多い東部ハルキウ州とドネツク州でも69%が戦争継続を支持した。
▽南部ヘルソン州の親ロシア当局、ウクライナ軍がカホフカにある水力発電ダムにロケット弾を撃ち込んだと主張。ウクライナ政府はロシア軍がこのダムの爆破を計画していると警告している。
▽独ショルツ首相、ウクライナの復興について協議するフォーラムで、世界の投資家にウクライナ復興に積極的に投資するよう促した。
<10月23日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が放射性物質をまき散らす「ダーティーボム(汚い爆弾、RDD)」の準備を進めていると警告。
▽ゼレンスキー大統領、国営企業の職員がエネルギーインフラの復旧作業に当たっていると報告。作業は順調に進んでいるが、停電の復旧には時間がかかると説明した。
▽ロシアのショイグ国防相、ゼレンスキー大統領がロシア軍がダーティーボムを準備していると発言したことについて、ウクライナが放射性物質の拡散を企てていると主張した。
▽南部ヘルソン州のロシア首長、市民の避難活動は順調に進み、ロシア軍はこの地域の防衛線を強化していると報告。
▽プーチン大統領、中国の習近平 国家主席の3期目就任を祝福。
▽ロシア当局、シベリア南部イルクーツク州の住宅地にロシア軍機が墜落し、乗組員2人が死亡したと報告。
▽ロシア国防省、ショイグ国防相がオースティン米国防長官とこの3日間で2回目の電話会談を行ったと発表。ショイグ氏はNATO加盟国の国防省とも電話会談を行った。会談の詳細は明らかにされていない。
▽ロシア西部クルスク州政府、ウクライナ国境付近に防衛線を2つ構築したと報告。
▽ロシアの民間軍事企業ワグネル、ウクライナ東部ルハンシク州に防衛線を構築していると報告。
▽英国防省、ロシア軍が各地で防衛線を構築していることについて、「ウクライナ軍の反転攻勢が急速に進んでいる証拠」という見方を示した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍のエネルギーインフラに対する大規模攻撃について、ウクライナ人の士気を低下させ、インフラの保護に兵力を割かせることを目的としていると指摘。
<10月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍がエネルギーインフラに対する大規模攻撃を開始したと報告。攻撃は広い範囲で行われ、多くの地域で停電が発生しているとした。
▽ウクライナ政府、全国の約150万世帯で停電が発生したと報告。
▽南部オデーサ州と西部リビウ当局も停電が発生したと報告。
▽南部ウクライナ軍、ロシア軍からヘルソン州の2つの集落を奪還したと報告。
▽ロシア南部ベルゴロド州政府、ウクライナ軍の越境砲撃で少なくとも2人が死亡、12人が負傷したと報告。ウクライナ軍はこの主張に対する声明を出していない。
▽南部ヘルソン州の親ロシア首長、ウクライナ軍の攻撃が迫っているとして、市内の全住民に直ちにロシア領に避難するよう命じた。
▽首都キーウ当局、ロシア軍のミサイルが撃墜されたと報告。
▽ウクライナ国営送電会社ウクレネルゴ社、全国で停電が相次いでいることを受け、キーウを含む10地域で計画停電を実施すると発表。
<10月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部ヘルソン州の奪還作戦を進めている部隊がロシア軍の兵器を奪取していると報告。部隊の活躍に謝意を示した。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が南部ヘルソン州のカホウカ水力発電ダムに爆発物を仕掛け、爆破を計画していると報告。このダムは現在ロシア軍の支配下に置かれているが、ウクライナ軍がすぐ近くまで迫っているとみられる。
▽ゼレンスキー大統領、国連の仲介による南部の穀物輸送について、ロシアが意図的に船舶の通行を遅らせていると報告。貨物船150隻が積み込みを待っているとした。
▽ゼレンスキー大統領、米連邦議会の3議員と首都キーウで会談。支援の継続、防空体制の強化、対ロシア制裁などについて協議した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍から南部ヘルソン州の88の集落を奪還したと報告。先週は75の集落を奪還したと報告している。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の攻撃により、国内の発電能力の半分が失われたと報告。
▽南部ヘルソン州のロシア首長、ウクライナ軍がアントニフスキー橋を攻撃し、4人が死亡したと主張。ウクライナ政府は民間インフラへの攻撃を否定している。
▽ベラルーシ大統領、ウクライナ侵攻に参戦しない意向示す。ベラルーシは領内の安全を確保するためにロシア兵最大9000人を駐留させ、合同部隊を編成するとしている。
▽米政府、オースティン国防長官がロシアのショイグ国防相と電話会談を行ったと発表。ロシアがウクライナに侵攻を開始して以来、米ロの国防トップが電話会談を行うのは2回目。会談の詳細は明らかにされていない。
▽欧州委員会、ウクライナに対するEUの経済支援策を発表。毎月15億ユーロを1年間にわたり提供するとした。
▽ロシア大統領府、制裁逃れやロシア軍需企業への違法な技術販売に関与したロシア人が米国の要請により欧州で相次ぎ拘束されていることを非難。
▽バルト三国の首脳、ロシアの指導部を侵略犯罪で裁く特別法廷の設置をEU同盟国に働きかける。国際刑事裁判所(ICC)は、ロシアがウクライナで戦争犯罪を行った可能性があるとして捜査を進めている。ウクライナはICCに侵略犯罪でもロシアを裁くよう要請している。
▽英独仏、ロシア軍が使用しているイラン製自爆ドローンについて、国連安保理決議に違反している可能性があるとして、国連に調査を要請。
<10月20日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が南部ヘルソン州のカホウカ水力発電ダムに爆発物を仕掛けたと報告。このダムは現在ロシア軍の支配下に置かれているが、ウクライナ軍がすぐ近くまで迫っているとみられる。
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議に宛てたビデオメッセージで、「ロシアはウクライナ市民をロシア領内に移住させるために電力インフラを攻撃している」と非難した。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍が南部ヘルソン州のロシア軍拠点に15回攻撃を仕掛けたと報告。時期は明確にしていない。
▽ウクライナ政府、昨夜から未明にかけてのロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、14人が負傷したと報告。
▽ウクライナ全土で節電キャンペーンスタート。午前7時~午前11時まで電力の使用量を減らすよう求める。
▽ウクライナ外相、イスラエル首相とオンライン会談。ミサイル防衛システムの供与を要請した。イスラエル政府は兵器供与は行わないとしている。
▽ウクライナ政府、ベラルーシ領内に配備されたロシア軍が攻撃を仕掛けてくる可能性が高まっていると警告。ベラルーシ政府は領内にロシア兵最大9000人を駐留させ、国境警備などを強化すると主張している。
▽米政府、イランがウクライナ南部クリミア半島に技術要員を派遣し、自国製自爆ドローンを使用するロシア軍を支援していると報告。
▽プーチン大統領、予備役の部分動員令で招集された兵士の訓練を視察。
▽EU、ロシアにイラン製ドローンを提供した3個人と1団体を制裁リストに追加することで合意。
▽ロシア裁判所、国営テレビの生放送中にウクライナ戦争に抗議したオフシャンニコワ氏の逮捕命じる。同氏は国外に逃亡している。所在地は明らかにされていないが、弁護士は欧州と報告している。
▽米バイデン大統領、11月の中間選挙で共和党が上下両院で多数派になれば、ウクライナ支援が困難になるという見方を示した。
▽ドイツ政府、ウクライナ兵最大5000人に訓練を提供すると発表。
<10月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃が続いていることを受け、電力供給施設の安全確保について協議する戦略会議を主催。
▽ウクライナ政府、過去24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、16人が負傷したと報告。ロシア軍はエネルギーインフラへの攻撃も続けている。
▽ウクライナ大統領府、20日から全国の電力供給を制限すると発表。ロシア軍の攻撃で多くの発電所が被害を受けたため。
▽ウクライナ軍、先月中旬以降、イラン製自爆ドローンを223機撃墜したと報告。
▽南部ヘルソン州政府、ロシア軍が州内のウクライナ市民をロシア領に強制移住させていると非難。同州の親ロシア首長はウクライナ軍の攻撃が激化していることを受け、市民にロシア領への退避を呼びかけている。
▽南部ヘルソン州の親ロシア首長、今後数日で5~6万人がドニエプル川を渡りロシア領に避難すると主張。
▽米バイデン大統領、プーチン大統領は極めて難しい立場に置かれ、万策尽きてウクライナ市民に残虐行為を働いているという見方を示した。
▽キーウ市長、ロシア軍のミサイルが同市上空で数発撃墜されたとテレグラムに投稿。
▽ロシアの民間軍事企業ワグネル、ウクライナ東部ルハンシク州で防衛戦の要塞化を進めていると主張。
▽EU、イランがロシアに自爆ドローンを供給した証拠を入手したとして、追加制裁を科す準備を進めていると発表。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、南部ザポリージャ原発の職員約50人が今もロシア軍に拘束されていると報告。
▽プーチン大統領、ウクライナ4州の併合地域に戒厳令布告。この4州では激戦が続いており、戒厳令がどのように機能するかは不明。
▽ロシア政府、国連がイランの自爆ドローンを調査するためにウクライナに要員を派遣した場合、グテレス事務総長との協力関係を見直すと警告。国連はウクライナ南部の穀物輸送再開でロシアと合意に達している。
<10月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍のここ1週間にわたる攻撃で国内の発電所の3割が破壊されたと報告。1100以上の集落で停電が発生しているとした。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍がイラン製ドローンを使用したことに言及。他国の兵器に頼らざるを得ないほどロシア軍は追い詰められているという見方を示した。
▽ウクライナ政府、首都キーウの発電施設がロシア軍の攻撃を受けたと報告。少なくとも3人が死亡した。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシアが南部ザポリージャ原発の幹部職員2人を拉致したと報告。
▽米国務省、イランによるロシアへのドローンやミサイル売却を困難とする措置を継続すると表明。
▽ウクライナ政府、近く国連の専門家を招き、ロシア軍が使用したイラン製ドローンの調査を行う見通し。
▽ロシア軍、南部ヘルソン州に対するウクライナ軍の攻撃が激化しているとして、民間人を避難させると発表。
▽エストニア議会、ロシアのウクライナ4州併合を非難し、プーチン政権を「テロ政権」、ロシアを「テロ支援国家」とする決議案を賛成多数で可決。
▽ロシア当局、17日に南西部クラスノダール地方エイスクの住宅地に軍用機が墜落した事故について、技術的な誤作動が原因という見方を示した。この事故による死者は15人と報告されている。
▽ロシア大統領府、予備役の部分動員は一部地域で完了したものの、まだ動員令を終了させる計画はないと報告。
▽NATO事務総長、ロシア軍がイランの自爆ドローンを使用していることを受け、近くウクライナに防空システムを供与すると発表。
▽ウクライナ外相、イランとの国交断絶を議会に提案すると表明。
▽ロシア大統領府、ウクライナ東部と南部の併合した4州について、ロシアの核兵器の保護下にあると発表。
<10月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で首都キーウなどに対する自爆ドローン攻撃を非難。「ロシアは街を破壊できるが、国民の決意や意志を破壊することはできない」と述べた。
▽ウクライナ政府、首都キーウや北東部スムイ州などがロシア軍の攻撃を受け、少なくとも8人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が首都キーウを含む複数の都市のインフラを攻撃し、数百の集落で停電が発生したと報告。ロシア軍はイラン製の自爆ドローン(通称カミカゼドローン)を使ったとみられる。
▽ロシア国防省、ウクライナ各地で行った攻撃について、すべての標的に命中させたと主張。
▽ロシア当局、南西部クラスノダール地方エイスクの住宅地に軍用機が墜落・炎上し、少なくとも4人が死亡、25人が重軽傷を負ったと報告。パイロットは墜落直前に緊急脱出し無事だった。
▽ロシア連邦議会下院、2013年に施行した反同性愛法を強化する公聴会開催。
▽ベラルーシ国防省、ロシアとの新たな合同部隊を結成するため、ロシア兵最大9000人と戦車約170両を受け入れると発表。
▽ロシア国営テレビ局の生放送中にウクライナ侵攻に抗議したジャーナリストのオフシャンニコワさん、欧州に出国。AFP通信が報じた。現在地は明らかにされていない。オフシャンニコワさんの家族も一緒に出国した模様。
▽ロシア政府、予備役の部分動員の目標(30万人)を達成したと報告。徴兵事務所を閉鎖した。
▽ユニセフ、ウクライナ侵攻とそれに伴う世界経済の悪化により、東欧と中央アジアの児童400万人が貧困状態に陥っていると報告。そのうち280万人がロシアの児童。ウクライナは50万人と推定している。
▽米商務省、輸出違反があったとして、ロシアの航空会社ウラル航空に対する輸出特権を停止。
▽ウクライナとロシアが捕虜交換。ウクライナ人女性108人とロシアの捕虜110人が解放された。
▽米国防総省、スペースX社がウクライナに提供しているインターネット通信サービス「スターリンク」の費用をウクライナ支援のひとつとして工面する予定。
▽米国務省、イランによるロシアへの無人機供与は国連安保理決議第2231号に違反するという英仏の見解を支持すると表明。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍の砲撃で南部ザポリージャ原発の外部電源が遮断されたと報告。ディーゼル発電に切り替えた。同原発の原子炉6基はすべて運転を停止しているが、核燃料と使用済み燃料を冷却するためには外部電源が必要。
▽EU外相理事会、ウクライナ兵1万5000人に訓練を実施し、5億ユーロ相当の追加資金を提供することなどで合意。
<10月16日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドネツク州バフムートとソレダムの周辺で激しい戦闘が起きていると報告。ロシア軍は先週、バフムートを占領したと報告していた。
▽ウクライナ政府、南部ザポリージャ原発の向かいの町が砲撃を受け、送電線、ガスインフラ、民間企業や住宅が被害を受けたと報告。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国、ウクライナ軍のミサイルが市庁舎や民間インフラを破壊したと報告。
▽ベラルーシ国防省、ウクライナ国境付近を含む同国内にロシア軍9000人弱を駐留させると報告。
▽フランス国防省、ウクライナへの防空システム供与と訓練プログラムの提供を約束。
▽ロシア西部ベルゴロド州政府、ウクライナ軍のミサイル少なくとも16発を撃墜したと報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシアが多くのウクライナ人をロシア領内に強制送還していると報告。それは民族浄化に相当する可能性が高いと指摘した。
10月1日~15日(目次に戻る
<10月15日>
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン州内における奪還作戦が進んでいると報告。
▽ウクライナ送電大手ウクルエネルゴ社、送配電網の復旧作業に当たっているが、ロシア軍の攻撃次第でさらなる停電が発生する可能性があると警告。
▽ウクライナ政府、首都キーウの電力インフラが攻撃を受けたと報告。死傷者は出なかったとしている。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍のミサイルと自爆ドローンによる攻撃が続いていると報告。
▽テスラ社のマスクCEO、ウクライナに提供しているスペースX社のインターネット通信サービス「スターリンク」について、提供継続を約束した。
▽ロシア国防省、西部ベルゴロド州の軍演習場でウクライナへの派遣を控えた兵士2人が銃を乱射し、志願兵11人が死亡、15人が負傷したと発表。2人も死亡したと伝えられている。
▽ベラルーシ国防相、ロシア軍の第一陣が到着したと報告。両国の合同部隊はウクライナ国境の警備に当たる予定。
<10月14日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも9人が死亡、15人が負傷したと報告。
▽米政府、ウクライナに7億2500万ドル相当の兵器を追加供与すると発表。これで米国の支援額は180億ドルを超えた。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃が続いていると報告。死傷者の有無は明らかにしなかった。
▽ウクライナ軍、この1カ月で600以上の集落をロシア軍から奪還したと報告。
▽プーチン大統領、カザフスタンの首都アスタナで開かれたアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)の記者会見で、ウクライナに新たな大規模攻撃を仕掛ける必要は「現時点では」ないと述べた。
▽プーチン大統領、2週間以内に予備役30万人の招集を完了すると報告。
▽ロシア南部ベルゴロド州政府、ウクライナ国境に近い変電所がウクライナ軍の攻撃を受け、火災が発生したと主張。ウクライナ政府はこの主張に関する声明を出していない。
▽テスラ社のイーロン・マスクCEO、ウクライナに提供しているスペースX社のインターネット通信サービス「スターリンク」の費用を無期限で負担することはできないと表明。米政府に費用負担を求めた。
▽ロシア政府、先週の爆発で損傷したクリミア大橋について、来年7月1日までに修復を完了させるよう関係企業に命じた。
▽赤十字国際委員会(ICRC)、ロシアに対し、すべての戦争捕虜の状況確認を認めるよう要請。
▽リトアニア政府、米軍の駐留期間を少なくとも2026年まで延長することが決まったと発表。
▽ロシア野党指導者ナワリヌイ氏、弁護士を通じてフェイスブックに声明を投稿。予備役の動員は終わらず、多くの市民が戦地に派遣され、無駄死にすることになると懸念を表明した。
<10月13日>
▽ゼレンスキー大統領、欧州評議会議員会議にオンラインで参加。ウクライナの防空能力強化とロシアを孤立させる措置を導入するよう改めて要請した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも13人が死亡、37人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、IMFから追加の緊急支援13億ドルを受け取ったと報告。これでIMFの支援額は約27億ドルとなった。
▽東部ドネツク・ルガンスク人民共和国、ドネツク州バフムート近郊の2集落を奪還したと主張。
▽南部ヘルソン州の親ロシア首長、ロシア軍に民間人を州外に避難させるよう要請。ウクライナ軍は同州への攻撃を続けているとみられる。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、プーチン大統領がウクライナで核兵器を使えば、ロシア軍は欧米の軍事的対応で壊滅することになると警告。
▽ベラルーシの反政権派チハノフスカヤ氏、ベラルーシ軍がウクライナ侵攻に加わることはなく、ルカシェンコ大統領が参戦を命じればさらなる世論の反発を招くという見方を示した。ベラルーシ軍の兵力は約4万5000人と推定されている。
▽ロシア南部ベルゴロド州政府、ウクライナ国境付近の集合住宅や弾薬庫が砲撃を受けたと報告。ウクライナ大統領府は関与を否定し、ロシア軍の偽旗作戦もしくは自爆と指摘した。
▽ロシア軍、予備役の部分動員令で徴兵された兵士5人が入隊後に死亡したと報告。死亡場所は明らかにしていない。
▽プーチン大統領、カザフスタンの首都アスタナで開かれたアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)に出席。
▽プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領がカザフスタンで会談。エルドアン氏は両国の良好な関係を維持していくと改めて表明した。ウクライナとの和平交渉については協議しなかったとみられる。
▽ロシア当局、ウクライナ南部の港から黒海を経由して穀物を輸出する協定について、国連に懸念事項を伝え、要求が満たされなければ来月で期限切れを迎える協定の延長に応じないと示唆した。
▽ロシア大統領府、ウクライナにおける「特別軍事作戦」の目標は変わっていないとしつつも、交渉で目標を達成できる可能性があるという見方を示した。
▽世界銀行、ウクライナ向け追加緊急支援5億3000万ドルを月内に実施する用意があると表明。
▽IAEA事務局長、「ウクライナ南部ザポリージャ原発周辺の状況は全く改善されていない」と懸念表明。
▽ロシアとウクライナ、捕虜交換を行ったと発表。両軍合わせて40人が解放された。
<10月12日>
▽ゼレンスキー大統領、IMF・世界銀行の年次総会で開催されたフォーラムで演説。さらなる資金援助を求めた。
▽国連総会、ロシアによるウクライナ4州の併合を無効とする決議案を圧倒的賛成多数で採択。
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン州の5集落をロシア軍から奪還したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍が前線に近い市内の市場を砲撃し、少なくとも7人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ国防省、ドイツから最新鋭の防空システム「Iris-T」を受領したと報告。ドイツ政府は10日のロシア軍による大規模ミサイル攻撃後、数日中にIris-Tの「第一陣」を届けると約束していた。
▽ウクライナ政府、フランスに大砲などの追加供与を求めるラブレター形式の動画を公開。
▽仏マクロン大統領、メディアインタビューの中で、プーチン大統領はウクライナとの和平交渉に席に戻るべきと述べた。
▽ポーランドのエネルギー企業PERN、ロシアとドイツを結ぶ原油パイプライン「ドルジバ」のポーランド区間で漏洩を確認したと報告。現時点で原因は分かっておらず、漏洩を確認したパイプラインは直ちに停止された。
▽ロシア連邦保安局(FSB)、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋の爆発に関与したとみられる容疑者8人(ロシア人5人、ウクライナとアルメニア国籍3人)を拘束したと発表。身元は明らかにされていない。
▽ウクライナの防空について協議するNATO国防相会議、ウクライナ全域へのミサイル攻撃に対応し、防空システムを追加供与することなどで合意。
▽NATO高官、ロシアがウクライナで核兵器を使用すれば、NATO加盟国の物理的な対応を引き起こすと警告。ロイター通信が報じた。
▽トルコ大統領府、エルドアン大統領が13日にカザフスタンでプーチン大統領と会談すると発表。
▽ウクライナを支援する国際司法チーム、ロシア軍が10日に行った大規模攻撃について、戦争犯罪の可能性があるとして捜査を進めていると報告。この攻撃では26人の死亡が確認されている。
▽チェコ政府、10月25日からロシア人の入国を制限すると発表。
▽米シンクタンク戦争研究所、南部ウクライナ軍の反攻速度で減速していると指摘。ロシア軍が前線部隊を再編・強化していると説明した。
▽オランダ国防省、ウクライナに1450万ドル相当の防空システムを供与すると発表。
<10月11日>
▽ウクライナ政府、10日の大規模ミサイル攻撃による死者は19人、負傷者は105人と報告。
▽西部リビウ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃でエネルギーインフラが被害を受けたと報告。リビウの市長はテレグラムに、市内の3分の1が停電し、2地区が断水していると報告した。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも1人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍のミサイル攻撃により一部地域で停電が発生していることを踏まえ、市民の節電を要請した。
▽G7首脳オンライン会議。ゼレンスキー大統領も演説し、防空システムへの資金援助を要請した。
▽G7首脳、ウクライナ全土がロシア軍のミサイル攻撃を受けたことについて、プーチン大統領の責任を追及すると表明した。
▽ウクライナ検察庁、東部ドネツク州リマンとスビャトゴルスクで集団墓地を発見し、民間人数十人の遺体を収容したと報告。リマンで44体、スビャトゴルスクでは34体の遺体が収容された。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍が南部ザポリージャ原発の副所長を拉致したと報告。
▽ウクライナ被占領地域再統合省、ロシア側との交渉を経て、東部ドネツク州オレニフカの刑務所で死亡したウクライナ兵62人の遺骨の返還を受けたと報告。
▽ベラルーシ国防相、ロシアと配備で合意した合同部隊について、ベラルーシ国境を守る防衛任務に専任すると説明した。
▽ロシア国防省、ウクライナのエネルギーインフラを攻撃したと報告。
▽米バイデン大統領、CNNニュースのインタビューで、ロシアが戦術核兵器を使うとは思っていないという見解を示した。
▽ロシア外相、国営メディアのインタビューで、「ロシアは西側との交渉に前向きだが、交渉に向けた真剣な提案をまだ受け取っていない」と述べた。
▽ロシア南西部ベルゴロド州政府、ウクライナ東部ハルキウ州の国境に近い変電所がウクライナ軍の砲撃を受けたと報告。死傷者は出ていない模様。ウクライナ政府はこの主張に関する声明を発表していない。
▽米ホワイトハウス報道官、ウクライナへの高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」の供与を加速させていると明らかにした。米政府はNASAMS8基の供与を承認し、このうち2基は近く輸送、残り6基は長期的に供与するとしている。
▽NATO事務総長、核兵器の使用を想定した定期演習を来週予定通り行うと発表。
▽プーチン大統領、サンクトペテルブルクでIAEAのグロッシ事務局長と会談。ウクライナ南部ザポリージャ原発の問題について「対話を行う用意がある」と表明した。
<10月10日>
▽ゼレンスキー大統領、SNSに投稿した演説で、ロシア軍の一斉攻撃はエネルギーインフラを標的としたものという見方を示した。
▽ゼレンスキー大統領、バイデン米大統領と電話会談。防空システムについて協議した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍の一斉攻撃について、その一部にベラルーシから送られたイラン製ドローンも含まれると報告した。ウクライナはドローン9機を撃墜したとしている。
▽ウクライナ政府、首都キーウなどがミサイル攻撃を受けたことについて、「プーチン大統領は戦況を覆そうと必死になっている」という見方を示した。
▽ロシア軍、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋が爆破された報復としてウクライナの首都キーウなどにミサイルを撃ち込む。少なくとも11人が死亡したと報告されている。
▽プーチン大統領、ビデオ演説でロシア領に対するテロ攻撃にはさらに厳しく対応すると警告。ウクライナ各地にミサイル攻撃を行ったと認めた。
▽米バイデン大統領、ロシア軍がウクライナの各地をミサイル攻撃したことを受け、ウクライナに高度な防空システムを提供すると表明した。
▽モルドバ政府、ウクライナに向けて発射されたミサイルが領空を通過したことを受け、ロシア大使を召還。
▽ベラルーシ大統領、隣国のリトアニア、ポーランド、ウクライナがベラルーシの過激派をテロ攻撃のために訓練していると主張。
▽ベラルーシ大統領、ウクライナと西側のウクライナ支援国によるベラルーシへの脅威に対抗するため、ウクライナ国境付近に部隊を配備するよう命じた。
▽西部リビウ州政府、市内の一部で停電が発生し、温水が利用できなくなっていると報告。ロシアのミサイル攻撃でエネルギーインフラが被害を受けたと説明した。
▽東部ハルキウ州政府、エネルギーインフラが攻撃を受け、一部地域で停電が発生したと報告。水道も影響を受けたとしている。
▽ポーランド政府、ベラルーシ国内にいる自国民に退避を勧告。
<10月9日>
▽ウクライナ政府、南部ザポリージャ州のアパートに対するミサイル攻撃を戦争犯罪と糾弾。国際的な調査を要請した。この攻撃では少なくとも17人の死亡が確認されている。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州バフムート周辺で激しい戦闘が続いていると報告。ロシア軍はバフムートの占領を目指しているとみられる。
▽ウクライナ軍、南部ザポリージャ州内でロシア軍による砲撃が相次ぎ、数十人の死傷者が出ていると報告。アパートへのミサイル攻撃では少なくとも17人が死亡した。
▽プーチン大統領、クリミア大橋で発生した爆発について、ウクライナの情報機関によるテロとの認識を示した。ウクライナ政府は爆発の責任を認めていない。
▽ウクライナ大統領府、プーチン大統領がクリミア大橋の爆発をウクライナのテロと指摘したことについて、「お前が言うか」と一蹴した。
▽米シンクタンク戦争研究所、クリミア大橋の損傷について、南部ロシア軍の兵站に影響を与える可能性が高いが、兵力が大きく損なわれるとは思わないという見方を示した。
▽ウクライナ警察、東部ドネツク州リマンの集団墓地から20体の遺体を収容したと報告。そこには民間人約200人が埋葬されているとみられる。
▽IAEA、南部ザポリージャ原発に電力を供給していた最後の送電線の復旧作業が完了し、送電を再開したと報告。原子炉6基はすべて停止しているものの、核燃料と使用済み核燃料を冷やすためには外部電源が必要。
<10月8日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でクリミア大橋の爆発に言及するも、ウクライナ軍が関与したとは明言せず。
▽南部ヘルソン州の親ロシア首長、一部地域の民間人の避難を開始すると報告。ロシア国営メディアが報じた。
▽ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋でトラックが爆発。ロシア当局は3人が死亡したと報告。爆発したトラックの運転手と、その近くを走行していた男女それぞれ1人が死亡したと伝えられている。
▽ロシア連邦捜査委員会、クリミア大橋で爆発したトラックの所有者の自宅を家宅捜索。
▽ウクライナ政府、クリミア大橋の爆発を歓迎するも、関与したとは明言せず。
▽プーチン大統領、クリミア半島のエネルギーインフラのセキュリティを強化する法令に署名。
▽IAEA、ウクライナ南部ザポリージャ原発が外部電源を失ったと報告。原発周辺が砲撃を受けたとし、非常用ディーゼル発電で何とか核燃料を冷却していると警告した。原子炉6基はすべて停止しているが、核燃料を冷やすためには外部電源が必要。
▽ウクライナ東部のドネツク人民共和国、ウクライナ軍が市内の印刷所を砲撃したと報告。
<10月7日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、先月末以降の占領地奪還面積が約2500㎢に達したと報告。今週だけで東部の776㎢と、東部ルハンシク州の29集落を解放したと述べた。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの占領下に置かれている日本の北方領土における「日本の主権」を確認する法令に署名。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領が豪シンクタンクの討論会(6日開催)にオンラインで参加した際、NATOの攻撃でロシアの核兵器を使用不可能にする必要があると発言したことについて、「攻撃は制裁強化を意味する」と説明した。
▽東部ドネツク州知事、先週ロシア軍から奪還したリマンで集団墓地を発見したと報告。一部の地元メディアは180体の遺体が埋葬されていると報じた。
▽東部ハルキウ州政府、同州内の奪還地域で9月7日以降、530体の遺体を収容したと報告。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍の住宅に対するミサイル攻撃の死者が12人に増加したと発表。前日から5人増加した。
▽欧州政治共同体(ロシア除く欧州44カ国)、ウクライナ軍を支援する特別基金を創設することで合意。
▽米ホワイトハウス報道官、ロシアが核兵器を使用する兆候は今のところ見られないという見方示す。
▽ベラルーシ大統領、70歳を迎えたプーチン大統領にベラルーシ製トラクターをプレゼント。
▽ロシア当局、人気ラッパーとSF作家を「外国エージェント(代理人)」に指定。ラッパーのフョードロフさんはウクライナ侵攻を強く非難、国外に逃れている。SF作家のグルホフスキー氏はロシア軍の信用を傷つけたとして逮捕状が出されている。
▽ノーベル平和賞発表。ロシアの人権団体「メモリアル」、ベラルーシの人権活動家「ビアリアツキー氏」、ウクライナの人権団体「市民自由センター」が受賞した。
▽ロシア裁判所、ノーベル平和賞を受賞した人権団体「メモリアル」の本部事務所を押収するよう命じた。メモリアルは7日にノーベル平和賞を共同受賞した。
▽ドネツク人民共和国当局、ドネツク州バフムートの集落を占領したと発表
▽ロシア正教会の最高指導者キリル総主教、プーチン氏の70歳の誕生日を祝い、「プーチン氏の統治は神の意志」と主張した。
▽国際通貨基金、ウクライナが要請していた13億ドルの追加支援を承認。
▽トルコ大統領府、エルドアン大統領とプーチン大統領が電話会談を行ったと発表。
▽英国防省、ウクライナ軍が放棄されたロシア軍の戦車や兵器を流用していることについて、戦争を有利に進める重要な取り組みであると指摘。
<10月6日>
▽ゼレンスキー大統領、チェコの首都プラハで開催された欧州政治共同体の初会合にオンラインで参加。44カ国の首脳に対ロシア制裁を強化するよう求めた。
▽ゼレンスキー大統領、豪シンクタンクの討論会にオンラインで参加。NATOの攻撃でロシアの核兵器を使用不可能にする必要があると指摘した。
▽ゼレンスキー大統領、IAEAのグロッシ事務局長と会談。ザポリージャ原発の問題などについて協議した。
▽ゼレンスキー大統領、米国際開発庁のパワー長官と会談。同庁は2月以降、ウクライナに約98億ドルの援助を提供した。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州の領土400㎢以上をわずか1週間で奪還したと報告。
▽ウクライナ軍、東部ハルキウ州で同軍がこの2週間で約55km前進したと発表。ロシア軍が占領した93地域を奪還し、解放した領土は2400㎢を超えたと報告した。
▽南部ザポリージャ州知事、ロシア軍の砲撃が住宅を直撃し、少なくとも7人が死亡、5人が行方不明と報告。
▽米当局、徴兵から逃れたロシア人2人がボートでアラスカ州に到着し、難民申請を行ったと報告。
▽ロシア大統領府、ゼレンスキー大統領がNATOの攻撃でロシアの核兵器を使用不可能にすべきと提案したことに強く反発した。ロシアメディアが報じた。
▽EU、ロシアの制裁対象を拡大。新たに37の個人・企業の資産を凍結した。
▽ポーランド政府、国外にあるエネルギーインフラの警戒レベルを引き上げ。ロシアのガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」でガス漏れが相次いだことを受け、テロの脅威に対処するとした。
<10月5日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアのウクライナ4州強制併合を無効にする法案に署名。ビデオ演説でロシアの決定は無価値と一蹴した。
▽ゼレンスキー大統領、SNSで南部ヘルソン州の3集落を奪還したと報告。
▽東部ルハンシク州知事、ウクライナ軍が州内のいくつかの地域をロシア軍から奪還したとテレグラムに投稿。
▽ウクライナ大統領府、過去24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、東部ルハンシク州の一部をロシア軍から奪還したと発表。ウクライナ軍は東部ドネツク州や南部ヘルソン州でも攻勢を強めている。
▽チェチェン共和国首長、ロシア軍で3番目に高い上級大将の称号を授与されたと発表。
▽ロシア連邦議会のカルタポロフ議員、ロシア軍がウクライナで苦戦を強いられていることを批判し、軍指導部に戦況を正確に伝えるよう要請。
▽OPECとロシアなどで構成されるOPECプラスが11月からの減産を発表。日量200万バレル減で合意した。
▽プーチン大統領、ウクライナ4州を併合する法案に署名。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部ザポリージャ原発の運用をロシアに引き継ぐ大統領令に署名。
▽ロシア大統領府、ウクライナ軍に奪還された一部地域について、必ず取り戻すと表明し、併合した領土は永久にロシアに属すると主張した。
▽EU加盟27カ国、ロシアに追加制裁を科すことで合意。貿易規制の対象品拡大や欧州の保険会社を通じてロシア産原油の取引価格に上限を設定するなどの追加制裁を科すとした。
▽英国防省、東部に展開したウクライナ軍がハルキウ州を流れるオスキル川を越えてロシア軍の防衛地帯に最大20km切り込み、ルハンシク州スバトボに向かっていると報告。
▽南部ヘルソン州の親ロシア首長、ウクライナ軍の攻撃は停滞していると報告。
<10月4日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部ウクライナ軍が破竹の勢いで領土を奪還しており、今週に入って数十の集落を解放したと報告。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア軍は士気を失い、弾薬庫やインフラを破壊しながら後退していると報告。
▽米バイデン大統領、ゼレンスキー大統領と電話会談。高軌道ロケット砲システム「ハイマース」4基を含む6億2500万ドル相当の追加軍事支援を行うと表明した。
▽ロシア国防省、予備役の部分動員令発表以来、20万人以上が徴兵されたと報告。国防省は30万人を徴兵する意向を示している。
▽米国防総省、ロシアが戦術核兵器を移動させている可能性があるという報道を受け、それを示す兆候は見られず、裏付ける証拠もないと説明。米軍の核態勢の変更につながる動きは現時点では見られないとした。
▽ロシア国防省、南部ヘルソン州を占領する自軍の部隊が撤退を強いられていることを示す地図を公表。ウクライナ軍が攻勢を強めていることを認めた。
▽南部ヘルソン州のロシア首長、ロシア国営メディアのインタビューでウクライナ軍に激しい攻撃を受けていると報告。
▽インドのモディ首相、ゼレンスキー大統領と電話会談し、停戦に向けた取り組みに貢献する用意があると表明。戦争の軍事的解決はあり得ないという見方を示した。
▽ウクライナ中央銀行のシェフチェンコ総裁が辞表を提出。健康上の理由と説明した。
▽イタリア次期首相のメローニ党首がゼレンスキー大統領と電話会談。ウクライナへの全面的な支援を確約した。
▽英外相、ロシアがウクライナで核兵器を使用すれば重大な結果を招くと警告。それが現実になれば、何らかの対応に出るとした。
▽NATO、ロシアの核態勢に変化は見られないものの、NATOと加盟国は警戒を続けていると報告。
▽EU加盟27カ国の財務相、2023年予算にウクライナ支援を盛り込むことに合意。
▽ロシア裁判所、TIKTokと米アマゾンの動画配信サービスTwitchにそれぞれ罰金を科した。TIKTokはLGBTQ+(性的少数者)のコンテンツ、Twitchはウクライナ侵攻に関する「偽情報」を流したと告発された。
▽ロシア上院、ウクライナ4州をロシアに併合する法案を可決。プーチン大統領が署名すれば、併合条約成立となる。
▽首都キーウの市議会、ロシアの核攻撃に備えてヨウ化カリウム剤を避難所に準備していると報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が東部と南部で大きな戦果を上げていると報告。同軍は東部ドネツク州の要衝リマンからルハンシク州の州境に到達した可能性があるとした。ロシア軍はルハンシク州の大半を占領しているとみられる。
<10月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で多くの地域を奪還したと報告。詳細は明らかにしなかったが、前線で激しい戦闘が続いているとした。
▽ウクライナ軍、南部でロシアの防衛戦を突破し、東部でも攻勢を続けていると報告。南部では開戦以来最大の戦果を上げたとした。
▽ウクライナ政府、ロシアの侵攻による環境破壊の被害額が350億ユーロに上ると試算。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人2人が死亡、14人が負傷したと報告。
▽米政府、ウクライナに追加軍事支援供与へ。高機動ロケット砲システム「ハイマース」4基を含む6.25億ドル相当の兵器を供与する。4日に公表する予定。ロイター通信が報じた。
▽ロシア大統領府、併合したウクライナ南部ヘルソン州とザポリージャ州の国境について、住民と協議し決定するという方針を示した。
▽テスラ社のマスクCEO、ウクライナ侵攻を終結させる和解案をツイッターで提案。「クリミア半島の割譲」や住民投票のやり直しなどを提案し、批判を浴びた。
▽国際原子力機関、ザポリージャ原発の所長が解放されたと発表。所長は先月30日、原発近くのエネルホダルに向かう途中、ロシアのパトロール部隊に拘束された。
▽ロシア内務省、国営テレビ局の生放送中にウクライナ侵攻に抗議したジャーナリストのオフシャンニコワ氏を指名手配したと発表。同氏の所在地は明らかにされていない。
▽チェチェン共和国首長、10代の息子3人を前線に送ると表明。
▽ロシア極東の州知事、予備役の部分動員で誤って数千人が招集されたとテレグラムに投稿。徴兵責任者を停職処分にしたと報告した。
▽北朝鮮、ロシアのウクライナ4州併合宣言を支持すると表明。
▽ロシア政府、西部軍管区の司令官を解任、国営メディアが報じた。西部軍管区はロシア軍を構成する5管区のひとつ。ウクライナ国境を含む西部地区を管轄している。
▽EU加盟国、ウクライナ兵最大1万5000人に訓練を提供する計画に合意。訓練は可能な限り早期に実施するとしている。
▽ロシア下院、ウクライナ4州をロシアに編入する法案を全会一致で可決。
<10月2日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン州の2つの集落を奪還したと報告。
▽南部ヘルソン州政府、ロシア軍の自爆ドローンによる攻撃で市内の学校が破壊されたと報告。
▽北部チェルニヒウ州政府、市内でキノコを採ろうとしていた男性4人が地雷に接触し死亡したと報告。
▽米大統領補佐官、イスタンブールでウクライナ大統領府の長官と会談。米国の確固たる支持を説明した。
▽フランシスコ教皇、プーチン大統領に「暴力と死のスパイラル」を終結させるよう呼びかけ。
▽英国防省、ウクライナ軍が東部ドネツク州の要衝リマンを奪還したことについて、非常に大きな意味があると指摘。ロシア軍はその先で戦線を立て直しているとした。
▽NATO加盟9カ国(チェコ、エストニア、ラトビア、リトアニア、北マケドニア、モンテネグロ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア)が共同声明発表。ウクライナのNATO加盟を支持すると表明した。
▽ドイツ国防省、スロバキアで生産された榴弾砲16門をウクライナに供与すると発表。
▽国際原子力機関、グロッシ事務局長がキーウとモスクワを訪問し、ザポリージャ原発の問題について協議すると発表。
<10月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州リマンの奪還を称賛する一方、東部の広い範囲で戦闘が続いていると報告した。リマンは東部ロシア軍の物資供給拠点として利用されていた。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも31人が死亡、88人が負傷したと報告。民間の車列が攻撃を受けたと伝えられている。
▽ロシア国防省、東部ドネツク州の要衝リマンから部隊を撤退させたと報告。ウクライナ軍に押されていることを認めた。
▽チェチェン共和国首長、ロシア軍のリマン撤退を非難。ロシア政府に低出力の核兵器を使用するよう要請した。
▽南部クリミア半島の親ロシア指導者、市内の飛行場で弾薬が爆発したと報告。
▽ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発の所長がロシア軍に拘束されたと報告。安否は不明としている。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の砲撃で少なくとも4人が死亡したと報告。
▽米バイデン大統領、ウクライナに軍事・経済援助123億ドルを提供する法案に署名。
9月16日~30日(目次に戻る
<9月30日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの強制併合受け、NATOに早期加盟を申請すると表明。加盟には現加盟30カ国の合意が必要。
▽ゼレンスキー大統領、プーチン大統領が政権を握っている限り、ロシアと交渉することはないと宣言。
▽ゼレンスキー大統領、南部ザポリージャ州の民間人に対するミサイル攻撃に言及。ロシアを「血に飢えたクズ」と糾弾した。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍のミサイルが民間の車列に直撃し、少なくとも30人が死亡、88人が負傷したと報告。同州の親ロシア指導者はウクライナ軍のテロ行為と主張した。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の攻撃で少なくとも8人が死亡、17人が負傷したと報告。
▽米ホワイトハウス報道官、「ロシアが核兵器を使用するリスクはある」としたうえで、差し迫った兆候は今のところみられないという見方を示した。
▽プーチン大統領、ウクライナ4州の編入を認める条約に署名。
▽プーチン大統領、赤の広場で演説し、「ロシアは圧倒的な勝利を収める」と宣言した。
▽国連安保理、ロシアのウクライナ4州併合を非難する決議案否決。ロシアが拒否権を行使した。
▽米政府、ウクライナ4州の併合受け、ロシアに対する追加制裁を発表。追加制裁の対象には国会議員、政府高官とその家族、ロシア軍に物資を供給している供給業者などが含まれる。
▽英政府、ロシアに対する追加制裁を発表。中銀総裁の資産凍結や輸出制限など。
▽G7外相、ロシアのウクライナ4州併合を非難する共同声明発表。
▽プーチン大統領、ロシア軍に加入した外国人兵のロシア国籍付与手続きを簡略化する大統領令に署名。対象はロシア軍に半年以上従軍した外国人。
▽欧州政府、ロシアのガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」で発生した4カ所のガス漏れについて、数百キロの爆薬による水中爆発が引き起こしたという見解を示した。
▽ロシア大統領府、ウクライナ南部ヘルソン州とザポリージャ州の国境を明確にする必要があると主張。ロシア軍はこの2州を制圧できていない。
▽フィンランド、ロシア人観光客の入国禁止。
▽ロシア野党指導者ナワリヌイ氏、弁護士を通じて声明を発表。ロシアは独裁国家から議会制共和国に生まれ変わらなければならないと表明した。
<9月29日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部と南部の4州が強制併合されることに言及。プーチン大統領を止めなければ最悪の事態に発展すると警告した。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア全土の少数民族に予備役の動員に抵抗するよう呼びかけた。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部ヘルソンとザポリージャ両州の独立を承認する大統領令に署名。
▽ロシア大統領府、ウクライナ4州の編入住民投票を受け、30日に式典を執り行い、4州を正式に併合すると発表。
▽プーチン大統領、ウクライナを含む旧ソ連構成国内で起きている紛争は旧ソ連の崩壊が招いたという認識を示した。
▽ロシア大統領府、ロシアと西欧を結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」でガス漏れが相次いでいる問題について、国家が関与している可能性が高いという見方を示した。
▽フィンランド政府、ロシア人観光客の入国を禁止すると発表。30日から。
▽プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談。
▽米バイデン大統領、ロシアがウクライナ4州の併合手続きを進めていることについて、ウクライナ領におけるロシアの主張を決して認めないと言明した。
▽米ブリンケン国務長官、ロシアによるウクライナ4州の併合を「領土収容」と非難。
▽国連事務総長、ロシアのウクライナ4州併合は戦争を劇的にエスカレートさせると警告。
▽ロシア外務省、米ロの新戦略兵器削減条約(新START)について、米当局と対面で会合する可能性を検討していると発表。
▽ロシア人の国外脱出続く。カザフ、ジョージア、フィンランド国境近くに軍の登録・入隊事務所が開設された。
<9月28日>
▽ゼレンスキー大統領、同盟国の首脳と相次ぎ電話会談。追加の軍事支援と対ロシア制裁の強化を要請した。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の砲撃で少なくとも5人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽米政府、ウクライナ向けの追加軍事支援11億ドルを発表。高軌道ロケット砲システム「ハイマース」18基やドローンなどを提供するとした。これで米国の軍事支援総額は162億ドルとなった。
▽ロシア政府、予備役の部分動員の対象になった市民にパスポートを発給しないと発表。
▽ジョージアと国境を接するロシア南部の北オセチア共和国、動員令から逃れようとするロシア人が国境に殺到していることを受け、共和国内の車での移動を制限すると発表。
▽ジョージアのロシア国境近くでロシア人の大量流入に抗議するデモ。数十人が参加した。
▽ロシア政府、ウクライナ国境近くのベルゴロド州で人為的ミスにより弾薬が爆発し、14人が負傷したと報告。
▽ロシア大統領府、バルト海のガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」でガス漏れが発生し、欧米諸国がロシアの破壊工作を疑っていることについて、「馬鹿げている」と一蹴した。EUはパイプラインが意図的な行為で破壊されたと指摘している。
▽ウクライナ東部ルガンスク人民共和国と南部ヘルソン州の両首長、ロシアのプーチン大統領に併合を要請。
▽ウクライナ経済省、9月の輸出額が約34億ドルに減少したと報告。1月と2月の輸出額は約60億ドルだった。
▽ロシア外務省、ウクライナ4地域の併合手続きを速やかに進めると表明。
▽欧州委員会、新たな対ロシア制裁の草案をEU加盟27カ国に提示。貿易制限の強化や原油価格の上限設定などを提案した。27カ国は30日に討議を行う予定。
▽NATO事務総長、デンマーク国防相と会談。ロシアのガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」が破損し、天然ガスが漏洩している問題について、破壊行為が原因という見方で一致し、インフラ設備を防護する取り組みについて協議した。
▽トルコ大統領府、ウクライナ4地域のロシア併合が紛争の外交的解決を複雑にすると指摘。
▽在ロシア米国大使館、渡航制限レベル引き上げ。ロシア政府がロシア国籍を持つ米国民を徴兵する可能性があると警告し、国外退避を呼びかけた。
▽セルビア政府、ウクライナ4地域の併合は認められないと表明。セルビアは対ロシア制裁に参加していないが、ウクライナ侵攻には反対している。
▽イタリアの次期首相メローニ党首、ウクライナ支持を堅持すると表明。
▽英国防省、ドネツク州に形成されたウクライナ軍の前線の動きが遅くなっていると報告。ロシア軍は防衛に重点を置いていると指摘した。
<9月27日>
▽ゼレンスキー大統領、東部と南部の4地域がロシア編入住民投票で賛成票が圧倒的多数を占めたと発表したことを受け、占領地域の市民を守ると表明。
▽ウクライナ大統領府、4地域の編入や核の恫喝に臆することなく、占領地の奪還作戦を継続すると表明。
▽米政府、11億ドル規模のウクライナ追加軍事支援を準備。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも11人が死亡、18人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃で15歳の少年を含む8人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の砲撃で少なくとも3人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽ウクライナ東部と南部の親ロシア地域、ロシア編入の是非を問う住民投票を締め切り、圧倒的賛成多数で編入が支持されたと主張。
▽国連、ウクライナ4州の住民投票の結果を受け、「ウクライナの領土の一体性を引き続き支持する」と表明。
▽プーチン大統領、政府関係者とのビデオ会議で、「ウクライナ4州の住民を救いたい」と主張。
▽カザフスタン政府、ロシア人の入国が激増したと報告。ジョージア当局も同様の声明を発表している。
▽ロシア国防省、国外に逃亡したロシア人男性の身柄引き渡しを要請しないと発表。
▽ロシアと欧州を結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム1」でガス漏れ。現地当局が明らかにした。運用を開始していないノルドストリーム2でもガス漏れが報告されており、一部メディアは妨害工作の可能性があると報じた。
▽米国連大使、ウクライナ4州の住民投票を非難する決議案を安全保障理事会に提出すると発表。提出時期は明らかにしていないが、速やかに作業を進めるとしている。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ウクライナ軍が限界を超えた場合、ロシアは核兵器で自衛する権利があると主張。西側を威嚇した。
▽NATO事務総長、ロシアのいかなる核使用も容認せず、使用すれば深刻な結果を招くと警告。
▽英国防省、プーチン大統領が30日にもウクライナ4州の併合を宣言する可能性があると発表。
<9月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシアの部分動員令に言及。ロシア軍は東部ドネツク州の前線に兵士を無意味に送り続けていると非難した。
▽ゼレンスキー大統領、フェイスブックの投稿で、ロシアが使用する「新兵器」に対抗する計画を立てていると報告。詳細は明らかにしなかった。
ウクライナ軍、東部ドネツク州の前線で戦闘が激化していると報告。ウクライナ軍は最前線でロシア軍を押さえていると報告した。ロシアは同州の占領を目指しているが、この数カ月、ほとんど前進できていないとみられる。
▽南部オデーサ州政府、ロシア軍の砲撃が夜通し続いていると報告。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも3人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のロケット攻撃で15歳の少女を含む少なくとも7人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州クラマトルスク当局、ロシア軍が住宅地を攻撃し、民間人4人が負傷したと報告。クラマトルスクにはこの地域で活動するウクライナ軍の本部で設置されている。
▽ロシア大統領府、予備役の部分動員で誤りがあったと報告。老人や障がい者に招集令状が届いたという報告が多数寄せられていた。
▽ロシア大統領府、国境が封鎖され戒厳令が敷かれると一部メディアが報じたことについて、「承知していない」と主張。
▽ロシア政府、極東ウラジオストクに駐留する日本人外交官をスパイ活動の疑いで拘束し、ペルソナ・ノン・グラータに指定。48時間以内に国外に退去するよう命じた。
▽プーチン大統領、米国家安全保障局(NSA)元職員のスノーデン容疑者にロシア国籍を付与。
▽フィンランド政府、ロシア人の入国が今年最多に上ったと報告。24日に陸路で入国したロシア人は約8600人、出国人は約4200人。25日の入港は約8300人、出国は約5100人だった。
▽ロシア中部ウドムルト共和国の首都イジェフスクの学校で男が銃を乱射。子供11人を含む16人を殺害した。当局によると、容疑者は自殺したという。
▽ロシア当局、極東シベリアの登録・徴兵事務所で男が担当者に発砲したと発表。この担当者は重体と報じられている。
▽米国務省、4億5750万ドルのウクライナ支援策を発表。残虐行為の政府調査などに充てられるとした。
▽英政府、ウクライナ東部と南部のロシア編入住民投票に関与した政府高官や企業などに対する追加制裁を発表。
▽日本政府、新たなロシア制裁を発表。21特定団体への輸出などの禁止措置を講じ、化学兵器等関連物品の輸出禁止措置を導入するとした。
▽EU加盟5カ国、ロシア産ダイヤモンドの輸入を禁じる追加制裁を共同提案。世界最大のダイヤ取引拠点アントワープのあるベルギーは禁止案に反対している。
▽プーチン大統領、ソチの黒海リゾートでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。
<9月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア人に投降か逃亡を選ぶよう促し、武器を取った者は容赦なく攻撃すると警告した。
▽ゼレンスキー大統領、米CBSのインタビューで、地対空ミサイルシステム「NASAMS」を受け取ったと報告。詳細は明らかにしなかった。NASAMSは米防衛大手レイセオン・テクノロジーズとノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペースが共同開発した遠隔操作式システム。有人・無人機や巡航ミサイル防衛に使用される。
▽ゼレンぶきー大統領、米CBSのインタビューで、「ロシア軍の電力インフラに対する攻撃に備えている」と明らかにした。
▽米政府、ロシアがウクライナで核兵器を使用すれば「破滅的な結果」を招くと警告。
▽英トラス首相、プーチン大統領の恫喝に耳を貸すことなく、対ロシア制裁とウクライナ支援を継続しなければならないと表明。西側諸国に結束を呼びかけた。
▽ロシア南部ダゲスタン共和国で動員令に反対するデモ。少なくとも100人が警察に拘束された模様。
▽ロシアのシベリア東部ヤクーツクで動員令に反対するデモ。数十人が拘束されたとみられる。拘束された男性の多くが赤紙(招集令状)を受け取った。
▽一部のロシアメディア、政府がまもなく国境を封鎖すると報道。事実か否かは不明。
▽米シンクタンク戦争研究所、戦地の地盤は雨の影響でひどくぬかるみ、戦車や重火器の移動を難しくしていると報告。10月中旬以降は野道がぬかるむ「ラスプティチャ(Rasputitsa)」と呼ばれる自然現象の影響で戦車の走行が困難になる。
▽ウクライナ東部と南部の4地域のロシア編入住民投票続く。9月27日まで。
<9月24日>
▽ゼレンスキー大統領、東部と南部4地域のロシア編入住民投票を弱体化させるために、ロシア軍に関する情報を提供するよう国民に要請。4地域のロシア軍に関する情報が反攻作戦を加速させるとした。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍の砲撃で少なくとも3人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍のミサイルがアパートに着弾し、1人が死亡、7人が負傷したと報告。同州ではロシア編入住民投票が行われている。
▽ロシア、全国各地で予備役の動員に抗議するデモ開かれる。警察は700人以上を逮捕したと報告されている。
▽ロシア外相、国連総会で演説。米国とNATOを非難し、ロシアに選択の余地はなかったと主張した。
▽ベラルーシ外相、国連総会で演説。米国とNATOを非難した。
▽東部ハルキウ州、ロシア軍に拘束されていたスリランカ人7人が記者会見開く。ロシア軍にひどい拷問を受け、足の爪をはぎ取られたと説明した。
▽プーチン大統領、命令に従わなかったり、脱走したり、敵に降伏した兵士に対する処罰を強化する法案に署名。
▽ロシア国防省、ウクライナ侵攻の補給作戦を統括したブルガコフ国防次官を解任。後任に「マリウポリの虐殺者」と呼ばれたミジンツェフ氏を指名した。
<9月23日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ東部と南部のロシア占領地でロシア編入の是非を問う住民投票が始まったことを非難。国際社会に投票を糾弾するよう呼びかけた。
▽ウクライナ東部ドネツクとルガンスク人民共和国、南部ヘルソン州とザポリージャ州の一部地域を対象とするロシア編入住民投票始まる。投票期間は23日~27日の予定。
▽東部ハルキウ州政府、イジュームの集団墓地から遺体436体を収容し、そのうち30体に拷問の跡があったと報告。
▽ウクライナ大統領府、9つの地域でロシア軍の砲撃により民間人10人が死亡、39人が負傷したと報告。
▽フィンランド政府、ロシアからの入国希望者が激増したことを受け、ロシア人の入国を近日中に大幅に制限すると発表。
▽ウクライナでロシアの戦争犯罪調査を行った国連調査委員が結果を報告。ウクライナ国内で処刑、拷問、性暴力を含む多数の戦争犯罪が確認されたとした。
▽中国外務省、王毅外相が訪問先のニューヨークでウクライナのクレバ外相と会談したと発表。両国の外相が直接会談するのは侵攻後初めて。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領がサウジのサルマン皇太子と電話会談を行ったと発表。プーチン氏はサウジが仲介したウクライナとの捕虜交換に謝意を示した。
▽G7首脳、共同声明でロシア編入住民投票を非難。見せかけの投票を決して認めず、承認しないと言明した。
▽米ホワイトハウス、新たな対ロシア制裁を科す準備を進めていると発表。ロシアがウクライナ領を強制併合した場合は、同盟国と協調して新たな制裁を科すとした。
▽トヨタ自動車、ロシアのサンクトペテルブルク工場での生産事業終了。新車販売も打ち切る。
▽ロシア国防省、プーチン大統領が21日に署名した部分動員令から一部の銀行員やIT専門家、報道関係者を除外すると発表。
▽ウクライナ外務省、駐ウクライナ・イラン大使の承認を取り消し、大使館の外交官を大幅に削減すると発表。イランはロシア軍に兵器を供与している。
<9月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア国民に予備役の動員に抵抗するよう呼びかけた。ロシア国内では召集に抗議するデモが行われ、大勢が国外への脱出を試みている。
▽ウクライナ政府、ロシアの侵攻による損害額が1兆ドル(約140兆円)に上ると発表。侵攻前のウクライナのGDPの5倍に相当する。
▽ロシア大統領府のペスコフ報道官、息子が軍への参加を拒否したという報道を受け、息子を擁護した。
▽多くのロシア人が国外逃亡試みる。ジョージア国境では大渋滞が発生し、航空チケットはソールドアウトした。
▽ロシア国防省、動員令発表から24時間以内に予備役1万人がウクライナ侵攻への参加を志願したと主張。
▽ドイツ政府、ロシアから脱出を試みる市民が激増していることを受け、亡命希望者を受け入れる用意があると表明。
▽バルト三国、動員から逃れようとするロシア国民の亡命を受け入れないと表明。
▽フィンランド政府、ロシア人の入国禁止を検討していると発表。
▽国連安保理、ロシアに対し、ウクライナにおける人権侵害の責任を取るよう求めた。
▽NATO、ウクライナ東部ルガンスクとドネツク両人民共和国で予定されているロシア編入住民投票を国連憲章違反と非難。
▽中国外相、安保理の中でウクライナ侵攻の即時終結を望むと表明。
▽ロシア人権団体OVDインフォ、動員令に反対するデモに参加した一部の市民に招集令状が渡されたと報告。拒否した者は禁固10年に処される模様。
▽ロシア独立系新聞ノーバヤ・ガゼータ欧州、ロシア軍は動員令の中に100万人を召集できるとする非公開条項を盛り込んでいると報道。ロシア大統領府はこれを否定した。ショイグ国防相は30万人を動員する見通しと説明していた。
▽ウクライナ東部ルガンスクとドネツク人民共和国、23日から始まる予定の住民投票への参加呼びかけるビラ配り始まる。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍の砲撃で1人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ドネツク人民共和国当局、ウクライナ軍の砲撃で少なくとも6人が死亡したと報告。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、戦略核兵器はウクライナ東部と南部の占領地を守る選択肢のひとつと発言。西側諸国を威嚇した。
<9月21日>
▽ゼレンスキー大統領、国連総会でオンライン演説。ロシアを裁くための国際法廷とウクライナの復興を支援する基金の創設を求めた。
▽プーチン大統領、予備兵の部分動員を可能にする大統領令に署名したと発表。国防省によると、召集の規模は予備役30万人。
▽プーチン大統領、予備役の部分動員を発表した演説の中で、「ロシア領に対する攻撃には核兵器を含む軍事手段を行使する」と警告。ウクライナ東部ドネツク・ルガンスク両人民共和国、南部ヘルソン州とザポリージャ州はロシア編入に向けた住民投票を行う予定であり、ロシア編入が決まればそこに対する攻撃はロシア領に対する攻撃とみなされ、戦況を大幅に悪化させる可能性がある。
▽ロシア各地で予備役の動員に反対するデモ。1300人以上が逮捕された模様。
▽ロシア国防相、ウクライナの特別軍事作戦における死者が5937人に上ったと発表。西側諸国はこれよりはるかに多くのロシア兵が戦死したと推定している。
▽英国防相、ロシアの部分動員令について、「ロシア軍が敗勢であることを示している」と指摘。
▽米国家安全保障会議のカービー報道官、プーチン大統領の核兵器発言に深刻な懸念表明。核の恫喝を非難した。
▽NATO事務総長、プーチン大統領の核兵器発言を「危険で無謀」と糾弾。
▽米バイデン大統領、国連総会の一般討論演説でロシアを厳しく非難。国連憲章を無視した恥知らずと糾弾した。
▽ウクライナ農務省、2022/2023年収穫期の穀物輸出が前年同期比43.2%の688万トンになったと報告。
▽ロシアとウクライナ、戦争捕虜約300人を交換。
▽ロシアを出国する航空券の価格が急騰。予備役の動員が決まったことを受け、出国を希望する人が急増したとみられる。
▽ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏、プーチン大統領の動員令を非難。さらに多くのロシア人を死に追いやろうとしていると指摘し、動員令に反対する街頭抗議を呼びかけた。
▽IAEA事務局長、ウクライナ・ロシアの両外相とそれぞれ会談し、南部ザポリージャ原発の問題について協議したと報告。
<9月20日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ軍は前線で有利に立っているという見方を示した
▽ゼレンスキー大統領、西側諸国が東部の分離主義国家のロシア編入住民投票に反発したことに謝意を示す。
▽ウクライナ東部の分離主義国家(ドネツクとルガンスク)、9月23日~27日にかけてロシア編入の是非を問う住民投票を実施すると発表。南部ヘルソン州とザポリージャ州もこれに続いた。
▽ロシア連邦議会、命令に従わない兵士や脱走した場合などの処罰を強化する法案を可決。
▽米政府、ロシアに対し、ウクライナの領土を無理やり併合すれば深刻な結果を招くと警告。
▽米民主党と共和党の上院議員、ロシア産原油に価格上限を設定するG7の措置をさらに強化するようバイデン大統領に求める。
▽仏大統領と独首相、国連総会の一般討論演説でロシアを非難。
▽ドネツク人民共和国首長、ロシア編入住民投票計画を称賛。長年苦しんできた市民はついに解放されると主張した。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍がザポリージャ原発周辺を砲撃したと報告。原子炉建屋に被害は出ていない模様。
▽ウクライナ検察、東部ハルキウ州イジューム以外の集落でも集団墓地を発見したと報告。
▽プーチン大統領、米国の動きを覇権主義的と非難し、ウクライナの特別軍事作戦に必要な兵器の増産を当局に命じた。
<9月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部のロシア軍はパニック状態にあると言及。ウクライナ軍の反攻作戦はスピードに重点を置いていると説明した。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍が南ウクライナ原発を砲撃したことに言及。ロシアは世界を危険にさらしていると非難した。
▽東部ハルキウ州政府、イジュームの集団墓地で、これまでに民間人146人の遺体を確認したと報告。ゼレンスキー大統領はこの集団墓地に450体の遺体が埋葬されているという見方を示していた。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも8人が死亡、22人が負傷したと報告。死亡した8人のうち4人は東部ハルキウ州の医療従事者。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍が南部ミコライウ州の南ウクライナ原発を砲撃したと報告。この砲撃で送電線が一部損傷したものの、他の送電系統は被害を免れ、核燃料冷却システムは機能しているとのこと。
▽ドネツク人民共和国当局、ウクライナ軍の攻撃で13人が死亡、多くの市民が負傷したと主張。
▽米商務省、ロシアに電子機器などを輸送したとして、イランの貨物機3機を制裁リストに追加。
▽ルガンスク人民共和国の裁判所、欧州安保協力機構(OSCE)の元職員2人に反逆罪で禁錮13年を言い渡した。
▽ドネツク、ルハンシク、ハルキウ3州のロシア指導者、ロシア編入の是非を問う住民投票を実施するようロシアに要請。
▽エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国。ロシア国民の入国をより厳しく制限。
<9月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナの広い範囲でロシア軍の砲撃が続いていると警告。占領地の奪還を祝っている暇はなく、反攻作戦と厳戒態勢を継続すると強調した。
▽英国防省、ロシア軍が民間インフラへの攻撃を増やし、ウクライナ軍の士気を低下させようとする可能性があると警告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍は戦線を強化できず、郊外で無意味な作戦を続けていると報告。
▽南部ザポリージャ州政府、ザポリージャ原発の対岸都市が夜間攻撃を受け、少なくとも3人が負傷したと報告。
▽米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長がポーランドの軍事基地を訪問。ロシアの作戦はあまりうまく機能していないが、米国は高度な準備・警戒態勢を維持する必要があるという見方を示した。
<9月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍が東部ハルキウ州イジュームを含む占領地で拷問を行っていたという証拠があると報告。首にロープが巻かれた遺体や、腕を骨折した遺体など、拷問の跡が数えきれないほど確認されたという。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が東部ハルキウ州のオスキル川を越え、ロシア占領地側に大砲を配備したと報告。同研究者は「東部のロシア軍はあまりに弱く、ウクライナ軍の前進を阻止できない可能性が高い」と評価した。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍のミサイルが工業地域に着弾し火災が発生したと報告。
▽南部ザポリージャ州知事、ロシア軍の攻撃で民間人1人が負傷したと報告。同州のロシア支配地域でも爆発が確認された。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、トラック25台がザポリージャ原発にディーゼル燃料やその他の物資を輸送したと報告。
▽IAEA、ザポリージャ原発につながる外部の送電線のひとつが復旧し、電力供給を再開したと報告。
<9月16日>
▽ゼレンスキー大統領、ロイター通信のインタビューで、東部ハルキウ州イジュームの集団墓地でこれまでに450人の遺体を確認したと報告。その数はさらに増えると明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、ロイター通信のインタビューで、ロシアが戦争捕虜をウクライナに返還するのであれば、ロシア産アンモニアの輸出を支援すると表明。ロシアはこの案を直ちに拒否した。アンモニアは化学肥料の原料である。
▽ウクライナ大統領府、イジュームで発見された墓の数が450基に上ったと報告。
▽ウクライナ警察、東部ハルキウ州内でロシア軍が使用した拷問部屋を少なくとも10カ所特定したと報告。
▽ウクライナ政府、東部ハルキウ州イジュームで発見された集団墓地を調査した結果、収容した遺体の99%に暴行の跡がみられたと報告。
▽ロシア国営メディア、東部ルハンシク州のルガンスク人民共和国の検事総長と次官がテロ攻撃で死亡した報道。
▽トルコ大統領、上海協力機構(SCO)首脳会議で「ウクライナ侵攻が一刻も早く解決することを望んでいる」と述べた。この会議にはプーチン大統領も出席した。
▽ルガンスク人民共和国当局、ウクライナ軍の攻撃で少なくとも7人が死亡、10人以上が負傷したとテレグラムに投稿。ウクライナ軍がルガンスクに攻撃を仕掛けているかどうかは不明。
▽プーチン大統領、上海協力機構(SCO)首脳会議の記者会見で、「ロシアはウクライナの特別軍事作戦を急いでおらず、目標も変わっていない」と述べた。
▽インタファクス通信、ウクライナ東部ハルキウ州でウクライナ市民1000人以上が拷問を受け殺害されたと報道。
▽国連総会、来週開催される年次総会でゼレンスキー大統領のビデオ演説(事前録画)を行うことを承認。賛成101、反対7、棄権19で採択された。
▽インド首相、ウズベキスタンでプーチン大統領と会談。「戦争をしている場合ではない」と批判した。
▽ロシア国防省、北極圏の軍事演習で原子力潜水艦による巡航ミサイル発射試験を行い、400km先の標的に命中させたと報告。
9月1日~15日(目次に戻る
<9月15日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍から奪還した東部ハルキウ州イジュームで集団墓地を発見したと報告。見つかった遺体の数には言及せず、検証を続けるとした。
▽東部ハルキウ州イジューム当局、市内で約440基の墓を発見したと報告。銃殺された人や砲撃で死亡した人の遺体を確認したと説明した。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、プーチン大統領は国際刑事裁判所で、ウクライナに対する戦争犯罪で裁かれるべきという見解を示した。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウで欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談。
▽ロシア外務省、エリザベス英女王の国葬からロシアが除外されたことに反発。イギリスとロシアの関係はウクライナ侵攻で劇的に悪化した。
▽プーチン大統領、ウズベキスタンの上海協力機構(SCO)首脳会議で中国の習近平 国家主席と会談。ウクライナ侵攻に対する中国の「バランスの取れた取り組み」を称賛した。
▽米バイデン大統領、ウクライナ向けの軍事支援6億ドルを承認。ロイター通信が報じた。これで米国の支援総額は159億ドルとなった。
▽国際通貨基金、ウクライナに約14億ドルの緊急支援を行う可能性があると報告。交渉はオーストリアの首都ウィーンで行われる見通し。
▽ドイツ国防省、ウクライナに多連装ロケットシステム「MARSⅡ」2基、ロケット弾200発、装甲車50台を追加供与すると発表。
▽米財務省、ウクライナ侵攻を助長したとして、ロシアの個人2人と2団体を制裁対象に追加。
▽IAEA理事会、ウクライナ南部ザポリージャ原発からロシア軍の撤退を要求する決議案を採択。
▽ロシア外務省、ウクライナに対する米国の長距離兵器供与を非難し、新たな兵器供与を決めればレッドラインを踏み越え、戦争当事国とみなされることになるとけん制した。ウクライナは米国の兵器でロシア領内を攻撃しないと約束している。
<9月14日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍から奪還した東部ハルキウ州の要衝イジュームを視察。兵士を激励し、ロシアに勝利すると誓った。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも5人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領を乗せた専用車が首都キーウで交通事故に巻き込まれたと報告。ゼレンスキー氏にケガはなかったとみられる。
▽ロシア大統領府、東部ハルキウ州内で自軍が大規模な攻撃を仕掛け、ウクライナ軍に損害を与えたと主張。
▽ウクライナ首相、来年の財政赤字について、380億ドルを見込んでいると明らかにし、その多くがIMF、米国、EUの融資で補填されるとした。
▽米国務省、バイデン政権がロシアに対する新たな経済措置をめぐり、議会と協議していると報告。
▽米民主・共和党の上院議員、ロシアをテロ支援国家に指定する法案を提出。
▽国連事務総長、プーチン大統領と電話会談。国連とトルコの仲介によるウクライナ産穀物輸出合意が維持され、ロシア産肥料の輸出が再開されることに期待を表明した。ロシアは西側の制裁の影響で自国の食料・肥料輸出が妨げられていると不満を表明している。
▽ロシア大統領府、NATOに加盟するというウクライナの意欲は衰えておらず、ロシアの安全保障の脅威であるという見方を示した。
▽欧州委員会委員長、ストラスブールの欧州議会で演説。EUとウクライナの連帯は揺るぎないと表明した。
▽東部ハルキウ州政府、市内で拷問を受けた痕跡のある遺体を6体確認したと報告。
▽ウクライナのシンクタンク、東部ハルキウ州から撤退したロシア軍が数十台の戦車、装甲車、輸送車、銃火器を置いて逃亡したと報告。部隊は通常、自軍の兵器を破壊して撤退するが、ロシア軍は一部の重火器を破壊できなかったとみられる。
▽米シンクタンク戦争研究所、東部ハルキウ州の東に位置する河川に沿って新たな戦線が形成されたと報告。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも2人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽米バイデン大統領、ウクライナ軍が東部で成果を上げていることに言及。「領土奪還は長い道のりになると思う」と述べた。
<9月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍から8000㎢を奪還し、東部ハルキウ州で目覚ましい戦果が報告されていると報告。また奪還した領土のうち4000㎢を完全に掌握したと説明した。
▽ロシア国防省、ウクライナの全ての前線で大規模攻撃を開始したと発表。
▽ウクライナ国境警備隊、北東部のロシア国境から約3kmの地点までウクライナ軍が奪還エリアを拡大したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃で少なくとも3人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽デンマーク国防省、国内でウクライナ兵に訓練を提供すると発表。訓練の詳細は明らかにしなかった。ウクライナ兵はイギリスでも訓練を受けている。
▽独ショルツ首相、プーチン大統領と電話会談。ウクライナから軍を撤退させるよう要請。ザポリージャ原発の安全性についても提起した。
▽米政府、ウクライナに対する追加の軍事支援を近いうちに発表する可能性が高いと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍がエネルギーインフラへの攻撃を加速させる可能性があると懸念を示し、西側諸国に防空システムを提供するよう呼びかけた。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、対ロシア制裁による、ロシアは兵器などの軍事品の維持が困難になっているという見方を示した。
▽ロシア大統領府、ロシア軍が東部ハルキウ州から撤退したことで予備兵が動員されると噂されていることについて、「現時点で議論はしていない」とした。
▽IMFのゲオルギェワ専務理事、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談。IMFの支援を強化する方法を模索することで合意した。
▽英国防省、ロシア軍の主力部隊である戦車部隊が大打撃を受けたと報告。部隊の再構築には何年もかかるとした。
▽バイデン大統領、ロシア軍が東部ハルキウ州から撤退したことについて、「勝利を宣言するのは時期尚早」という見方を示した。
▽フランシスコ教皇、訪問先のカザフスタンでウクライナ侵攻に言及。無意味な戦争を速やかに終結させるよう呼びかけた。
<9月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ軍が東部と南部の奪還作戦でこれまでに6000㎢をロシア軍から取り戻したと報告。さらに進軍しているとした。
▽ゼレンスキー大統領、西側諸国にさらなる兵器供与を呼びかけ。反攻が成功するか否かは西側の団結にかかっていると訴えた。
▽ウクライナ大統領府、9つの地域でロシア軍の攻撃が確認され、民間人少なくとも4人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽ウクライナ国防省、西側諸国から供与された兵器により、ウクライナ軍の反転攻勢はフェーズ3に入ったと報告。フェーズ1は「ロシア軍の抑止」、フェーズ2は「戦線の安定」、フェーズ3は「領土奪還開始」と説明した。
▽ロシア国防省、東部ハルキウ州のウクライナ軍にミサイルと空爆を見舞い、西側の兵器を破壊したと主張。
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間で20以上の市や町を奪還、完全掌握したと報告。イジューム、クピャンスク、バラクリヤなど、ロシア軍の主要拠点になっていた地域で圧倒的な戦果を挙げたとした。
▽米政府、ロシア軍が東部ハルキウ州付近からほぼ撤退したと報告。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナ軍の反攻はまだ初期段階だが、「著しい進展を遂げている」という見方を示した。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃で少なくとも1人が死亡、ハルキウ市内の電力と水道の供給が途絶えたと報告。
▽ドイツ国防省、NATOが提示しているGDP比2%の国防予算について、1000億ユーロの特別基金を使い切ったあとも2%を維持する必要があると表明。
▽ロシア大統領府、ウクライナにおける特別軍事作戦は目標を達成するまで継続すると発表。東部ハルキウ州からの撤退には言及しなかった。
▽IAEA事務局長、南部ザポリージャ原発とその周辺を非武装地帯にするというIAEAの提案にロシアとウクライナが関心を示していると報告。
▽東部ハルキウ州のロシア当局者、ロシア国営メディアの取材の中で、「この地域に攻め入ったウクライナ軍の兵力はロシア側の8倍に上った」という見方を示した。
▽東部ドネツク人民共和国の首長、ウクライナ軍の反攻が激化していることを認め、「国は困難に状況にある」とテレグラムに投稿。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍の反攻がますます進み、より大きな領土・地域を奪還する可能性が高いと報告。
▽英国防省、定例報告で、ロシア軍のハルキウ州撤退は司令官への信頼をさらに低下させ、兵士の士気低下を後押しすると指摘。
<9月11日>
▽開戦から200日。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ハルキウ州の発電所が攻撃を受けたことに言及。民間インフラに対する攻撃を「テロ行為」と糾弾した。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が市内の発電所にミサイルを撃ち込んだと報告。広い範囲で停電が発生した模様。
▽ウクライナ軍、東部ハルキウ州でさらに北に前進し、南方や東方にも拡大しつつあると報告。ロシア軍は同州の要衝イジュム周辺からの撤退を余儀なくされている。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発で唯一稼働していた6号機の運転を停止したと発表。停電や事故に備え、核燃料の冷温停止状態への移行に向け準備中とした。
▽米財務長官、今冬、米国内のガソリン価格が急騰する可能性があるという見方を示し、ロシア産原油の価格上限設定で世界の原油取引価格の抑制を目指すと表明。
▽プーチン大統領、フランスのマクロン大統領と電話会談。マクロン氏はIAEAが提案しているザポリージャ原発周辺の非武装化や撤退勧告を受け入れるようプーチン氏に求めた。
<9月10日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部のロシア軍が撤退を始めていると報告。東部ハルキウ州の一部地域を占領したロシア兵が「背中を見せた」と語った。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ハルキウ州の2つの地域から部隊を撤退させていると発表。この部隊は別の地域で再編されるとした。
▽東部ハルキウ州政府、ウクライナ軍が大きな利益を上げたと報告。
▽ウクライナ軍、東部ハルキウ州の町クピャンスクに入り、ロシア軍を追い払ったと示唆。この町は2月の侵攻開始直後に占領されていた。
▽英国防省、定例報告で、ウクライナ軍がハルキウ州南部から50kmほど前進したと報告。この地域のロシア軍は孤立していると指摘した。また、ロシア軍はクピャンスクを失ったとし、その損失はロシア軍の補給に大きな影響を与えるとした。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍がロシアに占領された東部の領土約2500㎢を奪還したと報告。ロシア軍は不意を突かれ、撤退を余儀なくされたように見えると推定した。
▽ウクライナ国防相、国営テレビのインタビューで、東部地域のロシア軍の補給ルートを断ったと説明。詳細は明らかにしなかったが、ロシア軍は雪崩のように崩壊すると予想した。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも2人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ザポリージャ原発のあるエネルホダルの市長、4日間続いた停電が復旧したと報告。水道水も利用可能になったとのこと。
▽ドイツのベーアボック外相がキーウを訪問。
<9月9日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ハルキウ州の奪還作戦が進み、これまでに30以上の集落を解放したと報告。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍がバフムートを攻撃し、この24時間で少なくとも8人が死亡、電気と水道が途絶えたと報告。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃で少なくとも4人が死亡、子供3人を含む10人が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでポーランドとラトビアの両首脳と会談。軍事支援やエネルギー安全保障などについて協議した。
▽ウクライナ政府・EU・世銀、ロシアの攻撃で破壊されたウクライナの復興費用を3490億ドル(約50兆円)と試算。
▽ロシア政府、ウクライナ東部ハルキウ州に援軍を派遣すると発表。ウクライナ政府は反転攻勢に成功し、この数週間で30以上の集落を奪還したと報告している。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社CEO、AFP通信のインタビューでロシア軍が南部ザポリージャ原発の職員2人を殺害し、多くの職員が拘束されていると語った。
▽IAEA事務局長、ザポリージャ原発のあるエネルホダルで砲撃による停電が発生し、原子炉が脅かされているとSNSに投稿。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が72時間に東部ハルキウ州の町クピャンスクを奪還する可能性が高いと報告。
▽EU加盟27カ国のエネルギー相緊急会合、天然ガス以外で発電する電力事業者の利益に上限を設け、電力会社を倒産させないよう欧州委員会に提案することで合意。
▽プーチン大統領、年内に穀物3000万トンを輸出し、その規模を5000万トンまで拡大する用意があると表明。ウクライナ・ロシア・トルコ・国連による7月の穀物輸出合意は、延長で合意しなければ11月に失効する。
▽米国防長官、訪問先のプラハでウクライナ軍の反転攻勢に言及。東部ハルキウ州と南部ヘルソン州で一定の成功を収めているという見方を示した。
▽NATO事務総長とブリンケン米国務長官がブリュッセルで会談。
<9月8日>
▽ゼレンスキー大統領、今月1日以降、ロシア軍に占領された領土1000㎢以上を奪還したと発表。
▽ウクライナ軍、北部、南部、東部で攻勢に成功し、ロシア軍に占領されていた地域を奪還したと発表。
▽米国のブリンケン国務長官がウクライナの首都キーウを訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、同国や周辺国に28億ドル規模の追加軍事支援を提供すると発表した。これで米国の軍事支援は150億ドルを超えた。
▽米国務省、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国を含むウクライナ周辺国に12億ドル規模の支援を提供すると表明。
▽ウクライナ中銀、主要政策金利を25%に据え置くと発表。
▽米国、ウクライナ南部の穀物輸出をめぐる合意について、現時点で合意が破綻する兆しは見えないという見解を示した。
▽バイデン大統領、日英独を含む同盟国とオンラインで会談。ウクライナに対する支援の継続と、ロシアに侵攻の責任を取らせる方針で一致した。
▽米財務省、イラン企業1社に制裁科す。ロシアにドローンなどの兵器・装備を輸送する航空便の調整を行った。
▽ロシア大統領府、EUのロシア人に対するビザ発給制限に報復すると警告。
▽インド財務省、ロシア産原油の輸入量が増加していることについて、インフレ管理の一環と説明。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が東部ハルキウ州の領土の一部を奪還したと報告。
▽NATO事務総長、ウクライナを支援する西欧諸国は厳しい冬に直面すると警告。ロシアの侵略戦争は終わっておらず、支援を継続するよう呼びかけた。
<9月7日>
▽ゼレンスキー大統領、北東部ハルキウ州の複数の集落をロシア軍から奪還したと報告。同州の一部は侵攻開始直後に占領されていた。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で来年の予算に言及。1兆フリブナ(約4000億円)を防衛・安全保障に充てると説明した。
▽ウクライナ大統領府、南部ザポリージャ原発が重大事故を防ぐために稼働を停止する可能性があると警告。周辺住民に避難を呼びかけた。ウクライナは国内で消費する電力の半分以上を原発で賄っているため、停止は冬場の電力供給に打撃を与える可能性がある。
▽南部ザポリージャ州当局、ロシア軍が原発近くの町にロケット弾を撃ち込んだと報告。ロシアはこの報告を否定し、攻撃を仕掛けてきたのはウクライナ軍と主張した。
▽南部ザポリージャ州当局、ロシア軍のロケット攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領とショルツ独首相が電話会談。
▽プーチン大統領、極東ウラジオストクの東方経済フォーラムで講演。ロシアを孤立させることは不可能であり、原油・天然ガスの価格に上限を設定する国の化石燃料輸入を停止すると警告した。G7はロシア産原油の輸入価格に上限を設定すると表明している。
▽欧州委員会、ロシア産原油・天然ガスの価格に上限を設定するよう加盟27カ国に提案。
▽国連とロシアの高官がジュネーブで会談。ロシア産穀物・肥料の輸出が西側の制裁で停滞しているとされる問題について協議した。西側は対ロシア制裁の対象品目から穀物を含む食料や肥料を除外している。
▽ウクライナ軍司令官、ロシアに併合されたクリミア半島で先月発生した爆発について、ウクライナ軍による攻撃と認めた。8月9日に確認された攻撃ではロシア空軍基地が大きな被害を受け、戦闘機少なくとも10機が破壊されたとみられる。クリミア当局は事故と主張している。
▽米国務省、ウクライナ軍はゆっくりだが確実に前進しており、確実に戦果を上げていると指摘。
▽ロシア連邦議会の与党「統一ロシア」、ロシア軍が占領したウクライナ領で予定されている編入住民投票について、11月4日に実施するよう提案したと報告。南部ヘルソン州は戦況が悪化したとして、投票を延期している。
▽米国連大使、ロシア軍がウクライナの市民90万~160万人を拷問、拘束し、ロシアに強制送還した証拠があると報告。
<9月6日>
▽ゼレンスキー大統領、IAEAのザポリージャ原発報告書について、そこにロシア軍の軍事設備があると明確に記したことを称賛。IAEAが提案する原発の非武装化を支持すると表明した。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ軍がロシアの巡航ミサイル5発を撃墜したと報告。
▽ウクライナとロシア、ザポリージャ原発が砲撃を受けたと互いに非難。
▽ゼレンスキー大統領、ニューヨーク証券取引所のオープニングベル(取引開始)にオンラインで参加。ウクライナへの民間投資を呼びかけた。
▽IAEA、ウクライナ南部ザポリージャ原発の査察結果をまとめた報告書を公表。原発とその周辺を非武装地帯にするよう改めて訴えた。IAEAは原発を訪問した職員14人のうち2人を常駐させる予定。
▽国連事務総長、IAEAのザポリージャ原発報告受け、同原発周辺の戦闘停止と非武装化を要請。
▽米政府、ロシアが北朝鮮からロケット弾などを大量購入しようとしていると発表。西側諸国の制裁で深刻な物資不足に直面していることを示していると指摘した。
▽ロシア国営ガスプロム社、中国が天然ガスの購入を米ドル決済からルーブルと人民元に変更したと報告。
▽トルコ大統領、欧州のエネルギー危機は対ロシア制裁が招いたという認識示す。
▽プーチン大統領、ロシア極東などで行われている合同軍事演習「ボストーク2022」を視察。
▽ロシアエネルギー相、G7によるロシア産原油の価格に上限を設定する措置について、アジアへの輸出を拡大することで対応するという見解を示した。
▽ロシア国営メディア、ロシア軍の支配下に置かれている南部ベルジャンスクで爆発が発生したと報告。親ロシア指導者の車が爆破され、重体と報じた。
▽バイデン米大統領とトラス新英首相が電話会談。両国の関係を強化し、対ロシア制裁を含む取り組みで共同戦線を組むことに合意した。
<9月5日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ザポリージャ原発が送電系統から完全に切り離され、メルトダウンの一歩手前に追い込まれたと報告。ロシア軍の砲撃で送電線が損傷したと非難した。
▽ウクライナ軍、東部地域などの戦闘で民間人少なくとも4人が死亡、7人が負傷したと報告
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、南部ザポリージャ原発で唯一稼働していた原子炉の送電系統が損傷し、完全に切り離されたと報告。放射能漏れの有無には言及していない。
▽ロシア裁判所、独立系紙ノーバヤ・ガゼータのメディアライセンス取り消し。
▽米バイデン大統領、記者会見でロシアのテロ支援国家指定に否定的な見解を示した。
▽プーチン大統領、ロシア世界という概念に基づく外交方針を承認。同盟国の支援を強化するなどの考えが盛り込まれている。
▽ウクライナ首相、EUにさらなる兵器供与を要請したうえで、ウクライナ産天然ガスの供給を申し出た。
▽英政府、ジョンソン首相がウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行ったと発表。ジョンソン氏が国家元首としてゼレンスキー氏と電話会談を行うのはこれが最後となった。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ南部ヘルソン州で予定していたロシア編入の是非を問う住民投票が治安悪化を理由に一時停止されたと報道。ウクライナ軍は同州奪還に向け攻勢を強めている。
▽ロシア大統領府、西側の制裁が欧州向けガスパイプラインの点検・修理を妨げ、供給停止を余儀なくされていると非難。
▽欧州の天然ガス価格急騰。世界の株式市場は急落した。
▽フランス政府、今後数週間から数カ月かけて全国のエネルギー使用量を10%削減すると発表。
<9月4日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州の集落1つと南部の集落2つをロシア軍から奪還したと報告。また東部ルハンシク州でも奪還作戦が進行中と明らかにした。
▽東部ドネツク州知事、この24時間で民間人少なくとも4人の死亡を確認したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、市内のレストランがロシア軍の砲撃を受け、少なくとも1人が死亡、2人が負傷したと報告。消防はレストラン内から子猫を救助したと報告している。
▽南部ミコライウ州政府、ロシア軍の砲撃で市内の医療機関が損傷したと報告。
▽ウクライナ首相、今週中にEUから50億ユーロの金融支援を受ける予定と報告。
▽EU、ブリュッセルで緊急会合。圏内のエネルギー問題と電力市場について協議する。
▽南部ザポリージャ州政府、市内の広い範囲で停電が発生したと報告。ウクライナ国営原子力企業エネルゴア社によると、停電は徐々に回復しつつあるという。
▽ドイツ政府、エネルギー危機に対処する650億ユーロの対策予算案を発表。
<9月3日>
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ヘルソン州の住宅地を砲撃し、8歳の児童が死亡、少なくとも4人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、北東部と南東部地域の戦闘が昼夜を問わず続いていると報告。ロシア軍の前進を抑えているとした。
▽IEAEのグロッシ事務局長、ザポリージャ原発に電力を供給している最後の送電線が送電不能に陥ったと報告。その後、同原発近くの火力発電所の送電系統を使って原発の電力を確保できたと説明した。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ゴルバチョフ氏の葬儀出席後にテレグラムを更新。西側諸国はロシアを崩壊させようとしていると非難し、「そのような試みは人類を滅亡に向かわせる」と警告した。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア指導者、ウクライナ軍がザポリージャ原発に電力を供給している送電線を破壊したと主張。
▽トルコ大統領府、エルドアン大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談を行ったと発表。エルドアン氏はザポリージャ原発の問題で仲介に入るとプーチン氏に提案した。
▽英国防省、ウクライナ軍が南部で新たな攻撃作戦を開始したと報告。ウクライナ軍は南部ヘルソン州の奪還を目指している。
▽ロシアの首都モスクワでソ連最後の指導者ゴルバチョフ氏の葬儀執り行われる。政府関係者など数千人が参列した。プーチン大統領は予定通り参列せず。
<9月2日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、IAEA査察チームに謝意を示し、チームは国際社会が求めている役割を果たすことができると信じていると表明した。
▽ゼレンスキー大統領、IAEAのグロッシ事務局長と会談。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の攻撃で少なくとも4人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、ザポリージャ原発のあるエネルホダルのロシア軍基地を攻撃したと報告。ロシア軍の大砲3基と弾薬庫を破壊したと説明した。
▽ロシア国営ガスプロム社、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム1」の定期点検で問題が見つかったとし、停止期間を延長すると発表。
▽ロシア大統領府、ノルドストリーム1の修理部品が不足し、供給が危ぶまれていると警告。
▽ロシア大統領府、IAEA査察チームによるザポリージャ原発訪問を前向きな兆候と評価。IAEAの職員数人は原発内で作業を継続している。
▽米バイデン政権、ウクライナ支援を含む今年度のつなぎ予算を可決するよう議会に要請。ウクライナ支援は117億ドル、コロナ対策は224億ドル。
▽G7財務相、ロシア産原油および石油製品の価格に上限を設定することで合意。上限を超える製品への金融サービスや保険などの提供は禁じられる。
▽ロシア国防省、ザポリージャ原発に対するウクライナ軍の攻撃を「核テロ」と非難。
▽国連食糧農業機関、8月の食料価格指数が5カ月連続で低下したと報告。ウクライナ産穀物の輸出が再開したことで供給の見通しが改善した。
▽IAEAのグロッシ事務局長、オーストリアで記者会見。来週初めまでにザポリージャ原発の全体像を把握できる報告書を作成する予定とした。
▽英国防省、ザポリージャ原発の周辺地域に対する砲撃が続いていると報告。
<9月1日>
▽ゼレンスキー大統領、IAEAのザポリージャ原発査察を歓迎。ロシアが独立系メディアの取材を妨げたと非難した。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍がザポリージャ原発のある町を砲撃したと報告。負傷者の有無は不明。IAEA査察チーム到着前の攻撃だった。
▽IAEA事務局長、ウクライナ南部のザポリージャ原発を初視察。度重なる攻撃で原発の安全性は何度も損なわれたと指摘した。IAEAは査察チームの常駐を目指すとしている。
▽ロシア軍、極東で軍事演習「ボストーク2022」を開始。中国などの「友好国」が参加する。規模は2018年から大幅に縮小され5万人超が参加する見通し。
▽プーチン大統領、ソ連最後の指導者ゴルバチョフ氏の葬儀欠席へ。モスクワで9月3日に行われる予定。
▽ロシア石油大手ルクオイル社、マガノフ会長が重病を患い死亡したと発表。国営メディアは病院から転落し、死亡したと報じている。
▽赤十字国際委員会、ザポリージャ原発周辺の軍事活動を直ちに停止するよう要求。
▽ロシア国防省、ザポリージャ原発近くにいたウクライナの破壊工作グループを掃討したと主張。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍がザポリージャ原発の奪取を試みたと主張。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍の砲撃で稼働中の原子炉2基のうち1基が停止したと報告。IAEAチームも確認した。
▽ドネツク人民共和国、東部ハルキウ州近くの集落でウクライナ軍の砲撃を受け13人が死亡したと報告。
▽ウクライナの学校が対面授業を再開。戦闘が続く地域の生徒はオンライン授業。
8月16日~31日(目次に戻る
<8月31日>
▽南部ヘルソン州知事、ロシア軍が同州の東に位置するザポリージャ州の町や軍事施設を砲撃したと報告。ヘルソン州はロシア軍の支配下に置かれている。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍のロケット弾攻撃で少なくとも4人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍がザポリージャ原発を砲撃したと報告。放射線量に変化はないとした。
▽IAEA査察チーム、ウクライナ南部ザポリージャ州に到着。9月1日からザポリージャ原発の立ち入り調査を開始し、常駐を目指すとした。
▽欧州のガス輸送事業者組織ENTSOG、ロシア国営ガスプロムのパイプライン「ノルドストリーム1」が稼働をう停止したと発表。定期点検により3日間供給を停止する予定。
▽米政府、ロシア軍がウクライナで深刻な兵員不足に陥り、契約軍人を募集し、犯罪者を動員する可能性もあるという見方を情報機関の情報に基づき明らかにした。
▽米英財務相、ロシア産原油に価格上限を設定する取り組みについて協議。
▽EU、ロシアと合意していたビザ発給円滑化措置の停止で合意。ウクライナと一部の加盟国が求めていた完全停止には至らず。
▽ウクライナ外相、EUにロシア人向けビザの完全発行停止を改めて求める。
▽ウクライナ政府、南部の港から出航した食料は150万トン、貨物船は61隻に達したと報告。
<8月30日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で南部ヘルソン州の奪還作戦が本格化したと述べ、ロシア軍に荷物をまとめて撤退するよう促した。
▽南部ミコライウ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも9人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部ヘルソン州に建設していた舟橋やフェリーを破壊したと報告。
▽ウクライナ大統領府、南部ヘルソン州のほぼ全域で戦闘が激化したと報告。ウクライナ軍は同州の奪還作戦を開始したと宣言している。
▽仏エネルギー大手エンジー、ロシア国営ガスプロム社が天然ガスの供給量をさらに削減したと報告。
▽IAEAのグロッシ事務局長、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談したと報告。詳細は明らかにしなかった。
▽米ガソリン卸売価格、ウクライナ侵攻前の水準まで下落。
▽米国務省報道官、ロシアが占領下に置いた南部州などでロシア編入の是非を問う住民投票を行い、票を不正操作し、ウクライナ市民もロシア編入を望んでいると演出すると指摘した。
▽英国防省、南部ヘルソン州周辺のロシア軍部隊について、「要員が圧倒的に不足しており、補給ルートも非常にもろい」という分析結果を公表。
▽ロシア国防省、南部ヘルソン州に攻め込んできたウクライナ軍を撃退し、数百人を殺害したと主張。
▽東アフリカのジブチにウクライナ産穀物2万3000トンを積んだ貨物船到着。この穀物はエチオピア北部ティグライ州に陸路で輸送される予定。
▽EU外相・国防相協議、ロシア市民の観光ビザを一律停止するかどうかについて協議。物別れに終わった。
▽バチカン政府、フランシスコ教皇がロシアへの言及を避けているという批判に反発。「教皇はウクライナの戦争を無意味で、不快で、冒涜的なものと見なしている」と述べたが、ロシアを名指しで非難することは避けた。
<8月29日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で欧州のエネルギー危機に言及。ロシアによる「経済テロ」と非難した。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍の砲撃が夜通し続き、民間人少なくとも8人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽南部ミコライウ州政府、ロシア軍が住宅や教育機関を砲撃し、少なくとも2人が死亡、24人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州議会、州全域でロシア軍に対する大規模攻撃が始まったと報告。ウクライナ軍による同州奪還作戦が始まったという見方を示した。同州は3月初めに陥落した。
▽ロシア国防省、南部ヘルソン州に攻め込んできたウクライナ軍を撃退し、戦車26両や装甲車32両などを破壊。兵士560人以上を殺害したと主張。
▽国際エネルギー機関(IEA)、ロシアの天然ガス貯蔵施設が一杯となり、焼却処分が増加する可能性があるという見方を示した。
▽ウクライナ政府、10月の農産品輸出が600万~650万トンに達し、7月と比べて倍増するという見方を示した。
▽ロシア、4年に1回極東で行う軍事演習「ボストーク」の規模を大幅に縮小。2018年の30万人から5万人規模になるとみられる。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ軍のミサイル攻撃でザポリージャ原発の燃料貯蔵庫の屋根に穴が開いたと主張。放射線レベルは正常の範囲内とした。
▽ロシア大統領府、国際社会に対し、ザポリージャ原発の安全を確保するためにウクライナに圧力をかけるよう要請。
▽ロシア連邦保安局(FSB)、思想家ドゥーギン氏の娘ダリア氏の自動車爆発事件に関与した2人目の容疑者を特定したと発表。1978年の生まれのウクライナ人男性が実行犯の女を支援したと報じた。この男性は事件前日、エストニアに出国したという。
▽IAEA事務局長、ザポリージャ原発を訪問するとツイート。主要メディアはIAEAチームが29日に首都キーウに到着すると報じている。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍がザポリージャ原発の軍事利用を隠蔽しようとしていると警告。
▽ウクライナ当局、ザポリージャ原発の対岸都市がロシア軍の砲撃を受け、少なくとも1人が死亡、5人が負傷したと報告。
<8月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドンバスと南部の占領地をすべて奪還すると改めて表明。ロシア軍を追い払うまで戦うと国民に約束した。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発が砲撃を受けたと報告。また、放射性物質が拡散した際に被害を受ける地域をまとめた地図を公表した。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍がザポリージャ原発を2度砲撃し、原子炉建屋と核廃棄物を保管している施設近くで被害が確認されたと主張。放射線量に変化はないとした。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア勢力、ウクライナ軍のドローンが核燃料貯蔵施設に攻撃を仕掛けたものの、撃墜に成功したとテレグラムに投稿。
▽中部ドニプロペトロウシク州知事、深夜から爆発音と銃声が広い範囲で確認され、一部地域で停電が発生したと報告。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍の攻撃で集合住宅や民家数十戸が被害を受け、民間人少なくとも2人が負傷したと報告。
▽IAEA事務局長、ウクライナ政府の報告を引用し、「ザポリージャ原発の原子炉本体近くにロシア軍の砲弾が着弾した」と懸念を表明。原発への査察と停戦を呼びかけた。
<8月27日>
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ザポリージャ原発の対岸都市を砲撃したと報告。
▽ロシア当局、ウクライナ軍の砲撃がザポリージャ原発の核燃料が保管されている建物に直撃したと主張。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発のインフラ設備が損傷したと報告。放射性物質の漏洩はないとしながらも、いつ大事故が起きてもおかしくないと警告した。
▽中部ドニプロペトロウシク州知事、ロシア軍のミサイルが市内に着弾したと報告。死傷者の有無は明らかにしていない。
▽南部ミコライウ州政府、ロシア軍の砲撃で少なくとも1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽イギリス政府、ウクライナ軍に水中ドローンを提供し、黒海から機雷を除去する訓練を行うと発表。
▽国連、ウクライナの穀物輸出について、8月初旬以来、100万トンを超える農作物が出荷されたと報告。
<8月26日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ザポリージャ原発の現状について、今なお危険な状態にあると警告。
▽NPT再検討会議、最終文書の修正草案で合意できず閉幕。決裂は前回2015年会議に続き2回連続。ロシアだけでなく、ロシア寄りの国も合意しなかった。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発につながるウクライナの送電系統の一部を復元したと報告。同原発への電力供給を確保した。
▽ベラルーシ大統領、ロシアとの合意に基づき、自軍戦闘機を核兵器搭載型に改良したと発表。
▽南部ザポリージャ州政府、ザポリージャ原発で放射能漏れのリスクが高まっているとして、ヨウ素錠剤の配布を開始した。
▽ロシア当局、ザポリージャ原発はロシアが支配した地域にのみ電力を供給していると主張。
▽ウクライナ大統領府顧問、国営テレビの取材に対し、「ザポリージャ原発のIAEA査察に関する問題はまだ解決されていない」と述べ、ロシアが訪問を妨害しているとした。
▽中部ドニプロペトロウシク州知事、ザポリージャ原発があるドニエプル川の対岸都市がロシア軍の砲撃と受け、学校、民家少なくとも10戸、医療施設が被害を受けたと報告。ケガ人はいなかった模様。
<8月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍に掌握されたザポリージャ原発について、世界は辛うじて核災害を回避したという認識を示した。
▽ゼレンスキー大統領とバイデン米大統領が電話会談。ロシアに対し、ザポリージャ原発の管理をウクライナに返還するよう要請した。
▽ロシア国防省、24日に行った中部ドニプロペトロウシクの鉄道駅空爆について、ウクライナ兵200人以上を殺害したと主張。ウクライナ政府は子供を含む少なくとも25人が死亡したと報告している。
▽プーチン大統領、兵力を増強する大統領令に署名。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発と国内の送電系統が完全に切り離されたと報告。冷却やシステムの運用に必要な電力はバックアップのディーゼル発電機で確保しているとした。
▽クラスター兵器連合、ロシア軍がウクライナの広い範囲でクラスター爆弾を使用し、これまでに民間人数百人が犠牲になったと報告。ロシアとウクライナはクラスター爆弾禁止条約に加わっていない。
▽ウクライナ政府、冬までに天然ガスの目標備蓄を確保できる見通しと発表。
▽米金融大手シティグループ、今四半期からロシアの消費者と行銀行向け事業を閉鎖すると発表。
▽ラトビア、首都リガにある旧ソ連時代の尖塔・彫像2基の撤去完了。
▽IAEA事務局長、フランス24のインタビューで数日以内にチームをザポリージャ原発に送りたいと表明。
<8月24日>
▽ロシアの侵攻開始から半年。ウクライナ31回目の独立記念日。
▽ゼレンスキー大統領、独立記念日を祝うビデオ演説で、ロシアの侵攻に対し最後まで戦うと決意表明した。
▽ゼレンスキー大統領、国連安保理の演説で、ロシア軍が東部地域などに攻撃を仕掛け、民間人少なくとも22人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽米バイデン大統領、ウクライナへの追加軍事支援を発表。侵攻開始以来最大となる29億8000万ドル。これで米国の支援総額は150億ドル近くに達した。
▽英ジョンソン首相、首都キーウを電撃訪問。ゼレンスキー氏と会談し、新たな軍事支援を提供すると発表した。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍の攻撃について、兵士の疲労と戦闘資源の消耗は著しく、勢いは明らかに衰えていると報告。
▽米政府、ウクライナの一部地域を占領した親ロシア勢力が週内にもロシア編入の是非を問う偽の住民投票を行う可能性があると警告。南部ヘルソン州とザポリージャ州、東部ドネツク州とルハンシク州、北東部ハルキウ州などで行われる可能性がある。
▽ベラルーシ大統領、独立記念日を迎えたウクライナに祝意示す。一部のロシア軍はベラルーシ領内からウクライナに侵攻した。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、来週予定されているEU国防相会議でウクライナ軍に対する軍事訓練提供について協議すると発表。
▽ロシア当局、ウクライナ侵攻に反対していた野党政治家ロイズマン氏を逮捕。国営タス通信などが報じた。
▽ロシア国防相、ウクライナでの特別軍事作戦について、民間人を保護するために意図的にペースを落としていると主張。ウクライナと西側の専門家はロシア軍の侵攻速度が劇的に低下したと報告している。
<8月23日>
▽ゼレンスキー大統領、2014年にロシアに併合されたクリミア半島返還を目指す外交枠組み「クリミア・プラットフォーム」の国際会議で、ウクライナのやり方でクリミアを奪還すると改めて表明した。
▽首都キーウ、クリミア半島返還を目指す外交枠組み「クリミア・プラットフォーム」の国際会議に約60カ国参加。40人近い首脳がオンラインで参加した。
▽ドネツク人民共和国、ウクライナ軍の攻撃で4人が死亡、12人が負傷したと報告。
▽首都キーウで「国旗の日」を祝う式典開催。ゼレンスキー大統領は演説で、「戦争はクリミアで始まり、クリミアで終わる」と述べ、今回の侵攻で占領された領土だけでなく、クリミア半島も奪還すると改めて表明した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ザポリージャ州を空爆したと報告。原発への被害はなかったとみられる。
▽米国、ウクライナに30億ドル近い追加の軍事支援を発表すると明らかにした。24日に正式発表する予定。
▽米国防総省、ロシア軍が今後数日以内にウクライナ政府施設を攻撃する可能性があると警告。ロシア政府は思想家の娘がモスクワで暗殺された事件をウクライナの犯行と主張し、容赦ない措置を取ると警告している。
▽ロシアの首都モスクワで爆殺された思想家の娘ダリア氏の葬儀が営まれる。数百人が参列した。
▽ポーランド大統領、キーウでゼレンスキー大統領と会談。ウクライナへの支援強化を表明し、ロシアによるクリミア併合を終えるよう国際社会に呼びかけた。
▽ウクライナ農業省、南部の港から出航した33隻の貨物船について、穀物71万9549トンを出荷したと報告。さらに18隻の出航準備を進めているとした。
▽日本政府、ウクライナ侵攻に関する緊急閣議を開き、ウクライナへの支援や対ロシア制裁でG7と引き続き緊密に連携していくと発表。
▽NATO事務総長、クリミア・プラットフォームでロシアとの戦争は消耗戦の様相を呈している警告。ウクライナへの支援を継続するよう国際社会に呼びかけた。
▽国連安保理、ザポリージャ原発の問題について協議。ウクライナとロシアが合意すれば、国連も同原発の安全性とセキュリティを評価するとした。
▽サッカーウクライナ国内リーグ再開。試合は攻撃の標的になる恐れがあるため、当面無観客で行われる。
<8月22日>
▽ウクライナ政府、首都キーウでの独立記念日関連イベントを禁じる。期間は22日~25日まで。ロシア軍の攻撃が予想されるためとした。
▽ウクライナ軍司令部、2月の侵攻開始以来、9000人近いウクライナ兵が死亡したと報告。ゼレンスキー大統領は4月の時点で兵士最大3000人が死亡、1万人が負傷したと報告していた。
▽EU、ウクライナの近隣諸国でウクライナ軍兵士を対象とする大規模訓練を実施する案を協議する予定と発表。
▽ロシア政府、思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘ダリア氏が首都モスクワで爆殺された事件について、ウクライナの特殊機関が実行したと主張。実行犯をウクライナ人女性のナタリア・ウォウク容疑者と名指しした。ロシア連邦保安局(FSB)によると、この女性はエストニアに逃亡したという。
▽ウクライナ穀物協会、今年の穀物・油糧種子の予想収穫量を6940万トンから6450万トンに引き下げ。
▽米政府、ロシア思想家の娘がモスクワで爆殺された事件について、「米国はいかなる場所でも民間人への攻撃を明確に非難する」という立場を示した。
▽米政府、ロシア人に対するビザ発行の全面禁止を求めるウクライナ政府の要請に応じないという考えを表明。
▽ロシア国連大使、安保理にザポリージャ原発に関する会合の開催を要請。
▽ロシア連邦議会、ザポリージャ原発に関する特別会合を25日に開くと発表。原子力施設の安全に対する脅威を議論するとしている。
▽米国務省、ロシア軍がウクライナの民間インフラと公共施設に対する新たな攻撃を準備していると警告。ウクライナ国内の米国市民に直ちに出国するよう促した。ウクライナ政府は24日の独立記念日に合わせて大規模な攻撃が行われると警告している。
▽米共和党のマコネル上院少数党首、「今、最も重要なことはウクライナのロシア人を倒すこと」と述べ、戦争が長引けば米国や同盟国の関心は薄れていくと警告した。
▽国連事務総長、すべての核兵器保有国に先制核攻撃を行わないよう要請し、「核による威嚇」を直ちに停止するよう求めた。
<8月21日>
▽ウクライナ大統領府、モスクワでロシア思想家の娘が死亡したことについて、ウクライナ政府の関与を否定した。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国の首長、「プーチンのブレイン」と呼ばれるロシア思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘ダリア氏がモスクワ郊外で爆死したことについて、「ウクライナのテロリストによる犯行」と主張した。
▽ロシア国防省、南部オデーサ州を巡航ミサイルで攻撃し、米国が供与した高軌道ロケット砲システム「ハイマース」用のミサイルや欧米製の対空防衛システムを保管している弾薬庫を破壊したと発表。これに対し、オデーサ州当局はSNSに声明を投稿。ミサイル3発のうち2発を撃墜し、のこり1発は穀物庫に着弾したと説明した。
▽イギリス政府、ジョンソン首相、バイデン米大統領、マクロン仏大統領、ショルツ独首相による4者電話会談を行い、ウクライナの原子力施設の安全性を確保する重要性を確認したと発表。
<8月20日>
▽ゼレンスキー大統領、クリミア半島で爆発が相次いでいることに言及し、ウクライナ軍が前線以外の地域にも攻撃を仕掛けているとほのめかした。
▽ロシア思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘ダリア氏がモスクワ郊外で爆死。運転していた車が爆発したと伝えられている。警察は車に爆発物が仕掛けられていた可能性があるとして捜査を開始した。ドゥーギン氏は「プーチンのブレイン」と呼ばれる超国家主義者で、プーチン大統領の政策に大きな影響を与えたとされる。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で子供3人を含む民間人少なくとも12人が負傷したと報告。子供3人のうち2人は重体で、もう1人は片目を失ったとしている。
▽ウクライナ軍、南部ザポリージャ州のロシアに占領された地域を空爆したと報告。ザポリージャ原発からは離れている模様。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州バフムートでロシア軍との激戦が続いていると報告。
▽東部ルハンシク州知事、19日の戦闘で民間人少なくとも7人が死亡したと報告。
▽東部ウクライナ軍、ドネツク州とルハンシク州の境界付近の4地域で戦闘が続いていると報告。ロシア軍はルハンシク州全土を制圧し、ドネツク州に狙いを定めている。
▽クリミア半島のロシア当局、ウクライナ軍の無人機を撃墜したと報告。負傷者はいなかった模様。ウクライナ軍はこの攻撃に関する声明を発表していない。
▽トルコ国防省、ウクライナ南部の港から穀物を積んだ貨物船2隻が新たに出航したと報告。これで出航した貨物船は27隻となった。
▽首都キーウの大通りでロシア軍の戦車などを展示するイベント開催。
▽東部ドネツク人民共和国、マリウポリの動物園近くで即席爆弾が爆発したと報告。訪問を予定していた市長に怪我はなかったとした。
▽ウクライナのボクシングヘビー級王者(WBA・WBO・IBF)オレクサンドル・ウシク選手がタイトル防衛。イギリスの挑戦者アンソニー・ジョシュア選手を退けた。
<8月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でザポリージャ原発周辺への攻撃が続いていることに言及。ロシアの核脅迫が続けば、欧州は歴史上最も悲惨な核災害を目撃することになると警告した。
▽ゼレンスキー大統領、ツイッターに声明を投稿。米国の追加軍事支援に謝意を示した。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の砲撃で少なくとも5人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、ザポリージャ原発近くの地域が攻撃を受け、民間人少なくとも2人が負傷したと報告。
▽ウクライナ東部と南部の広い範囲で爆発が報告される。いずれもロシアが占領する地域で確認され、前線から離れていることから、ウクライナ軍が長距離兵器で攻撃したものとみられる。
▽米国防総省、ウクライナに7.75億ドル相当の追加軍事支援を提供すると発表。米国のウクライナに対する軍事支援はこれで19回目、総額は106億ドルに達した。
▽プーチン大統領、仏大統領との電話会談でウクライナ南部ザポリージャ原発へのIAEA訪問・査察に合意。ロシア軍が同原発から撤退するかどうかは不明。
▽国連事務総長、ザポリージャ原発を占領する親ロシア勢力に対し、ウクライナの送電系統から切り離さないよう要請。ロシアは送電網をロシア系統に切り替えようとしているとみられるが、詳細は不明。
▽ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシアがザポリージャ原発の運転を停止し、ウクライナの送電系統から切り離そうとしていると報告。ウクライナ系統から切り離されれば、ウクライナの電力供給に影響が出るとみられる。
▽ロシア国営ガスプロム社、欧州向けパイプライン「ノルドストリーム1」をメンテナンスのため3日間(8.31~9.2)停止すると発表。
▽ロシア南西部ベルゴロド州政府、ウクライナ国境から約25kmの地点にある弾薬貯蔵施設で火災が発生したと報告。ウクライナ政府はこの火災に関する声明を発表していないが、ゼレンスキー大統領はウクライナ軍が前線から離れたエリアにも攻撃を仕掛けていると示唆している。
▽ロシア外務省、クリミア半島で発生した爆発に関するウクライナ政府の声明について、「ウクライナ軍は紛争の激化を望んでいる」と指摘した。
<8月18日>
▽ゼレンスキー大統領、西部リビウで国連事務総長とトルコ大統領と会談。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が住宅地を攻撃し、民間人少なくとも17人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、東部ハルキウ州の外国人傭兵基地を攻撃し、90人を殺害したと主張。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州でロシア軍部隊を撃退したと報告。同州の北部に侵攻を試みたロシア軍を撃退し、29人を殺害。大砲や装甲車などを破壊したという。
▽ロシア国営メディア、リトアニアとポーランドに挟まれた飛び地「カリーニングラード州」に最新鋭の極超音速ミサイルを搭載した戦闘機が配意されたと報道。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領とグテレス国連事務総長がザポリージャ原発にIAEA査察チームを送る手順について合意したと発表。
▽トルコ大統領、訪問先の西部リビウでザポリージャ原発周辺への攻撃に懸念表明。チェルノブイリ原発のような事態を避ける必要があると警告した。
▽フィンランド国防省、ロシアの戦闘機2機が領空内に侵入した可能性があると発表。
▽ロシア南西部ベルゴロド州政府、郊外の弾薬庫で火災が発生したと報告。詳細は不明。
▽米国、ウクライナへの追加軍事支援8億ドル相当を準備。19日に公表する予定。
▽ロシア当局、クリミア半島の飛行場近くでドローンを撃墜したと報告。詳細は明らかにされておらず、ウクライナ軍が関与したとも明言していない。
▽ウクライナ軍とロシア軍、ザポリージャ原発周辺への攻撃で互いを非難。
▽ロシア外務省、国連事務総長が求めているザポリージャ原発周辺の非武装化には応じられないと表明。
▽ロシア外務省、核兵器の使用は「緊急事態」に限定され、ロシアは米国やNATOとの直接対決には関心がないという認識を示した。
<8月17日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、クリミア半島を含むロシア軍に占領された地域を取り戻すと改めて表明。
▽ゼレンスキー大統領、テレグラムに投稿した声明でハルキウ州の住宅地に対する砲撃を非難。民間人への攻撃はいかなる理由があろうと正当化されないとした。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも2人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が住宅地を砲撃し、少なくとも6人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽南部オデーサ州政府、一部地域にロシア軍の巡航ミサイルが着弾し4人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、クリミア半島と南部地域を結ぶ「クリミア橋」の解体を呼びかける。この橋はロシア軍の主要輸送路になっている。
▽国連、ウクライナ南部から穀物を積んだ貨物船3隻が新たに出航したと報告。これでウクライナから出航した貨物船は24隻となった。トウモロコシ8000トンを積んだ貨物船とヒマワリ油7250トンの貨物船はトルコに。ヒマワリかす1万8500トンの貨物船はオランダに向かった。
▽ウクライナ政府、南部ザポリージャ原発周辺への砲撃が相次いでいることを受け、災害対応訓練を実施。同原発を含むザポリージャ州の一部は親ロシア勢力の支配下に置かれている。
▽英国防省、クリミア半島で爆発が相次いでいることについて、ロシア軍がクリミアの治安悪化に懸念を抱き、ウクライナへの攻撃を激化させる可能性があるとツイート。ウクライナ政府の一部高官は爆発への関与を示唆しているが、公式には認めていない。
<8月16日>
▽ゼレンスキー大統領、クリミア半島のロシア軍基地で爆発が報告されたことについて、国民にロシア軍の基地や施設に近づかないよう警告した。
▽ウクライナ軍、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも2人が死亡したと報告。東部ドネツク州と北東部ハルキウ州で激しい砲撃が報告された。
▽ゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領と電話会談。ザポリージャ原発の占領などについて協議。
▽ロシア国防省、クリミア半島のロシア軍基地の弾薬庫で爆発が発生したと報告。破壊工作と非難したが、ウクライナ軍の犯行とは明言しなかった。
▽ウクライナ大統領府、クリミア半島のロシア軍基地で爆発が発生したことについて、「クリミアでは何かしらの爆発が発生する可能性が高い」とツイートした。
▽国連、ウクライナのゼレンスキー大統領が18日に西部リビウでトルコ大統領と国連事務総長と会談すると発表。
▽プーチン大統領、モスクワの安全保障関連会議で、米国はウクライナ紛争の長期化をもくろんでいると主張。台湾をめぐる問題でも地域の緊張を高めていると非難した。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国、北朝鮮の解放記念日に合わせて祝電を送り、両国に有益な関係を構築するよう要請。北朝鮮はウクライナ東部のドネツク・ルガンスク両人民共和国の独立を承認している。
▽ウクライナ産トウモロコシ2万6000トンを積んだ貨物船がシリアの港に入港。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム、ロシアに拠点を置くハッカー集団が同社のウェブサイトにサイバー攻撃を仕掛けてきたと報告。大きな被害はでなかったとみられる。
▽フィンランド政府、ロシア人向けビザの発行数を制限すると発表。9月1日から。
▽エストニア、旧ソ連時代の記念碑を公共の場から撤去。
▽ロシア連邦保安局(FSB)、ウクライナの秘密工作員がウクライナ国境近くのクルスク原子力発電所と接続する送電鉄塔6基を爆破したと主張。
▽ロシア当局、ウクライナ軍がザポリージャ原発のある町を砲撃したと報告。
▽ロシア国防相、ウクライナで核兵器が使用される可能性があるというメディアの報道を否定し、「ロシアの核兵器の主な目的は敵国の核攻撃を抑止すること」と表明した。
▽米国際開発庁長官、最大15万トンのウクライナ産小麦を購入し、世界の食料危機を支援すると表明。
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<8月15日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ザポリージャ原発周辺への砲撃が続いていることを受け、ロシア政府とロシアの原子力産業に制裁を科すよう国際社会に呼びかけた。
▽ウクライナ議会、戒厳令と国家総動員法の期間を90日間延長。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、20人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍部隊による北部と東部地域への侵攻を12回以上防いだと報告。ロシア軍は先月初めに制圧したルハンシク州領内からドネツク州への攻撃を試みている模様。
▽東部ルハンシク州知事、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の本部を攻撃したと報告。ロシア人ジャーナリストのSNS投稿から位置を割り出し、攻撃したとみられる。
▽ウクライナ政府、ロシア軍がザポリージャ原発のあるドニエプル川の対岸都市を砲撃したと報告。ロシア国営メディアはウクライナ軍が先に攻撃を仕掛け、原発近くで爆発が発生したと報じている。
▽プーチン大統領、モスクワの国際フォーラムでロシア軍兵器の性能をアピール。西側諸国の兵器より優れていると主張し、友好国に購入を促した。
▽ロシア裁判所で懲役9年の有罪判決を言い渡された米WNBAのグライナー選手、判決を不服とし控訴。控訴審の日程は未定。
▽国連報道官、ロシアとウクライナの合意を得られるのであれば、ザポリージャ原発のIAEA査察を支援できると表明。
▽南アフリカの2022年上半期EU向け石炭輸出が前年同期の8.2倍に急増。ロシア産石炭の輸入禁止措置で南アフリカに需要が集中した。
▽ウクライナ東部ドネツク人民共和国の裁判所、ウクライナ軍部隊を支援した外国人5人を起訴。このうち3人(英国人、スウェーデン人、クロアチア人)は戦闘に参加したとみられ、死刑判決を受ける可能性がある。残り2人(英国人)は受けないとみられる。
▽ロシア国防相、ザポリージャ原発のIAEA査察めぐり、国連のグテレス事務総長と電話会談。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部ヘルソン州と東部ドネツク州のウクライナ軍施設を空爆し、少なくとも100人を殺害したと報告。
▽ロシア国防省、英国空軍の偵察機が領空侵犯したと主張。
▽独ショルツ首相、一部のEU加盟国が提案しているロシア人観光客の入国禁止制限を支持しないと表明。
▽米俳優のリーヴ・シュライバーさんとサッカー元ウクライナ代表のアンドレイ・シェフチェンコさんが首都キーウを訪問。ウクライナへの寄付を継続するよう国際社会に呼びかけた。
<8月14日>
▽ウクライナ軍が奪還目指す南部ヘルソン州と周辺地域で戦闘続く。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、南部の港から穀物2万3000トンを積んだ貨物船が東アフリカのジブチに向け出港したと発表。貨物船はトルコのイスタンブールで検査を受けた後、ジブチの港に向かう。穀物は食料危機に見舞われているエチオピアに移送される予定。
▽世界食糧計画、ウクライナ南部から穀物を積んだ貨物船が次々出航していることについて、「世界中の貧しい国々が到着を待っている」と期待を表明した。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発のある町にロシア軍のロケット弾が着弾し、1人が死亡したと報告。ロシア国防省はこの発表を否定し、ウクライナ軍が攻撃したと反論した。
▽国際原子力機関のロシア特使、ロシア国営メディアの取材でウクライナ軍にザポリージャ原発への攻撃を直ちに停止するよう要請。特使は同原発にIAEAの国際チームを派遣する必要があると呼びかけた。
<8月13日>
▽ウクライナ大統領府、「この戦争がクリミア奪還で終結することは明らかだ」とツイート。ゼレンスキー大統領も今週、同様の見解を示していた。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍がクラマトルスクの住宅地を砲撃し、民間人少なくとも3人が死亡、13人が負傷したと報告。
▽東部ルハンシク州知事、テレグラムの投稿で、ロシア軍は同州とドネツク州の州境界付近で立ち往生し、前進できずにいると報告。ロシア軍はドネツク州の完全制圧を目指している。
▽南部ヘルソン州当局、ロシア軍の補給路として利用されてきた最後の橋を破壊したと報告。ウクライナ軍はクリミア半島とヘルソン州を結ぶアントノフスキー橋の破壊にも成功している。
▽ロシア国防省、東部ドネツク州の一部を実行支配するドネツク人民共和国軍が同州のウクライナ管理地の村を制圧したと主張。
▽ロシア国防省、クラマトルスクに配備された高軌道ロケット砲システム「ハイマース」とその弾薬を破壊したと主張。
▽ウクライナ軍、ロシア軍がザポリージャ原発のポンプ場や消防施設を砲撃、破壊したと報告。同原発はロシア軍の支配下に置かれ、運転業務はウクライナ人技術者が行っている。
▽英国防省、定例戦況報告で、ウクライナ軍がドニエプル川に架かる橋を破壊したことについて、「南部地域のロシア軍の地上補給はフェリーに依存している」という見方を示した。
<8月12日>
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部ザポリージャ州のザポリージャ原発周辺への砲撃を続けていると報告。
▽ウクライナ政府、国連と赤十字社に対し、ロシアがウクライナ人捕虜を拘束している施設に代表団を派遣するよう要請。
▽ウクライナ軍、ロシア軍の南部拠点のひとつとされるドニエプル川に架かる橋の近くにある弾薬庫を砲撃したと発表。ロシア兵11人が死亡したと説明した。
▽米国防総省、クリミア半島のロシア空軍基地で発生した爆発について、米国がウクライナに供与した兵器によるものではないとし、爆発の原因は分からないと説明した。一部の専門家はウクライナが供与を希望している地対地ミサイル「エータクムス(ATACMS)」が使われた可能性があると指摘している。
▽ロシア中銀、中国やインドなどの友好国の通貨購入を検討していると発表。対ロシア制裁の影響でドルとユーロが購入できなくなったことが背景にあるとみられる。
▽トルコ国防省、ウクライナ南部の港から貨物船2隻が出航したと発表。このうち1隻は初めてウクライナ産小麦を積載してトルコに向かった。これで南部の港から出航した貨物船は14隻となった。
▽チェコ向けロシアガスパイプライン、運用を再開。
▽ロシア第2四半期(4~6月)GDP、前年同期比マイナス4.0%。5四半期ぶりのマイナス成長となった。
▽英国防省、クリミア半島のロシア空軍基地で発生した爆発について、「ロシア黒海艦隊に大打撃を与えた」という見方を示した。
<8月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で政府の軍事戦術を報道機関に明かさないよう当局者に警告し、そうした行為は無責任であると非難した。
▽ウクライナ軍、ロシアによる軍事拠点や民間インフラへの攻撃が前週から倍増したと報告。
▽ウクライナ副首相、ロシア軍の猛攻にさらされている東部ドネツク州の住民3分の2を避難させる準備を進めていると発表。子供5万2000人を含む約22万人の避難を目指す。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア勢力、ウクライナ軍がザポリージャ原発を砲撃したと主張。ウクライナ政府はこの主張を却下し、ロシア軍がミサイルを撃ち込んだと反論した。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ロシア軍がザポリージャ原発を再び砲撃したと発表。現地の放射線量は通常の範囲内と報告している。
▽国連安保理、ザポリージャ原発の問題について協議する予定。
▽ロシア裁判所、生放送中にウクライナ侵攻を非難したジャーナリストのオフシャンニコワ氏に10月9日までの自宅軟禁を言い渡した。
▽ベラルーシ国防省、ウクライナ国境近くの軍事基地で火災が発生したと報告。一部メディアが基地内で爆発が発生したと報道したことについて、機械から出火した火災と説明した。
▽ラトビア議会、ロシアを「テロ支援国家」に指定する決議を採択。またウクライナ侵攻はウクライナ人に対する「ジェノサイド(大量虐殺)」と断じた。
▽ロシア外務省、西側諸国の対ロシア制裁にスイスが関与しているとして、中立国とはみなさないと警告した。
▽米国務省、ロシア当局者がここ数週間、イランで無人機の訓練を受けたと報告。イランはロシアに最大数百機のドローンを提供する準備を進めているとみられる。
▽ドイツ政府、ウクライナ再建に向けた国際会議を今年10月に開催する方向で調整していると報告。
▽トルコ当局、ウクライナの港を出港した第1便がトルコで積み荷の一部を降ろし、エジプトに向かったと報告。この便はレバノンに向かっていたが、納入が5カ月遅れたことを理由に、買い手が受け取りを拒否していた。
▽米マクドナルド社、今後数カ月以内にウクライナ国内の店舗の営業を再開すると発表。同社は今年3月にウクライナとロシアの全店舗を閉鎖。5月にロシア事業を売却した。
▽エストニア政府、ロシア人観光客の入国を原則禁止すると発表。
<8月10日>
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア軍補給用ルートとして利用されている橋が通行不能になったと報告。アントニフスキー橋とみられる。
▽ウクライナ政府、南部ザポリージャ州の原発近くの町にロシア軍のミサイルが着弾し、民間人少なくとも13人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽G7外相、ロシア軍によるザポリージャ原発占領は地域を危険にさらすとし、ウクライナに引き渡すよう要求。
▽ロシア国営メディア、生放送中にウクライナ侵攻を非難したジャーナリストのオフシャンニコワ氏が拘束されたと報道。裁判で有罪となれば、懲役10年以下の実刑を言い渡される可能性がある。
▽ウクライナ政府、国債保有者が2年間の支払い凍結で合意したと発表。これでデフォルト回避の可能性が高まった。
▽ロシアの欧州向けパイプライン「ドルジバ・パイプライン」の南側ルートが供給を再開。ハンガリー企業がウクライナに輸送費を支払った。パイプラインを運営するロシア国営企業は西側の対ロシア制裁の影響でウクライナに通過料を支払えずにいた。
▽ウクライナ農業省、前月の農産物輸出量が266万トンとなり、前月から22.7%増加したと報告。小麦や大麦の輸出が増加した。
<8月9日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で2014年にロシアに併合されたクリミア半島に言及。「ロシアとの戦争はクリミアで始まり、クリミアで終わる」と述べ、クリミア半島を奪還すると約束した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の直近24時間の攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、23人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍の砲撃と空爆が相次いでいるものの、敵は戦果を上げることができずにいると報告。
▽ウクライナ大統領府、ウクライナ軍がロシア軍に占領されたハルキウ州イジュムの奪還に向けて前進していると報告。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム社、ザポリージャ原発への攻撃に懸念を表明し、ウクライナから同原発に電力を供給する送電線3系統が損傷したと警告。
▽バイデン大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟批准書に署名。
▽米国務省、ウクライナの地雷、不発弾処理を支援する8900万ドルの援助プログラムを承認。
▽ロシア軍、ウクライナ南部クリミア半島の空軍基地で弾薬が爆発し、1人が死亡、数人が負傷したと報告。基地に対する攻撃はなかったとみられる。
▽国際機関ユニットエイド、ウクライナで早産が増加しているとし、同国の医療機関に酸素供給装置を提供すると発表。
▽ロシアの国営トランスネフチ社、西側の対ロシア制裁の影響で原油パイプラインの通過料が支払えず、ウクライナ経由での欧州3カ国(ハンガリー、スロバキア、チェコへ)への原油供給を停止したと発表。ベラルーシ経由の供給は通常通り行っているとした。
▽ロシア国防省、ウクライナ中部で高軌道ロケット砲システム「ハイマース」の弾薬庫を破壊したと主張。
▽ロシア大統領府、ゼレンスキー大統領が欧州諸国にロシア人旅行者の入国を禁止するよう要請したことについて、不合理と非難した。
▽トルコ国防省、ウクライナ南部の港から穀物を積んだ貨物船2隻が出航したと報告。1隻はトウモロコシ6万4720トンを積み韓国へ、もう1隻はヒマワリかす5300トンを積みイスタンブールに向かった。
▽エストニアとフィンランド政府、ロシア人観光客へのビザ発行を停止すると示唆。両国はロシアと国境を接している。
<8月8日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でザポリージャ原発に対する攻撃を「核テロ」と改めて非難。西側諸国に対ロシア制裁を強化するよう呼びかけた。
▽ウクライナ大統領、ロシア軍の直近24時間の攻撃で少なくとも5人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、南部ザポリージャ原発とその周辺に非武装地帯を設置するよう要請。ロシアはウクライナ軍が同原発への攻撃を続けていると主張している。
▽トルコ政府、ウクライナ産穀物を積んだ貨物船が入港し、積み下ろし作業が始まったと報告。
▽レバノンのウクライナ大使館、レバノン行きの貨物船が到着していないことについて、「出荷が5カ月遅れたことで買い手が受け取りを拒否した」と説明。別の買い手を探しているとした。
▽ロシア・ウクライナ・トルコ・国連、ウクライナ産穀物を黒海経由で輸送する商船を保護する手続きで合意。
▽米検察当局、ロシアのオルガルヒが所有するエアバス社航空機1機の押収令状を取得。対象の航空機はカザフスタンにあるという。資産価値は9000万ドル。
▽プーチン大統領、西側の制裁の影響で外国資産を凍結された銀行に対し、法人顧客向け業務の停止を認める大統領令に署名。
▽米国防総省、ウクライナに10億ドル相当の安全保障支援を提供すると発表。長距離兵器や砲弾、医療搬送車などが含まれる。これで米国の軍事支援は90億ドルを超えた。
▽米国務長官、ロシアのウクライナ併合を許せば、世界中で同じようなことが起こると警告。大国が小国を虐げ、征服するようなことを許してはならないとした。
▽米国防総省、2月24日以降のロシア軍の損耗について、7万~8万人が死傷したという見方を示した。
▽米国際開発庁、ウクライナに45億ドルの追加支援を提供すると発表。資金は財務省が調整し、世界銀行を通じて供与されるとした。
▽英国防省、ロシア軍が東部ドンバス(ドネツク州やルハンシク州など)の防衛戦に沿って対人地雷を設置している可能性が高いと報告。
▽トルコ国防省、ウクライナ南部黒海の港から穀物を積んだ貨物船2隻が新たに出航したと報告。これで出航した貨物船は10隻となった。
▽ロシア大統領府、ウクライナ軍がザポリージャ原発を攻撃していると主張。西側諸国に攻撃を停止させるよう求めた。
▽国連事務総長、ザポリージャ原発への攻撃を「自殺行為」と非難。
<8月7日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、親ロシア勢力が占領地でロシア併合を正当化する住民投票を実施した場合、交渉の機会は閉ざされると警告した。南部ヘルソン州とザポリージャ州、東部ルハンシク州の親ロシア勢力が住民投票の準備を進めているとみられる。
▽東部ドネツク州知事、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人5人が死亡したと報告。ゼレンスキー大統領は同州内にとどまる住民に避難を命じている。
▽トルコ国防省、ウクライナ南部の港から穀物を積んだ貨物船4隻が出航したと発表。4隻はトルコ、中国、イタリア向けのトウモロコシ約21万9000トンを積んでいる。
▽ウクライナ検察、ロシアの戦争犯罪事件約2万6000件の捜査を進め、これまでに135人を起訴したと報告。135人のうち15人はウクライナで拘束中。残り120人は逃亡中で、13件の公判を行い、7件で判決を言い渡したとした。
▽国際NGOアムネスティ・インターナショナル、ウクライナ軍が市街地に軍事拠点を設置し市民を危険にさらしているという報告書にウクライナ政府が反発したことについて、「大変遺憾に思う」と懸念を表明した。ウクライナのアムネスティ代表はこの報告書に反発して辞任。ゼレンスキー大統領もアムネスティは侵略者を擁護し、ウクライナに責任を転嫁しようとしていると非難していた。
▽レバノン政府、ウクライナ産穀物を積んだ貨物船の到着が遅れていると報告。理由は明らかにされていない。
▽英国防省、ロシア軍の侵攻が新たな段階に入ろうとしていると報告。南部ザポリージャ州とヘルソン州の戦闘が激しくなる恐れがあると警告した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍が南部ヘルソン州郊外の拠点に兵器や装備を大量に運び込んでいるという分析結果を公表。ウクライナ軍はヘルソン州の奪還を目指している。
▽南部ミコライフ州知事、郊外の工業施設が早朝に空爆を受けたと報告。死傷者はいない模様。
<8月6日>
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍の直近24時間の攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、14人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍がバフムートとアウディーイウカへの砲撃を開始したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が東部ドネツク州の2つの都市に対する攻撃を開始したと報告。ロシアはドネツク州の完全制圧を目指している。
▽南東部ドニプロペトロウシク州知事、ザポリージャ原発近くの都市にミサイルが着弾し、民間人少なくとも3人が負傷したと報告。
▽国際原子力機関、南部ザポリージャ州のザポリージャ原発が攻撃を受けたことに深刻な懸念を表明し、「核災害」を防ぐために戦闘を直ちに停止するよう求めた。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍のミサイルが港に着弾し、民間人2人が重傷を負ったと報告。
▽ロシア国営メディア、ウクライナ南部ヘルソン州の親ロシア副市長が暗殺されかけ、危篤状態に陥ったと報道。詳細は明らかにされていない。
▽トルコ国防省、ウクライナを出港した貨物船3隻のうち1隻がイスタンブール沖に到着したと報告。3隻は検査を受けた後、出航する予定。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃が夜通し続き、民間人少なくとも1人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍がイランから供与された無人偵察機を使用し始めたと報告。同大統領府によると、イランはドローン46機をロシアに供与したという。
<8月5日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア軍のザポリージャ原発に対する攻撃を「テロ行為」と非難。
▽東部ドネツク州知事、ウクライナ公共放送のインタビューで市内にとどまる全ての市民に避難を呼びかけた。
▽東部ハルキウ州政府、アパート数棟と市場が攻撃を受け、民間人少なくとも3人が負傷したと報告。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍が市内の複数の施設を砲撃し、数十人が死傷したと報告。死者数は調査中としている。
▽ウクライナ大統領、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも8人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ザポリージャ州の原子力発電を攻撃し、原子炉1基が停止したと発表。ロシアはウクライナ軍が攻撃したと非難している。同原発は親ロシア勢力の支配下に置かれている。
▽プーチン大統領、国会のリゾート地ソチでトルコのエルドアン大統領と会談。エネルギーや貿易面の協力強化で一致した。
▽トルコ国防省、ウクライナ南部の港から穀物を積んだ貨物船3隻が新たに出航したと発表。3隻は穀物3万3000トンを積み、アイルランドに向かったという。
▽ロシア外相、米国が提案している捕虜交換について、「米国と首脳間交渉を行う用意がある」と表明。ラブロフ外相はこの問題について、「プーチン大統領とバイデン大統領のやり取りでのみ協議できる」とした。
▽米政府、10億ドル規模のウクライナ追加支援を計画。来週公表される予定。米国の軍事支援は88億ドルを超えている。
▽米国連大使、ウクライナ侵攻の影響で4000万人が食料不足に陥り、サハラ砂漠以南のサヘル地域が最も大きな打撃を受けると警告。
<8月4日>
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍の砲撃とミサイル攻撃が続いていると報告。この24時間で民間人少なくとも8人が死亡した。
▽ドネツク人民共和国政府、ウクライナ軍が市中心部を砲撃し、民間人6人が死亡したと報告。ウクライナ政府は関与を否定した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部ヘルソン州に兵力を集めていると報告。ウクライナは同州を奪還するために攻撃を続けているとみられる。
▽ロシア裁判所、違法薬物を密輸した容疑で起訴されたWNBAのグライナー選手に懲役9年と罰金100万ルーブルの有罪判決を言い渡した。
▽米バイデン大統領、ロシア裁判所がWNBAのグライナー選手に懲役9年を言い渡したことについて、容認できないと非難した。
▽国際NGOアムネスティ・インターナショナル、ウクライナ軍が民間人居住地に軍事拠点を設置し、民間人を危険にさらしたと報告。ウクライナ政府はこれを強く否定した。
▽NATO事務総長、ロシア・ウクライナ戦争が長期化することを想定し、防衛産業と緊密に連携してウクライナに支援を提供し続けるようにすると表明。
▽米政府、ドネツク人民共和国内の捕虜収容所が焼失しウクライナ人捕虜53人が死亡したとされる事件について、「ロシアはウクライナの攻撃に見せかけようとしている」と非難した。
▽ロシア大統領府、米国がドネツク人民共和国内の捕虜収容所の事件をロシアの捏造と報告したことについて、「ウクライナ軍に殺害されたという明確な証拠がある」と反論した。
▽東部ドニプロペトロウシク州知事、ロシア軍がザポリージャ原発近くにロケット弾60発を撃ち込んだと報告。同原発は親ロシア勢力の管理下に置かれている。
▽ロシア国防省、南部ザポリージャ州郊外のウクライナ軍の弾薬庫2カ所と燃料庫を破壊したと報告。
<8月3日>
▽ゼレンスキー大統領、直近24時間のドネツク州に対する攻撃で民間人少なくとも4人が死亡したと報告。市内にとどまっている住民にできるだけ早く避難するよう命じた。
▽東部ドネツク州政府、直近24時間でロシア軍の前進を12回阻止したと報告。同州とルハンシク州の州境付近では激戦が続いているとみられる。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部クリブイリフに対する攻撃準備を進めている可能性がある警告。クリブイリフはゼレンスキー大統領の出身地。
▽ウクライナ大統領府、独元首相がロシアは交渉による解決を望んでいると発言したことについて、「建設的な交渉を行えるかどうかはロシア軍の停戦と完全撤退が条件」というこれまでの姿勢に変わりはないとした。
▽南部ミコライフ州知事、ロシア軍の無差別砲撃が続いていると報告。
▽米上院、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を賛成95ー反対1で可決。
▽トルコ当局、イスタンブール沖に到着したウクライナ穀物を積む貨物船の検査が無事完了したと報告。レバノンに向け出港した。
▽フィンランド税関、ロシアの旅行者が対ロシア制裁の対象となっている物品を持ち出そうとする事例が相次いでいると報告。7月末に行った2500件以上の検査では約100件で規制品(軍事利用可能なドローンなど)が確認された。
▽イタリア議会、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を賛成多数で可決。批准手続きを完了した。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が先週、独元首相と会談した際、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」の運用を開始する準備はできていると伝えたと発表。
▽国際原子力機関、ウクライナ南部ザポリージャ州の原発査察を改めて求める。ザポリージャ原発は親ロシア勢力の支配下に置かれている。
<8月2日>
▽ウクライナ副首相、東部ドネツク州から避難者を乗せた列車が中部の駅に到着したと報告。ドネツク州ではゼレンスキー大統領の命令に基づく避難が続いている。
▽ウクライナ産トウモロコシを積んだ貨物船がトルコ領海に到着。イスタンブール沖で3日に検査を受ける予定。
▽ロシア最高裁、ウクライナ軍のアゾフ連隊をテロ組織に指定。
▽ロシア外務省高官、NPT再検討会議で、ロシアがNATOから直接攻撃を受けた場合のみ、核兵器の使用を検討する可能性があると警告した。
▽米上院、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟承認に向けた採決を3日に行うと発表。
▽米国防総省、ロシア軍が高軌道ロケット砲システム「ハイマース」を6基破壊したという主張を否定。ロシア軍はハイマースを破壊したとたびたび発表しているが、証拠は示していない。
▽米財務省、対ロシア制裁の対象を拡大。元五輪体操選手や鉄鋼大手MMKの会長などが含まれる。
▽ロシア国防省、ウクライナ戦争に米国が直接関与していると主張。ハイマースによるミサイル攻撃を調整していると指摘した。
<8月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ産穀物の貨物船による輸出が再開したことについて、「国際社会はロシアが協定を遵守しているかどうか注意深く監視する必要がある」と指摘した。
▽ウクライナ政府、米国とドイツから供与された追加のロケット砲システムを受領したと発表。
▽米国、ウクライナに5億5000万ドル相当の軍事支援を追加供与すると発表。高軌道ロケット砲システム「ハイマース」や大砲の弾薬など。これで米国のウクライナ軍事支援は85億ドルを超えた。
▽ロシア大統領府、ウクライナ産穀物を積んだ貨物船がオデーサ州の港を出港したことについて、「非常に良い知らせ」と歓迎した。
▽米ブリンケン国務長官、ロシアはウクライナの支配地域にある原子力発電所を「核の盾」として利用していると非難した。南部ザポリージャ州にある欧州最大規模のザポリージャ原発は親ロシア勢力の管理下に置かれている。
▽米バイデン大統領、核拡散防止条約(NPT)再検討会議に先立ち、ロシアと新たな核合意を模索する用意があると表明。
▽プーチン大統領、核拡散防止条約(NPT)再検討会議に宛てた書簡の中で、「核戦争に勝者はおらず、決して起こすべきではない」とし、平等で不可分な安全保障を支持すると表明した。
▽ロシア中央銀行、第3四半期のGDPを前年同期比マイナス7%と予想。第2四半期のマイナス4.3%からさらに落ち込むという見通しを示した。
▽ウクライナの農業団体、7月の農産物輸出について、前年比プラス12%の300万トンと報告。港は利用せず、陸路で輸出した。
7月16日~31日(目次に戻る
<7月31日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシアの軍事侵攻の影響で今年の穀物収穫量が例年の半分に減少する恐れがあると警告。
▽トルコ国防省、ウクライナ南部オデーサ州の港からトウモロコシ約2万6000トンを積んだ貨物船がレバノンに向け出港したと発表。2日にトルコのイスタンブールに寄港し、検査を受ける予定。
▽プーチン大統領、海軍の日を記念する式典で演説し、米国とNATOが主要なライバルになると位置づけた。
▽東部ドネツク州政府、直近24時間のロシア軍による攻撃で少なくとも3人が死亡したと報告。
▽南部ミコライフ州当局、ロシア軍の砲撃で穀物輸出大手のオーナーが死亡したと報告。
▽ロシア軍、クリミア半島にあるロシア黒海艦隊の本部が無人偵察機の攻撃を受け、少なくとも6人が負傷したと報告。
<7月30日>
▽ウクライナ軍、東部ハルキウ州などに対するロシア軍の攻撃が続いていると報告。
▽ウクライナ政府、ドネツク人民共和国内の捕虜収容所が焼失しウクライナ人捕虜53人が死亡したとされる事件について、ロシアを改めて非難した。
▽国際赤十字社、ドネツクの捕虜収容所を支援すると親ロシア勢力に要請したが、返事は得られていないと報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ドネツクの捕虜収容所焼失について、手元の情報は限られているためハッキリとしたことは言えないが、入手可能な情報を精査する限り、ウクライナの主張が正しいように見えるとした。ウクライナはロシアが拷問や虐殺の証拠を隠蔽するために施設に火を放ったと主張している。
▽ウクライナのベレシチューク副首相、ロシア軍の攻撃で東部地域にガスを供給するガス管が破壊されてしまったため、今冬は深刻な暖房不足が予想されると警告。東部地域にとどまるウクライナ住民に暖かいうちに避難するよう呼びかけた。
▽首都キーウの聖ソフィア大聖堂近くでアゾフ連隊の兵士家族や団体が抗議デモ。ロシア軍は戦争捕虜の扱いに関するジュネーブ条約に違反しているとして、ロシアをテロ支援国家に指定するよう呼びかけた。
▽ロシア国営ガスプロム社、ラトビアへの天然ガス供給を停止したと発表。
<7月29日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でドネツク人民共和国の捕虜収容所とされる施設が攻撃を受け50人以上が死亡したことについて、ロシアをテロ支援国家に指定すべきと国際社会に呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、南部チョルノモルスクの港を視察。トルコ貨物船への穀物積み込み作業を確認した。
▽ウクライナ大統領、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも13人が死亡、36人が負傷したと報告。
▽ドネツク人民共和国、ウクライナ軍が捕虜収容所を攻撃し、ウクライナ人捕虜53人が死亡、75人が負傷したと主張。ウクライナ政府はこの主張をロシアの偽旗作戦と非難した。
▽ロシア国防省、攻撃を受け破壊されたドネツク人民共和国の捕虜収容所から米国がウクライナに供与した高軌道ロケット砲システム「ハイマース」の破片が見つかったと主張。
▽ウクライナ裁判所、終身刑判決を受けたロシア兵を禁固15年に減刑。
▽米ブリンケン国務長官、ロシアのラブラフ外相と電話で協議し、ロシアで拘束されている米国人2人の解放に関する提案を受け入れるよう要請したと発表。
▽米国、対ロシア制裁の対象を拡大。2個人と4団体を制裁対象に追加した。
▽レバノン当局、トリポリの港に停泊したシリア貨物船がウクライナ産穀物を積載していると指摘された件について、積載されていたのはロシアの大麦と小麦粉だと報告。貨物はまだ荷揚げされておらず、調査が進められている模様。
▽英国防省、ロシア軍は兵員の不足を補うために民間軍事会社の戦闘員を前線に投入しているという見方を示した。
<7月28日>
▽ゼレンスキー大統領、中部や東部の広い範囲でロシア軍のミサイル攻撃が相次いだことについて、「民間人を狙ったミサイルテロ」と糾弾した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が中部の複数の都市にミサイルを撃ち込み、民間人の犠牲が相次いだと報告。
▽中部キロウォフラード州知事、ロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも5人が死亡、25人が病院に搬送されたと報告。
▽ウクライナ軍、首都キーウ郊外の軍事基地が攻撃を受けたと報告。負傷者の有無は明らかにされていない。
▽中部ドニプロ州知事、ロシア軍のミサイル攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、2人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍のミサイルがトレツクの5階建て集合住宅を直撃し、少なくとも2人が死亡したと報告。
▽ロシア裁判所、国営メディアのニュースでウクライナ侵攻を批判した女性ジャーナリストのオフシャンニコワ氏に罰金刑。
▽ウクライナ南部の親ロシア当局、ウクライナ軍と保安局の職員21人を拘束したと発表。21人はロシア軍の支配下に置かれているヘルソン州とザポリージャ州で拘束された。
▽エストニア政府、ロシアの留学希望者に対するビザや在留許可証の発行を停止。
▽レバノンのウクライナ大使館、ウクライナ産穀物を積んだシリア貨物船「ラオディケア号」がレバノンの港湾都市トリポリの港に入港したと報告。
▽国連、ウクライナ産穀物の輸出再開について、29日にも再開できると期待しているとした。
▽日本政府、ロシア軍が8月末から極東で軍事演習を行うと発表したことについて、演習エリアから北方領土を除外するようロシアに求めたと発表。
▽英国防省、南部ヘルソン州のロシア軍に対するウクライナ軍の攻撃について、ウクライナの反撃は勢いを増しているという見方を示した。
▽ロシア裁判所、チャットサービスWhatsAppとSnapchatに罰金を科す。
<7月27日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「ロシアは開戦以来、兵士4万人以上を失った」と発表。ロシアは戦死者数をほとんど更新しておらず、3月の時点で1351人が死亡したと報告している。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア軍施設、弾薬庫、大砲などを破壊し、ロシア兵51人を殺害したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍がバフムートのホテルを砲撃し、民間人少なくとも2人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が南部の3地域に部隊を再配置し、防衛体制を強化したように見えると報告。ヘルソン州やザポリージャ州と思われる。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア軍主要補給路「アントニフスキー橋」を破壊したと報告。この橋はロシアが2014年に併合したクリミア半島とヘルソン州を結び、この地域のロシア軍の補給路になっていたとみられる。
▽ウクライナ政府、穀物輸送再開に向けた準備について、南部オデーサ、チョルノモルスク、ピウデンニーの3つの港の作業を再開したと発表。
▽ウクライナ産穀物の輸出を監督するイスタンブールの共同調整センター正式発足。ロシア、ウクライナ、トルコ、国連の関係者が駐在する。
▽米ブリンケン国務長官、ロシアで拘束された女子バスケットボール選手の帰国に向けた電話会談を近くラブロフ外相と行うと発表。米ロ外相の電話会談は侵攻開始以来初。
▽ロシア経済省、第2四半期の経済成長率を発表。前年同期比マイナス4%とした。第1四半期はプラス3.5%だった。
▽フィリピン政府、ロシアの輸送ヘリ16機を購入する契約を破棄したと報告。AP通信が報じた。取引額は2億2700ドル。ドゥテルテ前大統領が契約破棄を承認した。
<7月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア国営ガスプロム社がEU向け天然ガスの供給量を削減していることについて、「制裁で対抗する必要がある」と呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で南部オデーサ州とミコライウ州へのミサイル攻撃を非難。攻撃を受けた地点には軍事基地も軍隊も存在しないとした。
▽ウクライナ軍、直近24時間でロシア軍の攻撃により民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍が南部オデーサ州やミコライウ州にミサイルを撃ち込んだと報告。負傷者の有無は明らかにしていない。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍がクラスター爆弾を使用したと報告。ロシアは同州への攻勢を強めているとみられるが、戦況はほとんど明らかにされていない。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍が夜明け前から空爆を開始し、民間施設が被害を受けた報告。負傷者の有無は明らかにしていない。
▽EU、天然ガス使用量を15%削減することで合意。ロシア産天然ガスの供給減に備える措置。ハンガリーのみ反対票を投じた。
▽ハンガリー政府、EUの天然ガス使用削減計画について、「強制できず、有害な提案」と非難。ハンガリーは国内で消費する天然ガスの80%をロシアから輸入している。
▽ロシアの宇宙開発企業ロスコスモス、2024年以降に国際宇宙ステーション(ISS)から撤退するとプーチン大統領に報告。ロシア国営メディアが報じた。
▽英首相、ゼレンスキー大統領にチャーチル賞を授与。
▽ウクライナ国営ガス会社ナフトガス、利払い期限を守れないと発表。ウクライナの企業がデフォルトに陥るのは侵攻開始以来初。同社は債権者に2年間利払いを凍結すると提案したが、一部の債権者の同意を得られなかった。
▽ロシア国防省、ウクライナ産穀物の輸出を監督する共同調整センターがイスタンブールで作業を開始したと発表。同センターにはロシア、ウクライナ、トルコ、国連の政府関係者や専門家が派遣される。
▽モルドバ政府、ウクライナ国境付近でモルドバ市民が殺害されたとロシアから報告を受けたと発表。事実か否かは不明とした。
▽ドイツ国防省、ウクライナに多連装ロケットシステムと榴弾砲を届けたと報告。供与計画の一部。
▽ロシア国防省、8月末から極東で軍事演習を行うと発表。中国国境近くでも行う予定。中国軍が参加するかどうかは不明。
<7月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア国営ガスプロム社が欧州への天然ガス供給量を減らしていることについて、「欧州にガス戦争を仕掛けている」と非難した。
▽ゼレンスキー大統領、グアテマラのジャマテイ大統領と会談。中南米の首脳がウクライナを訪問したのは初めて。
▽ウクライナ政府、国連・トルコ仲介の合意に基づき、南部の港からの穀物輸出を今週中に再開する見込みと発表。最初に運用を再開する港は南西部チョルノモルスクの予定。先日ミサイル攻撃を受けた南部オデーサ州の港も再開に向けた準備を進めているとした。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の無差別ミサイル攻撃が続いていると報告。その多くが民間人を狙ったものと非難した。
▽ユーロビジョン2023の開催国、ウクライナからイギリスに変更。
▽ロシア大統領府、南部オデーサ州への巡航ミサイル攻撃が穀物輸送再開に影響を当たることはないという見解示す。ロシア軍は港の「軍事インフラ」を攻撃したと主張している。
▽ロシア政府、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム1」のガス供給量がさらに減少すると発表。定期点検に伴う一時的な供給減と主張した。
▽ロシア国営ガスプロム社、西側諸国の対ロシア制裁がノルドストリーム1のメンテナンスを妨げていると警告。制裁が緩和されない限り、供給量を回復することは難しいとした。
▽世界食糧計画(WFP)、ウクライナ産穀物輸送の再開計画を称賛する一方、それだけで世界の食料危機を解決することはできないという見解を示した。
▽スロバキア政府、ウクライナに旧ソ連製戦闘機ミグ29を供与する可能性があると発表。
<7月24日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍に可能な限りの損害を与えるために全力を尽くすと国民に約束し、勝利を誓った。
▽東部ドネツク州知事、直近24時間で民間人2人が死亡、2人が負傷したと報告。ロシア軍は同州制圧を目指し、州境付近で攻勢を強めているとみられる。
▽ウクライナ大統領府、南部オデーサの港がミサイル攻撃を受けたことについて、穀物の輸出再開は困難という見方を示した。大統領報道官は輸出を再開できれば、8~9カ月で6000万トン(収穫済み2000万トンと新たに収穫する4000万トン)の穀物を輸出できるとした。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部オデーサの港を巡航ミサイルで攻撃し、西側がウクライナ軍に供与した兵器を破壊したと発表。
▽北朝鮮メディア、米国がウクライナで生物化学兵器を開発していると主張。ロシアも同様の見解を示しているが、両国と国連はこの主張を否定している。
▽ロシア外相、エジプトを訪問。エジプトにロシア産穀物を契約通りに供給するとした。エジプトは輸入穀物の80%をロシアとウクライナから輸入していたため、戦争の影響を強く受けている。
▽米シンクタンクの戦争研究所、ウクライナ軍が南部ヘルソン州に対する反撃作戦を計画、または開始した可能性が高いという見方を示した。
<7月23日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でオデーサ州の港に対するミサイル攻撃を非難。このミサイル攻撃はロシアが穀物輸送再開の合意を履行しないことを意味するとした。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部の港湾都市オデーサ州の港を空爆したと発表。負傷者はいない模様。
▽トルコ政府、ウクライナ南部オデーサ州へのミサイル攻撃について、「ロシアは関与を否定している」と発表。
▽ロシア国防省、ウクライナ中央部の飛行場と鉄道施設をミサイル攻撃で破壊し、少なくとも3人を殺害したと報告。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア軍補給ルートを攻撃したと報告。ウクライナ軍は米国が供与した高軌道ロケット砲システム「ハイマース」でロシア軍の主要補給路「アントノフスキー橋」を攻撃している模様。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍のミサイルがアパートを直撃し、少なくとも2人が負傷したと報告。
<7月22日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ産穀物の輸送再開に向けた合意文書が締結されたことについて、「ウクライナは100億ドル相当の穀物を輸出することが可能」とした。
▽ゼレンスキー大統領、ロシアと交わしたウクライナ産穀物の輸出再開に向けた合意文書について、「国連に履行を保証する義務がある」と明言した。
▽ウクライナ政府、東部クラマトルスクの学校や民家が砲撃を受け、民間人少なくとも3人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍の無差別ミサイル攻撃が続いているとし、州内の住民に改めて避難を呼びかけた。
▽東部ドニプロペトロウシク州知事、ロシア軍の空爆で市内の学校3校や住宅地が破壊されたと報告。少なくとも18人が負傷した。
▽ウクライナとロシアの代表、トルコのイスタンブールでウクライナ産穀物と肥料の海上輸送を再開する合意文書に署名。
▽ロシア国防相、ウクライナ産穀物の海上輸送を数日以内に再開する準備が整っているとした。ショイグ国防相によると、ロシアはウクライナ南部黒海の機雷除去を自軍の戦闘に有利な形で利用しないことを誓約したという。
▽米国防総省、ウクライナに高軌道ロケット砲システム「ハイマース」4基を含む2億7000万ドル相当の追加軍事支援を送ると発表。
▽米政府、ウクライナ産穀物の輸送再開に向けた合意について、「再開できるどうかはロシアにかかっている」とし、その責任はロシアが負うとした。
▽米国防総省、ロシア軍の1日あたりの死傷者数は数百人にのぼり、これまでに数千人の将校を失い、指揮系統に混乱が生じているという見方を示した。ロシアは自軍の戦死者数をほとんど更新しておらず、3月25日時点の死者数を1351人と報告している。
<7月21日>
▽ゼレンスキー大統領、インスタグラムの投稿で、自身の健康状態が悪化したという情報が拡散したことについて、「ロシアのハッカー集団によるフェイクニュース」と説明。オフィスで仕事を続けているとした。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、戦況好転させ、ロシア軍に大きな損害を与えることができるという見方を示した。西側の専門家も、米国が供与したハイマースやその他の長距離兵器が戦況に違いをもたらす可能性があると指摘している。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、23人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍が同州の発電所に侵攻するも、撃退に成功したと報告。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ザポリージャ州の原発に兵器を保管していると報告。同州の一部は親ロシア勢力の支配下に置かれている。
▽トルコ政府、ロシアとウクライナが穀物輸出の再開に向けた合意文書に22日に署名すると発表。
▽ベラルーシ大統領、AFP通信のインタビューの中で、「核戦争を防ぐためにはロシア、ウクライナ、西側諸国が終戦に合意する必要がある」という見解を示した。
▽トルコ外相、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟手続きについて、来月両国が約束を履行しているかどうかを見極めるとした。この3カ国は先月末のNATO首脳会議で覚書に署名している。
▽ハンガリー政府、ロシア産天然ガスの輸入拡大について協議するためにロシアに外相を派遣。7億㎥の追加購入を決めたと明らかにした。
▽ロシア国営ガスプロム社、ドイツに天然ガスを供給するノルドストリーム1の運用を再開したと発表。供給量は明らかにしていない。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領がサウジのムハンマド皇太子と電話会談したと発表。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどで構成されるOPECプラスについて議論した。
▽ウクライナ中央銀行、通貨フリブナの対ドルレートを25%切り下げ。1ドル=29.25フリブナ(2月下旬時点)から1ドル=36.5686フリブナとした。
▽英国防省、東部ドンバスに展開したロシア軍は近いうちに一時停止を余儀なくされると予想。ウクライナ軍が反撃の機会を得るとした。
<7月20日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、EUはもっと早くロシア産天然ガスへの依存を減らすべきだったと述べた。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍の直近24時間の攻撃で民間人少なくとも13人が死亡、40人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍、ロシア軍の補給に利用されている南部ヘルソン州郊外の橋を破壊したと報告。ロシア軍はこの橋を使って兵士や兵器を戦地に送っていたとみられる。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の空爆で13歳の少年を含む少なくとも3人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、国債の利払いを2年間凍結すると債権者に要請。主要債権国と大手ファンドは要請を支持するとみられ、9月初旬に予定されている12億ドルの利払いは延期される見通し。
▽米国防長官、ウクライナに高軌道ロケット砲システム「ハイマース」4基を追加供与すると発表。これでハイマースの供与数は16基になった。
▽ウクライナ大統領夫人、米議会で演説。兵器の追加供与などを訴えた。
▽EU、ロシアに追加制裁発動。同国産の金に禁輸措置を科し、大手銀行ズベルバンクのEU圏内資産を凍結するとした。
▽ロシア外相、国営メディアのインタビューの中で、「特別軍事作戦におけるロシア軍の目標はウクライナ東部に限定されない」と発言。
▽欧州委員会、EU加盟27カ国に天然ガスの使用量を15%削減するよう要請。ロシアのガス供給削減に対抗するとした。
▽シリア政府、ウクライナとの断交を表明。ウクライナはシリアが東部の分離主義国家2つ(ドネツクとルガンスク)の独立を承認したことを受け、国交を断絶すると発表していた。
▽米CIA長官、ウクライナ侵攻におけるロシア軍兵士の死者は約1万5000人、負傷者は4万5000人に達したという見方示す。
▽ロシア国防省、ウクライナ軍が南部ザポリージャ州の原発をドローンで攻撃したと主張。同州の原発は親ロシア勢力の支配下に置かれている。
▽ロシア中央銀行、非友好国の銀行のロシア市場におけるルーブル以外の外貨取引を認めると発表。非友好国の企業は引き続き外貨取引を禁じられる。
<7月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部オデーサ州がミサイル攻撃を受け、生後5カ月の乳児を含む6人が負傷としたと報告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のミサイル攻撃や空爆で民間人少なくとも2人が死亡、15人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍のミサイルがクラマトルスクの5階建て集合住宅に着弾し、少なくとも1人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍はここ数日、同州への侵攻を進めていると報告。ウクライナ軍は州境付近でロシア軍を撃退しているとした。
▽ウクライナ議会、保安局トップと検事総長の解任を承認。
▽プーチン大統領、イランの首都テヘランで最高指導者のハメネイ師やトルコのエルドアン大統領らと会談。
▽プーチン大統領、西側諸国にロシア産穀物の輸出制限を撤廃するよう求める。
▽米国家安全保障会議、ロシアがウクライナの支配地域の併合計画を進めていると警告。東部ドネツク州とルハンシク州の全域、南部ヘルソン州の全域、南部ザポリージャ州の一部が対象とみられる。
▽EU、対ロシア制裁について、食料や肥料の取引に関係するロシア銀行資産の凍結を解除する例外措置の導入を準備。実施時期は明らかにされていない。
▽EU、ウクライナへの兵器供与について、加盟27カ国に5億ユーロ相当の兵器を共同調達するよう提案。
▽ウクライナ大統領夫人、ホワイトハウスを訪問。バイデン夫妻と会談した。
▽英国防省、ロシア軍は侵攻開始以来、戦力の維持に苦労しているという見方を示した。
▽ロシア国防省、南部オデーサ州のウクライナ軍施設を巡航ミサイルで破壊したと主張。
▽南部ヘルソン州のウクライナ当局、ウクライナ軍の同州奪還作戦が続いていると報告。
<7月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ保安庁の人事監査を進めていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナ保安局のトップにマリウク第一次官を起用。解任されたベネディクトワ検事総長の後任は明らかにされていない。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも6人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の支配地域から1000人近くの民間人が避難してきたと報告。
▽ロシア国防相、西側諸国から供与された長距離兵器と大砲の破壊を優先するよう部隊に命じる。
▽ロシア裁判所、ウクライナ侵攻に関するコンテンツの削除命令に応じなかったとして、米グーグル社に210億ルーブル(約500億円)の罰金を科した。
▽ロシア国営メディアでウクライナ侵攻に抗議した女性編集者オフシャンニコワ氏、ロシア警察に拘束されるも、その後釈放されたとSNSに投稿。
▽スウェーデンアパレル大手H&M、ロシア事業から完全撤退すると発表。
▽EU27カ国外相、ウクライナに5億ユーロ相当の兵器を追加供与することで合意。これでEUの供与額は25億ユーロに達した。
▽トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟について、両国が約束を履行しなければ拒否権を発動すると警告。トルコは先月末のNATO首脳会議でスウェーデン・フィンランド両国のNATO加盟手続きを進める覚書に署名した。
▽国連事務総長、ウクライナ産穀物の輸出を再開する協議について、少し進展があったと報告。
▽ウクライナ大統領夫人、ワシントンD.C.でブリンケン国務長官と会談。ゼレンスカ氏は20日に連邦議会で演説する予定。
<7月17日>
▽ゼレンスキー大統領、検事総長とウクライナ保安庁のトップを解任したと発表。ゼレンスキー氏は演説の中で、ロシアと協力している当局者650人以上を捜査しているとし、組織の責任者である2人に重大な疑義が生じたと述べた。
▽ウクライナ軍、東部ドネツク州スラビャンスク制圧を目指すロシア軍部隊を撃退したと報告。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍のミサイルが複数のインフラと施設を破壊したと報告。死傷者の有無は明らかにされていない。ロシア軍は同州と黒海に面する港湾都市オデーサ州への攻勢も強めているとみられる。
▽ロシア軍、ウクライナ南部黒海に面する地域の支配エリアをルーマニア国境まで拡大すると発表。成功すれば、ウクライナは貿易の要である港をすべて失うことになる。
▽ロシア国防省、西側から供与された対艦巡航ミサイル「ハープーン」を備える基地を破壊したと主張。米国が供与した長距離ロケット砲システム「ハイマース」も破壊したとしているが、事実か否かは不明。
▽ロシア国営メディアでウクライナ侵攻に抗議した女性編集者オフシャンニコワ氏、ロシア警察に拘束された模様。同氏は今年3月、ニュース番組中に戦争反対などと書かれたプラカードを掲げて乱入。身柄を拘束され、罰金刑を科されていた。
▽英国防省、ロシア軍が黒海沿いの地域に対する作戦を強化したことについて、「ウクライナ軍の南部(ヘルソン州とザポリージャ州)奪還作戦に焦っている」という見方を示した。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ウクライナがクリミア半島とロシア本土を結ぶ橋を破壊する可能性があると声明を発表したことについて、「それを実行すればウクライナは終末を迎えることになる」と警告した。
<7月16日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア軍の攻撃が東部ドネツク州やルハンシク州以外に拡大していることに言及。ロシア軍はウクライナを怖がらせ、屈服させようとしているとし、恐怖に屈しないよう訴えた。
▽ウクライナ政府、ロシア軍のミサイル攻撃と空爆で民間人少なくとも17人が死亡したと報告。東部ハルキウ州への攻撃が特に激しく、州政府はロシア軍が再び侵攻してくる可能性があると警告している。
▽東部ドネツク州知事、直近24時間の戦闘で民間人少なくとも7人が死亡、14人が負傷したとテレグラムに投稿。
▽東部ルハンシク州知事、ドンバス地方の主要高速道路に対するロシア軍の攻撃を撃退したと報告。この道路は同州リシチャンスクとドネツク州バフムートを結んでいる。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア国境から120kmほどの町にミサイルが着弾し、民間人少なくとも3人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽北東部スムイ州政府、ロシア軍が3つの村と町を砲撃。民間人少なくとも1人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽南部オデーサ州、ロシア軍のミサイルが倉庫を直撃したと報告。負傷者はいない模様。
7月1日~15日(目次に戻る
<7月15日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア軍の無差別ミサイル攻撃が続いていることに言及。空襲警報が鳴ったら速やかに安全な場所に避難するよう国民に呼びかけた。
▽ウクライナ国防省、ここ数週間でロシア軍の輸送拠点30カ所をロケット攻撃で破壊し、戦力を大幅に低下させたと報告。報道官は米国が供与した長距離ロケット砲システム「ハイマース」が貢献していると示唆した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の爆撃機から発射されたミサイルが中部ドニプロに着弾し、少なくとも3人が死亡、15人が負傷したと報告。
▽ウクライナ政府、長距離兵器M270多連装ロケットシステム(MLRS)を受領したと発表。供与した国は明らかにしていない。
▽ロシア国防省、中部ビンニツァへのミサイル攻撃について、ウクライナ空軍の会合を狙ったと主張。
▽北朝鮮、ウクライナの国交断絶宣言を非難。北は前日、ウクライナ東部の分離主義国家であるドネツクとルガンスク両人民共和国の独立を承認した。
▽G20財務省・中央銀行総裁会議がインドネシアのバリ島で開幕。
▽ドネツク人民共和国、英国人捕虜が死亡したと発表。
▽ロシア国営メディア、日本の国会議員384人を制裁リストに追加。ロシアへの入国を禁じた。
<7月14日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、中部ビンニツァに対するロシア軍のミサイル攻撃を「テロ」と糾弾。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が中部ビンニツァの集合住宅や施設を空爆し、子供3人を含む少なくとも23人が死亡、100人以上が死傷したと報告。
▽東部ドネツク州知事、州内にとどまっている住民に改めて避難呼びかけ。
▽ウクライナ軍、西側から供与された長距離兵器などでロシア軍の弾薬庫や供給ラインを攻撃したと報告。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア政府、今秋にもロシア編入の是非を問う住民投票を行うと発表。クリミア半島は2014年の住民投票の結果を受け、ロシアに併合された。
▽欧米など45カ国、オランダの国際刑事裁判所(ICC)で会合を開き、ロシアのウクライナに対する戦争犯罪の調査で協力する政治宣言に署名した。
▽米政府、ロシアの穀物や肥料輸出は対ロシア制裁の対象にならないと明確化した。ロシアは西側の制裁の影響で小麦や肥料の輸出が滞っていると主張していた。
▽ウクライナ政府、黒海からウクライナ産穀物を輸出する取り組みについて、ロシアとの協議に前向きな進展が見られるとした。ロシアも同様の声明を発表している。
▽プーチン大統領、対ロシア制裁に直面する可能性がある企業や個人の情報をインターネットに公開することを禁じる法令に署名。
<7月13日>
▽ウクライナ政府、東部ドネツク州チャソフヤルの集合住宅へのミサイル攻撃について、死者数が47人に増加したと報告。
▽東部ルハンシク州知事、ドネツク州との州境付近で一進一退の攻防が続いていると報告。
▽東部ドネツク州知事、ルハンシク州との州境付近で戦闘が続き、バフムートが一斉砲撃にさらされていると報告。
▽南部ザポリージャ州政府、ロシア軍の巡航ミサイル2発が工場を直撃し、少なくとも14人が負傷したと報告。
▽南部ミコライフ州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも5人が死亡したと報告。
▽ウクライナ政府、西側諸国から供与された兵器が流出しているというロシアの主張を「プロパガンダ」と非難し、供与された兵器はしっかり管理しているとした。
▽ドネツクとルガンスク両人民共和国、北朝鮮が両国の独立を承認した発表。ウクライナは北朝鮮との国交断絶を宣言した。
▽トルコのイスタンブールでウクライナ・ロシア・トルコ・国連代表団が会談。ウクライナ産穀物の輸出再開に向けた協議を行い、来週に再協議することで合意した。
▽トルコ国防省、国連主導の4カ国協議について、ウクライナ産穀物の輸出再開に必要な航路の安全確保で合意したと発表。貨物船の輸送路はトルコが確保し、貨物チェックはウクライナとロシア当局が行うとした。
▽米財務省、国内物価は依然高すぎると危機感を示し、ロシア産原油の上限設定を含む物価押し下げに向けた措置を講じる必要があるという認識を示した。
▽米国務省、ロシア軍がウクライナ市民推定90~160万人をロシア領内に強制送還したと指摘。
<7月12日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシアから占領地を取り戻すと改めて表明。ロシア軍のさび付いた兵器を破壊するとした。
▽ウクライナ政府、週末のロシア軍によるミサイル攻撃の死者が45人に増加したと報告。東部ドネツク州やハルキウ州などへの攻撃。
▽東部ルハンシク州知事、同州とドネツク州の州境付近で戦闘が続いていると報告。
▽ウクライナ軍、ロシアの支配下に置かれた南部ヘルソン州を攻撃し、ロシア軍の大砲や装甲車を破壊したと報告。親ロシア政府は民間人少なくとも7人が死亡したと主張している。
▽米国とEU、ウクライナへの追加支援を表明。
▽トルコ政府、イスタンブールでロシア・ウクライナ・国連の代表が参加する4カ国協議を行うと発表。ウクライナ産穀物の海上輸送再開について協議するとした。
▽ウクライナ国営ガス会社、債券保有者に利払いを2年間延期するよう要請。ナフトガスは政府歳入の大きな部分を占めているため、ウクライナ政府も同様の要請を近く発表するという見方が出ている。
▽国連人権事務所、ウクライナの民間人死者が確認できているだけで5000人を超えたと発表。実際の死者数はこれよりはるかに多いという見方を示した。
▽英国防省、東部ドンバス地方の戦況について、「ロシア軍はドネツク州でわずかに利益を上げている」と報告。少しずつ前進しているものとみられる。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が来週イランを訪問し、トルコとイランの両首脳と三者会談を行うと発表。米国は前日、イランがロシアに武器搭載型を含む数百基のドローンを供与する計画を進めていると報告していた。
<7月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドンバス地方に対するロシア軍の無差別攻撃が続いていると非難。住宅地に対する攻撃を「テロ」と糾弾した。
▽ゼレンスキー大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。南部の港湾封鎖とウクライナ産穀物輸出を再開する必要性について協議した。
▽ゼレンスキー大統領、オランダのルッテ首相と会談。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍のミサイル攻撃で破壊されたチャソフヤルの集合住宅について、これまでに31人の死亡を確認したと報告。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍のミサイルがショッピングセンターと住宅地を直撃し、17歳の少年を含む民間人少なくとも6人が死亡したと報告。
▽米政府、イランがロシアに武器搭載型を含む数百機のドローンを供与する予定と明らかにした。イランはイエメンのシーア派原理主義組織フーシにも兵器を供与している。
▽プーチン大統領、すべてのウクライナ国民を対象に、ロシア国籍の取得を簡素化する大統領令に署名。
▽欧州委員会、対ロシア制裁の影響を受けたEU圏内の企業に対する助成金を拡大すると発表。最大50万ユーロとした。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が近く会談すると発表。日程は明らかにせず。
▽欧州委員会、ウクライナからEU圏内に入るウクライナ市民の数が侵攻前の水準に戻ったと報告。それによると、2月24日以降に流入したウクライナ市民600万人超のうち、310万人が帰国したとう。
▽ロシア産天然ガスを欧州に輸送するノルドストリーム1の定期点検始まる。
<7月10日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍は意図的に民間人を狙っていると非難。ロシアは軍事施設以外への攻撃を否定している。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍はこの24時間で34回空爆を行ったと報告。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍のミサイルが5階建て集合住宅を直撃し、少なくとも15人が死亡、20人以上が瓦礫の下敷きになったと報告。ミサイルは9日遅くに着弾したとみられる。
▽ルハンシク州知事、ウクライナ軍がドネツク州スラビャンスク郊外でロシア軍を食い止めていると報告。この地域のロシア軍はルハンシク州の南西に位置するドネツク州への侵攻を試みている。
▽東部ドネツク州とルハンシク州郊外で激戦続く。ルハンシク州から撤退したウクライナ軍は同州とドネツク州の州境でロシア軍と対峙している。
▽南部ミコライフ州の住民、SNSに「空襲警報が発令し、少なくとも9回ミサイルが着弾した」と報告。負傷者の有無は不明。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイルが学校と保健所に着弾したと報告。死傷者は出ていないという。
▽ベレシチューク副首相、ロシア軍の支配下に置かれている南部ヘルソン州の住民に緊急避難呼びかけ。ロシア軍のミサイル攻撃と砲撃に備えるよう促した。
<7月9日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍の無差別ミサイル攻撃が各地で報告されたと非難。同盟国に兵器供与を加速させるよう改めて要請した。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも5人が死亡、8人が負傷したと報告。ロシア軍は同州スラビャンスクへの攻勢を強めているものとみられる。州知事はロシア軍がクラスター爆弾を使用したため、路上で見慣れない物体を見た時は近づかないよう住民に呼びかけた。
▽東部ルハンシク州知事、ロシア軍の空爆が激化し、街は地獄の様相を呈していると警告。ウクライナ軍は同州とドネツク州の州境付近でロシア軍と対峙しているとみられる。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイルで住宅地を直撃し、12歳の少女を含む6人が負傷したと報告。
▽ベレシチューク副首相、ロシア軍の占領下に置かれた南部ヘルソン州とザポリージャ州の住民に避難を呼びかける。同氏は南部地域で戦闘が激化すると警告した。
▽ウクライナ警察、南部ヘルソン州の穀倉地帯におけるロシア軍の破壊行為の捜査を開始したと報告。警察によると、ロシア軍は同州の穀物畑を焼き払い、収穫を妨害したという。
▽英国防省、ウクライナ領内で活動するロシア軍の兵器や装備を「時代遅れ」と評価。最前線の部隊ですら時代遅れの装甲車や兵器を使用していると指摘した。
▽ウクライナのスポーツ相、フェイスブックの投稿で、「これまでに100人のアスリート・コーチが死亡し、22人がロシアの捕虜になっている」と報告。
<7月8日>
▽ゼレンスキー大統領、中部ドニプロペトロウシク州の基地などを視察。負傷した兵士や民間人を慰問した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間で民間人少なくとも12人が死亡、30人が負傷したと報告。ドネツク州への攻撃が特に激しく、民間人6人が死亡、21人が負傷した。
▽東部ルハンシク州知事、ロシア軍の無差別砲撃が続いていると報告。ウクライナ軍は同州リシチャンスクから撤退したものの、一部地域で活動を続けているものとみられる。
▽米政府、ウクライナに最大4億ドル相当の兵器を追加供与すると発表。これには長距離ロケット砲システム「ハイマース」4基も含まれる。
▽プーチン大統領、西側諸国の対ロシア制裁は世界のエネルギー市場に壊滅的な打撃を与えると警告。
▽G20外相会合閉幕。ロシアのラブロフ外相も出席した。声明・合意なし。
▽米国務長官、G20外相会合でロシアにウクライナ産穀物の輸出を可能性にするよう要求。
▽ウクライナ検察、ロシア軍の戦争犯罪2万2000件以上を調査中と報告。その数は1日200~300件増加しているとした。
▽ドイツ連邦議会、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟議定書を批准。
▽ロシア裁判所、ウクライナ侵攻を公の場で批判した市議会議員に懲役7年の有罪判決。
▽英国防省、ロシア軍が南部ヘルソン州で活動を活発化させていると報告。同州は親ロシア勢力の支配下に置かれている。
<7月7日>
▽ゼレンスキー大統領、英ジョンソン首相と電話会談。これまでの支援に謝意を示し、ジョンソン氏の辞任に悲しみを表明した。
▽ウクライナ軍、南部ズミイヌイ島を確保したと発表。ロシア軍は先月末に島から撤退した。
▽東部ドネツク州政府、クラマトルスクが空爆を受け、少なくとも1人が死亡、6人が負傷したと報告。同州スラビャンスクでも戦闘が続いているとみられる。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも3人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ロシア国防省、ズミイヌイ島のウクライナ軍をミサイルで攻撃したと報告。死傷者の有無は明らかにされていない。
▽プーチン大統領、連邦議会議員とのオンライン会合の中で西側諸国を挑発。ロシアはまだ何もしていないと余裕を見せ、「西側はウクライナが滅びるまでロシアと戦いと思っている」と警告した。
▽ロシア軍、ウクライナ東部ドネツク州への攻勢を強める。同州知事によると、直近の24時間で民間人少なくとも7人が死亡、複数人が負傷したという。
▽ロシアで拘束された米バスケ女子選手、違法薬物の密輸認める。グライナー選手は今年2月に大麻オイルが含まれる吸引カートリッジをロシアへ密輸した疑いで逮捕された。有罪が確定すれば、10年以下の禁錮刑を科される可能性がある。
▽トルコ当局、ウクライナの穀物を略奪したと疑われているロシア籍貨物船を解放した模様。AFP通信が報じた。
▽ロシア大統領府、英ジョンソン首相の辞任を歓迎し、「よりプロフェッショナルな政治家が党首に就任することを望む」とした。イギリスとロシアの関係は冷え込んでおり、ウクライナ侵攻でほぼ破綻した。
▽カナダ国防省、ウクライナに装甲車39台を供与すると発表。NATO首脳会議時に表明した5億カナダドル相当の兵器供与の一部。
▽ロシア下院、石油・天然ガス開発事業サハリン1について、サハリン2と同様にロシア政府の管理下に置かれると述べた。
▽ブラジル大統領、西側諸国の対ロシア制裁は機能していないと述べ、ロシアに同調した。
▽ウクライナ政府、カナダ政府がロシアの欧州向け天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」の修繕に必要なガスタービンを引き渡すことに反対すると表明。ロイター通信が報じた。国営ガスプロム社はノルドストリーム1の供給量を従来の40%に削減している。
<7月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ドネツク州が次の激戦地になると報告。最も残忍な戦いが繰り広げられているとロシアを非難した。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍がスラビャンスクへの攻撃を激化させたことを受け、市内の全住民に避難を呼びかけた。
▽東部ルハンシク州知事、ウクライナ軍はドネツク州境界付近でロシア軍の侵攻を抑えていると報告。同州リシチャンスク周辺で激戦が続いているとした。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍のミサイル攻撃で少なくとも1人が死亡、幼児を含む3人が負傷したと報告。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ロシアを国際法廷で処罰すれば核戦争に発展する可能性があると警告。
▽ロシア外相、仏国営テレビが仏露首脳会談の内容をリークしたことについて、外交儀礼に反すると非難した。
▽ロシア国防相、米国がウクライナに供与した長距離ロケット砲システム「ハイマース」2基と弾薬庫2カ所を破壊したと主張。
▽ドネツク人民共和国、ウクライナ軍の攻撃によりドネツク州の製油所で火災が発生したと報告。
▽欧州委員会、ロシアが天然ガス供給を遮断することを想定し、それに対応する緊急計画を立てる必要があると指摘した。
▽EU加盟27カ国、持続可能なエネルギーの中に原子力と天然ガスを含めるというEUの計画を支持。
<7月5日>
▽ゼレンスキー大統領、ギリシャで開催されている経済フォーラムにオンラインで参加。ギリシャの海運企業がロシアの原油輸出を後押ししていると非難した。ギリシャ船主協会は先週、ギリシャ企業はEUの対ロシア制裁には違反していないとし、ロシア産原油の輸入を正当化していた。
▽東部ルハンシク州知事、同州の端で激戦が繰り広げられていると報告。ロシア軍は河川に橋を建設し、ドネツク州に兵士を送り込もうとしているが、ウクライナ軍の反撃を受けている模様。
▽東部ドネツク州知事、ロシア軍がスラビャンスクに「大規模砲撃」を加え、少なくとも2人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、英ジョンソン首相と電話会談。
▽NATO事務総長、スウェーデンとフィンランド両国の加盟手続きが完了しても、両国にNATOの部隊や兵器を配備する計画はないと明言。ロシアのプーチン大統領はこの2カ国にNATO軍が配備されれば「対応せざるを得ない」と警告していた。
▽ロシア国防省、西側諸国がウクライナに供与している兵器が中東の闇市場に流出していると主張。
▽ウクライナ支援を協議するスイス・ルガノ会議閉幕。ルガノ宣言を採択し、一致団結してウクライナを支援するとした。
▽南部ヘルソン州、親ロシア政府のトップにロシア連邦保安局(FSB、旧KGB)出身のエリセーエフ氏就任。
▽NATO、スウェーデンとフィンランド両国のNATO加盟批准手続き開始。
▽ロシア下院、ロシア国内に事業拠点を置かない外国のインターネット起業に制裁金などの罰則を科す法案を可決。
▽国連人権高等弁務官、ウクライナの一部地域でロシア軍による民間人の恣意的な拘束が広がっていると懸念表明。ウクライナの監視体制を強化するとした。
▽ロシア下院議長、「ウクライナはテロ国家になった」と発言。ウクライナの戦地以外への攻撃を正当化する可能性がある。
▽ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン、ロシアにある2つの生産拠点のうち1つを閉鎖すると発表。
▽米外食大手ヤム・ブランズ、ロシア事業から完全撤退すると発表。ケンタッキー・フライド・チキンの完全売却に向けた交渉を進めているとした。ピザハット事業の売却は完了。
<7月4日>
▽東部ルハンシク州知事、ロシア軍は同州に隣接するドネツク州の完全制圧を目指し攻勢を強めるという見方を示した。
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナの港から穀物を略奪したとみられるロシア籍貨物船について、国連とトルコ当局と協議を進めていると明らかにした。
▽トルコ政府、ウクライナの要請を受け、ウクライナ産穀物を略奪したとみられるロシア籍貨物船を停止させ、調査を行っていると発表。ウクライナ当局は先週末にこの貨物船がトルコに向け出港したと明らかにしていた。
▽ゼレンスキー大統領、スウェーデンのアンデション首相と会談。
▽ウクライナ軍、東部ルハンシク州全域がロシアの支配下に置かれたことを受け、東部ドンバスに新たな防衛戦を設置したと報告。ロシア軍はルハンシク州に隣接するドネツク州への攻勢を強めると予想されている。
▽スイスでウクライナの復興計画を協議する会議開催。ウクライナはシュミハリ首相率いる代表団を派遣した。
▽ゼレンスキー大統領、スイス会議にオンラインで出席。ウクライナの復興費用は現時点の推定で7500億ドル(約102兆円)にのぼると説明した。
▽プーチン大統領、ウクライナ東部ルハンシク州の制圧完了を称賛。ショイグ国防相に作戦に関与した部隊に休養を与え、その他の部隊には攻撃を維持させるよう命じた。
▽英政府、SNS運営事業者に外国勢力の偽情報への対処を義務付ける法案を公表。フェイスブックやツイッターなどが対象となる。
▽英政府、ベラルーシに追加制裁。石油精製品、先端技術、ぜいたく品などの輸出禁止のほか、ベラルーシからの鉄鋼製品の輸入禁止など、総額6000万ポンド相当の制裁を導入する。
<7月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ルハンシク州からの完全撤退認めるも、西側諸国から供与された兵器を使って領土を奪還すると約束した。
▽ゼレンスキー大統領、東部ハルキウ、クラマトルスク、スラビャンスクがロケット攻撃を受け、スラビャンスクだけで6人が死亡、20人が負傷したと報告。
▽ゼレンスキー大統領、アルバニージー豪首相と会談。
▽ゼレンスキー大統領、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談。
▽ウクライナ軍、東部ルハンシク州リシチャンスクの部隊を撤退させたと発表。これで同州はロシアの支配下に置かれることになった。
▽ロシア軍、東部ルハンシク州全域を掌握したと発表。ウクライナ軍最後の拠点リシチャンスクも制圧した。
▽ロシア当局、ウクライナ国境近くのベルゴロドで大規模な爆発が発生し、少なくとも3人が死亡、4人が負傷したとSNSに投稿。ウクライナ軍の攻撃とは明言していない。
▽ベラルーシ大統領、ロシアへの支援を今後も継続すると表明。
<7月2日>
▽東部ルハンシク州のガイダイ(Sergiy Gaiday)知事、テレグラムの投稿で、ロシア軍はリシチャンスクに猛攻を仕掛けていると報告。ウクライナ軍は拠点を防衛しているとした。
▽東部ドネツク州政府、ロシア軍がスラビャンスクにクラスター爆弾を投下し、少なくとも4人が死亡したと報告。
▽ルガンスク人民共和国、東部ルハンシク州リシチャンスクを制圧したと主張。ウクライナ政府はこれを否定している。
▽ベラルーシ大統領、ウクライナ軍のミサイルを領内で撃墜したと主張。
▽ドイツ政府、国民にガスの使用量を控えるよう呼びかける。ドイツはロシア国営ガスプロム社が天然ガス供給量を削減したことを受け、ガスの供給警戒レベルを1段階引き上げてレベル2に移行した。最高レベルの3は配給制になる。
▽英国防省、ロシア軍は命中精度の低い空中発射型対艦ミサイルを多用していると報告。精度の高い兵器が不足していると分析した。
<7月1日>
▽ゼレンスキー大統領、記者会見で南部オデーサ州の集合住宅に対するミサイル攻撃に言及。ロシア軍は対艦ミサイルを使用したと説明した。
▽ゼレンスキー大統領、ノルウェー首相と会談。
▽ゼレンスキー大統領、アルゼンチンとチリの両首脳と電話会談。中南米諸国はロシアを非難しつつも、中立的立場をとっている。
▽東部ルハンシク州知事、同州内におけるウクライナ軍の最後の拠点であるリシチャンスクの攻防戦について、ロシア軍は24時間体制で攻撃を続けていると報告。
▽南部オデーサ州政府、集合住宅に対するロケット攻撃で11歳の少年を含む市民少なくとも21人が死亡、38人が負傷したと報告。当局によると、ミサイルは黒海上空を飛行するロシア軍の爆撃機から発射されたという。オデーサははウクライナの貿易の拠点であり、ウクライナ政府の管理下に置かれている。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ズミイヌイ島で白リン弾を使用したと報告。声明によると、ロシア軍は1日現地時間午後6時頃に白リン弾を撃ち込んだという。ロシア軍は昨日、ズミイヌイ島から撤退すると発表していた。
▽ウクライナ政府、トルコにロシア籍の貨物船を差し押さえるよう要請。ウクライナ産穀物を積載しているとした。
▽米国防総省、ウクライナに8億2000万ドル相当の追加軍事支援を提供すると発表。長距離ロケット砲システム「ハイマース」の砲弾や対砲兵レーダーなどを供与する。米国のウクライナに対する兵器供与額は88億ドル(約1兆2000億円)を超えた。
▽ユネスコ、ウクライナのボルシチを無形文化遺産に登録。
▽欧州委員会、EU加盟候補国入りしたウクライナの議会に対し、反汚職・腐敗対策を急ぐよう要請。
▽ノルウェー政府、ウクライナに10億ユーロ相当の支援を提供すると発表。
6月16日~30日(目次に戻る
<6月30日>
▽NATO首脳会議閉幕。
▽東部ルハンシク州知事、リシチャンスク制圧を目指すロシア軍部隊を撃退したと報告。ロシア軍はリシチャンスクへのミサイルと砲撃を強化し、街を破壊している模様。ハイダイ知事はテレグラムの投稿で、「リシチャンスクのウクライナ軍は撤退を計画していない」と述べ、撤退抗戦する構えを示した。
▽ウクライナ当局、テレグラムの投稿で、南部オデーサ州の集合住宅にロシア軍のミサイルが着弾し、少なくとも10人が死亡したと報告。
▽米バイデン大統領、ウクライナに8億ドル規模の追加軍事支援を提供すると発表。
▽米バイデン大統領、トルコへのF16戦闘機売却を支持すると表明。売却するためには議会の承認が必要。
▽プーチン大統領、ロシアはウクライナの穀物輸出を妨げておらず、ウクライナの穀物が世界市場から失われても影響は軽微という見方を示した。
▽トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟について、「合意が履行されなければ両国のNATO加盟を認めない」とした。
▽ロシア外相、西側諸国との緊張が高まっていることについて、「新たな鉄のカーテンが下りてきている」と指摘した。
▽ロシア国防省、ウクライナ兵捕虜を6000人以上拘束していると発表。
▽ルガンスク人民共和国、ウクライナ軍が西側諸国から供与された兵器で民間人を攻撃していると主張。米国から供与された長距離ロケット砲システム「ハイマース」でも攻撃を受けたと述べた。
▽ロシア軍、南部ズミイヌイ島から兵士を撤退させたと発表。ウクライナの穀物輸出再開に向けた取り組みの一環と主張した。ウクライナ軍はこの発表の前、島のロシア軍を複数回攻撃したと報告していた。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア勢力、同州の港から穀物7000トンを積んだ貨物船が出航したと報告。友好国に向かっているとした。
▽ウクライナ政府、EU向けの電力輸出を開始。
▽NATO事務総長、軍事に有益な技術開発を支援する10億ユーロの基金を新たに創設すると発表。
▽インドネシア大統領、プーチン大統領と会談。食料安全保障や戦争の平和的解決などについて協議した。
<6月29日>
▽NATO首脳会議開幕。
▽ゼレンスキー大統領、NATOサミットで演説。加盟30カ国により近代的な兵器の供与と支援を求めた。
▽ゼレンスキー大統領、G20議長国インドネシアのジョコ大統領と会談。今年11月のG20首脳会議に参加するかどうかは顔ぶれ次第という認識を示した。ジョコ氏はプーチン大統領にも出席を求めている。
▽英国防省、ロシア軍が東部ルハンシク州リシチャンスクへの攻撃を強化していると指摘。ロシアは同州の95%、ドネツク州のおよそ半分を占領したと考えられている。
▽バイデン大統領、ポーランドに新たな陸軍司令部と大隊を配備し、欧州全域に展開している陸海空軍を拡大すると表明。
▽プーチン大統領、NATOの東方拡大を「帝国主義的野心」と評し、スウェーデンとフィンランドにNATO軍が配備されれば、相応の対応を取ると警告した。
▽トルコ政府、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を支持する代わりに、両国に指名手配犯33人の送還を求めると発表。33人は「クルド労働者党(PKK)」またはその他のクルド人武装勢力に関与する者とみられる。
▽東部クリミア半島の親ロシア政府、クリミアと南部ヘルソン州・ザポリージャ両州を結ぶバスと列車の運行を7月1日から開始すると発表。
▽フランシスコ教皇、ウクライナ中部クレメンチュクの商業施設に対する空爆を「野蛮な攻撃」と非難。
▽イギリス、ウクライナに10億ポンド相当の追加軍事支援を提供すると発表。防空システム、ドローン、電子戦機器などを供与するとした。
▽NATO、防衛と安全保障の指針となる新たな戦略概念を採択。ロシアを西側諸国の安全保障の最も深刻な脅威と位置付けた。
▽NATO、2023年以降の相応部隊兵力を現在の4万人から30万人に増強すると発表。
▽ウクライナ政府、ロシアと捕虜交換を行う予定と発表。ウクライナ兵144人が解放される見込みとした。
▽ロシア外務省、西側諸国が凍結したロシアの資産を利用すれば、ロシアは国内の外国資産を差し押さえる可能性があると警告。
<6月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシアを「テロ支援国家」に指定するよう国際社会に呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、安全保障理事会に宛てたオンライン演説で、ロシアを国連から追放するよう呼びかける。ロシア大使は強く反発した。
▽ウクライナ政府、中部クレメンチュクの商業施設空爆について、これまでに18人の死亡を確認し、36人の行方が分からないと報告。
▽ロシア軍、ウクライナ中部クレメンチュクの商業施設空爆について、武器庫を破壊した影響が商業施設に及んだと主張。
▽トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟支持を表明。覚書に署名した。
▽プーチン大統領、タジキスタンを訪問。ラフモン大統領と会談し、タジキスタンと国境を接するアフガニスタンの正常化に積極的に取り組んでいると言及した。
▽ロシア大統領府報道官、ウクライナが降伏すれば直ちに攻撃を停止すると主張。ウクライナ政府は自国の兵士に直ちに武器を置き投降するよう促すべきという見解を示した。
▽ロシア国営メディア、ロシア軍の占領下に置かれた南部ヘルソンの市長が拘束されたと報道。ロシア側の命令に従わなかったためとしている。
▽米政府、追加の対ロシア制裁発表。70の団体と29人に制裁を科し、ロシア産の金の輸入を禁止するとした。
▽イタリア首相、G7サミット閉幕後の会見で、ウクライナ産穀物の輸出を近いうちに再開できる可能性があるという見通しを示した。ドラギ首相によると、黒海の機雷を除去する必要はなく、貨物船は専用の回廊を航行できるという。
▽ブルガリア政府、ロシアの外交職員70人をスパイ行為の疑いで国外追放すると発表。
▽米政府高官、ロシア産原油の価格上限設定について、インドやアフリカを含む石油消費国と近く協議を開始すると明らかにした。ロイター通信が報じた。
▽ウクライナ政府、ロシア人捕虜15人をウクライナ兵16人・市民1人と交換したと報告。
<6月27日>
▽ゼレンスキー大統領、中部クレメンチュクの商業施設がミサイル攻撃を受けたとSNSに投稿。これまでに少なくとも16人が死亡、60人近くが負傷した。ウクライナ公共放送によると、犠牲者はさらに増える可能性があるという。
▽ゼレンスキー大統領、G7首脳会議にオンラインで出席。G7首脳にロシアによる侵攻を年内に終わらせる最大限の取り組みを行ってほしいと訴え、対ロシア制裁の強化を求めた。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも5人が死亡、22人が負傷したと報告。
▽G7首脳、共同声明で対ロシア制裁の強化とウクライナに対する支援を必要な限り提供すると発表。
▽米バイデン大統領、ロシアから輸入される特定の輸入品の関税を35%に引き上げると発表。禁輸品以外の輸入品を対象とする。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が11月に予定されているG20サミットに出席する意向と発表。議長国のインドネシアはゼレンスキー大統領にも出席を打診している。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が28日に中央アジアのタジキスタン、29日にトルクメニスタンを訪問すると発表。プーチン氏の外遊は侵攻後初とみられる。
▽NATO事務総長、即応部隊の規模を現在の約4万人から30万人超に引き上げる方針を示す。29日に開幕するNATO首脳会議で議論される予定。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、NATO加盟国がクリミア半島に侵入すればロシアへの宣戦布告とみなし、第三次世界大戦に発展すると警告。「クリミア半島は永遠にロシアの領土」と主張した。
▽欧州委員会、ロシア産天然ガスの供給減をめぐり、「さらなる深刻な混乱が生じる可能性がある」と警告。加盟国に緊急計画を見直すよう呼びかけた。ガスプロム社はEU加盟27カ国中12カ国への供給を削減している。
▽米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービス、ロシアの外貨建て国債を債務不履行に相当すると認定。ロシアの外貨建て国債デフォルトは約1世紀ぶり。
<6月26日>
▽G7首脳会議開幕。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でG7首脳にさらなる支援を要請。対ロシア制裁の強化も呼びかけた。
▽東部ルハンシク州知事、ロシア軍がリシチャンスクへの空爆を強化し、テレビ塔などのインフラが深刻な被害を受けたとSNSに投稿。リシチャンスクの対岸セベロドネツクはロシア軍の占領下に置かれた。
▽ウクライナ政府、ロシア軍が首都キーウを含む全土にミサイルを撃ち込み、少なくとも1人が死亡、子供を含む数人が負傷したと発表。
▽キーウ市長、市内の9階建てアパートがミサイル攻撃を受け、少なくとも1人が死亡、数人が瓦礫の下敷きになっていると報告。
▽ウクライナ政府、首都キーウに3週間ぶりにミサイルが撃ち込まれたことについて、EUの対ロシア制裁に天然ガスの禁輸を含めるべきと提案した。
▽米バイデン大統領、ロシア産の金の輸出を禁止する見込みと発表。G7サミット中に正式発表する見通し。
▽EU首脳、米国が提案したロシア産原油の価格に上限を設ける措置について、議論を続けているとした。
▽スペインの首都マドリードでNATO首脳会議に反対するデモ。数千人が参加した。
▽ロシアのドル建てとユーロ建て国債の利払い(1億ドル)猶予期間迎える。ロシア財務省はドルとユーロで支払ったと主張しているが、対ロシア制裁の影響で海外債権者の口座に入金できない模様。デフォルトがどのように宣言されるかは不明。
▽ロシア国営メディア、プーチン大統領が中央アジアのトルクメニスタンとタジキスタン両国を訪問すると発表。
▽トルコ大統領府、エルドアン大統領とスウェーデンおよびフィンランドの両首脳が28日に会談すると発表。会談場所はNATO首脳会議(6.29~30)が開催されるマドリードで、NATO事務総長も出席する。
<6月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍の爆撃機がベラルーシ領空からウクライナに侵入し空爆を行ったことについて、「ロシアはベラルーシを戦争に引きずり込もうとしている」という見方を示した。
▽東部ルハンシク州セベロドネツク市長、同市はロシア軍に完全制圧されたと報告。同州知事は同市から撤退すると明らかにしていた。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が西部リビウを含む全国各地にミサイルを撃ち込んだと報告。ウクライナ兵を含む少なくとも4人が死亡した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍の爆撃機がベラルーシ領空からウクライナに初めて侵入し空爆を行ったと報告。ベラルーシ軍は戦闘には関与していないとみられる。
▽ルガンスク人民共和国、ロシア軍がセベロドネツクの対岸の都市リシチャンスクに部隊を進め、ウクライナ軍と市街戦を行っていると主張。
▽プーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領がサンクトペテルブルグで会談。プーチン氏は核弾頭を搭載できる短距離ミサイル「イスカンデル」を数カ月以内にベラルーシ領内に配備すると明らかにした。
<6月24日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でEU加盟候補国入りを改めて歓迎し、国民に戦況を注視しつつ静かに祝うよう呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、EU加盟候補国入りを認められなかったジョージアとの連帯を表明し、ジョージア政府の支援に謝意を示した。
▽東部ルハンシク州知事、セベロドネツクのウクライナ兵撤退を発表。より強固な拠点に撤退し、ロシア軍の攻撃に備えると説明した。
▽ウクライナ軍司令官、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長と電話会談。東部ルハンシク州の戦況などについて協議し、ロシア軍と同等の兵力が必要と伝えた。
▽ロシア国営メディア、ロシア軍の支配下に置かれた南部ヘルソン州の親ロシア指導者が爆発物で殺害されたと報道。車両に爆発物が仕掛けられていたという。
▽ロシア国営メディア、首都モスクワ郊外に軍用機が墜落し4人が死亡、5人が負傷したと報じた。
▽ロシア外務省、ウクライナとモルドバのEU加盟候補国入りについて、ロシアを封じ込めようとする措置と非難した。
▽国際原子力機関、欧州最大の原子力発電所ザポリージャ原発の状況に懸念を表明し、できるだけ早く施設を査察したいと表明。同原発はロシア軍の支配下に置かれているが、ウクライナの技術者が運用している。
<6月23日>
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナのEU加盟候補国入りを歓迎。
▽EU、ウクライナとモルドバのEU加盟候補国入りを承認。
▽東部ルハンシク州知事、国営テレビのインタビューの中で、ウクライナ軍がリシチャンスクから撤退を迫られる可能性があるという見方を示した。リシチャンスクはセベロドネツクの対岸の都市で、ロシア軍の総攻撃を受けている。
▽東部ドネツク州知事、AFP通信のインタビューの中で、ロシア軍の攻撃が激化しており、州内に安全な地域はないと警告した。
▽プーチン大統領、BRICS首脳会議で対ロシア制裁に言及。中国、インド、ブラジル、南アフリカに西側諸国の利己的な行動に対応するよう協力を要請した。
▽ウクライナ国防省、米国の長距離ロケット砲システム「ハイマース」が到着したと報告。米国に謝意を示した。
▽ドイツ政府、ロシア産天然ガスの供給減を受け、供給警戒レベルを1段階引き上げてレベル2に移行すると発表した。最高レベルの3は配給制になる。
▽ウクライナ政府、ロシア軍による大規模かつ重大な人権侵害について、欧州人権裁判所に提訴したと発表した。ロシアは同裁判所のロシア国内における管轄権を無効とする法案を可決しているため、裁判に実効性はない。
▽米ネットワーク機器大手のシスコシステムズとスポーツ大手のナイキ社、ロシア事業から完全撤退。ロイター通信が報じた。
▽米国防総省、ウクライナに4.5億ドル相当の追加軍事支援を提供すると発表。長距離ロケット砲システム「ハイマース」や巡視船などを供与する。
▽中国の習近平国家主席、BRICS首脳会議で西側諸国の対ロシア制裁に反対を表明。冷戦思考を放棄し、対立を阻止する必要があると述べたが、具体的な解決策は提示しなかった。
▽ユーロビジョン・ソング・コンテストの主催団体、来年ウクライナで大会を開催することは不可能と表明。
<6月22日>
▽ゼレンスキー大統領、オランダ議会に充てたビデオ演説で、EU加盟27カ国はウクライナのEU加盟候補国入りを支持すると期待を表明した。
▽東部ルガンスク州知事、SNSへの投稿でセベロドネツク攻防戦について、「地獄の様相を呈している」と述べた。ハイダイ知事は数週間にわたってロシア軍の激しい砲撃を受けていると説明。ウクライナ軍の拠点は守っているとした。
▽プーチン大統領、外貨建て国債の債務不履行を阻止する法令に署名。ロシアは外貨建て債の利払いをルーブルで行うと主張している。
▽東部ハルキウ州政府、SNSにロシア軍が総攻撃を仕掛けていると投稿。ロシアは同州から一度撤退している。国営メディアは砲撃で少なくとも20人が死亡したと報じている。
▽ロシア国防省、南部ミコライフ州の造船工場を空爆し、ウクライナ兵最大500人を殺害したと発表。ゼレンスキー大統領はミコライフがミサイル攻撃を受けたと認め、少なくとも5人が負傷したと述べている。
▽米国、6月末に予定されているG7首脳サミット(ドイツ)で新たな対ロシア制裁を発表することになるという見方を示した。バイデン大統領はG7サミット後にスペインで開催されるNATOサミットにも出席する予定。ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで両会議に参加する。
▽独首相、ウクライナの復興には第二次世界大戦後に米国が主導した「マーシャルプラン」と同様の大規模な支援が必要であり、復興作業は何世代にもわたる課題になるという見方を示した。
▽トルコ国防省、ロシアで行われていたウクライナの穀物輸出再開をめぐる協議で進展であったと報告。トルコの貨物船がドネツク州マリウポリの港を出港したと明らかにした。この貨物船に穀物が積まれているかどうかは明らかにしていない。
▽ロシア南部州政府、ウクライナ国境近くの製油所で火災が発生し、無人機による攻撃と思われると発表。ウクライナ軍の攻撃とは明言していない。
▽国境なき記者団、ウクライナで行方不明になったジャーナリストが処刑されたと報告。死亡したとされる記者はウクライナ人のレビン氏。3月13日に消息を絶ち、ロシア軍に処刑されたとしている。
▽国際エネルギー機関、欧州諸国にロシア産天然ガスが完全に遮断されることを想定して準備を進める必要があると警告した。ドイツとオランダは石炭火力発電を再稼働してLPGの消費を抑えるとしている。
▽インドネシア政府、ジョコ大統領が来週、ウクライナとロシアを訪問し、両首脳と会談すると明らかにした。インドネシアは11月に予定されているG20首脳サミットの議長国。
▽中国の習近平国家主席、同盟国ロシアを支援しながら中立の立場を維持すると表明。ウクライナの危機は人類に警鐘を鳴らしたとするも、具体的な解決策は提示しなかった。
<6月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でハルキウ州に対する空爆を非難。ロシア軍は撤退した地域に苦し紛れにミサイルを撃ち込み、市民を殺害していると非難した。
▽東部ルハンシク州知事、セベロドネツクとリシチャンスクの攻防戦で厳しい戦いを強いられていると報告。同州の95%がロシア軍の支配下に置かれたとした。
▽東部ハルキウ州知事、複数の地域が空爆を受け、民間人少なくとも15人が死亡、16人が負傷したと報告。
▽ウクライナ国防省、ドイツが供与した高性能自走砲「パンツァーハウビッツェ2000」を実践配備したと報告。
▽プーチン大統領、士官学校の卒業式で演説。ロシア軍を誇りに思っていると称賛した。
▽独副首相、ロシア国営ガスプロム社の天然ガス供給削減について、「ドイツに対する経済攻撃」と非難した。ドイツ、オランダ、オーストリアがガス供給削減を報告し、石炭火力でLNGの消費を抑えるとしている。
▽EU、欧州問題担当相会議でウクライナのEU加盟候補国入りを支持する方針で全会一致したと発表。EUは今月23~24日の首脳会議でウクライナとモルドバの候補入りを正式に承認する見通し。
▽ロシア政府、リトアニア政府が飛び地「カリーニングラード」への陸上物資の領内通過を禁じたことについて、深刻な結果を伴うと警告した。
▽エストニア政府、ロシア軍の領空侵犯を報告。ロシア大使を召還し抗議した。
▽米司法長官、ウクライナ西部リビウを訪問。ベネディクトワ検事総長と会談し、ロシア軍の戦争犯罪に焦点を当てる捜査チームを創設すると発表した。
▽ロシア裁判所、ウクライナ侵攻を公の場で批判し逮捕された地方議員の拘留期間を延長。
▽米国務省、義勇兵としてウクライナ軍を支援した米国民2人目の死亡を確認したと発表。
<6月20日>
▽ゼレンスキー大統領、アフリカ連合サミットに宛てたビデオ演説で、「ロシアはアフリカを人質に取っている」と警告。穀物輸送再開に向けた取り組みを進めているとした。
▽ルハンシク州知事、国営テレビのインタビューの中で、セベロドネツクとリシチャンスクがロシア軍の猛攻にさらされ、極めて困難な状況にあると報告。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部オデーサの食料貯蔵施設を空爆したと報告。民間人の死者は出ていないとしている。
▽米バイデン大統領、ウクライナのEU加盟を確信しているとSNSに投稿。
▽ウクライナ裁判所、親ロシア派政党「プラットフォーム生活党」の国内活動を禁じ、資産差し押さえを命じた。ゼレンスキー大統領は開戦後まもなく、親ロシアと特定された政党や団体の活動を禁じる法令に署名した。
▽ロシア独立系メディア、ノーバヤ・ガゼータ紙のムラトフ氏が昨年受賞したノーベル平和賞メダルが1億350万ドルで落札。売上金は全額ユニセフに寄付される。
▽ロシア大統領報道官、米NBCニュースのインタビューの中で、義勇軍として参戦した米国人2人に言及。ロシア兵の命を危険にさらした罪に問われるべきと主張した。
▽オランダ政府、石炭火力発電所に課していた制限をすべて解除。ロシア産天然ガスの供給減を受け、LNG火力発電所のガス消費を減らすとした。
▽ドイツ政府、ロシア産天然ガス供給減に伴い石炭火力発電所を再稼働する方針を示すも、2030年までに石炭火力をすべて閉鎖するという目標は維持するとした。
▽クリミア半島の親ロシア勢力、クリミアに本社を置く石油・天然ガス企業チョルノモルネフテガスの石油採掘施設がウクライナ軍の攻撃を受けたと主張。
▽トルコ、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟交渉の期限は今月末に予定されているマドリードサミットではないとし、サミット後も協議を継続するとした。
▽米財務省、ロシア産原油の価格に上限を設定するかどうかについて関係国と協議していると明らかにした。
<6月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍の激しい攻撃が今後数週間続くという見通しを示した。ロシア軍は東部ルハンシク州セベロドネツクに対する攻勢を強め、一進一退の攻防が続いている。
▽ロシア国防相、東部ルハンシク州セベロドネツクの南東約6kmにある村を占領したと発表。ウクライナ政府はロシア軍に同州の一部を部分的に占領されたとしている。
▽ロシア国営メディア、セベロドネツク近郊の村を守っていたウクライナ兵が多数投降したと報道。
▽NATO事務総長、独紙が19日に掲載したインタビューで、ロシア・ウクライナ戦争は数年続く可能性があると警告した。
▽ドイツ政府、ロシア産天然ガスの供給削減を想定し、今年冬に向けガスの貯蔵量を増やす取り組みを進めると発表。計画によると、政府は石炭火力発電の稼働率を高め、産業界にはガスの消費削減を求める予定。
<6月18日>
▽ゼレンスキー大統領、南部オデーサ州とミコライフ州を視察。兵士や医療従事者をねぎらった。
▽東部ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスクの激戦続く。
▽ルハンシク州知事、AFP通信のインタビューの中で、「ロシア軍は24時間体制でウクライナ軍を砲撃している」と語った。
▽英ジョンソン首相、地元メディアのインタビューの中で、「ロシアの勝利は大惨事を引き起こす」と警告。戦争が終わるまでウクライナに必要な支援を提供し続けるとした。
▽英国防省、ロシア軍は東部ドネツク州に再攻撃を仕掛ける可能性が高いと警告。ドネツク州はルハンシク州の南西に位置する。
▽独ショルツ首相、ドイツ通信社のインタビューの中で、今月末に開催されるG7首脳会議でウクライナの長期的な見通しについて協議すると明らかにした。ショルツ氏は「ロシアの思い通りにはさせない」と述べ、G7サミットで「ウクライナが必要な限りの支援を提供すると表明できる」と期待しているとした。
▽ドネツク人民共和国、ウクライナ軍の砲撃で民間人5人が死亡、12人が負傷したと報告。
<6月17日>
▽ゼレンスキー大統領、入国を希望するロシア人にビザ取得を求めると発表。7月1日から適用するとした。これにより、1991年の独立以来ロシア人に対して認めてきた査証免除の停止が決まった。
▽プーチン大統領、サンクトペテルブルグの経済フォーラムで講演。西側の経済制裁を非難する一方、ウクライナのEU加盟には全く反対しないと表明した。
▽英ジョンソン首相、首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。ウクライナ軍に教育プログラムを提供すると発表した。
▽ロシア国営ガスプロム、EU各国へのガス供給を削減。フランス、イタリア、スロベキアで削減報告。仏は6月15日に供給が止まったと報告している。
▽イタリア、ロシア産天然ガスの供給量が半減したことを受け、ガス警報の発令を検討していると明らかにした。
▽欧州委員会、ウクライナのEU加盟候補国入りを支持すると勧告。正式決定には加盟27カ国の合意が必要。
▽仏マクロン大統領、地元メディアに対し、ロシアがウクライナ南部の海上封鎖を解除し、穀物の輸出を許可する可能性は低いという見方を示し、南部オデーサからルーマニアを結ぶ陸上代替ルートの再建協議を進めていると明らかにした。
▽英国防省、ロシアの百万長者1万5000人が出国を目指していると報告。オリガルヒを含む実業家の大量流出はロシア経済に長期的なダメージを与えるとした。
▽ロシア国営メディア、義勇軍として参戦した米国の退役軍人の映像を公開。
▽ウクライナ軍、黒海のロシア軍タグボートを破壊したと報告。
<6月16日>
▽ゼレンスキー大統領、EU4首脳との共同記者会見で、ロシアの侵略を「EUに対する戦争」と呼び、「最強の武器は団結」と強調した。
▽独仏伊ルーマニアの4首脳がキーウ訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナのEU加盟候補国入りを支持した。
▽独仏伊ルーマニアの4首脳、首脳会談に先立ち、キーウ郊外のイルピンを視察。
▽独ショルツ首相、ゼレンスキー大統領が6月末に開催されるG7首脳サミットに参加すると発表。オンライン参加か直接出席かは明らかにしていない。今年のG7サミットはバイエルン州郊外のエルマウ城で開催される予定。
▽英外務省、ロシア正教会の最高指導者であるキリル総主教を制裁リストに追加。
▽オランダ総合情報保安局、インターンを装ったロシアの工作員が国際刑事裁判所(ICC)に潜入を試みたと報告。この工作員は今年4月、ブラジル人と身元を偽ってICCへの潜入を試みたが、入国を拒否されたという。
▽ブリュッセルでNATO国防相会議。ロシアの東欧侵攻を想定したNATO軍の戦略などについて協議した。NATOは6月29日と30日にマドリードで首脳会議を開催する予定。
6月1日~15日(目次に戻る
<6月15日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で米国の追加軍事支援に謝意示す。
▽ルハンシク州セベロドネツクの激戦続く。ウクライナ軍はロシアの投降要求を拒否し、徹底抗戦を続けるとしている。
▽米バイデン大統領、ウクライナに10億ドル相当の兵器を追加供与すると発表。追加支援には沿岸部を防衛するシステム、大砲、ロケットシステム、弾薬などが含まれる。さらに、2.25億ドル相当の人道支援も提供するとした。
▽米国防長官、ブリュッセルのNATO本部で約50カ国が参加する国防相会議を主催。ウクライナ侵攻は重要な局面を迎えているとし、米国と同盟国は引き続きウクライナを支援すると表明した。
▽ウクライナ議員、ロシアの企業や個人がジョージアの銀行を介して西側の制裁を回避していると主張。ジョージア政府はこれを否定し、ジョージアは西側の対ロシア制裁を完全に履行していると反論した。
▽ルガンスク人民共和国、ウクライナ軍がルハンシク州セベロドネツクのアゾト化学工場に閉じ込められている市民の避難を妨害したと主張。
▽ロシア国営ガスプロム社、ドイツへの1日あたりの天然ガス供給量を33%削減すると発表。ドイツ政府は前日に続く削減を「政治的な決定」と非難した。ガスプロム社は削減の理由を「技術的な問題」と説明している。
▽ロシア国防省、ウクライナ西部リビウを長距離ミサイルで攻撃し、NATOが供与した兵器の保管庫を破壊したと発表。
▽スウェーデン家具大手イケア、ロシア工場を売却すると発表。事務所も閉鎖し、ロシア国内で働いている従業員1万5000人も削減するとした。
<6月14日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ルハンシク州セベロドネツクとハルキウ州の戦闘で苦戦を強いられ、甚大を被害が出ていると報告。西側諸国に兵器供与を加速するよう改めて呼びかけた。
▽ルハンシク州政府、ロシア軍にセベロドネツクと対岸のリシチャンスクを結ぶ橋をすべて破壊されたが、「セベロドネツクは完全に孤立した」というロシアメディアの報道を否定し、コミュニケーションを取る手段は残されているとした。
▽米バイデン大統領、ウクライナの穀物輸出を支援するため、ウクライナと国境を接するポーランドなどに穀物を一時的に保管する貯蔵施設を建設すると発表。
▽ロシア軍、ルハンシク州セベロドネツクのアゾト化学工場にとどまっている民間人数百人を避難させる人道回廊を15日に設置すると発表。工場内のウクライナ軍兵士には降伏を呼びかけた。
▽ウクライナ国防省、西側諸国が供与を表明した兵器について、全体の10%しかウクライナに届いていないと説明。東部地域を防衛できるかどうかは西側にかかっていると訴えた。
▽ロシア外務省、英政府関係者を含む英国人49人を入国禁止リストに追加。主要メディアの会長やジャーナリストも含まれる。
▽ウクライナ政府、ドネツク州マリウポリのアゾフスタリ製鉄所の防衛任務で死亡した兵士64人の遺体を捕虜交換という形でロシアから取り戻したと報告。ウクライナはロシア兵の遺体を返還したが、数は明らかにしていない。
▽米財務省、ロシアの原油収入を減らすための取り組みを欧州・アジアの同盟国と進めていると明らかにした。ロシア産原油の輸出量は減少しているが、価格高騰の影響で収入は増加したとみられる。
▽NATO事務総長、ロシア国境に近い加盟国の軍備を増強する必要があるという考え示す。オランダ、デンマーク、ポーランド、ルーマニア、ポルトガル、ベルギー、ラトビアの首脳との会合で即応能力や装備の強化などについて協議した。
▽ロシア国営ガスプロム社、ドイツへの1日あたりの天然ガス供給量を40%削減すると発表。同社は削減の理由を「技術的な問題」と説明している。
<6月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、2014年に併合されたクリミア半島を含むすべてのロシア支配地を奪還すると誓った。
▽ゼレンスキー大統領、テレグラムに投稿した声明で、ルハンシク州セベロドネツクで恐ろしい数の人的損失が出ていると報告した。ロシア軍はセベロドネツクと対岸の都市リシチャンスクに猛攻を仕掛けている。
▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクとリシチャンスクを結ぶ最後の橋を爆破したと報告。ウクライナ軍は市中心部から撤退したと明らかにした。
▽ウクライナ警察、キーウ郊外のブチャを含む各地の集団墓地から収容した遺体が1万2000体を超えたと報告。同警察は国際刑事裁判所や西側のチームと協力して戦争犯罪の証拠を収集している。
▽欧州委員会、ウクライナのEU加盟候補国入りを認める方針。米ポリティコ社が報じた。
▽ウクライナ農業省、今年の穀物収穫高は昨年からほぼ半減するという見通しを示した。2022年の収穫量は4850万トンになると予想。昨年は8600万トンだった。
▽NATO事務総長、スウェーデンのNATO加盟に向けた取り組みについて、「スウェーデン政府がトルコの懸念に対処しようとしていることを嬉しく思う」と述べた。スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請交渉はトルコの壁に直面し、思うように進んでいない。
▽人権NGOアムネスティ・インターナショナル、ロシア軍が東部ハルキウ州でクラスター爆弾を使用し、市民数百人を殺害したと報告。13日に公表したレポートで明らかにした。クラスター爆弾は国際条約で使用を禁止されている。
▽フィンランドの独立系研究機関、ウクライナ侵攻以降にロシアが化石燃料輸出で得た収入が930億ユーロ(約13兆円)に達したと報告。輸出量は5月に激減したが、燃料価格の高騰を受け、収入は過去最高を更新した。
▽ドネツク人民共和国、ウクライナ軍が市内の市場を攻撃し、子供を含む民間人少なくとも3人が死亡、18人が負傷したと主張。
<6月12日>
▽WTO(世界保健機関)、約4年半ぶりの閣僚協議開催。世界の食料安全保障や進行中の食料危機などについて協議する予定。
▽ルハンシク州政府、ロシア軍がセベロドネツクと対岸の都市リシチャンスクを結ぶ橋を爆破したと報告。これで2都市を結ぶ3本の橋のうち2本が使用不能になったとみられる。
▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクとリシチャンスクに猛攻を仕掛けていると報告。2都市を結ぶ橋を失えば、セベロドネツクは孤立すると警告した。
▽NATO事務総長、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟について、今月末に予定されているNATOサミット(スペイン)では解決できない可能性があると示唆した。トルコはこの両国がクルド人テロ組織を支援していると非難し、組織のメンバーの引き渡しとトルコに対する武器輸出制限を解除するよう求めている。
▽ロシアの新マクドナルドが営業を再開。店名は「フクースナ・イ・トーチカ」、日本語で「おいしい、以上」の意味。
▽ロシア軍、ドネツク州マリウポリの沿岸に設置された機雷を除去。
▽ドネツク人民共和国の首長、死刑判決を受けた英国人2人とモロッコ人1人について、減刑しないという見方を示した。
▽NATO事務総長、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請をめぐるトルコの主張は妥当という認識を示した。トルコは両国にクルド人武装勢力の扱いを見直すよう求めている。
<6月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ軍は南部ヘルソン州やザポリージャ州でもある程度の戦果を上げていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、キーウで欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談。対ロシア制裁の強化などについて協議した。
▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクとリシチャンスク近郊の村で焼夷弾を使用し、複数の死者が出たと報告。詳細は明らかにされていない。
▽英国防省、ロシア軍が1960年代の対空母用巡航ミサイルを東部ドンバスの戦闘に使用している可能性があると報告。このミサイルは精度が低く、民間人の巻き添え被害を増やす可能性があると警告した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍がドネツク州スロビャンスクにも総攻撃を仕掛ける準備を進めているとと警告。
▽東部の親ロシア勢力、ルハンシク州セベロドネツクの化学工場に立てこもった市民数百人の一部が助けを求めてきたと主張。
▽ザポリージャ州の親ロシア勢力、ウクライナの穀物を購入・販売する会社を設立したと発表。南部地域の穀物はロシアのものになり、どこに販売するかは分からないとした。ロシア国営メディアが報じた。
▽南部ヘルソン州の親ロシア勢力、地元住民へのロシアパスポート配布を開始。タス通信が報じた。
<6月10日>
▽ウクライナ政府、侵攻の長期化が「西側の結束」に悪影響を与える可能性があると懸念表明。
▽ウクライナ大統領府、イギリスのウォレス国防相がキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したと発表。
▽東部ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスク、一進一退の攻防が続いている模様。前線の状況はほとんど明らかになっていない。
▽ウクライナ外相、ドネツク人民共和国で死刑を宣告された外国人3人について、英外相と協議したとSNSに投稿。英国人2人とモロッコ人1人の解放に向けた取り組みを進めることで一致した。
▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア軍拠点を空爆したと発表。同州は侵攻開始直後に制圧された。同州の親ロシア派はロシアへの編入の是非を問う住民投票を行うと提案している。
▽ロシア中央銀行総裁、西側の制裁がロシアの経済に与える影響は恐れていたほど深刻ではないと述べた。
▽ロシア中央銀行、政策金利を戦前の水準に戻す。1.5%引き下げ、9.5%とした。
▽ウクライナ当局、東部ハルキウ州の住宅地が空爆され、民間人少なくとも2人が負傷したと報告。ロシア軍は同州の主要都市から撤退したが、ミサイル攻撃を続けているとみられる。
▽欧州委員会委員長、バチカンでフランシスコ教皇と会談。食料危機の緩和に向けた取り組みなどについて協議した。
▽国連人権高等弁務官事務所、ドネツク人民共和国で死刑を宣告された英国人2人とモロッコ人1人に対する裁判について、「戦争犯罪に相当する」と非難した。
<6月9日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、黒海沿いの港封鎖による穀物輸送の停滞で数百万人が餓死する恐れがあると警告。南部の港には2000万トン以上の穀物が滞留しているとみられる。
▽ゼレンスキー大統領、プーチン大統領を含むロシア政府高官の資産凍結や渡航を禁止する法令に署名。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの戦闘について、西側の長距離兵器が到着すれば数日でロシア軍を撃退できるという見方を示した。米英両政府は射程70~80kmの長距離兵器供与を決めている。
▽ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスクで激戦続く。
▽ウクライナ当局、ロシア軍が南東部ザポリージャ州の完全制圧を目指し、侵攻再開に向けた準備を進めていると報告。南部ヘルソン州から攻撃を仕掛けてくる可能性が高いとした。ザポリージャ原発を含む同州の大半がロシア軍の支配下に置かれている。
▽ロシア国防省、ウクライナ中部ジトーミルの軍事基地をミサイルで破壊したと発表。
▽ドネツク人民共和国の裁判所、ウクライナ側について戦った英国人2人とモロッコ人に死刑宣告。3人は4月に拘束されたと伝えられている。控訴期限は1か月以内。
▽プーチン大統領、生誕350年を迎えたロシア皇帝ピョートル1世に敬意を表し、ウクライナ侵攻は「領土を取り戻すための戦いである」と主張した。
▽ロシア外務省、ウクライナの穀物をトルコや他の中東諸国に売却する方針。交渉継続中と明らかにした。
▽米政府、ロシアのエネルギー輸出は堅調に推移し、侵攻以前より多くの収入を得ている可能性があると指摘。インドと中国に、より多くの石油製品を輸出できているとした。
▽ロシア外務省、ロシアのインフラに対する西側のサイバー攻撃が多発していると報告。米国とウクライナの技術者が関与しているとし、「サイバー攻撃は軍事衝突を引き起こす可能性がある」と警告した。
<6月8日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ルハンシク州ゼベロドネツクの戦いがドンバスの運命を左右する可能性があるという見方を示した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍がセベロドネツクに対する戦術を変更し、手当たり次第に空爆していると指摘。
▽ルハンシク州知事、ロシア軍が同州セベロドネツクの大部分を占領したと報告。工業地帯はウクライナの管理下にあるとした。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃で市民少なくとも5人が死亡、12人が負傷したと報告。
▽ウクライナ当局、ドネツク州マリウポリで新たに50~100人の遺体が見つかったと報告。市民とみられる。当局はマリウポリだけで市民約2万1000人が死亡したと推定している。
▽ロシアとトルコの両外相が会談。ウクライナの穀物輸送などについて協議した。ロシアは西側が制裁を解除すれば輸出を再開するとしている。
▽ロシア外相、トルコ外相との共同記者会見で、「ロシアは黒海の貨物船の安全を確保する用意がある」と表明した。
▽米ホワイトハウス、バイデン大統領が6月下旬のG7サミット(ドイツ)とその後のNATOサミット(スペイン)に出席すると発表。G7サミットは6月25日から、NATOサミットは同28日から開催される予定。
▽国際金融協会、ロシアのGDPは年末までに15%、来年も3%縮小すると予想。
▽南東部ザポリージャ州の親ロシア勢力、年内にロシアへの編入の是非を問う住民投票を実施すると表明。ロシアメディアが報じた。
▽国連難民高等弁務官事務所、ウクライナの国外避難民が700万人を超えたと発表。
▽米マイクロソフト、ロシア事業を大幅に縮小すると発表。
▽欧州委員会、ウクライナ南部の穀物滞留を世界に対するロシアの脅迫と強く非難。
<6月7日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍から奪還した地域の電気、ガス、水道、電話の復旧作業を進めていると明らかにした。またゼレンスキー氏は、「ロシア軍はこの24時間、成果を上げていない」とした。
▽ゼレンスキー大統領、英ファイナンシャル・タイムズ紙のライブイベントにオンラインで参加し、「占領された領土の完全奪還を目指す」とあらためて決意表明した。
▽ウクライナ軍、ロシア軍がドネツク州スラビャンスクへの攻撃準備を進めていると報告。スラビャンスクが陥落すれば、ロシア軍は同州のウクライナ軍拠点クラマトルスクへのルートを確保することになる。
▽米国、ウクライナ軍に供与する長距離兵器「ハイマース」のウクライナ兵に対する訓練を開始したと発表。
▽ウクライナ軍、ドネツク州マリウポリの戦闘で死亡したウクライナ兵の遺体210体がロシアから引き渡されたと報告。
▽ウクライナ政府、南部ヘルソン州を支配したロシア軍が州内のジャーナリストや親ウクライナ勢力600人を拘束、拷問していると報告。詳細は明らかにされていないが、拘束された人々の一部はクリミアの拘留施設に送られたという。
▽フィジー最高裁、米国の制裁対象となったロシアの富豪が所有するとみられるスーパーヨットを米国に引き渡す判決を下した。このヨットは4月にフィジーに入港し、差し押さえられた。
▽ロシア国防省、ルハンシク州セベロドネツクの住宅地を完全掌握したと主張。
▽ロシア財務省、輸出企業に対する規制を一部緩和し、海外口座に外貨を送金することを認めると発表。
▽ロシア国営メディア、アゾフスタリ製鉄所から投降したウクライナ兵1000人超が捜査のためロシアに移送されたと報道。
▽ウクライナ政府、黒海港の封鎖が継続された場合、月の穀物輸出量は侵攻前の600万トンから200万トンに減少すると警告。
▽ウクライナ、首都キーウの劇場が営業再開。
<6月6日>
▽ゼレンスキー大統領、国内に滞留している穀物について、秋までに現在の3倍以上にあたる7000万~7500万トンに増加する可能性があると警告。
▽ゼレンスキー大統領、5日に東部ルハンシク州リシチャンスクを視察したことについて、「セベロドネツクの兵士たちは持ちこたえているが、ロシア軍は数と力で優っている」と説明した。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツクをめぐる攻防戦でウクライナ軍が劣勢に立たされていると報告。ウクライナ軍この地域の半分を奪還したと報告していたが、一進一退の攻防が続いている。
▽プーチン大統領、ウクライナとシリアで死亡した兵士の遺族に補償金500万ルーブル(約1070万円)を支払う法案に署名。
▽国連安保理、欧米諸国の大使がロシア軍の性暴力をやめるよう訴える。ロシアはこの主張を「デマ」と一蹴した。
▽ウクライナ当局、黒海に配備されたロシア軍の艦隊を100km以上沖合に押し戻したと報告。黒海北西部の制海権を奪還したとみられる。
▽ロシア外相、セルビア訪問を中止したと発表。セルビア周辺の西側諸国がロシア機の飛行を拒否したため、訪問できなかったと非難した。セルビアのメディアは、ブルガリア、北マケドニア、モンテネグロが飛行を拒否したと報じている。
▽ロシア外務省、国内で活動する米メディアの認定を剥奪すると警告。剥奪されれば、そのメディアはロシアで取材活動を行えなくなる。米国はロシアメディアの放送免許を停止し、ユーチューブでの配信も禁じている。
▽国際原子力機関、ロシア軍の管理下に置かれているザポリージャ原発に専門家チームを派遣する取り組みを進めていると報告。同原発はロシア軍の支配下に置かれているが、運転業務はウクライナの技術者が行っている。
▽ロシア外務省、米政府高官を含む米国民61人を制裁リストに追加。
▽ロシア軍、ドネツク州マリウポリのアゾフスタリ製鉄所で死亡したウクライナ兵の遺体の引き渡しを開始。遺体は首都キーウに移送され、身元確認が行われる。
▽ドネツク人民共和国、領内で捕らえたウクライナ軍の傭兵である英国人3人の裁判を開始すると発表。
▽イギリス、ウクライナに長距離兵器である多連装ロケットシステム「M270」を供与すると発表。射程距離は約80km。
<6月5日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドンバスの前線を視察。ルハンシク州セベロドネツク近郊のリシチャンスクの指令所などを視察し、兵士を激励した。
▽ゼレンスキー大統領、南東部ザポリージャ州のウクライナ管理地域を訪問。兵士を激励し、難民の話を聞いた。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの半分を奪還したと報告。ガイダイ知事によると、ロシア軍に市の70%を掌握されていたが、この2日間で押し返すことに成功したという。
▽プーチン大統領、国営メディアのインタビューの中で、欧米がウクライナに長距離兵器を供与すれば、ロシア軍はウクライナの「新たな標的」を攻撃すると警告。プーチン氏は米国が供与を決めた高機動ロケット砲システム「ハイマース(射程70~80km)」を目新しい兵器ではないとし、射程300kmを超えるミサイルがウクライナに供与されれば新たな標的を攻撃するとした。
▽ロシア軍、6月10日までにルハンシク州セベロドネツクを完全制圧するか、同州リシチャンスクとバフムートを結ぶ幹線道路の制圧を目指している模様。ウクライナメディアが報じた。ロシア軍はこの幹線道路を制圧し、ウクライナの管理地域であるドネツク州クラマトルスクへのルートを開きたい模様。
▽キーウ市長、市内の複数の施設がミサイル攻撃を受けたとSNSに投稿。死者は出ておらず、1人が病院に搬送されたという。キーウが攻撃受けるのは約1カ月ぶり。
▽ロシア軍、キーウを空爆し、西側諸国が供与した兵器を破壊したと主張。ウクライナ当局はミサイルが着弾した鉄道車両基地をメディアに公開し、戦車や兵器はなかったと説明した。
▽ウクライナ当局、キーウに撃ち込まれた巡航ミサイルがキーウ近郊の原子力発電所上空を通過したと報告。原発にミサイルが撃ち込まれれば、大事故になる可能性があると警告した。
▽ベラルーシ大統領府、西側諸国が同国に対する制裁を解除するのであれば、バルト海の港からウクライナの穀物輸出を認めると表明。
▽サッカーウクライナ代表、カタールW杯への出場逃す。プレーオフ決勝でウェールズ代表に0-1で敗れた。
▽NATO、バルト海で約2週間の演習開始。フィンランドとスウェーデンも参加。
▽スペイン、ウクライナに対航空機ミサイルと戦車40両を供与する予定。地元紙が報じた。
▽英国防省、セベロドネツク周辺の攻防について、ロシアの侵攻速度はウクライナ軍の反撃で低下しているという分析結果を示した。
▽世界保健機関、ロシア軍の支配下に置かれたドネツク州マリウポリでコレラやその他の感染症が蔓延する可能性があると警告。
<6月4日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「ロシア軍はウクライナの文化と歴史的遺産を含む社会インフラを意図的かつ体系的に破壊した」と非難した。ゼレンスキー氏によると、開戦以来、113の教会が破壊されたという。
▽ゼレンスキー大統領、東部ルハンシク州セベロドネツクの戦況について、「非常に困難」と説明した。
▽ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスク周辺の戦闘続く。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの村が空爆を受け、子供を含む民間人4人が死亡したと報告。
▽ウクライナ外相、仏マクロン大統領が「ロシアに屈辱を与えるべきではない」と発言したことに強く反発。西側はロシアを撃退することに焦点を当てる必要があると指摘した。
▽英国防省、東部ドンバスの戦況について、「ロシア軍は非常に多くの誘導ミサイルを発射し、民間人を巻き添えにしている」と評価した。ウクライナ当局はこの24時間でロシア軍の侵攻を9回撃退したと報告している。
▽ウクライナ内務省、首都キーウ周辺でこれまでに民間人の遺体1300体以上を収容したと報告。その多くが即席の集団墓地で発見されたとみられる。同省によると、約200人の身元を特定できていないという。
▽南部オデーサの農業施設にミサイル攻撃、少なくとも2人が負傷した。
<6月3日>
▽ロシア・ウクライナ戦争、開戦から100日経過。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア軍を撃退し、勝利を手中に収めると国民に呼びかけた。
▽ルハンシク州知事、ロシア軍からセベロドネツクの領土20%を奪取したと報告。同州リシチャンスクでも激戦が続いているとみられる。
▽米バイデン大統領、戦争を終結させるためには交渉による「和解」が必要と改めて表明。バイデン氏はウクライナが領土を一部放棄する可能性はあるかと問われ、「米国はウクライナの決定に一切関与しない」と答えた。
▽プーチン大統領、ウクライナから穀物を輸出することは問題ないと明言。ただし、西側諸国の制裁解除を条件とした。
▽仏マクロン大統領、ロシアのウクライナ侵攻を歴史的な過ちと非難。プーチン大統領は完全に孤立しているとした。
▽EU、対ロシア制裁の対象リストにペスコフ報道官の家族を含む65人を追加。
▽ウクライナ当局、南部州のザポリージャ原発の予備部品が不足し、運転の安全確保が困難になっていると警告。同原発はロシア軍の支配下に置かれているが、運転業務はウクライナ人技術者がそのまま担当している。
▽米ホテルチェーンのマリオット・インターナショナル、ロシア事業の停止を発表。
▽ロシアの旧マクドナルドオーナー、2カ月で全店舗の営業再開を目指すと表明。店舗数も現在の850から1000に増やすとした。新店舗のブランド名は選定中。
▽ウクライナ検察、ロシア軍による子供の強制移送を調査していると明らかにした。子供の強制移送は戦争犯罪の中で最も思いジェノサイド(大量虐殺)に該当する。
▽国連事務総長、暴力の即時停止を求める声明を発表。
<6月2日>
▽ゼレンスキー大統領、ルハンシク州セベロドネツクの戦況について、「ウクライナ軍は一定の成果を上げているが、この24時間で全体の戦況に大きな変化はみられない」とした。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍はウクライナ領の約5分の1を占領したという見方を示した。
▽南東部ザポリージャ州の親ロシア当局、州内の国有資産の接収を命じたと発表。同州内にある欧州最大の原子力発電所もロシア軍の支配下に置かれている。
▽EU、新たな対ロシア制裁の対象リストからロシア正教会の最高指導者キリル総主教を除外。ハンガリーの反対で除外されたと伝えられている。キリル総主教はプーチン大統領を支持し、ウクライナ侵攻に賛同している。
▽米財務省、プーチン大統領とつながりのあるオリガルヒや政府関係者を制裁リストに追加。
▽ロシア国防省、ウクライナへの外国人傭兵の流入を阻止し、この1カ月で数百人を殺害したと発表。また、ウクライナ軍に加わった傭兵の数を6600人から3500人前後に減らしたと説明した。
▽ロシア貿易省、半導体生産に必要な希ガスの輸出を年末まで制限すると発表。希ガスはウクライナが世界有数の輸出国だったが、生産工場は戦争の影響で停止している。
▽NATO事務総長、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請をめぐり、トルコと連絡を取っていると明らかにした。
▽ウクライナ中央銀行、主要政策金利は10%から25%に引き上げ。7年ぶりの高水準。
▽OPECプラス高官級協議、原油の生産を増やすことで合意。7月の増産量は日量64万8000バレル、8月も同水準とする計画。
▽ロシア国防省、ウクライナ南部に滞留する穀物について、「人道回廊を通じて黒海から輸出できるようにする」と表明。ロシア国営メディアが報じた。
▽トルコ国営メディア、ウクライナ、ロシア、トルコの国連当局者がイスタンブールで会合を開き、ウクライナの穀物輸送を可能にする人道回廊の設置計画について協議すると報じた。
▽スウェーデン政府、ウクライナへの軍事支援を表明。5900万ドル規模の兵器を供与する予定。
<6月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「多くのウクライナ人がロシア領内に強制連行され、その中には児童20万人も含まれる」と明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、米メディアのインタビューの中で、「毎日ウクライナ兵60~100人が戦死し、500人が負傷している」と述べた。
▽ルハンシク州当局、ウクライナ軍はセベロドネツクの領土の約20%を堅持し、ロシア軍の完全制圧を防ぐことができるという見方を示した。ロシア軍は同地域への攻勢を強めているとみられる。
▽西部リビウ州知事、ロシア軍の空爆で鉄道が被害を受け、少なくとも5人が負傷したと報告。死者は出ていない模様。
▽ウクライナ穀物協会、2022年のウクライナの穀物収穫量は前年から4割減少すると予想。今年の収穫量は2021年の3300万トンから1900万トンに減少するという見通しを示した。
▽米ブリンケン国務長官、ウクライナに供与する長距離ロケットについて、ウクライナ側からロシア領内は攻撃しないという約束を得たと明らかにした。米国はウクライナに高機動ロケット砲システム「ハイマース」を新たに供与する。
▽クレジットデリバティブ決定委員会、ロシア国際の利払い190万ドルで不履行が発生したと認定。これでロシアがデフォルト認定を受ける可能性はさらに高まった。ロシアは西側の制裁で国際金融システムから排除され、債務処理が困難になっている。
▽ドイツ首相、ウクライナに防空システムを供与すると発表。
▽ロシア国営ガスプロム社、5月の天然ガス輸出が前年同月比で27.6%減少したと報告。欧州への輸出は減る一方、中国との取引は増加したと報告したが、詳細は明らかにしていない。
▽ロシア外務省、米国がウクライナに長距離兵器を供与すると決めたことについて、米ロの直接対決に発展するリスクを高めるという見解を示した。
▽独メルケル前首相、ウクライナへの連帯とショルツ政権の取り組みを支持すると表明。メルケル氏がウクライナ侵攻について公の場で発言したのは初めて。
▽フィンランドとスウェーデン政府、NATO加盟に向けたトルコ政府との交渉を継続すると表明。
▽NATO事務総長、フィンランド・スウェーデン・トルコの高官級協議を開催すると発表。数日以内に実施するとした。
▽ロシアのラブロフ外相がサウジアラビアを訪問。
▽国連事務総長、ウクライナ南部に滞留している穀物の輸出再開について、ロシアとの交渉が進展しているという見解を示した。
5月26日~31日(目次に戻る
<5月31日>
▽ウクライナ外務省、EUの新たな対ロシア制裁を歓迎。EU首脳は30日に海路で輸入されるロシア産原油(全体の90%)を年末までに禁輸することで合意した。
▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクの硝酸タンクを空爆したと報告。有毒ガスが発生する可能性があるとし、住民に屋内に留まるよう呼びかけた。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの大半がロシア軍に占領されたと報告。セベロドネツクは同州におけるウクライナ軍の最後の拠点とされる。
▽ロシア国防省、ドネツク州マリウポリのアゾフスタリ製鉄所内でウクライナ兵152人の遺体を発見したと発表。ウクライナに引き渡すとした。
▽ウクライナ当局、ロシア軍の占領下に置かれている南部ヘルソン州の通信が完全に遮断されたと報告。固定電話、携帯、インターネットつながらず。
▽米国、ウクライナに高機動ロケット砲システム「ハイマース」を供与すると明らかにした。射程距離は70~80km。米政府高官は「ハイマースはウクライナの防衛で使用され、ロシア領内は標的としない」とした。
▽デンマークのガス会社、ロシア国営ガスプロム社から天然ガス供給の停止通知を受けたと発表。6月1日に停止されるという。
▽ロシア外相、訪問先のバーレーンで「世界規模の食料危機を回避できるかどうかは西側諸国とウクライナにかかっている」という見解を示した。
▽ウクライナの戦争裁判、市民を砲撃したロシア兵2人に禁固11年6カ月の有罪判決。
▽トルコ外相、北欧2カ国のNATO加盟について、「法改正を行ってでもトルコの要求を満たす必要がある」という見解を示した。
▽欧州委員会、農産物に輸出制限を課さないよう国際社会に呼びかけた。
<5月30日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で南部の港に滞留している穀物に言及。ロシアは食料危機だけでなく移民危機を引き起こそうとしていると非難した。
▽ゼレンスキー大統領、ブリュッセルのEU首脳会議にオンラインで出席。ロシア産原油の完全禁輸を要請した。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツク近郊にロシア軍が迫っていると報告。ロシアはルハンシク州とドネツク州の完全掌握を目指し、攻勢を強めている。
▽南部ヘルソン州の親ロシア勢力、昨年収穫された穀物のロシアへの輸出を開始したと発表。ロシア国営メディアが報じた。ヘルソンはロシア軍の支配下に置かれている。
▽EU、ロシア産原油の部分的な禁輸で合意。対象は海上輸送分のみ。パイプラインは対象外。年末までに段階的に実施するとした。
▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。西側諸国が制裁を解除するのであれば、ウクライナ南部の港の輸送を再開する用意があると表明した。
▽米バイデン大統領、ロシア領内を攻撃できる長距離ロケットはウクライナに供与しないと明言した。ウクライナは米国に最大射程300kmとされるM270多連装ロケットシステム(MLRS)とM142高機動ロケット砲システムの供与を求めている。
▽ウクライナ当局、東部地域で取材にあたっていたフランス人ジャーナリストがロシア軍の爆撃に巻き込まれ死亡したと発表。仏BFMテレビのルクレールイモフ氏32歳。
▽オランダの国営ガス会社、ロシア国営ガスプロム社から天然ガスの供給を5月31日に停止すると通知を受けたと公表。国内のガス供給に支障は出ないとしている。オランダは国内で消費するガスの15%をロシアから輸入しているが、侵攻後、他の供給源を確保していたとみられる。
▽ベラルーシ、6月22日~7月1日にかけてウクライナ国境付近で軍事演習を実施する予定。また6月28日~7月16日にかけては、兵士による領土防衛部隊の編成訓練を行うという。国営メディアが報じた。
▽米大統領補佐官とトルコ大統領首席補佐官が電話会談。北欧2カ国のNATO加盟やシリア国境付近で進行中の軍事作戦について協議した。
<5月29日>
▽ゼレンスキー大統領、東部地域を視察。首都キーウを離れるのは2月24日の侵攻開始以来初めて。第二の都市ハルキウの当局者と復興計画などについて協議した。
▽ゼレンスキー大統領は、ビデオ演説でハルキウ州全域を必ず解放すると誓った。ロシア軍はハルキウ州の完全制圧に失敗、撤退したが、今も全体の約3分の1を支配下に置いているとみられる。
▽ルハンシク州セベロドネツクの攻防続く。ゼレンスキー大統領は市内の建物の9割が損壊し、民家の3分の2が全壊したと発表している。
▽マリウポリ当局、ロシア軍が市内の食料品店に遺体を遺棄したと報告。テレグラムに積み上げられた遺体の写真を投稿した。
▽ロシア外相、仏メディアのインタビューの中で、ルハンシク州を含む東部ドンバス全域の解放を「最優先事項」と表明。米シンクタンク「戦争研究所」は、ロシア軍が東部に多くの戦力を投入し、かなりの兵を失っているという見方を示している。
▽トルコ大統領、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟反対を堅持すると表明。地元メディアが報じた。
▽セルビア大統領、プーチン大統領との電話会談で新たな天然ガス取引を確保したと発表。セルビアは西側の対ロシア制裁に加わっていない。
<5月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドンバスの戦況を非常に複雑と説明し、「ロシア軍は特定の地域に戦力を集中させている」という見方を示した。
▽ロシア軍、ルハンシク州セベロドネツクに対する猛攻を続けている模様。セベロドネツクが陥落すれば、同州はロシアと親ロシア勢力の支配下に置かれることになる。
▽ロシア国防省、北極海で極超音速ミサイル「ジルコン」の発射試験を行ったと発表。フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に対する警告のひとつと思われる。
▽ロシア国防省、ドネツク州北部のリマンを「解放」したと主張。リマンはウクライナ政府の管理地域に通じる拠点のひとつ。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が独仏両首脳と電話会談を行ったと発表。プーチン氏は両首脳に「西側が制裁を解除すれば、ウクライナ南部の港に滞留している穀物の輸出を再開する用意がある」と迫った。
▽ロシア国営メディア、マリウポリの港にロシア船籍の貨物が入港したと報じた。マリウポリはロシア軍の管理下に置かれている。
<5月27日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でドネツク州北部リマンがロシア軍に制圧されたことに言及。リマンは東部ドンバスの鉄道ハブのひとつで、激戦が続くルハンシク州セベロドネツクにつながっている。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツクに対するロシア軍の猛攻が続いていると警告。各拠点で戦っているウクライナ兵が捕虜になるのを避けるため、撤退せざるを得なくなる可能性があると示唆した。セベロドネツクはウクライナが管理する同州最後の拠点。
▽ルハンシク州知事、セベロドネツクへの砲撃で少なくとも4人が死亡したと報告。
▽ロシア国営メディア、ロシア軍はルハンシク州セベロドネツクを完全包囲したと主張。ウクライナ当局は完全包囲を否定する一方、ロシア軍の猛攻が続き、非常に困難な状況にあると報告した。
▽ロシア共産党の地方議員がウクライナへの侵攻停止を求める。ロシアの議員が公の場で侵攻に反対したのは初めてとみられる。
▽ロシア外相、西側諸国がロシアに全面戦争を仕掛け、国民や文化もその対象になっているという見方を示した。
▽ドネツク人民共和国、ドネツク州北部のリマンを制圧したと主張。リマンはウクライナ政府の管理地域に通じる拠点のひとつ。
▽オーストリア首相、プーチン大統領との電話会談で、「プーチン氏はウクライナとの捕虜交換に応じる用意があると表明した」と明らかにした。
▽トルコ・フィンランド・スウェーデンのNATO加盟協議、難航している模様。次回交渉日決まらず。ロイター通信が報じた。
▽米軍、6億8700万ドル相当の地対空ミサイル「スティンガー」をウクライナに提供する契約を締結。
▽イタリア首相とゼレンスキー大統領電話会談。食料安全保障などについて協議した。
▽チェチェン共和国の首長、ウクライナ侵攻後にポーランドに攻め込む可能性があると示唆。SNSの脅迫メッセージで主張した。
<5月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説の中で、「ロシア軍は東部ドンバスでジェノサイド(大量虐殺)を行っている」と非難した。ロシアはルハンシク州とドネツク州の完全制圧を目指し、攻勢を強めている。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでフィンランドのマリン首相と会談。
▽ゼレンスキー大統領、EUの対ロシア制裁で加盟27カ国の調整が続いていることに不満を表明。EUの執行機関である欧州委員会はロシア産原油の段階的な禁輸を提案しているが、ハンガリーなどの反対で協議は難航している模様。
▽プーチン大統領、イタリア首相との電話会談で、「西側諸国が制裁を緩和するのであれば、世界の食料危機の解決に貢献する用意がある」とした。
▽東部ルハンシク州セベロドネツク周辺で激戦続く。ウクライナ軍によると、複数の町が砲撃を受け、民間人少なくとも9人が死亡したという。
▽ロシアの軍事裁判所、ウクライナでの作戦を拒否した兵士115人の除隊処分に対する異議申し立てを棄却。ロシアがウクライナ侵攻に反対した兵士がいることを公にしたのは初めて。
▽ロシアの旧マクドナルド、6月12日から営業を再開すると発表。マクドナルド社はロシア国内の店舗をシベリアの実業家に売却することで合意した。新店舗の名称は明らかにされていない。
▽ベラルーシ大統領、ウクライナ国境付近に部隊を展開し、新たな軍司令部を設置すると発表。国境付近のベラルーシ軍が増強されれば、ロシア軍の補給体制が強化される可能性がある。
▽ドイツ副首相、EUのロシア産原油の段階的な禁輸について、数日以内に合意できるという見方を示した。合意できない場合は「他の手段」を検討するという。