防衛省・自衛隊/ロシアによるウクライナ侵略、東部ドンバスの状況(2022年6月28日時点)

目次

ロシア・ウクライナ戦争
2022年
 ・7月1日~現在
 ・6月16日~30日
 ・6月1日~15日
 ・5月26日~31日

以前のタイムライン
戦争に関与する国の戦力

ロシア・ウクライナ戦争

2022年

7月1日~現在

7月2日
▽東部ルハンシク州のガイダイ(Sergiy Gaiday)知事、テレグラムの投稿で、ロシア軍はリシチャンスクに猛攻を仕掛けていると報告。ウクライナ軍は拠点を防衛しているとした。

▽東部ドネツク州政府、ロシア軍がスラビャンスクにクラスター爆弾を投下し、少なくとも4人が死亡したと報告。

▽ルガンスク人民共和国、東部ルハンシク州リシチャンスクを制圧したと主張。ウクライナ政府はこれを否定している。

▽ベラルーシ大統領、ウクライナ軍のミサイルを領内で撃墜したと主張。

▽ドイツ政府、国民にガスの使用量を控えるよう呼びかける。ドイツはロシア国営ガスプロム社が天然ガス供給量を削減したことを受け、ガスの供給警戒レベルを1段階引き上げてレベル2に移行した。最高レベルの3は配給制になる。

▽英国防省、ロシア軍は命中精度の低い空中発射型対艦ミサイルを多用していると報告。精度の高い兵器が不足していると分析した。

7月1日
▽ゼレンスキー大統領、記者会見で南部オデーサ州の集合住宅に対するミサイル攻撃に言及。ロシア軍は対艦ミサイルを使用したと説明した。

▽ゼレンスキー大統領、ノルウェー首相と会談。

▽ゼレンスキー大統領、アルゼンチンとチリの両首脳と電話会談。中南米諸国はロシアを非難しつつも、中立的立場をとっている。

▽東部ルハンシク州知事、同州内におけるウクライナ軍の最後の拠点であるリシチャンスクの攻防戦について、ロシア軍は24時間体制で攻撃を続けていると報告。

▽南部オデーサ州政府、集合住宅に対するロケット攻撃で11歳の少年を含む市民少なくとも21人が死亡、38人が負傷したと報告。当局によると、ミサイルは黒海上空を飛行するロシア軍の爆撃機から発射されたという。オデーサははウクライナの貿易の拠点であり、ウクライナ政府の管理下に置かれている。

▽ウクライナ政府、ロシア軍が南部ズミイヌイ島で白リン弾を使用したと報告。声明によると、ロシア軍は1日現地時間午後6時頃に白リン弾を撃ち込んだという。ロシア軍は昨日、ズミイヌイ島から撤退すると発表していた。

▽ウクライナ政府、トルコにロシア籍の貨物船を差し押さえるよう要請。ウクライナ産穀物を積載しているとした。

▽米国防総省、ウクライナに8億2000万ドル相当の追加軍事支援を提供すると発表。長距離ロケット砲システム「ハイマース」の砲弾や対砲兵レーダーなどを供与する。米国のウクライナに対する兵器供与額は88億ドル(約1兆2000億円)を超えた。

▽ユネスコ、ウクライナのボルシチを無形文化遺産に登録。

▽欧州委員会、EU加盟候補国入りしたウクライナの議会に対し、反汚職・腐敗対策を急ぐよう要請。

▽ノルウェー政府、ウクライナに10億ユーロ相当の支援を提供すると発表。

2022年7月2日/ウクライナ、南部オデーサ州の住宅地、ロシア軍のミサイル攻撃で破壊された集合住宅(Maxim Penko/AP通信)
6月16日~30日(目次に戻る

6月30日
▽NATO首脳会議閉幕。

▽東部ルハンシク州知事、リシチャンスク制圧を目指すロシア軍部隊を撃退したと報告。ロシア軍はリシチャンスクへのミサイルと砲撃を強化し、街を破壊している模様。ハイダイ知事はテレグラムの投稿で、「リシチャンスクのウクライナ軍は撤退を計画していない」と述べ、撤退抗戦する構えを示した。

▽ウクライナ当局、テレグラムの投稿で、南部オデーサ州の集合住宅にロシア軍のミサイルが着弾し、少なくとも10人が死亡したと報告。

▽米バイデン大統領、ウクライナに8億ドル規模の追加軍事支援を提供すると発表。

▽米バイデン大統領、トルコへのF16戦闘機売却を支持すると表明。売却するためには議会の承認が必要。

▽プーチン大統領、ロシアはウクライナの穀物輸出を妨げておらず、ウクライナの穀物が世界市場から失われても影響は軽微という見方を示した。

▽トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟について、「合意が履行されなければ両国のNATO加盟を認めない」とした。

▽ロシア外相、西側諸国との緊張が高まっていることについて、「新たな鉄のカーテンが下りてきている」と指摘した。

▽ロシア国防省、ウクライナ兵捕虜を6000人以上拘束していると発表。

▽ルガンスク人民共和国、ウクライナ軍が西側諸国から供与された兵器で民間人を攻撃していると主張。米国から供与された長距離ロケット砲システム「ハイマース」でも攻撃を受けたと述べた。

▽ロシア軍、南部ズミイヌイ島から兵士を撤退させたと発表。ウクライナの穀物輸出再開に向けた取り組みの一環と主張した。ウクライナ軍はこの発表の前、島のロシア軍を複数回攻撃したと報告していた。

▽南部ザポリージャ州の親ロシア勢力、同州の港から穀物7000トンを積んだ貨物船が出航したと報告。友好国に向かっているとした。

▽ウクライナ政府、EU向けの電力輸出を開始。

▽NATO事務総長、軍事に有益な技術開発を支援する10億ユーロの基金を新たに創設すると発表。

▽インドネシア大統領、プーチン大統領と会談。食料安全保障や戦争の平和的解決などについて協議した。

6月29日
▽NATO首脳会議開幕。

▽ゼレンスキー大統領、NATOサミットで演説。加盟30カ国により近代的な兵器の供与と支援を求めた。

▽ゼレンスキー大統領、G20議長国インドネシアのジョコ大統領と会談。今年11月のG20首脳会議に参加するかどうかは顔ぶれ次第という認識を示した。ジョコ氏はプーチン大統領にも出席を求めている。

▽英国防省、ロシア軍が東部ルハンシク州リシチャンスクへの攻撃を強化していると指摘。ロシアは同州の95%、ドネツク州のおよそ半分を占領したと考えられている。

▽バイデン大統領、ポーランドに新たな陸軍司令部と大隊を配備し、欧州全域に展開している陸海空軍を拡大すると表明。

▽プーチン大統領、NATOの東方拡大を「帝国主義的野心」と評し、スウェーデンとフィンランドにNATO軍が配備されれば、相応の対応を取ると警告した。

▽トルコ政府、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を支持する代わりに、両国に指名手配犯33人の送還を求めると発表。33人は「クルド労働者党(PKK)」またはその他のクルド人武装勢力に関与する者とみられる。

▽東部クリミア半島の親ロシア政府、クリミアと南部ヘルソン州・ザポリージャ両州を結ぶバスと列車の運行を7月1日から開始すると発表。

▽フランシスコ教皇、ウクライナ中部クレメンチュクの商業施設に対する空爆を「野蛮な攻撃」と非難。

▽イギリス、ウクライナに10億ポンド相当の追加軍事支援を提供すると発表。防空システム、ドローン、電子戦機器などを供与するとした。

▽NATO、防衛と安全保障の指針となる新たな戦略概念を採択。ロシアを西側諸国の安全保障の最も深刻な脅威と位置付けた。

▽NATO、2023年以降の相応部隊兵力を現在の4万人から30万人に増強すると発表。

▽ウクライナ政府、ロシアと捕虜交換を行う予定と発表。ウクライナ兵144人が解放される見込みとした。

▽ロシア外務省、西側諸国が凍結したロシアの資産を利用すれば、ロシアは国内の外国資産を差し押さえる可能性があると警告。

6月28日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシアを「テロ支援国家」に指定するよう国際社会に呼びかけた。

▽ゼレンスキー大統領、安全保障理事会に宛てたオンライン演説で、ロシアを国連から追放するよう呼びかける。ロシア大使は強く反発した。

▽ウクライナ政府、中部クレメンチュクの商業施設空爆について、これまでに18人の死亡を確認し、36人の行方が分からないと報告。

▽ロシア軍、ウクライナ中部クレメンチュクの商業施設空爆について、武器庫を破壊した影響が商業施設に及んだと主張。

▽トルコ大統領、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟支持を表明。覚書に署名した。

▽プーチン大統領、タジキスタンを訪問。ラフモン大統領と会談し、タジキスタンと国境を接するアフガニスタンの正常化に積極的に取り組んでいると言及した。

▽ロシア大統領府報道官、ウクライナが降伏すれば直ちに攻撃を停止すると主張。ウクライナ政府は自国の兵士に直ちに武器を置き投降するよう促すべきという見解を示した。

▽ロシア国営メディア、ロシア軍の占領下に置かれた南部ヘルソンの市長が拘束されたと報道。ロシア側の命令に従わなかったためとしている。

▽米政府、追加の対ロシア制裁発表。70の団体と29人に制裁を科し、ロシア産の金の輸入を禁止するとした。

▽イタリア首相、G7サミット閉幕後の会見で、ウクライナ産穀物の輸出を近いうちに再開できる可能性があるという見通しを示した。ドラギ首相によると、黒海の機雷を除去する必要はなく、貨物船は専用の回廊を航行できるという。

▽ブルガリア政府、ロシアの外交職員70人をスパイ行為の疑いで国外追放すると発表。

▽米政府高官、ロシア産原油の価格上限設定について、インドやアフリカを含む石油消費国と近く協議を開始すると明らかにした。ロイター通信が報じた。

▽ウクライナ政府、ロシア人捕虜15人をウクライナ兵16人・市民1人と交換したと報告。

6月27日
▽ゼレンスキー大統領、中部クレメンチュクの商業施設がミサイル攻撃を受けたとSNSに投稿。これまでに少なくとも16人が死亡、60人近くが負傷した。ウクライナ公共放送によると、犠牲者はさらに増える可能性があるという。

▽ゼレンスキー大統領、G7首脳会議にオンラインで出席。G7首脳にロシアによる侵攻を年内に終わらせる最大限の取り組みを行ってほしいと訴え、対ロシア制裁の強化を求めた。

▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも5人が死亡、22人が負傷したと報告。

▽G7首脳、共同声明で対ロシア制裁の強化とウクライナに対する支援を必要な限り提供すると発表。

▽米バイデン大統領、ロシアから輸入される特定の輸入品の関税を35%に引き上げると発表。禁輸品以外の輸入品を対象とする。

▽ロシア大統領府、プーチン大統領が11月に予定されているG20サミットに出席する意向と発表。議長国のインドネシアはゼレンスキー大統領にも出席を打診している。

▽ロシア大統領府、プーチン大統領が28日に中央アジアのタジキスタン、29日にトルクメニスタンを訪問すると発表。プーチン氏の外遊は侵攻後初とみられる。

▽NATO事務総長、即応部隊の規模を現在の約4万人から30万人超に引き上げる方針を示す。29日に開幕するNATO首脳会議で議論される予定。

▽ロシアのメドベージェフ前大統領、NATO加盟国がクリミア半島に侵入すればロシアへの宣戦布告とみなし、第三次世界大戦に発展すると警告。「クリミア半島は永遠にロシアの領土」と主張した。

▽欧州委員会、ロシア産天然ガスの供給減をめぐり、「さらなる深刻な混乱が生じる可能性がある」と警告。加盟国に緊急計画を見直すよう呼びかけた。ガスプロム社はEU加盟27カ国中12カ国への供給を削減している。

▽米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービス、ロシアの外貨建て国債を債務不履行に相当すると認定。ロシアの外貨建て国債デフォルトは約1世紀ぶり。

6月26日
▽G7首脳会議開幕。

▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でG7首脳にさらなる支援を要請。対ロシア制裁の強化も呼びかけた。

▽東部ルハンシク州知事、ロシア軍がリシチャンスクへの空爆を強化し、テレビ塔などのインフラが深刻な被害を受けたとSNSに投稿。リシチャンスクの対岸セベロドネツクはロシア軍の占領下に置かれた。

▽ウクライナ政府、ロシア軍が首都キーウを含む全土にミサイルを撃ち込み、少なくとも1人が死亡、子供を含む数人が負傷したと発表。

▽キーウ市長、市内の9階建てアパートがミサイル攻撃を受け、少なくとも1人が死亡、数人が瓦礫の下敷きになっていると報告。

▽ウクライナ政府、首都キーウに3週間ぶりにミサイルが撃ち込まれたことについて、EUの対ロシア制裁に天然ガスの禁輸を含めるべきと提案した。

▽米バイデン大統領、ロシア産の金の輸出を禁止する見込みと発表。G7サミット中に正式発表する見通し。

▽EU首脳、米国が提案したロシア産原油の価格に上限を設ける措置について、議論を続けているとした。

▽スペインの首都マドリードでNATO首脳会議に反対するデモ。数千人が参加した。

▽ロシアのドル建てとユーロ建て国債の利払い(1億ドル)猶予期間迎える。ロシア財務省はドルとユーロで支払ったと主張しているが、対ロシア制裁の影響で海外債権者の口座に入金できない模様。デフォルトがどのように宣言されるかは不明。

▽ロシア国営メディア、プーチン大統領が中央アジアのトルクメニスタンとタジキスタン両国を訪問すると発表。

▽トルコ大統領府、エルドアン大統領とスウェーデンおよびフィンランドの両首脳が28日に会談すると発表。会談場所はNATO首脳会議(6.29~30)が開催されるマドリードで、NATO事務総長も出席する。

6月25日
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍の爆撃機がベラルーシ領空からウクライナに侵入し空爆を行ったことについて、「ロシアはベラルーシを戦争に引きずり込もうとしている」という見方を示した。

▽東部ルハンシク州セベロドネツク市長、同市はロシア軍に完全制圧されたと報告。同州知事は同市から撤退すると明らかにしていた。

▽ウクライナ当局、ロシア軍が西部リビウを含む全国各地にミサイルを撃ち込んだと報告。ウクライナ兵を含む少なくとも4人が死亡した。

▽ウクライナ軍、ロシア軍の爆撃機がベラルーシ領空からウクライナに初めて侵入し空爆を行ったと報告。ベラルーシ軍は戦闘には関与していないとみられる。

▽ルガンスク人民共和国、ロシア軍がセベロドネツクの対岸の都市リシチャンスクに部隊を進め、ウクライナ軍と市街戦を行っていると主張。

▽プーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領がサンクトペテルブルグで会談。プーチン氏は核弾頭を搭載できる短距離ミサイル「イスカンデル」を数カ月以内にベラルーシ領内に配備すると明らかにした。

6月24日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でEU加盟候補国入りを改めて歓迎し、国民に戦況を注視しつつ静かに祝うよう呼びかけた。

▽ゼレンスキー大統領、EU加盟候補国入りを認められなかったジョージアとの連帯を表明し、ジョージア政府の支援に謝意を示した。

▽東部ルハンシク州知事、セベロドネツクのウクライナ兵撤退を発表。より強固な拠点に撤退し、ロシア軍の攻撃に備えると説明した。

▽ウクライナ軍司令官、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長と電話会談。東部ルハンシク州の戦況などについて協議し、ロシア軍と同等の兵力が必要と伝えた。

▽ロシア国営メディア、ロシア軍の支配下に置かれた南部ヘルソン州の親ロシア指導者が爆発物で殺害されたと報道。車両に爆発物が仕掛けられていたという。

▽ロシア国営メディア、首都モスクワ郊外に軍用機が墜落し4人が死亡、5人が負傷したと報じた。

▽ロシア外務省、ウクライナとモルドバのEU加盟候補国入りについて、ロシアを封じ込めようとする措置と非難した。

▽国際原子力機関、欧州最大の原子力発電所ザポリージャ原発の状況に懸念を表明し、できるだけ早く施設を査察したいと表明。同原発はロシア軍の支配下に置かれているが、ウクライナの技術者が運用している。

6月23日
▽ゼレンスキー大統領、ウクライナのEU加盟候補国入りを歓迎。

▽EU、ウクライナとモルドバのEU加盟候補国入りを承認。

▽東部ルハンシク州知事、国営テレビのインタビューの中で、ウクライナ軍がリシチャンスクから撤退を迫られる可能性があるという見方を示した。リシチャンスクはセベロドネツクの対岸の都市で、ロシア軍の総攻撃を受けている。

▽東部ドネツク州知事、AFP通信のインタビューの中で、ロシア軍の攻撃が激化しており、州内に安全な地域はないと警告した。

▽プーチン大統領、BRICS首脳会議で対ロシア制裁に言及。中国、インド、ブラジル、南アフリカに西側諸国の利己的な行動に対応するよう協力を要請した。

▽ウクライナ国防省、米国の長距離ロケット砲システム「ハイマース」が到着したと報告。米国に謝意を示した。

▽ドイツ政府、ロシア産天然ガスの供給減を受け、供給警戒レベルを1段階引き上げてレベル2に移行すると発表した。最高レベルの3は配給制になる。

▽ウクライナ政府、ロシア軍による大規模かつ重大な人権侵害について、欧州人権裁判所に提訴したと発表した。ロシアは同裁判所のロシア国内における管轄権を無効とする法案を可決しているため、裁判に実効性はない。

▽米ネットワーク機器大手のシスコシステムズとスポーツ大手のナイキ社、ロシア事業から完全撤退。ロイター通信が報じた。

▽米国防総省、ウクライナに4.5億ドル相当の追加軍事支援を提供すると発表。長距離ロケット砲システム「ハイマース」や巡視船などを供与する。

▽中国の習近平国家主席、BRICS首脳会議で西側諸国の対ロシア制裁に反対を表明。冷戦思考を放棄し、対立を阻止する必要があると述べたが、具体的な解決策は提示しなかった。

▽ユーロビジョン・ソング・コンテストの主催団体、来年ウクライナで大会を開催することは不可能と表明。

6月22日
▽ゼレンスキー大統領、オランダ議会に充てたビデオ演説で、EU加盟27カ国はウクライナのEU加盟候補国入りを支持すると期待を表明した。

▽東部ルガンスク州知事、SNSへの投稿でセベロドネツク攻防戦について、「地獄の様相を呈している」と述べた。ハイダイ知事は数週間にわたってロシア軍の激しい砲撃を受けていると説明。ウクライナ軍の拠点は守っているとした。

▽プーチン大統領、外貨建て国債の債務不履行を阻止する法令に署名。ロシアは外貨建て債の利払いをルーブルで行うと主張している。

▽東部ハルキウ州政府、SNSにロシア軍が総攻撃を仕掛けていると投稿。ロシアは同州から一度撤退している。国営メディアは砲撃で少なくとも20人が死亡したと報じている。

▽ロシア国防省、南部ミコライフ州の造船工場を空爆し、ウクライナ兵最大500人を殺害したと発表。ゼレンスキー大統領はミコライフがミサイル攻撃を受けたと認め、少なくとも5人が負傷したと述べている。

▽米国、6月末に予定されているG7首脳サミット(ドイツ)で新たな対ロシア制裁を発表することになるという見方を示した。バイデン大統領はG7サミット後にスペインで開催されるNATOサミットにも出席する予定。ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで両会議に参加する。

▽独首相、ウクライナの復興には第二次世界大戦後に米国が主導した「マーシャルプラン」と同様の大規模な支援が必要であり、復興作業は何世代にもわたる課題になるという見方を示した。

▽トルコ国防省、ロシアで行われていたウクライナの穀物輸出再開をめぐる協議で進展であったと報告。トルコの貨物船がドネツク州マリウポリの港を出港したと明らかにした。この貨物船に穀物が積まれているかどうかは明らかにしていない。

▽ロシア南部州政府、ウクライナ国境近くの製油所で火災が発生し、無人機による攻撃と思われると発表。ウクライナ軍の攻撃とは明言していない。

▽国境なき記者団、ウクライナで行方不明になったジャーナリストが処刑されたと報告。死亡したとされる記者はウクライナ人のレビン氏。3月13日に消息を絶ち、ロシア軍に処刑されたとしている。

▽国際エネルギー機関、欧州諸国にロシア産天然ガスが完全に遮断されることを想定して準備を進める必要があると警告した。ドイツとオランダは石炭火力発電を再稼働してLPGの消費を抑えるとしている。

▽インドネシア政府、ジョコ大統領が来週、ウクライナとロシアを訪問し、両首脳と会談すると明らかにした。インドネシアは11月に予定されているG20首脳サミットの議長国。

▽中国の習近平国家主席、同盟国ロシアを支援しながら中立の立場を維持すると表明。ウクライナの危機は人類に警鐘を鳴らしたとするも、具体的な解決策は提示しなかった。

6月21日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でハルキウ州に対する空爆を非難。ロシア軍は撤退した地域に苦し紛れにミサイルを撃ち込み、市民を殺害していると非難した。

▽東部ルハンシク州知事、セベロドネツクとリシチャンスクの攻防戦で厳しい戦いを強いられていると報告。同州の95%がロシア軍の支配下に置かれたとした。

▽東部ハルキウ州知事、複数の地域が空爆を受け、民間人少なくとも15人が死亡、16人が負傷したと報告。

▽ウクライナ国防省、ドイツが供与した高性能自走砲「パンツァーハウビッツェ2000」を実践配備したと報告。

▽プーチン大統領、士官学校の卒業式で演説。ロシア軍を誇りに思っていると称賛した。

▽独副首相、ロシア国営ガスプロム社の天然ガス供給削減について、「ドイツに対する経済攻撃」と非難した。ドイツ、オランダ、オーストリアがガス供給削減を報告し、石炭火力でLNGの消費を抑えるとしている。

▽EU、欧州問題担当相会議でウクライナのEU加盟候補国入りを支持する方針で全会一致したと発表。EUは今月23~24日の首脳会議でウクライナとモルドバの候補入りを正式に承認する見通し。

▽ロシア政府、リトアニア政府が飛び地「カリーニングラード」への陸上物資の領内通過を禁じたことについて、深刻な結果を伴うと警告した。

▽エストニア政府、ロシア軍の領空侵犯を報告。ロシア大使を召還し抗議した。

▽米司法長官、ウクライナ西部リビウを訪問。ベネディクトワ検事総長と会談し、ロシア軍の戦争犯罪に焦点を当てる捜査チームを創設すると発表した。

▽ロシア裁判所、ウクライナ侵攻を公の場で批判し逮捕された地方議員の拘留期間を延長。

▽米国務省、義勇兵としてウクライナ軍を支援した米国民2人目の死亡を確認したと発表。

6月20日
▽ゼレンスキー大統領、アフリカ連合サミットに宛てたビデオ演説で、「ロシアはアフリカを人質に取っている」と警告。穀物輸送再開に向けた取り組みを進めているとした。

▽ルハンシク州知事、国営テレビのインタビューの中で、セベロドネツクとリシチャンスクがロシア軍の猛攻にさらされ、極めて困難な状況にあると報告。

▽ウクライナ当局、ロシア軍が南部オデーサの食料貯蔵施設を空爆したと報告。民間人の死者は出ていないとしている。

▽米バイデン大統領、ウクライナのEU加盟を確信しているとSNSに投稿。

▽ウクライナ裁判所、親ロシア派政党「プラットフォーム生活党」の国内活動を禁じ、資産差し押さえを命じた。ゼレンスキー大統領は開戦後まもなく、親ロシアと特定された政党や団体の活動を禁じる法令に署名した。

▽ロシア独立系メディア、ノーバヤ・ガゼータ紙のムラトフ氏が昨年受賞したノーベル平和賞メダルが1億350万ドルで落札。売上金は全額ユニセフに寄付される。

▽ロシア大統領報道官、米NBCニュースのインタビューの中で、義勇軍として参戦した米国人2人に言及。ロシア兵の命を危険にさらした罪に問われるべきと主張した。

▽オランダ政府、石炭火力発電所に課していた制限をすべて解除。ロシア産天然ガスの供給減を受け、LNG火力発電所のガス消費を減らすとした。

▽ドイツ政府、ロシア産天然ガス供給減に伴い石炭火力発電所を再稼働する方針を示すも、2030年までに石炭火力をすべて閉鎖するという目標は維持するとした。

▽クリミア半島の親ロシア勢力、クリミアに本社を置く石油・天然ガス企業チョルノモルネフテガスの石油採掘施設がウクライナ軍の攻撃を受けたと主張。

▽トルコ、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟交渉の期限は今月末に予定されているマドリードサミットではないとし、サミット後も協議を継続するとした。

▽米財務省、ロシア産原油の価格に上限を設定するかどうかについて関係国と協議していると明らかにした。

6月19日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍の激しい攻撃が今後数週間続くという見通しを示した。ロシア軍は東部ルハンシク州セベロドネツクに対する攻勢を強め、一進一退の攻防が続いている。

▽ロシア国防相、東部ルハンシク州セベロドネツクの南東約6kmにある村を占領したと発表。ウクライナ政府はロシア軍に同州の一部を部分的に占領されたとしている。

▽ロシア国営メディア、セベロドネツク近郊の村を守っていたウクライナ兵が多数投降したと報道。

▽NATO事務総長、独紙が19日に掲載したインタビューで、ロシア・ウクライナ戦争は数年続く可能性があると警告した。

▽ドイツ政府、ロシア産天然ガスの供給削減を想定し、今年冬に向けガスの貯蔵量を増やす取り組みを進めると発表。計画によると、政府は石炭火力発電の稼働率を高め、産業界にはガスの消費削減を求める予定。

6月18日
▽ゼレンスキー大統領、南部オデーサ州とミコライフ州を視察。兵士や医療従事者をねぎらった。

▽東部ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスクの激戦続く。

▽ルハンシク州知事、AFP通信のインタビューの中で、「ロシア軍は24時間体制でウクライナ軍を砲撃している」と語った。

▽英ジョンソン首相、地元メディアのインタビューの中で、「ロシアの勝利は大惨事を引き起こす」と警告。戦争が終わるまでウクライナに必要な支援を提供し続けるとした。

▽英国防省、ロシア軍は東部ドネツク州に再攻撃を仕掛ける可能性が高いと警告。ドネツク州はルハンシク州の南西に位置する。

▽独ショルツ首相、ドイツ通信社のインタビューの中で、今月末に開催されるG7首脳会議でウクライナの長期的な見通しについて協議すると明らかにした。ショルツ氏は「ロシアの思い通りにはさせない」と述べ、G7サミットで「ウクライナが必要な限りの支援を提供すると表明できる」と期待しているとした。

▽ドネツク人民共和国、ウクライナ軍の砲撃で民間人5人が死亡、12人が負傷したと報告。

6月17日
▽ゼレンスキー大統領、入国を希望するロシア人にビザ取得を求めると発表。7月1日から適用するとした。これにより、1991年の独立以来ロシア人に対して認めてきた査証免除の停止が決まった。

▽プーチン大統領、サンクトペテルブルグの経済フォーラムで講演。西側の経済制裁を非難する一方、ウクライナのEU加盟には全く反対しないと表明した。

▽英ジョンソン首相、首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。ウクライナ軍に教育プログラムを提供すると発表した。

▽ロシア国営ガスプロム、EU各国へのガス供給を削減。フランス、イタリア、スロベキアで削減報告。仏は6月15日に供給が止まったと報告している。

▽イタリア、ロシア産天然ガスの供給量が半減したことを受け、ガス警報の発令を検討していると明らかにした。

▽欧州委員会、ウクライナのEU加盟候補国入りを支持すると勧告。正式決定には加盟27カ国の合意が必要。

▽仏マクロン大統領、地元メディアに対し、ロシアがウクライナ南部の海上封鎖を解除し、穀物の輸出を許可する可能性は低いという見方を示し、南部オデーサからルーマニアを結ぶ陸上代替ルートの再建協議を進めていると明らかにした。

▽英国防省、ロシアの百万長者1万5000人が出国を目指していると報告。オリガルヒを含む実業家の大量流出はロシア経済に長期的なダメージを与えるとした。

▽ロシア国営メディア、義勇軍として参戦した米国の退役軍人の映像を公開。

▽ウクライナ軍、黒海のロシア軍タグボートを破壊したと報告。

6月16日
▽ゼレンスキー大統領、EU4首脳との共同記者会見で、ロシアの侵略を「EUに対する戦争」と呼び、「最強の武器は団結」と強調した。

▽独仏伊ルーマニアの4首脳がキーウ訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナのEU加盟候補国入りを支持した。

▽独仏伊ルーマニアの4首脳、首脳会談に先立ち、キーウ郊外のイルピンを視察。

▽独ショルツ首相、ゼレンスキー大統領が6月末に開催されるG7首脳サミットに参加すると発表。オンライン参加か直接出席かは明らかにしていない。今年のG7サミットはバイエルン州郊外のエルマウ城で開催される予定。

▽英外務省、ロシア正教会の最高指導者であるキリル総主教を制裁リストに追加。

▽オランダ総合情報保安局、インターンを装ったロシアの工作員が国際刑事裁判所(ICC)に潜入を試みたと報告。この工作員は今年4月、ブラジル人と身元を偽ってICCへの潜入を試みたが、入国を拒否されたという。

▽ブリュッセルでNATO国防相会議。ロシアの東欧侵攻を想定したNATO軍の戦略などについて協議した。NATOは6月29日と30日にマドリードで首脳会議を開催する予定。

2022年7月1日/ウクライナ、南部オデーサ州、捜索活動に当たるウクライナ当局者(Nina Lyashonok/AP通信)
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6月15日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で米国の追加軍事支援に謝意示す。

▽ルハンシク州セベロドネツクの激戦続く。ウクライナ軍はロシアの投降要求を拒否し、徹底抗戦を続けるとしている。

▽米バイデン大統領、ウクライナに10億ドル相当の兵器を追加供与すると発表。追加支援には沿岸部を防衛するシステム、大砲、ロケットシステム、弾薬などが含まれる。さらに、2.25億ドル相当の人道支援も提供するとした。

▽米国防長官、ブリュッセルのNATO本部で約50カ国が参加する国防相会議を主催。ウクライナ侵攻は重要な局面を迎えているとし、米国と同盟国は引き続きウクライナを支援すると表明した。

▽ウクライナ議員、ロシアの企業や個人がジョージアの銀行を介して西側の制裁を回避していると主張。ジョージア政府はこれを否定し、ジョージアは西側の対ロシア制裁を完全に履行していると反論した。

▽ルガンスク人民共和国、ウクライナ軍がルハンシク州セベロドネツクのアゾト化学工場に閉じ込められている市民の避難を妨害したと主張。

▽ロシア国営ガスプロム社、ドイツへの1日あたりの天然ガス供給量を33%削減すると発表。ドイツ政府は前日に続く削減を「政治的な決定」と非難した。ガスプロム社は削減の理由を「技術的な問題」と説明している。

▽ロシア国防省、ウクライナ西部リビウを長距離ミサイルで攻撃し、NATOが供与した兵器の保管庫を破壊したと発表。

▽スウェーデン家具大手イケア、ロシア工場を売却すると発表。事務所も閉鎖し、ロシア国内で働いている従業員1万5000人も削減するとした。

6月14日
▽ゼレンスキー大統領、東部ルハンシク州セベロドネツクとハルキウ州の戦闘で苦戦を強いられ、甚大を被害が出ていると報告。西側諸国に兵器供与を加速するよう改めて呼びかけた。

▽ルハンシク州政府、ロシア軍にセベロドネツクと対岸のリシチャンスクを結ぶ橋をすべて破壊されたが、「セベロドネツクは完全に孤立した」というロシアメディアの報道を否定し、コミュニケーションを取る手段は残されているとした。

▽米バイデン大統領、ウクライナの穀物輸出を支援するため、ウクライナと国境を接するポーランドなどに穀物を一時的に保管する貯蔵施設を建設すると発表。

▽ロシア軍、ルハンシク州セベロドネツクのアゾト化学工場にとどまっている民間人数百人を避難させる人道回廊を15日に設置すると発表。工場内のウクライナ軍兵士には降伏を呼びかけた。

▽ウクライナ国防省、西側諸国が供与を表明した兵器について、全体の10%しかウクライナに届いていないと説明。東部地域を防衛できるかどうかは西側にかかっていると訴えた。

▽ロシア外務省、英政府関係者を含む英国人49人を入国禁止リストに追加。主要メディアの会長やジャーナリストも含まれる。

▽ウクライナ政府、ドネツク州マリウポリのアゾフスタリ製鉄所の防衛任務で死亡した兵士64人の遺体を捕虜交換という形でロシアから取り戻したと報告。ウクライナはロシア兵の遺体を返還したが、数は明らかにしていない。

▽米財務省、ロシアの原油収入を減らすための取り組みを欧州・アジアの同盟国と進めていると明らかにした。ロシア産原油の輸出量は減少しているが、価格高騰の影響で収入は増加したとみられる。

▽NATO事務総長、ロシア国境に近い加盟国の軍備を増強する必要があるという考え示す。オランダ、デンマーク、ポーランド、ルーマニア、ポルトガル、ベルギー、ラトビアの首脳との会合で即応能力や装備の強化などについて協議した。

▽ロシア国営ガスプロム社、ドイツへの1日あたりの天然ガス供給量を40%削減すると発表。同社は削減の理由を「技術的な問題」と説明している。

6月13日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、2014年に併合されたクリミア半島を含むすべてのロシア支配地を奪還すると誓った。

▽ゼレンスキー大統領、テレグラムに投稿した声明で、ルハンシク州セベロドネツクで恐ろしい数の人的損失が出ていると報告した。ロシア軍はセベロドネツクと対岸の都市リシチャンスクに猛攻を仕掛けている。

▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクとリシチャンスクを結ぶ最後の橋を爆破したと報告。ウクライナ軍は市中心部から撤退したと明らかにした。

▽ウクライナ警察、キーウ郊外のブチャを含む各地の集団墓地から収容した遺体が1万2000体を超えたと報告。同警察は国際刑事裁判所や西側のチームと協力して戦争犯罪の証拠を収集している。

▽欧州委員会、ウクライナのEU加盟候補国入りを認める方針。米ポリティコ社が報じた。

▽ウクライナ農業省、今年の穀物収穫高は昨年からほぼ半減するという見通しを示した。2022年の収穫量は4850万トンになると予想。昨年は8600万トンだった。

▽NATO事務総長、スウェーデンのNATO加盟に向けた取り組みについて、「スウェーデン政府がトルコの懸念に対処しようとしていることを嬉しく思う」と述べた。スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請交渉はトルコの壁に直面し、思うように進んでいない。

▽人権NGOアムネスティ・インターナショナル、ロシア軍が東部ハルキウ州でクラスター爆弾を使用し、市民数百人を殺害したと報告。13日に公表したレポートで明らかにした。クラスター爆弾は国際条約で使用を禁止されている。

▽フィンランドの独立系研究機関、ウクライナ侵攻以降にロシアが化石燃料輸出で得た収入が930億ユーロ(約13兆円)に達したと報告。輸出量は5月に激減したが、燃料価格の高騰を受け、収入は過去最高を更新した。

▽ドネツク人民共和国、ウクライナ軍が市内の市場を攻撃し、子供を含む民間人少なくとも3人が死亡、18人が負傷したと主張。

6月12日
▽WTO(世界保健機関)、約4年半ぶりの閣僚協議開催。世界の食料安全保障や進行中の食料危機などについて協議する予定。

▽ルハンシク州政府、ロシア軍がセベロドネツクと対岸の都市リシチャンスクを結ぶ橋を爆破したと報告。これで2都市を結ぶ3本の橋のうち2本が使用不能になったとみられる。

▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクとリシチャンスクに猛攻を仕掛けていると報告。2都市を結ぶ橋を失えば、セベロドネツクは孤立すると警告した。

▽NATO事務総長、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟について、今月末に予定されているNATOサミット(スペイン)では解決できない可能性があると示唆した。トルコはこの両国がクルド人テロ組織を支援していると非難し、組織のメンバーの引き渡しとトルコに対する武器輸出制限を解除するよう求めている。

▽ロシアの新マクドナルドが営業を再開。店名は「フクースナ・イ・トーチカ」、日本語で「おいしい、以上」の意味。

▽ロシア軍、ドネツク州マリウポリの沿岸に設置された機雷を除去。

▽ドネツク人民共和国の首長、死刑判決を受けた英国人2人とモロッコ人1人について、減刑しないという見方を示した。

▽NATO事務総長、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請をめぐるトルコの主張は妥当という認識を示した。トルコは両国にクルド人武装勢力の扱いを見直すよう求めている。

6月11日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ軍は南部ヘルソン州やザポリージャ州でもある程度の戦果を上げていると報告。

▽ゼレンスキー大統領、キーウで欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談。対ロシア制裁の強化などについて協議した。

▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクとリシチャンスク近郊の村で焼夷弾を使用し、複数の死者が出たと報告。詳細は明らかにされていない。

▽英国防省、ロシア軍が1960年代の対空母用巡航ミサイルを東部ドンバスの戦闘に使用している可能性があると報告。このミサイルは精度が低く、民間人の巻き添え被害を増やす可能性があると警告した。

▽ウクライナ軍、ロシア軍がドネツク州スロビャンスクにも総攻撃を仕掛ける準備を進めているとと警告。

▽東部の親ロシア勢力、ルハンシク州セベロドネツクの化学工場に立てこもった市民数百人の一部が助けを求めてきたと主張。

▽ザポリージャ州の親ロシア勢力、ウクライナの穀物を購入・販売する会社を設立したと発表。南部地域の穀物はロシアのものになり、どこに販売するかは分からないとした。ロシア国営メディアが報じた。

▽南部ヘルソン州の親ロシア勢力、地元住民へのロシアパスポート配布を開始。タス通信が報じた。

6月10日
▽ウクライナ政府、侵攻の長期化が「西側の結束」に悪影響を与える可能性があると懸念表明。

▽ウクライナ大統領府、イギリスのウォレス国防相がキーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談したと発表。

▽東部ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスク、一進一退の攻防が続いている模様。前線の状況はほとんど明らかになっていない。

▽ウクライナ外相、ドネツク人民共和国で死刑を宣告された外国人3人について、英外相と協議したとSNSに投稿。英国人2人とモロッコ人1人の解放に向けた取り組みを進めることで一致した。

▽ウクライナ軍、南部ヘルソン州のロシア軍拠点を空爆したと発表。同州は侵攻開始直後に制圧された。同州の親ロシア派はロシアへの編入の是非を問う住民投票を行うと提案している。

▽ロシア中央銀行総裁、西側の制裁がロシアの経済に与える影響は恐れていたほど深刻ではないと述べた。

▽ロシア中央銀行、政策金利を戦前の水準に戻す。1.5%引き下げ、9.5%とした。

▽ウクライナ当局、東部ハルキウ州の住宅地が空爆され、民間人少なくとも2人が負傷したと報告。ロシア軍は同州の主要都市から撤退したが、ミサイル攻撃を続けているとみられる。

▽欧州委員会委員長、バチカンでフランシスコ教皇と会談。食料危機の緩和に向けた取り組みなどについて協議した。

▽国連人権高等弁務官事務所、ドネツク人民共和国で死刑を宣告された英国人2人とモロッコ人1人に対する裁判について、「戦争犯罪に相当する」と非難した。

6月9日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、黒海沿いの港封鎖による穀物輸送の停滞で数百万人が餓死する恐れがあると警告。南部の港には2000万トン以上の穀物が滞留しているとみられる。

▽ゼレンスキー大統領、プーチン大統領を含むロシア政府高官の資産凍結や渡航を禁止する法令に署名。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの戦闘について、西側の長距離兵器が到着すれば数日でロシア軍を撃退できるという見方を示した。米英両政府は射程70~80kmの長距離兵器供与を決めている。

▽ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスクで激戦続く。

▽ウクライナ当局、ロシア軍が南東部ザポリージャ州の完全制圧を目指し、侵攻再開に向けた準備を進めていると報告。南部ヘルソン州から攻撃を仕掛けてくる可能性が高いとした。ザポリージャ原発を含む同州の大半がロシア軍の支配下に置かれている。

▽ロシア国防省、ウクライナ中部ジトーミルの軍事基地をミサイルで破壊したと発表。

▽ドネツク人民共和国の裁判所、ウクライナ側について戦った英国人2人とモロッコ人に死刑宣告。3人は4月に拘束されたと伝えられている。控訴期限は1か月以内。

▽プーチン大統領、生誕350年を迎えたロシア皇帝ピョートル1世に敬意を表し、ウクライナ侵攻は「領土を取り戻すための戦いである」と主張した。

▽ロシア外務省、ウクライナの穀物をトルコや他の中東諸国に売却する方針。交渉継続中と明らかにした。

▽米政府、ロシアのエネルギー輸出は堅調に推移し、侵攻以前より多くの収入を得ている可能性があると指摘。インドと中国に、より多くの石油製品を輸出できているとした。

▽ロシア外務省、ロシアのインフラに対する西側のサイバー攻撃が多発していると報告。米国とウクライナの技術者が関与しているとし、「サイバー攻撃は軍事衝突を引き起こす可能性がある」と警告した。

6月8日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ルハンシク州ゼベロドネツクの戦いがドンバスの運命を左右する可能性があるという見方を示した。

▽ウクライナ大統領府、ロシア軍がセベロドネツクに対する戦術を変更し、手当たり次第に空爆していると指摘。

▽ルハンシク州知事、ロシア軍が同州セベロドネツクの大部分を占領したと報告。工業地帯はウクライナの管理下にあるとした。

▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃で市民少なくとも5人が死亡、12人が負傷したと報告。

▽ウクライナ当局、ドネツク州マリウポリで新たに50~100人の遺体が見つかったと報告。市民とみられる。当局はマリウポリだけで市民約2万1000人が死亡したと推定している。

▽ロシアとトルコの両外相が会談。ウクライナの穀物輸送などについて協議した。ロシアは西側が制裁を解除すれば輸出を再開するとしている。

▽ロシア外相、トルコ外相との共同記者会見で、「ロシアは黒海の貨物船の安全を確保する用意がある」と表明した。

▽米ホワイトハウス、バイデン大統領が6月下旬のG7サミット(ドイツ)とその後のNATOサミット(スペイン)に出席すると発表。G7サミットは6月25日から、NATOサミットは同28日から開催される予定。

▽国際金融協会、ロシアのGDPは年末までに15%、来年も3%縮小すると予想。

▽南東部ザポリージャ州の親ロシア勢力、年内にロシアへの編入の是非を問う住民投票を実施すると表明。ロシアメディアが報じた。

▽国連難民高等弁務官事務所、ウクライナの国外避難民が700万人を超えたと発表。

▽米マイクロソフト、ロシア事業を大幅に縮小すると発表。

▽欧州委員会、ウクライナ南部の穀物滞留を世界に対するロシアの脅迫と強く非難。

6月7日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍から奪還した地域の電気、ガス、水道、電話の復旧作業を進めていると明らかにした。またゼレンスキー氏は、「ロシア軍はこの24時間、成果を上げていない」とした。

▽ゼレンスキー大統領、英ファイナンシャル・タイムズ紙のライブイベントにオンラインで参加し、「占領された領土の完全奪還を目指す」とあらためて決意表明した。

▽ウクライナ軍、ロシア軍がドネツク州スラビャンスクへの攻撃準備を進めていると報告。スラビャンスクが陥落すれば、ロシア軍は同州のウクライナ軍拠点クラマトルスクへのルートを確保することになる。

▽米国、ウクライナ軍に供与する長距離兵器「ハイマース」のウクライナ兵に対する訓練を開始したと発表。

▽ウクライナ軍、ドネツク州マリウポリの戦闘で死亡したウクライナ兵の遺体210体がロシアから引き渡されたと報告。

▽ウクライナ政府、南部ヘルソン州を支配したロシア軍が州内のジャーナリストや親ウクライナ勢力600人を拘束、拷問していると報告。詳細は明らかにされていないが、拘束された人々の一部はクリミアの拘留施設に送られたという。

▽フィジー最高裁、米国の制裁対象となったロシアの富豪が所有するとみられるスーパーヨットを米国に引き渡す判決を下した。このヨットは4月にフィジーに入港し、差し押さえられた。

▽ロシア国防省、ルハンシク州セベロドネツクの住宅地を完全掌握したと主張。

▽ロシア財務省、輸出企業に対する規制を一部緩和し、海外口座に外貨を送金することを認めると発表。

▽ロシア国営メディア、アゾフスタリ製鉄所から投降したウクライナ兵1000人超が捜査のためロシアに移送されたと報道。

▽ウクライナ政府、黒海港の封鎖が継続された場合、月の穀物輸出量は侵攻前の600万トンから200万トンに減少すると警告。

▽ウクライナ、首都キーウの劇場が営業再開。

6月6日
▽ゼレンスキー大統領、国内に滞留している穀物について、秋までに現在の3倍以上にあたる7000万~7500万トンに増加する可能性があると警告。

▽ゼレンスキー大統領、5日に東部ルハンシク州リシチャンスクを視察したことについて、「セベロドネツクの兵士たちは持ちこたえているが、ロシア軍は数と力で優っている」と説明した。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツクをめぐる攻防戦でウクライナ軍が劣勢に立たされていると報告。ウクライナ軍この地域の半分を奪還したと報告していたが、一進一退の攻防が続いている。

▽プーチン大統領、ウクライナとシリアで死亡した兵士の遺族に補償金500万ルーブル(約1070万円)を支払う法案に署名。

▽国連安保理、欧米諸国の大使がロシア軍の性暴力をやめるよう訴える。ロシアはこの主張を「デマ」と一蹴した。

▽ウクライナ当局、黒海に配備されたロシア軍の艦隊を100km以上沖合に押し戻したと報告。黒海北西部の制海権を奪還したとみられる。

▽ロシア外相、セルビア訪問を中止したと発表。セルビア周辺の西側諸国がロシア機の飛行を拒否したため、訪問できなかったと非難した。セルビアのメディアは、ブルガリア、北マケドニア、モンテネグロが飛行を拒否したと報じている。

▽ロシア外務省、国内で活動する米メディアの認定を剥奪すると警告。剥奪されれば、そのメディアはロシアで取材活動を行えなくなる。米国はロシアメディアの放送免許を停止し、ユーチューブでの配信も禁じている。

▽国際原子力機関、ロシア軍の管理下に置かれているザポリージャ原発に専門家チームを派遣する取り組みを進めていると報告。同原発はロシア軍の支配下に置かれているが、運転業務はウクライナの技術者が行っている。

▽ロシア外務省、米政府高官を含む米国民61人を制裁リストに追加。

▽ロシア軍、ドネツク州マリウポリのアゾフスタリ製鉄所で死亡したウクライナ兵の遺体の引き渡しを開始。遺体は首都キーウに移送され、身元確認が行われる。

▽ドネツク人民共和国、領内で捕らえたウクライナ軍の傭兵である英国人3人の裁判を開始すると発表。

▽イギリス、ウクライナに長距離兵器である多連装ロケットシステム「M270」を供与すると発表。射程距離は約80km。

6月5日
▽ゼレンスキー大統領、東部ドンバスの前線を視察。ルハンシク州セベロドネツク近郊のリシチャンスクの指令所などを視察し、兵士を激励した。

▽ゼレンスキー大統領、南東部ザポリージャ州のウクライナ管理地域を訪問。兵士を激励し、難民の話を聞いた。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの半分を奪還したと報告。ガイダイ知事によると、ロシア軍に市の70%を掌握されていたが、この2日間で押し返すことに成功したという。

▽プーチン大統領、国営メディアのインタビューの中で、欧米がウクライナに長距離兵器を供与すれば、ロシア軍はウクライナの「新たな標的」を攻撃すると警告。プーチン氏は米国が供与を決めた高機動ロケット砲システム「ハイマース(射程70~80km)」を目新しい兵器ではないとし、射程300kmを超えるミサイルがウクライナに供与されれば新たな標的を攻撃するとした。

▽ロシア軍、6月10日までにルハンシク州セベロドネツクを完全制圧するか、同州リシチャンスクとバフムートを結ぶ幹線道路の制圧を目指している模様。ウクライナメディアが報じた。ロシア軍はこの幹線道路を制圧し、ウクライナの管理地域であるドネツク州クラマトルスクへのルートを開きたい模様。

▽キーウ市長、市内の複数の施設がミサイル攻撃を受けたとSNSに投稿。死者は出ておらず、1人が病院に搬送されたという。キーウが攻撃受けるのは約1カ月ぶり。

▽ロシア軍、キーウを空爆し、西側諸国が供与した兵器を破壊したと主張。ウクライナ当局はミサイルが着弾した鉄道車両基地をメディアに公開し、戦車や兵器はなかったと説明した。

▽ウクライナ当局、キーウに撃ち込まれた巡航ミサイルがキーウ近郊の原子力発電所上空を通過したと報告。原発にミサイルが撃ち込まれれば、大事故になる可能性があると警告した。

▽ベラルーシ大統領府、西側諸国が同国に対する制裁を解除するのであれば、バルト海の港からウクライナの穀物輸出を認めると表明。

▽サッカーウクライナ代表、カタールW杯への出場逃す。プレーオフ決勝でウェールズ代表に0-1で敗れた。

▽NATO、バルト海で約2週間の演習開始。フィンランドとスウェーデンも参加。

▽スペイン、ウクライナに対航空機ミサイルと戦車40両を供与する予定。地元紙が報じた。

▽英国防省、セベロドネツク周辺の攻防について、ロシアの侵攻速度はウクライナ軍の反撃で低下しているという分析結果を示した。

▽世界保健機関、ロシア軍の支配下に置かれたドネツク州マリウポリでコレラやその他の感染症が蔓延する可能性があると警告。

6月4日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「ロシア軍はウクライナの文化と歴史的遺産を含む社会インフラを意図的かつ体系的に破壊した」と非難した。ゼレンスキー氏によると、開戦以来、113の教会が破壊されたという。

▽ゼレンスキー大統領、東部ルハンシク州セベロドネツクの戦況について、「非常に困難」と説明した。

▽ルハンシク州セベロドネツクとリシチャンスク周辺の戦闘続く。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの村が空爆を受け、子供を含む民間人4人が死亡したと報告。

▽ウクライナ外相、仏マクロン大統領が「ロシアに屈辱を与えるべきではない」と発言したことに強く反発。西側はロシアを撃退することに焦点を当てる必要があると指摘した。

▽英国防省、東部ドンバスの戦況について、「ロシア軍は非常に多くの誘導ミサイルを発射し、民間人を巻き添えにしている」と評価した。ウクライナ当局はこの24時間でロシア軍の侵攻を9回撃退したと報告している。

▽ウクライナ内務省、首都キーウ周辺でこれまでに民間人の遺体1300体以上を収容したと報告。その多くが即席の集団墓地で発見されたとみられる。同省によると、約200人の身元を特定できていないという。

▽南部オデーサの農業施設にミサイル攻撃、少なくとも2人が負傷した。

6月3日
▽ロシア・ウクライナ戦争、開戦から100日経過。

▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でロシア軍を撃退し、勝利を手中に収めると国民に呼びかけた。

▽ルハンシク州知事、ロシア軍からセベロドネツクの領土20%を奪取したと報告。同州リシチャンスクでも激戦が続いているとみられる。

▽米バイデン大統領、戦争を終結させるためには交渉による「和解」が必要と改めて表明。バイデン氏はウクライナが領土を一部放棄する可能性はあるかと問われ、「米国はウクライナの決定に一切関与しない」と答えた。

▽プーチン大統領、ウクライナから穀物を輸出することは問題ないと明言。ただし、西側諸国の制裁解除を条件とした。

▽仏マクロン大統領、ロシアのウクライナ侵攻を歴史的な過ちと非難。プーチン大統領は完全に孤立しているとした。

▽EU、対ロシア制裁の対象リストにペスコフ報道官の家族を含む65人を追加。

▽ウクライナ当局、南部州のザポリージャ原発の予備部品が不足し、運転の安全確保が困難になっていると警告。同原発はロシア軍の支配下に置かれているが、運転業務はウクライナ人技術者がそのまま担当している。

▽米ホテルチェーンのマリオット・インターナショナル、ロシア事業の停止を発表。

▽ロシアの旧マクドナルドオーナー、2カ月で全店舗の営業再開を目指すと表明。店舗数も現在の850から1000に増やすとした。新店舗のブランド名は選定中。

▽ウクライナ検察、ロシア軍による子供の強制移送を調査していると明らかにした。子供の強制移送は戦争犯罪の中で最も思いジェノサイド(大量虐殺)に該当する。

▽国連事務総長、暴力の即時停止を求める声明を発表。

6月2日
▽ゼレンスキー大統領、ルハンシク州セベロドネツクの戦況について、「ウクライナ軍は一定の成果を上げているが、この24時間で全体の戦況に大きな変化はみられない」とした。

▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ロシア軍はウクライナ領の約5分の1を占領したという見方を示した。

▽南東部ザポリージャ州の親ロシア当局、州内の国有資産の接収を命じたと発表。同州内にある欧州最大の原子力発電所もロシア軍の支配下に置かれている。

▽EU、新たな対ロシア制裁の対象リストからロシア正教会の最高指導者キリル総主教を除外。ハンガリーの反対で除外されたと伝えられている。キリル総主教はプーチン大統領を支持し、ウクライナ侵攻に賛同している。

▽米財務省、プーチン大統領とつながりのあるオリガルヒや政府関係者を制裁リストに追加。

▽ロシア国防省、ウクライナへの外国人傭兵の流入を阻止し、この1カ月で数百人を殺害したと発表。また、ウクライナ軍に加わった傭兵の数を6600人から3500人前後に減らしたと説明した。

▽ロシア貿易省、半導体生産に必要な希ガスの輸出を年末まで制限すると発表。希ガスはウクライナが世界有数の輸出国だったが、生産工場は戦争の影響で停止している。

▽NATO事務総長、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請をめぐり、トルコと連絡を取っていると明らかにした。

▽ウクライナ中央銀行、主要政策金利は10%から25%に引き上げ。7年ぶりの高水準。

▽OPECプラス高官級協議、原油の生産を増やすことで合意。7月の増産量は日量64万8000バレル、8月も同水準とする計画。

▽ロシア国防省、ウクライナ南部に滞留する穀物について、「人道回廊を通じて黒海から輸出できるようにする」と表明。ロシア国営メディアが報じた。

▽トルコ国営メディア、ウクライナ、ロシア、トルコの国連当局者がイスタンブールで会合を開き、ウクライナの穀物輸送を可能にする人道回廊の設置計画について協議すると報じた。

▽スウェーデン政府、ウクライナへの軍事支援を表明。5900万ドル規模の兵器を供与する予定。

6月1日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「多くのウクライナ人がロシア領内に強制連行され、その中には児童20万人も含まれる」と明らかにした。

▽ゼレンスキー大統領、米メディアのインタビューの中で、「毎日ウクライナ兵60~100人が戦死し、500人が負傷している」と述べた。

▽ルハンシク州当局、ウクライナ軍はセベロドネツクの領土の約20%を堅持し、ロシア軍の完全制圧を防ぐことができるという見方を示した。ロシア軍は同地域への攻勢を強めているとみられる。

▽西部リビウ州知事、ロシア軍の空爆で鉄道が被害を受け、少なくとも5人が負傷したと報告。死者は出ていない模様。

▽ウクライナ穀物協会、2022年のウクライナの穀物収穫量は前年から4割減少すると予想。今年の収穫量は2021年の3300万トンから1900万トンに減少するという見通しを示した。

▽米ブリンケン国務長官、ウクライナに供与する長距離ロケットについて、ウクライナ側からロシア領内は攻撃しないという約束を得たと明らかにした。米国はウクライナに高機動ロケット砲システム「ハイマース」を新たに供与する。

▽クレジットデリバティブ決定委員会、ロシア国際の利払い190万ドルで不履行が発生したと認定。これでロシアがデフォルト認定を受ける可能性はさらに高まった。ロシアは西側の制裁で国際金融システムから排除され、債務処理が困難になっている。

▽ドイツ首相、ウクライナに防空システムを供与すると発表。

▽ロシア国営ガスプロム社、5月の天然ガス輸出が前年同月比で27.6%減少したと報告。欧州への輸出は減る一方、中国との取引は増加したと報告したが、詳細は明らかにしていない。

▽ロシア外務省、米国がウクライナに長距離兵器を供与すると決めたことについて、米ロの直接対決に発展するリスクを高めるという見解を示した。

▽独メルケル前首相、ウクライナへの連帯とショルツ政権の取り組みを支持すると表明。メルケル氏がウクライナ侵攻について公の場で発言したのは初めて。

▽フィンランドとスウェーデン政府、NATO加盟に向けたトルコ政府との交渉を継続すると表明。

▽NATO事務総長、フィンランド・スウェーデン・トルコの高官級協議を開催すると発表。数日以内に実施するとした。

▽ロシアのラブロフ外相がサウジアラビアを訪問。

▽国連事務総長、ウクライナ南部に滞留している穀物の輸出再開について、ロシアとの交渉が進展しているという見解を示した。

2022年6月21日/ウクライナ、東部ドネツク州郊外、米国が供与した榴弾砲(Efrem Lukatsky/AP通信)
5月26日~31日(目次に戻る

5月31日
▽ウクライナ外務省、EUの新たな対ロシア制裁を歓迎。EU首脳は30日に海路で輸入されるロシア産原油(全体の90%)を年末までに禁輸することで合意した。

▽ルハンシク州知事、ロシア軍がセベロドネツクの硝酸タンクを空爆したと報告。有毒ガスが発生する可能性があるとし、住民に屋内に留まるよう呼びかけた。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツクの大半がロシア軍に占領されたと報告。セベロドネツクは同州におけるウクライナ軍の最後の拠点とされる。

▽ロシア国防省、ドネツク州マリウポリのアゾフスタリ製鉄所内でウクライナ兵152人の遺体を発見したと発表。ウクライナに引き渡すとした。

▽ウクライナ当局、ロシア軍の占領下に置かれている南部ヘルソン州の通信が完全に遮断されたと報告。固定電話、携帯、インターネットつながらず。

▽米国、ウクライナに高機動ロケット砲システム「ハイマース」を供与すると明らかにした。射程距離は70~80km。米政府高官は「ハイマースはウクライナの防衛で使用され、ロシア領内は標的としない」とした。

▽デンマークのガス会社、ロシア国営ガスプロム社から天然ガス供給の停止通知を受けたと発表。6月1日に停止されるという。

▽ロシア外相、訪問先のバーレーンで「世界規模の食料危機を回避できるかどうかは西側諸国とウクライナにかかっている」という見解を示した。

▽ウクライナの戦争裁判、市民を砲撃したロシア兵2人に禁固11年6カ月の有罪判決。

▽トルコ外相、北欧2カ国のNATO加盟について、「法改正を行ってでもトルコの要求を満たす必要がある」という見解を示した。

▽欧州委員会、農産物に輸出制限を課さないよう国際社会に呼びかけた。

5月30日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で南部の港に滞留している穀物に言及。ロシアは食料危機だけでなく移民危機を引き起こそうとしていると非難した。

▽ゼレンスキー大統領、ブリュッセルのEU首脳会議にオンラインで出席。ロシア産原油の完全禁輸を要請した。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツク近郊にロシア軍が迫っていると報告。ロシアはルハンシク州とドネツク州の完全掌握を目指し、攻勢を強めている。

▽南部ヘルソン州の親ロシア勢力、昨年収穫された穀物のロシアへの輸出を開始したと発表。ロシア国営メディアが報じた。ヘルソンはロシア軍の支配下に置かれている。

▽EU、ロシア産原油の部分的な禁輸で合意。対象は海上輸送分のみ。パイプラインは対象外。年末までに段階的に実施するとした。

▽プーチン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談。西側諸国が制裁を解除するのであれば、ウクライナ南部の港の輸送を再開する用意があると表明した。

▽米バイデン大統領、ロシア領内を攻撃できる長距離ロケットはウクライナに供与しないと明言した。ウクライナは米国に最大射程300kmとされるM270多連装ロケットシステム(MLRS)とM142高機動ロケット砲システムの供与を求めている。

▽ウクライナ当局、東部地域で取材にあたっていたフランス人ジャーナリストがロシア軍の爆撃に巻き込まれ死亡したと発表。仏BFMテレビのルクレールイモフ氏32歳。

▽オランダの国営ガス会社、ロシア国営ガスプロム社から天然ガスの供給を5月31日に停止すると通知を受けたと公表。国内のガス供給に支障は出ないとしている。オランダは国内で消費するガスの15%をロシアから輸入しているが、侵攻後、他の供給源を確保していたとみられる。

▽ベラルーシ、6月22日~7月1日にかけてウクライナ国境付近で軍事演習を実施する予定。また6月28日~7月16日にかけては、兵士による領土防衛部隊の編成訓練を行うという。国営メディアが報じた。

▽米大統領補佐官とトルコ大統領首席補佐官が電話会談。北欧2カ国のNATO加盟やシリア国境付近で進行中の軍事作戦について協議した。

5月29日
▽ゼレンスキー大統領、東部地域を視察。首都キーウを離れるのは2月24日の侵攻開始以来初めて。第二の都市ハルキウの当局者と復興計画などについて協議した。

▽ゼレンスキー大統領は、ビデオ演説でハルキウ州全域を必ず解放すると誓った。ロシア軍はハルキウ州の完全制圧に失敗、撤退したが、今も全体の約3分の1を支配下に置いているとみられる。

▽ルハンシク州セベロドネツクの攻防続く。ゼレンスキー大統領は市内の建物の9割が損壊し、民家の3分の2が全壊したと発表している。

▽マリウポリ当局、ロシア軍が市内の食料品店に遺体を遺棄したと報告。テレグラムに積み上げられた遺体の写真を投稿した。

▽ロシア外相、仏メディアのインタビューの中で、ルハンシク州を含む東部ドンバス全域の解放を「最優先事項」と表明。米シンクタンク「戦争研究所」は、ロシア軍が東部に多くの戦力を投入し、かなりの兵を失っているという見方を示している。

▽トルコ大統領、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟反対を堅持すると表明。地元メディアが報じた。

▽セルビア大統領、プーチン大統領との電話会談で新たな天然ガス取引を確保したと発表。セルビアは西側の対ロシア制裁に加わっていない。

5月28日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドンバスの戦況を非常に複雑と説明し、「ロシア軍は特定の地域に戦力を集中させている」という見方を示した。

▽ロシア軍、ルハンシク州セベロドネツクに対する猛攻を続けている模様。セベロドネツクが陥落すれば、同州はロシアと親ロシア勢力の支配下に置かれることになる。

▽ロシア国防省、北極海で極超音速ミサイル「ジルコン」の発射試験を行ったと発表。フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に対する警告のひとつと思われる。

▽ロシア国防省、ドネツク州北部のリマンを「解放」したと主張。リマンはウクライナ政府の管理地域に通じる拠点のひとつ。

▽ロシア大統領府、プーチン大統領が独仏両首脳と電話会談を行ったと発表。プーチン氏は両首脳に「西側が制裁を解除すれば、ウクライナ南部の港に滞留している穀物の輸出を再開する用意がある」と迫った。

▽ロシア国営メディア、マリウポリの港にロシア船籍の貨物が入港したと報じた。マリウポリはロシア軍の管理下に置かれている。

5月27日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でドネツク州北部リマンがロシア軍に制圧されたことに言及。リマンは東部ドンバスの鉄道ハブのひとつで、激戦が続くルハンシク州セベロドネツクにつながっている。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツクに対するロシア軍の猛攻が続いていると警告。各拠点で戦っているウクライナ兵が捕虜になるのを避けるため、撤退せざるを得なくなる可能性があると示唆した。セベロドネツクはウクライナが管理する同州最後の拠点。

▽ルハンシク州知事、セベロドネツクへの砲撃で少なくとも4人が死亡したと報告。

▽ロシア国営メディア、ロシア軍はルハンシク州セベロドネツクを完全包囲したと主張。ウクライナ当局は完全包囲を否定する一方、ロシア軍の猛攻が続き、非常に困難な状況にあると報告した。

▽ロシア共産党の地方議員がウクライナへの侵攻停止を求める。ロシアの議員が公の場で侵攻に反対したのは初めてとみられる。

▽ロシア外相、西側諸国がロシアに全面戦争を仕掛け、国民や文化もその対象になっているという見方を示した。

▽ドネツク人民共和国、ドネツク州北部のリマンを制圧したと主張。リマンはウクライナ政府の管理地域に通じる拠点のひとつ。

▽オーストリア首相、プーチン大統領との電話会談で、「プーチン氏はウクライナとの捕虜交換に応じる用意があると表明した」と明らかにした。

▽トルコ・フィンランド・スウェーデンのNATO加盟協議、難航している模様。次回交渉日決まらず。ロイター通信が報じた。

▽米軍、6億8700万ドル相当の地対空ミサイル「スティンガー」をウクライナに提供する契約を締結。

▽イタリア首相とゼレンスキー大統領電話会談。食料安全保障などについて協議した。

▽チェチェン共和国の首長、ウクライナ侵攻後にポーランドに攻め込む可能性があると示唆。SNSの脅迫メッセージで主張した。

5月26日
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説の中で、「ロシア軍は東部ドンバスでジェノサイド(大量虐殺)を行っている」と非難した。ロシアはルハンシク州とドネツク州の完全制圧を目指し、攻勢を強めている。

▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでフィンランドのマリン首相と会談。

▽ゼレンスキー大統領、EUの対ロシア制裁で加盟27カ国の調整が続いていることに不満を表明。EUの執行機関である欧州委員会はロシア産原油の段階的な禁輸を提案しているが、ハンガリーなどの反対で協議は難航している模様。

▽プーチン大統領、イタリア首相との電話会談で、「西側諸国が制裁を緩和するのであれば、世界の食料危機の解決に貢献する用意がある」とした。

▽東部ルハンシク州セベロドネツク周辺で激戦続く。ウクライナ軍によると、複数の町が砲撃を受け、民間人少なくとも9人が死亡したという。

▽ロシアの軍事裁判所、ウクライナでの作戦を拒否した兵士115人の除隊処分に対する異議申し立てを棄却。ロシアがウクライナ侵攻に反対した兵士がいることを公にしたのは初めて。

▽ロシアの旧マクドナルド、6月12日から営業を再開すると発表。マクドナルド社はロシア国内の店舗をシベリアの実業家に売却することで合意した。新店舗の名称は明らかにされていない。

▽ベラルーシ大統領ウクライナ国境付近に部隊を展開し、新たな軍司令部を設置すると発表。国境付近のベラルーシ軍が増強されれば、ロシア軍の補給体制が強化される可能性がある。

▽ドイツ副首相、EUのロシア産原油の段階的な禁輸について、数日以内に合意できるという見方を示した。合意できない場合は「他の手段」を検討するという。

2022年5月31日/ウクライナ、東部ドンバス(Andriy Andriyenko/AP通信)
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