目次
ロシア・ウクライナ戦争
▽2023年
・3月16日~現在
・3月1日~15日
・2月16日~28日
・2月1日~15日
・1月16日~31日
・1月1日~15日
▽2022年
・12月16日~31日
・12月1日~15日
・11月16日~30日
・11月1日~15日
・10月16日~31日
・10月1月~15日
・9月16日~30日
・9月1日~15日
・8月16日~31日
・8月1日~15日
・7月16日~31日
・7月1日~15日
・6月16日~30日
・6月1日~15日
・5月26日~31日
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ロシア・ウクライナ戦争
2023年
3月16日~現在
<3月26日>
▽ウクライナ政府、ロシアによるベラルーシへの戦術核兵器配備計画を強く非難し、国連安全保障理事会に緊急会合の開催を要請。
▽プーチン大統領、中国といかなる軍事同盟も結成していないと表明。両国の軍事技術面での協力についても透明性を確保し、何も隠していないと強調した。
▽ウクライナ国家安全保障国防会議、プーチン大統領がベラルーシへの戦術核兵器配備で合意したと明らかにしたことについて、「ロシアはベラルーシを核の人質として扱っている」と非難。
▽米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官、CBSテレビのインタビューで「ロシアが核兵器を移動させた兆候はない」と述べた。
▽NATO、ベラルーシへの戦術核配備計画を明らかにしたプーチン大統領を危険で無責任と非難。
▽ロシア国防省、首都モスクワの南方220kmに位置するトゥーラ州でウクライナ軍によるドローン攻撃を阻止したと発表。ドローンが墜落し、3人が負傷したほか、複数の家屋が損壊したという。
▽スペインの首都マドリード、ウクライナの平和を祈る世界同時開催の合唱イベント「平和のための合唱」が行われ、300人近くの歌手が参加した。
<3月25日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、6人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況について、自軍の防衛部隊はロシア軍を押し返していると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡したと報告。
▽プーチン大統領、同盟国ベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表。ウクライナへの軍事支援を強化する西側諸国を威嚇した。
▽米国家安全保障会議、プーチン大統領がベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表したことについて、「現時点でロシアが核戦力を調整する理由も、核兵器の使用を準備している兆候も見られない」と指摘。米国はNATO同盟国の防衛に引き続きコミットしているとした。
▽ベラルーシの野党指導者チハノフスカヤ氏、同国がロシアに戦術核兵器の配備を求めていたことについて、「欧州の安全保障に対するルカシェンコ政権の脅威が高まっている」と警告。
▽国際オリンピック委員会本部前でロシア選手の大会復帰を検討しているICCに抗議するデモ。ウクライナ人らが参加した。
▽英国防省、定例報告で「ロシア軍はドネツク州バフムートのウクライナ軍拠点を攻めあぐねており、占領作戦はほぼ完全に行き詰まっている」と指摘。ロシア軍はひどく損耗していると分析した。
<3月24日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも10人が死亡、20人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイル攻撃で民間人5人が死亡したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽バイデン米大統領、ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、中国からロシアへの武器提供はまだ行われていないという見解示す。
▽国連のウクライナ人権監視団、ロシアの戦争捕虜に対する超法規的処刑、捕虜に対する拷問、人間の盾の使用、およびその他の虐待など、複数の戦争犯罪についてまとめた報告書を公表。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、中国のロシアとのパートナーシップには限界があり、欧州は中国がロシアによるウクライナ侵攻から距離を置くことを歓迎すべきと表明。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、「ロシア軍がウクライナで併合した地域周辺に非武装の緩衝地帯を設定することを望んでいる」と主張。
▽スペインのサンチェス首相、ウクライナ侵攻の打開策を模索するために、世界は中国の声に耳を傾けるべきと提案。
▽ロシア大統領府、昨年9月に爆破された独ロを結ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム2」近くで発見された物体を回収したいというデンマーク当局の提案を歓迎した。
<3月23日>
▽ゼレンスキー大統領、南部ヘルソン州を視察。ロシアの侵攻で家屋や民間インフラに被害を受けた集落を訪問し、地元住民と懇談、問題やニーズを聞いた。
▽ウクライナ大統領府、首都キーウ南方約80kmにある学校がロシア軍の自爆ドローン攻撃を受けたことについて、死者数が9人に増加したと報告。
▽ウクライナ陸軍司令官、ロシア軍の今冬の大規模攻勢は東部ドネツク州の要衝バフムートを陥落させられないまま失速しているとし、ウクライナ軍は極めて近いうちに反転攻勢に転じるとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が南部ヘルソン州第2の都市ノバ・カホフカから撤退したと発表したものの、その後、検証したデータに誤りがあったとしてこれを撤回した。
▽EU首脳会議開幕。初日の協議ではグテレス国連事務総長を交えて世界の食料安全保障や対ロシア制裁が話し合われ、ウクライナへの追加軍事支援が承認された。
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議にオンラインで参加。いかなる理由があろうと、対ロシア制裁の緩和は間違いと反対し、戦車、弾薬、航空機の供与を早めるよう改めて要請した。
▽スペインのサンチェス首相、来週予定している中国への公式訪問について、永続的な平和の達成を視野に入れ習近平 国家主席とウクライナ侵攻について協議すると発表。
▽ハンガリー首相府、国際刑事裁判所が逮捕状を出したプーチン大統領について、ハンガリーに入国しても逮捕しないと表明。
▽フィンランド大統領、NATOに加盟する法案に署名。これでNATO加盟国のトルコとハンガリーがフィンランドの加盟申請を批准すれば手続き完了となる。
▽スロバキア国防省、ウクライナへの戦闘機供与の第1弾として、旧ソ連製「ミグ29」戦闘機を4機引き渡したと発表。
▽日本の岸田首相、参院予算委員会でウクライナ訪問の報告を行い、「日本とウクライナの関係はより一層強固なものとなり、G7議長国を務める日本として、ウクライナ侵略への対応を主導する決意を示すことができた」という見方を示した。
<3月22日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州バフムート近郊の軍拠点を視察。兵士を激励した。
▽ゼレンスキー大統領、ソーシャルメディアに投稿した声明で、東部ドネツク州バフムートの戦況に言及。「私は今日、この地で、われらが英雄に勲章を授与し、握手を交わし、わが国の主権防衛への謝意を伝えられることを光栄に思う」と投稿した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも9人が死亡、数十人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウ南方約80kmにある学校がロシア軍の自爆ドローン攻撃を受け、民間人4人が死亡、数人が負傷したと発表。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍のイラン製自爆ドローン21機中16機を撃墜したと発表。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイルが9階建てアパートに着弾し、少なくとも1人が死亡、子供を含む25人が重軽傷を負い、そのうち3人が重体と報告。
▽ブリンケン米国務長官、中国政府はロシアによるウクライナ侵攻に米国のほか世界各国がどのように対応するか注視しているという見方示す。
▽国際刑事裁判所、同裁判所がプーチン大統領に戦争犯罪容疑で逮捕状を出したのに対し、ロシアから脅迫を受けていると遺憾の意を表明。ロシアのメドベージェフ前大統領は逮捕状発行への報復として、ICC本部があるオランダ・ハーグを極超音速ミサイルで攻撃すべきと語ったとされる。
▽ポーランドのモラウィエツキ首相、ワルシャワに日本の岸田首相を招き会談。中国とロシアの同盟関係は危険という見解を示した。
▽台湾外交部、中国とロシアが共同声明で「台湾は中国の不可分な一部」と確認したことを受け、ロシアが中国に加担しようとしていると非難。
▽中国の習近平 国家主席、3日間のロシア訪問を終え帰途に就いた。ウクライナ侵攻を終結させる突破口は見出せなかった。
▽ロシア外務次官、ロシアはウクライナ侵攻を巡り、米国と事実上の紛争状態にあるという見方を示し、核兵器を利用した紛争が勃発する確率は過去数十年で最も高まっていると指摘した。
▽国際通貨基金、ウクライナ向け融資156億ドルを承認。
<3月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、同国を訪問した日本の岸田首相との会談を非常に有意義と評価。
▽日本の岸田首相、首都キーウでゼレンスキー大統領と会談。
▽日本の岸田首相、ロシア軍の攻撃で甚大な被害を受けた首都キーウ郊外のブチャを視察。
▽米政府、ウクライナ南部黒海の港から穀物を輸出する協定の延長について、ロシアが西側の制裁緩和を要求していることを批判。西側はロシア産の農産物や肥料を制裁対象から除外していると反論した。
▽米国家安全保障会議、中国がウクライナで建設的な役割を果たしたいのであれば、習近平 国家主席はロシアにウクライナ侵攻の終結を促すべきと指摘。
▽米国防総省、ウクライナへの主力戦車「エイブラムス」の供与を早める計画について、今秋にも実現する可能性があると明らかにした。
▽プーチン大統領、モスクワを訪問中の中国の習近平 国家主席と公式会談。両国の戦略に関する合意書に署名した。
▽中国の習近平 国家主席、ロシアのミシュスチン首相と会談。習氏は中露の関係について、「隣国の大国であると同時に戦略パートナーであり、中国はロシアとの関係を優先する」と表明した。
▽米共和党の有力議員4人、ホワイトハウスに宛てた書簡で、ウクライナにクラスター爆弾を送るようバイデン大統領に要請。クラスター爆弾は120カ国以上で使用が禁止されている。
▽国際通貨基金、ウクライナ向け融資プログラムについて、4年総額約156億ドルとすることで事務方が合意に達したと発表。
▽NATO事務総長、昨年NATOの国防費目標(GDP比2%)を達成したのは加盟30カ国中7カ国だったと報告。
<3月20日>
▽日本の岸田首相、ポーランドから列車でウクライナ入り。21日に首都キーウでゼレンスキー大統領と会談予定。これでG7の全首脳がウクライナ入りしたことになる。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州アウディーイウカがまもなく第2のバフムートになる可能性があると指摘。ロシア軍が攻勢を仕掛けていると述べた。
▽米国家安全保障会議、ウクライナの主権を尊重し侵攻を終わらせるようプーチン大統領に促すよう、ロシア訪問中の習近平 国家主席に呼びかけた。
▽ブリンケン米国務長官、ウクライナに対し追加で3億5000万ドル規模の軍事支援を認可すると発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ショイグ国防相に宛てた書簡で、ウクライナ東部のロシア軍本体からワグネル部隊を切り離すことを目的としたウクライナ軍による攻撃が差し迫っていると警告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの70%をワグネル部隊が制圧したと主張。
▽ロシア連邦捜査委員会、プーチン大統領に逮捕状を出した国際刑事裁判所のカーン主任検察官ら裁判官3人に対する捜査を始めたと発表。
▽ロシア大統領府、国際刑事裁判所がプーチン大統領に対してウクライナでの戦争犯罪の責任を問う逮捕状を発行したことについて、改めて不満を表明。
▽プーチン大統領、ロシア大統領府で中国の習近平 国家主席と非公式に会談。ウクライナ侵攻終結に向けた中国の和平案について協議する用意があると表明した。
▽中国の習近平 国家主席、ロシアの首都モスクワに到着。プーチン大統領と会談した。
▽EU、向こう1年間でウクライナに100万発の砲弾を供給すると発表。20億ユーロの計画に合意した。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部黒海経由の穀物取引の延長に関する条件を提示。ロシア農業銀行のSWIFT(国際銀行間通信協会)システムへのアクセス回復や農業機械の供給再開などを要求した。
<3月19日>
▽ゼレンスキー大統領、テレグラムの投稿でプーチン大統領のマリウポリ訪問を非難。ロシアに併合された領土をすべて取り戻すと改めて誓った。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートの支配権をめぐる激戦が続いていると報告。
▽ウクライナ国防省、プーチン大統領が東部ドネツク州マリウポリを訪れたことについて、「盗人らしく夜間に訪問した」と批判。
<3月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で2014年のクリミア併合に言及。ロシアに併合地から撤退するよう改めて要求した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が直近24時間で空爆34回、ミサイル攻撃1回、砲撃57回を行ったと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウや西部リビウなどにロシア軍の自爆ドローン16機が飛来し、11機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ政府、南部黒海経由の穀物輸出協定について、120日間延長されると発表。ロシアは60日間と主張した。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部クリミア半島を訪問。併合9周年を記念するイベントの一環として、市内の学校などを訪問した。
▽プーチン大統領、ウクライナ南部の港湾都市マリウポリを電撃訪問。
▽トルコ大統領、ウクライナ南部黒海経由の穀物輸出協定の延長を発表。
▽ロシア最高裁、ウクライナ側に付いて戦うロシア人部隊「自由ロシア軍団」をテロ組織に指定。
<3月17日>
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍は完全包囲を狙い複数の方向からウクライナ軍の防衛線を突破しようとしていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で国際刑事裁判所(ICC)がプーチン大統領の逮捕状を発行したことを歓迎。ロシアの戦争犯罪を徹底的に捜査し、指導者らに責任を負わせるよう求めた。
▽国際刑事裁判所、ウクライナの子供の違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いでプーチン大統領の逮捕状を発行。ベロワ大統領全権代表(子どもの権利担当)に対しても同様の疑いで逮捕状を出した。
▽ロシア大統領府、ICCがプーチン大統領の逮捕状を発行したことについて、ロシアその管轄権を認めておらず、逮捕状は法的に無効という見解示す。
▽米国務省、ICCがプーチン大統領の逮捕状を発行したことについて、ロシアがウクライナで戦争犯罪を犯していることは間違いないと指摘。
▽スロバキア政府、ウクライナに旧ソ連の戦闘機「ミグ29」13機を供与すると発表。NATO加盟国の戦闘機供与はポーランドに次いで2カ国目。
▽中国外務省、習近平 国家主席が来週、国賓としてロシアを訪問する予定と発表。
▽米政府、中国がウクライナ侵攻において自国を停戦の仲裁役に位置付けようとしていることに深い懸念を抱ていると表明。
▽国連の調査委員会、ロシアがウクライナの子供を強制的に移送しているのは戦争犯罪に当たるという見解示す。
▽トルコのエルドアン大統領、議会がフィンランドのNATO加盟批准手続きを開始すると言明。スウェーデンについてはテロ関連の問題で対策を講じるか否かにかかっているという認識を示した。
▽ロシア中央銀行、主要政策金利を7.50%に据え置く。
▽ハンガリー与党、今月27日にフィンランドのNATO加盟批准申請を採決し、与党議員は全会一致で支持すると発表。
<3月16日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも3人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートと周辺地域で戦闘が続いていると報告。
▽ウクライナのクレバ外相、中国の秦剛外相と電話会談。領土保全の原則の重要性について協議したと明らかにした。
▽ポーランド政府、同国が保有する旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」4機を近日中にウクライナに供与すると発表。NATO加盟国によるウクライナへの戦闘機供与は初。
▽米政府、ポーランドがウクライナへの戦闘機供与を決めたことについて、「米製戦闘機の供与は行わないという立場に変わりはない」と表明。
▽米政府、黒海上空でロシア軍機が米軍の無人機に衝突した瞬間とされる映像を公開。
▽ロシア大統領府、NATO加盟を目指すフィンランドのニーニスト大統領がトルコを訪問するのに先立ち、「ロシアはフィンランドの脅威ではない」という考えを示した。
▽ショルツ独首相、ロシアの侵攻に対抗するために、ウクライナに可能な限り速やかに弾薬を供給することが重要と指摘。EUを上げて早期に対応すると約束した。
▽ロシア軍の犯罪行為を調査する国連の調査委員会、ウクライナの民間人に対する攻撃は「戦争犯罪」および「人道に対する罪」に当たる可能性があると報告。
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3月1日~15日(目次に戻る
<3月15日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ルハンシク州など、複数州の知事を解任したと発表。理由は明らかにしていない。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、23人が負傷したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍が直近24時間で14の町と村を砲撃したと報告。バフムートとその周辺で激戦が続いているとした。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア国境近くの町がロシア軍の攻撃を受け、民間人1人が死亡、1人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍が直近24時間で町を7回砲撃し、民間人4人が負傷、公共インフラと住宅地が被害を受けたと報告。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、テレグラムの投稿で東部ドネツク州バフムートの戦況を報告。ロシア軍は包囲網を拡大していると主張した。
▽オースティン米国防長官、ロシアのショイグ国防相と電話会談。黒海で米軍無人機とロシア軍機が接触した問題について協議した。
▽ロシア安全保障会議、黒海に墜落した米軍の無人機MQ9リーパーについて、回収を試みると表明。
▽ウクライナ政府、公海上空で起きた米軍無人機とロシア軍機の接触について、ロシアがウクライナ侵攻に米国を巻き込もうとしている証拠と指摘。
▽ロシア政府、防衛産業で仕事に就くための無料の職業訓練を失業者に向けて開始すると発表。人手不足を補う措置のひとつ。
▽AFP通信、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊で白リン弾を使用したと報じた。白リン弾は民間人への使用が禁止されている焼夷兵器のひとつ。1980年の特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)は軍事目標への使用を認めている。
▽トルコ議会、5月の総選挙前にフィンランドのNATO加盟を批准する見通し。ロイター通信が報じた。
▽サッカーのロシア代表、6月9日~21日にかけて開催される中央アジア選手権に参加見通し。同国は欧州からアジア・サッカー連盟(AFC)に転籍するという噂が広がっている。
▽ロシア・中国・イラン、中東オマーン湾で合同海軍演習開始。
▽英国防省、ロシア軍機がエストニア領空に接近したため、この地域に派遣されている英独空軍の戦闘機がスクランブルをかけた発表。
<3月14日>
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州バフムートの攻防戦を巡り軍幹部と協議。防衛継続を再確認した。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの防衛について、「戦線全体の防衛の安定化に向けた鍵になる」とし、戦略的に最も重要という見方を示した。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイルがアパートを直撃し、民間人少なくとも1人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽プーチン大統領、昨年9月に発生したロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」の爆破は「国家レベル」で行われたという認識示す。デンマーク、ドイツ、スウェーデン当局が捜査を続けている。
▽プーチン大統領、訪問先の極東ブリヤート共和国の航空工場で演説。ロシアは国家存続をかけてウクライナで戦っていると述べ、西側諸国がロシア崩壊を企んでいるという主張を改めて展開した。
▽米欧州軍、米軍の無人機MQ9リーパーが黒海上空でロシア軍の戦闘機スホイ27と接触し、海上に墜落したと発表。
▽ロシア国防省、米軍の無人機が黒海上空でロシア軍の戦闘機と接触、墜落したとされる問題について、同軍が無人機を検知して戦闘機を緊急発進させたことを認めたうえで、接触が墜落原因だったとする米側の見方を否定した。
▽国連とトルコ、ウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意の延長について、協議を継続中と発表。ロシアは期間を60日に短縮した延長を提案、ウクライナは反対している。
▽ブラジルのルラ大統領、戦争を理由にロシアやウクライナを訪問しない方針を示し、引き続き平和的な紛争解決に尽力すると表明。
▽ポーランド政府、今後4~6週間以内に旧ソ連の戦闘機ミグ29をウクライナに供与する可能性があると示唆。
<3月13日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州バフムートの戦況に言及。「非常に困難な状況にある」という見方を示した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、7歳の児童を含む数人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの民間軍事会社ワグネルの攻撃部隊が東部ドネツク州バフムートの自軍防衛ラインの一部を突破し、市中心部に攻撃を仕掛けていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽国際刑事裁判所、ウクライナ侵攻に関連し、ロシア人数人に対する逮捕状を近く請求する見通し。
▽ロシアと国連、ウクライナ南部黒海経由の穀物輸出合意の延長についてジュネーブで協議。ロシアの外務次官は協議後、ロシアは延長に反対していないとしながらも、延長は60日間に限定すると表明した。
▽ベラルーシのルカシェンコ大統領、ロシアの同盟国イランを訪問し、ライシ大統領と会談。両国の密接な関係を強調した。両国はウクライナ侵攻を支援し、西側と激しく対立している。
▽ロシア国防相、ロシアと中国の関係が世界的な安定を支える主な要因になっていると主張。
▽米ウォールストリート・ジャーナル紙、中国の習近平 国家主席が来週プーチン大統領と会談した後、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談する予定と報じた。
▽ロシア産業貿易省、並行輸入を認めるブランドのリストを拡大すると発表。
<3月12日>
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州と南部ヘルソン州に対するロシア軍の攻撃で民間人少なくとも5人が死亡、7人が負傷したと発表。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア兵に公開処刑されたとみられるウクライナ兵に勲章を授与したと発表。この兵士が銃殺される映像はソーシャルメディアで拡散した。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民家人少なくとも2人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍がウクライナの陣地に攻め込んだという証拠は確認できないと指摘。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、バフムート市内で激戦が続いていると報告。ウクライナ兵が1m進むごとに攻撃を仕掛けてくるため、思うように前進できないとテレグラムに投稿した。
▽英国防省、ウクライナにおけるロシア軍の死者数は膨大としたうえで、「ロシア正規軍のエリート部隊はそれほど被害を受けていない」と指摘。前線で戦っているのは予備役やワグネルに参加した受刑者と示唆した。
▽ロシア外務省、ウクライナ南部黒海の穀物協定の延長に関する交渉が13日からジュネーブで始まると発表。ロシアの代表団は国連の高官と会談する予定。協定の期限は3月18日。
<3月11日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部ヘルソン州に対するロシア軍のロケット攻撃で買い物中の市民3人が死亡したと報告。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が直近24時間で少なくとも34回ロケット攻撃を仕掛けたと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートを防衛すると宣言。ロシアの民間軍事会社ワグネルが大部分を占領したという主張を否定した。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍は西側を除く3方向から猛攻を仕掛けていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で民間人少なくとも1人が死亡、3人が負傷したと報告。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍が州都ザポリージャ市に対して空爆を12回、ミサイル攻撃を2回仕掛け、民間インフラが被害を受けたと報告。死傷者はいなかった。
▽ウクライナ国営送電大手ウクルエネルゴ、2日前の大規模攻撃以来、4つの州の一部地域で電力供給の問題が続いていると報告。復旧作業を続けているとした。
▽ノルウェー国防相、ウクライナの首都キーウを訪問し、レズニコフ国防相と会談。ウクライナへの兵器やその他の援助のために、今後5年間で予算75億ドルを割り当てると発表した。
▽英国防省、ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州バフムートで一定の戦果を上げているものの、そこを完全に占領・維持することは難しく、占領に固執すれば取り返しのつかない損失を被る可能性があると指摘。
▽英国防省、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ウクライナ軍は西側ルートを要塞化し、狙撃兵を多数配置していると報告。ロシア軍は西側ルートの占領を目指しているが、そこを墜とすのは極めて難しいと指摘した。
<3月10日>
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでフィンランドのマリン首相と会談。戦争犯罪に関与したロシア指導者と兵士を国際法廷で裁くという西側の方針を再確認した。
▽ウクライナ国防省、東部ドネツク州バフムートの戦況がエスカレートしていると報告。
▽ウクライナ大統領府、首都キーウの電力供給がほぼ回復したと発表。
▽南部オデーサ州政府、州内の停電がほぼ復旧したと報告。東部ハルキウ州でもエネルギーインフラの復旧作業が続いている。
▽G7外相、オンライン形式の会合を開催し、ウクライナのエネルギー分野への支援継続を確認。
▽バイデン米大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長とホワイトハウスで会談。米国とEUのパートナーシップの強さを確認し、ウクライナ支援のほか、ロシアによる侵略の責任追及に取り組んでいくことで一致した。
▽ウクライナ保安局、ロシアによる侵攻開始直後に世界最大の航空機アントノフAN225「ムリーヤ」が破壊された件に関連して、同機製造元の幹部ら2人を拘束したと発表。
▽ロシア外相、旧ソ連の同盟国に対し、米国と協調することは危険と警告。旧ソ連の構成国ジョージアで起きたデモは西側諸国の支援を受けたクーデターと主張し、ウクライナの親ロシア大統領が追放された2014年のマイダン革命になぞらえた。
▽スナク英首相とマクロン仏大統領が会談。ウクライナに対する支援の継続を再確認し、不法移民阻止に向けた対応でも合意した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、42都市で戦闘員の募集センターを開設したと発表。ワグネルは激戦が続くウクライナ東部ドネツク州バフムートで大きな損失を出したとみられている。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍による9日の大規模ミサイル攻撃について、「前線の戦況に影響を与えることはなく、ロシアは貴重なミサイルを無駄に浪費し、さらに厳しい戦いを強いられることになる」と指摘。
▽英国防省、ロシア軍によるミサイル攻撃の間隔が広くなっていることについて、「在庫がなく、軍事企業に増産を命じているものの、思うように進んでいない」と指摘。
<3月9日>
▽ウクライナ大統領府、首都キーウを含む広い範囲でロシア軍のミサイル攻撃が確認されたと発表。80発以上のミサイルと自爆ドローン8機が飛来し、民家やエネルギーインフラを攻撃した。ウクライナ軍はミサイル34発とドローン4機を撃墜したとしている。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍による大規模ミサイル攻撃を戦争犯罪と非難。テロリスト国家による卑劣なテロ攻撃と断じた。
▽ウクライナ大統領府、未明から始まったロシア軍による大規模ミサイル攻撃について、首都キーウや西部リビウなどで被害が報告され、民間人少なくとも6人が死亡したと発表。
▽東部ハルキウ州と南部オデーサ州政府、ロシア軍からミサイルなどによる大規模攻撃を受けたと発表。一部地域で停電が発生したとしている。
▽ロシア国防省、ウクライナ全土に対する大規模ミサイル攻撃について、今月初めに起きたとされるウクライナ工作員によるロシア領侵犯に対する報復措置と発表。
▽ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム、南部のザポリージャ原発がロシア軍による大規模攻撃の影響で外部電源(送電線)を喪失したと報告。ディーゼル発電で電力を賄っているとした。
▽モルドバ東部の沿ドニエストル当局、ウクライナ政府が計画した高官襲撃計画を未然に阻止したと主張。
▽リトアニア軍情報部門、ロシアにはウクライナでの戦争を2年間継続するだけの資源があるという見解示す。
▽スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を巡るトルコとの協議、ブリュッセルのNATO本部で再開。両国のNATO加盟申請を批准していない国はトルコとハンガリーのみ。
▽ロシア政府、ウクライナ産穀物の黒海経由での輸出を可能にした国際合意について、半分しか履行されていないという見方示す。この合意は昨年11月に延長され、3月18日に期限切れとなる。ロシアは同国の輸出に影響する西側の制裁が解除された場合のみ、再延長に合意すると表明している。
▽ショルツ独首相、プーチン露大統領にはウクライナでの戦争の終結に向け交渉する用意はないように見えるという認識示す。
▽ロシア大統領府、昨年9月に起きたロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」爆破を巡り、国家の支援なしに実行された可能性は低いという見解示す。ウクライナ政府は関与を否定している。
<3月8日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で東部ドネツク州バフムートに言及。自軍は守り抜くつもりでいるものの、仮にロシア軍に制圧されれば、ウクライナ東部各地へ通じるルートが開けることになると警告した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が東部や南部の広い範囲を砲撃し、多くの町や村が被害を受けたと報告。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア当局、ウクライナ軍のドローンが川の堤防沿いに焼夷弾を投下し、火災が発生したと主張。送電線を危険にさらしたと非難した。
▽国連のグテレス事務総長、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。黒海経由の穀物輸出に関するロシアとの合意の延長を巡り協議し、その延長が世界の食料安全保障にとり重要かつ必要という見解で一致した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州バフムートについて、「東側の全域を掌握した」と主張。
▽ウクライナ国防相、天然ガスをロシアからドイツに輸送する改定パイプライン「ノルドストリーム1・2」で昨年起きた爆発について、爆破に関わった人物はまだ不明であり、破壊行為に関する各国の調査を継続・終了させる必要があると述べた。
▽ロシア政府、昨年9月のロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」に対する攻撃について、「西側メディアの報道は注意をそらすための組織的な試み」と指摘。公開調査を要求した。
▽NATO事務総長、昨年9月のロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」に対する攻撃について、結論を急ぐべきではないと警告。
▽国連、捕虜となったウクライナ兵がロシア軍によって処刑されたとされる動画について、本物の可能性があるという見方示す。
▽国連、貿易開発会議の事務局長が来週、ジュネーブでロシア高官と会談し、ウクライナ産穀物の黒海軽油での輸出を可能にした合意の延長について協議すると発表。
▽マッカーシー米下院議長(共和党)、ウクライナを訪問する計画はないとし、ゼレンスキー大統領からの招待を辞退した。
▽EU、国防相会合でウクライナ支援に向けた弾薬の供給加速と砲弾の追加購入で合意。どう実現させるかは継続審議となった。
▽米情報機関、ロシアによるウクライナ侵攻に対する国際的な懸念が高まる中でも、中国は米国に挑戦し続けるためにロシアとの協力関係を維持すると見通し示す。
▽EUのボレル外交安全保障上級代表、昨年9月のロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」に対する攻撃について、結論を急ぐべきではないと警告。
▽韓国防衛事業庁、ポーランドが昨年、韓国製部品を使用した自走式榴弾砲をウクライナに供与したことについて、韓国政府が輸出を許可したと初めて認めた。
<3月7日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、11人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ソーシャルメディアで拡散したウクライナ兵が射殺される映像について、兵士の身元を特定したと発表。
▽ロシア国防相、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートの掌握はより広い地域にさらなる攻勢を仕掛ける鍵になるという考え示す。米国を含む西側諸国はバフムートの重要性に疑問を呈している。
▽ベラルーシ国防省、世界の政治的緊張の激化に対応する新たな軍事ドクトリンを策定予定。ロシア国営メディアが報じた。詳細は不明。
▽昨年9月に発生したロシアと欧州を結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム1・2」への攻撃について、ウクライナ人またはロシア人で構成される親ウクライナ組織が実行した可能性があることが示唆された。
▽中国外相、ウクライナ危機は紛争を長期化しエスカレートさせる「見えざる手」によって操られているという見方示す。
▽ロシア大統領府、ウクライナでの戦争をけん引しているのは米国と非難。中国外相の「ウクライナ危機は見えざる手に操られている」という見解を否定した。
▽英国防省、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦闘について、「ウクライナ軍はこの地域にロシア兵を結集させ、兵力と兵器を削ぐことに成功した」と指摘。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦闘について、「ウクライナ軍はこの地域でロシア軍に弾薬と人員を費やせることに成功し、勝利に必要な準備を整え、多くの目的を達成した」と指摘。
▽ハンガリー議会の超党派、スウェーデンのNATO加盟申請を支持すると表明。スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請を批准していない国はハンガリーとトルコのみ。
▽ウクライナとロシア、捕虜交換を実施。ウクライナ政府は兵士130人がロシアから帰還、そのほとんどが重傷を負っていたと発表。ロシア国防省はロシア兵90人が帰還したと報告した。
▽モスクワ地裁、ロシア軍とウクライナ侵攻をSNSで批判した学生活動家に禁固8年半の実刑を言い渡した。
<3月6日>
▽ゼレンスキー大統領、ソーシャルメディアで拡散したウクライナ兵が射殺される映像に言及。関与した者に責任を取らせると誓った。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドネツク州バフムートの部隊は後退せず、防衛を強化すると発表。軍参謀本部もこの方針を全会一致で支持したと明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、東部ドネツク州の激戦地バフムートを巡る軍司令官との協議で防衛継続を確認したと発表。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍との激戦が続く東部ドネツク州バフムートの防衛を強化すると表明。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムートから戦略的撤退を開始した可能性があると指摘。
▽ウクライナ軍司令官、ゼレンスキー大統領と会談。東部ドネツク州バフムートの防衛作戦を続け、陣地を強化することで一致した。
▽ウクライナ軍参謀本部、イラン製の自爆ドローンが中部および東部地域に飛来し、15機中13機を撃墜したと発表。
▽ウクライナ検察、非武装のウクライナ人捕虜がロシア兵に処刑されたように見える動画がSNSで拡散したことについて、捜査を開始したと発表。
▽米国務省、G7と同盟国によるロシア産原油や石油製品に対する価格上限はうまく機能しているという見方示す。
▽オースティン米国防長官、ウクライナ東部ドネツク州バフム-トが仮に陥落しても、ロシア軍が戦争の主導権を取り戻したことを意味するわけではないという認識示す。
▽ロシア連邦保安局、プーチン大統領に近いとされるオリガルヒのマロフェーエフ氏に対する自動車爆弾による暗殺計画を阻止したと発表。ウクライナの情報機関が関与したと主張している。
▽ロシア外務省、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフで緊張が高まっていることに深刻な懸念を表明。両政府に自制を呼びかけた。
▽ウクライナを支援するロシア義勇軍、ロシア南部ブリャンスク州で先週発生したとされる攻撃を主導したと犯行声明を発表。この攻撃では民間人2人が死亡、2人が負傷したと報告されている。
<3月5日>
▽ウクライナ軍参謀本部、ドネツク州バフムートを放棄するつもりはないと声明を発表。ロシア軍はバフムートを包囲しつつあると認めたうえで、過去24時間で100以上の攻撃を撃退したと述べ、徹底抗戦を続けると示唆した。
▽ウクライナ大統領府、2日に南部ザポリージャ州の5階建てアパートが砲撃を受けた件について、死者が13人に増加したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部ヘルソン州郊外の集落に対するロシア軍の砲撃で女性と子供2人が死亡したと発表。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、要衝バフムートに対するロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州知事、ロシア軍の砲撃が民家に着弾し、民間人1人が死亡したと発表。
▽トルコ外相、ウクライナ南部からの黒海経由の穀物輸出に関する合意の延長について、国連事務総長と協議したと発表。
▽ショルツ独首相、米CNNニュースのインタビューで、中国がロシアに兵器を供与した場合、「結果が伴う」と警告。その影響力を行使してロシアに撤退を迫るよう求めた。
▽英国防省、ウクライナに派遣されたロシアの予備役について、「前線でシャベルを使って戦っている可能性が高い」という分析結果を公表。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア兵は廃墟などに身を隠し、ウクライナ兵に接近戦を仕掛けていると指摘。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、テレグラムに投稿した声明で、弾薬の供給不足が続いているとしてロシア軍を非難。
<3月4日>
▽ゼレンスキー大統領、西部リビウで欧州議会のメツォラ議長と会談。プーチン大統領を含むウクライナでの戦争犯罪に関与した疑いのある全ての者を国際法廷で訴追しなければならないと述べた。
▽ウクライナ大統領府、2日に南部ザポリージャ州の5階建てアパートが砲撃を受けた件について、死者が11人に増加したと報告。
▽南部ザポリージャ州の親ロシア知事、ウクライナ軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州郊外の橋を渡ろうとしていた市民が攻撃を受け、女性が死亡、男性2人が重傷を負ったと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、バフムートにとどまる市民の避難を進めているものの、危険すぎて車ではなく徒歩での移動を余儀なくされていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、要衝バフムートの戦況について、通りで地上戦が続いていると報告。白兵戦も繰り広げられているという。
▽英国防省、北東部ヘルソン州郊外のロシア軍が前進し、ドネツク州を三方から包囲する準備を進めているように見えると報告。
▽英国防省、ウクライナ軍が過去36時間のうちにバフムートにつながる2つの橋を破壊したと報告。ロシア軍の侵攻ルートを遮断し、計画的な撤退の準備を進めているように見えると指摘した。
▽米シンクタンク戦争研究所、ウクライナ軍がバフムートから計画的に撤退する準備を進めている可能性があると指摘。ウクライナ軍はバフムート東部のロシア軍の攻撃にさらされている地域から計画的に撤退する準備を進めているように見えるとした。
▽ロシア国防省、ショイグ国防相がウクライナ東部を視察し、部隊に勲章を授与したと発表。
<3月3日>
▽ゼレンスキー大統領、西部リビウで米司法省のガーランド司法長官や欧州の司法当局高官と会談。ロシアの戦争犯罪捜査と国際法廷による訴追手続きを進めるよう要請した。
▽ウクライナ政府、ロシア軍の攻撃によって国内のエネルギーネットワークが大きな被害を受けているものの、必要な電力は確保できていると報告。
▽米国務省、ウクライナに対する4億ドル規模の新たな軍事支援を発表。高機動ロケット砲システムハイマースや榴弾砲向け弾薬、歩兵戦闘車ブラッドレー向け弾薬、架橋戦車などを送る予定。これで米国のウクライナ向け軍事支援は320億ドルを超えた。
▽バイデン米大統領、ホワイトハウスでショルツ独首相と会談。ウクライナ侵攻や中国をめぐる共通の懸念などについて協議した。
▽ロシア大統領府、ウクライナの民族主義者とされる一団が南部ブリャンスク州に侵入したことを受け、ウクライナからの越境を阻止する方策を講じると発表。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートを実質的に包囲したと主張。
▽米司法省のガーランド司法長官、ウクライナ西部リビウを電撃訪問。
▽プーチン大統領、政府との防衛関連の契約を履行できなかった企業の幹部を停職処分とし、政府が任命する新たな外部管理者がこうした企業の運営を引き継ぐことを可能にする法令に署名。
▽米日豪印、4カ国の連携枠組み「クアッド」の外相会合後に共同声明を発表。ウクライナ侵攻におけるロシアの「核の脅し」は許容できないと非難した。
▽ロシア国防省、同国の潜水艦が日本海で実施した演習について、1000km以上離れた陸地の目標に巡航ミサイル「カリブル」を命中させたと発表。
<3月2日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、「ロシア軍は民間人を標的にし、ウクライナを恐怖で支配しようとしている」と非難。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ当局、ロシア軍のミサイルが5階建てアパートに着弾し、民間人3人が死亡、6人が負傷したと発表。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍のドローン攻撃で16歳の少年を含む9人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州の激戦地バフムートの戦況について、ロシア軍は前進を続け、民間人を攻撃し続けていると報告。
▽ウクライナ政府、EUに対し、先週承認された対ロシア制裁第10弾に次ぐ新たな制裁を早期に策定・承認するよう要請。
▽ウクライナとポーランド政府、ロシアがウクライナのエネルギーインフラに対する攻撃を続ければ、欧州全体のエネルギー安全保障と経済が打撃を受けるとして、国際社会にロシアの原子力エネルギー部門に制裁を科すよう呼びかけた。
▽米政府、3日にウクライナに対する新たな軍事支援策を発表すると報告。
▽ブリンケン米国務長官、G20外相会合でラブロフ露外相と10分程度会談。ウクライナ侵攻の終結を求めた。
▽G20外相会合、共同声明出せず。ロシアを非難する声明もロシアと中国が拒否した。
▽G20外相会合、ロシアがウクライナ侵攻をめぐり、西側諸国がロシアを脅迫したと非難。西側が一方的なやり方を押し付けていると主張し、紛糾した。
▽ロシア政府、ウクライナ軍の一団が南部ブリャンスク州に侵入したと主張。大統領府はテロ攻撃と非難した。ウクライナはこの主張を否定し、ロシアの偽旗作戦と指摘した。
▽プーチン大統領、ウクライナと国境を接する南部ブリャンスク州がウクライナ軍のテロ攻撃を受けた主張。民間人を標的にした破壊工作グループを粉砕すると表明した。
▽ロシア外相、G20外相会合で、西側が黒海経由のウクライナ産穀物輸出に関する合意を臆面なく葬り去ろうとしていると主張。
▽米国防総省、米政府はウクライナに対しロシア国内の標的に関する情報を提供していないと説明。ロシア外務次官の主張を否定した。
▽モルドバ議会、ロシアのウクライナ侵攻を非難する宣言を採択。
▽ロシア外務次官、米国との新戦略兵器削減条約(新START)について、米国が同条約をウクライナによるロシアの戦略都市攻撃支援に利用したため、ロシアは履行を停止せざるを得なかったと主張。
▽中国外相、G20外相会合で、中国はあらゆるレベルでロシアとのコミュニケーションと協調を維持していくと表明。
▽メローニ伊首相、インドのモディ首相と会談し、ウクライナの和平確立に向けた取り組みを促すよう要請。
▽ショルツ独首相、中国に対し、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの兵器供与を断念し、代わりに軍撤退を促すよう要請。
<3月1日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、厳しい冬を越して3月を迎えたものの、エネルギー供給システムは引き続きロシア軍による攻撃の脅威にさらされていると指摘。
▽ゼレンスキー大統領は、東部ドンバス地域の前線地域一帯について、ウクライナ軍のコントロール下にあるという認識示す。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも9人が死亡、12人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で1歳男児を含む3人が負傷したと報告。
▽ウクライナ外相、数カ月にわたって続いたロシア軍によるエネルギーインフラに対する攻撃に耐え、史上最も過酷な冬を乗り越えたと宣言。
▽ウクライナ軍参謀本部、激しい戦闘が続いている東部ドネツク州の要衝バフムートの戦況について、ロシア軍が進撃を続けていると報告。
▽ロシア政府、先月の失業率が過去最低の3.6%まで改善したと発表。国内の労働力不足が露わになった。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシア軍によるバフムート包囲網にウクライナ軍が激しく抵抗しているとテレグラムに投稿。
▽G20外相会合、インドの首都ニューデリーで開幕。
▽ハンガリー議会、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟批准を巡る審議始まる。オルバン首相の与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」が批准を支持する意向を示した。
▽ロシア政府、自国の農業生産者の利益が考慮される場合のみ、ウクライナからの黒海経由の穀物輸出に関する合意の延長に同意すると表明。
▽中国の習近平 国家主席、ベラルーシのルカシェンコ大統領と北京で会談。両国の包括的なパートナーシップ強化に向けた一連の協定に署名した。
▽ロシア外務次官、米国がウクライナに関する政策を転換するまで、ロシアは新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止を見直すことはないと言明。
▽ロシア国防省、クリミア半島に対する大規模なドローン攻撃を阻止したと発表。ロシア国営メディアによると、防空システムがドローン6機、別の電子システムが4機を撃墜したという。
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2月16日~28日(目次に戻る
<2月28日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナを支援してくれた米国の実業家に謝意を示し、戦後の再建に向けた支援が加速することへの期待を表明。「ウクライナは都市、産業、生産を含む数十万の被害を受けた場所を復旧するという巨大な仕事に直面している」と指摘した。
▽ウクライナ政府、国連とトルコに対し、黒海経由の穀物輸出に関する合意の延長交渉を開始するよう要請。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍による砲撃で民間人少なくとも4人が死亡、5人が負傷したと報告。
▽ブリンケン米国務長官、中国がロシアのウクライナ侵攻を巡り米国が科している対ロシア制裁に違反すれば、米政府は中国企業や個人への制裁措置をためらわないと言明。
▽米国務省、ウクライナの戦況は膠着しているとし、ロシア軍が短期的に大きな領土を獲得できるとは予想していないと指摘。
▽国際刑事裁判所のカーン主任検察官、ロシア軍によるウクライナのインフラ攻撃を調査するため、ウクライナを訪問。
▽ロシアのモスクワ州知事、民間インフラを狙った可能性の高いドローンがモスクワ近郊に墜落したと明らかにした。
▽ロシア国防省、同国南部でウクライナ軍のドローン2機を撃墜したと報告。
▽プーチン大統領、ウクライナと西側諸国によるロシアへのスパイ行為や破壊工作が増えていると指摘。連邦保安局に対応を強化するよう命じた。
▽ベラルーシ大統領、訪問先の中国・北京に到着。習国家主席と会談へ。
▽ウクライナ情報局長、米メディアのインタビューで、中国がロシアに武器供与を検討しているという米国の主張を否定し、議論の兆しもないと強調した。
▽ロシア財務省、友好的な地域などからの資金流入を促進するため、海外投資に関する資本規制の一部解除を検討していると発表。
▽ロシア国防省、米国がウクライナで有毒化学物質を使用した挑発行為を計画していると主張。
<2月27日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、東部ドネツク州の要衝バフムートの戦況について、複雑さを増していると警告。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、9人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍がイラン製自爆ドローンで西部フメリニツキー市を攻撃し、少なくとも2人が死亡、3人が負傷したと報告。飛来したドローン14機中11機を撃墜したと発表した。インフラへの被害は確認されていない。
▽ウクライナ中央銀行のピシュニー総裁、国内商業銀行に対する健全性審査を4月に行うと発表。
▽イエレン米財務長官、ウクライナの首都キーウを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領らと会談。ウクライナに対する米国の支援を改めて確認した。
▽イエレン米財務長官、ウクライナ財務相と会談。国際通貨基金(IMF)による全額出資かつ適切な条件を付与したウクライナ向け融資プログラムを3月末までに取りまとめる取り組みを支持すると表明した。
▽米国務省、ウクライナに平和をもたらす取り組みについて、「中国は正直な仲介者ではない」と指摘。明らかにロシア側に立ってきたと批判した。
▽国連人権理事会、4月4日までの日程で会合を開始。トゥルク国連人権高等弁務官は冒頭のあいさつで、ロシアによるウクライナ侵攻を「無分別」と非難した。
▽トルコ外相、スウェーデンとフィンランドとのNATO加盟を巡る協議を来月9日からブリュッセルで再開すると発表。
▽ドネツク人民共和国の首長、ロシア国営メディアの取材に対し、バフムートに通じるすべての道路は親ロシア派の火器管制下にあると主張。
▽プーチン大統領、ロシアの市民権を持つ米俳優スティーブン・セガールさんに有効勲章を授与。
▽ロシア大統領府、プーチン大統領が21日に履行停止を発表した新戦略兵器削減条約(新START)について、米国がロシアの立場に耳を傾けるまで参加しないという考え示す。
▽ロシア大統領府、中国が示したウクライナを巡る和平案について、全ての関係国の利害を考慮し、詳細に分析する必要があるという考え示す。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、西側がウクライナへの武器供与を続ければ、世界的な核の大惨事を招く恐れがあると警告。
<2月26日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で2014年に強制併合されたクリミア半島を奪還すると改めて表明。
▽ゼレンスキー大統領、東部でロシア軍との戦闘を指揮する軍のエドアルド・モスカリョフ司令官を解任。理由は明らかにしていない。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートなどで激戦が続いていると報告。ロシア軍は東部ドンバスに兵力を結集しているとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍がクリミア半島に防衛ラインを建設中で、兵士150人体制で作業を続けていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、4人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン州政府、ロシア軍の空爆(計78回)で民間人少なくとも2人が死亡、7人が負傷したと報告。
▽米中央情報局のバーンズ長官、プーチン大統領はウクライナを屈服させることができると「自信を持ちすぎている」と指摘。「この自信過剰はロシアを弱体化させ、取り返しのつかない衰退を招く」と述べた。
▽プーチン大統領、国営テレビのインタビューで、NATO加盟国はウクライナ向けの兵器供与を通じて紛争に参加していると非難。西側はロシアの解体をもくろんでいると主張した。
▽米政府、中国について、ウクライナに侵攻したロシアに致死性のある支援を提供する方向には進んでいないという見方を示したうえで、「そのような動きを取れば深刻な結果を招くと米国は明確に伝えている」とした。
▽サウジ外相、首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談。4億ドル相当の人道支援を提供すると発表した。
<2月25日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で西側の同盟国にさらなる対ロシア制裁を要求。強力な制裁はロシアの侵略に終止符を打つことができると述べた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍の攻撃で民間人少なくとも5人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が東部と南部のウクライナ軍部隊にミサイル攻撃を仕掛けたと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、要衝バフムート周辺で激戦が続いていると報告。ロシア軍はウクライナ軍を取り囲み、猛攻を仕掛けているとした。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は直近24時間でロケット攻撃を75回、空爆を27回実施したと報告。
▽EU、第10弾となる対ロシア制裁を発表。軍事用ドローンを製造しているロシア企業とイランの7つの「団体 (企業、機関、政党、その他の組織)」 の資産を凍結した。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏、東部ドネツク州バフムート郊外の集落を占領したと主張。
▽マクロン仏大統領、4月に中国を訪問する際、ウクライナ侵攻について話し合うことを目指していると明らかにした。
▽ショルツ独首相、中国が提案したウクライナ和平案の一部を歓迎すると述べるも、多くに同意しかねると表明。
▽ショルツ独首相、訪問先のインドでモディ首相と会談。ロシアを孤立させる西側の取り組みを支持するか、少なくとも阻止しないよう求めた。
▽G20財務相・中央銀行総裁会議、ロシアを非難する最終文書に中国とロシアが反対。共同声明の採択を見送った。
<2月24日>
▽ロシア・ウクライナ戦争、開戦から1年。
▽世界中でウクライナ侵攻の犠牲者を悼む式典や集会が開催される。
▽ゼレンスキー大統領、中国が提案した停戦案について、領土保全に関する国際法を尊重しているのであれば、その点に関しては中国と連携できるという認識示す。ゼレンスキー氏は2014年に併合されたクリミア半島を含むウクライナの全領土の主権を確立し、1インチたりとも領土は割譲しないと誓っている。
▽ゼレンスキー大統領、ロシア軍の侵略に反撃を続けてきた自国と国民を称賛し、勝利の決意を新たにした。
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、南部の一部地域の戦況はかなり厳しく、東部も非常に厳しいという見方を示した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、19人が負傷したと報告。
▽G7・ウクライナ首脳によるオンライン会議開催。ロシアのウクライナ侵攻をほう助する国に対して警告を発し、ロシアへの経済的圧力を強めることを目的とする追加制裁を発表した。
▽米政府、G7各国と協調した大規模な追加制裁を発表。ロシアの個人・団体200以上に加え、制裁回避を試みたと欧州や中国の個人・企業30以上を制裁リストに追加した。
▽ブリンケン米国務長官、中国が提案した停戦案について、「公正で持続可能な和平を通してロシアに再侵攻を行うことを許してはならない」と指摘。提案に惑わされてはならないと警告した。
▽NATO事務総長、中国が提案した停戦案について、同国は仲裁役として信頼できないと指摘。距離を置く姿勢を示した。
▽ポーランド政府、独製戦車「レオパルト2」4両をウクライナに引き渡したと発表。欧米戦車のウクライナ供与は初。
▽ポーランド政府、ウクライナの首都キーウを訪問。さらなる戦車の供与を約束したうえで、ウクライナ軍に対して米防衛機器大手ロッキード・マーチンのF16戦闘機の飛行訓練を実施すると表明。
▽スウェーデン政府、ウクライナに対して独製戦車「レオパルト2」10両前後と防空システムを供与すると発表。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、ロシア軍はウクライナ侵攻で勝利を収め、脅威に対処するためにポーランド国境まで進軍する用意があると主張。
▽チャールズ英国王、ウクライナ侵攻は「いわれなき全面攻撃」だったと非難。世界は団結してこの問題に立ち向かっていると述べた。
▽ロシア外務省、モルドバ東部の沿ドニエストルに駐留するロシアの平和維持軍に対するいかなる脅威・行動もロシアへの攻撃とみなすと警告。
▽イエレン米財務長官、G20財務相・中央銀行総裁会議で演説。ロシア政府高官に対し、ロシアがウクライナ侵攻で犯している残虐行為と戦争が世界経済に与えた損害に加担していると糾弾した。
<2月23日>
▽国連総会、ロシア軍の即時撤退とウクライナの永続的な平和を求める決議案を141か国の賛成で採択。 7か国が反対、中国やインドを含む32か国が棄権。決議に法的拘束力はない。
▽ゼレンスキー大統領、ソーシャルメディアへの投稿でロシア軍に勝利すると改めて表明。ウクライナに悪や戦争をもたらした全て者に責任を取らせると言明した。
▽ゼレンスキー大統領、中国とウクライナの代表団による会合の開催が望ましいと表明。ウクライナ政府はこうした意向を中国にすでに伝えていると明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部地域の自軍が直近24時間でロシア軍の攻撃を約90回撃退したと報告。
▽米政府、ウクライナ侵攻の開始から1年となる24日に新たな対ロシア制裁を発表へ。
▽ゼレンスキー大統領夫人、リトアニアの首都ビリニュスで開かれたイベントでビデオ演説。侵攻ではなく、ウクライナ人が侵略に抵抗した1年を記念すべきと強調した。
▽フィンランド政府、ウクライナに独製戦車「レオパルト2」を3両供与すると発表。
▽プーチン大統領、祖国防衛の日に合わせたビデオ演説で、ロシア軍を国家の安定の保証者と評し、兵器生産を増強すると表明。
▽G7、インドで開いた財務相・中央銀行総裁会議で、ウクライナに対する今年の経済支援を390億ドルに引き上げることで合意。さらに、ロシアに対する厳しい制裁措置を維持すると確約した。
▽EU、第10弾となる対ロシア制裁について協議するも、合意に至らず。
▽独シュピーゲル紙、ロシアがドローン100機の購入について中国企業と協議していると報じた。納入時期は4月を想定している。
▽ショルツ独首相、ウクライナへの戦闘機供与について、現時点では理にかなわないと述べた。
▽ブリンケン米国務長官、西側諸国に同調してロシアのウクライナ侵攻を非難していないインドや南アフリカのような国について、「ロシアから離れつつあるように見えるとしながらも、変化は一夜にして起こらない」という見通し示す。
▽NATO事務総長、NATOも中国がロシアに兵器供与を検討している兆候を確認したと発表。中国にこうした行動を取らないよう呼びかけた。
▽イエレン米財務長官、ウクライナに対し100億ドルの追加経済支援を行うと発表。
<2月22日>
▽バイデン米大統領、ポーランドの首都ワルシャワでウクライナを支援するNATOおよび中東欧諸国の首脳と会談。バルト海から黒海までの防衛を強化することで合意した。
▽プーチン大統領、首都モスクワで開かれたウクライナ侵攻を支持する集会に出席。「ロシアは歴史的領土のためにウクライナで戦っている」と主張し、侵攻を改めて正当化した。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍の砲撃で民間人2人が死亡したと報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のミサイルが工業施設に着弾し、2人が負傷したと報告。
▽国連のグテレス事務総長、ロシアによるウクライナ侵攻は国連憲章および国際法に違反しているとしたほか、核兵器使用を巡る恫喝についてロシアを厳しく非難した。
▽NATO事務総長、ポーランドで開催された米欧首脳会議でウクライナ支援の継続を改めて要請。ロシアにこの地域の安全保障の弱体化を許してはならないと訴えた。
▽ロシアの民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏、国民に宛てたメッセージで、ウクライナ入りしている同社の戦闘員に正規軍から弾薬の供給を受けられるよう、ロシア軍に圧力をかけてほしいと要請。ロシア政府はプリコジン氏の影響力が高まっていることに懸念を示している。
▽プーチン大統領、モスクワで中国の王毅 政治局委員と会談。「両国の協力は国際情勢の安定化に欠かせない」と述べた。
▽スナク英首相、ゼレンスキー大統領と電話会談。ウクライナの自国防衛に必要な能力を確実に保持することにコミットしていると伝えた。
▽モルドバ大統領、ポーランドを訪問中のバイデン米大統領をモルドバに招待したと発表。首脳会談が実現するかどうかは不明。モルドバはウクライナ南部と国境を接し、侵攻の影響を強く受けている。
▽EU、新たな対ロシア制裁を協議する会合を開くも、合意に至らず。23日も協議を続けるとしている。
▽ロシア外務省、ラブロフ外相と中国の王毅 政治局委員は「ウクライナ戦争を解決するための中国の計画について協議しなかった」と発表。
▽米国務省、ブリンケン国務長官とグテレス国連事務総長がウクライナへの継続的支援について協議すると発表。
<2月21日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、同盟国に兵器の供与を加速するよう改めて要請。供与の遅れはロシアの前進と死者数の増加に直結すると警告した。
▽バイデン米大統領、訪問先のポーランドで演説。ロシアはウクライナ侵攻で決して勝利しないと言明した。
▽バイデン米大統領、ウクライナに対するNATO同盟国による結束を訴え、ウクライナへの揺るぎない支援とコミットメント強化を表明。
▽バイデン米大統領、NATO創設75周年を迎える来年、米国がNATO首脳会議を主催すると発表。
▽プーチン大統領、首都モスクワで年次教書演説。米国との最後の核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」への参加を一時停止すると発表し、ウクライナ侵攻については、「一歩一歩、慎重に整然と直面する目標を攻略していく」と継続を強調した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、12人が負傷したと報告。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍のロケット弾少なくとも4発が繁華街に着弾し、十数人が死傷したと発表。
▽ウクライナ大統領府、ベラルーシが攻撃的かつ軍国主義的な表現を強めていると警戒感示す。ベラルーシ政府はウクライナ軍が領内を攻撃した場合のみ、侵攻に参戦すると表明している。
▽ロシア外務省、プーチン大統領が履行停止を表明した米国との核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」について、発効期間中は戦略兵器の数量制限を厳密に順守すると表明。
▽中国外相、ウクライナ侵攻について、「激化し、制御不能になっている」と深刻な懸念を表明。国際社会は当事者間の対話を促していくべきと述べた。
▽米下院外交委員会のマコール委員長、ウクライナへの長距離ミサイルや戦闘機供与に向けた機運が政権内で高まりつつあると述べた。
▽米財務省、米国と同盟国が数日中にウクライナ侵攻を続けるロシアに追加制裁を科すほか、輸出規制措置を講じると発表。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長がワグネルへの弾薬供給を拒否し、ワグネルを崩壊させようとしていると批判。
▽ロシア国防省、「ロシア政府が民間軍事会社ワグネルへの弾薬供給を拒否している」というワグネル創設者の批判を否定。
▽デンマーク・ドイツ・スウェーデン政府、国連安保理に宛てた共同書簡で、ロシアから欧州に天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム1」で昨年9月に発生した爆発に関する調査は終了していないと報告。
▽中国の習近平 国家主席、数カ月以内にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談する準備を進めている模様。米ウォール・ストリート・ジャーナルが関係筋の話として報じた。
▽NATO事務総長、米国とロシアの核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」の履行停止で世界はより危険な状態に陥るという見方を示し、ロシアに履行再開を要請。
▽ベラルーシ国防省、国境付近にウクライナ軍の大規模部隊が集結し、安全保障上の脅威になっていると指摘。
▽EU、加盟国に対し、ウクライナにより多くの弾薬や砲弾を供与するよう要請。
<2月20日>
▽バイデン米大統領、キーウを電撃訪問。ゼレンスキー大統領と会談し、4億6000万ドル規模の追加軍事支援とロシアのエリートや企業に対する追加制裁を今週発表すると明らかにした。
▽ゼレンスキー大統領、独ヴェルト紙のインタビューで、中国がロシアを支援すれば世界大戦を引き起こす可能性があると警告。中国に対し、ロシアに兵器を供与したり、その他の支援を提供しないよう求めた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、17人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍は過去24時間で合計15の町と村を砲撃したと報告。
▽バイデン米大統領、ゼレンスキー大統領との会談終え、電車でポーランドに移動。
▽岸田首相、日本国際問題研究所主催のイベントで講演。G7首脳会議をテレビ電話形式で24日に開くと発表した。ゼレンスキー大統領も出席予定。
▽サリバン米大統領補佐官、バイデン大統領のキーウ訪問について、衝突回避のために出発数時間前にロシアに通知したと明らかにした。
▽中国外相トップ、ロシア訪問に先立ち、敵対行為の即時停止を呼びかけた。
▽ロシア検察、民間人に対する武器使用など戦争行為について定める国内法に違反した罪でウクライナ当局者680人を訴追。
▽ロシア軍需企業、アブダビ(アラブ首長国連邦)の武器見本市に参加。ミサイルやヘリなどを出展した。米陸軍もシャベリンなどを出展。
<2月19日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、ウクライナ軍が東部ドンバスのウグレダル付近でロシア軍に極めて重大な損失を与えていると報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムート近郊で激戦が続いていると報告。
▽ブリンケン米国務長官、中国がロシアへの兵器供与を検討しているという情報があると発表。
▽エストニア首相、ウクライナ侵攻が終結次第、ロシア指導部を裁く国際法廷を設置する必要があるという認識示す。
<2月18日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説でミュンヘン安全保障会議に出席している各国首脳がロシアを糾弾していることに言及。ウクライナは侵略者に責任を負わせるというコミットメントを追求すると言明した。
▽ハリス米副大統領、ミュンヘン安全保障会議で演説。ロシアは「人道に対する罪」を犯したという認識を示した。
▽中国の王毅 政治局員、ミュンヘン安全保障会議で和平交渉によるウクライナ侵攻の終結を求めた。
▽ハンガリー首相、EUの誤った政策がウクライナ侵攻を長引かせていると主張。ハンガリーは侵攻の影響を最も強く受けているEU加盟国であり、インフレ率は25%を超え、通貨安に拍車をかけている。
<2月17日>
▽ドイツのミュンヘンで毎年恒例のミュンヘン安全保障会議始まる。世界の国家元首や閣僚ら100人超が出席する予定。米国からはハリス副大統領や上下両院の有力議員など、数十人が出席する。
▽ゼレンスキー大統領、ミュンヘン安全保障会議にオンラインで参加。同盟国にさらなる兵器供与と供与の加速を促した。
▽米国家安全保障会議、ロシアの民間軍事会社ワグネルはウクライナで3万人以上の犠牲者を出したとの推計を公表。
▽米政府、バイデン大統領が来週、イギリス・フランス・イタリアの首脳と電話会談を行うと発表。
▽NATO事務総長、中国とロシアが連携を強化しているとして、状況を注視していると述べた。
▽プーチン大統領、モスクワでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談。安全保障や経済協力などについて協議した。
<2月16日>
▽ゼレンスキー大統領、第73回ベルリン国際映画祭のオープニングにビデオ形式で登場。映画界にロシアの侵攻を受けるウクライナへの連帯を呼び掛けた。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも7人が死亡したと発表。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍が大規模ミサイル攻撃を実施し、ミサイル36発を発射したと報告。そのうち16発を撃墜したものの、各地で被害が報告された。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が弾頭を搭載していない「おとりミサイル」や気球を使ってウクライナの防空システムを欺いているという見方示す。
▽米政府、ショルツ独首相が3月3日にホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領と会談すると発表。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートの制圧にはさらに2か月かかる可能性があるという見方示し、その原因としてロシア軍上層部の官僚主義があると批判した。
▽ベラルーシ大統領、海外メディア向けのインタビューで、ウクライナ軍がベラルーシ領内に先に攻撃を仕掛けてきた場合のみ、侵攻に参戦すると表明。
▽ロシア大統領府、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏への言及を控えるようメディアに勧告したことを否定。
▽ロシアとウクライナ当局、新たに捕虜101人を交換したと発表。
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<2月15日>
▽ゼレンスキー大統領、スウェーデン首相との共同記者会見で、東部ドネツク州バフムート付近の戦況が最も厳しいと認めたうえで、ウクライナ軍はロシア軍の進撃を食い止めていると述べた。
▽ゼレンスキー大統領、首都キーウでスウェーデンのクリステルソン首相と会談。
▽ウクライナ軍参謀本部、首都キーウ上空でロシアの気球6個が目撃され、大部分を撃墜したと発表。気球には偵察装置などが搭載されていた可能性があるとした。目撃・撃墜した時期は明らかにしていない。
▽ウクライナ国防省、ロシア軍が東部ドンバス地方に絶え間なく攻撃を仕掛け、状況は緊迫していると発表。ドネツク州バフムート周辺で激戦が続いているとみられる。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、一部地域が3時間にわたってロケット攻撃を受け、民間人少なくとも12人が負傷したと報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍が重装備の部隊を前線に投入していると報告。大規模な砲撃が続いているとしたうえで、ウクライナ軍が撤退を余儀なくされているというロシアメディアの報道を否定した。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、「ウクライナはEU加盟に向け進展している」と政府の取り組みを称賛。EU加盟には通常数年を要し、10年以上かかることも珍しくない。
▽NATO、昨年9月に発生したロシア産天然ガスを欧州に輸出する海底パイプライン「ノルドストリーム1」での爆発を受け、重要な海底インフラに関する問題で産業界との連携を強化する部署をブリュッセルのNATO本部に設置すると発表。
▽NATO、ウクライナが西側諸国の製造能力をはるかに上回る速さで砲弾を消費しているため、NATO加盟国は砲弾製造を強化すると発表。
▽オースティン米国防長官、ウクライナ軍は戦場で主導権を握る可能性が十分にあるという見解示す。
▽ウクライナ国防相、欧米各国から戦闘機供与を受けることに絶対の自信を持っていると表明。
▽ロシア国防省、ウクライナ東部ルハンシク州の一部で、ロシア軍がウクライナの防衛線を突破したと発表。
▽英シンクタンク国際戦略研究所、年次報告書で、ロシア軍は侵攻開始から1年で戦車の約半数を失い、兵器の補充に苦労していると報告。空軍はほぼ無傷であり、侵攻開始から1年に合わせて大規模な空襲を展開する可能性があると指摘した。
▽米シンクタンク戦争研究所、東部ドネツク州バフムートの攻防はロシア軍の兵力と兵器を削り取り、ウクライナ軍に大きな利益をもたらしたという見方示す。
<2月14日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、8人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートの全地域がロシア軍の射程に入っており、安全なエリアは全くないと報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍による東部地域への攻撃が続いており、ドネツク州の前線付近で激戦が続いているとテレグラムに投稿。
▽南部ヘルソン市当局、ロシア軍は直近24時間で13回街を砲撃し、鉄道インフラと住宅地で被害を確認したと報告。
▽ロシア軍、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートへの攻撃継続。
▽ブリュッセルのNATO本部で関係国会議開催。オースティン米国防長官やウクライナ政府高官など、54カ国の代表が出席した。
▽米国務省、ロシア政府が少なくともウクライナの児童6000人を政治的再教育を主目的として、ロシアやクリミア半島の施設に拘束してきたと報告。
▽オースティン米国防長官、ウクライナ軍は春にも大規模攻勢を仕掛けるという見方示す。
▽米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長、NATO本部の会議で「ロシアはウクライナの軍事侵攻で戦略的・作戦的・戦術的な敗北を喫した」という認識示す。
▽ロシア外務省、日本政府が今月7日の北方領土の日にロシア嫌いを前面に打ち出し、ウクライナ侵攻を巡りロシアに対する悪意のある攻撃を行っていると主張。
▽NATO事務総長、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請について、迅速に批准することが重要であり、両国同時加盟にこだわる必要はないという認識示す。申請を批准していないのはハンガリーとトルコの2カ国。
▽米政府、ウクライナ東部ドネツク州バフムートの戦況について、ロシア軍はここ数日で前進しているとしながらも、ロシア軍がバフムートを占領できるかどうかはまだ分からないという見方示す。
▽ロシア大統領府、モルドバ政府がロシアによる政権転覆計画の標的になったという主張を「事実無根」と一蹴。
<2月13日>
▽ゼレンスキー大統領、戦争がもたらした金融的影響を乗り切る助言を得るために、米金融大手JPモルガンチェースの幹部らと会談。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡、数人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、バフムートへの攻撃が続いていると報告。ロシアの民間軍事会社ワグネルを含むロシア軍はバフムート制圧に向け周辺の町や集落を攻撃しているとみられる。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍は直近24時間で12の町と村を砲撃したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、東部ドネツク州バフムートとその周辺地域への砲撃が続いていると報告。戦況は混沌としているが、ウクライナ軍はどんな攻撃にも対処できるよう準備を進めているとした。
▽ウクライナ軍総司令官、NATO・EU軍最高司令官のカボリ米陸軍大将と電話会談。ウクライナ軍に対する支援と訓練について協議した。
▽独外相、ハンガリーとトルコ政府に対し、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請を遅滞なく批准するよう要請。
▽NATO事務総長、ウクライナに対するロシア軍の新たな大規模攻撃はすでに始まっており、NATOは枯渇しつつあるウクライナ軍の弾薬備蓄目標を引き上げると表明。
▽NATO事務総長、北米で中国のスパイ気球や未確認飛行物体が相次いで発見・撃墜されたことについて、NATOも同様の偵察や動きに警戒する必要があると指摘。
▽仏外務省、ベラルーシへの渡航警戒レベル引き上げ。ロシア軍が計画しているとされる大規模攻勢の影響がベラルーシにも及ぶ可能性があると警告した。
▽ロシア国防省、自軍がウクライナの東部戦線を巡る4日間の攻防で、西に2km前進することができたと発表。
▽独国防省、ウクライナ兵がレオパルト2戦車の訓練を開始したと発表。
▽英国防省、ロシア軍は東部ドンバスの占領に力を入れる一方、ザポリージャ州などの南部地域でも態勢を整えつつあると報告。
▽在ロシア・米大使館、ロシアに滞在する米国民に出国促す。渡航を計画している米国民には自粛するよう要請した。
▽ロシア大統領府、予備役の再動員が計画されているという報道を否定。
<2月12日>
▽ウクライナ軍参謀本部、直近24時間のロシア軍による攻撃で住宅地やエネルギーインフラが被害を受けたと報告。ミサイル攻撃12回、空爆32回、ロケット攻撃は90回以上確認した。
▽ウクライナ軍参謀本部、南部ザポリージャ州と東部ドネツク州に飛来したドローン計5機を撃墜したと発表。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のロケット攻撃が夜通し続き、民間人少なくとも1人が負傷したと報告。
▽中部ドニプロペトロウシク州政府、ロシア軍の砲撃で民間人1人が死亡、1人が負傷したと報告。住宅4戸、専門学校、水処理施設が被害を受けた。
▽米シンクタンク戦争研究所、東部ドネツク州などで活動するロシア人ブロガーもロシア軍が東部地域に大規模攻勢を仕掛ける「体力」は残っていないと分析していると指摘。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、東部ドネツク州バフムートの北に位置する集落を占領したと報告。
<2月11日>
▽ゼレンスキー大統領、治安当局の高官を解任する法令に署名。政府の腐敗を一掃する取り組みを継続する方針を表明した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は9~10日にかけて巡航ミサイルを100発以上発射し、そのうち約70発とドローン20機を撃墜したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は開戦から1年に合わせて大規模攻勢を仕掛けようと準備しているが、攻撃に必要な資源がないと指摘。
▽ウクライナ軍のザルジニー総司令官、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長とオンライン会談。ロシア軍のエネルギーインフラ攻撃への懸念を共有した。
▽国営電力会社ウクルエネルゴ、東部・南部・西部の一部地域で停電が続いているものの、状況は制御されつつあると報告。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、ロシア軍がウクライナ東部ドンバスを完全に占領するためにはさらに18カ月~2年かかる可能性があると指摘。ドネツク州バフムートをめぐる激しい戦いが続いていると報告した。
▽ロシアのスポーツ相、ウクライナが2024パリ五輪からロシア選手を除外するよう呼び掛け、これに数か国が賛同していることについて、受け入れられないと表明。
▽ウクライナと国境を接するロシア・クルスク州政府、ウクライナ軍の砲撃で1人が死亡、1人が負傷したと発表。
<2月10日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で、欧州訪問を通して重要な理解と良いシグナルを得たものの、必要とする兵器の供与を受けるには一段の取り組みが必要という認識示す。ロシアに勝利するためには戦闘機の供与が欠かせないと訴えた。
▽ゼレンスキー大統領、35カ国の担当閣僚による2024パリ五輪について協議するオンライン会議に参加。ロシアとベラルーシ代表の大会出場を禁じるよう強く要請した。
▽ウクライナ大統領府、ロシア軍が首都キーウを含む各地にミサイルとドローンによる大規模空爆を実施したと報告。エネルギーインフラへの被害が確認され、一部地域で停電が発生した。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍のドローン5機と精密巡航ミサイル「カリブル」5発を迎撃したと報告。
▽ウクライナ空軍、ロシア軍が巡航ミサイル71発を発射し、このうち61発を撃墜したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍が前線に兵器や重機を送り込み、ウクライナの防御網に絶え間なく攻撃を仕掛けていると報告。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍の空爆を報告。民間人少なくとも8人が負傷した。
▽南部ザポリージャ州のウクライナ知事、ロシア軍のミサイル攻撃を報告。
▽国営電力会社ウクルエネルゴ、東部・南部・西部の発電所や送電施設が昨夜から断続的にドローンおよびミサイル攻撃を受けていると発表。
▽米政府、バイデン大統領が今月20~22日にポーランドを訪問し、ドゥダ大統領とウクライナ情勢について協議すると発表。他の東欧同盟国の首脳も参加する見通し、
▽フィンランド議会、NATO加盟に向けた条約を数週間以内に承認する可能性があると発表。同時加盟を目指すスウェーデンより先に加盟する可能性が出てくる。
▽モルドバ首相辞任。ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機、インフレ、東部の分離主義地域(沿ドニエストル)に関する問題などで難しいかじ取りを迫られた。
▽モルドバ外務省、ロシア軍がウクライナ軍に向けて発射したとみられるミサイルが領空を侵犯したと発表。駐ロシア大使を召還した。
▽米独豪など35カ国、2024パリ五輪からロシアとベラルーシ選手を除外するよう要請。リトアニアのスポーツ相が明らかにした。
▽ロシア中央銀行、主要政策金利を7.50%に据え置くと発表。
<2月9日>
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議で演説。ウクライナは現代社会で最も反欧州的な勢力の攻撃からウクライナ人自身と欧州を守っていると訴えた。
▽ゼレンスキー大統領、EU首脳会議の演説で、一部の首脳が航空機を供与する用意があると表明したと明らかにした。
▽ウクライナ大統領府、東部ドネツク州に対するロシア軍の攻撃頻度が増加し、バフムートを含む多くの前線で激戦が続いていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の最新の砲撃で幼稚園、医療機関、文化センター、工場、集合住宅が被害を受けたと報告。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍が広い範囲で攻撃態勢を強化していると報告。
▽東部ハルキウ州政府、直近24時間で23の市と町が砲撃を受け、集合住宅10棟で被害が確認されたと報告。
▽ウクライナ大統領府、テレグラムへの投稿でウクライナへの戦闘機供与を巡る問題は解決する可能性があるという見解示す。
▽国際原子力機関、ロシア軍の支配下にある南部ザポリージャ原発周辺を非武装地帯にするという提案について、ロシア側と協議。
▽欧州委員会のフォンデアライエン委員長、ウクライナのEU加盟交渉について、明確なタイムラインを示すことはできないと述べた。加盟には数十年かかる可能性がある。
▽ロシア民間軍事会社ワグネル、国内各地の刑務所で行っていた受刑者の採用を打ち切ったと発表。ワグネルは採用した受刑者をウクライナの前線に投入している。
▽イタリア国防省、ロシア軍は数日中にウクライナへの攻撃を強める兆候がみられると報告。
▽スロバキア政府、東部のウクライナ国境の警備を強化する取り組みの一環として、ドイツから短距離防空ミサイル「マンティス(MANTIS)」の供与を受けると発表。
▽ロシアのメドベージェフ前大統領、シベリアの都市オムスクの戦車工場を視察。ロシアはウクライナに対する西側の兵器供与に対抗して戦車の生産を増やすと表明した。
<2月8日>
▽ゼレンスキー大統領、英ウェストミンスター・ホールで演説。イギリスの支援に謝意を示したうえで、同盟国に戦闘機の供与を決断するよう改めて要請した。
▽ゼレンスキー大統領、イギリスを訪問。スナク首相と会談、チャールズ国王とも面会した。ゼレンスキー氏の外遊はウクライナ侵攻が始まって以降2度目。
▽ウクライナ大統領府、東部ドンバスの広い範囲でロシア軍の攻撃が続いていると報告。
▽ゼレンスキー大統領、パリに移動し、マクロン大統領・ショルツ独首相と会談。
▽ウクライナ大統領府、ゼレンスキー大統領は9日のEU首脳会議でさらなる兵器供与とウクライナのEU加盟手続きの迅速化を求めると明らかにした。
▽英政府、NATOの最新戦闘機でウクライナ軍パイロットを訓練すると表明。
▽在英・ロシア大使館、ウクライナへの戦闘機供与は軍事的・政治的に深刻な影響を及ぼすと警告。
▽ドイツ国防相、ウクライナに対する独製戦車「レオパルト2」の供与について、西側は約30両で構成される最初の大隊を3~4月に引き渡せるという見方示す。
<2月7日>
▽ゼレンスキー大統領、国防相人事を巡る混乱について、対ロシア戦争の結束を損なうようなうわさや偽情報の流布をやめるよう呼びかけた。
▽ウクライナ大統領府、いくつかの地域でロシア軍の砲撃が確認され、医療機関や民家が損傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシアの侵攻開始から1年を控え予想されるロシア軍の大規模攻勢について、東部ドネツク州とルハンシク州だけでなく、北東部ハルキウ州と南部ザポリージャ州も攻撃の対象に含まれる可能性があるという見方示す。
▽ウクライナ軍参謀本部、ロシア軍は東部ドネツク州バフムートや北東部ハルキウ州の一部地域に部隊を結集させていると報告。
▽ハーベック独副首相、訪問先のワシントンD.C.で、3月までにウクライナは数十両の独製戦車「レオパルト1」を自由に使えるようになる見込みと明らかにした。
▽仏パリ市長、ロシア代表のパリ五輪出場に反対表明。中立の立場であってもあり得ないと言明した。
▽北欧諸国の五輪委、国際オリンピック委員会に対し、ウクライナ侵攻を続けるロシアと隣国ベラルーシの選手の国際大会出場に反対する姿勢を改めて表明。
▽ドイツ・オランダ・デンマーク政府、旧型の独製戦車「レオパルト1」の在庫を産業界から集めて修復し、ウクライナに供与する資金を確保すると発表。
▽米国防総省、長距離ロケット発射装置と実弾、最大100億ドル相当をポーランドに売却する取引を国務省が承認したと発表。高機動ロケット砲システム「ハイマース」の発射装置18基、射程300kmの地対地ミサイル「エイタクムス」45発、誘導型多連装ロケット「GMLRS」1000発強がポーランドに売却される予定。
▽ロシア外務省、在モスクワ・米大使館に対し、ウクライナの軍事行動に関する偽情報の拡散を止めるよう要請。
▽ロシア国防相、欧米諸国によるウクライナへの軍事支援がNATOを実質的に紛争に引き込んでいると述べ、事態を予測できない次元にエスカレートさせる恐れがあると警告。
▽英国防省、ロシア軍は政治的圧力により、非現実的な目的を達成するために、経験の浅い部隊に頼らざるを得ない状況に陥っていると指摘。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍が大規模攻勢を仕掛けられるかどうかは不明だが、東部の一部地域に戦力を集中させれば、その地域に配備されたウクライナ兵は厳しい戦いを強いられるかもしれないと警告。
<2月6日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも1人が死亡、10人が負傷したと報告。
▽ウクライナ軍参謀本部、ドネツク州バフムートで激戦が続いていると報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、地元テレビ局のインタビューで、ロシア軍はバフムートなどに新しい部隊を集め、町を根絶やしにしようとしていると非難。
▽東部ルハンシク州のウクライナ知事、ロシア軍は新たな大規模攻勢を仕掛けるために弾薬の使用を控えており、同州に対する攻撃は沈静化していると報告。
▽ウクライナ大統領府、週内に国防相交代の予定はないと発表。前日の発言を撤回した。レズニコフ国防相は退任する予定だが、ロシア軍が大規模攻勢を準備している中での交代は避けたとみられる。
▽米政府、ロシア産アルミニウムの関税率を200%に引き上げ検討。
▽EU常任議長、ゼレンスキー大統領をEU首脳会議に招待したと発表。ゼレンスキー氏は早ければ週内にもブリュッセルを訪問すると伝えられている。
▽ノルウェー議会、73億ドル規模のウクライナ向け支援法案を可決。
▽国連人道問題調整事務所、侵攻開始以来、ウクライナ市民約800万人が国外にとどまり、530万人が国内で避難生活を送っていると発表。人口の40%にあたる1760万人が人道支援を必要としている。
▽米シンクタンク戦争研究所、ロシア軍は東部に部隊を集めているように「見せかけ」、南部への大規模攻勢準備を進めている可能性があると警告。
▽国際原子力機関、南部ザポリージャ原発周辺に非武装地帯を設置するという提案を実行に移すための協議を継続すると発表。IAEA代表団は今週、モスクワを訪問する予定。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムートを自ら戦闘機で空爆したと主張。
▽プーチン大統領、M7.8の地震に見舞われたトルコとシリアに支援申し出る。
▽ロシア連邦捜査委員会、ウクライナ軍が東部ドネツク州ソレダルと要衝バフムートで化学兵器を使用した疑いについて調査していると発表。証拠は示していない。
<2月5日>
▽ゼレンスキー大統領、5日に公開した動画で、東部ドネツク州の要衝バフムートなどで激戦が続いていると報告。
▽ウクライナ国防相、今月末にロシア軍が大規模攻勢を仕掛けてくるという見方示す。西側の同盟国に戦闘機を含むより強力な軍事支援を供与するよう改めて要請した。
▽ウクライナ議会、人事異動を公表。レズニコフ国防相が退任し、後任に国防省のキリロ・ブダノフ情報局長が就任する予定。異動時期は明らかにされていない。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍のロケット攻撃で民間人5人が負傷したとテレグラムに投稿。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍のロケット弾が市内のアパートを直撃し、民間人少なくとも5人が負傷したと発表。
▽独首相、地元紙のインタビューで、ゼレンスキー大統領は西側から供与された兵器について、ロシア領土の攻撃には使用しないことに同意していると明らかにした。
▽ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏、ドネツク州バフムートの一部地域で激戦が続いているとテレグラムに投稿。
▽英国防省、ロシア軍はドネツク州バフムート包囲に向けゆっくり前進しており、市内のウクライナ軍は孤立しつつあると報告。
▽ウクライナ国営電力会社ウクレエネルゴ、南部オデーサ州の広い範囲で停電が続いていると報告。復旧作業に全力を挙げていると述べた。
<2月4日>
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも3人が死亡したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の攻撃で民間人少なくとも2人が死亡、14人が負傷したとテレグラムに投稿。民家34戸、幼稚園2棟、診療所、図書館、文化センター、その他の建物が被害を受けた。
▽ウクライナ大統領府、ロシアとの捕虜交換でウクライナ人116人が解放されたと発表。
▽ロシア大統領府、UAEの仲介により、囚人を含むロシア兵63人がウクライナから帰国したと発表。
▽ウクライナ国営電力会社ウクレエネルゴ、ロシア軍のインフラ攻撃により、南部オデーサ州の広い範囲で停電が発生したと発表。政府と協力して復旧作業に当たっているとした。
<2月3日>
▽ゼレンスキー大統領、ビデオ演説で西側の兵器が適切に供与されれば、ロシア軍が東部で準備している大規模攻撃を撃退するチャンスがあると表明。さらなる軍事支援を強く呼びかけた。
▽ゼレンスキー大統領、キーウで欧州理事会のミシェル常任議長と欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談。ウクライナの早期EU加盟を改めて要請した。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも6人が死亡、20人が負傷したと報告。
▽東部ドネツク州のウクライナ知事、ロシア軍の砲撃で60歳の男性が死亡、少なくとも6人が負傷したと報告。アパート18棟、病院2棟、学校1棟が被害を受けた。
▽東部ハルキウ州政府、ロシア軍が市内のアパートを砲撃し、民間人2人が死亡したと報告。
▽米国防総省、ウクライナに対する22億ドル規模の追加軍事支援の一環として、精密誘導ロケット弾「地上発射型小直径爆弾(GLSDB)」を供与すると発表。GLSDBの射程距離は最大150kmで、高軌道ロケット砲システム「ハイマース」のほぼ2倍。
▽ロシア大統領府、米国がウクライナに長距離ミサイルを供与すると発表したことについて、プーチン大統領がボルゴグラード(旧スターリングラード)で行った演説を忘れてはならないと警告。プーチン氏は核兵器の使用に言及していた。
▽独政府、ウクライナに供与する主力戦車「レオパルト2」とは別に、国内企業が保有する旧式の「レオパルト1」をウクライナに送ることを承認。
▽米国務長官、米領内に中国の偵察気球が侵入したことを受け、来週の訪中を延期。
▽NATO、米国とロシアが締結した新戦略兵器削減条約(新START)について、ロシアが順守していないと懸念表明。
▽G7と豪政府、海上輸送されるロシア産石油製品の価格に上限を設定することで合意。ディーゼルなどの石油製品の上限価格は1バレル=100ドル、重油やナフサなどディスカウントされる石油製品の上限価格は45ドルとした。
▽ノルウェー政府、新世代の独製戦車「レオパルト2A7型」54両を購入すると発表。納入時期は2026~31年予定。同政府はウクライナに「レオパルト2A型」34両を供与するとしている。
▽仏国防省、同国とイタリアが共同開発した地対空ミサイルシステム「SAMP/T-マンバ」について、今春にウクライナに供与するための協議を終えたと発表。
<2月2日>
▽ゼレンスキー大統領、欧州委員会のフォンデアライエン委員長との会談で、ウクライナのEU加盟に向けた協議は年内に開始するのが妥当という見解示す。
▽ウクライナ大統領府、直近24時間のロシア軍による攻撃で民間人少なくとも8人が死亡、29人が負傷したと報告。
▽ウクライナ大統領府、東部クラマトルスクの住宅地にロシア軍のミサイルが着弾し、民間人少なくとも3人が死亡、21人が負傷したと発表。
▽米政府、ウクライナへの追加軍事支援として21億7000億ドル相当の兵器供与を準備。3日に発表する見通し。現地メディアはこの支援に長距離ミサイルが含まれると報じた。
▽プーチン大統領、南部ボルゴグラード(旧スターリングラード)で開かれたスターリングラード攻防戦から80年の記念行事で演説。ウクライナでの特別軍事作戦を第2次世界大戦中