▽中道右派・社会民主党(PSD)とその他右派保守政党との選挙連合である与党・民主同盟(AD)は過半数に届かなかった。
のモンテネグロ首相(AP通信).jpg)
ポルトガルで18日に行われた議会選挙(一院制、定数230)について、選挙管理委員会が19日にデータを更新し、極右シェーガ党(CHEGA)が第2党になることが確定した。
中道右派・社会民主党(PSD)とその他右派保守政党との選挙連合である与党・民主同盟(AD)は過半数に届かなかった。
PSDのルイス・モンテネグロ(Luís Montenegro)首相は19日の集会で支持者に謝意を示した。
海外からの投票はまだ集計されていない。
選管によると、19日午前の時点でADの獲得議席は89議席、得票率は32.7%。シェーガは58議席、得票率は過去最高の22.6%となっている。
ポルトガルの比例代表制では少なくとも42%の得票率を得なければ議会過半数を達成できない。
PSDのライバルである中道左派・社会党(PS)は議席を伸ばせず、第3党に降格することがほぼ確定した。
24年3月の議会選挙ではADの得票率が28%、PSが27%となり、AD少数政権が誕生した。
モンテネグロ氏はシェーガとの連立を拒否し、新たな少数政権を樹立すると表明している。
フランスの極右「国民連合(RN)」やドイツの極右「ドイツのための選択肢(AfD)」などと連携しているシェーガは反移民を推進し、性犯罪を繰り返す者に対する化学的去勢など、犯罪者に対するより厳しい刑罰を提案している。