◎頼氏がトランプ次期政権の関係者や閣僚候補と会談するかは不明だ。
2024年11月29日/台湾の頼清徳 総統(Getty Images/AFP通信)

台湾頼清徳(Lai Ching-te)総統が11月30日、就任後初となる米国訪問を含む南太平洋歴訪を開始した。

頼氏はハワイとグアムに立ち寄る予定。台湾を自国領土と主張し、台湾の最大の支援国であり軍事支援国である米国との公式な交流に反対する中国はこの計画に猛反発している。

頼氏はマーシャル諸島、ツバル、パラオで首脳らと会談する予定だ。

頼氏は出発に先立ち、桃園国際空港で記者団に対し、「民主主義、平和、繁栄という価値観を武器に、同盟国との協力を引き続き拡大し、パートナーシップを深め、台湾が民主主義のモデルとしてだけでなく、世界の平和と安定、そして豊かな発展を促進する国であることを世界に知らしめたい」と語った。

台湾は米国や日本を含む数十カ国と強固な関係を保っているが、正式に外交関係を結ぶ国は12カ国しかない。

頼氏がトランプ次期政権の関係者や閣僚候補と会談するかは不明だ。

トランプ(Donald Trump)次期大統領は7月、ブルームバーグのインタビューで、「台湾はもっと防衛費を負担すべきだ」と述べていた。台湾は米国から数十億ドルの防衛兵器を購入している。

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