◎ブルキナの国土のおよそ半分が軍政の管理下になく、過激派の支配下に置かれている。
西アフリカ・ブルキナファソ東部で民間の自家用機が離陸に失敗して樹木に激突し、少なくとも5人が死亡、2人が負傷した。国営メディアが6日に報じた。
それによると、この自家用機は軍政の管理下にあるサヘル地域の空港を離陸した直後に樹木に激突、炎上したという。
国営テレビが公開した写真には墜落現場とみられる場所に散乱した自家用機の残骸が写っていた。
それ以上の詳細は不明。正常に離陸できなかった原因も分かっていない。
ブルキナ東部と北部では軍政とイスラム過激派による戦闘が激化。この空港は軍政の管理下に置かれているものの、自家用機が向かっていた空港に管制塔はなく、過激派の支配地域とみられる。
国土のおよそ半分が軍政の管理下になく、過激派の支配下に置かれている。
軍政はイスラム国(ISIS)や国際テロ組織アルカイダを含む過激派の反乱に何年も悩まされてきた。
一連の戦闘やテロ攻撃で死亡した民間人は数千人と推定されている。被害の全容は明らかになっておらず、調査が進む目途も全く経っていない。
軍政は過激派の支配下に置かれた地域への立ち入りを禁じている。