◎キューバの代表チームにプロ選手が選ばれたのは初めて。
キューバの野球連盟は26日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表30名を発表し、MLBと日本のプロ野球でプレーする選手を選出した。
キューバの代表チームにプロ選手が選ばれたのは初めて。
キューバの野球連盟は長い間、共産党の政策に反するとして、国を離れてプロ野球でプレーする選手を罰してきた。
連盟は26日、国営テレビを介して代表30名を発表。その中にはMLBでプレーする5名と日本プロ野球の2名が含まれていた。
MLB
▽シカゴ・ホワイトソックス:ヨアン・モンカダ 三塁手
▽シカゴ・ホワイトソックス:ルイス・ロベルト 外野手
▽デトロイト・タイガース(AAA):アンディ・イバニェス 内野手
▽オークランド・アスレチックス(AAA):ミゲル・ロメロ 投手
▽カンザスシティ・ロイヤルズ(AAA):ロナルド・ボラニョス 投手
日本野球
▽福岡ソフトバンクホークス:ジュリスベル・グラシアル 外野手
▽中日ドラゴンズ:アリエル・マルティネス 捕手
MLBニューヨーク・メッツでプレーしたヨエニス・セスペデス外野手(オールスター2回出場)もチームに合流する予定だ。
MLBは米政府のキューバ制裁に基づき、MLBでプレーする選手の帰国を禁じている。今回選出された5名がキューバ代表としてプレーするには米政府の特別な許可が必要になる。
キューバは野球を国技としているが、経済的困難や有望選手の国外流出により、国内のアマチュア野球は衰退の一途をたどっている。