10代のスキンケアは「シンプル」が基本、専門家が勧める5つのポイント
専門家が最初に挙げるのは、スキンケアを単純にすることだ。
.jpg)
思春期の肌をめぐり、SNSで広がる「美肌」や「グラススキン」への関心が、10代のスキンケアを複雑にしている。専門家は多数の美容液やトナー、マスクなどを重ねるより、肌への負担を抑えた基本的なケアを続けることが重要だとしている。
専門家によると、13~18歳の80%以上が何らかのニキビを経験する。思春期にはホルモンの影響で皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まりやすくなるため、黒ニキビや白ニキビ、炎症を伴うニキビが生じる。皮膚科医のザイナブ・ラフタ(Dr. Zainab Laftah)医師は、思春期のニキビは一般的で、治療可能なものだと説明している。
専門家が最初に挙げるのは、スキンケアを単純にすることだ。基本は、刺激の少ない洗顔料、香料を含まない保湿剤、SPF30以上の広域スペクトルの日焼け止めの3点で十分だという。肌の状態に応じて成分を追加することはできるが、最初から多くの商品を使う必要はない。
2つ目は、商品や成分を増やし過ぎないことだ。ピーリングや強い酸、レチノイドなどを頻繁に使用すると、肌のバリア機能を損なって乾燥や炎症を招く可能性がある。専門家は、成人向けの複雑な美容ルーティンをそのまま10代に取り入れることに注意を促している。サリチル酸は脂性肌やニキビができやすい肌に役立つ場合がある一方、使い過ぎれば乾燥や刺激につながるという。
3つ目は、睡眠と食生活に目を向けることだ。睡眠不足はストレスホルモンであるコルチゾールの上昇を通じて、ニキビを悪化させる可能性がある。また、高糖質・高炭水化物の食事やホエイプロテインなどとニキビの悪化との関連を示す研究もある。ただし、肌の反応には個人差があり、特定の食品が全員に同じ影響を与えるわけではない。
4つ目は、ニキビを潰したり触ったりしないことだ。患部を押すことで炎症が深くなり、瘢痕や色素沈着につながる可能性がある。専門家は、表面的なニキビから出る液体を吸収し、触るのを防ぐハイドロコロイド製のニキビパッチを選択肢として挙げている。
5つ目は、症状が続く場合に医師へ相談することだ。特に痛みを伴う嚢胞性ニキビや、瘢痕を残すようなニキビでは、処方薬による治療が必要になる場合がある。SNS上の美容情報だけで対処せず、かかりつけ医や皮膚科医に相談することが勧められている。
また、男子では皮脂の増加に加えて、ひげそりによる刺激や毛嚢炎が問題になることがある。専門家は、入浴後にひげをそり、シェービングフォームなどで肌を滑らかにしたうえで、毛の生える方向に沿って処理することを勧めている。
SNSでは加工された画像や複雑な美容法が目立つが、専門家が示す10代のスキンケアはむしろ単純だ。「洗う、保湿する、紫外線を防ぐ」という基本を軸にし、必要以上に成分を重ねないことが、思春期の肌を守るための重要な考え方となっている。
