2026年度上半期「人手不足」倒産、過去最多の240件、賃上げ疲れ、自然の摂理と言う意見も
2026年度上半期の人手不足倒産240件という数字は、日本企業が「人が足りない」という段階から、「人を確保するためのコストを負担できない」という段階へ移行していることを示している。

現状(2026年10月時点)/現象の概要――何が起きているのか?
2026年10月時点の日本経済では、「人手不足」が単なる採用難の問題から、企業の存続そのものを左右する段階へ移行している。東京商工リサーチによると、2026年度上半期(4~9月)の「人手不足」倒産は240件に達し、前年同期比17.0%増となったうえ、2013年の調査開始以降で年度上半期として過去最多を更新した。コロナ禍の2021年度同期の26件を底として5年連続で増加しており、人手不足が企業倒産に直結する傾向が明確になっている。
ここで重要なのは、今回の問題を「求人を出しても人が集まらない」という採用市場だけの問題として捉えてはいけないことである。人手不足によって企業は採用条件を改善し、賃金を引き上げ、既存従業員の離職を防ごうとするが、そのための人件費増加を十分に売価へ転嫁できなければ、売上が増えても利益が残らないという状態に陥る。
つまり現在起きているのは、「人がいない」という供給側の問題と、「賃金を上げなければ人が来ない」という労働市場の問題、さらに「賃金を上げた分を顧客から回収できない」という価格形成の問題が同時に発生する現象である。人手不足は企業の採用担当者だけが処理すべき問題ではなく、企業の収益構造、取引関係、地域の需要、さらには産業そのものの存続可能性に波及している。
この傾向は、2026年1~6月の状況を見ても明確である。東京商工リサーチでは2026年上半期の「人手不足」関連倒産が237件、前年同期比37.7%増となり、このうち「人件費高騰」による倒産は120件、前年同期比140.0%増と2.4倍に急増した。今回の年度上半期240件という数字は、この流れが7~9月も途切れず続いたことを示している。
帝国データバンクの調査でも、2026年上半期の人手不足倒産は227件と過去最多を更新している。さらに2026年7月には、正社員が不足していると回答した企業が51.3%に達しており、7月として4年連続で5割を超えたことからも、人手不足が一時的な景気変動ではなく、企業経営の基礎条件になりつつあることが分かる。
特に注目すべきなのが、倒産の中身の変化である。東京商工リサーチによれば、2026年度上半期の240件のうち、「人件費高騰」を原因とするものは130件で、前年同期比75.6%増となった。全体の54.1%を占めており、「人が採れないため倒産する」という従来型の人手不足倒産から、「人を確保するために賃金を上げた結果、経営が持たなくなる」という新しい段階への移行が読み取れる。
この意味で、現在の人手不足倒産は二重の圧力によって発生している。一方では求人市場における人材獲得競争が激しくなり、他方では物価上昇や最低賃金引き上げなどによって、人材を雇用するために必要なコストそのものが上昇している。
さらに、企業側が負担するのは基本給だけではない。人手不足に対応するための採用条件改善、社会保険料、教育費、離職者の補充に伴う募集費用など、人材を確保して維持するための費用が継続的に発生する。帝国データバンクも、人件費の上昇分を価格へ反映できなければ、賃上げの原資が確保できず、人材採用や定着、サービス品質の維持に影響しかねないと指摘している。
したがって、「賃上げ疲れ」という言葉は、単に経営者が賃金上昇を嫌がっているという意味ではない。むしろ、従業員の生活維持や人材確保のために賃上げが必要であることを認識しながら、その原資を十分に生み出せない企業が増えているという構造的な問題を表している。
小規模事業者の直撃
今回の現象を考えるうえで最も重要なのが、小規模事業者への集中である。東京商工リサーチによると、2026年度上半期の人手不足倒産240件のうち、資本金1,000万円未満の企業は159件で、全体の66.2%を占めた。前年同期比でも33.6%増となっており、大企業よりも資金余力の小さい企業ほど人件費上昇の影響を受けやすい構図が鮮明になっている。
小規模企業では、従業員数が少ないため、一見すると人件費総額も小さいように見える。しかし実際には、数人の採用や離職が経営全体に与える影響が大きく、1人当たりの賃金を大幅に引き上げなければ採用市場で競争できない場合、固定費の上昇率は企業規模に比べて非常に大きくなる。
例えば従業員5人の企業で1人が退職した場合、その穴を埋めるために残った従業員の負担が増える。その状態で新規採用を行えば、経験者を確保するために従来より高い給与を提示する必要が生じ、さらに採用できなければ求人期間が長期化するという循環が生まれる。
この問題は、単純な経営努力だけでは解決できない場合がある。大企業が高い賃金を提示できる地域では、中小企業が同じ条件を提示するために利益を削らなければならず、結果として「人材を確保するために利益を失う」という逆説的な状況が発生する。
帝国データバンクの2026年上半期倒産統計でも、負債5,000万円未満の倒産が全体の62.2%を占めている。人手不足だけを原因とする数字ではないものの、日本の企業倒産そのものが小規模事業者を中心としていることを示しており、人件費・物価・資金調達環境など複数のコスト上昇が小規模企業に集中していることを示唆する。
この段階になると、「賃上げできない企業は淘汰される」という市場原理だけでは説明が不十分になる。問題は、賃上げ能力の低い企業がすべて非効率な企業なのか、それとも取引先との価格交渉力が弱く、必要なコストを販売価格へ転嫁できないだけなのかを区別する必要があるからである。
この点は、今後の議論で極めて重要になる。人手不足倒産の増加を「弱い企業が退出している」とだけ見るなら、そこには経済の新陳代謝という肯定的な側面が存在するが、地域に必要なサービスを担う企業まで資金繰りによって消滅しているなら、単純な市場淘汰とは性質が異なる。
労働集約型産業での多発
人手不足倒産が特定の業種に集中する背景には、産業ごとの生産構造の違いがある。東京商工リサーチによると、2026年度上半期の人手不足倒産240件のうち、サービス業が91件、建設業が55件となり、この2業種だけで全体の60.8%を占めた。人間の労働そのものがサービスや生産能力に直結する業種ほど、人手不足がそのまま売上機会の喪失や事業継続困難につながりやすい。
労働集約型産業では、設備を増やせば一定程度まで生産量を増やせる製造業とは異なり、人間の労働時間や人数がサービス供給量を規定する。飲食店なら調理や接客、運送業なら運転、介護事業なら介助、建設業なら現場作業というように、人員を減らせばそのまま営業可能時間や受注能力の縮小につながる。
このため、人手不足になると企業は「仕事を減らして対応する」という選択を迫られる。営業時間を短縮したり、受注を断ったり、配送件数を減らしたりすることで従業員への負担を抑えることはできるが、売上も同時に減少するため、固定費を吸収できなくなる危険がある。
さらに厳しいのは、需要そのものが存在しているにもかかわらず、人手が足りないために仕事を受けられないケースである。この場合、企業には潜在的な売上が存在するにもかかわらず、それを実際の売上へ転換する能力が不足していることになる。人手不足は単なる費用増加ではなく、企業の供給能力そのものを制約する。
建設業はその典型である。受注案件が存在しても、現場監督や技能労働者を確保できなければ工事を進められず、工期の長期化や追加コストの発生につながる。人材を確保するために賃金を引き上げれば利益率が低下し、逆に賃金を抑えれば採用できないという二方向からの圧力が生じる。
サービス業も同様である。特に飲食、宿泊、生活関連サービス、介護などでは、機械による完全な代替が難しく、一定の人数を確保しなければ営業そのものが成立しない。人手不足が長期化すれば、営業時間の短縮、店舗閉鎖、事業規模縮小などを経て、最終的に倒産へ至る企業が増える。
この構造を考えると、現在の人手不足倒産は「求人を出しても応募者がいない」という入口の問題だけではない。人員不足によって供給能力が落ち、その結果として売上が伸びず、一方で人材確保のための費用だけが増えるという、収益構造そのものの悪化が問題になっている。
「人件費高騰」による倒産の急増
今回の人手不足倒産を特徴づけているのが、「人件費高騰」を直接的な要因とする倒産の急増である。東京商工リサーチによると、2026年度上半期の人件費高騰による倒産は130件に達し、前年同期比75.6%増となった。人手不足倒産240件のうち54.1%を占めるため、現在では「人手が足りない」ことと「人を雇うためのコストが高い」ことがほぼ一体化している。
この変化は、人手不足問題の質が変わったことを意味する。かつての典型的な人手不足倒産では、経営者が必要な人員を採用できず、受注をこなせなくなったり、経営者自身の過重労働によって事業継続が困難になったりするケースが中心だった。
現在はそこに「採用するためのコスト」という新しい問題が加わっている。企業が求人市場で人材を獲得するには、過去の賃金水準では競争できず、給与や待遇を引き上げる必要がある。その結果、採用に成功しても、その人材を維持するための固定費が恒常的に上昇する。
特に問題となるのが、賃金上昇が一度限りの費用ではないことである。設備投資であれば投資時点で費用が発生するが、賃金は原則として毎月発生し続ける。1度引き上げた基本給を簡単に元へ戻すことはできないため、売上が伸びない企業にとって賃上げは恒常的な固定費増加となる。
さらに、採用競争による賃上げは新規採用者だけに限定できない。新しく入社する人だけ給与が高くなれば、既存従業員との賃金バランスが崩れるため、在籍者の賃金も引き上げる必要が生じる。結果として、1人を採用するための賃上げが全従業員の人件費上昇へ波及する可能性がある。
この問題を企業経営の側から見ると、非常に厳しい構造が見えてくる。採用しなければ売上を確保できないが、採用するために賃金を上げれば利益が減るという「採用しても苦しい、採用しなくても苦しい」という状況である。
東京商工リサーチの2026年上半期調査では、人件費高騰による倒産が120件に達し、前年同期比140.0%増となっていた。年度上半期では130件となったことからも、2026年に入ってから人件費上昇が倒産要因として急速に存在感を増していることが分かる。
深刻化の背景:なぜ「賃上げ疲れ」が起きているのか?
では、なぜ企業は賃上げによって疲弊するのか。最大の理由は、賃金上昇に見合うだけの売上高や付加価値を確保できる企業と、確保できない企業の差が拡大しているためである。
日本では物価上昇への対応、人材確保、最低賃金の引き上げなど複数の要因が重なり、企業に賃上げを求める圧力が強まっている。しかし、賃金を上げること自体は企業の売上を自動的に増やすものではない。企業が生み出す付加価値や価格転嫁が同時に進まなければ、賃上げ分は利益を圧迫する。
大企業の場合、製品価格の見直し、海外市場での収益、内部留保、設備投資による生産性向上など、複数の手段によって賃上げ原資を確保できる場合がある。これに対して小規模企業では、売上の大部分を限られた取引先や地域の消費者に依存している場合が多く、価格を引き上げる余地が小さい。
そのため、「賃金を上げること」と「価格を上げること」の間に時間差が生じる。従業員への給与支払いは毎月発生する一方、価格交渉が成立するまでには時間がかかるため、企業は先にコスト増を負担しなければならない。
さらに、価格転嫁が実現したとしても、それで問題が完全に解決するとは限らない。競争が激しい市場では、販売価格を引き上げた企業から顧客が離れる可能性があり、価格転嫁による利益改善と販売数量減少との綱引きになるからである。
帝国データバンクは2026年7月の価格転嫁率について、企業がコスト上昇分をどの程度販売価格へ反映できているかを調査している。こうした調査が継続的に行われていること自体、賃金や原材料などのコスト上昇を販売価格へ反映できるかどうかが、現在の企業経営における重要な論点となっていることを示している。
「賃上げ疲れ」の本質は、経営者が賃上げに反発していることではない。むしろ、従業員を確保するために賃上げせざるを得ない企業ほど、売上や利益を増やす速度が賃金上昇に追いつかず、資金繰りに余裕がなくなるという点にある。
ここで重要なのは、賃上げそのものを問題視してはならないということである。賃金上昇は消費者の購買力を高め、労働者の生活を支え、人材流出を抑える効果が期待できる。しかし、賃上げを支える企業側の収益力が伴わなければ、その費用を負担する企業が市場から退出するという逆説的な結果を招く。
したがって、2026年の人手不足倒産を理解するには、「賃金が高くなったから倒産した」という単純な説明では不十分である。より正確には、人材獲得競争によって賃金が上昇し、その上昇分を価格や生産性によって吸収できない企業に経営負担が集中していると見るべきである。
そして、この問題の核心は次の段階にある。企業が賃金を上げても、その分を顧客や取引先から回収できなければ、賃上げは企業の内部留保や運転資金を削ることになるからである。
価格転嫁の壁
人手不足による賃金上昇が企業倒産につながる最大の経路の一つが、価格転嫁の難しさである。企業が人件費を増やしても、その増加分を商品価格やサービス料金に反映できれば、理論上は利益を維持できるが、現実には人件費の転嫁は原材料費などに比べて進みにくい。
帝国データバンクが2026年7月に実施した調査では、コスト上昇分を販売価格などへどの程度反映できたかを示す価格転嫁率は39.9%となり、前回の42.1%から2.2ポイント低下した。つまり、企業が負担するコスト上昇分が100円増えたとしても、平均的には約40円しか価格へ反映できず、残りを企業側が吸収している計算になる。
さらに重要なのは、コスト項目によって転嫁のしやすさが大きく異なる点である。2026年7月の調査では、原材料費の価格転嫁率が47.3%だったのに対し、人件費は32.0%、物流費は34.5%、エネルギーコストは29.6%にとどまった。
人件費が転嫁しにくい理由は、原材料価格のように「仕入れ価格が何円上がった」という客観的な証拠を示しにくいことにある。人件費は複数の商品やサービスにまたがって発生する間接的な費用として扱われやすく、取引先に対して「賃金が上がったから、その分だけ販売価格を上げてほしい」と交渉しても、容易には認められない場合がある。
この問題は、小規模企業ほど深刻である。同じ2026年7月調査では、価格転嫁率は大企業41.6%、中小企業39.7%、小規模企業38.3%となっており、企業規模が小さくなるほど転嫁率が低下している。
背景には取引上の交渉力の差がある。大企業や大手発注者と取引する小規模企業は、取引関係を失うことへの懸念から、必要な値上げを要求しにくく、さらに価格交渉に必要な原価計算や資料作成を担う人材も不足しやすい。
ここに人件費上昇が加わると、問題はさらに複雑になる。人件費は一度上昇すると毎月継続して発生する固定的な支出であり、原材料価格の一時的な上昇とは違って、企業が長期間にわたって負担し続けなければならないからである。
そのため、人手不足による賃上げと価格転嫁の失敗が重なると、企業の利益率は徐々に低下する。売上高が前年並みでも人件費だけが増加すれば利益は減少し、さらに社会保険料なども連動して増えるため、最終的には利益だけでなく手元資金まで圧迫する。
帝国データバンクの2026年上半期調査では、物価高倒産が556件に達し、上半期として過去最多となった。そのうち「人件費」を要因とするものは145件で、前年同期比29.5%増となっており、人件費上昇が単独の問題ではなく、物価高と価格転嫁難が生み出す倒産要因として存在感を強めている。
「採用のための賃上げ」が招く資金枯渇
人手不足が深刻になるほど、企業は採用条件を改善せざるを得なくなる。特に求人市場で競合する企業が給与を引き上げれば、従来と同じ給与水準を維持する企業は応募者を獲得できなくなり、採用活動そのものが機能しなくなる。
帝国データバンクの2026年度賃金動向調査では、賃金改善を見込む企業が63.5%に達し、ベースアップを実施する企業も58.3%となった。賃上げの理由では「労働力の定着・確保」が74.3%で最も高く、人手不足が賃金上昇の主要な原動力になっている。
これは企業にとって合理的な対応である。賃金を上げて従業員を確保できれば、離職による採用費用や教育費を抑えられ、現場の安定にもつながるため、短期的には賃上げが企業防衛策になる。
しかし問題は、その賃上げを支えるだけの利益があるかどうかである。帝国データバンクの調査では、2026年度の総人件費は平均4.51%増、中小企業の従業員給与は平均4.53%増と試算されている一方、賃上げを行わない企業の理由として「自社の業績低迷」が55.1%で最も高かった。
ここには明確な矛盾が存在する。人手を確保するためには賃上げが必要だが、業績が低迷している企業ほど賃上げの余力がないのである。
しかも賃上げは給与だけで終わらない。企業が従業員の給与を引き上げれば、事業主負担分の社会保険料なども増えるため、企業側から見た実際の人件費増加は給与額の上昇だけでは測れない。
さらに、採用競争によって新規採用者の給与が上昇すると、既存従業員との賃金格差を調整する必要も生じる。「新しく入った人だけ給与が高い」という状況になれば、長年勤務している従業員の不満が高まり、むしろ離職を誘発する可能性がある。
その結果、企業は新規採用者の給与を上げ、既存従業員の給与も引き上げ、それでも人手が足りなければさらに採用条件を改善するという循環に入る。この循環を売上増加や価格転嫁で吸収できなければ、手元資金が少しずつ流出していく。
特に危険なのは、赤字になった瞬間ではなく、その前段階である。企業は帳簿上の利益が残っていても、給与、社会保険料、仕入れ代金、税金、借入金返済などの支払いが先に発生すれば、運転資金が枯渇する可能性がある。
したがって、「賃上げ疲れ」とは利益率の低下だけを意味しない。より深刻な場合には、企業が事業を継続するために必要な現金そのものが減少する「資金繰り疲れ」へ発展する。
帝国データバンクは2026年度について、無理な賃上げが社会保険料負担の増大につながり、賃上げ原資に乏しい中小企業に大きな負担となる可能性を指摘している。賃金上昇を企業の売上や利益の増加につなげられなければ、賃上げが経営体力を奪うという逆説が成立する。
大企業との賃金格差による人材流出
さらに現在の人手不足問題を複雑にしているのが、大企業と中小企業の賃金格差である。労働者がより高い賃金や良好な待遇を求めて転職しやすくなれば、資金力のある企業へ人材が移動することになる。
これは労働市場が正常に機能している結果ともいえる。より高い生産性を実現している企業へ労働力が移動すれば、経済全体の資源配分が改善する可能性があるからである。
しかし、個々の中小企業から見れば、経験を積んだ従業員の流出は重大な打撃になる。特に従業員数が少ない企業では、1人の熟練従業員が抜けるだけで営業能力や技術力が大きく低下する場合がある。
帝国データバンクによれば、2025年の人手不足倒産のうち、従業員の退職を要因とする「従業員退職型」は124件となり、前年の90件から約4割増加して過去最多となった。建設業やサービス業などで目立ち、賃上げができない中小企業からの人材流出が倒産につながる事例が増えている。
ここで重要なのは、「採用できない企業」だけが人手不足倒産の対象ではなくなっていることである。現在は、これまで働いていた従業員がより条件の良い企業へ移ることによって、残された企業の事業継続能力が失われるケースが増えている。
2026年7月の帝国データバンクの倒産調査でも、現場作業を担う職人や営業担当者の相次ぐ退職によって事業運営が困難になったケースが確認されている。さらに、コスト上昇分を商品やサービス価格へ転嫁できず、賃上げ原資を確保できないことで中核人材の流出を止められないケースも指摘されている。
この現象は一種の「負の選別」ともいえる。資金力のある企業は人材を高い賃金で獲得できる一方、資金力のない企業では人材流出が起こり、その結果として生産能力が低下し、売上が減少し、さらに賃上げが困難になるからである。
つまり、人手不足は企業間で均等に発生しているわけではない。高い賃金を提示できる企業へ労働力が集中し、低い賃金しか提示できない企業から労働力が流出することで、企業間の格差がさらに拡大する可能性がある。
「賃上げ疲れ」の本質
ここまでの状況を整理すると、現在の賃上げ疲れは「企業が賃上げを嫌がっている」という単純な現象ではない。むしろ、企業が人材を確保するために賃上げを必要とされながら、そのコストを価格に転嫁できず、同時に大企業などとの人材獲得競争にもさらされるという、三重の圧力によって生じている。
すなわち、「採用するための賃上げ」「既存従業員を引き留めるための賃上げ」「取引先へ転嫁できない人件費」が同時に発生しているのである。この三つが重なれば、売上が一定であっても企業の利益と手元資金は減少する。
そして、ここから「人手不足で倒産する企業は、そもそも市場から退出すべき企業なのではないか」という議論が出てくる。実際、労働者がより生産性の高い企業へ移動し、低生産性企業が退出することは、経済学的には必ずしも悪い現象ではない。
「自然の摂理」という意見に対する検証と分析
人手不足による倒産が過去最多となるなか、「人を集められない企業や、十分な賃金を払えない企業が市場から退出するのは自然の摂理だ」という意見がある。この考え方には一定の経済合理性があり、すべてを誤った見方として否定することはできないが、一方で現在の人手不足倒産を全面的にこの論理で説明することにも問題がある。
市場経済では、企業が労働力、資本、技術などの経営資源を競争によって獲得する。より高い賃金を提示できる企業に労働者が移動し、収益性の低い企業が縮小・退出するなら、限られた労働力がより高い付加価値を生み出す企業へ移動することになる。
この意味では、人手不足による企業淘汰には「経済の新陳代謝」という側面がある。人手不足という制約が存在することで、企業は従来の低賃金・長時間労働に依存した経営を続けることが難しくなり、設備投資や業務効率化、事業再編などを迫られるからである。
特に人口減少が続く日本では、企業が過去と同じ人数の従業員を確保し続けることは構造的に難しい。労働人口が減少するなかで企業数だけが従来通り維持されれば、1社当たりが利用できる労働力は減少するため、企業間の人材獲得競争が激しくなるのは当然である。
したがって、「人手不足を前提とした経営へ移行できない企業が退出する」という現象そのものは、人口構造の変化に対する市場の調整機能として理解できる。問題は、退出する企業が本当に経済的な非効率企業なのか、それとも価格形成や取引慣行などの構造的な問題によって退出を余儀なくされた企業なのかという点にある。
ここを区別しなければ、「自然の摂理」という言葉が単なる結果論になってしまう。市場で倒産したという事実だけをもって、その企業が社会的に不要だったと判断することはできない。
肯定される側面(経済の新陳代謝論)
経済学において企業の退出は、必ずしも経済の衰退を意味しない。企業が新規参入と退出を繰り返すことで、資本や労働力がより効率的な企業へ移動し、経済全体の生産性が高まる可能性があるからである。
人手不足は、この新陳代謝を強制的に進める圧力として機能する可能性がある。安い労働力を大量に投入することで成立していた事業モデルが維持できなくなれば、企業は少ない人数でより多くの価値を生み出す経営へ転換せざるを得なくなる。
例えば、飲食店で従来10人必要だった作業を7人で処理するために調理設備を更新する、予約や会計を自動化する、営業時間を見直すなどの対応が考えられる。建設業でも、熟練者の経験だけに依存するのではなく、施工管理のデジタル化や機械化によって一人当たりの生産性を高める余地がある。
このような投資が進めば、人手不足は単なる供給制約ではなく、企業の経営改革を促す要因になる。企業が「人がいないから何もできない」と考えるのではなく、「少ない人数でも事業を維持できる仕組みに変える」という方向へ移行できれば、人手不足そのものが生産性向上の契機となる。
また、賃金上昇にも同様の側面がある。労働者を低賃金で長期間確保できる環境では、企業が設備投資や業務改善を急ぐ必要性が低下する場合があるが、賃金が上昇すれば、人間の労働を単純に増やすよりも機械化や効率化を進めた方が経済合理性を持つケースが増える。
つまり、賃金上昇は企業にとって短期的には負担であっても、長期的には「人を安く大量に使う経営」から「少ない人数で高い付加価値を生み出す経営」への転換を促す可能性がある。
労働生産性の向上
この観点から重要になるのが労働生産性である。人手不足が深刻化する社会では、単純に労働者数を増やして経済成長を維持することが難しいため、一人の労働者が生み出す付加価値を高める必要がある。
労働生産性を高める方法は、単純な作業速度の向上だけではない。設備投資、業務の標準化、情報化、物流効率化、管理業務の削減、商品の高付加価値化など、労働者が生み出す価値そのものを高めることが重要になる。
例えば、同じ10人の従業員が従来より高い価格で販売できる商品やサービスを提供できれば、賃金を上げても企業に利益が残る可能性が高くなる。逆に、低価格の商品やサービスを大量に提供するだけの事業では、人件費上昇によって利益が急速に圧迫される。
したがって、現在の賃上げ圧力は、単なる賃金問題ではなく、企業の付加価値創出能力を問う問題でもある。賃金を上げることと生産性を上げることを別々の政策課題として扱うのではなく、両者を同時に進める必要がある。
ただし、ここにも注意が必要である。すべての企業が短期間で生産性を大幅に高められるわけではなく、特に介護、保育、医療、宿泊、飲食など、人間によるサービスそのものが価値の中心となる業種では、機械化だけで労働需要を大幅に減らすことは難しい。
さらに、地方では市場規模そのものが小さいため、都市部と同じ規模の設備投資を行っても投資回収が難しい場合がある。したがって、「生産性を上げれば解決する」という説明だけでは、地域企業が抱える制約を十分に説明できない。
人材の最適配属
人手不足がもたらすもう一つの変化が、人材の最適配属である。労働力が不足すれば、企業は限られた人材をどこに配置すれば最も大きな付加価値を生み出せるかを考えざるを得なくなる。
これまで企業内で行われていた事務作業を外部委託したり、管理職が担っていた定型業務を情報システムへ移したりすることで、専門性の高い人材を本来の業務へ集中させることができる。人手不足は、組織内部に存在する「見えない無駄」を発見するきっかけにもなる。
企業間でも同じことが起こる可能性がある。生産性の低い事業から労働者が退出し、生産性の高い企業へ移動すれば、労働力全体の配分が変化する。
この点から見れば、「人手不足倒産が増えることは、労働市場の調整過程の一部だ」という主張には一定の根拠がある。企業が従来の経営方法を変えず、低賃金に依存したまま事業を続けることが難しくなれば、労働者はより高い賃金を支払える企業へ移り、その結果として産業構造が変化するからである。
しかし、こうした人材移動が社会全体にとって望ましい結果をもたらすためには、労働者が実際に移動できる環境が必要になる。職業訓練、転職支援、住宅、交通、家族事情などの制約があるため、単純に「生産性の高い企業へ人が移る」と考えることはできない。
また、企業が退出した後に、その地域で同じサービスを提供する企業が存在するとも限らない。市場競争による企業淘汰が効率性を高める一方で、生活に必要なサービスまで失われる可能性がある点は、次回の重要な論点になる。
「自然の摂理」論の限界
以上を踏まえると、「人手不足で倒産する企業は自然に淘汰されるべきだ」という意見には、半分の真実と半分の危険性がある。生産性の低い企業が退出し、労働力がより生産性の高い企業へ移動することは、長期的な経済成長にとってプラスになり得る。
しかし、企業の退出理由をすべて経営能力の不足に帰することはできない。価格転嫁力、取引先との交渉力、地域の人口減少、大企業との賃金競争、最低賃金上昇、社会保険料負担など、企業自身では短期間に変更できない要因が複雑に絡んでいるからである。
特に、価格転嫁率が100%から大きく離れている状況では、人件費上昇のすべてを企業の経営努力で吸収することには限界がある。企業が必要な価格改定をできないまま賃金だけを引き上げれば、経営体力が弱い企業ほど退出しやすくなる。
したがって、2026年の人手不足倒産を「自然の摂理」と表現するなら、その意味は「市場の調整機能が働いている」という限定的な意味にとどめるべきである。それを「倒産した企業には存在価値がなかった」という意味まで拡張すると、現実の経済構造を見誤ることになる。
むしろ重要なのは、どの企業が退出し、どの企業が残るのかによって、経済全体の結果が大きく変わるという点である。高生産性企業への人材移動なら望ましいが、地域に不可欠な企業が資金繰りや価格交渉力の弱さだけを理由に消滅するなら、それは単純な効率化とはいえない。
そして、ここから問題は企業単体の経営論を超える。建設、物流、介護、医療、宿泊、飲食などの事業者が地域から消えれば、住民生活や地域インフラそのものに影響するからである。
懸念される側面・リスク(単なる「自然の摂理」で片付けられない理由)
ここまで見てきたように、人手不足による企業退出には経済の新陳代謝を促す側面がある。しかし、2026年度上半期に人手不足倒産が240件に達し、そのうち資本金1,000万円未満の企業が159件、66.2%を占めたという事実を踏まえると、これを一律に「非効率な企業の自然淘汰」とみなすことには明確な限界がある。
なぜなら、企業の生産性だけではなく、取引上の交渉力、地域の人口規模、顧客の価格許容度、人材の移動可能性など、個々の企業が短期間では変更できない条件が倒産を左右しているからである。特に小規模企業ほど価格決定力が弱く、2026年7月の価格転嫁率も大企業41.6%に対して小規模企業38.3%にとどまっている。
このため、「高い賃金を払えない企業は退出すべきだ」という議論には、企業側の事情を過度に単純化する危険がある。賃金を払う能力は、その企業がどれだけ優れた商品やサービスを提供しているかだけでなく、取引先との力関係や地域市場の大きさによっても左右されるからである。
さらに、人手不足倒産によって企業が退出しても、その労働者が直ちに別の企業へ移動できるとは限らない。地方では求人そのものが少なく、転職のために居住地を移すことも容易ではないため、企業退出がそのまま労働力の効率的な再配置につながるとは限らない。
したがって、「自然の摂理」という表現を使う場合には、少なくとも2つの現象を区別する必要がある。一つは生産性の低い事業から高い事業へ資源が移動する健全な新陳代謝であり、もう一つは価格転嫁できない小規模企業が資金繰りの悪化によって退出する現象である。
両者は外形的には「企業が倒産する」という同じ結果になるが、経済的な意味は全く異なる。前者なら経済全体の効率化につながる可能性があるのに対し、後者では、地域に必要な事業基盤そのものが失われる可能性がある。
地域経済・インフラの崩壊
この問題が特に深刻なのは、企業の退出が地域経済に連鎖する場合である。建設、運輸、介護、医療、宿泊、飲食などの事業者は、単なる一企業ではなく、地域住民の生活を支える機能を担っている。
例えば地方の建設業者が減少すれば、住宅建築だけでなく道路、上下水道、公共施設などの維持管理にも影響する可能性がある。運送事業者が減少すれば、企業間物流だけでなく、地域住民への商品供給にも影響が及ぶ。
帝国データバンクの2026年上半期調査では、人手不足倒産227件のうち建設業が65件で最多となり、サービス業59件、運輸・通信業38件が続いた。さらに従業員10人未満の小規模企業が176件、全体の約77.5%を占めており、地域に密着した小規模事業者が人手不足の影響を強く受けていることが分かる。
これは、企業淘汰が単純な競争政策だけでは処理できない問題であることを示している。例えば地域の介護事業者が撤退した場合、その事業者の従業員が別の高生産性企業へ移動すれば経済効率は改善するかもしれないが、介護サービスを必要とする高齢者にとっては代替サービスが存在しない可能性がある。
同じことは物流や建設にも当てはまる。採算が合わないからといって地域の事業者が退出すれば、その地域で必要とされるサービスの供給量そのものが減少し、住民や他企業の負担が増えることになる。
したがって、人手不足倒産の評価には「その企業の生産性」だけではなく、「その企業が地域経済の中でどのような機能を果たしていたのか」という視点が必要になる。市場価格だけでは評価しにくい社会的な役割を担う企業まで一律に淘汰されれば、短期的な効率化と引き換えに長期的な社会的コストが発生する可能性がある。
「実力不足」ではなく「構造的要因」
ここで重要なのが、人手不足倒産を「経営者の実力不足」という一言で説明しないことである。もちろん、事業モデルが時代に合わず、生産性向上や商品開発を怠った結果として倒産する企業も存在するが、現在の統計が示しているのは、それだけでは説明できない規模の構造変化である。
東京商工リサーチでは、2026年度上半期の人手不足倒産が前年同期比17.0%増となり、人件費高騰による倒産は75.6%増加した。これは個々の経営者の能力が半年程度で突然大幅に低下した結果ではなく、労働市場とコスト構造そのものが変化していることを示す。
企業側にも当然ながら対応責任はある。業務効率化、価格改定、設備投資、事業の選択と集中、人材育成などによって環境変化に対応する必要がある。
しかし、すべての企業が同じ速度で対応できるわけではない。大企業なら投資資金や専門人材を確保できても、従業員数が数人から数十人程度の企業では、日々の業務を回すだけで精いっぱいという場合もある。
ここに現在の人手不足問題の難しさがある。経済全体としては生産性向上が必要なのに、その生産性向上を実現するための投資を行う人材と資金が最も不足している企業ほど、人手不足の影響を強く受けているのである。
しかも、企業は人手不足だからこそ新しい設備や情報システムを導入したいが、賃金上昇によって資金余力が削られる。人材を採用できないから省力化投資をしたいのに、その投資資金が人件費に吸収されるという逆説も生じる。
この意味で、「人手不足倒産」は企業淘汰であると同時に、企業が構造転換するための余力を失っている現象でもある。したがって政策的には、単純に倒産企業を救済するか、淘汰するかという二択ではなく、存続可能な企業が構造転換できる時間と資金をどう確保するかが重要になる。
今後の展望
今後の日本経済では、人手不足が一時的に解消する可能性よりも、構造的な制約として定着する可能性の方が高い。帝国データバンクの2026年7月調査でも、人手不足倒産は過去最多を更新しており、企業からは「案件はあるが人が足りず受注できない」「技術者の高齢化と後継人材不足が進んでいる」といった声が聞かれている。
したがって、今後は「人を増やす」だけではなく、「少ない人員でどこまで付加価値を生み出すか」が企業経営の中心課題になる。設備投資、業務自動化、業務の外部委託、企業間連携、事業統合などを通じて、一人当たりの生産性を高める必要がある。
同時に、賃金上昇を企業単独の負担にしないことも重要である。2026年度に賃金改善を見込む企業は63.5%に達し、その理由として「労働力の定着・確保」が74.3%で最も高かったことからも、賃上げが人材確保のための防衛策になっていることが分かる。
しかし、賃金上昇を持続させるには、価格転嫁によって企業の売上側にも反映させる必要がある。2026年7月の価格転嫁率は39.9%にとどまり、人件費の転嫁率は32.0%だったことを考えると、賃上げだけを企業へ求めても持続可能性には限界がある。
今後の焦点は、賃金、価格、生産性の3つを同時に上昇させられる経済構造を形成できるかどうかになる。賃金だけが上がれば企業収益を圧迫し、価格だけが上がれば消費者の負担が増え、生産性だけを追求すれば雇用や地域サービスの縮小につながる可能性がある。
そのため、企業間の取引における価格交渉力を改善し、適切な価格転嫁を可能にすることが重要になる。特に小規模企業では価格転嫁率が大企業を下回っているため、取引関係の中でコスト上昇を適切に反映できる仕組みが必要になる。
まとめ
2026年度上半期の人手不足倒産240件という数字は、日本企業が「人が足りない」という段階から、「人を確保するためのコストを負担できない」という段階へ移行していることを示している。とりわけ人件費高騰による倒産が130件、全体の54.1%を占めたことは、現在の人手不足問題の核心が採用難だけではないことを明確にしている。
その背景には、賃金上昇、物価上昇、最低賃金引き上げ、人材獲得競争、価格転嫁の遅れという複数の要因が存在する。企業は人材確保のために賃上げを迫られる一方、その費用を十分に価格へ反映できず、利益と手元資金を削られている。
「人手不足企業の倒産は自然の摂理だ」という意見には、経済の新陳代謝という意味で一定の合理性がある。生産性の低い企業から高い企業へ労働力や資本が移動すれば、日本経済全体の効率性が高まる可能性は否定できない。
しかし、それだけでは現在の現象を説明できない。人手不足倒産には、価格交渉力の弱さ、地域人口の減少、大企業との賃金競争、技術者の高齢化、後継者不足など、企業単独では解決できない構造的要因が含まれているからである。
したがって、2026年の人手不足倒産を評価する際に必要なのは、「倒産企業を救うか、淘汰するか」という単純な二分法ではない。生産性向上が可能な企業には投資と事業転換の時間を与え、地域に不可欠なサービスについては供給基盤を維持しながら、同時に労働力がより高い付加価値を生む産業へ移動できる環境を整えることが必要になる。
最終的に問われているのは、賃上げそのものの是非ではない。「賃金を上げても企業が存続できる経済構造を作れるか」という問題である。
日本経済が今後も人手不足を抱え続けるのであれば、低賃金労働を大量に投入することで成立する従来型の経営モデルは維持できない。企業は高付加価値化と生産性向上を迫られ、労働者はより高い賃金を支払える企業へ移動し、企業間では統合や再編も進む可能性が高い。
その過程では倒産が増えることも避けられない。しかし、それを単純に「自然の摂理」と呼ぶのではなく、どの企業がなぜ退出し、そこから生じる労働力・サービス・地域インフラの空白を社会がどう補うのかまで含めて評価することが、2026年以降の日本経済を考えるうえで重要になる。
参考・引用リスト
- 東京商工リサーチ「年度上半期の『人手不足』倒産 過去最多の240件 深刻な“賃上げ疲れ”、『賃上げ倒産』が1.7倍に増加」2026年10月5日。
- 帝国データバンク「倒産集計 2026年上半期報(1月~6月)」2026年7月8日。
- 帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2026年7月)」2026年8月17日。
- 帝国データバンク「価格転嫁に関する実態調査(2026年7月)」2026年8月28日。
- 帝国データバンク「2026年度の賃金動向に関する企業の意識調査」2026年2月24日。
