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▽マルケスさんは13日、西部ハリスコ州サポパンの美容院で侵入してきた男に射殺された。
メキシコ、殺害されたSNSインフルエンサーのバレリア・マルケスさん(Getty Images)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は15日、美容とメイクアップに関する動画で知られるソーシャルメディア・インフルエンサーが西部ハリスコ州で何者かに射殺された事件について、警察がフェミサイド(女性を標的とする殺人)の疑いで捜査していると明らかにした。

殺害されたのは23歳のバレリア・マルケス(Valeria Marquez)さん。ハリスコ州サポパンの勤務先の美容院で13日、何者かに撃たれた。

警察がフェミサイドの疑いで容疑者を追跡している。

シェインバウム氏は定例会見で、「容疑者を逮捕し、動機を究明する必要がある」と語った。

またシェインバウム氏はマルケスさんと遺族に哀悼の意を表した。

マルケスさんは13日、サポパンの美容院で侵入してきた男に射殺された。

検察によると、発砲の数分前、マルケスさんはティックトック(TikTok)のライブ配信を行っている最中で、ぬいぐるみを握りしめてテーブルに座っていた。

マルケスさんが「奴らが来る」と言うと、背後から「おい、ベイル?」という声が聞こえた。

「はい」とマルケスさんは答え、ライブ配信の音声を消した。

その数分後、マルケスさんは射殺された。事件後、誰かがマルケスさんの携帯電話を拾い、その人物の顔が一瞬映し出された後、配信は終了した。

ハリスコ州検察は14日夜の声明で、「警察が容疑者を追跡しているが、今のところ、容疑者を特定する情報や告発はない」と述べた。

ハリスコ州はメキシコで最も危険な州のひとつであり、世界最大の麻薬組織シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)の宿敵「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」の本拠地がある。

地元メディアによると、国家安全保障会議が担当官をハリスコ州に派遣し、検察当局とともにこの殺人事件の解決に取り組んでいるとのこと。

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