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ハリケーン・サイモン、メキシコで2人死亡、米南西部でも鉄砲水の危険続く、被害拡大

メキシコ南部ゲレロ州では、州都チルパンシンゴで建物の壁が崩れ、71歳の男性が死亡した。バハカリフォルニア州では少女1人が死亡し、少なくとも10人が行方不明となっている。
2026年10月10日/米カリフォルニア州ロングビーチの海岸沿い(AP通信)

メキシコの太平洋沿岸でハリケーン・サイモンによる暴風雨で2人が死亡した。地元当局が12日、明らかにした。米国南西部でも旧ハリケーン・レイチェルによる大雨で洪水が発生し、当局はさらなる雨への警戒を呼びかけている。

メキシコ南部ゲレロ州では、州都チルパンシンゴで建物の壁が崩れ、71歳の男性が死亡した。バハカリフォルニア州では少女1人が死亡し、少なくとも10人が行方不明となっている。地元テレビ局は沿岸地域で数百人が避難を余儀なくされたと伝えている。

サイモンはメキシコの太平洋沿岸を北西に進み、木々や電柱を倒し、道路を寸断したほか、住宅の浸水を引き起こした。港湾都市アカプルコでも被害が報告された。サイモンは一時、勢力をカテゴリー2まで弱めたものの、米国立ハリケーンセンター(NHC)は週半ばまでハリケーンの勢力を維持する可能性があると予測している。その後、シナロア州付近に上陸する見通しで、沿岸地域では豪雨や土砂災害への警戒が続いている。

一方、米国の熱帯低気圧は勢力を弱めながら北上し、南カリフォルニアに強風や大雨、高波をもたらした。ロングビーチでは海岸沿いの遊歩道が波で破壊され、海岸沿いの住宅に波が打ちつけた。

ネバダ州ラスベガスでは、10月としての観測史上最多となる降水量を記録した。国立気象局(NWS)によると、12日朝までの24時間に30ミリの雨が降り、1947年の記録に並んだ。市内では道路が冠水し、複数の建物に水が流れ込んだ。

NWSは12日、ユタ州、アイダホ州南東部、アリゾナ州北部・中部の広い範囲に洪水警報を発令した。ユタ州ではマラソンに参加していたランナーやボランティア数十人が、洪水で立ち往生し、避難を余儀なくされた。

NWSはレイチェルによる最悪の状況は過ぎたとしながらも、別の低気圧や前線による降雨が続く可能性があると警告した。

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