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▽IMFはラテンアメリカとカリブ海諸国のGDP伸び率を軒並みマイナスと予想している。
2024年11月26日/メキシコ、首都メキシコシティ、シェインバウム大統領(AP通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は22日、国際通貨基金(IMF)が発表した今年の経済見通しに反論し、メキシコの市場を守るために必要な措置を取る用意があると表明した。

IMFは2025年の世界経済見通しを更新。トランプ米政権の関税がメキシコの経済に打撃を与え、25年のGDPは0.3%縮小すると予想した。1月時点の予想はプラス1.4%であった。

IMFはラテンアメリカとカリブ海諸国のGDP伸び率を軒並みマイナスと予想している。

シェインバウム氏は定例会見で、「IMFが何を根拠に下方修正したのかは分からない。同意できないし、財務省による我々の経済モデルはこの予測と一致しない」と語った。

またシェインバウム氏はトランプ関税が逆風になることを認めたうえで、「国を挙げて市場を守ることができる」と強調した。

IMFはメキシコの下方修正について、「24年後半から25年前半にかけての活動が予想を下回ったこと、米国が課した関税(アルミ、鉄鋼、自動車など)の影響、それに伴う不確実性と地政学的緊張、融資条件の引き締めを反映したもの」としている。

中央銀行は先月、政策金利を9%に引き下げ、インフレの鈍化を強調する一方、貿易摩擦と経済見通しの悪化に関連する不確実性の高まりを警告した。

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