◎事故はナヤリット州中心部の高速道路で3日未明に発生。バスは何らかの理由で高速道路を外れて急斜面を約40m転落した。
メキシコ西部ナヤリット州の高速道路で発生したバス事故の犠牲者が18人に増加し、その多くが米国と国境を接する北部の町ティフアナに向かっていた移民だった。地元警察が4日、明らかにした。
それによると、犠牲者の身元は確認中。男性10人、女性5人、子供3人の死亡を確認し、その中にはアフリカ北西部・モーリタニア出身者が含まれていたという。
地元警察は負傷した23人の身元を確認したとしている。その中にはモーリタニア人2人とインド人2人が含まれ、ドミニカの市民もいたようだ。
事故はナヤリット州中心部の高速道路で3日未明に発生。バスは何らかの理由で高速道路を外れて急斜面を約40m転落した。
AP通信は関係者の話しとして、「バスの運転手は拘束された」と伝えている。それによると、初動捜査の結果、バスは制限速度を大幅に超過していた可能性があるという。
中南米とアメリカ大陸外の移民はメキシコ南部から米南部テキサス州やアリゾナ州の国境を目指して北上する。
大陸外の移民は主に、ビザを必要としない南米の国に飛び、そこから車などを使ってメキシコを目指す。