メキシコ国家警備隊に小さな新隊員、チワワ犬「コマンドー」が訓練に参加
コマンドーは単なるマスコットではなく、捜索・救助活動に向けた訓練も受けている。
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メキシコ国家警備隊に、これまでにない小さな「隊員」が加わった。チワワの「コマンドー(1歳)」は体高21センチ、体重約7キロで、隊員用の小型ゴーグルや戦術ベスト、ヘルメット、頭部装着型カメラまで身に着けて活動している。
コマンドーは単なるマスコットではなく、捜索・救助活動に向けた訓練も受けている。首都メキシコシティで行われた訓練では、階段を駆け上がり、障害物を越えるなどの動きを披露した。隣では大型のタフな先輩「ロコ」が見守り、一般的な警察犬や軍用犬とは異なる姿が注目を集めた。
コマンドーが国家警備隊に迎えられたのは約6カ月前だ。北部チワワ州で、高齢の警察犬が引退するにあたり、引き取られた。現在は式典や学校行事、地域交流イベントなどに参加している。
国家警備隊の犬部隊は約350頭で、その多くはジャーマン・シェパードやラブラドール・レトリーバーなどの作業犬だ。チワワは警戒心や活発さを持つ一方、通常は本格的な軍・警察活動を担う犬種として扱われることは少ない。コマンドーはこの点でも異例の存在となっている。
担当者はコマンドーについて、「大きな犬だけが国家警備隊で活動できる」というイメージを変える存在だと説明している。また、組織が市民とより身近な関係を築く役割も期待されているという。コマンドーは独立記念日のパレードにも参加し、SNSでは自身をモデルにしたアニメーションやミームも広がっている。
国家警備隊は陸軍の指揮下にある。コマンドーの存在は捜索・救助訓練に加え、式典や地域活動を通じて組織の姿を市民に伝える新たな広報役としても注目されている。
