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メキシコ大統領、二重国籍者の大統領就任を禁止する憲法改正案に署名、2028年から適用

今回の改正では、対象となる公職への立候補者は出生によるメキシコ国籍を持つことに加え、他国の国籍を保有している場合には、候補者登録前に放棄することが求められる。
メキシコのシェインバウム大統領(Getty Images/AFP通信)

メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は7日、二重国籍を持つ人物が大統領や州知事などに立候補することを制限する憲法改正案に署名した。改正は同日に公布されたが、実際の適用は2028年からとなる。

今回の改正では、対象となる公職への立候補者は出生によるメキシコ国籍を持つことに加え、他国の国籍を保有している場合には、候補者登録前に放棄することが求められる。さらに就任後は別の国籍を取得・申請したり、外国のパスポートを使用したり、外国籍に基づく政治的権利を行使したりすることも禁止される。

シェインバウム氏は8月末に改革案を提示した際、大統領や州知事について、外国からの干渉を防ぎ、国家の利益と主権を優先する必要があると説明していた。改正案は与党・国家再生運動(MORENA)とその同盟勢力の議員が多数を占める上下両院で可決され、その後、州議会の承認も得た。

一方、野党や二重国籍を持つメキシコ人からは批判が出ている。海外に移住した後、米国などの国籍を取得したメキシコ人の政治参加を制限することになり、既存の憲法にも高位公職の国籍要件が定められているため、追加の制限は必要ないとの指摘がある。野党PANは国会議員二重国籍が認められていることとの整合性にも疑問を呈している。

改正は2027年の中間選挙には適用されず、州知事選も従来の制度で実施される。2028年以降、対象となる公職を目指す二重国籍者は、立候補前に外国籍を放棄する必要がある。

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