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殺害されたスペイン人留学生の父親がメキシコ入り、容疑者逮捕で捜査進む

タコロンテさんはスペイン・グラナダ大学の学生で、8月中旬からモレロス州立自治大学に交換留学生として滞在していた。
メキシコ、中部モレロス州の通り(Getty Images)

メキシコ中部モレロス州で殺害されたスペイン人留学生クラウディア・タコロンテ・アギレラ(Claudia Tacoronte Aguilera、21歳)さんの父親が18日、現地入りした。父親は娘の遺体を確認するため州都クエルナバカを訪れた。前日には警察が殺人の疑いで容疑者を逮捕しており、捜査は新たな段階に入った。

タコロンテさんはスペイン・グラナダ大学の学生で、8月中旬からモレロス州立自治大学に交換留学生として滞在していた。タコロンテさんは9月12日、同州クアウトラで死亡しているのが確認された。当局によると、タコロンテさんは携帯電話を奪おうとした人物に襲われたとされる。

当局は17日、タコロンテさんを殺害した疑いで、フランシスコ・ハビエル・N」(Francisco Javier "N")容疑者を逮捕した。検察当局によると、容疑者は文化施設の近くでタコロンテさんを襲ったとされ、窃盗事件で逮捕歴があるという。

AP通信は捜査関係者の話しとして、「容疑者が殺害を認めた」と伝えている。

モレロス州検察は事件を女性であることを理由とする殺人、いわゆるフェミサイドとして扱っている。州検事は声明で、容疑者を起訴した場合、70年の禁錮刑を求刑すると表明した。報道によると、容疑者は18日午後、裁判所に出廷したとされる。

事件はメキシコとスペインの双方で大きな反響を呼んでいる。モレロス州では2026年1月から7月までに21件のフェミサイドが公式に記録され、メキシコ全体では380件に上る。人権団体は女性の安全対策を強化するよう当局に求めている。

タコロンテさんが通っていた大学では追悼の動きが広がり、学生らが事件への抗議と正義を求める集会を開いた。グラナダ大学はモレロス州で予定していた3人の交換留学を中止した。スペイン外務省も、麻薬関連の暴力や誘拐の増加を理由に、同州への不要不急の渡航を避けるよう自国民に勧告している。

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