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キューバ全土で大規模停電、原因不明、燃料不足と電力設備の老朽化深刻化

キューバでは過去2年間、ブラックアウトが相次いでいる。
2026年3月4日/キューバ、首都ハバナの通り(AP通信)

カリブ海の島国キューバ全土で18日、大規模停電が発生した。共産党はX(旧ツイッター)への投稿で停電が起きたことを認め、国営電力会社が復旧作業を開始したと明らかにしたが、電力網が崩壊した原因については説明していない。

キューバでは過去2年間、ブラックアウトが相次いでいる。今回の停電に先立ち、3月と7月、8月初めにも全国規模の停電が発生しており、電力網が機能している期間でも、地域によっては1日20時間を超える計画停電が続いている。

背景には、深刻な経済危機と電力インフラの老朽化がある。火力発電所では発電に必要な燃料が不足しているうえ、設備の維持や修理に必要な交換部品も確保できていない。長年使用されてきた発電設備の老朽化も重なり、電力供給能力そのものが低下している。

燃料不足をめぐっては、米国の対キューバ制裁も影響している。AP通信によると、今年1月以降、米国によるエネルギー面の制限によってキューバは発電所を動かすための燃料や設備の交換部品を輸入することが難しくなっている。3月にはロシアのタンカー1隻から燃料が届けられたものの、その後の供給は限られている。

停電は電気だけの問題にとどまらない。調理や給水、インターネット、電話など日常生活に必要なサービスが影響を受けるほか、交通機関の運行制限や労働時間の短縮、航空便の欠航などにもつながっている。医療などの公共サービスにも負担がかかり、長時間の停電が市民生活に与える影響は極めて大きい。

共産党は電力網の復旧を進めているが、老朽化した発電設備、燃料不足、経済危機が同時に続いているため、根本的な問題が解消されるわけではない。全国規模の電力網崩壊が繰り返される中、安定した燃料確保と発電インフラの維持・更新が長期的な課題となっている。

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