◎ガーナオフィスは昨年開設したばかり。
報道によると、ツイッター社はアフリカ大陸唯一のオフィスのスタッフもほぼ全員解雇したという。
AP通信は関係者の話を引用し、「ガーナ事務所も業務を再編している」と報じた。
ツイッター社のマスク(CEO)は従業員の半分に戦力外を通知したと伝えられている。
ガーナオフィスは昨年開設したばかり。ツイッター社は当時、「アフリカでもっと会話に没頭したい」と述べていた。
AP通信によると、通知を受け取ったスタッフの契約は来年初めまで維持されるという。
マスク氏は大量解雇が始まったと報じられた直後、「給与の3ヶ月分に相当する退職金を支払う」とツイートしていた。
ガーナのメディアは通知メールを受け取ったスタッフの話を引用し、「本当に腹が立つ」と報じている。ガーナの法律は解雇手当と3カ月前の解雇通知を義務付けている。
スタッフは▽メールに次のステップが記されていないこと▽メールの書きっぷりに腹が立つと述べている。
このスタッフによると、専用アカウントに突然ログインできなくなり、契約終了のメールが届いたという。他国でも同様の措置が取られているようだ。
ガーナのツイッターオフィスの従業員は20人弱。キュレーション、マーケティング、編集など様々な業務に当たっていた。
スタッフによると、メールにはスタッフに対し、顧客、関係機関、銀行、サプライヤー、当社の他の従業員と接触したり、取引したりしないよう警告し、接触した場合は報告が必要だという。
マスク氏は世界中で人員整理を進めている。同氏によると、ツイッター社は1日に400万ドル以上の損失を計上しているという。
ツイッター社は昨年4月、アフリカ大陸初のオフィスを開設した。同社は当時の声明で、ガーナの言論の自由、オンラインの自由、オープンインターネットを称賛し、アクフォアド(Nana Akufo-Addo)大統領も同社のオフィス開設を歓迎した。