◎ソマリアは15日に大統領選挙を控えており、首都モガディシュは厳戒態勢に入っている。
2022年5月11日/ソマリア、首都モガディシュの空港近く(Farah Abdi Warsameh/AP通信)

ソマリア警察は11日、首都モガディシュの空港近くの検問所で自爆テロが発生し、少なくとも4人が死亡したと発表した。

警察の報道官によると、4人のうち2人は軍の兵士で、残り2人の身元は分からないという。

テロを目撃した男性はAP通信の取材に対し、「数十人が負傷し救急車で病院に搬送された」と語った。負傷者数は明らかにされていない。

ソマリアは15日に大統領選挙を控えており、モガディシュは厳戒態勢に入っている。

地元メディアによると、イスラム過激派組織アル・シャバブが犯行声明を出したという。

アフリカ連合(AU)ソマリア移行ミッションは大統領選に先立ち、モガディシュの空軍基地とその周辺地域に夜間外出禁止令を発令している。期間は10日夜~16日朝まで。

大統領選の主要候補は現職のファルマージョ(Mohamed Abdullahi Mohamed Farmajo)大統領やその前任者など。

ソマリアの選挙システムは複雑で、3万人近い氏族代表が下院議員275人を選び、上院議員は州議会の投票で選出される。その後、上下両院の議員が新大統領を選出する。

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