◎この軍用機にはチリマ副大統領を含む乗客7人と乗員3人が搭乗していた。
マラウイのチャクウェラ(Lazarus Chakwera)大統領は11日、チリマ(Saulos Chilima、51歳)副大統領らを乗せた軍用機が行方不明になったことについて、搭乗していた9人の死亡が確認されたと明らかにした。
この軍用機にはチリマ氏を含む乗客7人と乗員3人が搭乗していた。
同機は首都リロングウェの空港を11日午前に出発。北方約370キロに位置する空港に45分後に着陸する予定であった。
捜索隊は同国北部の山岳地帯で軍用機の残骸を発見。その後、9人の遺体を収容した。
チャクウェラ氏によると、犠牲者の遺体は首都リロングウェに移送中。捜索隊は残り1人を捜索している。
一行は元政府閣僚の葬儀に出席するために移動していた。
管制官は悪天候と視界不良を理由に空港への着陸を試みないよう同機に伝え、リロングウェに引き返すよう求めた。
その後、同機は管制室との連絡を絶ち、レーダーから姿を消した。
墜落の原因は明らかになっておらず、運輸安全委員会が現場に担当官を派遣し、調査している。