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ケニアのエボラ感染者8人に、市中感染の兆候なし、当局が封じ込め強化

エボラウイルスは感染者の血液や嘔吐物などの体液、または汚染された寝具や衣類などに直接接触することで感染する。
2026年10月16日/ケニア、首都ナイロビの医療機関前(AP通信)

ケニア保健省は18日、「エボラ出血熱」の感染者が8人に増えたと発表した。新たな感染者は、最初の患者の治療に関わった49歳の男性で、隔離下で検査を受け、陽性が確認された。現時点で市中感染の兆候は確認されていないが、当局は接触者の追跡と健康観察を続けている。

保健省によると、男性は最初の患者を看護補助者として担当していた。最初の患者はコンゴ民主共和国からウガンダを経由してケニアに入国した40歳の男性で、10月5日に首都ナイロビの病院で死亡した。その後、死亡した男性の近親者3人と医療従事者3人の感染が確認されている。

当局は最初の患者との接触者約130人を特定し、このうち128人が隔離下で経過観察を受けている。隔離対象者に症状が現れた場合には検査を実施する方針だ。保健省によると、死亡した男性を除く感染者のうち、6人は支持療法を受け、容体は安定している。

エボラウイルスは感染者の血液や嘔吐物などの体液、または汚染された寝具や衣類などに直接接触することで感染する。ケニア当局は感染拡大を防ぐため、国境や空港での検査体制を強化した。ナイロビの空港では感染リスクが高い10カ国からの到着便に専用ゲートを設け、感染が疑われる人や接触者が相談できる緊急電話窓口も開設した。

隣国タンザニアも国境検査を厳格化し、高リスク地域からの渡航者に健康申告と21日間の健康観察を求めている。

一方、コンゴ民主共和国では5月以降、エボラ出血熱の流行による死者が4500人を超えており、周辺国に波及する懸念が高まっている。ケニア当局は隔離対象者の監視と早期検査を通じて感染経路を特定し、封じ込めを急ぐ方針だ。

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