ギニア軍政指導者、大統領選に出馬へ、12月28日投開票
ドゥンブヤ氏は21年のクーデターでコンデ前大統領を追放。それ以来、同国は軍の統治下に置かれている。
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アフリカ西部・ギニアの軍事政権を率いるドゥンブヤ(Mamady Doumbouya)大佐が3日、来月予定されている大統領選の立候補届を選挙管理委員会に提出した。
9月21日に行われた憲法改正の是非を問う国民投票(89%が賛成で可決)により、陸軍特殊部隊を率いる暫定大統領のドゥンブヤ氏も大統領選に出馬できるようになった。
ドゥンブヤ氏は21年のクーデターでコンデ(Alpha Conde)前大統領を追放。それ以来、同国は軍の統治下に置かれている。
ドゥンブヤ氏は22年に2年間の民政移行を提案。24年12月31日までに民主的な選挙を行うと約束していたが、うまくいかなかった。
軍政は昨年7月、新憲法の草案を提示。ドゥンブヤ氏も大統領選に立候補できる内容となっていた。軍政はそれから3カ月後、53の政党を解体し、与党を含む全政党を軍の監視下に置いた。
大統領選は12月28日に行われる予定だ。地元メディアによると、ドゥンブヤ氏は他の候補を圧倒するとみられる。
憲法改正により、大統領の任期は5年から7年に延長され、1回の再選が可能となった。
アフリカ西部では2020年から23年にかけて8件のクーデターが発生した。
