◎救助隊は瓦礫の撤去作業を進めている。
2022年6月17日/エジプト、首都カイロ、崩壊した6階建てビル(Ahmed Hatem/AFP通信)

エジプトの首都カイロで17日未明、6階建てビルが崩壊し、少なくとも6人が死亡した。

内務省は17日、「ビル内には当時、6人家族がいたと思われる」と声明を発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

地元メディアは救助当局者のコメントを引用し、「6人の遺体を収容した」と報じている。

現場は首都カイロのエルウェイリー(el-Waily)地区。当局によると、この崩壊で隣接する建物の一部も損傷したという。

救助隊は瓦礫の撤去作業を進めている。AP通信によると、隣のアパートと思われる建物の壁にも大きな穴が開き、内部が露出していた。

エジプトでビルや住宅の崩壊は珍しくなく、特に農村部では赤レンガ造りの家や「無鉄筋」コンクリート住宅の事故が相次いでいると伝えられている。

エジプト政府は数十年続いた緩い規制の見直しを進め、違法建築物を取り締まろうとしている。しかし、首都カイロを含む主要都市にも、数万戸の無許可レンガアパートや掘っ立て小屋が残っているとみられる。

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