◎8人の安否は明らかにされていない。
2010年10月3日/コンゴ民主共和国、国連のヘリコプターと平和維持軍兵士(Katrina-Manson/ロイター通信)

コンゴ民主共和国は29日、同国東部の反政府勢力が国連のヘリコプターを撃墜したと明らかにした。

コンゴ軍によると、ヘリには8人の平和維持要因と国連監視員が搭乗していたという。8人の安否は明らかにされていない。

コンゴ軍は声明の中で、「ヘリコプターは東部地域で国連平和維持ミッションにあたっていた2機のうちの1機で、28日に撃墜された」と述べた。

ロイター通信によると、ヘリは反政府勢力の攻撃を受けたコミュニティに人道支援を提供する事前調査などを行っていたという。

反政府勢力「3月23日運動(M23)」は28日の声明で、東部地域の複数の村を攻撃したと述べている。

コンゴ軍は声明の中で、「国連当局者とコンゴ軍兵士は墜落地点周辺を捜索している」と述べた。

コンゴ東部は複数の武装勢力が鉱物資源の豊富な土地を争っており、治安が悪い。

M23は2012年まで主要都市ゴーマを含むコンゴ東部の広大な地域を支配していた。しかし、2013年に国連平和維持軍とコンゴ軍の圧力に押され、ウガンダとルワンダの国境付近に撤退した。

コンゴ軍は武装勢力の取り締まりを強化しているが、M23は最近、東部地域での攻勢を強めており、1月末にはゴーマの近くに駐留するコンゴ軍の部隊を襲撃したと報告されている。

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