◎政府報道官は周辺住民に平静を保つよう呼びかけている。
コンゴ民主共和国の政府報道官は7日、東部北キヴ州のゴーマにある軍事キャンプのバーで爆発が発生し、少なくとも8人が死亡したと発表した。
報道官はツイッターに、爆発は現地時間午後7時40分頃にカティンド軍事キャンプ内のバーで発生したと投稿している。
事故を目撃した市民はAP通信の取材に対し、「手榴弾が爆発したと聞いた」と述べた。当局は爆発の原因を明らかにしていない。
この軍事キャンプは、ルワンダとの国境に近いゴーマの中心部から約5kmほどのところにあり、国連平和維持ミッションも活動している。
報道官は周辺住民に平静を保つよう呼びかけている。
コンゴ東部ではイスラム過激派組織とつながりのある反政府勢力「3月23日運動(M23)」を含む武装勢力が活発に活動しており、各地で戦闘が報告されている。
武装勢力はコンゴ軍や国連平和維持ミッションだけでなく民間人も標的にするため、ここ数週間で数万人が隣国ウガンダに逃亡した。
昨年のクリスマスには北キヴ州ベニのナイトクラブで自爆テロが発生し6人が死亡するなど、民間施設への攻撃が多くなっている。この自爆テロではM23とつながりのあるイスラム国(ISIS)関連組織が犯行声明を出した。
先月末には国連平和維持ミッションのヘリコプターが東部地区で攻撃を受け墜落、乗員8人全員が死亡した。