コンゴ・エボラ流行、感染者9000人超える、死者4381人、過去最悪規模に
世界的に見ても、今回の流行は過去最悪級の規模となっている。
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コンゴ民主共和国でエボラ出血熱の感染拡大が続き、13日時点の確定症例数は9066人、死者数は4381人に達した。複数の地域で感染の封じ込めが難航しており、同国史上最悪の流行となっている。
今回の流行は5月に正式に宣言され、2018~20年に発生した流行の規模を上回った。原因となっているのは、「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスで、現時点でこの型に対する承認済みワクチンや治療薬はない。感染者の早期発見や治療、接触者の追跡が重要となる一方、複数の感染拡大地域で対策が追いついていない。
世界的に見ても、今回の流行は過去最悪級の規模となっている。世界保健機関(WHO)によると、これを上回るのは2014~16年にギニア、リベリア、シエラレオネを中心に発生した西アフリカの流行だけだ。この流行では感染者が2万8600人を超え、1万1000人以上が死亡した。
感染は国境を越えて広がっている。隣国ウガンダでは感染者20人と死者2人が報告されたが、8月に流行の終息が宣言された。一方、ケニアでは先週、コンゴからウガンダを経由して首都ナイロビに渡航したケニア人男性の感染が確認された。男性はその後死亡し、同国で初の輸入感染例となった。
感染拡大を抑えるには、感染者の隔離、接触者の追跡、医療従事者の感染防止などを継続する必要がある。しかし、感染が複数の地域で同時に広がる状況では、患者の把握と地域社会への対策の徹底が大きな課題となる。
コンゴの流行は、治療法が限られる感染症に対し、早期探知と国境を越えた連携がいかに重要かを示している。周辺国を含む各国の保健当局には、感染状況の監視と迅速な対応の強化が求められている。
