ナイジェリア中部の河川でボート転覆、25人死亡
ナイジェリアでこのような事故は珍しくなく、農産物などを市場に運ぶ人が巻き込まれることが多い。ボートを使う地域は道路が整備されていない。
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ナイジェリア中部ナイジャ州の河川で乗客を乗せた船が転覆し、少なくとも25人が死亡した。地元当局は27日、明らかにした。
それによると、事故は同州郊外の集落近くで26日に発生。この地域は武装集団の支配下にある。
AP通信は当局者の話しとして、「捜索活動を行っているが、武装集団がこの地域を支配しているため、現場に近づくことができる人は限られている」と伝えている。
ナイジェリア北中部では西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
地元メディアによると、今回船が転覆した地域はボコ・ハラムに近い盗賊団の支配下にあるという。
過激派はこの数カ月、北中部地域で攻撃を強化しており、救助活動を困難にしている。
ナイジェリアでこのような事故は珍しくなく、農産物などを市場に運ぶ人が巻き込まれることが多い。ボートを使う地域は道路が整備されていない。
ナイジャ州の河川で24年11月に発生したボートの転覆事故では女性や子供を中心に100人以上が行方不明になった。
中部コギ州の河川で24年11月に発生したボートの転覆事故では少なくとも8人が死亡、200人以上が行方不明になった。