ベトナム当局、猫窃盗団を摘発、約2700匹を食肉用に転売か
警察によると、グループの中心人物とされるのは39歳の男。この男は盗まれた猫を買い取り、市北部の施設で保管したうえで食肉として転売していたとされる。
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ベトナム南部ホーチミン市で、住宅街を夜間にバイクで巡回し、飼い猫を盗んで食肉として転売した疑いのある窃盗グループの男12人が逮捕された。国営メディアが6日に報じた。それによると、容疑者たちは約2700匹の猫を盗んで売買したと供述しており、組織的なペット窃盗の実態が明らかになった。
警察によると、グループの中心人物とされるのは39歳の男。この男は盗まれた猫を買い取り、市北部の施設で保管したうえで食肉として転売していたとされる。供給役の容疑者が実行役を集め、複数の小グループに分かれて活動していたという。
実行役は午後11時から午前4時ごろまで住宅街をバイクで回り、猫を探して自作または購入したワナで捕獲していた。1グループが一晩に捕獲する猫は4~10匹に上ったという。警察は7月8日に拠点を急襲し、生きた猫約50匹、捕獲用のワナ55個、秤2台などを押収した。
保護された猫のうち13匹は飼い主が確認された。残る猫については動物保護団体が世話をしながら、飼い主の特定を進めている。
ベトナムでは犬や猫の肉を食べる習慣が一部地域に残っているが、都市化やペットを家族の一員と考える文化の広がりを背景に、特に若い世代では敬遠する傾向が強まっている。2024年には、犬と猫の食肉取引の廃止を求める請願に25万人以上が署名した。
今回の事件では、猫肉そのものの消費ではなく、飼い主のいる猫を盗む行為が問題となっている。ベトナム法では犬や猫は私有財産とされ、一定額を超える動物を盗んだ場合は窃盗罪として刑事責任を問われる可能性がある。
ホーチミン市では6月にも400匹以上の猫が救出される事件が発生しており、ペットの窃盗と食肉取引をめぐる問題が表面化している。
