◎タリバンが3年前に政権を奪取して以来、国家元首がアフガンを公式に訪問するのは初めてである。
ウズベキスタンのアリポフ(Abdulla Aripov)首相が17日、アフガニスタンに到着した。タリバンが3年前に政権を奪取して以来、国家元首がアフガンを公式に訪問するのは初めてである。
タリバン暫定政権によると、アリポフ氏は代表団を率いて首都カブールの空港に到着し、高官らの出迎えを受けたという。
アリポフ氏は指導者らと会談し、二国間関係や両国間の貿易・ビジネスの強化について協議。5つの貿易・投資協定に署名した。
タリバンによると、アリポフ氏はウズベク製品の展示会を視察する予定。
ウズベクの代表団は今週初め、カブールの役人と会談し、この展示会の最終確認を行ったとされる。
16日にはウズベクとアゼルバイジャンの経産相が貿易関係を強化する方法について話し合うため、カブールを訪問した。
ウズベクとアフガンは144キロの国境を共有。最近、両国の関係は改善されてきている。
タリバンは21年8月に政権を奪取、その後、米軍とNATO連合軍は20年にわたる戦争の末、同国から撤退した。
タリバンをアフガンの公式政府と認めた国はまだひとつもない。
アフガンは政変以来、国連、NGO、その他人道機関の支援に依存。子供を含む数千万人が極めて厳しい生活を余儀なくされている。