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メキシコ外国人サーファー3人殺害事件、裁判が最終局面に、豪州人兄弟と米国人を殺害、判決へ

この事件は外国人旅行者に対する安全対策にも疑問を投げかけた。
メキシコ、バハ・カリフォルニア州のビーチリゾート(Getty Images)

メキシコ北部バハカリフォルニア州で2024年にオーストラリア人兄弟と米国人のサーファー計3人が殺害された事件で、被告3人の裁判が8日、最終段階に入った。検察側と弁護側は約1カ月に及ぶ審理を経て最終弁論を行い、裁判官は9日に判決を言い渡す予定だ。事件は外国人旅行者の安全をめぐり、国際的な関心を集めてきた。

殺害されたのは、オーストラリア人のジェイク・ロビンソン(Jake Robinson)さんとカラム・ロビンソン(Callum Robinson)さんの兄弟、および米国人のジャック・カーター・ロード(Jack Carter Rhoad)さん。3人は2024年4月、サーフィンをするためメキシコを訪れ、バハカリフォルニア州エンセナダ近郊で行方不明となった。3人の遺体は同年5月3日、現地の井戸の中から発見された。

検察によると、事件は車などを奪おうとした強盗未遂をきっかけに発生したとされる。被告たちは3人を銃撃し、遺体を井戸に遺棄したとされる。被害者が乗っていた車は焼かれた状態で見つかった。

起訴されたのはヘスス・ヘラルド(Jesús Gerardo)、イリネオ・フランシスコ(Irineo Francisco)、アンヘル・ヘスス(Ángel Jesús)の3人。殺人や強盗などの罪に問われている。裁判では証人の証言や法医学的な証拠が示されたほか、被告の一人の元交際相手で、事件に関連して有罪を認めた受刑者(禁固20年)も証言した。

一方、弁護側は検察の主張を裏付ける証拠が不十分として、無罪を主張している。裁判は陪審員ではなく裁判官が判断を下す形式で進められ、証人への威圧があったとの検察側の主張や、審理を担当する裁判官の交代なども注目された。

兄弟の両親はオーストラリアからメキシコへ渡り、審理を見守ってきた。息子2人を失った家族にとって、判決は長く続いた司法手続きの重要な節目となる。両親は法廷で正義が実現することを求めている。

この事件は外国人旅行者に対する安全対策にも疑問を投げかけた。遺族の救済に加え、観光客を犯罪から守るための治安対策をどう強化するかも、引き続き課題となる。

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