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ネパール雪崩、3人の死亡確認、外国人登山者4人行方不明、捜索続く

雪崩は標高4900メートル付近で3日の現地時間午前10時30分頃に発生。少なくとも3人が死亡、外国人登山者4人が行方不明になり、別のネパール人5人が近くのベースキャンプに自力で戻った。
2025年11月4日/ネパール、ヒマラヤのヤルン・リ山、登山者の遺体を探す救助隊員(AP通信)

ネパール・ヒマラヤの「ヤルン・リ山(Yalung Ri、5630メートル)で発生した雪崩について、山岳救助隊は4日、死亡した登山者と行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。

事故は標高4900メートル付近で3日の現地時間午前10時30分頃に発生。少なくとも3人が死亡、外国人登山者4人が行方不明になり、別のネパール人5人が近くのベースキャンプに自力で戻った。

ドラカ地区の警察副本部長は3日の声明で、「救助隊がヘリで現場に向かったが、天候不良で着陸を断念した」と明らかにしていた。

当局によると、その後天候が回復、4日にヘリ部隊がベースキャンプに到着し、救助隊が現場で捜索活動を開始したという。

この雪崩で負傷した登山者4人(フランス人2人とネパール人2人)がヘリで救助され、治療のため首都カトマンズに搬送された。

当局によると、4日午後までに3人の遺体を収容したという。このグループはフランス、カナダ、イタリアの登山者で構成されていた。

当局はこの雪崩で7人が死亡したと発表していたが、4日に下方修正した。

ネパールの高地では先週から天候不良が続き、吹雪が報告されていた。

ヤルン・リ山は初心者向けの山とされている。

世界の8000メートル峰14座のうちエベレストを含む8座がネパールにある。

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