◎パキスタンでは道路インフラの不備や交通ルール無視による事故が多発している。
パキスタン、中部パンジャブ州の高速道路(Getty-Images)

パキスタンの警察当局は20日、中部パンジャブ州の高速道路でバスが路肩から転落し、少なくとも14人が死亡、63人が負傷したと発表した。

警察によると、事故は州近郊の高速道路で19日遅くに発生。負傷者は市内の医療機関に搬送された。ケガの程度は明らかにされていない。

警察が事故に至った経緯を調べている。運転手の安否は不明だ。

シャリフ(Shahbaz Sharif)首相はツイッターに声明を投稿。犠牲者と遺族に哀悼の意を表し、負傷者の1日も早い回復を願うと述べた。

パキスタンでは道路インフラの不備や交通ルール無視による事故が多発している。

北西部カイバル・パクトゥンクワ州で今月2日に発生したバスとトラックの衝突事故では17人が死亡。先月29日には南西部バルチスタン州でバスが橋の欄干を突き破って渓谷に転落・炎上し、40人が死亡している。

カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル郊外で今月7日にバスが渓谷に転落した事故では、乗客少なくとも22人が死亡、12人が負傷した。

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