◎治安部隊は北ワジリスタン地区近郊の武装勢力の拠点を急襲した。
パキスタン軍は5日、アフガニスタン国境付近で2つの対テロ作戦を実施し、武装勢力の戦闘員7人を殺害したと発表した。
地元メディアによると、治安部隊は北ワジリスタン地区近郊の武装勢力の拠点を急襲し、戦闘員5人を射殺した。残り2人は同地区近郊で発生した別の銃撃戦で死亡したという。
軍は声明で、「治安部隊は隠れ家から武器と弾薬を押収した」と述べている。
武装勢力の詳細は明らかにされていないが、地元メディアによると、この組織は治安部隊に対するテロ攻撃に関与したという。
北ワジリスタン地区とその周辺は、2014年に大規模な軍事作戦が実行されるまで、イスラム過激派の聖域と呼ばれていた。
一部の過激派は同地区内で活動を続け、国境付近で治安部隊を散発的に攻撃しているとみられる。
パキスタンで最も著名なイスラム過激派組織である「パキスタンのタリバン運動(TTP)」は先週、アフガンのタリバンが主催した部族長会議でパキスタン政府との停戦を「無期限延長」すると発表した。
TTPとアフガンのタリバンは別組織だが同盟関係にある。