◎教師たちは公立学校の管理を地方自治体に一任するという条項や、臨時教師の採用を廃止する条項に反対している。
ネパールの首都カトマンズで22日、政府の教育改革法案(審議中)に抗議する集会が開かれ、数万人が参加した。
地元メディアによると、この影響で全国の学校の大半が休校になった。
教師たちは20日からカトマンズなどの主要都市で集会やデモ行進を行っている。報道によると、デモを主催する団体は法案の変更をめぐって政府関係者との協議を続けているという。
教師たちは公立学校の管理を地方自治体に一任するという条項や、臨時教師の採用を廃止する条項に反対している。
デモ隊は国会議事堂から主要省庁に通じる大通りを封鎖し、シュプレヒコールを上げた。
国会周辺には機動隊員数百人が配備され、敷地に通じるゲートにはバリケードが設置された。
教師たちは政府が要求に応じなければカトマンズにもっと多くのデモ隊を集めると圧力をかけている。
AP通信の取材に応じた男性教師は「私たちの要求は教師を他の公務員と同じように中央政府の管理下に置くことだ」と語った。
別の教師はAPに「教師も他の政府系職員や公務員のように給与、地位、その他福利厚生を保証されるべき」と述べた。
地元メディアによると、デモの影響で全国の約2万9000の公立学校が休校になったという。
一部のデモ参加者と機動隊が一時的にもみ合いになったが、負傷者・逮捕者は報告されていない。