ネパール首都でLGBTプライドパレード、米国の支援凍結後初
ネパールのLGBTQ+キャンペーンはトランプ米政権が国際開発庁(USAID)の解体に着手してから打撃を受けている。
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ネパールの首都カトマンズで10日、LGTBプライドパレードが行われ、LGBTQ+(性的少数者)の支援団体を含む数百人が参加した。
参加者は市内を行進した後、市中心部にある広場で集会を開いた。
ネパールのLGBTQ+キャンペーンはトランプ米政権が国際開発庁(USAID)の解体に着手してから打撃を受けている。
米政府はネパールのLGBTQ+団体の最大の支援者であり、過去数カ月でそのほとんどが資金不足により閉鎖された。
USAIDによる対外援助が凍結された結果、何千人もの人々が支援を受けられなくなった。
ここ数年、ネパールのLGBTQ+コミュニティは権利の確保において急速な進歩を遂げてきた。
ネパールはアジアで初めて同性婚を認め、2015年に採択された憲法では「性的指向」に基づく差別は許されないことが明記されている。
USAIDは地元のヘルプセンターと提携してHIVの予防とケア、安全なセックスカウンセリングなどの取り組みを支援してきた。
USAIDの資金は無料のコンドーム配布、スクリーニング、治療を支援するセンターや診療所の運営に不可欠であった。
現在、ネパールのUSAID事務所は閉鎖されている。