◎ネパールで政権交代は珍しくなく、この10年で8つの内閣が誕生している。
ネパール、首都カトマンズの国会前(Getty Images)

ネパールのダハル政権と連立を組む「ネパール共産党毛沢東主義派」は27日、連立からの離脱を発表した。これにより、ダハル(Pushpa Kamal Dahal)首相は国会議席の過半数を失うこととなった。

ダハル氏は来月予定されている大統領選で最大政党「ネバール会議派」の候補を支持。毛派の怒りを買った。会議派は連立政権に参加していない。

昨年11月に行われた議会選で単独過半数を獲得した政党はおらず、連立交渉の末、ダハル氏率いる連立政権が発足した。

報道によると、ダハル政権から離脱した政党はこれで3つ目。

ネパールで政権交代は珍しくなく、この10年で8つの内閣が誕生している。

ダハル氏が国会を解散するか否かは不明。ネパールの憲法によると、国会で過半数を失った首相は1カ月以内に信任投票を行わなければならない。過半数が反対票を投じれば議会選に移行する。

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