◎現場はカトマンズの西方約120キロ。バスは高速道路を外れて斜面を駆け下り、途中で横転。川の手前の岩場で止まった。
2024年8月23日/ネパール、首都カトマンズ郊外、バスが転落した河川(AP通信)

ネパール・カトマンズ郊外でインド人巡礼者を乗せたバスが高速道路を外れて横転・大破し、少なくとも27人が死亡、16人が負傷した。警察が23日、明らかにした。

それによると、現場はカトマンズの西方約120キロ。バスは高速道路を外れて斜面を駆け下り、途中で横転。川の手前の岩場で止まった。

現場で対応に当たった警察の責任者は記者団に対し、「救助隊が27人の遺体を収容し、負傷した16人をカトマンズ市内の病院に空輸した」と語った。

バス本体の撤去は24日に行われる予定。

在ネパール・インド大使館によると、バスには運転手を含む43人が乗車、全員インド人であった。

バスは高速道路から150メートル下の岩場まで落下し、大破した。

バスは中部の観光地ポカラからカトマンズに向かっていた。

インドから毎年数万人のヒンズー教巡礼者が寺院を参拝するためにネパールを訪れている。

ネパールはヒンズー教徒が大多数を占める国である。現地の報道によると、バスに乗っていた巡礼者たちはヒンズー教のシバ神が祭られる寺院を訪れる予定であった。

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