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パキスタン・カラチのショッピングモールで火事、3人死亡、10人負傷

火事は現地時間午後10時ごろに発生。モール内の複数エリアに燃え広がり、激しい炎と黒煙が建物全体を覆った。
2026年1月18日/パキスタン、最大都市カラチ、火事が発生したショッピングモール(AP通信)

パキスタン南部シンド州の最大都市カラチで17日夜、複数階建てのショッピングモールで火災が発生し、少なくとも3人が死亡、10人以上が負傷した。地元警察が18日、明らかにした。

それによると、火事は現地時間午後10時ごろに発生。モール内の複数エリアに燃え広がり、激しい炎と黒煙が建物全体を覆った。消防隊や救急隊が現場に駆け付け、はしご車などを使って延焼の抑制と救出活動を行った。消火活動中、数人が上層階に取り残され、救助隊が安全な場所へ避難させた。

警察当局によると、死亡した3人は煙を吸い込んだことによる窒息死とみられ、現場近くの病院に運ばれた際にはすでに意識を失っていたという。また負傷した人々も主に煙の吸引や軽い火傷の症状で治療・手当てを受けている。死傷者数は変動する可能性があるという。

出火原因は明らかになっておらず、当局は消火活動が完了次第、原因究明を進める方針を示している。消防当局や警察はモール内店舗での電気系統や電気機器周辺での発火が疑われると述べているが、確定には至っていない。

このモールには多くの店舗が入居し、衣料品や輸入雑貨、家庭用品など可燃性の高い商品が多数保管されていたため、火が急速に広がったとみられている。地元テレビ局が報じた映像には、夜空に黒煙が立ち上る様子と、消防隊員による消火活動の姿が映っていた。

カラチでは建物の防火設備や初期消火システムが十分に整備されていない商業施設があり、こうした大規模火災は過去にも発生している。2023年11月のモール火災では10人以上が死傷した。専門家は建築物の防火対策や緊急時の避難計画の改善が不可欠だと指摘している。

救助活動中、当局は付近一帯で交通規制を実施し、救急車や消防車の進入を優先させた。またシンド州政府は犠牲者の遺族に対する支援や負傷者の治療・補償について検討を進めると表明した。

モール周辺の住民や通行人は消火活動が続く中、爆発音のような音を聞いたと証言している。現地メディアは建物内に人が取り残されているとの情報もあると伝え、救助隊が慎重に作業を続けている。

今回の火災は新年早々の大規模事故として地域社会に衝撃を与えており、関係当局は再発防止のためにも早急な対策強化を求められている。

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