◎トンネル内に閉じ込められた作業員たちは無事を示す信号を送っている。
インド北部ウッタラカンド州で建設工事中の道路トンネルの一部が崩落し、作業員30人以上が閉じ込められた。地元当局が12日、明らかにした。
それによると、事故は州郊外のトンネル工事現場で12日に発生。救助作業が進行中であり、トンネル内にパイプを通して酸素を送り込んでいるという。
地元テレビ局の取材に応じた消防当局者は、「24時間体制で作業に当たっているが、救出にはかなりの時間がかかるだろう」と語った。
プレストラスト・オブ・インディア紙は州政府関係者の話しとして、「トンネル内に閉じ込められた作業員たちは無事を示す信号を送っている」と伝えている。
州知事室の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「消防・警察・その他関係部門と連絡を密に取り、現場の状況を注視している」と書き込んだ。
プレストラスト・オブ・インディア紙によると、崩落はトンネル入り口から200メートルほどの地点で発生したという。
中央政府も現場に担当官を派遣し、州政府と連携して救助活動を支援している。現場では隊員約160人が掘削機などと使って作業に当たっている。