◎インドは中国との競争が激化する中、1990年代から中長距離ミサイルシステムの開発を進めてきた。
インド陸軍の大陸間弾道ミサイル(Getty Images)

インドのモディ(Narendra Modi)首相は11日、複数の弾頭を搭載できる国産ミサイルの発射実験に初めて成功したと発表した。

モディ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「このミサイルは複数の独立した標的に弾頭を撃ち込む機能を有している」と書き込んだ。

インドは中国との競争が激化する中、1990年代から中長距離ミサイルシステムの開発を進めてきた。

2021年、インドは射程5000kmの核搭載可能大陸間弾道ミサイル「アグニ5」の発射実験に成功。これは長距離地対地弾道ミサイルである。

インドは1947年にイギリスから独立して以来、宿敵である隣国パキスタンと3度の戦争を戦ってきた。これらのミサイルはパキスタンの全国土を射程に収めている。

パキスタンも核保有国であり、中長距離ミサイルの開発を進めている。

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