◎当局はトラクター牽引ワゴンによる旅客輸送を禁じている。
インド、稲を植える男性(Getty Images)

インド北部ウッタルプラデシュ州でワゴン車を引いていた農業用トラクターが池に転落し、子供8人を含む少なくとも23人が死亡した。地元当局が24日、明らかにした。

それによると、事故は同州郊外のガンジス川の近くで発生。トラクターが運転操作を誤ってヒンズー教徒約40人を乗せたワゴン車と共に池に転落した。

事故を目撃した人々が警察に通報。9人を救助し、病院に搬送した。地元メディアによると、そのうち何人かは意識不明の重体だという。

当局はトラクター牽引ワゴンによる旅客輸送を禁じている。

ウッタルプラデシュ州では2022年にも同様の事故が発生し、26人が死亡している。

警察によると、運転手は運転操作を誤る前、かなりのスピードで走行していたという。運転手が生存しているかどうかは不明だ。

インドは世界で最も交通事故の多い国であり、毎年数十万が交通事故で死傷している。事故原因の上位を占めるのは無謀運転、インフラの整備不足、車の整備不良、ルール無視だ。

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