◎インドでは4月19日から総選挙の投票が始まる。投票期間は約6週間、10億人の有権者が下院議員543人などを選ぶ予定だ。結果は6月4日に確定する。
2024年3月31日/インド、野党・庶民党の選挙集会(Manish Swarup/AP通信)

インド・ニューデリーで野党連合が選挙集会を開き、来月の総選挙でモディ政権を打ち負かすと誓った。

この集会は「民主主義を救え」と名付けられ、野党・庶民党(AAP)の党首ケジリワル(Arvind Kejriwal)氏の釈放を求める数千人が怒りの声を上げた。

モディ(Narendra Modi)首相もこの日、4月19日に開幕する壮絶な総選挙のキャンペーンをスタートさせた。SNSの野党支持者はこの選挙を「全開パワーの最終超決戦」と呼んでいる。

投票期間は約6週間、10億人の有権者が下院議員543人などを選ぶ予定だ。結果は6月4日に確定する。

怒れる野党指導者たちが群衆の前で演説。ケジリワル氏を含む数人の野党関係者が逮捕されたことを糾弾した。

また指導者たちは警察を「モディ民兵」と呼び、連邦政府機関を使って民主主義を弱体化させていると非難した。

ケジリワル氏はデリー首都圏の首相を務めている。同氏は2週間前、酒類の販売に関する政策をめぐり、業者から賄賂を受け取った疑いで逮捕された。

AAPはこの告発を「真っ赤なウソ」と否定している。

当局は1月にも東部ジャルカンド州の州首相を違法な土地売買に関与した疑いで逮捕している。

野党集会に参加した男性はAP通信の取材に対し、「これは国家、民主主義、憲法、未来、若者、農民、女性を守る戦いだ」と語った。「民主的な選挙で卑怯な独裁者モディを倒すのです...」

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