◎空港内の出発保安検査場前での感情的な別れはよく見られる光景だが、降車エリアでは渋滞を引き起こす可能性がある。
ニュージーランド・ダニーデン空港の降車エリアに「別れのハグ」を3分以内に済ませるよう求める標識が設置され、議論を巻き起こしている。
空港内の出発保安検査場前での感情的な別れはよく見られる光景だが、降車エリアでは渋滞を引き起こす可能性がある。
「ハグの最大時間は3分です」と書かれた看板はターミナル外の降車エリアに設置され、より親密な別れを求める人たちは「ひどすぎる」と嘆き、淡白な人は「3秒で十分だ」とSNSに投稿した。
ダニーデン空港のダニエル・デ・ボノ(Dan De Bono)CEOによると、この標識は先月設置されたという。
デ・ボノ氏はAP通信の取材に対し、「降車エリアの渋滞を防ぎ、物事をスムーズに進めるために設置した」と語った。
またデ・ボノ氏はSNSで反感や共感を買ったと語った。「素晴らしいという言う人もいれば、ひどいと嘆く人もいます...」
このハグ制限標識は他の空港に設置されている「降車エリアに駐車したドライバーに罰金を警告する標識」に代わるものである。イギリスでは降車エリアでの停車を禁じている空港もある。
デ・ボノ氏はこう強調した。「空港の駐車場を利用してください」
ダニーデン空港の駐車場は15分間無料で利用できる。
ダニーデンはNZ南島オタゴ地方の中心都市。人口は約13万5000人。