インド北部のヒンズー教寺院で群集事故、6人死亡
事故は同州ハリドワールの寺院で午前9時頃に発生。誰かが「フェンスに電流が流れている」と警告した後、信者たちがパニックに陥ったという。
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インド北部ウッタラカンド州のヒンズー教寺院で群集事故が発生し、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。現地当局が27日、明らかにした。
それによると、事故は同州ハリドワールの寺院で午前9時頃に発生。誰かが「フェンスに電流が流れている」と警告した後、信者たちがパニックに陥ったという。
同州政府は群集事故が発生したことを確認し、「信者たちが安全を求めて逃げ惑い、死傷者が出た」と述べた。
ハリドワール警察によると、少なくとも6人が死亡し、29人が病院に搬送されたという。ケガの程度は明らかになっていない。
この寺院は週末や祭日になると数千人の信者が集まる。
地元メディアによると、近くの配電線が垂れ下がってフェンスに接触し、電気が流れた可能性があるという。
警察が現場を封鎖し、関係者から話しを聞いている。
インドでこのような群集事故は珍しくない。
南部カルナタカ州のクリケットスタジアムで先月初めに発生した群集事故では11人が死亡、47人が負傷した。
北部プラヤグラージでは今年1月、ヒンズー教の宗教行事「クンブメーラ」の会場で群集事故が発生し、少なくとも30人が死亡、数十人が負傷した。
北部ウッタルプラデシュ州の宗教行事で昨年7月に発生した事故では少なくとも116人が死亡、80人以上が重軽傷を負った。