豪州警察、オープンソース悪用の男2人を逮捕、世界1000超の企業・組織に影響
豪州連邦警察によると、仕込まれた悪意のあるコードは世界で1000以上の企業・組織に影響を及ぼした可能性があり、50万件を超える認証情報と300ギガバイト以上のデータが盗まれたとみられている。
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オーストラリア連邦警察は27日、広く利用されているオープンソースソフトウエアに悪意のあるコードを仕込み、世界各地の企業などに不正アクセスしたとされるサイバー犯罪集団の関係者として、男2人を逮捕し、検察が計14件の容疑で訴追したと発表した。
2人はハッカー集団「TeamPCP」に関与したとされ、改ざんされたソフトウエアを通じて多数の企業・組織を侵害した疑いがある。
豪州連邦警察によると、仕込まれた悪意のあるコードは世界で1000以上の企業・組織に影響を及ぼした可能性があり、50万件を超える認証情報と300ギガバイト以上のデータが盗まれたとみられている。被害を受けた企業の一部は、その後、ハッカーから恐喝を受けたという。
警察は2人の身元と認否を公表していない。オーストラリア放送協会(ABC)は21歳と23歳の男と報じている。
今回の捜査では、連邦警察と西オーストラリア州警察が米連邦捜査局(FBI)と連携した。両国は4月、複数のサイバーセキュリティ関連企業から情報提供を受けたことをきっかけに、容疑者に対する捜査を開始、2人を逮捕した。
TeamPCPについて、グーグルのアナリストは、2026年で最も大きな影響を与えた脅威主体の一つと評価している。ただし、単一の統一された組織というより、技術力を持つ複数の犯罪者が緩やかにつながる集団との見方を示している。
今回の事件は企業が直接攻撃されるだけでなく、信頼されているオープンソースソフトウエアを経由して被害が広範囲に拡大する「ソフトウエア・サプライチェーン攻撃」の脅威を浮き彫りにした。
