コカイン密輸で逮捕されたイギリス人3人出廷、死刑判決受ける見通し インドネシア
インドネシアの麻薬取締法は世界で最も厳しく、国内で死刑判決を受けた150人以上のほとんどが麻薬密売人、その約3分の1が外国人である。
.jpg)
インドネシアに1キロ近くのコカインを密輸した容疑で逮捕・起訴された3人のイギリス人が3日、観光地バリ島の裁判所に出廷した。3人は死刑判決を受ける見通しである。
捜査当局によると、28歳の男と29歳の女は今年2月、荷物にコカインを隠して持ち込もうとしたとして逮捕された。税関職員は食品を装った不審な物品を発見、コカインであることを確認した。
検察はバリ地裁で「被告の荷物の中にあった10袋の粉末デザートミックスと、スーツケースの中にあった7袋の同様の粉末デザートミックスを分析した結果、993.56グラムのコカインが検出された」と述べた。
末端価格は36万8000ドル(約5290万円)と推定されている。
2人が逮捕されてから2日後、警察はこの密輸に関与したとして、バリ市内のホテルで31歳の男を逮捕した。
インドネシアの麻薬取締法は世界で最も厳しく、国内で死刑判決を受けた150人以上のほとんどが麻薬密売人、その約3分の1が外国人である。
麻薬密売・密輸で死刑判決を受けた者は銃殺刑に処される可能性がある。
インドネシアで最後に死刑が執行されたのは2016年7月。インドネシア人1人とナイジェリア3人が銃殺刑に処された。