◎火災は首都ジョージタウンの南方約320km、ブラジル国境近くの町にある中等学校の女子寮で21日深夜に発生した。
ガイアナ当局は24日、首都ジョージタウンの郊外にある中等学校の女子寮で発生した火災について、14歳の少女を殺人罪や放火罪などで起訴する可能性があると示唆した。
火災はジョージタウンの南方約320km、ブラジル国境近くの町にある中等学校の女子寮で21日深夜に発生。女子生徒18人と寮管理人の5歳の息子が死亡した。
警察はこの火災で負傷した14歳の女子生徒が寮に火を放った疑いがあるとして捜査している。
それによると、この女子生徒は年上の男性と関係を持ち、寮管理人から厳しく叱られ、携帯電話を没収された腹いせに火を放った可能性があるという。
この女子寮では生徒57人と管理人が共同生活を送っていた。警察によると、28人が病院で治療を受けたという。ケガの程度は明らかにしていない。
警察は生還した学生に聞き取り調査を行っている。
地元メディアは関係者の話しとして、「寮に火を放ったとされる14歳の生徒は今週退院する見込み」と伝えている。
一方、一部のメディアは消防の話しとして、「少女は15歳と証言しており、事実であれば、殺人と放火の罪で起訴される可能性がある」と報じた。
ガイアナの刑法は「14歳に満たない者の行為は罰しない」と規定している。
警察は少女の認否を明らかにしていない。